JPS6243833Y2 - - Google Patents

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JPS6243833Y2
JPS6243833Y2 JP5240384U JP5240384U JPS6243833Y2 JP S6243833 Y2 JPS6243833 Y2 JP S6243833Y2 JP 5240384 U JP5240384 U JP 5240384U JP 5240384 U JP5240384 U JP 5240384U JP S6243833 Y2 JPS6243833 Y2 JP S6243833Y2
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JP
Japan
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shell
right shells
shells
metal
decorative
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JP5240384U
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JPS60164100U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天然又は養殖の蛤等の空き貝殻本体
(以下貝殻本体という)の内外面を磨き加工した
後その内部に芳香性薫料を封入し、貝殻の左右両
殻に芳香発散用通気孔を穿設し、貝殻の外面を金
欄地等で被覆し、更に飾り用金属糸および組紐製
飾りを付装して成る貝殻利用の薫香入り装飾用置
物に関する。
即ち本考案の目的とするところは軟膏等の薬品
容器として一部に使用されているほかは殆んど廃
棄されている蛤等の貝殻を活用し、これに薫料を
封入して絶えず芳香を発散するように構成し、貝
殻の外面を優美な金欄地等で被覆し、更に金銀糸
および組紐製による飾りを付装して成る豊かな装
飾性と芳香発散能を兼ね備えた優雅は形態の置物
を提供せんとするにあつて、従来には見られない
特殊な在り方構成の室内装飾用香入置き物であ
る。
次にこの考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明するが、本例は蛤の貝殻を利用した場合にお
ける一実施例であつて、本考案はこれに限定され
るものではない。
第3図1に示す蛤の貝殻本体1の左右両殻a,
bを第3図2に示す通り開いて、その蝶番e1,
e2を一旦取りはづしてきり離し、該両殻a,b
の外面および内面を平滑状に磨き加工し、その両
殻のほゞ中央位に芳香発散用通気孔2,2′を穿
設し、該両殻の外面をそれぞれ第5図々示の装飾
模様3′入りで且つその周縁部3aに豫め縫糸4
で平縫を施した金欄地3をもつて第4図2に示す
(右殻の場合を例にして示す)ように全面被覆
し、その際金欄地の周縁部3aを第4図1に示す
(左殻の場合を例にして示す)とおり左右両殻の
内面周縁部d1′,d2′に沿わせて内方へ折り曲
げて、これに平縫された縫糸4をもつて、いわゆ
る「いせこみ」4′を施すことにより金欄地3が
左右両殻の外面にそれぞれ密着被覆して離脱しな
いようにし、第2図に示すとおり左殻(貝殻本体
を横にした時下側になる殻)の内面に適量の薫料
Kを載置収容した後左右両殻の蝶番e1とe2と
を再び咬み合わせることにより、蝶番部Eを、左
右両殻の蝶番間に金欄地周縁3aの一端部をはさ
みこんだ状態で、もとにもどし、次いで該左右両
殻をそれぞれの前部A、後部B、腹部、殻頂部C
の各部で再び合わせて貝殻本体を閉ぢ、その合せ
目(即ち左殻の周縁部端部d2と右殻の周縁部端
部d1との合わせ目)に金糸、銀糸等の装飾用金
属糸6を密に貼着付装し殻頂部Cに組紐5により
形成した蝶結び等の飾り5′を取付けることによ
り第1図の1及び2に示す本考案の一実施例であ
る蛤の貝殻利用の薫香入り装飾用置き物が完成さ
れる。
尚本考案においては主として形が良くて慶事に
も使用される天然又は養殖の蛤の貝殻を利用する
ものであるが、形の良い他の2枚貝の貝殻を用い
て上記構成となすことができる。
本考案においては先づ貝殻本体1の内部に芳香
性のある薫料Kを封入し、これの香気を貝殻の左
右両殻a,bに設けた任意数の芳香発散用通気孔
2,2′と金欄等の被覆地の織目を通して除々に
発散せしめられるように構成されているので、こ
れを居間、座敷の床、応接間等に適宜の台Sに載
せて置くことにより、部屋内に馥いくとした芳香
が漂い、悪臭を消去し居住者や来訪客の気分をや
わらげることに顕著な効果があることを大きな特
徴とする。
又本考案においては奇麗な形の貝殻の外面に色
彩豊かな装飾模様を施した金欄地等によつて全面
被覆し、更に貝殻の合わせ目に美しい金属糸を装
着し、殻頂部に組紐製飾りを取付けるなど姿形が
良くて、美麗な装飾が施されているので意匠的に
も優雅で豪華さをもつユニークな宝飾型置物とい
うことができる。
又この考案による置物は嵩張らず部屋の何れの
