JPH09294477A - 立体小庭園装置 - Google Patents

立体小庭園装置

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JPH09294477A
JPH09294477A JP10941396A JP10941396A JPH09294477A JP H09294477 A JPH09294477 A JP H09294477A JP 10941396 A JP10941396 A JP 10941396A JP 10941396 A JP10941396 A JP 10941396A JP H09294477 A JPH09294477 A JP H09294477A
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Kinsaku Harada
金作 原田
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敏郎 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭隘な場所でも立体構成により植栽を楽しむ
ことができ、自然指向性のある使い易い立体小庭園装置
を得る。 【解決手段】 天然材により植栽用化粧壁1を構成し、
この植栽用化粧壁1の壁面に天然材による容器状の植栽
棚2を立体配置し、全体を植栽用化粧壁1に設けた吊り
金具3により、植栽棚2が植栽可能な状態に吊り支持で
きるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植栽環境を簡易か
つ手軽に得ることができる立体小庭園装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】立体小庭園装置は、屋内のホールの装飾
や祭事用として広く利用されている。それらの多くは、
実開昭60―22400号公報や実開昭60―6490
0号公報に示されているように、設置や撤去のしやすい
プラスチックの成形物としての岩石や草木を立体配置し
て構成されている。この種の立体小庭園はいわば置物で
あり、生きた植物を配置したり、水の動きを取り入れた
りして自然を演出する工夫が払われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の立
体小庭園は、屋内のホールの装飾や祭事用としては機能
的であり景観もそれなりに楽しむことができるものでは
あるが、演出された自然にはどうしても馴染にくい点が
ある。自然環境に親しむには植栽を行なうことが簡易で
あり手軽でもあるが、狭隘な敷地では植栽を楽しむ場所
も得難いことが多い。
【0004】本発明は上記した問題点を解消するために
なされたもので、その課題は、狭隘な場所でも立体構成
により植栽を楽しむことができ、外観も違和感の少ない
自然指向性のある使い易い立体小庭園装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、天然材により植栽用化粧壁を構成
し、この植栽用化粧壁の壁面に天然材による容器状の植
栽棚を立体配置し、全体を植栽用化粧壁に設けた吊下手
段により上記植栽棚が植栽可能な状態に吊り支持できる
ように構成する手段を採用する。このような手段を採用
することにより、吊下させた天然材による自然感のある
植栽用化粧壁の壁面の植栽棚に好みの植栽を立体的に施
すことができるようになる。
【0006】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1に係る前記手段における植栽棚を、植栽用
化粧壁の両壁面に対して立体配置する手段を採用する。
このような手段を採用することにより、請求項1に係る
前記機能とともに、一つの植栽用化粧壁に例えば陰性と
陽性といった生育環境の異なる植物を分けて植栽するこ
とができるようになる。
【0007】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記手段に
おける植栽用化粧壁に複数の取付構造を分布させ、この
取付構造を使って植栽棚を植栽用化粧壁の適所に取付け
うるようにする手段を採用する。このような手段を採用
することにより、請求項1又は請求項2のいずれかに係
る前記機能とともに、植栽を施す植栽棚の配置や位置を
必要に応じて変えることができるようになる。
【0008】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項1又は請求項2又は請求項3のいずれかに係
る前記手段における吊下手段によって植栽用化粧壁を吊
り支持するスタンドを備える手段を採用する。このよう
な手段を採用することにより、請求項1又は請求項2又
は請求項3のいずれかに係る前記機能とともに、スタン
ドにより好みの場所に設置することができるようにな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 発明の実施の形態1.図1及び図2に示すこの実施の形
態1の立体小庭園装置は、木材(丸太材,製材加工材)
や竹材等の天然材を柵状や塀状に組合わせて構成した植
栽用化粧壁1に、同じく木材や竹材等の天然材による容
器状の植栽棚2と、全体を吊り支持できる吊下手段とを
設けた構成である。植栽用化粧壁1は、構造材の組合わ
せの仕方や、焼き杉などによる色調により意匠が施さ
れ、自然な感じに仕上げられている。植栽棚2は大小の
各種が構成され、植栽用化粧壁1の正壁面に上下左右に
立体配置され、いずれも開放部を同一方向にしてボルト
などにより固定されている。吊下手段は、植栽用化粧壁
1全体を吊り下げるフックを持つ吊り金具3で構成さ
れ、植栽用化粧壁1の上部左右に一つずつ強固に固定さ
れている。
【0010】上記した立体小庭園装置は、吊り金具3を
使って塀やフェンス又はベランダの手摺りなどに掛着
し、各植栽棚2に植栽を施すことにより簡易かつ手軽に
自然環境を楽しむことができる。植栽棚2には養土を入
れて植物を直接植え付けても良く、鉢植えにした植物を
鉢植えのまま植栽してもよい。植栽用化粧壁1は、塀や
フェンス又はベランダの手摺りなどの当該部を隠蔽し、
自然的な外観を持つ遮蔽壁としても機能する。また、い
くつかを並べて設置すれば植栽のある洒落た塀や仕切り
としても利用することができ、庭の小路地の垣根として
も利用することができる。即ち、狭隘な場所でも立体構
成により植栽を楽しむことができ、外観も違和感の少な
い自然指向を具有した使い易い立体小庭園装置といえる
ものである。
【0011】なお、図3に示すように植栽用化粧壁1の
両面に植栽棚2を設けることにより、沢山の植栽を施す
ことができるばかりでなく、例えば陰性と陽性といった
生育環境の異なる植物を二面に分けて植栽することもで
き、植栽用化粧壁1の二面に異なった趣を醸しださせる
