JP3086745B2 - 安定化されたポリアセタール組成物 - Google Patents

安定化されたポリアセタール組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特殊な混合ヒンダード
アミン(hindered amin)光安定剤(“HALS”)系を
含むポリアセタール組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】或方面の用途においてポリアセタールは
長時間UV光に暴露される。こうしたポリアセタール組
成物が相当長時間UV光に暴露されても比較的安定であ
ることは望ましいことである。UV光に暴露される場合
のポリアセタール組成物の安定性は、それがUV光に暴
露される間に露呈する重量及び物理的性質の損耗により
測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリアセタール組成物
にUV光安定性を付与又は改善するために、それにHA
LSを添加することができる。しかしHALSの添加は
ポリアセタール組成物の他の物性、特にその(熱的に発
生するホルムアルデヒド試験により測定された)熔融加
工安定性及び/又は熱及び空気に暴露した場合の(引張
強度及び伸びのような)物理的性質の保持に悪影響を与
えることが希ではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明において、ポリア
セタール組成物中に特殊な混合HALS系を混和するこ
とによりUV光に暴露した場合に、UV光に暴露した場
合の重量損失により測定されるような、良好な安定性を
有するポリアセタール組成物が得られることが見出され
た。更にポリアセタール組成物中への特殊な混合HAL
S系の混和はポリアセタール組成物の他の性質(特にそ
の熔融加工安定性及び熱及び空気に暴露した時の物理的
性質、伸び及び引張強度を保持する能力)に著しい悪影
響を与えることはない。
【0005】本発明の組成物で使用される特殊な混合H
ALS系は本文中で“I型HALS”及び“II型HA
LS”と称される二種のHALSから製造される。I型
HALSはs−トリアジン環を有しないが、各環が環中
のN4位にヒンダードアミンを含むことを条件として、
更にピペリジン環又はオキソ−ピペラジニル環を有する
ようなHALSである。ヒンダードアミンは第三アミン
官能性のものでなければならない。II型HALSはs
−トリアジン環を有し、各環が環中のN4位にヒンダー
ドアミンを含むことを条件として、更にピペリジン環又
はオキソ−ピペラジニル環を有するようなHALSであ
る。I型HALSの場合も、ヒンダードアミンは第三ア
ミン官能性でなければならない。
【0006】本発明の組成物は熔融加工の間及び加工後
に、高度な熱的及びUV安定性を有するポリアセタール
組成物を使用する必要がある場合、常に有用である。本
発明の組成物から製造された付形又は成形品は例えば潅
漑用又は自動車用として使用できる。
【0007】組成物 本発明は特殊な混合HALS系を含む或種のポリアセタ
ール組成物に関する。特殊な混合HALS系は(1)少
なくとも一種のI型HALS及び(2)少なくとも一種
のII型HALSを含む。上記のようにI型HALSは
s−トリアジン基を有しないが、各環がC1−C6基でア
ルキル化されているヒンダードアミン(即ち、環中のN
4原子)を有することを条件として、更にピペリジン環
又はオキソ−ピペラジニル環を有するようなHALSで
ある。II型HALSはs−トリアジン環を有し、更に
ピペリジン環又はオキソ−ピペラジニル環を有してお
り、各環がC1−C6基でアルキル化されているヒンダー
ドアミン(即ち、環中のN4原子)を有するようなHA
LSである。好適な具体化において、本発明は本質的に
(a)95.00ないし99.90重量%のポリアセター
ル重合体、(b)0.02ないし2.50重量%の下記
式:
【0008】
【化5】
【0009】のHALS(b)(1)及びHALS
(b)(2)から選択された少なくとも一種のI型HA
LS、及び(c)0.02ないし2.50重量%の下記
式:
【0010】
【化6】
【0011】のHALS(c)(1)、HALS(c)
(2)及びHALS(c)(3)から成る部類から選択
された少なくとも一種のII型HALSを含んで成り、
及びHALS(c)(1)、HALS(c)(2)及び
HALS(c)(3)において、Xは下記式のいずれか
【0012】
【化7】
【0013】(上式中、AはC1−C6アルキル、好適に
はメチルである)である組成物に関する。
【0014】好適には本発明の組成物は本質的に96.
