JP3028802U - 真珠を用いた装飾品 - Google Patents
真珠を用いた装飾品Info
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- JP3028802U JP3028802U JP1996001430U JP143096U JP3028802U JP 3028802 U JP3028802 U JP 3028802U JP 1996001430 U JP1996001430 U JP 1996001430U JP 143096 U JP143096 U JP 143096U JP 3028802 U JP3028802 U JP 3028802U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蛍光を発生する処理をした真珠を用いた装飾
品を提供する。 【解決手段】 この装飾品の上真珠2の板厚方向は、
真珠層11、ピンク樹脂層12、魚鱗箔層13、夜光塗
料層14、樹脂層15、夜光塗料入樹脂層16とからな
る。真珠層11は、マベ貝の真珠の貝殻本体である。ピ
ンク樹脂層12は、光沢および接着力があるピンク色を
持つ樹脂層である。魚鱗箔層13は、接着材と魚鱗箔を
混合したペ−スト状の材料からなり、所定の厚さに塗布
して作られる。この魚鱗箔層13は外から見ると光を反
射し、光沢を派生する要素となる層である。夜光塗料層
14は、夜光塗料からなる層で外観上光反射して光沢感
を派生する層となる。樹脂層15は、無色で光沢および
接着力がある樹脂材からなる層である。充填樹脂16
は、無色または夜光塗料入樹脂を充填した材料からな
る。
品を提供する。 【解決手段】 この装飾品の上真珠2の板厚方向は、
真珠層11、ピンク樹脂層12、魚鱗箔層13、夜光塗
料層14、樹脂層15、夜光塗料入樹脂層16とからな
る。真珠層11は、マベ貝の真珠の貝殻本体である。ピ
ンク樹脂層12は、光沢および接着力があるピンク色を
持つ樹脂層である。魚鱗箔層13は、接着材と魚鱗箔を
混合したペ−スト状の材料からなり、所定の厚さに塗布
して作られる。この魚鱗箔層13は外から見ると光を反
射し、光沢を派生する要素となる層である。夜光塗料層
14は、夜光塗料からなる層で外観上光反射して光沢感
を派生する層となる。樹脂層15は、無色で光沢および
接着力がある樹脂材からなる層である。充填樹脂16
は、無色または夜光塗料入樹脂を充填した材料からな
る。
Description
【0001】
本考案は、真珠を用いた装飾品に関する。
【0002】
従来より、真珠を用いた装飾品が知られている。例えば、真珠、ネックレス、 タイピン、ブロ−チ、イヤリング等である。しかしながら、このような従来の真 珠は、昼間の明るい環境下にあるとき輝きを発生するのであり、少し暗い箇所に 行くと光沢は弱くなり輝きが乏しい。天然の真珠そのものは、本来、蛍光を発生 しない。
【0003】
本考案は、蛍光を発生する処理をした真珠を用いた装飾品を提供することを目 的とする。
【0004】
本考案の真珠を用いた装飾品は、蛍光を発生する半円真珠を用いた装飾品であ る。真珠貝の内壁面に夜光塗料を含む樹脂が充填されているため、明所から暗所 にこの装飾品を移動すると、真珠貝の外側からみると、この装飾品は暫くのあい だ蛍光色を発生する。
【0005】 本考案の真珠を用いた装飾品は、半円球面状の真珠貝の内壁に、透明樹脂層、 魚鱗箔層、夜光塗料層および透明樹脂層を形成し、その上に夜光塗料入り樹脂を 充填したことを特徴とする構成を採用する。 本考案によると、この装飾品を明るい箇所から暗い箇所に移動したとき、暗い 箇所においた後、しばらくは蛍光色を発生する。この蛍光色は、グリ−ン、ピン ク、オレンジなど各種の色を発生するように真珠貝の内壁に充填する夜光塗料を 変更することにより任意の色が選べる。
【0006】 このような真珠を施した装飾品を身辺に付けると、その装飾品を見る人にとっ て昼間は通常の真珠と同様に光沢があり、人の目を楽しませ身に付ける者にとっ ては満足感を味わうことが出来る。 又、明所から暗所に移動した時、しばらくの間蛍光が発生し、その蛍光を見る 者に光の美しさが引き立ち、見る者に満喫感を与える。
【0007】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案の真珠を用いた装飾品の形態は、図9に示すとおりである。 図9に示すように、この装飾品1は、半円真珠であるマベ貝または白蝶貝等を 用いて造られた装飾品であり、上真珠2と貝生地とを貼り合わせて造られている 。この装飾品1は、外観および質感が真珠そのものであると同時に、暗所に置い たとき蛍光色を発生する。このような蛍光色は、従来の真珠の装飾品には見られ ない本考案特有のものである。
【0008】 この装飾品1の上真珠2の貝殻自体は、半円状の薄肉曲がり板状である。図9 に示すように、この装飾品1の上真珠2のX部分の断面図を取ると図10に示す とおりである。この装飾品1の上真珠2の部分が蛍光色を発生する構造は、図1 0に示す断面図から理解できる。 この上真珠2の板厚方向は図10に示すように、真珠層11、ピンク樹脂層1 2、魚鱗箔層13、夜光塗料層14、樹脂層15、夜光塗料入樹脂層16とから なる。以下、各層の詳細な構成を説明する。 真珠層11は、マベ貝の真珠の貝殻本体である。 ピンク樹脂層12は、光沢および接着力があるピンク色を持つ樹脂層である。 このピンク樹脂層は、ピンク色の色素を持つ透明色がベ−スの樹脂材からなる。 魚鱗箔層13は、接着材と魚鱗箔を混合したペ−スト状の材料からなり、所定 の厚さに塗布して作られる。この魚鱗箔層13は外から見ると光を反射し、光沢 を派生する要素となる層である。 夜光塗料層14は、夜光塗料からなる層で外観上光反射して光沢感を派生する 層となる。 樹脂層15は、無色で光沢および接着力がある樹脂材からなる層である。 充填樹脂16は、無色または夜光塗料入樹脂を充填した材料からなる。
【0009】 この上真珠2を図9に示すように下真珠3と貼り合わせて装飾品1が出来上が る。 次に、この装飾品1の製造方法について図1〜図8に基づいて説明する。 (1) マベ貝の生成 貝殻21の中にマベ貝に成長するに至る核22を貝殻21の内部に接着する。 この貝殻21とともに核22を海水中に浸漬し、長期間経過すると、図2に示す ように核上真珠層がまき、半円真珠としてのマベ貝23に成長する。このマベ貝 23を貝殻21から取り出す。
