JPH09150146A - グリーストラップ内の油性分処理方法とその装置 - Google Patents

グリーストラップ内の油性分処理方法とその装置

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JPH09150146A
JPH09150146A JP31144495A JP31144495A JPH09150146A JP H09150146 A JPH09150146 A JP H09150146A JP 31144495 A JP31144495 A JP 31144495A JP 31144495 A JP31144495 A JP 31144495A JP H09150146 A JPH09150146 A JP H09150146A
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JP
Japan
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grease trap
oil component
oil
grease
treatment
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JP31144495A
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Inventor
Jun Yamaguchi
潤 山口
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JAPAN RAITO SERVICE KK
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JAPAN RAITO SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来のグリーストラップが有する
不具合な点を改善するためになされたもので、グリース
トラップに残留する油性分を効率良く除去するためのグ
リーストラップ内の油性分処理方法とその装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 そのために、グリーストラップ内に無機
質(珪酸類)5.6%、脂肪酸類8.5%、非イオン界
面活性剤13.3%、水分72.6%からなる油性分処
理剤を混入攪拌することにより廃液内に残留する油性分
を石鹸化処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテル、食堂、給
食センター、食品メーカー等の厨房の土間に埋め込みま
れたグリーストラップに残留する油性分を効率良く除去
するためのグリーストラップ内の油性分処理方法とその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホテルの厨房、食堂等の厨房、
給食センター等の厨房、食品メーカーの厨房等のフロア
には、調理を行っている時にこぼれる調理屑等に混ざっ
て油性分もこぼれるのが通常である。上記のような事業
所の厨房のフロア面積は、作業性等を考慮してかなり広
い面積を有しているのが現状であり、こうした事業所の
フロアは、調理時に生じた調理屑をはじめこれらに混ざ
ってこぼれる油性分等で汚れる場合が多く、そのためこ
うした事業所のフロア清掃には、野菜等の屑やこぼれた
油性分を直接下水等へ流すことなく、フロアに設けたグ
リーストラップに流し込みこのグリーストラップで野菜
等の屑と油性分を分別処理した後の汚水を下水に流して
いるのが現状である。
【0003】ところで、上記のような厨房等の土間に設
備されている従来の埋め込み式のグリーストラップは、
図2に示した如く、容器本体10の内部に容器底部10
aに下端を接触させない状態で一定の間隔を置いて二枚
の仕切り板11a、11bを配置することにより、容器
本体10の内部に下方で連通するA室、B室、C室に区
分すると共に、C室側の側壁部上方寄りに排水管12に
連結する排水口13を設け、かつA室の内部に落とし込
みバスケット14を配置すると共に、容器本体10の全
体開口部をマンホール蓋15で覆うことにより構成した
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成による従来
のグリーストラップは、容器本体10の内部A室の上方
に落とし込み吊り下げて配置したバスケット14で、フ
ロアの洗浄水と共に流されてくる粗目の調理屑等を受け
て定期的に回収すると共に、二枚の仕切り板11a、1
1bで仕切って連通させたA室、B室、C室で上記のバ
スケット14を通過した汚れた水と共に流入する小さな
屑や塵を沈澱濾過すると共に、B室、C室の液面に浮遊
する油性分Xを定期的に取り出し回収する方式を採用し
たものであった。
【0005】しかるに、上記の構造のグリーストラップ
による油性分Xの回収は、浮遊量のタイミングを見計ら
って定期的に取り出し回収しなければならず、回収の時