00ないし99.90重量%の成分(a)ポリアセター
ル、0.05ないし2.00重量%の成分(b)I型HA
LS、及び0.05ないし2.00重量%の成分(c)I
I型HALSを含んで成る。一層好適には、本発明の組
成物は本質的に97.00ないし99.90重量%の成分
(a)ポリアセタール、0.05ないし1.50重量%の
成分(b)I型HALS、及び0.05ないし1.50重
量%の成分(c)II型HALSを含んで成る。上記の
総ての重量部は成分(a)、(b)及び(c)のみの合
計を基準としたものである。
【0015】成分(a):ポリアセタール 本文で使用される“ポリアセタール”という用語は、そ
の末端基がエステル化又はエーテル化により末端キャッ
プ(end-cap)されている、ホルムアルデヒド又はホルム
アルデヒドの環状オリゴマーのホモポリマー、及びホル
ムアルデヒド又はホルムアルデヒドの環状オリゴマー
と、主鎖中の少なくとも二つの隣接した炭素原子とオキ
シアルキレン基を生じる他の単量体との共重合体であっ
て、その末端基はヒドロキシル末端であるか又はエステ
ル化又はエーテル化により末端キャップされていること
ができる共重合体を含んでいる。
【0016】本発明の組成物において使用されるポリア
セタールは分枝状又は直鎖状であることができ、一般に
10,000ないし100,000、好適には20,00
0ないし75,000の範囲の数平均分子量を有するも
のである。分子量は60及び1000Aの呼称孔径を有
するデュポン(DuPont)PSMバイモード(bimodal)カラ
ム キット(登録商標)を用いて160℃でm−クレゾー
ル中でゲル透過クロマトグラフィーにより測定すること
が便利である。所望の物理的性質及び加工的性質によっ
て、より高い又はより低い平均分子量を有するポリアセ
タールが使用できるが、上記の平均分子量のポリアセタ
ールは組成物から製造された成形製品中で最も望ましい
物理的性質を兼ね備えるように、組成物中に熔融配合さ
れる各種の成分に最適な均衡を与える良好な混合が得ら
れるので好適である。
【0017】上記のようにポリアセタールはホモポリマ
ー、共重合体又はそれらの混合物のいずれでもよい。共
重合体は一般にポリアセタール組成物を製造する際に使
用されるような一種又は多種のコモノマーを含むことが
できる。より共通的に使用されるコモノマーには、2−
12炭素原子のアルキレンオキシド及びそれらのホルム
アルデヒドとの環状付加生成物が含まれる。コモノマー
の量は20重量%よりは多くはなく、好適には15重量
%以上ではなく、及び最も好適には約2重量%である。
最も好適なコモノマーはエチレンオキシドである。一般
にポリアセタールホモポリマーは剛性が大きいので共重
合体よりも好ましい。好適なポリアセタールホモポリマ
ーには末端ヒドロキシル基が化学反応により末端キャッ
プされてエステル又はエーテル基、好適には夫々アセテ
ート又はメトキシ基を形成しているポリアセタールが含
まれる。
【0018】成分(b):I型HALS 成分(b)は 上記のようなI型HALSである。I型
成分(b)HALSはs−トリアジン環を含まない。し
かしI型成分(b)HALSは少なくとも一つのピペリ
ジン環又はオキソ−ピペラジニル環を含んでいる。ピペ
リジン環及びオキソ−ピペラジニル環の両者は環のN4
位が、C1−C6基、好適にはC1−C3基で、及び最も好
適にはメチル基でアルキル化され、第三アミン官能性と
なっているヒンダードアミンを含んでいる。I型成分
(b)HALSは商業的に入手可能であるか、又は米国
特許第4,233,412号に記載されているように容易
に利用し得る技術により製造できる。
【0019】本発明の組成物に有用な好ましいI型HA
LS成分(b)は上記のようにHALS(b)(1)及
びHALS(b)(2)から選択される。HALS
(b)(1)及びHALS(b)(2)の一層好適な具
体化例は、nが2ないし50の範囲にあり、最も好適に
は2ないし20の範囲にある。
【0020】成分(c):II型HALS 成分(c)は上記のようにII型HALSである。一層
詳細にはII型成分(c)HALSはs−トリアジン環
を含んでいる。II型成分(c)HALSは更に少なく
とも一つのピペリジン環又はオキソ−ピペラジニル環を
含んでいる。ピペリジン環及びオキソ−ピペラジニル環
は環のN4位が、好適にはC1−C3基で、及び最も好適
にはメチル基でアルキル化され、第三アミン官能性とな
っている、ヒンダードアミンを含んでいる。II型成分
