JPH067747Y2 - 人形用ドレススカ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ドレススカートの表裏両面を有効に組合せ利
用してスカートのデザインを種々の異ったものに変化さ
せることができる人形用ドレススカートに関する。

（従来技術とその問題点） 従来の着替え人形用のドレスとして、リバーシブルその
他、種々のデザイン変化を楽しむことができるものが開
発されている。

しかし、いずれのものもデザインの変化の程度が低く、
面白味、意外性に欠けていた。

（考案の技術的課題） この考案は上記事情に鑑みて成立したものであって、デ
ザインの変化を充分に楽しむことができる人形ドレスス
カートを提供するものである。

（課題を解決するための手段） 上記の技術的課題を解決するために、この考案に係る人
形用ドレススカートは、着せ替え人形用ドレススカート
において、スカートのウェスト部と裾部とに互いに着脱
できる着脱手段を設けたことを特徴とする。

（考案の作用、効果） 前記構成によれば、ドレススカートの裾部を上方へ折り
上げて、裾部の着脱手段をウエスト部の着脱手段に取り
付けることにより、スカート丈が短くなり、またスカー
トが厚くなるので、全体のデザインを折り上げ前とは異
なったものにすることができる。しかも、裾部を外側に
折り上げる場合と内側に折り上げる場合とでもデザイン
が異なる。したがって、一着のドレススカートでもデザ
インの変化を楽しむことができる。

（実施例） 以下、本考案の人形用ドレススカートについて詳細に説
明する。

第１図は本考案の一実施例の概略構成説明図、第２図
(a)(b)は第１の実施例の具体例を示す説明図、第３図は
本考案の他の実施例の概略構成説明図である。

このスカート１は、ウェスト部２の表面と、裾部３にそ
れぞれ互いに着脱自在な着脱手段４，５を備えており、
またスカート１の裏面の下半分部分にはスカート表面と
は異った飾り処理が施されている。

このスカート１は、図示するように裾部３を外側へ折り
上げてウエスト部２表面の着脱手段４に裾部３の着脱手
段５を取り付けることによってミニスカート風に変化さ
せることができる。このとき、外側に露出するスカート
の裏面部（下半分）には飾り処理が施されているので、
変化前のデザインとは大幅に異ったデザインを楽しむこ
とができる。着脱手段４，５を剥離すれば、再び従前の
デザインに復帰させることができる。

着脱手段４をウェスト部の他の順次所定間隔をおいて、
下方に設けることによってスカートの長さを種々変化さ
せることも可能である。

さらに具体的な実施例は第２図(a)(b)に示されている。
この図において、人形６に着せられたドレス１の裾部３
の着脱手段（５）は、ウエスト部２のベルト用リボンか
ら成る着脱手段５と着脱するように構成される。

次に、第３図はウェスト部２の裏面に着脱手段４を取り
付けた点において第１図の実施例と相違している。そし
て、この実施例においては、スカート裾部３を内側へ向
けて折上げて、着脱手段４，５同志を取り付けることに
よってミニスカートに変化させることができる。

なお、裾部３の内部に全周に亙る紐通し穴を形成してお
いて、ここに通されている紐を絞ることによって、裾部
の周囲長さをウェスト部２と同様にすれば、着脱手段
４，５同志の着脱を極めて容易化し、フィット感を高め
ることができる。

また、第１図と第２図の構成を併有する構成であっても
よい。

以上のように、本考案の人形用ドレススカートによれ
ば、スカートのウェスト部と、裾部にそれぞれ着脱手段
を取り付るとともに、裏地の一部を表地となり得るよう
に飾り処理しているため、裾を上方へ折上げて着脱手段
同志を取付け状態にすることによって、ミニスカート状
に固定し、デザインの変化を楽しむことができる。

また、意外性を有したデザインの変化を楽しむことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の概略構成説明図、第２図
(a)(b)は第１の実施例の具体例を示す説明図、第３図は
本考案の他の実施例の概略構成説明図である。 符号１……スカート、２……ウェスト部、３……裾部、
４，５……着脱手段、６……人形

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】着せ替え人形用ドレススカートにおいて、
   スカートのウェスト部と裾部とに互いに着脱できる着脱
   手段を設けたことを特徴とする人形用ドレススカート。