JP3087991B2 - ミシンにおける縫製材のガイド装置 - Google Patents
ミシンにおける縫製材のガイド装置Info
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- JP3087991B2 JP3087991B2 JP05096821A JP9682193A JP3087991B2 JP 3087991 B2 JP3087991 B2 JP 3087991B2 JP 05096821 A JP05096821 A JP 05096821A JP 9682193 A JP9682193 A JP 9682193A JP 3087991 B2 JP3087991 B2 JP 3087991B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用シート(座席)
のトリムカバーを縫製するミシンにおける縫製材(トリ
ムカバー)のガイド装置、詳しくは、表皮、プレート状
の発泡体製ワディング、ワディングカバーの三者からな
る積層体で端末が曲線状のトリムカバーのミシンに対す
るガイド装置に関する。
のトリムカバーを縫製するミシンにおける縫製材(トリ
ムカバー)のガイド装置、詳しくは、表皮、プレート状
の発泡体製ワディング、ワディングカバーの三者からな
る積層体で端末が曲線状のトリムカバーのミシンに対す
るガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトリムカバーには曲線状の端末を
有する身頃に対して、曲線状の端末を有するまち、又は
直線状の端末を有する玉縁を、夫々端末を重ね合わせて
ミシンで一体に縫着するものがある。また、前記身頃は
織物地などからなる表皮と、ウレタンフォームのスラブ
材からなるワディングと、不織布などからなるワディン
グカバーの積層体から構成されているものがある。以上
の身頃の端末に対して、まち、玉縁の端末をミシンで縫
製するには、作業者が手で両端末を揃え乍らミシン縫い
している。そのため、その作業に熟練を要するばかり
か、作業者によるバラツキが多く、また、作業性も頗る
悪い不具合があった。
有する身頃に対して、曲線状の端末を有するまち、又は
直線状の端末を有する玉縁を、夫々端末を重ね合わせて
ミシンで一体に縫着するものがある。また、前記身頃は
織物地などからなる表皮と、ウレタンフォームのスラブ
材からなるワディングと、不織布などからなるワディン
グカバーの積層体から構成されているものがある。以上
の身頃の端末に対して、まち、玉縁の端末をミシンで縫
製するには、作業者が手で両端末を揃え乍らミシン縫い
している。そのため、その作業に熟練を要するばかり
か、作業者によるバラツキが多く、また、作業性も頗る
悪い不具合があった。
【0003】一方、曲線状の端末を有する縫製材に、直
線状の端末を有する縫製材を自動的に縫製するものとし
て、例えば、特開昭58ー188492号公報に開示さ
れているものがある。これは、ミシンのテーブル盤に設
けた基板に、二本のガイド溝を設け、このガイド溝内に
摺動自在にアームのローラを嵌合させて、重鎮付アーム
の一端に設けたクリップで基板上に載置した縫製材の一
端を挟持させて、ミシンの送りによって縫製材を送り乍
ら、その縫製材の曲線状端末を、他の縫製材の直線状端
末に縫製するものがある。
線状の端末を有する縫製材を自動的に縫製するものとし
て、例えば、特開昭58ー188492号公報に開示さ
れているものがある。これは、ミシンのテーブル盤に設
けた基板に、二本のガイド溝を設け、このガイド溝内に
摺動自在にアームのローラを嵌合させて、重鎮付アーム
の一端に設けたクリップで基板上に載置した縫製材の一
端を挟持させて、ミシンの送りによって縫製材を送り乍
ら、その縫製材の曲線状端末を、他の縫製材の直線状端
末に縫製するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯かる自動縫製装置
は、縫製材の送りに無理な力が加わるため、前記発泡体
製ワディングの積層体からなるトリムカバーを縫製する
ことは困難であった。即ち、重鎮付のアームによる荷重
各ローラのガイド溝に対する抵抗などが、ミシンの縫い
送りに加わるため、通常のミシンを使用して縫製するこ
とができない。
は、縫製材の送りに無理な力が加わるため、前記発泡体
製ワディングの積層体からなるトリムカバーを縫製する
ことは困難であった。即ち、重鎮付のアームによる荷重
各ローラのガイド溝に対する抵抗などが、ミシンの縫い