(c)HALSは商業的に入手でき、又は米国特許第
4,086,204号及び4,331,586号に記載され
たように容易に利用できる技術によって製造できる。
【0021】本発明の組成物中で有用な好ましいII型
HALS成分(c)はHALS(c)(1)、HALS
(c)(2)及びHALS(c)(3)から選択され
る。HALS(c)(1)、HALS(c)(2)及び
HALS(c)(3)の最も好適な具体化例はAがC1
−C3基であるものであり、最も好適にはAがメチル基
であるものである。HALS(c)(3)の場合はnは
2ないし50の範囲にあり、最も好適には2ないし20
の範囲にある。Xがピペリジン構造であるHALS
(c)(1)、及びXがオキソ−ピペラジニル構造であ
るHALS(c)(3)は成分(c)II型HALSの
最も好適な具体化である。
【0022】他の添加剤 本発明の組成物は成分(a)、(b)及び(c)以外に
一般にポリアセタール成形用樹脂で使用されるような、
熱安定剤、酸化防止剤、顔料、色素、強化材、補強材、
UV吸収剤、造核剤、潤滑剤、ガラス繊維、及び充填剤
を含む他の成分、改質剤及び添加剤を含むことができる
ことを理解すべきである。又或種の顔料及び色素はそれ
自体ポリアセタール組成物の安定性に悪影響を与えるこ
ともあることを理解すべきである。
【0023】特に興味ある安定剤はポリアミド安定剤、
特にナイロン ターポリマー、米国特許第4,776,1
68号及び4,814,397号に記載されたようなヒド
ロキシ含有重合体、及び欧州特許公報第0388809
号に記載されたような非熔融性の窒素含有又はヒドロキ
シ含有重合体を含んでいる。一般にポリアセタール組成
物に添加される熱安定剤の合計量は0.05ないし5.0
0、好適には0.05ないし2.50、及び最も好適には
0.05ないし1.50重量%であり、該重量%はポリア
セタール及び熱安定剤のみの合計量を基準としたもので
ある。
【0024】本発明の組成物中への混合酸化防止剤系の
混和は熔融加工安定性及び熔融加工中の変色が相乗効果
的に改善される組成物を与える結果をもたらすことが見
出された。混合酸化防止剤系はヒンダード フェノール
性酸化防止剤であるN,N−ヘキサメチレンビス(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナミ
ド)及びトリエチレングリコールビス(3−(3'−ter
t−ブチル−4'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニル)
−プロピオネート又はテトラキス(メチレン(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト))メタンのような少なくとも一種の他のヒンダード
フェノール型酸化防止剤から成る。他のヒンダードフェ
ノール型酸化防止剤も技術上既知である。他のヒンダー
ドフェノール酸化防止剤は当業者には周知である。一般
にポリアセタール組成物に添加される酸化防止剤全体の
重量%は2.00以下であり、好適には1.00以下で、
最も好適には0.50重量%以下である。上記の重量%
はポリアセタール、熱安定剤(存在するとして)、及び
酸化防止剤のみの重量を基準とした重量%である。更に
UV吸収剤は、上記の混合HALS系と併用すると、当
量的量のUV吸収剤又は上記の混合HALS系のいずれ
かを含むポリアセタール組成物のUV抵抗性よりも、優
れたUV抵抗性をポリアセタール組成物に付与すること
が見出された。かように更にUV安定性を改善するため
に、本発明の組成物中に少なくとも一種のUV吸収剤を
添合することが有利である。UV吸収剤は既知であり、
2−(3',5'−ビス(1−メチル−1−フェニルエチ
ル)−2'−ヒドロキシフェノール)ベンゾトリアゾー
ルのようなベンゾトリアゾール;2−ヒドロキシ−4−
n−オクトオキシベンゾフェノンのようなベンゾフェノ
ン類;2−エトキシ−5−tert−ブチル−2'−エトキ
シオキサニリド及びそれと2−エトキシ−2'−エチル
−5,4'−ジ−tert−ブチルオキサニリドとの混合物の
ようなオキサニリド(シュウ酸ジアミン);シアノアク
リレート及び上記の種類のUV吸収剤の混合物を含んで
いる。一般にポリアセタール組成物に添加されるUV吸
収剤の合計重量%は0.05ないし5.00、好適には
0.05ないし4.00、及び最も好適には0.05ない
し1.00重量%の範囲内であり、上記の重量%はポリ
アセタール、熱安定剤(存在するとして)、酸化防止剤
