JP3291281B2 - 祭壇構成部材および祭壇 - Google Patents

祭壇構成部材および祭壇

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、葬儀用の祭壇およ
びその構成部材に関する。
【0002】
【従来の技術】葬儀用の祭壇は、一般には、前から後ろ
に向かって階段状に高くなる形状を有し、檜、蝦夷松、
スプルス、エンゲル等の木材で構成される。葬儀の際、
祭壇は、たくさんの花によって飾られる。また、祭壇の
左右にも供花が配置される。
【0003】祭壇上に飾られる花は、通常は生花が用い
られる。生花を飾る場合、例えば、含水材の入ったポッ
トを祭壇の各段の天板の上に設置する。次に、生花の茎
を必要な長さに折る。次に、祭壇前面がなだらかなスロ
ープを形成するよう考慮して、折られた生花の茎を、ポ
ットの所定位置において、含水材に突き刺す。こうして
大量の生花で飾られた祭壇は豪華であり、荘厳な印象を
遺族や弔問客に与える。
【0004】しかしながら、葬儀用の生花は単価が高
い。このため、使用する生花の本数が多くなるほど、そ
の購入費用は増大する。しかも、生花は、2〜3日程度
しか鮮度を保てないため、再利用はできない。これらの
理由から、祭壇を生花だけで飾った場合、祭壇のコスト
が極めて大きくなるという難点があった。
【0005】コストの低減を図るべく、造花を用いる方
法が考えられる。しかしながら、造花を飾るのに適した
支持手段がない。便宜的には、例えば、発砲スチロール
でなる基台を祭壇の各段の天板の上に載置し、次に、基
台が露出しないように、多数の造花の茎を基台に突き刺
す等の手段は考えられるが、生花を使用した場合に比
べ、どうしてもボリューム感が不足し、見劣りしてしま
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、造花
で飾った場合でも、生花に見劣りしないだけのボリュー
ム感を表現できる祭壇およびその構成部材を提供するこ
とである。
【0007】本発明のもう一つの課題は、葬儀にかかる
コストを低減できる祭壇およびその構成部材を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る祭壇構成部材は、支持面部と、フレ
ームとを含む。前記支持面部は、多数の孔を有する。前
記フレームは、前記支持面部を支持する。
【0009】上述したように、支持面部は多数の孔を有
するから、造花の茎を孔に突き刺すことによって、造花
を支持面部の一面側に取り付けることができる。このと
き、孔の位置および個数を適切に選択することによっ
て、造花でも、生花に見劣りしないだけのボリューム感
を表現することができる。支持面部はフレームによって
支持されているから、機械的強度は、確保される。
【0010】好ましくは、前記支持面部は、網状体また
は多孔体の何れかでなる。この構造によれば、支持面部
は、任意の位置に、好きな数だけ、造花を取り付けるこ
とができるから、生花に見劣りしないだけのボリューム
感を、造花によっても表現することができる。
【0011】更に、本発明に係る祭壇構成部材は、単独
で、または複数組み合わされて、祭壇を構成する。例え
ば、祭壇構成部材のそれぞれを、前から後ろに向かって
並べた場合には、大きく、奥行きのある支持面部が形成
されるので、祭壇構成部材一つの場合に比べ、より多く
の花を飾ることができる。
【0012】本発明の他の目的、構成及び利点は添付さ
れた図面を参照して、更に詳しく説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る祭壇構成部材
を示す斜視図、図2は図1の2−2線に沿った断面図で
ある。本発明に係る祭壇構成部材は、支持面部1と、フ
レーム2とを含む。
【0014】支持面部1は、多数の孔を有する。支持面
部1は、金属またはプラスチック等の適当な材料によっ
て構成することができる。実施例に示された支持面部1
は、網状体である。具体的には、金網、プラスチック網
等である。この他、金属薄板、プラスチック薄板に多数
の孔を設けた多孔体であってもよい。孔は貫通していて
もよいし、貫通していなくてもよい。
【0015】フレーム2は、支持面部1を支持する。実
施例では、フレーム2は、縦枠辺211、212と、横
枠辺221〜228と、支持枠辺231、232とが組
み合わされて構成されている。
【0016】支持枠辺231、232は、中間部が湾曲
しており、互いに間隔を隔てて配置されている。縦枠辺
211、212は、互いに間隔を隔てて配置されてお
り、縦枠辺211の上端部が支持枠辺231に結合さ
れ、縦枠辺212の上端部が支持枠辺232に結合され
ている。横枠辺221、222は、縦枠辺211、21
2の間に配置され、両端が縦枠辺211、212に結合
されている。横枠辺223、224は、縦枠辺211と
支持枠辺231との間に配置され、両端が縦枠辺211
と支持枠辺231とに結合されている。横枠辺225、
226は、縦枠辺212と支持枠辺232との間に配置
され、両端が縦枠辺212と支持枠辺232とに結合さ
れている。横枠辺227、228は、支持枠辺231と
支持枠辺232との間に配置され、両端が支持枠辺23
1と支持枠辺232とに結合されている。
【0017】フレーム2の各枠辺は、丸パイプ、角パイ
プ、アングル材、板材等によって構成できる。またフレ
ーム2の各枠辺は、金属、プラスチックもしくは木材、
またはこれらの組み合わせで構成し得る。
【0018】フレーム2の各枠辺の結合手段としては、
フレーム2を構成する材料に応じて、溶接、接着、ボル
ト.ナット等による機械的結合、または、凹凸嵌合等を
採用することができる。
【0019】また、縦枠辺211、212、横枠辺22
1〜228、支持枠辺231、232は、機械的強度さ
え確保できれば、その本数や、配置は、任意に変更でき
る。
【0020】支持面部1は、支持枠辺231、232の
形状に沿って湾曲され、その隅部が、溶接等の結合手段
によって、支持枠辺231、232に結合されている。
このとき、支持面部1の最上部には、平面領域Fが形成
される。
【0021】図3は本発明に係る祭壇構成部材の使用状
態を示す拡大部分断面図である。図において、図1及び
