JP3086567U - 交通機関車両の吊革用締付け金具装置 - Google Patents

交通機関車両の吊革用締付け金具装置

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JP3086567U JP2001008033U JP2001008033U JP3086567U JP 3086567 U JP3086567 U JP 3086567U JP 2001008033 U JP2001008033 U JP 2001008033U JP 2001008033 U JP2001008033 U JP 2001008033U JP 3086567 U JP3086567 U JP 3086567U
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拓史 小澤
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株式会社東邦産業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、車両に配備が容易に行える交通
機関車両の吊革用締付け金具装置の提供。 【解決手段】 帯板により構成し、その一方端と他方端
と所要長さ重合して環状に湾曲すると共に、その両端重
合部と対応する中間部を連接し、その上方側を上端環状
部に、反対の下方側を下端環状部に形成し、両端重合部
および中間部の両側から当板を当てこれを貫通するネジ
とその先端に螺合するナットで帯革および当板を締付け
固着する交通機関車両の吊革用締付け金具装置1におい
て、一方の当板2は、締付けネジ5の少なくとも2本を
互いに所要の間隔を存して平行に対向し、夫々の頭部5
a、5aを台部6に埋設固着し、台部6の内面に同一長
さの締付けネジ部5b、5bを植立配備し、他方の当板
3は、締付けネジ部と一致する取付孔7a、7bを有し
てなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
この考案は、交通機関の車両に乗車した乗客が立席で、急停車等に具えて身体 を支えるために使用する吊革用締付け金具装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に実施される交通機関車両の吊革用締付け金具装置は、上端を車両 の床からの支柱、壁からのブラケットにより支持パイプを上方部に配備し、この 支持パイプに帯革の上端を巻き回し、下端に吊り輪を通し、その帯革の両端部を 中間部に重合して環状に構成すると共に、この重合部を両側から座板を当てた後 、帯革重合部と座板を貫通する複数組みのボルトと、そのボルトに螺合するナッ トにより、帯革の重合部を締付けて固着するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記交通機関車両の吊革は、強度を確保するために、一定期間の経過後、定期 的に交換を行っているが、前述のように、帯革の重合部を複数組みのボルトとナ ットにより締付けて固着するものであるから、これをネジ回しで緩めて外すこと は、数が多く、大変に手間が掛かる作業になっているものである。
【0004】 そこで、この考案は、かかる装着時における手間を可及的に軽減することを目 的になされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
適宜幅と厚みを持つ所要の素材製の帯板を所要の長さに切断し、その一方端と 他方端と所要長さ重合して環状に湾曲すると共に、その両端重合部と対応する中 間部を連接し、その両端重合部および連接する中間部の上方側を上端環状部に形 成し、反対にその両端重合部および連接する中間部の下方側を下端環状部に形成 し、その両端重合部および連接する中間部において、長手方向に所要に離隔し、 かつ横断方向に透孔を貫通開口し、上端環状部に車両支持パイプを挿通し、反対 の下方側に形成された下端環状部に吊り輪を挿通する帯革を両側から当板を当て これを貫通するネジとその先端に螺合するナットで帯革および当板を締付け固着 する交通機関車両の吊革用締付け金具装置において、一方の当板は、締付けネジ の少なくとも2本を互いに所要の間隔を存して平行に対向し、夫々の頭部を台部 に埋設固着し、台部の内面に同一長さの締付けネジ部を植立配備し、他方の当板 は、締付けネジ部と一致する取付孔を有してなる交通機関車両の吊革用締付け金 具装置にある。
【0006】 締付けネジ部と一致する取付孔を有する他方の当板の外面には、締付けナット を回転させる為の回代座繰面を具備してもよいものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
適宜幅と厚みを持つ所要の素材製の帯板を所要の長さに切断し、その一方端と 他方端と所要長さ重合して環状に湾曲すると共に、その両端重合部と対応する中 間部を連接し、その両端重合部および連接する中間部の上方側を上端環状部に形 成し、反対にその両端重合部および連接する中間部の下方側を下端環状部に形成 し、その両端重合部および連接する中間部において、長手方向に所要に離隔し、 かつ横断方向に透孔を貫通開口し、上端環状部に車両支持パイプを挿通し、反対 の下方側に形成された下端環状部に吊り輪を挿通する帯革を両側から当板を当て これを貫通するネジとその先端に螺合するナットで帯革および当板を締付け固着 する交通機関車両の吊革用締付け金具装置において、一方の当板は、締付けネジ の少なくとも2本を互いに所要の間隔を存して平行に対向し、夫々の頭部を台部 に埋設固着し、台部の内面に同一長さの締付けネジ部を植立配備し、他方の当板 は、締付けネジ部と一致する取付孔を有し、その外面には、締付けナットを回転 させる為の回代座繰面を具備してなる交通機関車両の吊革用締付け金具装置。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の交通機関車両の吊革用締結金具装置を図面に示す実施例によ り説明すると、実施例の交通機関車両の吊革用締結金具装置1は、締付けネジ植 立板2と、当板3と、締付けナット4とから構成される。
【0009】 前記締付けネジ植立板2は、この実施例では、図2および図3に示すように、 角形頭5aの締付けネジ5の少なくとも2本を互いに所要の間隔を存して平行に 対向し、夫々の角形頭5aを合成樹脂台部6に内臓固着し、合成樹脂台部6の内 面に同一長さの締付けネジ部5b、5bを植立配備してなるものである。
【0010】 前記当板3は、この実施例では、図2および図3に示すように、前記締付けネ ジ植立板2の締付けネジ部5b、5bの先端を貫通する取付孔7a、7bを適応 する間隔で開口し、その外面の取付孔7a、7bの回りには、締付けナット4、 4を回転させる為の回代座繰面8a、8bを具備し、ボックススッパナ等(図示 しない)を嵌合自在に形成してなるものである。
【0011】 9は帯革で、ここでは実施例として、図4に示すように、適宜幅と厚みを持つ 所要の軟質合成樹脂製の帯板9aを所要の長さに切断し、その一方端9a1と他 方端9a2と所要長さ重合して環状に湾曲すると共に、その両端重合部10aと 対応する中間部10bを連接し、その両端重合部10aおよび連接する中間部1 0bの上方側を上端環状部11aに形成し、反対にその両端重合部10aおよび 連接する中間部10bの下方側を下端環状部11bに形成し、かつ、その両端重 合部10aおよび連接する中間部10bにおいて、長手方向に所要に離隔し、か つ横断方向に透孔12a、12bを貫通開口し、上端環状部11aに車両支持パ イプ13を挿通し、反対の下方側に形成された下端環状部11bに吊り輪14を 挿通するものである。
【0012】 この考案の交通機関車両の吊革用締結金具装置1は、前述のように構成される から、例えば、図4に示すように、湾曲して両端部と中間部を重合した帯革9を その状態に固着するには、締付けネジ植立板2を持って、その平行する締付けネ ジ部5b、5bの先端を帯革9の透孔12a、12bに連接すると一致するから 、その状態で締付けネジ植立板2に圧力を掛けて締付けネジ部5b、5bを押し 込めばよく、締付けネジ部5b、5bは透孔12a、12bに貫通し、締付けネ ジ部5b、5bの先端を反対側に一度の操作で突出する。この締付けネジ部5b 、5bの突出部に当板3の内面側を当てると、当板3の取付孔7a、7bが一致 し、難なく締付けネジ部5b、5bの突出部を嵌合させることができ、この当板 3と前記締付けネジ植立板2で圧縮してさらに当板3の外面から締付けネジ部5 b、難なく締付けネジ部5b、5bの突出部を嵌合させることができ、この当板 3と前記締付ネジ植立板2で圧縮してさらに当板3の外面から締付ネジ部5b、 5bの先端を突出させ、この突出部に締付けナット4、4を螺合し、これを図示 しないが、例えば、ボックススパナを嵌合して回転して締付け、容易に固着して なるものである。
【0013】 前記締付けネジ5の頭は、前記角形頭5aに限定されるものではなく、締付け ネジ植立板2に埋蔵された部分が回り止めとなる形状であれば、どのような形状 でもよいものである
【0014】 前記締付けネジ部5b、5bの先端に螺合する締付けナット4は、図示の袋型 ナットに限定するものではなく、一般のナットを用いてもよいものである。また 、締付けナット4は、図示しないが、バネ等の緩み止め機構を持ったものを使用 することは、当然のこととして、図面には、座金を図示しないが使用してもよく 、スプリング座金を含めて特殊のものを使用してもよいものである。
【0015】 締付けネジ植立板2および当板3は、合成樹脂材を成型した実施例を説明した が、金属材をプレス加工により形成しても、また軽金属材を成型して構成しても よいものである。
【0016】 帯革9は、実施例では、合成樹脂材を説明したが、文字通り生物皮革でもよい ものである。
【0017】
【考案の効果】
この考案の交通機関車両用吊革は、以上のようになるから、車両には締結金具 を帯革に嵌めやすく、また締付けナットを嵌めやすく締付けやすく、作業を迅速 に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の交通機関車両の吊革用締結金具装置
の実施例の使用状態を示す全体斜視図である。
【図2】同じく、縦断面図である。
【図3】同じく、吊革用締結金具装置の分解状態を示す
全体斜視図である。
【図4】同じく、帯革の単体の斜視図である。
【符号の説明】
1 交通機関車両の吊革用締結金具装置 2 締付けネジ植立板 3 当板 4 締付けナット 5 締付けネジ 5a 角形頭 5b 締付けネジ部 6 合成樹脂台部 7a 取付孔 7b 取付孔 8a 回代座繰面 8b 回代座繰面 9 帯革 9a 帯板 9a1 一方端 9a2 他方端 10a 両端重合部 10b 中間部 11a 上端環状部 11b 下端環状部 12a 透孔 12b 透孔 13 車両支持パイプ 14 吊り輪

