JP3086379B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP3086379B2
JP3086379B2 JP06211292A JP21129294A JP3086379B2 JP 3086379 B2 JP3086379 B2 JP 3086379B2 JP 06211292 A JP06211292 A JP 06211292A JP 21129294 A JP21129294 A JP 21129294A JP 3086379 B2 JP3086379 B2 JP 3086379B2
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尚哉 岡村
和幸 扇田
裕詞 中川
浩司 片本
力 檜垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表紙/合紙機能や両
面/片面コピー機能等、原稿とコピーとで枚数や順番が
異なったり、コピー処理時に複数種類の用紙を使用する
機能を備えた複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚の原稿からなる書類をコピーする
に際し、コピー書類の見栄えを良くしたり、保存性を良
くするために書類の第1ページや最終ページに色紙,厚
紙を用いる表紙機能や、書類の内容区分が容易となるよ
うに、チャプター等の区分すべきページのコピー用紙を
色紙にしたり、その部分に色紙を挿入して見出し効果を
持たせるようにした合紙機能が従来採用されている。こ
れは、複数枚の一連の原稿をコピーする際に、表紙やチ
ャプターページを予め指定するとともに、色紙や厚紙が
収容された用紙トレイを指定しておくと、連続コピー処
理中に前記指定ページになると自動的にそのページのコ
ピー用紙を前記指定された用紙トレイに切り換え、表紙
やチャプターページが厚紙や色紙でコピーされたり、ま
たはその部分に厚紙や色紙が挿入されるようにしたもの
であり、この機能を総合して表紙/合紙機能という。な
お、挿入の場合にはその厚紙や色紙にはコピー処理が施
されることはなく、用紙はそのまま排紙トレイへと搬送
される。また、第1ページや最終ページに入れられる厚
紙や色紙を表紙と言い、チャプターページに入れられる
厚紙や色紙を合紙と言う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記表紙/
合紙モード機能においては、チャプターページの指定を
行う際に指定ページの入力ミスが発生することが多かっ
た。その理由は、指定ページの入力方法に対する勘違い
や、合紙に対して全くコピーが行われない場合、一面だ
けコピーが行われる場合、両面へのコピーが行われる場
合と様々の場合があるために原稿ページとコピーページ
との関係が分かり難くなってしまうことがあるため、表
紙,合紙を給紙する用紙トレイの選択間違い、等であっ
た。従来の装置の場合、入力したページ数を数値で確認
することはできても、実際にそのページ数が表示/合紙
機能によって処理された場合にどのような結果になるか
をコピー処理の実行前に確認することができなかった。
そのため、上記したような勘違い等に起因するコピーミ
スが発生し易い問題があった。これらのミスはオペレー
タの熟練により少なくなってゆくものであるが、それに
はオペレータに対して熟練度の要求があり、サービス性
の低下という問題が生じる。また、このような表紙/合
紙機能の使用頻度からして、操作者に対して熟練度を要
求することは困難であった。
【0004】また、上記表紙/合紙機能に加えて、片面
原稿から用紙両面へのコピーや、両面原稿から用紙片面
へのコピーのように、原稿と用紙との枚数が異なるよう
な処理を行うと、ますますページ数が分かりにくくなっ
てしまい、ミス入力が発生し易くなっていた。
【0005】そこでこの発明は、オペレータが原稿の状
態とコピーの状態とを容易に確認できるようにすること
によって、熟練を要せずともコピーミスの発生を防止す
ることのできる複写機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の複写機は、上
