JP3033847U - 墓 石 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水鉢石、花立石及び竿石を支承した台石の相
互関係に狂いを生じて見苦しくなく、また骨壺の出し入
れも簡便に行える墓石を市販に供することを目的とす
る。 【解決手段】 水鉢石、花立石及び竿石を支承する台石
及び、これら三者を一体的に載置する方形で内方の中央
付近に骨壺を出し入れ可能とする円孔を穿設した芝台石
とからなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は墓石に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図４は従来構造を示すのもであって、１は水鉢石、２は花立石で両者を板石３ の上に載置し、その後方に下台石４ａ、上台石４ｂを重ねて竿石５を載置させる 構成である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来品の構成は歳月の経過と共に水鉢石１と花立石２などの前面側と竿石 ５を支承してなる後背側の台石４とのバランスが崩れて相互間に隙間が生じたり 、これらが傾斜したりして見苦しいものとなる問題がある。 本考案は上記問題点を解決せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は水鉢石、花立石及び竿石を支承する台石及び、これら三者を一体的に 載置する方形で内方の中央付近に骨壺を出し入れ可能とする円孔を穿設した芝台 石とから組立る構成とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は本考案で使用される芝台石６の斜視図である。 図面で見られる通り方形の一枚板台であって、厚さ寸法ｔは７ｃｍ〜１５ｃｍ 、巾寸法ｓは５０ｃｍ〜８０ｃｍ、奥行寸法ｗは７０ｃｍ〜１００ｃｍとなされ る。 なお、６ａは内方の中央付近に穿設した骨壺の出し入れ用円孔であって、径寸 法Ｒは２５ｃｍ〜４０ｃｍとなされる。

【０００６】 図２は全体の組立状態図、図３は作用説明図である。図面で１は水鉢石、２は 花立石、４ａは下台石、４ｂは上台石、５は竿石であることは従来品と変りがな いが、本考案では該図２で見られる通り、これら全てを上記芝台石６の上で組立 るのであり、即ち円孔６ａの前面側へ水鉢石１と花立石２があるように載置する と共に、その後に円孔６ａを蔽うようにして下台石４ａを載置する。

【０００７】 図３は骨壺の出し入れを行うべく水鉢１及び花立石２を取除いた作用図であっ て、この状態では下台石４ａのくり抜かれた前面部の空窩ｍが表れ、該前面部か らその下方へ円孔６ａが位置することから、該円孔６ａを経て骨壺の出し入れを 行うのである。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は以上の通り水鉢石１、花立石２及び竿石５を支承する台石４を含む全 体を広い一枚の方形板となした芝台石６に安定載置させるものであることから、 水鉢石１、花立石２及び竿石５を支承する台石４の相互関係に狂いを生じさせた りすることの無いものであって、半永久的に美観を保持させることのできるもの である。 なお、骨壺の出し入れは内方に穿設した円孔６ａを介して簡便に行われるもの である。 請求項２に記載の寸法となした芝台石６は取扱い（運搬を含む）や経済性など の点から優れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案で使用される芝台石の斜視図である。

【図２】全体の組立状態図である。

【図３】作用説明図である。

【図４】従来の構造図である。

【符号の説明】

１ 水鉢石 ２ 花立石 ４ａ 下台石 ４ｂ 上台石 ５ 竿石 ６ａ 円孔 ６ 芝台石

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水鉢石、花立石及び竿石を支承する台石
   及び、これら三者を一体的に載置する方形で内方の中央
   付近に骨壺を出し入れ可能とする円孔を穿設した芝台石
   とからなることを特徴とした墓石。
2. 【請求項２】 芝台石の前面巾寸法を５０〜８０ｃｍ、
   奥行寸法を７０〜１００ｃｍ、厚さ寸法を７ｃｍ〜１５
   ｃｍ、円孔径を２５ｃｍ〜４０ｃｍとなしたことを特徴
   とする請求項１記載の墓石。