JP3086392B2 - 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の製造方法Info
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Description
ル系樹脂発泡体の製造方法に関するものである。
れをPATという)は、透明であって耐熱性、耐化学薬
品性、耐候性にすぐれ、また抗張力などの機械的特性も
良好である。従って、この樹脂はブロー成形によってビ
ンに加工し、ペットボトルとして広く利用されるに至っ
ている。また、PATは、結晶性の樹脂であって発泡さ
せにくい樹脂ではあるが、これを押し出し発泡させて発
泡シートを作ることも行われている。さらに、この発泡
シートを容器に成形して、電子レンジで加熱するに適し
た容器として利用されている。
した樹脂を高温に加熱すると加水分解を起こすという欠
点を持っている。従って、PATを押し出し発泡させる
場合には、予めPATを乾燥する必要があった。乾燥
は、PATを乾燥機に入れ、そこに乾燥した空気を循環
させながら、暫く加熱下に保持することによって行われ
ている。加熱下の保持時間は少なくとも数時間にわたる
必要があるために、この乾燥は煩瑣であるとされ、この
乾燥の省略が要望された。
場合には、PATの乾燥を省略する方法が知られてい
る。その方法では、PATを二軸押出機に供給し、押出
機内でPATを溶融混練しておいて、押出機のバレルか
ら減圧吸引して樹脂から水分を取り除き、次いで溶融樹
脂をギヤポンプに入れて圧送し、これを金型に通してP
AT成形体としている。この方法によれば、押出機に供
給する前にPATを乾燥する必要がなくなる、と云われ
ている。しかし、このような方法は、PATの発泡体を
製造する場合には採用されなかった。その理由は、PA
Tを発泡させるには、非発泡の場合に比べて、PATを
発泡に適した粘度に調整する必要があり、また発泡剤を
圧入することが必要とされ、従って非発泡の場合のよう
に単純に実施できないからである。
とする場合には、タンデム押出機を用いることが知られ
ている。タンデム押出機とは複数箇の押出機を直列に連
結したものである。この場合には、押出機として単軸押
出機だけが使用され、二軸押出機を連結して用いること
はなされなかった。それは、一般に、二軸押出機を第1
段に用いると、単軸押出機に比べて樹脂を一様に供給す
ることが困難となるからであり、従って樹脂の供給にム
ラを生じるからであり、第2段の押出機に用いると、混
練による発熱が大き過ぎて樹脂の均一を確保し難くなる
からである。
発泡によってPAT発泡体を作る場合に、予めPATを
乾燥して水分を除いておく必要のない、PAT発泡体の
製造方法を提供することを目的としている。
機の供給口に樹脂の定量供給具を付設して、一定量ずつ
PATと架橋剤とを二軸押出機に供給し、押出機内でP
ATを溶融混練するときは、PATが溶融粘度を増加し
ているに拘わらず、二軸押出機のバレルから減圧吸引す
るだけで、非発泡の場合と同様に、PATから容易に水
分を取り除くことができることを確認した。また、非発
泡の押し出しの場合に用いられているギヤポンプの代わ
りに単軸押出機を用い、単軸押出機のバレルの途中から
発泡剤を圧入すると、容易にPAT発泡体の得られるこ
とを見出した。この発明はこのような知見に基づいて完
成されたものである。
を定量供給具に通してそれぞれ一定量ずつ二軸押出機に
供給し、押出機内で溶融混練して樹脂の溶融粘度を増加
させるとともに、押出機のバレルから20torr以下
の減圧下に吸引して樹脂中の水分を取り除き、引き続い
てこの溶融樹脂を単軸押出機に供給し、単軸押出機のバ
レルから発泡剤を圧入して発泡性溶融樹脂として、これ
を単軸押出機から低圧領域へ押し出すことを特徴とす
る、PAT発泡体の製造方法を提供するものである。
ATは、芳香族のジカルボン酸と二価のアルコールとが
エステル結合をして生成された高分子量の線状ポリエス
テルである。PATを構成するジカルボン酸としては、
テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスル
ホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸等
が使用され、二価のアルコールとしては、エチレングリ
コール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリ
コール、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコ
ール等が使用されているので、PATとしてはこれらが
エステル結合を起こして生成されたものを使用すること
ができる。
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートエラストマー、非晶性ポリエステル、ポリシ
クロヘキサンテレフタレート、及びそれらの混合物を使
用することが好ましい。
ペットボトル等として一旦使用した成形品を粉砕して破
片状にしたものを用いることができる。回収品は、未使
用PATに比べて水分の含有量も、分子量分布も区区で
あるから、これを発泡体にするにはそれなりの工夫が必
要とされるが、この発明ではこのようなものをも用いる
ことができる。
ものを用いることができる。例えば、多官能エポキシ化
合物、1分子中に2つ以上の酸無水物基を持った酸二無
水物、オキサゾリン化合物、多官能イソシアネート等を
用いることができる。これらの中では、取り扱いの容易
性及び人体に対する衛生の面から、多官能エポキシ化合
物と、酸二無水物とを用いるのが好ましく、とりわけ酸
二無水物を用いることが好ましい。架橋剤の好ましい使
用量はPAT100重量部に対し0.01〜5重量部で
ある。
は、これとともに周期律表の第1族、第2族又は第3族
に属する金属の化合物を併用することが好ましい。その
中でも、とくに第1族又は第2族に属する金属の化合物
を用いることが好ましい。これらの金属化合物は、有機
物であっても無機物あってもよい。とりわけ炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムをPAT100重量
部に対し0.01〜5重量部の割合で用いることが好ま
しい。
原料も使用することとしているから、PATは色々なグ
レードのものを含んでいる。回収品は、一般に熱劣化を
受けているから、分子量が小さく従って低い溶融粘度を
示し、また非結晶状態である。これに対し、新原料は一
般に分子量が大きく溶融粘度が高い。このような色々な
グレードのものを用いて、発泡に適した溶融粘度をこれ
に発現させるために、この発明では架橋剤を用いる。
PATを発泡に適したものとするのに発泡指数という概
念を用いると好都合である。発泡指数とは、PAT分子
のすべての末端基に対するヒドロキシル末端基の割合
と、極限粘度とを測定することによって得られる値であ
る。PATの極限粘度は、例えば0.300gのPAT
を25mlのオルソクロロフェノールに140℃で1時
間撹拌して溶解し、この溶液を35℃の恒温槽中でオス
トワルド粘度計により溶液粘度を測定して、これを算出
することができる。
ドロキシル末端基の割合は、次のようにして算出する。
まず、前述の極限粘度から次の式により平均分子量Mn
を求める。 Mn={極限粘度/(3.07×10-4)}1/0.77 次に、Mnの値からポリマー106 gあたりの全末端基
数を次の式から求める。 全末端基数(eq/T)=106 /Mn×2
次の方法により求める。約100mgのPATを取り、
これを10mlのベンジルアルコールに200℃で溶解
し、この溶液をフェノールレッドを指示薬として1/5
0規定のNaOH/エタノール溶液で滴定して、カルボ
キシル末端基の数を算出する。この値をポリマー106
g当たりのカルボキシル基当量の数に換算する。最後
に、全末端基数からカルボキシル末端基数を差し引くこ
とによりヒドロキシル末端基数を求める。こうしてヒド
ロキシル末端基の比率は、 ヒドロキシル末端基数÷全末端基数 として求める。発泡指数は、 極限粘度×ヒドロキシル末端基の比率 として得られる。
4以上のPATを選んで用いるか、又は発泡指数が0.
