JP3086789B2 - 厨房排水用処理剤供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、厨房排水、特に
食品工場、ホテル、レストランなどの比較的規模の大き
い業務用厨房より発生する排水の浄化のために、該排水
に汚水処理剤を定量供給する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、厨房から下水道に廃棄される汚
水は、下水道管の閉塞や、メタンのような爆発性ガスの
発生、悪臭の発生などを防止し、さらには下水処理場に
おける活性汚泥の浄化作用を損なうことのないように、
汚水に含まれる液状の油脂成分やこれによって生ずるス
カム、スラッジ状の固形の油脂成分、食材残渣などを予
め除去する必要がある。

【０００３】そこで、従来においては、厨房排水を厨房
床面に設けた排水溝よりグリーストラップに導入し、こ
のグリーストラップ内において汚水に含まれる油脂成分
や食材残渣などを分離除去したのち、下水道に排出する
ようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の分離除去手段では、グリーストラップ内に集まる油
脂成分とりわけ固形の油脂成分が多いため、その分離除
去に多大な労力と時間を費やし、作業能率が悪い上に処
理コストも高く付き、また排水溝でも発生した固形の油
脂成分が壁面に付着して流れを阻害するという難点があ
った。

【０００５】この発明は、上述の事情に鑑みて、グリー
ストラップにおける油脂成分の除去を容易にすると共
に、排水系における固形の油脂成分に付着による流れの
阻害を防止するために、厨房排水中の油脂成分を分解消
費する汚水処理剤を間欠的に排水溝へ定量供給する処理
剤供給装置を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第１の発明に係る厨房排水用処理剤供給装置は、油
脂分解性の酵素およびバクテリアを含む粉末状の汚水処
理剤を収蔵する貯蔵タンクと、この貯蔵タンクの下方開
口部に臨んで前記汚水処理剤の所定量を計量して排出す
る計量供給部と、この計量供給部から排出された汚水処
理剤を受け入れる混合室と、この混合室内へ水を供給す
る水供給装置と、該混合室内で混合された汚水処理剤と
水との混合液を厨房排水系へ排出する排出管とを具備
し、設定した汚水処理剤および水の供給量と供給時間間
隔に応じて前記計量供給部の計量排出機構および水供給
装置が間欠的に作動するように構成されている。

【０００７】この処理剤供給装置によれば、汚水処理剤
および水の供給量と供給時間間隔を設定し、貯蔵タンク
に汚水処理剤を収蔵しておけば、所定の時間が経過する
毎に、自動的に貯蔵タンク内の汚水処理剤の一定量が混
合室へ供給されて水と混合され、この混合液が厨房排水
系へ排出されて厨房排水中に混じり合い、排水中の油脂
成分が酵素とバクテリアによって分解消費される。

【０００８】第２の発明では、上記第１の発明に係る厨
房排水用処理剤供給装置において、定量供給部の上位
に、粉末状の汚水処理剤を攪拌する攪拌手段が設けられ
てなる構成を採用している。この場合、貯蔵タンク内で
の汚水処理剤は、この攪拌手段によるほぐし作用により
塊状化が防止され、消費減量に伴う下降が均等にかつ円
滑になる。

【０００９】第３の発明では、上記第２の発明に係る厨
房排水用処理剤供給装置において、前記攪拌手段と計量
供給部の計量排出機構とが連動して間欠的に作動する構
成を採用しているから、定量供給部での計量の都度に上
位側で汚水処理剤が攪拌され、計量部への流入が円滑に
なされる。

【００１０】第４の発明では、上記第１〜第３の発明に
係る厨房排水用処理剤供給装置において、貯蔵タンク内
に、収蔵された粉末状の汚水処理剤の消費減量を感知す
るレベラーが設けられると共に、該レベラーにて感知さ
れた汚水処理剤の不足を知らせる表示部を有してなる構
成を採用しているから、この表示部の表示に基づいて汚
水処理剤の補充を行える。

