JP3086778B2 - 通風扉 - Google Patents

通風扉

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JP3086778B2
JP3086778B2 JP07086007A JP8600795A JP3086778B2 JP 3086778 B2 JP3086778 B2 JP 3086778B2 JP 07086007 A JP07086007 A JP 07086007A JP 8600795 A JP8600795 A JP 8600795A JP 3086778 B2 JP3086778 B2 JP 3086778B2
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Inventor
裕二 柴崎
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上げ下げ障子部に網戸
や格子体などを着脱自在に装着した通風扉に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、通風扉の上げ下げ障子はガラ
ス板を有しているので、ガラス板のとくに屋外側面の汚
れを清掃できるようにするために、上げ下げ障子部の網
戸、格子体もしくは格子付き網戸(以下、代表的に単に
網戸という場合がある)は、例えば実公平3−1575
0号公報に記載されているように、着脱自在に取付られ
ている。図7ないし図10に基づいて、従来の通風扉に
おける網戸の着脱自在の取付構造を説明する。
【0003】図7は戸枠に取付けられた通風扉全体の外
観図、図8は縦断面図、図9は横断面図、図10は図9
の一部の拡大断面図である。図7において、1は戸枠で
あり、上下枠1a,1bと左右縦枠1c,1dにより枠
組みして構成してあり、この戸枠1に蝶番2により通風
扉3がハンドルHを介して開閉自在に取付けてある。そ
して、通風扉3の中央部に、通風扉の見込幅よりも幅広
の上げ下げ障子収容部4が形成してあり、その上げ下げ
障子収容部の周縁を屋外側に張り出して張出部5として
ある。
【0004】上げ下げ障子収容部4に装着される上げ下
げ障子6は、ラックrとピニオンpによって上下の障子
6が同時に互いに反対方向に昇降移動する形式のものが
示されているが、一方の障子が嵌め殺しになっている場
合もある。7は、格子8と防虫網9を備えた格子付き網
戸であり、外周縁を屋内側に張出して張出縁10を形成
した上下框7a,7bと、左右縦框7c,7dとによっ
て框組みして構成されている。
【0005】そして、網戸の少なくとも縦框7c,7d
において張出縁10の内周側に止着部11を形成し、そ
の止着部をネジなどの止着具12により張出部7に止着
することにより、上げ下げ障子収容部4の屋内側から止
着具12により網戸7の着脱を可能にしている。図10
において、13は止着部11を網戸の框7c,7dに固
着するネジである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通風扉は、網戸の上下框と縦框又は少なくとも縦框にお
いて、止着部をネジなどの止着具により通風扉に止着し
ているから、網戸の取付けの際も、取外しの際も、多大
な手数と時間を要するという問題点があった。従って、
通風扉の清掃が厄介で、汚れが目立ち勝ちであった。本
発明は、上記の点に鑑み、網戸を通風扉に対して着脱自
在に取付けることが容易にでき、かつ、清掃時などの必
要時には、屋内側から容易に取外すことができるように
した通風扉を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る通風扉は、(イ)上げ下げ障子収容部
を扉の見込幅よりも幅広に形成して、前記扉の屋外側に
上げ下げ障子収容部の張出部を設け、上辺張出部に上向
き係止部を設けるとともに、縦辺張出部に出隅部を設
け、その出隅部の屋内側に隣接して切欠を設けたこと、
(ロ)網戸、格子体又は格子付き網戸の周縁に、前記上
げ下げ障子収容部の張出部より大きく、前記張出部を嵌
合状に覆う張出縁を周設するとともに、上辺張出縁に形
成した下向き係止部を前記上辺張出部に形成した上向き
係止部に係止すること、(ハ)前記網戸、格子体又は格
子付き網戸の縦框の張出縁の内周側に、屋内側に突出
し、かつ先端にテーパ部を備えた弾性係止爪を有する固
定ピースを、弾性係止爪が前記縦辺張出部の切欠に対応
する位置に固着すること、(ニ)上辺張出縁の下向き係
止部を上辺張出部の上向き係止部に係止した状態で、前
記網戸、格子体又は格子付き網戸の縦框を前記張出部側
に押圧した場合に、前記弾性係止爪の前記テーパ部が縦
辺張出部の前記出隅部に押圧されて弾性変形し、前記弾