4以上となるように調整して用いる。このように調整す
るとともに、架橋剤として酸二無水物を用いると、外観
の美麗なPAT発泡体が得られる。
合っている形式のものを用いるのが好ましく、とくに2
本のスクリュが同方向に回転するものを用いるのが好ま
しい。また押出量/回転数の比としては、0.28〜
1.67のものを用いるのが好ましく、中でも0.33
〜1.43のものが好適であり、さらには0.42〜
1.25の範囲内のものを用いるのが最も好ましい。二
軸押出機のバレルには、丁度PATが溶融された状態に
ある部分にベント口があけられている。ベント口は、2
本のスクリュが咬み合っている部分を中心にして、スク
リュ軸の中心線の真上あたりまでバレルの幅方向に広が
っている。
スクリュ側からベント口へ入る空気を遮断して、減圧装
置を働かせると、ベント口には20torr以下、とく
に10torr以下の強い減圧状態が発生するようにす
ることが好ましい。
を付設する。定量供給具としては市販のものを用いるこ
とができる。市販の定量供給具はベルトの移動、スプリ
ングの振動又はスクリュの回転によって落下する固体量
を制御できる機構のものである。この発明では、2個の
定量供給具を付設して、PATと架橋剤とを別々に定量
ずつ供給することが好ましいが、PATと架橋剤とを予
め混合したものを1個の定量供給具によって供給するよ
うにしてもよい。
出機の樹脂供給口に接続される。単軸押出機のバレルは
途中に発泡剤圧入口が設けられている。発泡剤圧入口か
らは発泡剤がバレル内に圧入される。また、単軸押出機
の先には金型が付設され、金型には得ようとする発泡体
の断面形状に対応したオリフィスが設けられている。単
軸押出機のスクリュは、その一部にダルメージ又はピン
のような発泡剤を分散させるに役立つ機構を備えている
ことが好ましい。また押出量を安定化させるために、ス
クリュの先端にある安定化部分の長いことが好ましく、
安定化部分のL/Dすなわち長さと直径との比は5以
上、とりわけ7以上であることが好ましく、さらにその
安定化部分はフルフライトでピッチと深さとが変化しな
いことが好ましい。
発泡剤を用いることができる。発泡剤は大きく分けると
物理発泡剤と化学発泡剤とになるが、その中では物理発
泡剤を用いることが好ましい。物理発泡剤は、さらに不
活性ガス、飽和脂肪族炭化水素、飽和脂環族炭化水素、
ハロゲン化炭化水素、エーテル、ケトン等に分類される
が、この発明ではその何れをも使用することができる。
代表的な例を述べると、不活性ガスとしては炭酸ガス、
窒素を使用することができ、飽和脂肪族炭化水素として
はプロパン、ブタンを使用することができ、飽和脂環族
炭化水素としてはシクロヘキサンを使用することがで
き、ハロゲン化炭化水素としては塩化メチル、テトラフ
ルオロエタンを使用することができ、エーテルとしては
メチルターシャリブチルエーテル、ケトンとしてはアセ
トンを使用することができる。これらは単独で用いるこ
ともできるが、また混合して用いることもできる。
ほかに、必要に応じて色々な添加物を用いることができ
る。例えば発泡用核剤、難燃剤、帯電防止剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤等を添加してこの発明方法を行うこと
ができる。これらの添加物は、これを二軸押出機の供給
口からPATとともに加えることにより、PATに一様
に分散させることが容易となる。
模型的に示すと、図1及び図2のような構造のものであ
る。図1及び図2において、1は二軸押出機であり、2
は押出機1の先端すなわち押出機ヘッドであり、3は接
続管であり、4は単軸押出機であり、5は金型である。
6、7及び8は定量供給具、9はPAT発泡体、11は
ベント口、12は樹脂供給口又は架橋剤供給口、13は
添加物供給口、14は吸引パイプ、15は真空ポンプ、
41は発泡剤圧入口、42は発泡剤供給パイプ、43は
発泡剤注入設備である。
それぞれ一定量ずつ二軸押出機に供給し、二軸押出機内
で溶融混練して樹脂の溶融粘度を増加させておき、押出
機のバレルから減圧吸引して樹脂中の水分を除くので、
二軸押出機を出るPATはよく混練されて均一組成にな
るとともに、予め乾燥して押出機に供給したのと同じ状
態となっている。このPATを引き続いて単軸押出機に
供給するので、PATはさらによく混練されて均一組成
になるとともに、単軸押出機のバレルから発泡剤を圧入
するので、PATは発泡性を付与されて単軸押出機から