記課題を解決するために以下の構成を備えている。 (1)複数枚の原稿について、原稿枚数とコピー枚数と
が異なるコピー処理、複数種類の用紙を使用するコピー
処理や、原稿の順番とコピーの順番とが異なるコピー処
理の少なくともいずれか1つが実行できる複写機におい
て、 上記コピー処理の設定および原稿枚数の入力が行え
る入力手段と、 コピー処理開始前に、入力された枚数の
原稿について設定されたコピー処理後におけるコピーの
順番を原稿の順番と対応づけて表示するとともに、上記
設定されたコピー処理に応じてコピーの枚数や各コピー
の用紙種類を表示する表示手段と、を備えている。
【0007】(2)上記表示手段は、各コピーに対して
用紙トレイを表示することで上記用紙種類を表示する。
【0008】(3)各用紙トレイに収容された用紙の種
を示す用紙情報を入力する手段と、上記表示手段は、
上記入力された用紙情報を用いて各コピーの用紙種類を
表示する。
【0009】(4)コピー処理の実行開始後、コピー処
理済の原稿またはコピーと、未処理の原稿またはコピー
とを区別して表示する手段を設けている。
【0010】
【作用】上記構成では、コピー処理後における原稿の順
番とコピーの順番とが対応付けて表示され、且つ、設定
されたコピー処理に応じてコピー枚数や各コピーごとの
用紙種類コピー処理結果としてコピー処理前に表示さ
る。したがって、コピー処理開始前にコピー処理後の
状態を確認することができる。例えば図11は表示例を
表した図であり、原稿の各ページ1,2・・・に対応し
てコピーの各ページ1,2・・・を表示するようになっ
ている。ここで、原稿の第6ページはコピーの第6ペー
ジに対応しているが、原稿の表示状態とコピーの表示状
態とは図中ハッチングの有無で示されるように異なって
いる。これは、第6ページが合紙モードによって用紙ト
レイが切り換えられているためであり、このように表示
状態を変えることで原稿の第6ページが合紙にコピーさ
れることが分かる。また、コピーの第10ページの上段
には原稿が表示されていない。これは、コピーの第10
ページが合紙挿入のページであることを表しており、原
稿の第9ページと第10ページとの間に合紙を挿入する
設定となっていることが容易に分かる。このように原稿
とコピーとの対応状態と、モード設定の状態とが表示さ
れる。
【0011】また、各コピーごとに用紙が給紙される用
紙トレイが表示される。例えば、図11に示すように、
コピーの表示部の下段にトレイの表示部が設けられ、各
コピーごとに給紙が行われる用紙トレイが番号で表示さ
れる。このように各コピーごとに用紙トレイが表示され
れば、各コピーごとに給紙すべき用紙のチェックを行う
ことができる。
【0012】また、各原稿のコピー処理に用いられる用
紙トレイに収容された用紙の種類が用紙情報として入力
され、それが表示されるため、用紙トレイの中身を直接
チェックしなくても目的とする種類の用紙が選択されて
いるかどうかを確認することができる。
【0013】さらに、コピー処理済の原稿またはコピー
と、未処理の原稿またはコピーとが区別して表示される
ため、コピー処理実行中にジャム等のトラブルが発生し
てコピー処理が途中で中断されてしまった場合、どの段
階までコピー処理が終了したかを容易に認識することが
でき、コピー処理の再開時に原稿やコピーをチェックす
る等の煩雑な作業をする必要がない。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例である複写機の要部の
ブロック図である。
【0015】CPU1は複写機全体を制御する中央制御
部であり、CPU1には、入出力制御部2、給紙制御部
4、RDH制御部9、スキャナ制御部10、像形成プロ
セス制御部11等の各動作部を制御するための制御部が
接続されている。
【0016】入出力制御部2は、複写機本体の上面に備
えられた操作パネル3に対する入力制御を行う。操作パ
ネル3には、多数の入力キーや表示部が備えられている
が、ここでは要部の入力キーおよび表示部についてのみ
説明する。
【0017】片面/両面モードキー31は、片面→片面
モード、片面→両面モード、両面→両面モード、両面→
片面モードのいずれかのモードを選択するためのキーで
あり、押下によって上記のモードが順に入れ替わりで設
