JP2004500937A - 人工の爪及びその取付け方法 - Google Patents
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Abstract
Description
〔関連出願の説明〕
本願は、2000年7月14日に出願された米国特許出願第09/616,404号及び2000年10月26日に出願された米国特許出願第09/696,879号の一部継続出願である。
【0002】
〔発明の分野〕
本願は、人工の爪に関すると共に人工の爪を生まれつき備わった指爪に取り付ける方法に関する。特に、本発明は、いったん取り付けられると生まれつき備わった爪の外観を呈するフルカバー(完全な覆い)の人工爪及び人工爪チップに関する。
【0003】
〔発明の背景〕
従来の人工指爪は、不透明で硬質の可撓性プラスチックで作られている。かかる人工指爪は、接着剤で生まれつき備わった爪を覆ってこれに装着又は取り付けられ、次に、爪艶出剤又は透明なアクリル樹脂のトップコートで覆われる。爪チップの場合、爪用艶出剤又は透明なアクリル樹脂のトップコートの被着に先立って、チップと爪床部との間の継ぎ目に充填剤を詰め込む。これら従来型の爪が生まれつき備わった爪のように見えるのは、艶出剤で覆われた場合だけである。と言うのは、人工の爪は、下に位置する生まれつき備わった爪の床部を完全に覆い隠すからである。
【0004】
人工の爪は不透明なので、フレンチスタイルのマニキュア(フレンチマニキュアと呼ばれることもある)を施すことは不可能である。フレンチスタイルのマニキュアは、爪先端部だけが着色され(通常は、白色)、爪床部は生まれつきの色のままであり、或いはほんの僅かにピンクの色あいが付けられたものである。人工の爪を用いてフレンチスタイルのマニキュアのようにしようとしてみても、これは、生まれつき備わったもののようには見えない。と言うのは、不透明な人工の爪は生まれつき備わったもののようには見えず、しかも、不透明な人工爪の床部を生まれつき備わった爪の床部に見えるように作ることはできないからである。人工の爪チップの場合、不透明な爪チップと生まれつき備わった爪の床部との間の継ぎ目を充填しなければならないので、チップを生まれつき備わった爪に見えるように作ることはできない。
【0005】
したがって、自然な見た目のフレンチスタイルのマニキュアとなり、しかも、爪の取付け熟練者を必要としないで容易に取り付けることができる人工の爪を提供することが望ましい。
【0006】
〔発明の概要〕
本発明は、透明な材料で作られていて、爪床部、爪先端部及び爪床部と爪先端部を区分する分割線を備えた爪本体を有するフルカバーの人工の指爪を提供する。爪床部は実質的に、生まれつき備わった指爪の爪床部に相当していて、生まれつき備わった指爪を覆ってこれに装着又は取り付けられる。爪の床部は実質的に透明であり、これに対し爪先端部は、連続的に不透明な装飾部を備えている。かくして、生まれつき備わった指爪を覆ってこれに人工の指爪を取り付けると、透明な爪床部は、これを通して生まれつき備わった爪床部の少なくとも一部が見えるようにし、不透明な爪先端部は、生まれつき備わった爪先端部の少なくとも一部を覆い隠す。このように、人工の指爪は、色を呈すると共に生まれつき備わった指爪の外観を備え、これは、フレンチマニキュアを施す際に特に重要である。
【0007】
フレンチスタイルのマニキュアの外観を与えるため、好ましくは、白色の塗料が爪の先端部全体に塗布される。一層装飾的な外観を与えるため、装飾的デザインを爪の全体又はその一部に施すことができる。かかるデザインとしては、エアブラシで施した又は印刷を施した花、鳥又は任意他のデザインが挙げられる。これらデザインは、生まれつき備わった爪先端部に相当する領域を覆う不透明な被膜に加えて用いられる。人工の爪は見た目に自然な感じには映らないので、生まれつき備わった爪の先端部が人工の爪を通して見えないということは重要な特徴である。生まれつき備わった爪の床部だけが人工の爪を通して見える。
【0008】
さらに、人工の爪は好ましくは、不透明な被膜及びデザインを保護するために透明なシーラのトップコートで覆われる。かくして、この人工の爪は、あらかじめ仕上げられたもののようになり、いったん生まれつき備わった指爪に取り付けられると、艶出剤を別途必要としない。
