JP2003245121A - 下側にデザインを有する人工爪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一般的には、接着剤で生爪に付け
る人工爪に関し、特に、下側に装飾デザインを有する人
工爪に関する。 【解決手段】 生爪に取付け可能な人工爪が、生爪の上
面に取付けできるように寸法決めされ且つ形成された近
位端１２と、遠位端１１と、上面１３と、底面１４と、
底面のデザイン１５と、を有する爪本体１０を含む。好
ましくは、人工爪の遠位端は、人工爪が取り付けられる
とき、生爪の端を越えて延びるように寸法決めされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、接着
剤で生爪に付ける人工爪に関し、特に、下側に装飾デザ
インを有する人工爪に関する。

【０００２】

【従来の技術】人工爪は、指の表面的な外観を高めるた
めに長年使用されたきた。ある人は、自分の爪がとても
弱く、爪を割らずに所望の長さまで成長させることがで
きないので、人工爪を使うことを選んでいる。ある人
は、人工爪が生爪よりもかなり堅く、より丈夫であり、
光沢材が人工爪の表面によりよく付着するので、人工爪
を選ぶ。ある人は、自分の生爪の形状及び輪郭に不満を
抱き、自分の爪の外観をよくするために人工爪を使用す
ることを選ぶ。

【０００３】ほぼ指爪の形状に製造された、薄い、成形
プラスチック部材で作られた美的な指爪付属品を提供す
ることは手を装飾する技術において知られている。実際
に、多数の人工指爪製造業者が、指爪付属品において材
料、配置、及び色彩の種々の組合せを提供した。このよ
うな人工指爪の出現によって、今や、着用者は、生指爪
に簡単に取りつけられ、後で容易に取り外される複雑に
予め設計された指爪を有することができる。

【０００４】在来の予め設計された指爪が、上面にステ
ンシルされ、或いはエアーブラシで描かれた装飾デザイ
ンを含む。予め設計された人工爪は、付属品を爪に接着
するために人工爪の底面及び又は生爪の上面に一定量の
液体接着剤を塗布することによって生爪の表面に接着さ
れる。着用者は通常、余分な接着剤を拭いたり、形を整
えて、付属品が爪に固着されるように接着剤が乾燥する
までしばらく待たなければければならない。次いで、オ
ーバーレイが典型的には人工爪の上面全体に付けられ
る。オーバーレイは通常、装飾デザインが人工爪の上面
で見えるように透明又は半透明である。一旦オーバーレ
イが取り付けられると、人工爪は希望通りに形成され
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上面に装飾デザインを
有する予め設計された人工爪を提供することは共通であ
るが、底面又は下側に装飾デザインを有する予め設計さ
れた人工爪を提供することはこれまで知られていない。
したがって、本発明の目的は、このようなユニークな装
飾特徴を有する美的な人工爪を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、生爪の上面に
取付けできるように寸法決めされ且つ形成された近位端
と、遠位端と、上面と、底面と、底面のデザインと、を
有する爪本体を含む、生爪に取付け可能な人工爪であ
る。ここで用いられるような「人工爪」はまた、以下に
より十分に説明される「チップ」と呼ばれる指爪延長体
を含む。好ましくは、人工爪の遠位端は、人工爪が取り
付けられるとき、生爪の端を越えて延びるように寸法決
めされている。

【０００７】好ましい実施形態では、デザインは、人工
爪が生爪に取り付けられるとき、人工爪の下側から見え
るように爪本体の外方に延びた遠位端の底面に位置決め
されている。変形例として、デザインは、爪本体の底面
全体をほぼ含んでもよい。デザインは装飾デザインでも
よいし、しるし、例えば、番号、文字等を含んでもよ
い。好ましくは、爪本体は、透明か不透明のいずれかの
材料で作られた一体射出成形体である。不透明な被膜を
爪本体の上面にさらに施してもよい。

【０００８】人工爪は、爪本体の近位端が生爪の爪床全
体にほぼ対応するように寸法決めされ且つ形成されるフ
ルカバーであってもよいし、或いは人工爪は、爪本体の
近位端が生爪の遠位端のみに取り付けできるように寸法
決めされ且つ形成されるネールチップであってもよい。

【０００９】本発明の結果、ユニークな装飾特徴を有す
る人工爪を提供する。特に、底面に装飾デザインを有す
る人工爪を提供する。その結果は、下側から見える装飾
特徴を有する化粧的にアピールする人工爪である。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の他の目的及び特徴が、添
付図面に関連して考慮される以下の詳細な説明から明ら
かになる。しかしながら、図面が、発明の限定の説明と
してではなく、描画としてのみ示されていることを理解
すべきである。まず図１を参照すると、本発明によって
形成された人工爪が示されている。人工爪は、好ましく
は、遠位端１１と、近位端１２と、上面１３と、底面１
４と、を有する一体の成形体である。近位端１２、特
に、近位端１２に隣接した底面１４は、生爪の上面に取
り付けできるように寸法決めされ且つ形成されている。
好ましくは、遠位端１１は、人工爪が生爪に取り付けら
れるとき、生爪の端を越えて延びるように寸法決めされ
ている。