定されてゆく。表紙/合紙モードキー32は、表紙やチ
ャプターページにおいて異なる用紙トレイから用紙を給
紙してそのページの用紙種類を切り換えるモード(表紙
/合紙モード)の設定キーである。挿入モードキー33
は、原稿のコピー順序を入れ換えるためのモード設定キ
ーである。範囲指定キー34は、原稿の連続したページ
に同じ処理を行う場合に、その連続したページを指定す
るためのキーであり、ページ範囲を指定した後に必要な
モードを設定することで指定範囲ページ全体に同じ処理
を実行することができる。プログラムキー35は、合紙
モード等の複写条件の入力設定に用いられるキーで、例
えば合紙ページの入力時に押下することで指定ページを
区切ったり、合紙ページへのプリントの有無を指定する
ために用いられる。また、36はテンキー、37は複写
プロセスを開始するためのプリントスイッチである。入
力された種々の複写条件は、液晶表示パネル38に表示
される。本実施例に係る原稿とコピーとの関係もこの液
晶表示パネル38に表示される。メッセージ送りキー3
9a,39bは、液晶表示パネル38上の表示をスクロ
ールするためのキーである。
【0018】給紙制御部4は、第1用紙トレイ5、第2
用紙トレイ6、第3用紙トレイ7、第4用紙トレイ8に
収容された用紙を像形成プロセス部へ給紙する処理を制
御する部分である。この複写機では、第1〜第4の4つ
の用紙トレイを備え、各々の用紙トレイに用紙を収容し
ている。また、個々のトレイ5,6,7,8の下方には
それぞれ用紙検知センサ5a,6a,7a,8aが配置
されている。用紙検知センサ5a,6a,7a,8a
は、対応する用紙トレイに収容されている用紙のサイズ
とその用紙の色を判別し、その情報(用紙情報)を給紙
制御部4に入力する。用紙サイズの検出は公知の方法に
よって可能であり、例えば、用紙トレイを特定のサイズ
のみが収容可能なものにして用紙トレイの種類を判別す
る方法や、複数のセンサを備えてそれらのセンサの検出
状態の組み合わせから用紙サイズを判別する方法等があ
る。また、用紙の色は、公知のカラーセンサによって検
出可能である。用紙情報を入力する手段としてはこのよ
うなセンサの他に、スイッチ等で入力する方法もある。
例えば、個々の用紙カセットの装着部に各々個別にスイ
ッチを配置し、用紙の種類(厚紙,普通紙,薄紙等の種
類)や用紙の色を入力できるようにしてもよい。そのス
イッチは用紙カセットの装着時に“白色の普通紙”の標
準状態に戻るようにしておくことで設定ミスの発生を防
止できる。
【0019】個々の用紙トレイ5,6,7,8の上方に
は、それぞれ給紙ローラ5b,6b,7b,8bが配置
されている。給紙制御部4は、給紙すべき用紙が収容さ
れた用紙トレイの給紙ローラ(5b,6b,7b,8b
のいずれか)を駆動して選択された用紙の搬送を実行す
る。
【0020】RDH制御部9は、複写機本体上部の原稿
台の上方に配置された循環式自動原稿送り装置(RD
H)を制御する。RDHは、原稿束が載置される原稿ト
レイを備え、該原稿トレイ上の原稿束の中から最下部の
原稿を取り出して搬送し、その原稿を原稿台を介して前
記原稿束の最上部に戻すもので、RDH制御部9はその
動作を制御する。RDHは、原稿トレイ上の原稿の有無
を検知する原稿検知センサ91や、循環された原稿の枚
数をカウントする原稿カウンタ92を備えており、RD
H制御部9にはそれらの検出状態が入力される。
【0021】スキャナ制御部10は、原稿台上の原稿を
走査するスキャナを制御する部分であり、像形成プロセ
ス制御部11は、トナーを用いての画像形成プロセスを
制御する部分である。
【0022】以上のように構成される複写機の動作を、
フローチャートと液晶パネルの画面表示例とを参照して
説明する。図2〜図5は本実施例の複写機の動作手順を
示すフローチャートであり、図6〜図17はその処理中
の液晶表示パネル38の表示状態を示す図である。
【0023】本複写機は、待機中には常に種々の入力の
受け付けが可能であり、何らかの入力がされればそれに
応じた処理を実行する(n1→n2→n7→n9・・
・)。個々の入力に応じた処理をそれぞれ個別に説明す
る。
【0024】<原稿枚数のカウント・表示>RDHの原