及びUV吸収剤のみの重量を基準とした重量%である。
【0025】組成物の製造 本発明の組成物は本発明の混合HALS系をポリアセタ
ール重合体の融点以上の温度で、熱可塑性ポリアセター
ル組成物の製造に普通に使用される任意の強力な混合装
置、例えばゴム用ロール機、“バンバリ(Banbury)(登録
商標)”及び“ブラベンダー(Brabender)(登録商標)”混
合機のような外部から加熱されるキャビティを有する密
閉式混合機、外部から又は摩擦により加熱されるキャビ
ティを有する単翼又は多翼式密閉式混合機、“コニーダ
ー(ko-kneader)(登録商標)”、“ファレル連続式混合機
(Farrel Continuous Mixer)(登録商標)”のような多翼
式混合機、射出成形機、及び一軸及び二軸スクリュー式
の双方、同方向回転式及び反対方向回転式の双方の形式
の押出機を用いて、ポリアセタール重合体と共に混合す
ることにより製造できる。これらの装置は単独で、又は
内部圧及び/又はこの種の目的で設計されたバルブ、ゲ
ート又はスクリューのような混合の強度を増強するため
の静止式混合機(static mixer)、混合トーピード及び/
又は各種の装置と組み合わせて使用できる。押出機が好
適である。勿論これらの混合は組成物のポリアセタール
成分の著しい分解が起こる温度以下の温度で行わなけれ
ばならない。一般にポリアセタール組成物は170℃な
いし280℃、好適には185℃ないし240℃、最も
好適には195℃ないし225℃の間の温度で熔融加工
される。
【0026】成形品は圧縮成形、射出成形、押出成形、
ブロー成形、回転成形、熔融紡糸、熱成形を含む任意の
慣用の方法を用いて、本発明の組成物から成形できる。
射出成形が好適である。成形品の例を挙げればシート、
異形材、棒材、フィルム、フィラメント、繊維、帯紐、
テープ、チューブ材料及び管が含まれる。こうした成形
品は配向、延伸、被覆、アニール、塗装、積層及びめっ
きにより後処理することができる。かような成形品及び
それから出るスクラップは破砕して再成形することがで
きる。
【0027】本発明の組成物の製造の際に使用される加
工条件及びそれにより製造された成形品の熔融温度は、
約170−270℃、好適には185−240℃、最も
好適には200−230℃の範囲にある。本発明の組成
物を射出成形する時には、金型の温度は製造される成形
品の複雑さに合わせてできるだけ低いほうが好ましい。
一般に、金型は10−120℃、好適には10−100
℃、及び最も好適には約50−90℃である。
【0028】
【実施例】下記にはポリアセタール組成物について本発
明の特殊な混合HALS系の効果を測定するために行わ
れた試験の結果が示される。又対照用の組成物に関する
試験結果も記載されている。総ての温度は特に断らない
限り摂氏の度数である。測定値は適当な場合は丸められ
ている。
【0029】特に断らない限り、下記の実施例で使用さ
れるポリアセタール重合体は約40,000の数平均分
子量を有するアセテート末端キャップされたホモポリマ
ーであった。
【0030】実施例において使用されたHALSは下記
のようであった:I型及びII型HALS “HALS A”はI型成分(b)HALSであった。
詳細にはそれはn=9−4の、前記のようなHALS
(b)(1)であった。HALS Aはチヌビン(Tinuvi
n)(登録商標)622[チバ−ガイギー(Ciba-Geigy)社
製]として市販されている。
【0031】“HALS B”はII型成分(c)HA
LSであった。詳細にはXが
【0032】
【化8】
【0033】であり、及び“A”がメチル基である前記
のHALS(c)(1)であった。HALS Bはチマ
ソーブ(Chimassorb)(登録商標)119(チバ−ガイギー
社製)として市販されている。
【0034】“HALS C”はII型成分(c)HA
LSであった。詳細にはXが
【0035】
【化9】
【0036】であり、及び“A”がメチル基である前記
のHALS(c)(3)と同一であった。
【0037】対照HALS “HALS対照1”は下記構造:
【0038】
【化10】
【0039】を有するポリ−((6−((4−ピペリド
ン)−イミノ)−s−トリアジン−2,4−ジイル)
(2−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル)−
イミノ−ヘキサメチレン−(4−(2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジニル)−イミノ))であった。