こともできる。
【0012】発明の実施の形態2.図4に示すこの実施
の形態2の立体小庭園装置は、上述の実施の形態1の立
体小庭園装置の植栽棚2の位置や大きさを変えることが
できるようにしたものであり、これに係る構成以外は基
本的には実施の形態1のものと同じである。従って、実
施の形態1のものと同じ部分については同一の符号を使
用し、それらについての説明は省略する。
【0013】この実施の形態2の立体小庭園装置は、図
4に示すように植栽用化粧壁1に複数の取付構造として
のネジ挿通孔4を予め分布させ、このネジ挿通孔4を使
って植栽棚2を植栽用化粧壁1の適所に取付けうるよう
にしたものである。植栽棚2にもネジ挿通孔4に整合す
るネジ挿通孔5が開けられ、ネジ挿通孔4,5を整合さ
せてボルト・ナット6により適宜植栽用化粧壁1の壁面
の適所に植栽棚2を取付けることができる。植栽棚2は
予め寸法の異なる大きさのもの(図示せず。)を各種用
意すれば、植栽を施す植栽棚2の大きさや配置又は位置
を必要に応じて自由に変えることができ、使い易いもの
となる。
【0014】発明の実施の形態3.図5,図6に示すこ
の実施の形態3の立体小庭園装置は、上述の実施の形態
1や実施の形態2の立体小庭園装置に専用のスタンドを
備えたものであり、スタンドに係る構成以外は基本的に
は実施の形態1,2のものと同じである。従って、実施
の形態1,2のものと同じ部分については同一の符号を
使用し、それらについての説明は省略する。
【0015】図5,図6に示すように、この実施の形態
3の立体小庭園装置は、吊り金具3を掛けて植栽用化粧
壁1を設置するための専用のスタンド7を備えたもので
ある。スタンド7の構成としては、図7に示すように傾
斜した門型のフレームにL字型の足8を設けたもの、あ
るいは図8に示すようにこのL字型の足8を繋いで閉ル
ープ型にしたもののほか、図9に示すように枠体9にH
型の足8を設けたものなどが適用される。いずれのスタ
ンド7も、金属やプラスチックのフレームで構成されて
いる。これにより、塀やフェンス又はベランダの手摺り
などがなくても立体小庭園装置をスタンド7に吊り下げ
て設置することができ、また、スタンド7を移動させる
ことにより好みの場所に設置することができ、設置場所
の自由性が増し使い易いものとすることができる。
【0016】なお、前記した各実施の形態1〜3におい
て、植栽棚2には予め、土、砂、水ごけ、あるいは腐葉
土などの植物栽培用床材を供給して使用者に供するよう
にしてもよい。こうした場合には使用者は植物の種子を
まいたり、苗や植物体自体をそのまま植え込むことかで
きて便利である。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、吊下させた天
然材による自然感のある植栽用化粧壁の壁面の植栽棚に
好みの植栽を立体的に施すことができ、狭隘な場所でも
立体構成により植栽を楽しむことのできる、外観の良好
な自然指向性の有る使い易い立体小庭園装置が得られ
る。
【0018】請求項2の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに、一つの植栽用化粧壁に例えば陰性と
陽性といった生育環境の異なる植物を分けて植栽するこ
とができるようになり、使い良さが向上する。
【0019】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2のいずれかに係る前記効果とともに、植栽を施す
植栽棚の配置や位置を必要に応じて変えることができる
ようになり、植栽する植物や設置場所に応じた植栽棚の
構成を採ることができる。
【0020】請求項4の発明によれば、請求項1又は請
求項2又は請求項3のいずれかに係る前記効果ととも
に、スタンドにより好みの場所に随意に設置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の立体小庭園装置を示す側面図で
ある。
【図2】実施の形態1の立体小庭園装置の正面図であ
る。
【図3】実施の形態1の立体小庭園装置の他の形態を示
す側面図である。
【図4】実施の形態2の立体小庭園装置の分解斜視図で
ある。
【図5】実施の形態3の立体小庭園装置の側面図であ
る。
【図6】実施の形態3の立体小庭園装置の他の形態の側
面図である。
【図7】実施の形態3の立体小庭園装置のスタンドの斜
視図である。
【図8】実施の形態3の立体小庭園装置のスタンドの斜
視図である。
【図9】実施の形態3の立体小庭園装置のスタンドの斜
視図である。
【符号の説明】
1 植栽用化粧壁 2 植栽棚 3 吊り金具 4 ネジ挿通孔 7 スタンド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然材により植栽用化粧壁を構成し、こ
    の植栽用化粧壁の壁面に天然材による容器状の植栽棚を
    立体配置し、全体を植栽用化粧壁に設けた吊下手段によ
    り上記植栽棚が植栽可能な状態に吊り支持できるように
    構成したことを特徴とする立体小庭園装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の立体小庭園装置であっ
    て、植栽棚を植栽用化粧壁の両壁面に対して立体配置し
    たことを特徴とする立体小庭園装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の立体小庭
    園装置であって、植栽用化粧壁に複数の取付構造を分布
    させ、この取付構造を使って植栽棚を植栽用化粧壁の適
    所に取付けうるようにしたことを特徴とする立体小庭園
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3に記
    載の立体小庭園装置であって、吊下手段によって植栽用
    化粧壁を吊り支持するスタンドを備えたことを特徴とす
    る立体小庭園装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010069533A (ko) * 2001-04-13 2001-07-25 김천기 포트무궁화 재배에 의한 공중부착형 화분 제조방법
JP2011167477A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Toyo Kawaguchi 土付き植物が簡単に清潔に床や棚、壁に飾れる花器
CN102499552A (zh) * 2011-10-17 2012-06-20 杨陈忠 壁挂式配光室内养花支架
CN103726712A (zh) * 2013-12-23 2014-04-16 张广舜 一种夜晚发光的建筑外墙花篮

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