低圧領域へ押し出されることとなり、ここに良好なPA
T発泡体が得られる。この発明方法では押出機に入れる
前にPATを乾燥しなくて済むので、能率よく発泡体を
作ることができる。しかも、PATとして回収物をその
まま使用することができるので、回収方法としても便利
である。この発明はこのような利益を与えるものであ
る。
発明方法を容易に実施できる点で有用なものである。
ところを具体的に説明する。以下において単に部という
のは重量部の意味である。
た。
で未結晶状態のペットボトルの回収フラフ100部とタ
ルク1部と炭酸ソーダ0.05部をタンブラーにて混合
したものをスクリュフィーダーを持った定量供給具6の
ホッパーに充填し33kg/Hrの割合で一段目の押出
機に連続的に供給した。また、極限粘度が0.81で発
泡指数が0.639で未結晶状態の未使用ポリエチレン
テレフタレート100部と、タルク1部と、炭酸ソーダ
0.05部と、無水ピロメリット酸1.0部をタンブラ
ーにて混合したものをスクリュフィーダーを持った定量
供給具7のホッパーに充填し17kg/Hrの割合で一
段目の押出機に連続的に供給した。
み合い型同方向の二軸押出機を用いた。一段目の二軸押
出機はスクリュ回転数を60rpm、押出機シリンダー
の温度を240℃から285℃に維持した。二段目の押
出機のスクリュは、押出量の安定部分の長さが845m
m(L/D=13)で、発泡剤注入付近に直径5mmの
ピンを216本植え込んだものを使用した。また一段目
の押出機の途中の真空ポンプに接続されたベント口から
押出機内の水分を除去した。この時の真空度は4.5t
orrであった。一段目の押出機で水分の除去、増粘反
応が行われた後、溶融混合物を275℃に維持された接
続管3を通って、口径65mm、L/D25の単軸押出
機4に供給した。
pm、押出機シリンダーの温度を265℃から275℃
に維持した。また二段目の押出機の途中から発泡剤(ブ
タン)を0.7部の割合で注入した。発泡剤を含んだ溶
融混合物は口径80mmφ、スリット幅0.5mmのサ
ーキュラ金型5から大気中へ押し出した。押し出した溶
融樹脂混合物を発泡させつつ引き取って、直径が205
mmφで長さが740mmの円筒形マンドレルにて円筒
形に成形し、その円筒形発泡体の一部を切開しシート状
として巻き取った。その際、円筒形マンドレルには冷却
水を循環させ表面温度を25℃に保った。
c、幅640mm、厚み1.5mmで美麗な外観を有し
ていた。
維持し運転を続けながら、一段目の押出機のヘッド部か
ら溶融樹脂を取り出し、取り出した樹脂の重量平均分子
量を測定した結果、その値は125,000だった。
た。
9で未結晶状態の未使用ポリエチレンテレフタレートを
スクリュフィーダーを持った定量供給具6のホッパーに
充填し45kg/Hrの割合で一段目の押出機に連続的
に供給した。また、極限粘度が0.78で発泡指数が
0.602でタルクを10重量%練り込んだ未結晶状態
のポリエチレンテレフタレートマスターバッチをスクリ
ュフィーダーを持った定量供給具7のホッパーに充填し
5kg/Hrの割合で一段目の押出機に連続的に供給し
た。また炭酸ソーダ15重量%と無水ピロメリット酸8
5重量%をスーパーミキサーにて混合したものをブラシ
式微粉体定量供給具8のホッパーに充填し33g/Hr
の割合で一段目の押出機に連続的に供給した。
み合い型同方向の二軸押出機を用いた。一段目の二軸押
出機はスクリュ回転数を60rpm、押出機シリンダー
の温度を240℃から285℃に維持した。二段目の押
出機のスクリュは、押出量の安定部分の長さが845m
m(L/D=13)で、発泡剤注入付近に直径5mmの
ピンを216本植え込んだものを使用した。また一段目
の押出機の途中の真空ポンプに接続されたベント口から
押出機内の水分を除去した。この時の真空度は4.5t
orrであった。一段目の押出機で水分の除去、増粘反
応が行われた後、溶融混合物を275℃に維持された接
続管3を通って、口径65mm、L/D25の単軸押出
機4に供給した。
pm、押出機シリンダーの温度を265℃から275℃
に維持した。また二段目の押出機の途中から発泡剤(ブ
タン)を0.7部の割合で注入した。発泡剤を含んだ溶
融混合物は口径80mmφ、スリット幅0.5mmのサ
ーキュラ金型5から大気中へ押し出した。押し出した溶
融樹脂混合物を発泡させつつ引き取って、直径が205
mmφで長さが740mmの円筒形マンドレルにて円筒
形に成形し、その円筒形発泡体の一部を切開しシート状