【0040】HALS対照1はピペリジン環のN4位に
おけるヒンダード アミンが第二アミン官能性であるの
で、I型でもII型HALSでもなかった。HALS対
照1はシアソーブ(Cyasorb)(登録商標)UV−3346
[アメリカン シアナミド(Americ-an Cyanamid)社製]の
商品名で市販されている。
【0041】試験用の組成物の製造 ここで試験された試料は各々下記のように製造された:
各組成物成分を一緒に混合し、バレル温度の設定を15
0℃ないし200℃とし、ダイ温度の設定を210℃と
し、スクリュー速度を75rpmとした2.5インチの
スターリン(Ster-ling)一軸スクリュー押出機を用いて
熔融配合した。ダイから出る熔融物の温度は220℃な
いし230℃の範囲であった。
【0042】試験方法 総ての組成物の熔融加工安定性は熱的に発生したホルム
アルデヒド(thermallyevolved formaldehyde)(“TE
F”)試験方法を用いて測定された。TEF試験におい
て、試験されるポリアセタール組成物の試料を秤量して
チューブ中に入れ、無酸素的環境に試料を保持する間に
装置から発生する何等かのガスを除去するために試験試
料に窒素を導入するためのキャップをチューブに取り付
けた。試料を容れたチューブはシリコーン油浴中で25
9℃に加熱された。窒素及びそれにより運搬される発生
ガスは40g/リットルの亜硫酸ナトリウム水溶液75
mlを通してバブリングさせた。発生したホルムアルデ
ヒドは亜硫酸ナトリウムと反応して水酸化ナトリウムを
遊離する。水酸化ナトリウムは0.1N HCl標準液
で連続的に中和される。結果は滴定量ml対時間のチャ
ートとして得られた。発生したホルムアルデヒドのパー
セントは下式
【0043】
【数1】 (上式中、V=ミリリットルで表した滴定量のml、N
=滴定液の規定度、及びSW=グラムで表した試料の重
量)により計算された。
【0044】ファクター“0.03”はg/ミリ当量で
表したホルムアルデヒドのミリ当量重量である。TEF
の結果は便宜上15分加熱後及び30分加熱後に報告さ
れる。結果は下記の表に“259℃におけるCH2O重
量%”という項目で報告されている。
【0045】各組成物の物理的性質の保持は加熱空気老
化試験法を用いて測定された。加熱空気老化試験に際し
ては、熔融配合試料を1/8インチの厚さの引張試験片
として成形した。各組成物の引張試験片を予備秤量して
下記の表に示された時間の期間、130℃で空気循環炉
中に入れた。炉の位置的効果は試験片を炉全体に分布さ
せることによって平均化された。特定の時間が経過した
時に引張試験片を炉から取り出し、秤量し、ASTM
D−638(クロスヘッド速度0.2インチ/分)に従
って引張強度及び伸びを試験した。重量損失は: (1−((老化後の重量)/(老化前の重量))×10
0 として計算された。下記に報告された結果は5本の試験
片の平均値を表す。
【0046】各組成物のUV光安定性は下記に記載する
ようにUV光に暴露することにより測定された。組成物
はUV光に暴露後の重量損失を測定するために試験され
た。試験用の試料は5cm×8.1cm×4mmの寸法
を有するプラックとして成形された。成形されたプラッ
クは21ないし23gの重量を有し、該プラックの表面
を仕上げて高度な光沢を有する表面とした。プラックの
高度の光沢面側をUV光源に規定量(即ち、下記のよう
に300、600、900、1250、1500又は2
000kJ/m2)暴露した。総ての試料は同じ条件下
でUV光の暴露に付された。試料は試験前に秤量され
た。試料は総て石英内部フィルター及びホウケイ酸塩の
外部フィルターを用いたアトラス(Atlas)(登録商標)C
i65キセノン アーク ウェザロメーター中で、SAE
J1885(自動車内装品条件)に従って操作される
促進UV光暴露に付された。SAE J1885法の詳
細を簡潔に示すと下記の通りである: 明 暗 サイクル サイクル 放射照度(ワット/m2) 0.55 −− ブラックパネル温度(℃) 89.0 38.0 相対湿度(%) 50.0 100.0 サイクル時間(時間) 3.8 1.0 下記に詳述される規定量でのUV光暴露後の重量損失
は、規定量でのUV光暴露後に試料を秤量し、次いで下
記式: ([(未暴露試料重量)−(暴露後の試料重量)]/[未暴露試
料重量])×100 により重量損失率を計算することにより測定された。重
量測定はポリアセタールUV光劣化を精査するための標