送りに加わるため、通常のミシンを使用して縫製するこ
とができない。
【0005】また、前記従来自動縫製装置は、端末の曲
線が急激のものにおいては、前記ローラが移動し難いガ
イド溝の形状になるため、自動縫製がより困難になる不
具合があった。更に、斯かる従来の自動縫製装置は、縫
製材の基板に対するセット位置のバラツキ、縫製材の寸
法のバラツキにより、縫製位置が一定にならない欠陥が
あった。そこで、本発明は、端末が急激な曲線を有する
縫製材を、その端末に沿って的確に縫製し得るようにす
ることを目的とする。
線が急激のものにおいては、前記ローラが移動し難いガ
イド溝の形状になるため、自動縫製がより困難になる不
具合があった。更に、斯かる従来の自動縫製装置は、縫
製材の基板に対するセット位置のバラツキ、縫製材の寸
法のバラツキにより、縫製位置が一定にならない欠陥が
あった。そこで、本発明は、端末が急激な曲線を有する
縫製材を、その端末に沿って的確に縫製し得るようにす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係るミシンにおける縫製材のガイド装置
は、ミシン針の手前に設けて縫製材を挟持し乍ら送る上
下一対のガイドロールローラーと、このガイドロールロ
ーラーを縫製材の送り方向に対して左右方向に可動させ
る上下一対からなる作動アーム及びリンク機構とからな
り、前記作動アームは略中央を揺動自在に軸着すると共
に、その一端を前記ガイドロールローラー、他端を作動
アームを揺動させる駆動機構に連結し、前記リンク機構
は、一端を前記上、下ガイドロールローラーに夫々固定
したリンクAと、ミシンのテーブル側に基端を回動自在
に枢着し先端を前記リンクAの他端に回動自在に連結し
てなるリンクBとから構成してなることを特徴とするも
のである。
めの本発明に係るミシンにおける縫製材のガイド装置
は、ミシン針の手前に設けて縫製材を挟持し乍ら送る上
下一対のガイドロールローラーと、このガイドロールロ
ーラーを縫製材の送り方向に対して左右方向に可動させ
る上下一対からなる作動アーム及びリンク機構とからな
り、前記作動アームは略中央を揺動自在に軸着すると共
に、その一端を前記ガイドロールローラー、他端を作動
アームを揺動させる駆動機構に連結し、前記リンク機構
は、一端を前記上、下ガイドロールローラーに夫々固定
したリンクAと、ミシンのテーブル側に基端を回動自在
に枢着し先端を前記リンクAの他端に回動自在に連結し
てなるリンクBとから構成してなることを特徴とするも
のである。
【0007】以上の駆動機構はあらかじめ、縫製材の曲
線状端末に沿ってミシン縫いできるように、また、縫製
材がミシンの手前においてズレた場合には、それをセン
サーで検知して縫製材を所定位置に移動するように、あ
らかじめ動作手順を加入したコンピュータの指示によっ
て作動するように構成されている。
線状端末に沿ってミシン縫いできるように、また、縫製
材がミシンの手前においてズレた場合には、それをセン
サーで検知して縫製材を所定位置に移動するように、あ
らかじめ動作手順を加入したコンピュータの指示によっ
て作動するように構成されている。
【0008】
【作用】駆動機構によって作動アームは揺動し、ガイド
ロールローラーを左右方向に移動する。その際、ガイド
ロールローラーはリンク機構によって左右方向に向きが
変更する。
ロールローラーを左右方向に移動する。その際、ガイド
ロールローラーはリンク機構によって左右方向に向きが
変更する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図中(M)はミシン本体で、(70)はミシン
針が挿通するミシン押さえ、(71)は送り歯を示す。
このミシン本体(M)の押さえ(70)手前のテーブル
(8)には、縫製材(F)を挿通するガイドに設けたセ
ンサー(6)が設置されている。このセンサー(6)近
傍には、縫製材(F)を挟持し乍らミシン本体(M)の
送りによって送る上下一対のガイドロールローラー(1
0)(11)が縫製材(F)の送り方向に対して直交状
に配設されている。
明する。図中(M)はミシン本体で、(70)はミシン
針が挿通するミシン押さえ、(71)は送り歯を示す。
このミシン本体(M)の押さえ(70)手前のテーブル
(8)には、縫製材(F)を挿通するガイドに設けたセ
ンサー(6)が設置されている。このセンサー(6)近
傍には、縫製材(F)を挟持し乍らミシン本体(M)の
送りによって送る上下一対のガイドロールローラー(1