性係止爪が前記出隅部を乗り越え、前記切欠において弾
性復元して前記切欠に嵌合係止することを特徴としてい
る。
【0008】固定ピースは、張出部の側面に形成された
切欠に嵌合する弾性係止爪と、張出部の側面に当接する
案内片とを有し、かつ、張出部の正面に弾力的に当接す
る振動防止部とを有していることを特徴としている。
【0009】
【作用】網戸の上辺張出縁の下向き係止部を扉の上げ下
げ障子収容部の上辺張出部の上向き係止部に係止し、網
戸の縦框の下部を扉に近接押圧すると、網戸の張出縁が
張出部に嵌合して覆い、かつ、固定ピースの弾性係止爪
が縦辺張出部の切欠に弾力的に嵌合係止して、網戸を扉
に固定する。
【0010】弾性係止爪は、縦辺張出部の屋内側からド
ライバなどの工具を用いて押すと、切欠から外れるの
で、網戸を上方に移動して、下向き係止部の上向き係止
部に対する係止を解除して、網戸を扉から取外すことが
できる。
【0011】固定ピースが、張出部の側面に形成された
切欠に嵌合する弾性係止爪と、張出部の側面に当接する
案内片とを有し、かつ、張出部の正面に弾力的に当接す
る振動防止部とを有している場合は、網戸を扉に装着し
た時に、堅固に固定され、かつ振動音が防止される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は網戸を扉に装着する直前の斜視図、図2は
網戸上部を扉上部に係止する係止部を示す、図1の円E
部分に対応する要部の断面図、図3は固定ピースと切欠
による固定部を示す、図1の円F部分に対応する要部の
一部破断斜視図である。先に説明した従来の通風扉と同
一の部材又は対応する部材には、同一の符号を用いる。
【0013】本発明においても、扉3の上げ下げ障子収
容部4は、扉の見込幅よりも幅広に形成されて、扉の屋
外側に上げ下げ障子収容部4の張出部5が形成されてい
る。また、網戸7の周縁に、上げ下げ障子収容部4の張
出部5よりも大きく、かつ、張出部5を嵌合状に覆う張
出縁7a〜7dが周設されている。
【0014】そして、上辺張出部5aには、図2に示す
ように、上向き係止部51が形成され、縦辺張出部5d
には、図3に示すように、切欠52が形成されている。
この切欠52は、縦辺張出部5dの外側と上げ下げ障子
収容部4とを連通させている。他の縦辺張出部5cにも
同様の切欠が形成されている。
【0015】また、網戸7の上框7aの張出縁10aに
は下向き係止部101が、網戸の縦框7dには張出縁1
0dの内側に、前記切欠52に対応する位置において固
定ピース14が固着されている。
【0016】固定ピース14は、図4に示すように、基
板14aの上面の幅方向一端部側中央に突設された係止
爪14bと、その係止爪の両側に突設された案内片14
cとを有し、基板14aの幅方向他端部側に形成された
振動防止部14dを有している。振動防止部14dは、
先端部が基板14aから突出する腕状に形成されて弾性
を有する。この固定ピース14は、基板14aに設けて
ある孔14eからネジ15を貫通し、網戸の縦框7cに
ねじ込むことにより、係止爪14bと案内片14cが上
下方向に位置する状態で張出縁10dの内側で固着され
ている。この場合、係止爪14bは、扉3の縦辺張出部
5dの切欠52に対応するように位置決めされ、案内片
14cは、その屋内側面が縦辺張出部5dの屋外側面に
対応するように位置決めされている。他の縦框7cにも
同様の固定ピースが左右対称的に固着されている
【0017】上記の構成により、今、通風扉3に網戸7
を取付けるには、まず、上框7aの張出縁10aを上辺
張出部5aにその上側から嵌合し、張出縁10aの下向
き係止部101を上辺張出部5aの上向き係止部51に
係止させる。続いて、網戸7の縦框7c,7dを扉3に
近付け、さらに図3に矢印Aで示すように、縦框7c,
7dを縦辺張出部5c,5dに押付けると、固定ピース
14の係止爪14bの先端のテーパ部14b´が張出部
5dに当接するため、係止爪14bが弾性変形しながら
移動する。また、案内片14cは張出部5dに堅固に当
接したまま移動する。そして、係止爪14bが切欠52
に合致すると、図5に示すように弾性復帰してその切欠
に係止される。案内片14cは、張出部5の外側面に堅
固に密着したままであるので、固定ピースに係止爪14
bの嵌合係止に伴う緩みが生じない。また、固定ピース
の振動防止部14dは、縦辺張出部5dの屋外側壁53
に押圧するため、網戸7が張出部5c,5dに対して不
要な振動をすることが防止される。
【0018】このようにして、網戸7の上框7aを上辺
張出部5aに係止し、網戸の縦框の固定ピース14を縦
辺張出部5c,5dの切欠52に係止することにより、
網戸7が簡単にしかも堅固に取付けられる。そして、こ
の状態で、固定ピース14は縦框7c,7dの張出縁1