【0009】
変形実施形態では、透明なアクリル系材料で作られた人工指爪チップが提供される。指爪チップは、不透明な爪先端部及び透明な基部を有している。この指爪チップの基部は、形状寸法が、生まれつき備わった指爪の遠位端部にのみ一致しており、指爪の先端部に取り付けられる。爪の基部が実質的に透明なままである限り、追加の不透明な装飾部を任意所望のパターンで爪チップ上に施すことができる。かくして、指爪チップの指爪先端部を白色の不透明なデザインで被覆することにより、フレンチスタイルのマニキュアを生じさせることができる。これにより、全く不透明な爪チップを爪に単に取り付けるよりは、一層自然な感じの外観が得られる。
【0010】
チップは標準型の接着剤で生まれつき備わった爪に取り付けられる。次に、透明なアクリル系又は樹脂充填剤を生まれつき備わった爪の床部上に塗布し、チップの透明な爪基部と生まれつき備わった爪の床部との間のスムーズな移行部を生じさせる。充填剤も又、透明なので、生まれつき備わった爪の床部が充填剤を通して見える。透明なアクリル樹脂のトップコートを爪及び爪チップ全体に被着させて、完成状態の爪が、スムーズで光沢があり、しかも自然な感じに見えるようにする。また、装飾部上に透明なアクリル樹脂の層を被着することにより、非常に魅力的な3次元の外観が装飾部に与えられる。アクリル樹脂は又、装飾部を掻き傷及びチッピングから保護する。
【0011】
人工の爪カバー及びチップは好ましくは、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)プラスチックで作られる。しかしながら、他の材料も又、使用できる。
【0012】
本発明は又、半透明のピンクの接着剤並びに透明な充填剤及び被覆材料と共に、上述の人工爪カバー及び(又は)チップを少なくとも10個有する人工の指爪キットを提供する。接着剤は好ましくは、エチルシアノアクリレートであるが、他の接着剤も又使用できる。充填剤は、液体溶剤と混ぜ合わされてブラシで爪に塗布される標準の粉末材料である。すると、充填剤は迅速に硬化して透明な固体の被膜となる。
【0013】
本発明は又、透明なピンクの接着剤を上述の人工の爪に塗布し、人工の爪を生まれつき備わった爪の上に置いて生まれつき備わった爪の床部が人工の爪及び接着剤を通して見えるようにする人工の指爪の取付け方法を提供する。爪チップの場合、透明なアクリル系充填剤を生まれつき備わった爪の床部上に塗布してチップへのスムーズな移行部を生じさせ、また、充填剤を層の状態で爪及びチップ全体に塗布してスムーズな光沢のあるトップコートを生じさせて爪チップ及び装飾部を保護する。
【0014】
本発明は、透明な爪床部を提供して、生まれつき備わった爪床部をこれを通して見えることができるようにする点において従来の爪チップと比べて利点を奏する。不透明な被膜及びデザインをチップにあらかじめ施すことにより、本発明は、爪の美容院でデザインを直接指に施してもらう際の費用を減少させる。また、爪チップ上に施された透明な外側被膜により、デザインに魅力的な3次元の外観が与えられる。本発明の人工爪チップでは、最終的に取付け後にやすり仕上げを殆ど又は全くする必要がない。と言うのは、爪チップの基部は透明であり、これを生まれつき備わった爪床部に取り付けて充填を施すと、目に見えないからである。
【0015】
本発明の結果として、生まれつきの爪の床部が、人工の爪を通して見え、爪全体があたかも生まれつき備わった爪であるかのように見える人工の爪及びその取付け方法が提供される。爪の熟練者を必要としないで消費者が人工の爪を容易に取り付けることができる。加うるに、この人工の爪は、製造が簡単且つ安価である。変形例として、生まれつき備わった爪の床部が人工の爪チップを通して見え、この人工の爪チップが、あたかも生まれつき備わった爪の一部であるかのように見える人工の爪チップ及びその取付け方法が提供される。
【0016】
本発明の他の目的及び特徴は、添付の図面を参照して行われる以下の詳細な説明から明らかになろう。しかしながら、明細書及び図面の記載内容は例示に過ぎず、本発明を限定するものではないことは理解されるべきである。
【0017】