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜幅と厚みを持つ所要の素材製の帯板
    を所要の長さに切断し、その一方端と他方端と所要長さ
    重合して環状に湾曲すると共に、その両端重合部と対応
    する中間部を連接し、その両端重合部および連接する中
    間部の上方側を上端環状部に形成し、反対にその両端重
    合部および連接する中間部の下方側を下端環状部に形成
    し、その両端重合部および連接する中間部において、長
    手方向に所要に離隔し、かつ横断方向に透孔を貫通開口
    し、上端環状部に車両支持パイプを挿通し、反対の下方
    側に形成された下端環状部に吊り輪を挿通する帯革を両
    側から当板を当てこれを貫通するネジとその先端に螺合
    するナットで帯革および当板を締付け固着する交通機関
    車両の吊革用締付け金具装置において、一方の当板は、
    締付けネジの少なくとも2本を互いに所要の間隔を存し
    て平行に対向し、夫々の頭部を台部に埋設固着し、台部
    の内面に同一長さの締付けネジ部を植立配備し、他方の
    当板は、締付けネジ部と一致する取付孔を有してなる交
    通機関車両の吊革用締付け金具装置。
  2. 【請求項2】 締付けネジ部と一致する取付孔を有する
    他方の当板の外面には、締付けナットを回転させる為の
    回代座繰面を具備してなる、請求項1の交通機関車両の
    吊革用締付け金具装置。
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