【００１１】

【発明の実施の形態】つぎに、この発明に係る厨房排水
用処理剤供給装置の一実施例について、図面を参照して
具体的に説明する。

【００１２】図１は、厨房の全体を概念的に示した平面
図である。（１）は厨房であり、その中央に複数の調理
台（２）が、周囲には流し台（2a）、食器洗浄機（2
b）、食器収納棚（2c）などが配置されている。

【００１３】（３）は厨房（１）の床（1a）に設けられ
た本流の排水溝であり、該厨房（１）内の一方から他方
に傾斜しており、汚水発生源から流れ出る汚水を直接流
入又は一旦床（1a）面に流し出してのち流入させて下流
へ流す。（3a）は本流の排水溝（３）に合流する支流の
排水溝であり、この上に前記調理台（２）が設置されて
いる。排水溝（３）および（3a）は、清掃時以外は通常
グレイティングで覆われている。

【００１４】（４）は排水溝（３）の最上流近傍の床
（1a）面上方に設置された処理剤供給装置であり、油脂
分解性の酵素およびバクテリアを含む粉末状の汚水処理
剤を水に混合した状態で間欠的に排水溝（３）へ放出す
る機能を持つ。

【００１５】（５）は汚水に含まれる液状ないし固形状
の油脂成分を分離するためのグリーストラップであり、
排水溝（３）の最下流位置に設置されている。（６）は
雑排水槽であり、グリーストラップ（５）から流出する
汚水を下水道管（７）に廃棄する前に一時的に溜めるこ
とにより、該汚水中の沈殿物を降下分離するようになっ
ている。

【００１６】図２および図３は、処理剤供給装置（４）
の内部構造を示す縦断正面図および縦断側面図である。
図において、（10）は匡体（11) に収納された供給装置
本体であり、粉末状の汚水処理剤（Ｐ）を蓄える貯蔵タ
ンク（12）と、その下方に連設された計量供給部（13）
と、この計量供給部（13）の下方に形成されたスカート
状の排出口（13ａ）に臨む混合室（15）とからなってい
る。しかして、混合室（15）は、側壁上部に、供給装置
本体（10）の側方下部に設置された水供給装置（14）か
ら供給される水の取入れ口（14ａ）を有すると共に、下
方開口部に排出管（16）接続されており、水と混合した
汚水処理剤（Ｐ）を該排出管（16）より排水溝（３）へ
導出するようになっている。

【００１７】貯蔵タンク（12）には、粉末状の汚水処理
剤（Ｐ）の消費減量を感知するレベラー（17）が設けら
れている。このレベラー（17）は、基端部を貯蔵タンク
（12）の上部内壁面に枢支した上下回動自在な竿状体
（18）と、貯蔵タンク（12）の側壁下部に取り付けられ
て該竿状体（18）の遊端部に固着した電磁石（18ａ）の
磁力によって作動する表示部（18ｂ）とで構成されてい
る。そして、竿状体（18）は、遊端部を汚水処理剤
（Ｐ）の上に載置することにより、該汚水処理剤（Ｐ）
の消費による収蔵量の減少に伴って下方へ回動し、つい
には図２の仮想線に示すように垂下状態となるが、この
ときに電磁石（18ａ）に対接した表示部（18ｂ）が作動
して汚水処理剤（Ｐ）の不足を知らせる。

【００１８】計量供給部（13）は、貯蔵タンク（12）の
下方開口部において汚水処理剤（Ｐ）を受け止めて所定
量を計量した上で混合室（15）へ供給する回転式の粉体
排出計量ドラム（19）と、その上方に配置する回転式の
攪拌翼（20）とを備えている。前者の粉体排出計量ドラ
ム（19）は、周面に凹陥状の計量ポケット（19ａ）を有
しており、モーター（21）にて回転した際に、その周面
と周接壁（19ｂ）との摺接によって計量ポケット（19
ａ）内に入った汚水処理剤（Ｐ）が摺り切り計量され、
次いで該計量ポケット（19ａ）が排出口（13ａ）に臨む
位置に来た際に、該計量ポケット（19ａ）から汚水処理
剤（Ｐ）が自然落下して混合室（15）に入るようになっ
ている。