【0010】 (2) マベ貝の加工 マベ貝23の貝の内部の核24を取り出すと、図4に示す様に半円真珠として のマベ貝本体23のみとなる。そのマベ貝本体23を漂白液に浸し漂白する。こ の本体の内壁面および外壁面を製造する。次いで、図5に示すようにマベ貝本体 23の内壁に図10に示すように、樹脂、魚鱗箔、塗料等を重ね塗りする。この 重ね塗りの形態の一例を次に示す。
【0011】 (3) マベ貝の内壁の塗布および加工 図5に示すようにマベ貝本体23の内壁に、光沢および接着力がある透明のわ ずかにピンク色を帯びた樹脂を塗布する。次いで魚鱗箔と接着材を混合した材料 を塗布する。さらに夜光塗料を薄くまんべんなく塗布する。次いで、無色で光沢 および接着力がある樹脂を塗布する。次いで図6に示すようにマベ貝本体23の 内部に無色または夜光塗料入樹脂を充填する。この充填材は符号16で示される 。
【0012】 (4) マベ貝の周辺加工 次いで図6に示すマベ貝の周辺のつば状部分25を切削加工し、図7に示すよ うにほぼ半球状の外観を有するマベ貝本体23の外径に平滑加工する。 (5) マベ貝の重ね合わせ加工 図7に示す上真珠としてのマベ貝本体23の平坦面側に貝生地としての裏生地 26を貼り合わせる。図8に示すようにマベ貝本体23と貝生地26を貼り合わ せた状態で、外周面のいびつな箇所を面取り加工する。すると図9に示す装飾品 が得られる。
【0013】 以上説明したようにこの得られた装飾品1は、明所では光沢のある高価な装飾 品として人の目特に女性の目を楽しませるものとなる。明所にあるときの光エネ ルギを夜光塗料が吸収する。この装飾品1を明所から暗所に置き換えると、夜光 塗料に吸収された光が発生されて、透明樹脂を通し装飾品1の外へしばらくの間 蛍光が発せられる。暗所における輝きがしばらくの間持続する。その間、見る者 にとって蛍光色特有の光輝く美しさにひたって心地よい快楽のひとときが楽しめ る。
【0014】 夜光塗料から発せられる光エネルギ−が低下すると次第に蛍光の強さが低減し 、次第にその輝きは低下する。この装飾品1を再び明所に置けば、光を吸収して その後に暗所に置けば、再び蛍光が発生する装飾品となる。このような蛍光発生 機能をもつ装飾品を身に付けることにより、年齢を問わず、男女を問わず装飾品 のもつ魅力がそれを楽しむ人たちに喜びを与える。なおこの装飾品により喜びや 楽しさを共有する範疇は、この装飾品を身につける人のみならず周囲の人に拡が るという効果がある。
【図1】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図2】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図3】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図4】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図5】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図6】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図7】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図8】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図9】本考案の実施例による装飾品製造工程を示す図
である。
である。
【図10】図9に示すX部分の拡大断面図である。
1 装飾品 2 上真珠 3 貝生地(裏生地) 11 真珠層 12 ピンク樹脂層 13 魚鱗箔層 14 夜光塗料層 15 樹脂層 16 充填樹脂 21 貝殻 22 核 24 マベ貝本体
Claims (3)
- 【請求項1】 蛍光を発生する半円真珠を用いた装飾
品。 - 【請求項2】 真珠貝の内壁面に夜光塗料を含む樹脂が
充填されていることを特徴とする請求項1記載の真珠を
用いた装飾品。 - 【請求項3】 半円球面状の真珠貝の内壁に、透明樹脂
層、魚鱗箔層、夜光塗料層および透明樹脂層を形成し、
その上に夜光塗料入り樹脂を充填したことを特徴とする
真珠を用いた装飾品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001430U JP3028802U (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 真珠を用いた装飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001430U JP3028802U (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 真珠を用いた装飾品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028802U true JP3028802U (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=43163858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996001430U Expired - Lifetime JP3028802U (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 真珠を用いた装飾品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028802U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6171069B1 (ja) * | 2016-10-21 | 2017-07-26 | 栄司 上村 | 加飾真珠の製造方法 |
-
1996
- 1996-03-07 JP JP1996001430U patent/JP3028802U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6171069B1 (ja) * | 2016-10-21 | 2017-07-26 | 栄司 上村 | 加飾真珠の製造方法 |
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