稿検知センサ91が原稿トレイ上に原稿が載置されたこ
とを判別すると、RDH制御部9は原稿トレイ上の原稿
を順次循環させて原稿の枚数をカウントする。そして、
カウント結果に基づいて枚数分の原稿およびコピーを液
晶表示パネル38に表示する(n7→n8)。上記カウ
ント処理時にはRDHにより原稿が一巡され、カウント
終了時には初期状態と同じ状態で原稿トレイ上に原稿が
セットされる。したがって、コピー処理実行時には通常
の場合と同様に、原稿の給送を実行することができる。
【0025】図6は原稿およびコピーの表示例を示して
いる。図6(A)の表示において、上段21には原稿ペ
ージが、下段22にはコピーページが表示されている。
本実施例の液晶表示パネル38は、原稿およびコピーを
横方向に並べて示した場合に、10ページ分以内であれ
ば横一列に並べることができる。そして、原稿またはコ
ピーのページ数が10ページを超えるときには、画面ス
クロールを行うことで続きページが表示されるようにな
っている。例えば、原稿が22ページ(22枚)である
場合を例にとると、図6(A)に示すように第10ペー
ジまでがまず表示される。このとき、画面の右上には次
矢印13が表示され、続きページがあることを示してい
る。そこで、メッセージ送りキー39b(図1参照)を
操作すると、画面がスクロールされて図6(B)に示す
ように第11ページ以降の原稿およびコピーの状態が表
示される。このとき、画面としては前画面,続き画面の
両方があるために、画面の右上およひ左上には次矢印1
3および前矢印14が表示される。図6(C)はさらに
続きの画面である。なお、図6に示した例は片面→片面
モードの例である。
【0026】このように、表示パネルに対し原稿やコピ
ーの一部だけを表示し、他の部分については上記したよ
うな画面のスクロールや、また他の方法としてキー操作
による画面の切り換えを行うことで、表示領域の切り換
えが行われるようにすると、原稿枚数が非常に多い場合
でもそれを順次表示してゆくことができ、表示できる原
稿枚数に制限が生じることがない。また、原稿枚数が増
えた場合でも表示を小さくする必要がない。
【0027】<片面/両面モード>片面/両面モードキ
ー31が操作されると(n9)、片面/両面モード中の
いずれかのモードが設定される。このキーが操作される
と、まず、RDHの原稿トレイ上に原稿がセットされて
いるかどうかが判別され、原稿がセットされていなれば
原稿セットを促す表示をし、原稿がセットされてその原
稿の枚数がカウントされるまで待機する(n10→n1
2→n1→n7→n8)。一方、原稿がセットされてい
れば、選択されたいずれかのモードに応じて原稿,コピ
ーの関係を表示する(n11)。例えば片面→両面モー
ドが選択された場合には図7に示すように、原稿が片面
を示すように1ページづつが分離され、コピーが両面を
示すように2ページ分づつがくっついて表示される。ま
た例えば、両面→片面モードの場合であれば、図7の表
示例とは逆に原稿が両面を示すように2ページ分がくっ
ついて表示され、コピーが1ページ分づつに分離されて
表示される。このように、選択されたモードに応じて、
原稿やコピーの片面/両面が区別できるように表示形状
を変えて表示することで、原稿やコピーの状態を認識し
易くなる。
【0028】<表紙/合紙モード>操作パネル上の表紙
/合紙モードが操作されると(n21)、表紙/合紙モ
ードが設定される。このとき、RDHの原稿トレイ上に
原稿がセットされていなければ、原稿セットを促す表示
をして原稿のセット,原稿枚数のカウントが行われるま
で待機する(n22→n23→n1→n7→n8)。一
方、原稿がセットされていれば、表紙モード,合紙モー
ドの選択入力を受け付ける(n24→n25)。このと
き、モード入力を促す表示は、例えば図8に示すよう
に、原稿の状態、コピーの状態の表示の下方に選択肢と
ともに表示される。オペレータは、この表示に基づいて
希望するモードをテンキー36で入力することによって
モード選択を行うことができる。なお、以下に示す選択
肢表示も同様に、液晶表示パネル38の下方部分に表示
されるものである。
【0029】(1)表紙モード 表紙モードは表紙を種類の異なる用紙に設定するモード
であり、表紙モードが設定された場合には、表のみ、裏