期を誤ると、油性分Xが個化する恐れがあり、取り出し
作業が非常に煩雑になり、また、浮遊する油性分Xによ
り液面レベルが下方へ押し下げられるために排水管12
の管口が個化した油性分Xによって閉塞される恐れがあ
り、容器本体10からの排水効率が著しく阻害されるこ
ともしばしば見られた。
【0006】また、従来において上記のグリーストラッ
プに浮遊する油性分を吸引し、この吸引した油性分にバ
クテリア等を加えて分解した後、再びグリーストラップ
に戻して下水に流す方式も採用されつつあるが、かかる
方式では、グリーストラップに浮遊した油性分を別個に
用意したタンクに一旦吸引し、この吸引したタンク内の
油性分にバクテリアを加えて分解処理するものであるか
ら、グリーストラップ以外に吸引機を装備したタンク乃
至バクテリアの供給手段を用意する必要があるため装置
が大掛かりとなり、作業も煩雑である等の問題を有して
いた。
【0007】本発明は、従来のグリーストラップが有す
る不具合な点を改善するためになされたもので、グリー
ストラップに残留する油性分を効率良く除去するための
グリーストラップ内の油性分処理方法とその装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、グリーストラ
ップ内に無機質(珪酸類)5.6%、脂肪酸類8.5
%、非イオン界面活性剤13.3%、水分72.6%か
らなる油性分処理剤を混入攪拌することにより廃液内に
残留する油性分を石鹸化処理することによりグリースト
ラップの排水処理効率を高める。
【0009】また、前記グリーストラップ内部に廃液を
攪拌する攪拌手段を配置すると共に、グリーストラップ
の適宜位置に油性分処理剤供給手段を設けると共に、前
記油性分処理剤供給手段と、攪拌手段とは連動させ、か
つその連動は油性分処理剤がグリーストラップ内に所定
量供給された時点で作動するように構成する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1に基づいて本発明に係
るグリーストラップ内の油性分処理方法と油性分処理装
置の実施形態を詳細に説明する。本発明の於いて「油性
分」とは、主としてホテルの厨房、食堂等の厨房、給食
センター等の厨房、食品メーカーの厨房等のフロアに、
調理を行っている時にこぼれる天ぷら油やサラダオイル
などの食用油性分を云うものであるが、こうした油性分
のみに限定されることなく、豆腐製造業、惣菜製造業、
外食産業などで生じる業務用油性分などをも広く包含す
るものである。
【0011】また、本発明に於けるグリーストラップ内
の油性分処理方法に採用する油性分処理剤には、無機質
(珪酸類)5.6%、脂肪酸類8.5%、非イオン界面
活性剤13.3%、水分72.6%からなる油性分処理
剤を採用してグリーストラップ内に流れ込む廃液内に残
留する油性分を石鹸化処理することによりグリーストラ
ップに浮遊する油性分を石鹸水化することにより、油性
分が排水表面にて固形がするのを防止して排水処理効率
を高めることにある。
【0012】図1は、本発明に係るグリーストラップの
油性分処理装置の実施形態を説明したものである。本発
明に係るグリーストラップの油性分処理装置は、図1に
示した如く、容器本体1の内部に容器底部1aに下端を
接触させない状態で一定の間隔を置いて二枚の仕切り板
2a、2bを配置することにより、容器本体1の内部に
下方で連通するA室、B室、C室を構成すると共に、C
室側の側壁部上方寄りに排水管3に連結する排水口4を
設け、かつA室の上方内部に吊り下げ落とし込み方式の
バスケット5を配置すると共に、これら、容器本体1の
開口部全体をマンホール蓋6で覆う。そして、前記マン
ホール蓋6の下面に吊り下げる状態でB室上方に臨む廃
液を攪拌する攪拌手段7を配置すると共に、該攪拌手段
7の近傍に油性分処理剤供給手段8を配置して構成す
る。
【0013】ところで、上記の実施例における廃液を攪
拌する攪拌手段7は、油性分処理剤供給手段8である容
器9の内部に装備するモータ(図では省略)によって回
転する回転翼7aで構成され、かつ前記油性分処理剤供
給手段8は、容器9が兼用され、該容器9の下面に装備
するバルブ9aより所定量の油性分処理剤D〔無機質
(珪酸類)5.6%、脂肪酸類8.5%、非イオン界面
活性剤13.3%、水分72.6%〕がグリーストラッ
プ内で回転翼7aで攪拌されつつある廃液内に供給さ
れ、廃液内に存在する油性分を石鹸水化することによ
り、油性分が排水表面にて固形がするのを防止して排水
処理効率を高めるように構成されている。
【0014】また、前記油性分処理剤供給手段8は、攪
拌手段7と連動するように構成され、油性分処理剤D
〔無機質(珪酸類)5.6%、脂肪酸類8.5%、非イ
オン界面活性剤13.3%、水分72.6%〕がグリー
ストラップ内に所定量供給された時点で作動するように
構成する。この実施例では油性分処理剤Dがグリースト
ラップ内に所定量供給された時点の検出は、例えば容器
9内に装備する液面検出センサーあるいはバルブ9aの
開放を検出して作動を開始するタイマー等により行うよ