場所にも置くことができ、而かも構造上等から長
期使用に耐えられる(薫料は2年間取替不要)極
めて重宝な室内装飾用置き物である。
又この考案のものは、これを箪笥内等に蔵置
し、或いはこれを懐中に入れて持ち歩けるように
構成されているので極めて有効な「匂い袋」とし
て活用されるものである。更に本考案においては
一般に殆んど棄て去られている蛤の貝殻を有効に
活用し、かつ貝殻の外面を被覆する金欄等も端切
にても活用し得るので、廃物利用、省資源等の経
済的効果があると共に比較的廉価で提供し得るも
のである。
以上の通り本考案は豊かな装飾性と芳香発散性
能を兼ね備え、優雅な、そして長持ちして重宝
で、有効かつ経済的な匂い袋を兼ねた室内装飾用
置物ということができる。
図案中第3図3は蝶番部断面を拡大して示し、
第6図は飾り用金属糸、第7図は組紐を示す。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施側であつて、第1図1は
本考案完成品の正面斜視外観図第1図2は同側面
斜視外観図、第2図は同内部展開図(薫料を貝殻
本体内に収容した状態を示す図)、第3図1は貝
殻本体の斜視図、第3図2は貝殻の左右両殻を蝶
番により開いた状態を示す斜視図、第3図3は貝
殻の蝶番部拡大断面図、第4図1は右殻(上殻)
を金欄地で被覆した状態における内面平面図、第
4図2は左殻(下殻)を金欄で被覆し、組紐製飾
りを付装した状態を示す外面平面図、第5図は金
欄地周縁に平縫を施した状態を示す平面図、第6
図は飾り用金属糸の斜視図、第7図は飾り用組紐
の斜視図、第8図は本考案品を置物台に載置した
状態を示す斜視図である。 図において、1……貝殻本体、〔A……貝殻前
部、B……貝殻後部、C……貝殻の殻頂部、D…
…貝殻腹部、a……右殻(上殻)、b……左殻
(下殻)、c1……右殻の殻頂部、c2……左殻の
殻頂部、d1……右殻周縁部の端部、d1′……
右殻内面周縁部、d2……左殻周縁部の端部、d
2′……左殻内面周縁部、E……蝶番部(c1…
…右殻の蝶番、c2……左殻の蝶番)〕2,2′…
…芳香発散用通気孔、3……金欄地、3′……金
欄地の模様、3a……金欄地の周縁、4……縫
糸、4′……いせこみ、5……飾り用組紐、5′…
…組紐製飾り、6……飾り用金属糸、S……置き
物台を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天然又は養殖の蛤等2枚貝の空き貝殻本体1の
    左右両殻a,bの内外面をともに平滑状に磨き加
    工してその内部に所望の芳香を発する粒状等の薫
    料Kを適量封入し、該左右両殻のほゞ中央部位等
    に任意大の芳香発散用通気孔2,2′を任意数穿
    設し、該左右両殻の外面を優美で色彩豊かな装飾
    模様3′を織出した金欄地3等により全面被覆し
    て、該金欄地等の周縁部3aを左右両殻の内面周
    縁部d1,d2に沿わせて内方へ折り曲げ、これ
    に縫糸4により「いせこみ」4′を施し、該被覆
    を施した左右両殻a,b周縁部の端部d1′,d
    2′の合わせ目全周に飾り用金属糸6を密に貼着
    付装し、空き貝殻本体の頂殻部Cに組紐5製飾り
    5′を付装して成ることを特徴とする貝殻利用の
    薫香入り装飾用置き物。
JP5240384U 1984-04-09 1984-04-09 貝殻利用の薫香入り装飾用置き物 Granted JPS60164100U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5240384U JPS60164100U (ja) 1984-04-09 1984-04-09 貝殻利用の薫香入り装飾用置き物

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5240384U JPS60164100U (ja) 1984-04-09 1984-04-09 貝殻利用の薫香入り装飾用置き物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60164100U JPS60164100U (ja) 1985-10-31
JPS6243833Y2 true JPS6243833Y2 (ja) 1987-11-16

Family

ID=30572326

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JP5240384U Granted JPS60164100U (ja) 1984-04-09 1984-04-09 貝殻利用の薫香入り装飾用置き物

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JP (1) JPS60164100U (ja)

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JPS60164100U (ja) 1985-10-31

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