JP3010636U - パネル祭壇 - Google Patents

パネル祭壇

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JP3010636U
JP3010636U JP1994014420U JP1442094U JP3010636U JP 3010636 U JP3010636 U JP 3010636U JP 1994014420 U JP1994014420 U JP 1994014420U JP 1442094 U JP1442094 U JP 1442094U JP 3010636 U JP3010636 U JP 3010636U
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altar
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JP1994014420U
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Inventor
如戒 松島
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株式会社すがも平和霊苑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 祭壇をパネル状とし、表面に自由な装飾を施
すことのできる新規なパネル祭壇を提供すること。 【構成】 板状体は貫通孔5を有しているため、この貫
通孔に吊持具14により保持体17を容易に吊持でき
る。この保持体には献花、遺品さらには写真等をどの位
置にでも容易に配置できることになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、仏式、神式、クリスチャン式等のあらゆる葬祭に使用できる新規な 祭壇に係り、希望のスタイルで自由に装飾を施すことのできるパネル祭壇に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の仏式、神式等の祭壇にあっては、近年豪華さを増し、棺の後部の祭壇が 多段に、また生花が数段に施され、豪華な木調の彫刻飾り、さらには、ライトア ップといった具合に規模も大きくなっている。このため葬儀のために広いスペー スを必要にすることはもとより、祭壇のレンタル価格も大幅に増大している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような状況と相俟って、古い形式的な葬儀を行いたくないといった要求が 芽生え始めており、自分の流儀、スタイルに合致した葬儀を低価格で行いたいと 、望む人が増大してきている。
【0004】 このような要求には、現在多用されている古い形式の祭壇では十分に対応する ことができず、例えば、献花や写真の自由な配置、さらには故人の生前の愛用品 を飾ることすらできなかった。
【0005】 本考案は、祭壇をパネル状とし、表面に自由な装飾を施すことのできる新規な パネル祭壇を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のパネル祭壇は、複数枚の板状体をヒンジ連結して立設する屏風状のパ ネル祭壇であり、複数枚の板状体で包囲される空間を葬儀空間としてなることを 特徴とする。
【0007】 本考案のパネル祭壇は、少なくとも一部に貫通孔を有する板状体からなり、こ の板状体の所定の貫通孔に吊持具により保持体を吊設し、この保持体に板状体表 面から献花、遺品または写真等を保持できるようにしてなることを特徴とする。
【0008】 本考案のパネル祭壇は、保持体がオアシスであり、このオアシスに献花を差込 めるようになっていることが好ましい。
【0009】 本考案のパネル祭壇は、吊持具によって板状体の裏面に吊持されるオアシスを 、所定の貫通孔に臨ませ、このオアシスに板状体の表面から献花を差込めるよう にすることが好ましい。
【0010】 本考案のパネル祭壇は、オアシスは、吊持具を有する容器内から上方に延設さ れていることが好ましい。
【0011】 本考案のパネル祭壇は、水を含んだオアシスまたは水を有する容器が、板状体 の下方部に吊持され、パネル祭壇の起立状態の安定化に供されるようにしてなる ことが好ましい。
【0012】 本考案のパネル祭壇は、板状体表面の少なくとも献花付近を鏡面材にしたこと が好ましい。
【0013】
【作用】
葬儀空間が板状体により一部囲まれた空間によって形成されるため、幕が不要 になる。さらに、板状体が自立できるため、特別な起立道具も不要となるため、 安価で見栄えも向上する。
【0014】 板状体は貫通孔を有しているため、この貫通孔に吊持具により保持体を容易に 吊持できる。この保持体には献花、遺品さらには写真等をどの位置にでも容易に 配置できることになる。