うにする。
【0015】以下、上記の実施例に基づいて本発明に係
るグリーストラップ内の油性分処理方法と油性分処理装
置の作用と、実施要領を説明する。本発明に係るグリー
ストラップの油性分処理装置は、容器本体1の内部に容
器底部1aに下端を接触させない状態で一定の間隔を置
いて二枚の仕切り板2a、2bを配置し、容器本体1の
内部に下方で連通するA室、B室、C室を構成すると共
に、C室側の側壁部上方寄りに排水管3に連結する排水
口4を設け、かつA室の上方内部に吊り下げ落とし込み
方式のバスケット5を配置しているから、例えばホテル
の厨房、食堂等の厨房、給食センター等の厨房、食品メ
ーカーの厨房等のフロアで発生する通常の調理屑や、こ
れに伴って回収される油性分は、連通するA室、B室、
C室で概ね処理されることになる。この点に関しては従
来のグリーストラップと略同様であるが、本発明のグリ
ーストラップの油性分処理装置は、マンホール蓋6の下
面に吊り下げる状態でB室上方に臨む廃液を攪拌する攪
拌手段7を配置すると共に、該攪拌手段7の近傍に油性
分処理剤供給手段8を配置して構成し、例えば油性分処
理剤供給手段8である容器9の内部に装備するモータ
(図では省略)によって回転する回転翼7aで攪拌しつ
つあるグリーストラップ内の廃油に、容器9の下面に装
備するバルブ9aより所定量の油性分処理剤D〔無機質
(珪酸類)5.6%、脂肪酸類8.5%、非イオン界面
活性剤13.3%、水分72.6%〕を供給して廃液内
に存在する油性分を石鹸水化するようにしたので、油性
分が排水表面にて固形がするのを防止でき、しかも排水
処理効率を高めることができる。
【0016】従って、例えばホテルの厨房、食堂等の厨
房、給食センター等の厨房、食品メーカーの厨房等のフ
ロアに設けたグリーストラップの油性分は、分解処理さ
れ野菜等の屑と油性分を分別処理した後の汚水と共に下
水に流すことも可能であり、これにより下水処理場等の
機械器具等を油性分の詰まり等で損傷するようなことも
ない。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るグリーストラップ内の油性
分処理方法とその装置は、グリーストラップ内に無機質
(珪酸類)5.6%、脂肪酸類8.5%、非イオン界面
活性剤13.3%、水分72.6%からなる油性分処理
剤を混入攪拌することにより廃液内に残留する油性分を
石鹸水化するようにしたので、油性分が排水表面にて固
形がするのを防止でき、しかも排水処理効率を高めるこ
とができ、処理後は、汚水と共に下水に流すことも可能
であり、これにより下水処理場等の機械器具等を油性分
の詰まり等で損傷するようなこともない等種々の優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグリーストラップの油性分処理装
置の縦断面図
【図2】従来のグリーストラップの油性分処理装置の縦
断面図
【符号の説明】
1 グリーストラップの容器本体 1a 容器底部 2a、2b 仕切り板 A、B、C 連通室 3 排水管 4 排水口 5 バスケット 6 マンホール蓋 7 攪拌手段 7a 回転翼 8 油性分処理剤供給手段 9 容器 9a バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:08 3:20)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリーストラップ内に無機質(珪酸類)
    5.6%、脂肪酸類8.5%、非イオン界面活性剤1
    3.3%、水分72.6%からなる油性分処理剤を混入
    攪拌することにより廃液内に残留する油性分を石鹸化処
    理することによりグリーストラップの排水処理効率を高
    めるようにしたことを特徴とするグリーストラップ内の
    油性分処理方法。
  2. 【請求項2】グリーストラップ内部に廃液を攪拌する攪
    拌手段を配置すると共に、グリーストラップの適宜位置
    に油性分処理剤供給手段を設けたことを特徴とするグリ
    ーストラップ内の油性分処理装置。
  3. 【請求項3】前記油性分処理剤供給手段は、攪拌手段と
    連動するように構成され、油性分処理剤がグリーストラ
    ップ内に所定量供給された時点で作動するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載のグリーストラップ内の油
    性分処理装置。
JP31144495A 1995-11-29 1995-11-29 グリーストラップ内の油性分処理方法とその装置 Pending JPH09150146A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102031207A (zh) * 2010-11-05 2011-04-27 辽宁唐人神曙光农牧集团有限公司 一种用含油脂废水生产皂基的方法
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