0c,10dの内側に取付けられているので、屋外側か
ら不法に取外されることがない。
【0019】また、上げ下げ障子のガラスや網戸の掃除
が必要になった場合は、網戸の屋内側から、すなわち、
上げ下げ障子収容部の内側から、図6に示すように、例
えば、ドライバDの先端などで、切欠52に係止されて
いる係止爪14bを外側に押して、切欠52に対する係
止を解くと、網戸の縦框7c,7dを張出部5c,5d
から離間することができる。そして、網戸7を少し持上
げて、上框7aの張出縁10aの下向係止部101と上
辺張出部5aの上向き係止部51との係止を解除するこ
とにより、網戸を扉から取外すことができる。
【0020】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、網戸の
上框の張出縁に下向き係止部を設け、縦框の張出縁の内
側に弾性係止爪を有する固定ピースを取付け、扉の上辺
張出部には上向き係止部を、縦辺張出部には切欠をそれ
ぞれ設ける簡単な構成により、網戸の扉に対する着脱が
容易にでき、しかも、装着状態での防犯性に優れてい
る。
【0021】また、固定ピースが、張出部の側面に形成
された切欠に嵌合する弾性係止爪と、張出部の側面に当
接する案内片とを有し、かつ、張出部の正面に弾力的に
当接する振動防止部とを有する構成とした場合は、網戸
を扉に装着した時に、振動を生じない堅固な状態に保持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】網戸を扉に装着する直前の斜視図である。
【図2】網戸上部を扉上部に係止する係止部を示す、図
1の円E部分に対応する要部の断面図である。
【図3】固定ピースと切欠による固定部を示す、図1の
円F部分に対応する要部の一部破断斜視図である。
【図4】固定ピースの斜視図である。
【図5】固定ピースと切欠による固定状態を示す要部の
横断面図である。
【図6】網戸の取外し作業を説明する斜視図である。
【図7】戸枠に取付けられた通風扉全体の外観図であ
る。
【図8】同通風扉の縦断面図である。
【図9】同通風扉の横断面図である。
【図10】網戸の取付構造の一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
3 扉 5 張出部 5a 上辺張出部 5b 縦辺張出部 5c 下辺張出部 51 上向き係止部 7 網戸 7a,7b 上下框 7c,7d 縦框 10 張出縁 101 下向き係止部 14 固定ピース 14a 基板 14b 弾性係止爪 14c 案内片 14d 振動防止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/52 E06B 9/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上げ下げ障子を有する下記要件を備えた通
    風扉。 (イ)上げ下げ障子収容部を扉の見込幅よりも幅広に形
    成して、前記扉の屋外側に上げ下げ障子収容部の張出部
    を設け、上辺張出部に上向き係止部を設けるとともに、
    縦辺張出部に出隅部を設け、その出隅部の屋内側に隣接
    して切欠を設ける。 (ロ)網戸、格子体又は格子付き網戸の周縁に、前記上
    げ下げ障子収容部の張出部より大きく、前記張出部を嵌
    合状に覆う張出縁を周設するとともに、上辺張出縁に形
    成した下向き係止部を前記上辺張出部に形成した上向き
    係止部に係止する。 (ハ)前記網戸、格子体又は格子付き網戸の縦框の張出
    縁の内周側に、屋内側に突出し、かつ先端にテーパ部
    備えた弾性係止爪を有する固定ピースを、弾性係止爪が
    前記縦辺張出部の切欠に対応する位置に固着する。 (ニ)上辺張出縁の下向き係止部を上辺張出部の上向き
    係止部に係止した状態で、前記網戸、格子体又は格子付
    き網戸の縦框を前記張出部側に押圧した場合に、前記弾
    性係止爪の前記テーパ部が縦辺張出部の前記出隅部に押
    圧されて弾性変形し、前記弾性係止爪が前記出隅部を乗
    り越え、前記切欠において弾性復元して前記切欠に嵌合
    係止する。
  2. 【請求項2】固定ピースは、張出部の側面に形成された
    切欠に嵌合する弾性係止爪と、張出部の側面に当接する
    案内片とを有し、かつ、張出部の正面に弾性的に当接す
    る振動防止部とを有していることを特徴とする請求項1
    記載の通風扉。
JP07086007A 1995-03-17 1995-03-17 通風扉 Expired - Lifetime JP3086778B2 (ja)

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