のみ、表裏の両方のいずれに表紙(異なる用紙)を挿入
するかが選択される(n26→n27→n18)。ま
た、挿入される表紙に原稿画像をコピー処理するか否か
の選択も行われる(n29→n30)。そして最後に、
表紙として挿入すべき用紙が収容された用紙トレイの選
択が行われて表紙モードの設定が終了する(n31→n
32)。
【0030】図9はこのときの表示例を示している。な
お図9では、液晶表示パネル38のサイズとは無関係に
表示内容のみを表している。この例は、表,裏の両方に
表紙(異なる用紙)を挿入し、表紙にはプリント処理を
行わない場合の表示例である。図示するように、コピー
の第1ページおよび最終ページは表示パターンが他のコ
ピーと変えられており、これによって、表,裏の両表紙
に異なる種類の用紙が挿入されることを示している。ま
たこの表示では、上段に示した原稿の画像が、その真下
に示されるコピーページにコピーされるようになってい
る。図9を見ると、コピーの第1ページおよび第24ペ
ージの上方には原稿が表示されていない。これは、第1
ページおよび第24ページには画像が形成されず、原稿
の第1ページはコピーの第2ページにコピーされること
を示している。
【0031】コピー表示部の下段には、さらに、用紙ト
レイの番号が表示されている。例えば、n31→n32
において、表紙トレイとして第2トレイを選択すると、
図9に示すように表紙部分の下側に第2トレイを示す数
値が表示される。なお、表紙以外のコピーの用紙トレイ
は自動で選択される。これは、原稿トレイ上に載置され
た原稿のサイズを検知し、その原稿と同サイズで、か
つ、白色の用紙が収容された用紙トレイが選択される。
【0032】このように表紙モードが設定された場合
に、表紙部分の表示を変え、しかも表紙として給紙され
る用紙が収容された用紙トレイの番号を表示すること
で、モードの確認およびトレイの確認をすることができ
る。なお、液晶パネル38としてカラー表示可能な液晶
を用いた複写機の場合には、表紙のパターンに用紙の色
を直接表示することにより分かりやすい表示とすること
ができる。また、白黒の液晶パネルの場合でも用紙の色
や種類を文字表示することで、オペレータがイメージし
ている状態と同じ状態にコピーできるかどうかを液晶パ
ネルの表示からのみで簡単に判断できるようになる。な
お、このときの表示は、前記したように各用紙トレイに
収容されている用紙の情報がセンサやスイッチによって
入力されることで可能となる。
【0033】(2)合紙モード 合紙モードはチャプターページを種類の異なる用紙に設
定するモードであり、合紙モードが選択された場合に
は、合紙ページ、合紙のプリントの有無、合紙を供給す
る用紙トレイの選択を受け付ける(n33〜n40)。
合紙ページの指定方法を説明する。
【0034】まず、合紙にコピー処理を行う場合にはそ
の原稿ページ数を、合紙にコピー処理を行わない場合に
は合紙が挿入されるべき位置の次の原稿ページ数をそれ
ぞれ入力する。その入力方法は、“テンキー36による
ページ数指定+プログラムキー35”である(n34→
n35)。合紙ページの指定は連続して行うことがで
き、最後にプログラムキー35を再度押下することでペ
ージ指定処理が終了する。図10はこのときの表示例を
示しており、指定された原稿のページ数の表示が点滅ま
たは点灯に変えられてそのページ数が指定されたことを
表している。
【0035】次に各合紙ページごとにプリントの有無、
および用紙トレイを設定する(n36〜n40)。ま
ず、上記の手順で指定した原稿のページ数が順番に点滅
表示となってゆく。例えば、図10に示したように、
『6,10,12,14,17,20』が指定されてい
る場合、まず、『6』が点滅表示となり他のページが点
灯表示となる。そこでまず、第6ページのプリントの有
無および用紙トレイを入力する。例えば、プリント有
り,用紙トレイ3を入力したとすると、それに応じてコ
ピー表示,トレイ表示が行われる。すると次に『10』
が点滅表示となり、それに対してもプリントの有無およ
び用紙トレイを入力する。このように順番にプリントの
有無および用紙トレイを設定してゆく。図11は指定後
の表示例を示している。図示するように、コピー処理を