図2に示された構成部分と同一の構成部分については、
同一の参照符号を付してある。
【0022】実際の使用状態では、図に示すように、支
持面部1の上には、シート4が掛けられる。シート4
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の材料によって構
成される。
【0023】上述したように、支持面部1は多数の孔を
有するから、造花3の茎を孔に貫通させることによっ
て、造花3を支持面部1の一面側に取り付けることがで
きる。実施例では、支持面部1は、網状体でなるから、
任意の孔に、好きな数だけ、造花3を貫通させて配置す
ることができる。造花3は、四季に応じたものを選択使
用することが好ましい。また、造花3は、紐、針金等の
適当な手段を用いて、支持面部3に固定することができ
る。支持面部1はフレーム2によって支持されているか
ら、祭壇構成部材としての機械的強度は、十分に確保さ
れる。
【0024】しかも、支持面部1の上にはシート4が掛
けられるから、支持面部1の孔を貫通した造花3の茎
は、シート4を突き破り、シート4によってその場所に
支持される。したがって、本発明に係る祭壇構成部材に
よれば、生花に見劣りしないだけのボリューム感を、造
花によって表現することができる。
【0025】また、実施例では、支持面部1の最上部
に、平面領域Fが形成される。この構造によれば、平面
領域Fに、遺影、位牌およびその他飾り物を設置するこ
とができる。
【0026】図4は本発明に係る祭壇を示す斜視図であ
る。本発明に係る祭壇は、祭壇構成部材51〜53が互
いに組み合わされて構成されている。祭壇構成部材51
〜53の基本的な構造は、図1、2に示した通りであ
る。
【0027】祭壇構成部材51は、高さ寸法T1を有
し、支持面部1の最上部には、平面領域F1が形成され
る。祭壇構成部材52は、祭壇構成部材51の後ろに設
置され、高さ寸法T2を有し、支持面部1の最上部に
は、平面領域F2が形成される。祭壇構成部材53は、
祭壇構成部材52の後ろに設置され、高さ寸法T3を有
し、支持面部1の最上部には、平面領域F3が形成され
る。高さ寸法T1、T2、T3の間には、図4に示すよ
うに、T1<T2<T3の関係が成立する。
【0028】図5は本発明に係る祭壇の使用状態を示す
正面図である。祭壇6は、葬儀の際、たくさんの花によ
って飾られる。祭壇6の左右には供花71が配置され、
正面の祭壇上には造花3が飾られる。
【0029】正面の祭壇6は、図4に示した祭壇を用い
て構成されている。即ち、前から後ろに向かって、祭壇
構成部材51、祭壇構成部材52、祭壇構成部材53を
並べて構成(図4参照)されている。この配置によれ
ば、大きく、奥行きのある祭壇6が正面に形成されるの
で、祭壇構成部材51〜53の何れか一つの場合に比
べ、より多くの造花3を飾ることができる。正面の祭壇
6は、造花3の他、生花を含んでいてもよい。生花の支
持手段は従来の手法によることが好ましい。
【0030】また、祭壇6は、異なる高さに3つの平面
領域F1、F2、F3を有するので、祭壇構成部材51
〜53の何れか一つの場合に比べ、より多くの物を載置
することができる。
【0031】図示はされていないが、祭壇は、2つまた
は4つ以上の祭壇構成部材51〜53の組み合わせによ
って構成されていてもよい。その場合でも、図4、5に
示した実施例の場合と、ほぼ同様の効果を奏する。更
に、図4に示された組み合わせ、または、2つまたは4
つ以上の祭壇構成部材51〜53の組み合わせを、横並
びに複数配置してもよい。
【0032】図6は本発明に係る祭壇の別の実施例を示
す斜視図である。図において、図4に示された構成部分
と同一の構成部分については、同一の参照符号を付して
ある。
【0033】この実施例の特徴は、祭壇構成部材52、
53において、支持面部1の下側部分が省かれているこ
とである。即ち、祭壇構成部材52では、高さT1から
高さT2までの領域に支持面部1が設けられており、祭
壇構成部材53では、高さT2から高さT3までの領域
に支持面部1が設けられている。この実施例の場合も、
図4に示した実施例の場合と、同様の効果を奏する。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)造花で飾った場合でも、生花に見劣りしないだけ
のボリューム感を表現できる祭壇およびその構成部材を
提供することができる。 (b)葬儀にかかるコストを低減できる祭壇およびその
構成部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る祭壇構成部材を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明に係る祭壇構成部材の使用状態を示す拡
大部分断面図である。
【図4】本発明に係る祭壇を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る祭壇の使用状態を示す正面図であ
る。
【図6】本発明に係る祭壇の別の実施例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 支持面部 2 フレーム 3 造花 4 シート 51〜53 祭壇構成部材 6 祭壇

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の祭壇構成部材を含む祭壇であっ
    て、 前記祭壇構成部材のそれぞれは、支持面部と、フレーム
    とを含み、互いに独立しており、 前記支持面部は、多数の孔を有し、前方から後方に向か
    って湾曲されており、 前記フレームは、前記支持面部を支持しており、 更に、前記祭壇構成部材のそれぞれは、前記支持面部の
    最上部で見た高さ寸法が互いに異なり、前方から後方に
    向かって、前記高さ寸法の順に並べて配置されている祭
    壇。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された祭壇であって、 前記支持面部は、網状体または多孔体の何れかでなる祭
    壇。
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