JP3032013U - 額 縁 - Google Patents

額 縁

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JP3032013U
JP3032013U JP1996005948U JP594896U JP3032013U JP 3032013 U JP3032013 U JP 3032013U JP 1996005948 U JP1996005948 U JP 1996005948U JP 594896 U JP594896 U JP 594896U JP 3032013 U JP3032013 U JP 3032013U
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暉雄 米虫
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暉雄 米虫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中に収める写真やイラストなどのムードや、
部屋のインテリアなどに応じて額縁の色彩や模様を変え
て使うことができるようにした額縁を提供するものであ
る。 【解決手段】 本考案の額縁は、周囲枠2の前面に一定
幅と深さを有する周溝3を設けてなる額縁本体1と、こ
の周溝3に嵌合した縁材とからなり、縁材は周溝3を複
数分割した複数個の分割縁材4a,4b,4c,4dに
よって形成され、これらの周溝3の内面と、各分割縁材
4a,4b,4c,4dの下面にはそれぞれ帯状磁石片
5a,5bが一体に貼着されており、各磁石片5a,5
bの磁力によって上記周溝3に着脱自在に装着されてい
るものである。この分割縁材4a,4b,4c,4d
は、色彩や模様を変えた他の分割縁材と交換して取り付
けることで写真や部屋のインテリアに合わせた色彩の額
縁に形成できるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、写真やイラスト、絵画などの周囲に配して飾りつける額縁に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、写真やイラスト、絵画などの周囲に配して飾りつける額縁には、木製や 金属製、プラスチック製の矩形状などの額縁本体の表面に彫刻などの化粧加工を 施したり、化粧シートの貼着や着色塗装などによる化粧加工を施したものが用い られている。
【0003】 しかしながら、これら従来の額縁は、縁材の色彩や模様が固定されているので 、中に収める写真やイラストの色彩や雰囲気に額縁の色彩や模様を合わせるよう にして額縁を変える場合、あるいは部屋のムードなどに合わせて額縁の色彩や模 様を変える場合には、予め色彩や模様が異なった複数種類の額縁を準備しておい て、額縁全体を交換する必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って、従来の額縁によれば、一つの額縁だけでは部屋のムードに合わせて額 縁の色彩や模様を変えることができないため、色彩や模様を違えたデザインの額 縁を何種類か揃えておかなければ、このような要望に応えられないという問題が あった。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、一つの額縁で中に 収める写真やイラストなどの色彩や雰囲気あるいは、部屋のインテリアなどに応 じて額縁の色彩や模様を変えて使うことができるようにした額縁を提供するもの である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の額縁は、周囲枠の前面に一定幅と深さを 有する周溝を設けてなる額縁本体と、この周溝に嵌合した縁材とからなり、縁材 は周溝を複数分割した複数個の分割縁材によって形成され、これらの分割縁材を 磁石によって上記周溝に着脱自在に装着してなることを特徴とする額縁である。