0)(11)が縫製材(F)の送り方向に対して直交状
に配設されている。
【0010】上部のガイドロールローラー(10)は、
図2に示すように、シャフト(10B)を取付枠(10
C)に回転自在に軸着し、そのシャフト(10B)に回
転環(10A)を一体に設け、取付枠(10C)に固定
片(10D)を設けたものであり、下部のガイドロール
ローラー(11)は、上部のガイドロールローラー(1
0)の真下に配設し、前記回転環(10A)が喰い込む
凹溝(11A)を外周に有する回転体(10B)を取付
枠(11C)に回転自在に軸着し、取付枠(11C)に
固定片(11D)を溶接したものであり、この上下一対
のガイドロールローラー(10)は後述する作動アーム
(20)(21)、リンク機構(30)(31)によっ
て常に同方向に向いて移動する。
図2に示すように、シャフト(10B)を取付枠(10
C)に回転自在に軸着し、そのシャフト(10B)に回
転環(10A)を一体に設け、取付枠(10C)に固定
片(10D)を設けたものであり、下部のガイドロール
ローラー(11)は、上部のガイドロールローラー(1
0)の真下に配設し、前記回転環(10A)が喰い込む
凹溝(11A)を外周に有する回転体(10B)を取付
枠(11C)に回転自在に軸着し、取付枠(11C)に
固定片(11D)を溶接したものであり、この上下一対
のガイドロールローラー(10)は後述する作動アーム
(20)(21)、リンク機構(30)(31)によっ
て常に同方向に向いて移動する。
【0011】作動アーム(20)(21)は、上部アー
ム部(20)と下部アーム部(21)とからなり、上部
アーム部(20)の一端が前記固定片(10D)、ま
た、下部アーム部(21)の一端は前記固定片(11
D)の夫々の中央に、ピン(122)(123)によっ
て回動自在に枢着されている。そして、上部アーム部
(20)と下部アーム部(21)の後端は連結杆(2
2)で一体に連結されている。
ム部(20)と下部アーム部(21)とからなり、上部
アーム部(20)の一端が前記固定片(10D)、ま
た、下部アーム部(21)の一端は前記固定片(11
D)の夫々の中央に、ピン(122)(123)によっ
て回動自在に枢着されている。そして、上部アーム部
(20)と下部アーム部(21)の後端は連結杆(2
2)で一体に連結されている。
【0012】以上の上部アーム部(20)は、先部(2
0A)と基部(20B)とを一体に連結し、先部(20
A)が油圧シリンダー(23)によって上下方向に昇降
可能に取付けて、先部(20A)に設けたガイドロール
ローラー(10)が他のガイドロールローラー(11)
方向に下降し、縫製材(F)を両ガイドロールローラー
(10)(11)で挟持し得るように構成されている。
図中(25)は、油圧シリンダー(23)を基部(20
B)側に設置するブラケットを示す。
0A)と基部(20B)とを一体に連結し、先部(20
A)が油圧シリンダー(23)によって上下方向に昇降
可能に取付けて、先部(20A)に設けたガイドロール
ローラー(10)が他のガイドロールローラー(11)
方向に下降し、縫製材(F)を両ガイドロールローラー
(10)(11)で挟持し得るように構成されている。
図中(25)は、油圧シリンダー(23)を基部(20
B)側に設置するブラケットを示す。
【0013】以上の上部アーム部(20)の基部(20
B)と、下部アーム部(21)は、図3に示すように、
枢支ピン(120)(121)によって、支持枠(2
4)に縫製材(F)の送り方向の左右に揺動可能に取付
けられている。図中(90)は、支持枠(24)をテー
ブル(8)に固定する支柱を示す。
B)と、下部アーム部(21)は、図3に示すように、
枢支ピン(120)(121)によって、支持枠(2
4)に縫製材(F)の送り方向の左右に揺動可能に取付
けられている。図中(90)は、支持枠(24)をテー
ブル(8)に固定する支柱を示す。
【0014】以上の作動アーム(20)(21)におけ
る連結杆(22)には、図3に示すように、作動アーム
(20)(21)を揺動させる駆動機構(4)が連結さ
れている。図示する駆動機構(4)は、作動アーム(2
0)(21)に設けたガイドロールローラー(10)
(11)が縫製材(F)をミシン押さえ(70)に、縫
製材(F)の端末(200)に沿って縫着できるように
送り込めるように、あらかじめ動作手順が加入されてい
るコンピュータの指示に基づいてモーターが運転してベ
ルト(41)を回動させて押引杆(40)を押引するこ