〔好ましい実施形態の詳細な説明〕
次に、図面を詳細に参照すると、図1〜図3が、本発明の人工爪から成るフルカバー10を示している。人工爪としてのフルカバー10は、透明なプラスチック材料で作られている。カバー10は好ましくは、ABSプラスチックで作られ、このABSプラスチックは、トリミング及びやすり仕上げを行って所望の寸法形状にすることができるものである。爪フルカバー10の爪床部11は実質的に、生まれつき備わった指爪の爪床部21全体に相当しており、生まれつき備わった指爪の爪床部上に取り付けられる。爪床部11が、生まれつき備わった指爪の爪床部全体の寸法形状とほぼ同じである場合、床部11と先端部12との間の分割線13は、生まれつき備わった爪の爪床部21から爪先端部22への移行線23に一致する。この場合、移行線23は指20の端にほぼ該当し、生まれつき備わった爪先端部22は、指の端を越えて延びる生まれつき備わった爪の部分である。
【0018】
軸線端部12は、連続的に不透明の装飾部で装飾されている。本明細書で用いる「連続的に不透明」という用語は、破断部又は不連続部の無い装飾部(主として、色又は陰影に関して)を意味している。かくして、不透明、例えば白色の塗料15を先端部12に塗布してフレンチスタイルのマニキュアに似せるようにするのがよく、これに対し、床部11は、実質的に透明なままである。しかしながら、床部11を実質的に透明なままにする限り、デザイン14を床部11及び先端部12上に別途施して爪の見栄えをよくすることができる。
【0019】
図4及び図5に示すような変形実施形態では、床部11と先端部を12との間の分割線13aは、生まれつき備わった爪の移行線23に対して傾けられている。換言すると、分割線13aは、カバー10の一方の側において移行線23のところで始まるが、カバーを横断するにつれて、生まれつき備わった爪の床部21内へ内方に延びている。この場合も又、先端部12には、不透明な、例えば白色の塗料15が塗布され、これに対し、床部11は実質的に透明なままであって、フレンチスタイルのマニキュアについて別の外観を生じさせている。
【0020】
爪カバー10を生まれつき備わった指爪に取り付けるため、図3に示す半透明なピンクの接着剤18をカバー10の爪床部11に従来方法で塗布する。接着剤は好ましくは、エチルシアノアクリレートであるが、他の接着剤も又使用できる。次に、爪カバー10を図2及び図3に示すように指20の生まれつき備わった爪床部21上に置く。生まれつき備わった指先端部22は、先端部12の下に延びているが、爪先端部12が不透明なので、カバー10を通して見ることができない。しかしながら、爪床部11は実質的に透明なので、生まれつき備わった爪床部21は、床部11を通して見ることができる。このように、人工爪カバー10は、生まれつき備わった爪に似ている。好ましくは、透明なトップコートシーラ16が、保護のため人工爪全体上に塗布される。
【0021】
次に、図6〜図8を参照すると、人工爪チップ30の形態をした本発明の変形実施形態が示されている。人工爪チップ30は、図1〜図5に示すフルカバー10に類似しているが、このチップは、図7及び図8に示すように生まれつき備わった爪床部21の外端部に取り付けられるに過ぎない。人工爪チップ30もまた好ましくは、透明なABSプラスチックで作られ、爪先端部31及び基部32を有している。チップ30の基部32は、形状寸法が、生まれつき備わった爪床部21の遠位端部だけに一致しており、指爪の爪床部21の端及び先端部22に取り付けられる。この場合もまた、先端部31は、フレンチスタイルのマニキュアに似るように不透明な塗料33で被覆されており、これに対し、基部は、実質的に透明なままである。分割線34が、先端部31と基部32を区分しており、この分割線は、生まれつき備わった爪の爪床部21から先端部22への移行線23に一致している。この場合もまた、分割線34は、上述すると共に図4及び図5に示すように、移行線23に対して斜めであるのがよく、そして、エアブラシ又は他の手段を用いることにより装飾的デザイン35を先端部31及び基部32上に施すのがよい。
【0022】