として巻き取った。その際、円筒形マンドレルには冷却
水を循環させ表面温度を25℃に保った。
c、幅640mm、厚み1.5mmで美麗な外観を有し
ていた。
維持し運転を続けながら、一段目の押出機のヘッド部か
ら溶融樹脂を取り出し、取り出した樹脂の重量平均分子
量を測定した結果、その値は134,000だった。
図である。
側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリエステル系樹脂と架橋剤と
を定量供給具に通してそれぞれ一定量ずつ二軸押出機に
供給し、押出機内で溶融混練して樹脂の溶融粘度を増加
させるとともに、押出機のバレルから20torr以下
の減圧下に吸引して樹脂中の水分を取り除き、引き続い
てこの溶融樹脂を単軸押出機に供給し、単軸押出機のバ
レルから発泡剤を圧入して発泡性溶融樹脂として、これ
を単軸押出機から低圧領域へ押し出すことを特徴とす
る、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の製造方法。 - 【請求項2】 発泡指数が0.4以上の熱可塑性ポリエ
ステル系樹脂を選んで用いるか、又は発泡指数が0.4
以上となるように調製した熱可塑性ポリエステル系樹脂
と酸二無水物とを定量供給具に通してそれぞれ一定量ず
つ二軸押出機に供給し、押出機内で溶融混練して樹脂の
溶融粘度を増加させるとともに、押出機のバレルから2
0torr以下の減圧下に吸引して樹脂中の水分を取り
除き、引き続いてこの溶融樹脂を単軸押出機に供給し、
単軸押出機のバレルから発泡剤を圧入して発泡性溶融樹
脂として、これを単軸押出機から低圧領域へ押し出すこ
とを特徴とする、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の
製造方法。
Priority Applications (17)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06339666A JP3086392B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の製造方法 |
KR1019950056327A KR100363291B1 (ko) | 1994-12-27 | 1995-12-26 | 열가소성폴리에스테르계수지발포체의연속적제조방법및제조장치 |
CN95119482A CN1081977C (zh) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | 热塑性聚酯系树脂发泡体的连续制造方法 |
EP20000117347 EP1055499B1 (en) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Thermoplastic polyester resin foam |
DK95120581T DK0719626T3 (da) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Kontinuert fremstillingsmåde og fremstillingsapparat til termoplastisk polyesterharpiksskum |
EP19950120581 EP0719626B1 (en) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Continuous manufacturing method of thermoplastic polyester resin foam |
DE1995633340 DE69533340T2 (de) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Thermoplastischer Polyesterharzschaumstoff |
DE1995629733 DE69529733T2 (de) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Kontinuierliches Herstellungsverfahren zum Herstellen von thermoplastischem Polyesterharzschaumstoff |
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