【0015】 保持体をオアシスとすることによって献花を容易に保持できる。
【0016】 オアシスを板状体の裏面に配置することによってパネル祭壇の表面側からこの オアシスが見えないため、見栄えがよくなる。
【0017】 オアシスが容器で支持されるため、水分補給が完全となる。
【0018】 容器に水を入れ、または水を含んだオアシスを入れて板状体の下方に吊持する ことにより、板状体の重心が下がり、パネル祭壇の起立状態が安定化する。
【0019】 板状体表面の少なくとも献花付近を鏡面材にしたことによって、献花がこの表 面に映し出され、多量の献花として見せることができる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図1にはパネル祭壇1の ベースとなる板状体2がヒンジ部3によって3枚接合され、このパネル祭壇は屏 風状に起立している。この板状体2は、外広がりの脚(図示せず)によって1枚 で起立させることによってもパネル祭壇を構成できる。
【0021】 板状体2は、この実施例においては縦溝のフレーム4によって、換言すれば板 状体2に格子じまを作るように、多数の貫通孔5が配設されることによって格子 部6を構成している。
【0022】 図2には、前述の板状体2に装飾が施され、完成した状態のパネル祭壇の一実 施例が示されており、7は、装飾部品である献花の束、8は板状体表面の色調や 素材感を演出するための装飾部品である。特に、中央の板状体2の2段目に配設 された装飾部品8は、後述する装飾部品の裏面を利用する態様である。このよう に組立られたパネル祭壇の前面空間には棺が配設される。
【0023】 図3には、装飾部品である献花7を保持するための保持体が示されており、こ の保持体は吊持具14と容器16からなり、吊持具14は容器16に対してビス 15または溶着により固定されている。
【0024】 容器16内には、水18が給水され、さらに保持体としてスポンジ材等からな るオアシス17が設置され、オアシス17上方は容器16外に露出している。
【0025】 図4には、板状体2のフレーム4に吊持具14を掛け、オアシス17を貫通孔 5に臨ませた状態が示されており、このオアシス17に献花7を多数生けること によって、図2に示されるようにパネル祭壇1によって形成される葬儀空間を立 体的に飾ることができる。
【0026】 なお、ここではオアシス17を板状体2の裏から吊持具14で吊るしているが 、表面から吊るしてもよく、吊持手段としては、種々の変形が可能である。また 、これら容器16は他の利用もでき、容器に水を入れ、または水を含んだオアシ スを入れて、これらを板状体の下方に吊持することにより、板状体2の重心を下 げることができるため、パネル祭壇の起立状態を安定化させることもできる。
【0027】 さらに、図5には吊持具14によって吊持された支持板20が示されており、 これが例えば写真19を飾るための保持板としての働きをする。
【0028】 図6、図7には装飾部品8の後方斜視図および前方斜視図が示されており、こ の装飾部品8は、大理石や岩石等の石材を支持台9に貼着した表面部材10、さ らに後方に延出された弾性素材、例えばゴムや合成樹脂からなる嵌着部材11、 そしてさらにその後方に固定された裏面部材12から成っている。ここで使用さ れる大理石や岩石は自然の石材をスライス状にしたもの、または薄い人工の大理 石や模様のプリントされたシートを貼って利用してもよい。
【0029】 また、この裏面部材12は、その露出面に多数の係合孔13が穿設されており 、この係合孔13を利用して図6に示されるような吊持用金具14を適宜吊持で きるようになっている。なお、嵌着部材11は少なくとも裏面部材12に近寄る 程にテーパー状に形成されている。
【0030】 図8及び図9に基づいてこの装飾部品8の取付けについて説明すると、パネル 祭壇の表側を図面右として、板状体2のフレーム4間の貫通孔5に、表面部材1 0を表側にして装飾部品8を挿入する。この場合、初めに裏面部材12が挿入さ れ、続いてテーパー状の嵌着部材11が挿入されていく。嵌着部材11は、弾性 素材であり、弾性力を有するため、図のように貫通孔5内に嵌入され、確実に固 定される。
【0031】 図2に示されるように、例えば、表面部材10が大理石等である場合は、板状 体表面は一面が幻想的な大理石の面となる。また、野外である岩山の付近で葬儀 を行う場合には、この表面材10に岩石素材を利用することにより、板状体表面 が周囲の環境と確実に適合することになる。
【0032】 図9には、装飾部品8の別の利用方法が示されており、これは前述の装飾部品 8を板状体2の裏側から挿入されたものであり、裏面部材12がパネル祭壇の表 側に表出している。この裏面部材12には係合孔13が穿設されており、ここに 吊持用金具を取付けて遺品等や写真を吊るせるようになっている。この形態は図 2における中央の板状体2の2段目に示されている。