【0007】 また、請求項2の考案は、上記額縁において、縁材を形成する複数個の分割縁 材を一組として、この縁材と色彩や模様を異にした複数個の分割縁材からなる他 の縁材を複数組、上記額縁本体と共に収納箱内に収納されてることを特徴とする 額縁である。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の額縁における額縁本体としては、木製、金属製、ガラス製、プラスチ ック製などからなり、形状は矩形状あるいは八角形その他の多角形状などにした ものが用いられる。額縁本体の周囲枠の前面には周溝を設けておくものであり、 周溝は周囲枠の中央部に一定幅と深さで設けておく。周溝の幅は、少なくとも周 囲枠の幅より若干狭い幅にして形成しておき、周溝の両側に凸壁を形成して設け ておくようにする。また、上記周溝の深さは後述する縁材を嵌入固定させる深さ で設けておくものであり、周囲枠の大きさや縁材の大きさに応じて決定される。
【0009】 縁材は、上記周溝を複数分割した長さの複数個の分割縁材によって形成され、 上記周溝にそれぞれ嵌合される。これらの分割縁材は、磁石によって上記周溝に 着脱自在に装着される。磁石によって着脱自在に装着させる方法としては、額縁 本体の周溝と分割縁材とに互いに磁着する帯状磁石片を取付けることによって、 磁石片同士の磁着によって着脱自在に固定する方法と、額縁本体の周溝と分割縁 材とのいずれか一方に帯状鉄片を、他方にこの帯状鉄片に磁着する帯状磁石片を 取付けることによって、上記磁石片と鉄片の磁着によって着脱自在に固定する方 法とがあり、いずれの方法であってもよい。
【0010】 上記磁石片や鉄片は、周溝や分割縁材に接着などによって固着しておく。上記 磁石片や鉄片の固定は、周溝表面や分割縁材裏面を平滑面にしておいてこの平滑 面に直接貼着して設けておく方法の他、上記周溝表面や分割縁材裏面に磁石片や 鉄片を嵌入させる嵌入溝を設けておいて、磁石片や鉄片を埋設一体化させておい てもよく、さらに、周溝や分割縁材の内部に埋設しておいてもよい。
【0011】 分割縁材は、周溝形状を複数個に分割したものであり、例えば矩形状の周囲枠 においては四分割したものが4本1組にして用いられ、、八角形状の周囲枠の場 合には八分割したものが8本1組にして用いられる。これらの分割縁材は、1組 分を同じ色彩や模様で形成しておくと共に、他の1組を、色彩や模様を異ならせ て複数組形成しておくものであり、好みの色彩や模様の縁材を選択して磁着させ て使用することで写真や部屋のインテリアに合わせた色彩や模様の額縁にして使 用することができるものである。また、写真によって額縁の色彩や模様を変える 場合には、この縁材を取り替えて縁材の色彩や模様を写真やインテリアに合わせ て変化させることができるようになる。
【0012】 分割縁材の色彩や模様を変える手段としては、分割縁材の表面に貼着させる化 粧シートに色彩や模様あるいは材質等が異なる複数種類の化粧シートを用いて、 各分割縁材の色彩や模様を変えるようにすることができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案をその一実施例を示す図面に従って説明する。図1は、本考案の 額縁を示す分解斜視図であり、写真を飾る額縁を構成する矩形の周囲枠2がゴー ルド色のアルミ枠に寄って形成され、その周囲枠2の表面には一定幅と深さを有 する周溝3が設けられてなる額縁本体1と、この周溝2を四分割した複数個の分 割縁材4a,4b,4c,4dによって構成されている。この額縁本体1の周溝 3の底面には、帯状の磁石片5aが磁石面を表面に露出させて貼着一体化されて いる。
【0014】 また、分割縁材4a,4b,4c,4dは、図2に示すように軟質プラスチッ ク6によって形成され、上記周溝3に嵌入可能な幅で形成され、表面側が膨出し たアーチ形状に形成され、その周囲を赤色の化粧シート7aで被覆してある。ま た、この分割縁材4a,4b,4c,4dの下面には帯状の磁石片5bが貼着一 体化されている。また、額縁本体1の四隅部分には、図3に示すように上記分割 縁材4a,4b,4c,4dの木口面を隠すアーチ形状のコーナー装飾体8,8 ,8,8がそれぞれ設けられている。
【0015】 従って、上記分割縁材4a,4b,4c,4dを、その磁石片5bの貼着面を 、額縁本体1の周溝3に設けた磁石片5aに磁着させることによって上記周溝3 に着脱自在に装着してある。額縁本体1の表面には、図4に示すごとく周枠2の 周囲を左右の側縁を膨出させた膨出側壁9,9に形成し、上記膨出側壁9の外側 縁部を額縁本体1の裏面側に突出させて、裏板周辺を収納させる裏板嵌入部10 を形成してある。額縁本体1の内側には、このような裏板11と、写真12およ びガラス体13を順に重ねて配置してあり、裏板11にはスタンド14を丁番に よって取り付けてある。