準的な試験である。
【0047】実施例1−4 実施例1−4の成分及び対照例C1−C2の成分は下記
の表IAに示されている。表IAの各成分は更に下記の
混合熱安定剤系:0.75重量%のエチレン−ビニルア
ルコール共重合体(米国特許第4,766,168号に記
載)及び0.25重量%のナイロン66、ナイロン6/
10及びナイロン6の夫々33/23/43ターポリマ
ー を含んでいた。表IA中の各組成物は又0.10重量%
のフェノール系酸化防止剤のトリエチレングリコールビ
ス(3−(3'−tert−ブチル−4'−ヒドロキシ−5'
−メチルフェニル)プロピオネート、0.05重量%の
フェノール系酸化防止剤のN,N'−ヘキサメチレンビス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロ シ
ンナムアミド)、及び0.5重量%の重量平均分子量8,
000を有するポリエチレングリコール潤滑剤を含んで
いた。この項で付与される重量%は総て組成物全体の重
量を基準としたものである。
【0048】
【表1】 表IA 実施例番号 ポリアセタール(重量%) HALS(重量%) C1 93.35 −−− C2 97.75 0.30A 0.30A対照1 1 97.75 0.30A 0.30B 2 97.75 0.30A 0.30C 3 97.75 0.50A 0.10B 4 97.75 0.50A 0.10C 表IBは表IAの組成物のTEF試験及び加熱空気老化
試験の結果を示している。実施例1−4の組成物は各々
30分間試験後のガス状ホルムアルデヒドの発生が、比
較例C1(HALSを含まず)の組成物及び比較例C2
(混合HALS系を含んでいるが、一種のHALSは第
二アミン官能性のヒンダードアミンであった)の組成物
よりも少量であった。更に比較例C2によれば、比較例
C1と同一のポリアセタール組成物により発生したTE
Fの量は、第二アミン官能性のヒンダードアミンを有す
るHALSを含有する混合HALS系を混和した時(比
較例C2)に実際に増大したことが示されている。
【0049】加熱空気老化試験の結果によれば、表IB
に報告されるように比較例C1のポリアセタール組成物
の物理的性質は、本発明の混合HALS系が混和された
時(実施例1−4)には、第二アミン官能性を有するヒ
ンダードアミンが含まれるHALSを含有する混合HA
LS系が混和された時(比較例C2)よりも低下が少な
かった。
【0050】表ICには表IAのポリアセタール組成物
のUV光暴露後の重量損失の結果が報告されている。各
々が本発明の混合HALS系を含む実施例1−4の組成
物は、第二アミン官能性を有するヒンダードアミンが含
まれるHALSを含有する比較例C2の組成物よりも良
好なUV安定性を有していた。
【0051】
【表2】 表IB 259℃における CH2 実施 重量% 130℃における加熱空気老化試験 例 15 30 0日 20.5+0.5日 40+1日 番号 分間 分間 E% TS 重量損% E% TS 重量損% E% TS C1 0.06 0.51 40 9.6 0.22 30 10.6 0.38 20 10.5 C2 0.20 0.92 28 9.8 2.15 19 10.2 4.25 6 8.2 1 0.06 0.45 39 9.6 0.44 29 10.5 1.25 5 8.8 2 0.08 0.49 33 9.6 0.52 22 10.6 0.84 21 10.4 3 0.06 0.39 38 9.7 0.48 27 10.7 1.16 9 9.8 4 0.03 0.33 35 9.6 0.51 23 10.5 0.81 23 10.6
【0052】
【表3】 表IC UV暴露後の重量損失% 実施例 300 600 900 1250 1500 2000番号 kJ/m2 kJ/m2 kJ/m2 kJ/m2 kJ/m2 kJ/m2 C1 1.38 5.32 9.85 10.35 14.74 23.63 C2 0.46 1.11 4.13 5.90 7.78 9.78 1 0.31 0.97 2.59 3.75 5.02 7.46 2 0.09 0.48 1.73 2.71 3.84 6.43 3 0.21 0.86 2.89 3.23 4.48 6.29 4 0.19 0.62 1.94 2.99 4.11 7.67 実施例5−11 実施例5−11及び比較例C3−C4の成分は下記の表
IIAに示されている。表IIA中の各組成物は更にヒ
ドロキシベンゾトリアゾール型の吸収剤を含んでおり、