【0033】 図10には図7の別の実施例が示されており、表面部材7にメタルや鏡等が配 されたものである。少なくとも板状体の一部である献花付近をこの鏡面にすれば 、この鏡面に花が映り、多量の花を飾った印象を与えることもできる。
【0034】 以上、本考案の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実 施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追 加があっても本考案に含まれる。
【0035】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。
【0036】 (a)葬儀空間が板状体により一部囲まれた空間によって形成されるため、幕 が不要になる。さらに、板状体が自立できるため、特別な起立道具も不要となる ため、安価で見栄えも向上する。
【0037】 (b)板状体は貫通孔を有しているため、この貫通孔に吊持具により保持体を 容易に吊持できる。この保持体には献花、遺品さらには写真等をどの位置にでも 容易に配置できることになる。
【0038】 (c)保持体をオアシスとすることによって献花を容易に保持できる。
【0039】 (d)オアシスを板状体の裏面に配置することによってパネル祭壇の表面側か らこのオアシスが見えないため、見栄えがよくなる。
【0040】 (e)オアシスが容器で支持されるため、水分補給が完全となる。
【0041】 (f)容器に水を入れ、または水を含んだオアシスを入れて板状体の下方に吊 持することにより、板状体の重心が下がり、パネル祭壇の起立状態が安定化する 。
【0042】 (g)板状体表面の少なくとも献花付近を鏡面材にしたことによって、献花が この表面に映し出され、多量の献花として見せることができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の格子部を有する板状体の起立状態を表
わす正面斜視図である。
【図2】装飾部品を配してパネル祭壇の正面斜視図であ
る。
【図3】オアシスを有する他の装飾部品保持部の斜視図
である。
【図4】図3の容器の吊持状態の断面図である。
【図5】写真を装飾部品とした場合の断面図である。
【図6】装飾部品の裏面斜視図である。
【図7】図6の表側斜視図である。
【図8】装飾部品の嵌着状態を示す断面図である。
【図9】図8の装飾部品を裏面から嵌着した状態を示す
断面図である。
【図10】図7の他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 パネル祭壇 2 板状体 3 ヒンジ部 4 フレーム 5 貫通孔 6 格子部 7 献花 8 装飾部品 9 支持台 10 表面部材 11 嵌着部材 12 裏面部材 13 係合孔 14 吊持具(保持体) 15 ビス 16 容器(保持体) 17 オアシス(保持体) 18 水 19 写真 20 支持板

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の板状体をヒンジ連結して立設す
    る屏風状のパネル祭壇であり、複数枚の板状体で包囲さ
    れる空間を葬儀空間としてなるパネル祭壇。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部に貫通孔を有する板状体
    からなり、この板状体の所定の貫通孔に吊持具により保
    持体を吊設し、この保持体に板状体表面から献花、遺品
    または写真等を保持できるようにしてなるパネル祭壇。
  3. 【請求項3】 保持体はオアシスを有しており、このオ
    アシスに献花を差込めるようになっている請求項2に記
    載のパネル祭壇。
  4. 【請求項4】 吊持具によって板状体の裏面に吊持され
    るオアシスを、所定の貫通孔に臨ませ、このオアシスに
    板状体の表面から献花を差込めるようにした請求項3に
    記載のパネル祭壇。
  5. 【請求項5】 オアシスは、吊持具を有する容器内から
    上方に延設されている請求項3または4に記載のパネル
    祭壇。
  6. 【請求項6】 水を含んだオアシスまたは水を有する容
    器が、板状体の下方部に吊持され、パネル祭壇の起立状
    態の安定化に供されるようにしてなる請求項5に記載の
    パネル祭壇。
  7. 【請求項7】 板状体表面の少なくとも献花付近を鏡面
    材にした請求項1ないし6のいずれかに記載のパネル祭
    壇。
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