【0016】 従って、分割縁材4a,4b,4c,4dを、図5に示すように額縁本体1の 周溝3に近づけると周溝3内の磁石片5aと分割縁材4a,4b,4c,4dの 磁石片5bとが磁力によって磁着して、額縁本体1の周枠2の中に分割縁材4a ,4b,4c,4dを矩形の環状に配置した赤い色彩の模様枠が形成されるよう になる。
【0017】 この分割縁材4a,4b,4c,4dを取り替える場合には、分割縁材4a, 4b,4c,4dが磁石片5a,5bの磁力によって磁着されて脱着自在に構成 されているので、分割縁材4a,4b,4c,4dを容易に取り外して、他の色 彩や模様の分割縁材に取り替えて装着させることができるようになる。
【0018】 なお、上記実施例では、磁石片5a,5bを額縁本体1の周溝3の内面と、分 割縁材4a,4b,4c,4dの下面の両方に設けて磁石片同士の磁着によって 脱着自在に装着させた場合で説明したが、磁石片は、少なくとも片方に設けてお けばよく、額縁本体の周溝3と分割縁材4a,4b,4c,4dとのいずれか一 方に帯状鉄片を、他方にこの帯状鉄片に磁着する帯状磁石片を取付けて、鉄片と 磁石片の磁着によって脱着自在に装着させて形成してもよい。
【0019】 すなわち、図6は、額縁本体の周溝3の底面に帯状磁石片5aを設ける場合の 取付け方法を説明したもので、磁石片5aの下面に両面粘着テープなどを設けて 、周溝3の底面に一体的に貼着させるようにしている。このとき、上記帯状磁石 片に代えて帯状鉄片を、この周溝3内に同様に両面粘着テープで貼着させて形成 してもよく、この場合には、周溝3内の帯状鉄片と磁石片5bの磁着によって分 割縁材4a,4b,4c,4dを脱着自在に装着させることができる。また、帯 状磁石片や鉄片は周溝の底面や分割縁材に貼着しておくことなく、周溝の内部や 分割縁材の内部に埋設しておいてもよい。
【0020】 上記分割縁材4a,4b,4c,4dは、4本を1組にして額縁本体の周溝3 に磁着させておくことで図7に示すように、各分割縁材4a,4b,4c,4d の端部が分割縁材4a,4b,4c,4dの木口面を隠すアーチ形状のコーナー 装飾体8によって覆われて露出することがなく一体的な額縁の外観を呈するよう になる。
【0021】 図8は、このような赤色の化粧シート7aで被覆した分割縁材4a,4b,4 c,4dを一組にし、この分割縁材4a,4b,4c,4dと色彩や模様が異な る青色の化粧シート7bで被覆した他の分割縁材4e,4f,4g,4hを一組 にして2組を周囲枠1と一緒に額縁本体1と共に収納箱Aに収納した額縁であり 、写真や部屋のインテリアに応じて、分割縁材の色彩を赤色または青色のいずれ でも選択して使用できるようにしたものである。
【0022】 この額縁によれば、贈り物にした場合、額縁本体はひとつであっても、相手先 の好みや男女の違いを気にしないでも、使い手側で自分の好みに合わせて分割縁 材の色彩や模様を選んで組み合わせることが可能であり、各人の好みに応じて、 または、その時の気分に応じて写真などの額縁のデザインを変えることが可能で ある。
【0023】 なお、分割縁材4a,4b,4c,4dは、その他の種類も準備しておくこと で、各人の好みに応じた色やデザインのものを購入するだけで、額縁本体1はそ のままで利用して、分割縁材だけで額縁のデザインを変化させて使用することが 可能であり、経済的である。また、この分割縁材4a,4b,4c,4dは、使 わない時には数本の帯状の分割縁材4a,4b,4c,4dにして束にしてコン パクトな状態で収納できるので使わないときにも邪魔になったり、かさばったり しないものである。
【0024】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案は、周囲枠の前面に一定幅と深さを有する周溝を設け てなる額縁本体と、この周溝に嵌合した縁材とからなり、縁材は周溝を複数分割 した複数個の分割縁材によって形成され、これらの分割縁材を磁石によって上記 周溝に着脱自在に装着してなることを特徴とする額縁であるので、分割縁材を好 みの色彩や模様の縁材を選択して磁着させて使用することで、分割縁材を複数組 準備しておくだけで写真や部屋のインテリアに合わせた色彩や模様の額縁にして 使用することができるものであり、ひとつの額縁本体で複数種類の色柄デザイン の組み合わせを楽しむことが可能になるという効果を有するものである。