それは2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−
4,6−ビス−(1−メチル−1−フェニルエチル)フ
ェノールであった。
【0053】実施例5−11及び比較例C3−C4の組
成物は更に表IAの組成物と同一の混合熱安定剤系を同
じ重量%で含み、そして同一のフェノール系酸化防止剤
を同じ重量%含んでいた。比較例C3−C4及び実施例
5−9は又8000の重量平均分子量を有する0.50
重量%のポリエチレングリコール潤滑剤を含んでいた。
【0054】実施例10の組成物は熱安定剤として役立
つ1.00重量%のナイロン66、ナイロン6/10及
びナイロン6の夫々33/23/43ターポリマーを含
み、及び0.10重量%のフェノール系酸化防止剤であ
る2,2'−メチレンビス(4−メチル−5−tert−ブチ
ルフェノール)を含んでいた。実施例11の組成物は更
に下記の熱安定剤系、即ち:0.50重量%のエチレン
−ビニルアルコール共重合体(米国特許第4,766,1
68号に記載)、0.15重量%の上記のナイロン ター
ポリマー、及び0.15重量%の微結晶性セルロース、
を含んでいた。実施例11の組成物は更に下記のフェノ
ール系酸化防止剤、即ち:0.10重量%のテトラキス
(メチレン[3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シ−ヒドロシンナメート])メタン及び0.05重量%
のN,N'−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−4
−ヒドロキシ−ヒドロシンナミド)、を含んでいた。
【0055】表IIAに示されている総ての重量%は組
成物全体の重量を基準としている。
【0056】
【表4】 表IIA 実施例 ポリアセタール HALS UV吸収剤 番号 (重量%) (重量%) (重量%) C3 97.1 0.30A 0.60 0.30対照1 5 97.15 0.30A 0.60 0.30B 6 97.15 0.30A 0.60 0.30C C4 97.75 0.50A 0.60 0.50対照1 7 97.15 0.50A 0.60 0.10B 8 97.15 0.50A 0.60 0.10C 9 97.05 0.60A 0.60 0.10C 10 97.70 0.30A 0.60 0.30B 11 97.55 0.30A 0.60 0.30B 表IIAの組成物に対する加熱空気老化試験の結果及び
TEF試験結果は表IIBに報告されている。30分間
の試験後に発生したTEFの量は本発明の組成物(即
ち、実施例5−11)の場合最少であった。
【0057】表IICには、表IIAのポリアセタール
組成物のUV光暴露後の重量損失の結果が報告されてい
る。本発明の組成物(即ち、実施例5−9)は40日間
試験後の重量損失が対照組成物よりも少なかった。
【0058】
【表5】 表IIB 259℃における CH2O 実施 重量% 130℃における加熱空気老化試験 例 15 30 0日 20.5+0.5日 40+1日 番号 分間 分間 E% TS 重量損% E% TS 重量損% E% TS C3 0.36 1.26 31 9.7 2.16 18 9.9 4.84 3 4.8 5 0.08 0.50 50 9.2 0.59 32 10.1 1.42 3 7.2 6 0.10 0.53 30 9.6 0.62 13 10.4 1.02 8 9.7 C4 0.14 0.75 30 9.6 1.94 20 10.1 3.63 13 9.1 7 0.05 0.46 45 9.4 0.63 25 10.2 1.46 6 8.8 8 0.08 0.52 37 9.5 0.60 23 10.5 0.97 18 10.0 9 0.05 0.42 37 9.6 0.53 27 10.4 1.07 20 10.0 10 0.09 0.46 * * * * * * * * 11 0.05 0.35 * * * * * * * * *=測定せず
【0059】