とにより、作動アーム(20)(21)を揺動する。そ
して、縫製材(F)の端末(200)が所定位置よりズ
レた場合に、それを前記センサー(6)で検知し、この
データをコンピュータに入力させて制御信号を出力し、
この制御信号によって作動アーム(20)(21)を作
動するものである。図3において、(42)はベルト
(41)駆動用のギャを示す。
る連結杆(22)には、図3に示すように、作動アーム
(20)(21)を揺動させる駆動機構(4)が連結さ
れている。図示する駆動機構(4)は、作動アーム(2
0)(21)に設けたガイドロールローラー(10)
(11)が縫製材(F)をミシン押さえ(70)に、縫
製材(F)の端末(200)に沿って縫着できるように
送り込めるように、あらかじめ動作手順が加入されてい
るコンピュータの指示に基づいてモーターが運転してベ
ルト(41)を回動させて押引杆(40)を押引するこ
とにより、作動アーム(20)(21)を揺動する。そ
して、縫製材(F)の端末(200)が所定位置よりズ
レた場合に、それを前記センサー(6)で検知し、この
データをコンピュータに入力させて制御信号を出力し、
この制御信号によって作動アーム(20)(21)を作
動するものである。図3において、(42)はベルト
(41)駆動用のギャを示す。
【0015】リンク機構(30)(31)は、上リンク
(30)とこの上リンク(30)の真下に位置するした
リンク(31)とからなり、図2に示すように、テーブ
ル(8)上に起立した起立板(91)に、コ字状のブラ
ケット(32)を溶接し、このブラケット(32)の上
下と前記ガイドロールローラー(10)(11)との間
に配設したものであり、上リンク(30)及び下リンク
(31)は、一端をガイドロールローラー(10)(1
1)側に一体に締結するリンクA(30B)(31B)
と、前記ブラケット(32)側にピン(33)(13
2)で、回動可能に枢着したリンクB(30A)(31
A)とから構成され、このリンクA(30B)(31
B)とリンクB(30A)(31A)は、連結ピン(1
30)(131)で、相互に回動可能に連結されてい
る。
(30)とこの上リンク(30)の真下に位置するした
リンク(31)とからなり、図2に示すように、テーブ
ル(8)上に起立した起立板(91)に、コ字状のブラ
ケット(32)を溶接し、このブラケット(32)の上
下と前記ガイドロールローラー(10)(11)との間
に配設したものであり、上リンク(30)及び下リンク
(31)は、一端をガイドロールローラー(10)(1
1)側に一体に締結するリンクA(30B)(31B)
と、前記ブラケット(32)側にピン(33)(13
2)で、回動可能に枢着したリンクB(30A)(31
A)とから構成され、このリンクA(30B)(31
B)とリンクB(30A)(31A)は、連結ピン(1
30)(131)で、相互に回動可能に連結されてい
る。
【0016】図中(5)は、縫製材(F)を載置する合
成樹脂製載置板であり、この載置板(5)は支脚(9
2)(93)によって支持されている。そして、この載
置板(5)下方のテーブル(8)には、縫製材(F)の
端末(200)に一体に縫着される他の縫製材(不図
示)を固定する治具が設けてあり、両縫製材(F)はそ
の端末が一体に縫着される。なお、他の縫製材を固定す
る治具は、本願出願人の出願に係る特願昭60ー118
565号に開示されているものを使用する。
成樹脂製載置板であり、この載置板(5)は支脚(9
2)(93)によって支持されている。そして、この載
置板(5)下方のテーブル(8)には、縫製材(F)の
端末(200)に一体に縫着される他の縫製材(不図
示)を固定する治具が設けてあり、両縫製材(F)はそ
の端末が一体に縫着される。なお、他の縫製材を固定す
る治具は、本願出願人の出願に係る特願昭60ー118
565号に開示されているものを使用する。
【0017】以上の縫製材(F)は、図7に示すよう
に、自動車用座席を構成するトリムカバーであり、表皮
(201)、発泡体製(ウレタンフォームのスラブ材)
ワディング(202)、ワディングカバー(203)の
三部材からなる積層体であり、その端末(200)は曲
線状に裁断されており、この端末(200)に沿って他
の縫製材(例えば、縫製材(F)が身頃の場合には、玉
縁、額縁、まち)を一体に縫着する。(204)は縫目
を示す。
に、自動車用座席を構成するトリムカバーであり、表皮
(201)、発泡体製(ウレタンフォームのスラブ材)
ワディング(202)、ワディングカバー(203)の