図8に示すように、爪チップ30を、先端部が生まれつき備わった爪の床部21の内方へ少しだけ延びるように接着剤で生まれつき備わった爪に取り付けて、長い生まれつき備わった指爪のような見た目を生じさせている。この時点において、半透明のアクリル系充填剤36を生まれつき備わった爪床部21上に塗布して爪チップ30へのスムーズな移行部を生じさせる。充填剤36は、液体溶剤と混ぜ合わされてブラシで爪に塗布される標準の粉末材料である。すると、充填剤は迅速に硬化して透明な固体被膜となる。次に、生まれつき備わった爪及び爪チップ30全体を、半透明のアクリル樹脂37の層で覆って、光沢なる魅力的な外観が得られるようにすると共にデザイン層32の見た目を良くする。
【0023】
上述の爪カバー10の場合と同様に、生まれつき備わった爪の床部21は、爪チップ30を通して目に見える。と言うのは、基部32、充填剤36及び外側アクリル樹脂層37は全て透明だからである。同様に、先端部31は不透明なので、生まれつき備わった爪先端部22は、人工爪チップ30が取り付けられると覆い隠される。その結果、非常に自然でかつ魅力的に見えるフレンチスタイルのマニキュアの形態をした美しい見た目の爪が得られる。
【0024】
あらかじめ製作したカバー10及びチップ30を、指爪を装飾するキットの一部として消費者に提供することができる。好ましくは、少なくとも10個のカバー10及び少なくとも10個のチップ30が、或る量の透明な接着剤、充填剤及びトップコート材と共に提供される。キットの中に入っているカバー10及びチップ30は、生まれつき備わった指爪の種々のサイズに応じてサイズが様々であろう。爪やすり及び追加の装飾的デカルコマニアも又、キットに入れるのがよい。
【0025】
本発明の例示の実施形態を添付の図面を参照して説明したが、本発明は、これら実施形態そのものには限定されず、当業者であれば、本発明の範囲又は精神から逸脱することなく種々の他の改変例及び改造例を想到できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフルカバーの人工爪の平面図である。
【図2】生まれつき備わった指爪に取り付けられた状態のフルカバーの人工爪の側面図である。
【図3】生まれつき備わった爪、接着剤、本発明のフルカバーの人工爪、不透明な被膜及び外側皮膜の各層を示す概略断面図である。
【図4】本発明のフルカバーの人工爪の変形実施形態の平面図である。
【図5】図4に示すフルカバーの爪の変形実施形態の側面図である。
【図6】人工の爪チップの形態をした本発明の別の変形実施形態の平面図である。
【図7】生まれつき備わった指爪に取り付けられているが、充填剤及びトップコートは設けられていない状態の図6の人工爪チップの側面図である。
【図8】生まれつき備わった爪、本発明の人工爪チップ、不透明な被膜、充填剤及び外側皮膜の各層の概略断面図である。
Claims (20)
- 透明な材料で作られていて、爪床部、爪先端部及び爪床部と爪先端部との間の分割線を備えた爪本体を有する人工の指爪であって、爪床部は実質的に、生まれつき備わった指爪の爪床部に相当していて、生まれつき備わった指爪にくっつけられて、生まれつき備わった爪床部の少なくとも一部がこれを通して見えることができるようにし、爪先端部は、生まれつき備わった指爪を覆って人工の指爪をこれに取り付けると、生まれつき備わった爪先端部の少なくとも一部を覆い隠す連続的に不透明な装飾部を備えていることを特徴とする人工指爪。
- 分割線は、生まれつき備わった指爪を覆って人工の指爪をこれに取り付けると、生まれつき備わった爪の床部から先端部への移行線に対して角度をなすことを特徴とする請求項1記載の人工指爪。
- 分割線は、生まれつき備わった指爪を覆って人工の指爪をこれに取り付けると、生まれつき備わった爪の床部から先端部への移行線とほぼ整列することを特徴とする請求項1記載の人工指爪。
- 連続的に不透明な装飾部は、フレンチマニキュアの外観を与えるよう爪先端部のうち相当な部分を覆う塗料から成ることを特徴とする請求項1記載の人工指爪。
- 塗料は、白色であり、前記相当な部分は、爪先端部全体であることを特徴とする請求項4記載の人工指爪。
- 指爪全体上に施された装飾的デザインを更に有していることを特徴とする請求項1記載の人工指爪。