【0025】 また、請求項2の考案は、上記額縁において、縁材を形成する複数個の分割縁 材を一組として、この縁材と色彩や模様を異にした複数個の分割縁材からなる他 の縁材を複数組、上記額縁本体と共に収納箱内に収納されてることを特徴とする 額縁であるので、分割縁材の色彩の組み合わせを変えて使うことが可能であり、 この額縁によれば、贈り物にした場合、相手先の好みや男女の違いを気にしない でも使い手側で、自分の好みに合わせて額縁の色彩や模様を選んで組み合わせる ことが可能であるという利点を有するものである。
【0026】 また、通常であれば複数種類の額縁を準備しておかないと、額縁デザインの変 更ができなかった為、使わない額縁が邪魔になるなど収納スペースを多くとって しまう問題があったが、本考案では、分割縁材を取り替えるだけで額縁の色彩や 模様を変えて使うことが可能であり、取り替えた後の分割縁材をコンパクトに収 納しておけるので収納スペースがわずかしかいらないで机の引出しなどに何種類 も直しても邪魔になることがないという効果を有するものである。
【0027】 また、分割縁材を磁石片の磁着によって着脱自在に形成しているので、脱着が 容易であり、上記分割縁材を何回繰り返して取り替えても固着力の低下が少なく 、安定して取付けが行えるものであり、長期間しようしている間に、何度分割縁 材を取り替えても同様な磁着力が発揮され、分割縁材の繰り返し交換が可能であ るという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の額縁を示す分解斜視図、
【図2】分割縁材の一部を示す拡大斜視図、
【図3】分割縁材を周囲枠の前面に設けた周溝に取付け
た状態を説明する部分斜視図、
【図4】分割縁材を磁着させる状態を示す側面図、
【図5】図4の部分拡大断面図、
【図6】鉄片を周囲枠の周溝に設けて、この鉄片に分割
縁材を磁着させる場合の部分拡大斜視図、
【図7】額縁の断面図、
【図8】分割縁材を一組にし、この分割縁材と色彩や模
様を異ならせた他の分割縁材を一組にして2組を周囲枠
と一緒に収納箱に収納した額縁セットを示す斜視図。
【符号の説明】
1 額縁本体 2 周囲枠 3 周溝 4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g,4h 分
割縁材 5a,5b 帯状磁石片 6 軟質プラスチック 7a,7b 化粧シート 8 コーナー装飾体 9 膨出側壁 10 裏板嵌入部 11 裏板 12 写真 13 ガラス体 14 スタンド A 収納箱

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲枠の前面に一定幅と深さを有する周
    溝を設けてなる額縁本体と、この周溝に嵌合した縁材と
    からなり、縁材は周溝を複数分割した複数個の分割縁材
    によって形成され、これらの分割縁材を磁石によって上
    記周溝に着脱自在に装着してなることを特徴とする額
    縁。
  2. 【請求項2】 縁材を形成する複数個の分割縁材を一組
    として、この縁材と色彩や模様を異にした複数個の分割
    縁材からなる他の縁材を複数組、上記額縁本体と共に収
    納箱内に収納されてることを特徴とする請求項1に記載
    の額縁。
  3. 【請求項3】 額縁本体の周溝と分割縁材とに互いに磁
    着する帯状磁石片を取付けていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の額縁。
  4. 【請求項4】 額縁本体の周溝と分割縁材とのいずれか
    一方に帯状鉄片を、他方にこの帯状鉄片に磁着する帯状
    磁石片を取付けていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の額縁。
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