三部材からなる積層体であり、その端末(200)は曲
線状に裁断されており、この端末(200)に沿って他
の縫製材(例えば、縫製材(F)が身頃の場合には、玉
縁、額縁、まち)を一体に縫着する。(204)は縫目
を示す。
【0018】図4は、縫製材(F)を縫着する状態を示
し、上部のガイドロールローラー(10)は下部のガイ
ドロールローラー(11)方向に油圧シリンダー(2
3)によって下降し、縫製材(F)の端末(200)近
傍を両ガイドロールローラー(10)(11)で挟持
し、縫製材(F)はセンサー(6)を有するガイドに通
されてミシン押さえ(70)と、送り歯(71)で押さ
えられている。
し、上部のガイドロールローラー(10)は下部のガイ
ドロールローラー(11)方向に油圧シリンダー(2
3)によって下降し、縫製材(F)の端末(200)近
傍を両ガイドロールローラー(10)(11)で挟持
し、縫製材(F)はセンサー(6)を有するガイドに通
されてミシン押さえ(70)と、送り歯(71)で押さ
えられている。
【0019】図5、図6は、ガイドロールローラー(1
0)の動作状態を示し、図5はガイドロールローラー
(10)(11)によって縫製材(F)が適正位置にあ
る場合であり、図6は縫製材(F)がズレて、これを適
正位置に戻す状態を示す。
0)の動作状態を示し、図5はガイドロールローラー
(10)(11)によって縫製材(F)が適正位置にあ
る場合であり、図6は縫製材(F)がズレて、これを適
正位置に戻す状態を示す。
【0020】ガイドロールローラー(10)(11)
は、コンピュータによってあらかじめ縫製材(F)の端
末(200)に沿って縫着できるように制御されたコン
ピュータの指示に基づいて駆動機構(4)が作動して、
作動アーム(20)(21)を枢支ピン(120)(1
21)での枢着部を回転中心に左右方向に揺動させてガ
イドロールローラー(10)(11)の位置決めを行
う。
は、コンピュータによってあらかじめ縫製材(F)の端
末(200)に沿って縫着できるように制御されたコン
ピュータの指示に基づいて駆動機構(4)が作動して、
作動アーム(20)(21)を枢支ピン(120)(1
21)での枢着部を回転中心に左右方向に揺動させてガ
イドロールローラー(10)(11)の位置決めを行
う。
【0021】しかし乍ら、図6に示すように、縫製材
(F)がズレた場合には、それをセンサー(6)が検知
し、このデータをコンピュータに入力して、このコンピ
ュータの制御信号に基づきモーターが運転して押引杆
(40)を押引し、ガイドロールローラー(10)(1
1)の位置を作動アーム(20)(21)によって制御
する。
(F)がズレた場合には、それをセンサー(6)が検知
し、このデータをコンピュータに入力して、このコンピ
ュータの制御信号に基づきモーターが運転して押引杆
(40)を押引し、ガイドロールローラー(10)(1
1)の位置を作動アーム(20)(21)によって制御
する。
【0022】その際、ガイドロールローラー(10)
(11)には、リンク機構(30)(31)によってそ
の向きが変換させられる。即ち、ガイドロールローラー
(10)(11)を構成する回転環(10A)と、この
回転環(10A)が喰い込む凹溝(11A)の向きが縫
製材(F)の端末(200)が適正位置になるように変
わる。縫製材(F)の端末(200)が適正位置になる
と、ガイドロールローラー(10)(11)は縫製材
(F)における端末(200)の曲線に沿って、縫製材
(F)をミシン押さえ(70)方向に送り込めるよう
に、その向きが縫製材(F)の送り方向に対して左右方
向に向くように、センサー等によって制御される。
(11)には、リンク機構(30)(31)によってそ
の向きが変換させられる。即ち、ガイドロールローラー
(10)(11)を構成する回転環(10A)と、この
回転環(10A)が喰い込む凹溝(11A)の向きが縫
製材(F)の端末(200)が適正位置になるように変
わる。縫製材(F)の端末(200)が適正位置になる
と、ガイドロールローラー(10)(11)は縫製材
(F)における端末(200)の曲線に沿って、縫製材
(F)をミシン押さえ(70)方向に送り込めるよう
に、その向きが縫製材(F)の送り方向に対して左右方
向に向くように、センサー等によって制御される。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、作動アームによってガ
イドロールローラーの位置を一定位置に制御し、リンク
機構によってガイドロールローラー自体の向きを制御す