【００１９】前記のモーター（21）は、間欠的に作動す
ると共に、作動時には粉体排出計量ドラム（19）を整数
回転させるように設定されており、該ドラム（19）の回
転数によって混合室（15）への汚水処理剤（Ｐ）の供給
量が決定される。また、粉体排出計量ドラム（19）の回
転軸上に固設された歯車（19ｃ）が攪拌翼（20）の回転
軸上に固設された歯車（19ｄ）と噛合しており、もって
モーター（21）の作動によって粉体排出計量ドラム（1
9）と攪拌翼（20）が同期して回転するようになされて
いる。

【００２０】水供給装置（14）は、粉体排出計量ドラム
（19）の回転と同時に、これと同調する電磁弁（14ｂ）
が開放し、水を水取り入れ口（14ａ）から混合室（15）
へ供給するようになされている。従って、混合室（15）
では一定量の汚水処理剤（Ｐ）と水とが混合され、この
混合液が排出管（16）を通して排水溝（３）へ放出され
る。

【００２１】このような処理剤供給装置（４）の作動、
すなわち汚水処理剤（Ｐ）の計量と供給および水の供給
は、図示していない自動制御装置によって任意の設定条
件のもとに行われる。

【００２２】貯蔵タンク（12）に収蔵する粉末状の汚水
処理剤（Ｐ）としては、従来より固形化し易い油脂成分
を含む汚水の処理用として知られる、いわゆる酵素・生
物学的製剤を使用できる。この製剤は、数種類の酵素と
ある種の人畜無害のバクテリアを濃縮固定化した、吸湿
性及び生分解性を有する粉末であり、汚水中の油脂成分
を分解すると共に、その分解物とタンパク質及び糖質を
も消化分解する働きを有しており、また爆発性ガスや悪
臭の発生も防止する作用も示す。なお、このような汚水
処理剤（Ｐ）の市販品としては、例えば、商品名「プロ
リバックＧ（ＨＥＢＥＣＯ社製）」等の液水溶性のもの
が挙げられる。

【００２３】図４はグリーストラップ（５）を示す縦断
面図である。（5a）は排水溝（３）から流れ込む汚水を
受けて、汚水中に含まれる食材残渣やその他の夾雑物を
濾過するストレーナ、（5b）は浮遊する油脂成分をせき
止める堰板、（5c）は沈降する沈殿物の流出を防ぐ仕切
り板、（5d）は胴部に水位を規定する排水口（5e）が設
けられたトラップ管である。

【００２４】厨房（１）においては、調理台（２）、流
し台（2a）、食器洗浄機（2b）などから発生する汚水
と、この汚水に含まれる油脂成分、小片の食材残渣、残
飯等は、排水溝（３）へ直接に流入するか、いったん床
（1a）面に流し出されて排水溝（３）へ流入し、該排水
溝（３）を下流へ流れてグリーストラップ（５）へ入
る。しかして、床（1a）面は、多量の清掃水にて汚れを
除去して常に清潔に保つ必要があり、この清掃水も排水
に加わることになる。従って、この排水の量に応じて、
処理剤供給装置（４）から排水溝（３）へ供給する汚水
処理剤（Ｐ）の一回当たりの量と、例えば１日当たり数
回ないし十数回といった供給頻度とを、前記自動制御装
置によって設定しておく。

【００２５】処理剤供給装置（４）が作動すると、粉体
排出計量ドラム（19）と攪拌翼（20）が回転すると共
に、水供給装置（14）の電磁弁（14ｂ）が開放する。そ
して、貯蔵タンク（12）内の汚水処理剤（Ｐ）は、粉体
排出計量ドラム（19）の一回転毎に、計量ポケット（19
ａ）に入って計量されて混合室（15）へ放出され、この
混合室（15）において水取り入れ口（14ａ）から流入す
る水と混合され、混合液として排出管（16）を通して排
水溝（３）へ放出され、排水中に供給される。

