JP2007006934A - 供養箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓋付き箱状体1の蓋部4の内面に仏画,神画又は護符を祀り、繋止具により該蓋部4を支持する箱状体本体1の前面額部3に遺影を飾り、箱状体本体内部に故人やペットの遺品や遺骨類を収納する収納部2を持ち、蓋部4を閉じている時は仏具に見えることはないので設置場所に困らない供養箱。
【選択図】図1
Description
しかし、近年の核家族化傾向と大都市圏への人口集中などに因り十分な広さの住居や墓地の確保が年々困難になっている。その上、大きなスペースをとる仏壇は現代の家庭には合わず、仏壇,墓地,墓石どれをとっても高価で、経済的な理由からも頭を痛めている。
しかし、いずれのものも、仏壇,遺影額,墓のすべての機能を十分満たしているとはいえない。
それに、住居内で他人が見て仏具と分かるよりも、家具やインテリアとして見えた方が好ましいと考える人も多い。
そのため、仏具らしくなく、構成もコンパクトで、仏壇,遺影額,及び墓のすべての機能を有する供養具の開発が望まれているのが現状である。
そこで、蓋付き箱状体内外に、仏画,神画又は護符と、遺影と、故人又はペットの遺品や遺骨類入れ、という3要素を必須構成要件とする構成物を配置することによって、上記の問題点を解決した供養箱を提供することを目的とする。
その内蓋の表面に戒名,名前,愛称,享年又は命日などを記載したことにより位牌としての機能が生まれ、本尊,遺影,位牌の3点を同時に見ながら詣ることができる。
また、内蓋には自立できるよう裏面の数箇所に、収納物の邪魔にならないような支え部を設けてあるので、取り外して箱状体の横などに自立させて置けば、本尊,遺影,位牌の3点はもちろん収納物まで同時に見ることができ、一層心のこもった供養をすることができるようになる。
これにより、見栄えを良くすると共に空気の流通も良くなり、収納物の保存状態が良くなる。
これにより、見栄えを良くすると共にインテリアとしても利用し易くなる。
これにより、上記と同様にインテリアとして利用し易くなる。
図1は、本発明による供養箱を示す斜視図、図2は内蓋を取り付けた状態の図1の平面図、図3は図1の一部断面側面図である。
図1において、1は箱状体本体で、該箱状体本体1は遺骨類や遺品などを納める収納部2と、遺影などを保持する額部3と、仏画,神画,護符などを祀る蓋部4とから成っている。
そして、該蓋部4は図3に示すように蝶番などの繋止具9により収納部2上端に開閉自在になるよう固定されている。
このような繋止具9として他にも金属製,プラスチック製のアームなどが使用でき、取り付け位置も蓋部4が適当な角度に保持されるよう任意に選ぶことができる。また、金属,プラスチック,紙,布などでできた鎖や紐を、開き止めとして利用しても良く、前記繋止具9の代わりに側面上部や耳部15に穴を設け支持ピンなどで軸支しても良い。
箱状体本体1の両側面部や前後部を下方にそれぞれ全面延長しても、一部を延長して形成しても良く、足部14として別に取り付けても良い。
このように、箱状体本体1に足部14を設けることにより見栄えが良くなる他、箱状体本体1の下方に空気が流通するので収納物の保存状態が良くなるという利点がある。ここで足部14の長さは箱状体本体1とのバランスを考慮しながら、見栄え及び空気の流通が悪くならないよう任意に選べば良い。
上記のように両側面部をそのまま上方に延長させても、一部を延長させても、あるいは蓋部4の外側の任意な個所に装飾物16(図4参照)を取り付けても良く、またこれらを組み合わせて形成しても良い。
10は上記内蓋8を載置するため、収納部2の前後部内側の上部に設けた桟である。
11は上記内蓋8を開ける際に引き上げやすいように形成した切り欠き部で、該切り欠き部11に指を引っ掛けて開閉することができるようにしたものであり、この切り欠き部11の替わりに指先の入る穴や摘まめるように突起などを設けても良い。
本実施例では、耳部15と、蓋部4外側に形成した装飾物16を同じ山形にし、美しく仕上げたものであり、また足部14を収納部2下面の4隅に形成したもので、本実施例によれば、より空気の流通が良くなるとともに、インテリアとしての価値を高めることができる。
本実施例では、蓋部4の凹部7を左右2つに分割し、仏画,神画又は護符と、遺影を並べて掲げるようにしたものである。このようにしたことにより、本尊などが身近な存在として感じられ、より一層の安らぎ感を持つことができる。そして額部3には家族や仲間と一緒の写真などを飾れば親近感も一段と湧いてくるようになる。
同図示のとおり、内蓋8の背面には支え部17が固着されており、該内蓋8を収納部2上面より取り外し、箱状体本体1の横に立設できるようにしたものである。このようにすることにより厳かさも増し、故人又は亡くなったペットの在りし日の姿を偲びながら供養することができる。なお、上記内蓋8の支え部17は固着したものを示したが、折畳み式にしても良いことは言うまでもない。
そして材質も、木材,竹,籐,プラスチック,複合樹脂,金属,石,紙など自由に選択ができる。
また、遺品や遺骨などを納めず、前面額部や蓋内面部にも自分やペットの写真、また風景写真など好みのものを飾り、部屋になじみやすい明るい色で装飾を施せば小物入れなどにも利用することができる。
2 収納部
3 額部
4 蓋部
8 内蓋
9 繋止具
14 足部
15 耳部
16 装飾物
S 空隙
Claims (5)
- 故人又はペットの遺品や遺骨類を収納する収納部を内部に有する箱状体本体と、該箱状体本体の収納部上端に繋止具で連結され内面に仏画,神画,又は護符を祀る蓋部と、故人又はペットの遺影を飾る箱状体前面に設けられた額部とで構成されたことを特徴とする供養箱。
- 前記収納部と蓋部との間に、故人又はペットの戒名,名前,愛称,享年又は命日などを記載した内蓋を設けたことを特徴とする請求項1記載の供養箱。
- 前記箱状体下部に、足部を設けたことを特徴とする請求項1〜2記載の供養箱。
- 前記箱状体上部に、耳部を設けたことを特徴とする請求項1〜3記載の供養箱。
- 前記箱状体蓋部に、装飾物を設けたことを特徴とする請求項1〜3記載の供養箱。
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