【表6】 表IIC UV暴露後の重量損失% 実施例 300 600 900 1250 1500 2000番号 kJ/m2 kJ/m2 kJ/m2 kJ/m2 kJ/m2 kJ/m2 C3 0.05 0.04 0.21 0.26 0.17 0.30 5 −0.11 −0.02 −0.07 −0.06 −0.03 −0.03 6 −0.11 −0.02 −0.05 −0.05 −0.01 0.01 C4 −0.08 0.01 0.02 0.04 0.07 0.14 7 −0.09 0.00 −0.02 −0.03 0.04 0.04 8 −0.11 −0.02 −0.04 −0.04 −0.01 0.04 9 −0.04 −0.12 −0.03 0.07 −0.01 0.09 10 * 0.00 0.11 0.11 * 0.30 11 * −0.02 0.16 0.08 * 0.26 *測定せず(表IIC) 本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
【0060】1.下記の成分(a)、(b)及び(c)
のみの合計を基準とした重量%で表して、本質的に
(a)95.00−99.90重量%のポリアセタール重
合体、(b)0.05−2.50重量%の下記式:HALS(b)(1)
【0061】
【化11】
【0062】HALS(b)(2)
【0063】
【化12】
【0064】HALS(b)(1)及びHALS(b)
(2)から成る部類から選択された少なくとも一種のヒ
ンダード アミン光安定剤(“HALS”)、及び
(c)0.05−2.50重量%の下記式:
【0065】
【化13】
【0066】但し、HALS(c)(1)、HALS
(c)(2)及びHALS(c)(3)において、Xは
【0067】
【化14】
【0068】(上式中、AはC1−C6アルキルであ
る、)から選択される、HALS(c)(1)、HAL
S(c)(2)及びHALS(c)(3)から成る部類
から選択された少なくとも一種のHALSを含んで成る
組成物。
【0069】2.成分(a)のポリアセタールがポリア
セタール ホモポリマーである、上記1に記載の組成
物。
【0070】3.成分(a)のポリアセタールがポリア
セタール共重合体である、上記1に記載の組成物。
【0071】4.成分(c)HALSのAがメチル基で
ある、上記1に記載の組成物。
【0072】5.成分(c)HALSが(c)(1)で
あり、Xが
【0073】
【化15】
【0074】であり、及びnが2−20である、上記1
に記載の組成物。
【0075】6.成分(c)HALSがHALS(c)
(2)又はHALS(c)(3)であり、Xが
【0076】
【化16】
【0077】である、上記1に記載の組成物。
【0078】7.更に熱安定剤、酸化防止剤、顔料、着
色剤、強化剤、補強剤、UV吸収剤、造核剤、潤滑剤、
ガラス繊維及び充填剤の少なくとも一種を含んで成る、
上記1に記載の組成物。
【0079】8.更に少なくとも一種のヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤を含んで成る、上記1に記載の組成
物。
【0080】9.更にベンゾトリアゾール、ベンゾフェ
ノン、オキサニリド、及びシアノアクリレートから成る
部類から選択された少なくとも一種のUV吸収剤を含ん
で成る、上記1に記載の組成物。
【0081】10.上記1に記載の組成物から成形され
た付形物品。
【0082】11.上記1に記載の組成物から成形さ
れ、及び自動車用に使用される付形物品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−261854(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 59/00 - 59/04 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(a)、(b)及び(c)の
    みの合計を基準とした重量%で表して、本質的に(a)
    95.00−99.90重量%のポリアセタール重合体、
    (b)0.05−2.50重量%の下記式:HALS(b)(1) 【化1】 HALS(b)(2) 【化2】 HALS(b)(1)及びHALS(b)(2)から成
    る部類から選択された少なくとも一種のヒンダード ア
    ミン光安定剤(“HALS”)、及び(c)0.05−
    2.50重量%の下記式: 【化3】 但し、HALS(c)(1)、HALS(c)(2)及
    びHALS(c)(3)において、Xは 【化4】 (上式中、AはC1−C6アルキルである、)から選択さ
    れる、HALS(c)(1)、HALS(c)(2)及
    びHALS(c)(3)から成る部類から選択された少
    なくとも一種のHALSを含んで成る組成物。
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