【００２６】このとき、攪拌翼（20）の回転によって粉
体排出計量ドラム（19）の上位で汚水処理剤（Ｐ）が攪
拌されるため、そのほぐし作用により塊状化が防止さ
れ、計量ポケット（19ａ）への汚水処理剤（Ｐ）の流入
が円滑になり、正確な計量が行われ、また貯蔵タンク
（12）内における汚水処理剤（Ｐ）の消費減量に伴う下
降も均等になされる。なお、水の供給は、混合室（15）
内で粉末状の汚水処理剤（Ｐ）が溶け込むに充分な量で
あればよいが、混合室（15）の内壁面に粉末状の汚水処
理剤（Ｐ）が付着して残るのを避けるために、粉体排出
計量ドラム（19）および攪拌翼（20）の停止後になお一
定時間引き続くように設定するのがよい。

【００２７】かくして排水溝（３）の汚水に前記混合液
が供給されると、その供給位置からグリーストラップ
（５）へ流下する過程で、汚水処理剤（Ｐ）の酵素とバ
クテリアによって汚水中の油脂成分が分解消費されると
共に、タンパク質や糖質も消化分解される。またグリー
ストラップ（５）内においても引き続いて上記消化分解
が進行する。その結果、汚水中の油脂成分が著しく減少
し、グリーストラップ（５）内での固形化した油脂成分
の発生が防止ないし低減され、油脂成分や食材残渣など
を分離除去する際の労力が大幅に軽減される。また、排
水溝（３）の壁に付着する油脂成分も少なくなり、汚水
の流れが円滑になると共に、該排水溝（３）およびグリ
ーストラップ（５）での爆発性ガスや悪臭の発生も防止
される。

【００２８】処理剤供給装置（４）の間欠作動に伴って
貯蔵タンク（12）内の汚水処理剤（Ｐ）は減少してゆく
が、その収蔵量がある程度まで減った段階で、レベラー
（17）の竿状体（18）が垂下状態となり、表示部（18
ｂ）が作動して汚水処理剤（Ｐ）の不足を知らせるか
ら、これによって適当量の汚水処理剤（Ｐ）を貯蔵タン
ク（12）内に補充できる。したがって、貯蔵タンク（1
2）内の汚水処理剤（Ｐ）が無くなった状態で放置され
て排水の浄化が滞るような事態は回避される。

【００２９】なお、計量供給部（13）における汚水処理
剤（Ｐ）の計量供給手段は、上記実施例では回転ドラム
方式を採用しているが、スクリュー方式その他の定量排
出機能を持つ種々の方式も採用可能である。また、攪拌
手段としても、例示した攪拌翼（20）に限らず、様々な
形状および機構の攪拌方式を採用できる。更に、この発
明では、レベラー（17）の構造と表示部（18ｂ）の感知
および表示機構、水供給装置（14）の作動機構、貯蔵タ
ンク（12）の構造等、細部構成については実施例以外に
種々設計変更可能である。

【００３０】

【発明の効果】第１の発明に係る厨房排水用処理剤供給
装置によれば、油脂分解性の酵素およびバクテリアを含
む汚水処理剤を水と混合した形態で間欠的に厨房床面の
排水溝等の排水系に供給できるから、厨房排水中の油脂
成分が汚水処理剤によってタンパク質や糖質と共に分解
消費されて著しく減少し、グリーストラップ内での固形
の油脂成分の発生が防止ないし軽減され、もってグリー
ストラップにおける油脂成分の除去が容易になり、その
除去操作に要する労力と時間が大幅に低減されると共
に、排水系の壁に付着する油脂成分も少なくなるために
汚水の流れが円滑になり、かつ爆発性ガスや悪臭の発生
も防止される。また、粉末状の汚水処理剤が水と混合し
た混合液として供給されるため、排水中に均一に行き渡
って油脂分解作用を直ちに最大限に発揮でき、高価な汚
水処理剤を無駄なく効率よく使用して処理コストを低減
することができる。

