JPH0314082Y2

JPH0314082Y2 -

Info

Publication number: JPH0314082Y2
Application number: JP19397286U
Authority: JP
Priority date: 1986-12-16
Filing date: 1986-12-16
Publication date: 1991-03-29
Also published as: JPS6398108U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、主として女性の指先を装飾するため
のつけ爪に関する。

従来の技術）指先を美しく見せるため、爪をブラシで整えて
形を決め、輝面を作り出したり、マニキユアと称
される爪用オーバーコート剤を塗布することが従
来からなされているが、これでは爪を輝やかせ、
また、爪を着色することができても形状や模様の
如き変化に富んだ装飾性を与えることはできない
ので、別個に製作したつけ爪を利用するものが考
えられている。

これはアクルリ樹脂等の比較的硬質の合成樹脂
でなるつけ爪本体に任意にデザインされた形状や
模様等の図柄を適当な配色で描き、両面接着テー
プ等を利用して真正の爪に接着するようにしたも
のである。

（考案が解決しようとする問題点）しかるに、上記つけ爪は、なにぶんつけ爪自体
が小さなものであるため、細かい形状や模様の図
柄を描くためには不適であり、装飾の多様性にお
のずと限界が生じ、比較的単調なものしか製作で
きなかつた。

本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、比
較的簡単なものから複雑なものまで、特に細かく
緻密なものまで、多様なデザインによる装飾性を
任意に選択して与えることのできるつけ爪を提供
するものである。

（問題点を解決するための手段）即ち、本考案に係るつけ爪は、合成樹脂製のつ
け爪本体の表面に、該つけ爪本体の大きさの範囲
内で切り抜いた紙状装飾印刷物を適宜接着剤によ
り貼りつけて、そ上から水性ニスおよび透明な爪
用オーバーコート剤を順次塗布したことを特徴と
する。

（作用）本考案に係るつけ爪によれば、写真、包装紙、
箱その他の装飾された印刷物から、好みとして選
んだデザイン部分をつけ爪の大きさの範囲内で切
り抜き、これをつけ爪本体に貼り、その上から水
性ニス及び透明な爪用オーバーコート剤を塗布す
ることにより製作されるので、身近かなあらゆる
紙状装飾印刷物をつけ爪デザインの図柄に利用で
き、従つてつけ爪に与えることできる図柄も多種
多様なもの、特に従来のつけ爪本体に直接図柄を
描くものでは不可能に細かく緻密なデザインのも
のを選択使用できるようになる。

（実施例）以下、本考案の一実施例を図面用いて説明す
る。

第１図はつけ爪１の斜視図、第２図はその分解
図、第３図は拡大断面図で、該つけ爪１の本体２
はアクルリ樹脂等の硬質合成樹脂で構成され、こ
れを装着すべき真正の爪に合致する形状、大きさ
に製作される。即ち、つけ爪本体は先端が適当な
丸みをおびて鋭がると共に、全体が幅方向に弯曲
されている。また、このつけ爪本体２としては、
これに施されるデザイン、図柄等に応じて色彩を
有するものを用いてもよく、あるいは、その表面
全体を着色してもよい。

つけ爪本体２の表面には紙状装飾印刷物３が接
着剤４で貼りつけられている。

こ紙状装飾印刷物３は写真、雑誌、カレンダー、
広告紙、箱等の各種印刷物から切り抜いたのもの
であつて、当然にこれらの印刷物は美しい色彩、
模様、写真、絵画が印刷されており、特に手書き
では不可能な緻密な図柄のものを用いることがで
きる。そして、これらの印刷物のうちの適当なデ
ザイン部分をつけ爪本体２大きさの範囲内で切り
抜いたものである。尚、この切り抜き時において
は、その切り抜き部分にシーラー等のコーテイン
グ剤を予め塗布しておいて、切り抜いた紙状装飾
印刷物３に適当な防水性と硬度を与えるようにす
るとよい。

そして、この紙状装飾印刷物３を使用する印刷
面を表にし、裏に接着剤４を塗布してつけ爪本体
２に接着固定され、その後上記印刷面に水性ニス
５が塗布され、さらにそのの上に透明な爪用オー
バーコート剤６が２〜３回塗布されている。これ
により、上記印刷面が保護されると共に、表面が
輝面に仕上げられたつけ爪１が製作されることに
なる。ここで、上記水性ニス５はオバーコート剤
６が印刷物３の印刷面ににじまないようにするた
めのものである。尚、上記オーバーコート剤６が
乾かないうちにその塗布面に金箔、らでんをちり
ばめ、その上にさらにオーバーコート剤を重ねる
ことで装飾性を高めることもできる。

こうして製作されたつけ爪は両面接着テープ７
を用いて人間の真正の爪８に付けることにより指
先を美しく装飾できるもであり、印刷面に表わさ
れている模様が、印刷物よりなるものであるか
ら、複雑な模様、色彩、細かな模様、色彩のもの
も自由に選べることができる。

（考案の効果）以上詳述したように本考案に係るつけ爪は、こ
れに付与する形状や模様および色彩等デザイン、
図柄として印刷物から切り抜いたものを使用する
から、従来のつけ爪本体に手書きで直接図柄を描
くものに比較して簡単なものから複雑なものま
で、特に細かい緻密なものまで、多様なデザイ
ン、図柄を自由に選んで与えることができ、個人
の好みに合わせたものが容易に得られることにな
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案にかかるつけ爪の一実施例を示す
もので、第１図はつけ爪の斜視図、第２図は分解
図、第３図は断面図である。１……つけ爪、２……つけ爪本体、３……紙状
装飾印刷物、４……接着剤、５……水性ニス、６
……爪用オーバーコート剤、７……両面接着テー
プ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

両面接着テープを用いて人体の爪に装着される
つけ爪であつて、合成樹脂製のつけ爪本体の表面
に、該つけ爪本体の大きさの範囲内で切抜いた紙
状装飾印刷物を接着剤により貼りつけて、その上
から水性ニスおよび透明な爪用オーバーコート剤
を順次塗布してなるつけ爪。