- 装飾部を保護するよう人工の指爪に被着された透明なシーラを更に有していることを特徴とする請求項1記載の人工指爪。
- 透明な材料で作られていて、爪基部、爪先端部及び爪基部と爪先端との間の分割線を備えた爪本体を有する人工の指爪チップであって、爪基部は、寸法形状が、生まれつき備わった指爪の遠位端部に一致していて、生まれつき備わった指爪の遠位端部にくっつけられて、生まれつき備わった爪床部の少なくとも一部がこれを通して見えることができるようにし、爪先端部は、生まれつき備わった指爪を覆って人工の指爪をこれに取り付けると、生まれつき備わった爪先端部の少なくとも一部を覆い隠す連続的に不透明な装飾部を備えていることを特徴とする人工指爪。
- 分割線は、生まれつき備わった指爪を覆って人工の指爪をこれに取り付けると、生まれつき備わった爪の床部から先端部への移行線に対して角度をなすことを特徴とする請求項8記載の人工指爪。
- 分割線は、生まれつき備わった指爪を覆って人工の指爪をこれに取り付けると、生まれつき備わった爪の床部から先端部への移行線とほぼ整列することを特徴とする請求項8記載の人工指爪。
- 連続的に不透明な装飾部は、フレンチマニキュアの外観を与えるよう爪先端部のうち相当な部分を覆う塗料から成ることを特徴とする請求項8記載の人工指爪。
- 塗料は、白色であり、前記相当な部分は、爪先端部全体であることを特徴とする請求項11記載の人工指爪。
- 指爪全体上に施された装飾的デザインを更に有していることを特徴とする請求項8記載の人工指爪。
- 装飾部を保護するよう人工の指爪に被着された透明なシーラを更に有していることを特徴とする請求項8記載の人工指爪。
- 人工の指爪キットであって、少なくとも10個の人工の指爪を有し、各指爪は、透明なプラスチックで作られていて、爪床部、爪先端部及び爪床部と爪先端部との間の分割線を備えた爪本体を有し、爪床部は実質的に、生まれつき備わった指爪のうち少なくとも遠位端部に相当していて、生まれつき備わった指爪にくっつけられて、生まれつき備わった爪床部の少なくとも一部がこれを通して見えることができるようにし、爪先端部の少なくとも一部は、生まれつき備わった指爪を覆って人工の指爪をこれに取り付けると、生まれつき備わった爪先端部を覆い隠す連続的に不透明な装飾部を有し、前記人工指爪キットは、接着剤を更に有し、人工指爪を接着剤で生まれつき備わった指爪に取り付けたとき、生まれつき備わった爪の色が、接着剤及び人工指爪を通して見えることを特徴とする人工指爪キット。
- 接着剤は、半透明のピンクを呈していることを特徴とする請求項15記載の人工指爪キット。
- 粉末成分及び液体成分を含む透明な充填剤を更に有し、前記充填剤は、被着されると人工の指爪と生まれつき備わった指爪の床部との間のスムーズな移行部を生じさせると共に生まれつき備わった指爪の床部が人工指爪の爪床部を通して見えるように透明の被膜を形成することを特徴とする請求項15記載の人工指爪キット。
- 人工の指爪の取付け方法であって、接着剤を人工の指爪に塗布する段階を有し、前記人工指爪は、透明な材料で作られていて、爪床部、爪先端部及び爪床部と爪先端部との間の分割線を備えた爪本体を有し、爪床部は実質的に、生まれつき備わった指爪のうち少なくとも遠位端部に相当し、爪先端部は、生まれつき備わった指爪を覆って人工の指爪をこれに取り付けると、生まれつき備わった爪先端部の少なくとも一部を覆い隠す連続的に不透明な装飾部を備え、前記接着剤は実質的に、指爪の床部とのみ接触し、前記方法は、前記指爪の床部を生まれつき備わった指爪の床部上に置いて、生まれつき備わった指爪の床部の少なくとも一部が、接着剤及び人工の指爪の床部を通して見えるようにすると共に生まれつき備わった指爪の先端部の少なくとも一部が、人工の指爪の先端部によって覆い隠されるようにする段階を更に有していることを特徴とする方法。
- 接着剤は、半透明のピンクを呈していることを特徴とする請求項18記載の方法。
- 透明なアクリル系充填剤を生まれつき備わった指爪床部に塗布して生まれつき備わった指爪の床部と人工の指爪との間のスムーズな移行部を生じさせる段階を更に有していることを特徴とする請求項18記載の方法。
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