【００３１】第２の発明によれば、上記の厨房排水用処
理剤供給装置において、定量供給部の上位に設けた攪拌
手段のほぐし作用により、粉末状の汚水処理剤の塊状化
が防止されるため、貯蔵タンク内における汚水処理剤の
消費減量に伴う下降が均等にかつ円滑になり、定量供給
部での汚水処理剤の計量を正確に行える。

【００３２】第３の発明によれば、上記の厨房排水用処
理剤供給装置において、前記攪拌手段と計量供給部の計
量排出機構とが連動して間欠的に作動するため、定量供
給部での計量の都度に上位側で汚水処理剤が攪拌され、
計量部への流入が円滑になされ、より高い計量精度が達
成される。

【００３３】第４の発明によれば、上記の厨房排水用処
理剤供給装置において、貯蔵タンク内に設けられたレベ
ラーにより粉末状の汚水処理剤の消費減量が感知され、
このレベラーにて感知された汚水処理剤の不足を表示部
で知らせるから、この表示部の表示に基づいて所要量の
汚水処理剤を貯蔵タンクに補充すればよく、貯蔵タンク
内の汚水処理剤が無くなった状態で放置されて処理が滞
るような事態を回避できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る厨房排水用処理剤供給装置を設
置した厨房を例示する平面図である。

【図２】同処理剤供給装置の一実施例を示す縦断側面図
である。

【図３】同処理剤供給装置の一実施例を示す縦断正面図
である。

【図４】上記厨房におけるグリーストラップを例示する
縦断側面図である。

【符号の説明】

１ ・・・厨房 １ａ ・・・床 ２ ・・・調理台 ２ａ ・・・流し台 ３ ・・・排水溝 ４ ・・・処理剤供給装置 ５ ・・・グリーストラップ ６ ・・・雑排水槽 ７ ・・・下水道管 １０ ・・・供給装置本体 １１ ・・・匡体 １２ ・・・貯蔵タンク １３ ・・・計量供給部 １３ａ・・・排出口 １４ ・・・水供給装置 １４ａ・・・水の取入れ口 １４ｂ・・・電磁弁 １５ ・・・混合室 １６ ・・・排出管 １７ ・・・レベラー １８ ・・・竿状体 １８ａ・・・電磁石 １８ｂ・・・表示部 １９ ・・・粉体排出計量ドラム（計量排出機構） １９ａ・・・計量ポケット ２０ ・・・攪拌翼（攪拌手段） ２１ ・・・モーター Ｐ ・・・汚水処理剤

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) C02F 3/00 C02F 1/00 ZAB C02F 1/40 ZAB E03F 1/00

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 油脂分解性の酵素およびバクテリアを含
   む粉末状の汚水処理剤を収蔵する貯蔵タンクと、この貯
   蔵タンクの下方開口部に臨んで前記汚水処理剤の所定量
   を計量して排出する計量供給部と、この計量供給部から
   排出された汚水処理剤を受け入れる混合室と、この混合
   室内へ水を供給する水供給装置と、該混合室内で混合さ
   れた汚水処理剤と水との混合液を厨房排水系へ排出する
   排出管とを具備し、設定した汚水処理剤および水の供給
   量と供給時間間隔に応じて前記計量供給部の計量排出機
   構および水供給装置が間欠的に作動するように構成され
   てなる、厨房排水用処理剤供給装置。
2. 【請求項２】 定量供給部の上位に、粉末状の汚水処理
   剤を攪拌する攪拌手段が設けられてなる請求項１記載の
   厨房排水用処理剤供給装置。
3. 【請求項３】 前記攪拌手段と計量供給部の計量排出機
   構とが連動して間欠的に作動する請求項２記載の厨房排
   水用処理剤供給装置。
4. 【請求項４】 貯蔵タンク内に、収蔵された粉末状の汚
   水処理剤の消費減量を感知するレベラーが設けられると
   共に、該レベラーにて感知された汚水処理剤の不足を知
   らせる表示部を有してなる請求項１〜３のいずれかに記
   載の厨房排水用処理剤供給装置。