【００１１】爪本体１０は、好ましくは、アクリロニト
リルブタジエンスチレン樹脂プラスチックのようなプラ
スチック材料から射出成形され、形状がほぼ長方形であ
る。プラスチック材料は、透明でもよいし、不透明でも
よい。遠位端１１は図１に示すように丸まっていてもよ
いし、真っ直ぐでもよい。人工爪は、いかなる特定な寸
法にも制限されない。言い換えれば、本発明の人工爪
は、指爪及び又は足指爪に有用であり、種々の寸法及び
形状に作ることができる。例えば、爪本体１０の近位端
１２は、寸法及び形状が生指爪の爪床全体にほぼ対応す
るのがよく、人工爪は、図２に手１８の親指及び人差し
指について示すように、生指爪の爪床全体の上につけら
れるフルネールカバー１６と呼ばれる。変形例として、
近位端１２は生指爪の遠位端のみに取付け可能であり、
すなわち、例えば、寸法及び形状が生爪床の遠位端のみ
に対応し、それによって、人工爪は、図２に手１８の小
指及び中指について示すように、生指爪の端につけられ
るネールチップ１７と呼ばれる。しかしながら、一旦人
工爪が生爪に適当につけられると、中指に付けられた人
工爪「チップ」１７の隣りの人差し指に付けられた普通
サイズの人工爪「カバー」１６を示す図２の手１８によ
って図示されるように、特に、手のひら側から見たとき
に、しばしばチップとカバーを区別しにくい。

【００１２】ペインティング、ステンシル、又はエアー
ブラッシによるような、在来の手段によって付けられる
予め定められたデザイン１５が、好ましくは遠位端１１
で底面１４に位置決めされる。デザイン１５は図１に示
すように、装飾デザインであってもよいし、或いは、文
字や数字のようなしるしの形態であってもよい。

【００１３】図２は、指爪に取り付けられた本発明のい
くつかの変形実施形態を有する手１８を図示している。
上述したように、デザイン１５は、好ましくは、図２の
人工爪１９によって示されるように、本体１０の遠位端
１１で底面１４に位置決めされるのがよい。この方法で
は、人工爪１９が生爪に取り付けられるとき、デザイン
１５は、人工爪の遠位端１１が生爪の端を越えて延びて
いるので、手のひら側から見える。

【００１４】変形例として、特に、爪本体１２が透明な
材料で作られている場合、デザイン１５は、図２の人工
爪２０によって示されるように、爪本体の底面全体を含
むのがよい。この実施形態では、爪本体１０が透明であ
るので、底面１４のデザイン１５は爪本体を通して上面
１３から見える。すると、上面１３はそのままにされて
もよいし、或いはデザイン１５は、使用者又はネール技
術者がペインティング又はエアーブラッシによって上面
に合致したデザインを施すテンプレートとして役立てて
もよい。

【００１５】図２の人工のフルネールカバー１６及びネ
ールチップ１７は、さらに、不透明の材料で作られた爪
本体、及び又は上面に塗られた不透明の被膜を有する爪
本体の例示である。この実施形態では、デザイン１５
は、爪本体１０の上面１３からは見えない。かくして、
デザイン１５は、手１８のひら側から見えるにすぎな
い。

【００１６】多くの他のデザインの組合せが可能であ
る。例えば、爪本体１０は、底面１４のデザインと同じ
又は異なるデザインを上面１３にさらに含んでもよい。
さらに、上面１３及び底面１４は、デザインは同一であ
るが異なる背景を有するデザインを含んでもよい。

【００１７】現時点で本発明の実施形態であると考えら
れることを説明したが、当業者は、本発明の精神から逸
脱することなく種々の変更及び修正をすることを十分に
理解するであろうし、本発明は、発明の範囲に入るよう
なこのような変更及び修正をすべて請求するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によって形成された人工爪の下側の斜視
図である。

【図２】生指爪に取り付けられた本発明の人工爪の種々
の実施形態を有する人の手の図である。

【符号の説明】

１０ 爪本体 １１ 遠位端 １２ 近位端 １３ 上面 １４ 底面 １５ デザイン １６ ネールカバー １７ ネールチップ １８ 手 １９，２０ 人工爪

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 生爪の上面に取付けできるように寸法決
   めされ且つ形成された近位端と、遠位端と、上面と、底
   面と、底面のデザインと、を有する爪本体からなる、生
   爪に取付け可能な人工爪。
2. 【請求項２】 前記遠位端は、人工爪が取り付けられる
   とき、生爪の端を越えて延びるように寸法決めされる、
   請求項１に記載の人工爪。
3. 【請求項３】 前記デザインは、前記爪本体が生爪に取
   り付けられるとき前記爪本体の下側から見えるように前
   記底面の前記遠位端に位置決めされる、請求項２に記載
   の人工爪。
4. 【請求項４】 前記デザインは装飾デザインである、請
   求項１に記載の人工爪。
5. 【請求項５】 前記装飾はしるしからなる、請求項１に
   記載の人工爪。
6. 【請求項６】 前記爪本体は一体射出成形体である、請
   求項１に記載の人工爪。
7. 【請求項７】 前記爪本体は透明な材料で作られてい
   る、請求項１に記載の人工爪。
8. 【請求項８】 前記爪本体は不透明な材料で作られてい
   る、請求項１に記載の人工爪。
9. 【請求項９】 前記爪本体の前記近位端は、生爪の爪床
   全体とほぼ一致するように位置決めされ且つ形成され
   る、請求項１に記載の人工爪。
10. 【請求項１０】 前記爪本体の前記近位端は、生爪の遠
    位端のみに取り付けできるように寸法決めされ且つ形成
    される、請求項１に記載の人工爪。
11. 【請求項１１】 前記デザインは、前記爪本体の前記底
    面のすべてを実質的に含む、請求項１に記載の人工爪。
12. 【請求項１２】 前記爪本体の前記上面に不透明な被膜
    をさらに含む、請求項１に記載の人工爪。