る構造であるため、縫製材に対する制御が的確になり、
縫製材の所定位置を一定に縫製することができる。ま
た、縫製材を上下一対のガイドロールローラーで挟持す
るのみであるため、縫製材のミシンに対するセットが簡
単になり、作業性を向上し得る。また、縫製材のセット
位置、寸法等の誤差によって、縫製にバラツキが生じる
ことがない。
イドロールローラーの位置を一定位置に制御し、リンク
機構によってガイドロールローラー自体の向きを制御す
る構造であるため、縫製材に対する制御が的確になり、
縫製材の所定位置を一定に縫製することができる。ま
た、縫製材を上下一対のガイドロールローラーで挟持す
るのみであるため、縫製材のミシンに対するセットが簡
単になり、作業性を向上し得る。また、縫製材のセット
位置、寸法等の誤差によって、縫製にバラツキが生じる
ことがない。
【図1】本発明に係る装置の側面図である。
【図2】図1のIIーII線に沿う断面図である。
【図3】図1のIIIーIII線に沿う断面図である。
【図4】本発明に係る装置の使用状態を示す側面図であ
る。
る。
【図5】本発明装置の使用状態を示す平面図である。
【図6】本発明に係るガイドロールローラーの動きを示
す平面図である。
す平面図である。
【図7】本発明装置によって縫製する縫製材の部分切欠
斜視図である。
斜視図である。
10 ガイドロールローラー 11 ガイドロールローラー 20 作動アーム 21 作動アーム 30 リンク機構 31 リンク機構 F 縫製材
Claims (1)
- 【請求項1】 ミシン針の手前に設けて縫製材を挟持し
乍ら送る上下一対のガイドロールローラーと、 このガイドロールローラーを縫製材の送り方向に対して
左右方向に可動させる上下一対からなる作動アーム及び
リンク機構とからなり、 前記作動アームは略中央を揺動自在に軸着すると共に、
その一端を前記ガイドロールローラー、他端を作動アー
ムを揺動させる駆動機構に連結し、 前記リンク機構は、一端を前記上、下ガイドロールロー
ラーに夫々固定したリンクAと、ミシンのテーブル盤側
に基端を回動自在に枢着し先端を前記リンクAの他端に
回動自在に連結してなるリンクBとから構成してなる、 ミシンにおける縫製材のガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05096821A JP3087991B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ミシンにおける縫製材のガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05096821A JP3087991B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ミシンにおける縫製材のガイド装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06285283A JPH06285283A (ja) | 1994-10-11 |
JP3087991B2 true JP3087991B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=14175245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05096821A Expired - Fee Related JP3087991B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ミシンにおける縫製材のガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3087991B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2013128545A1 (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-06 | Ykk株式会社 | 縫製機 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP05096821A patent/JP3087991B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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