行う表示,コピー処理を行わない表紙、コピー処理を行
う合紙、コピー処理を行わない合紙、が区別されて別々
のパターンで表示されている。
【0036】なお、図11に示した表示パターンでは、
原稿画像とコピー画像との関係を原稿とコピーとの位置
関係によってのみ表しているが、図12に示すように、
コピー側にプリントされる原稿のページ数を表すように
してもよい。すなわち、コピーの表示部に原稿のページ
数を対応させて表示させる。このようにすれば、どのコ
ピーにどの原稿がコピーされるかがより分かりやすくな
る利点がある。また、白黒の液晶パネルの場合で、表紙
や合紙を色分けして表示することができず、表示の区別
が分かり難くなってしまう場合には、例えば図13に示
すように、表紙や合紙ページの表示形状を丸や菱形等に
変えるようにしてもよい。このように、変移モード(表
紙/合紙モード等)が選択されたページの表示形状を他
のページと変えることで、そのページが他のページと異
なっていることが一目で分かり、操作者が認識し易くな
る利点がある。
【0037】<挿入モード>操作パネル上の挿入モード
キー33が操作されると(n41)、挿入モードが設定
される。挿入モードは、コピーの順番を入れ換えるモー
ドであり、まず、原稿のページ数を指定し、次にその原
稿を挿入するページ数を指定する(n42→n43→n
44→n45)。図14はこの場合の表示例を示してい
る。原稿のページ数を指定すると図14(A)に示すよ
うに指定された原稿のページが点滅状態となる(n42
→n43)。次に、前記指定原稿の挿入ページ数(第3
ページ)を指定すると、そのページの前に前記指定した
ページが挿入される(n44→n45)。なお、プリン
ト処理時には、原稿の循環を行うことで指定した順番で
コピー処理が実行される。
【0038】このように、コピーの順番を入れ換える挿
入モードが設定された場合に、該モードの設定によって
順番が入替えられたコピー結果がコピー処理の実行前に
表示されるようにすることで、コピー結果としての順番
をコピー処理前にしっかりと把握できるようになり、順
番の間違いがあればそれを訂正することができるように
なる。これによって、コピー順序の間違いを防止するこ
とができる。
【0039】<範囲指定モード>操作パネル上の範囲指
定キー34が操作されると(n51)、範囲指定モード
が設定される。範囲指定モードは、連続した複数ページ
に同じ処理を行うときにその連続ページを指定するモー
ドであり、テンキー36によってページ範囲を指定する
(n52〜n55)。そして、指定したページ範囲に対
して処理内容を設定する(n56→n57)。ここで
は、処理内容として合紙モード,挿入モードが設定でき
るようにしている。合紙モードが設定された場合には、
合紙を供給するトレイの選択,合紙へのプリントの有無
を入力する(n58〜n62)。この入力処理によっ
て、指定された範囲のページ全てに対して同一の合紙処
理が実行されるようになる。図15はこのときの液晶パ
ネルの表示状態を表した図であり、図15(A)ではペ
ージ範囲が指定され、そのページ範囲(4〜8ページ)
が点滅状態になっている。この後処理内容、例えば指定
されたページ範囲を合紙にしてプリントを行うという内
容が入力されると、前記指定されたページ範囲が合紙を
表すパターンに変わる(図15(B))。
【0040】挿入モードが指定された場合には、挿入先
の位置を入力する(n63→n64→n65)。挿入モ
ードでは、指定された範囲のページが纏まった状態で挿
入先へと移動される。図16はこのときの液晶パネルの
表示状態を表した図であり、図16(A)では指定され
たページ範囲(5〜7ページ)が点滅状態にあり、その
後挿入先のページ(第2ページ)が入力されると、前記
点滅ページが挿入先へと移動される(図16(B))。
【0041】なお、この実施例では、範囲指定モードの
処理内容として合紙モード,挿入モードを示している
が、他にも片面/両面モード等も処理内容として選択す
ることが可能である。例えば、指定された範囲のページ
のみを片面→両面モードに設定し、他のページは片面→
片面モードに設定する、というように範囲ごとに片面/
両面モードを切り換えることができる。また、これらの
モード設定は、複数の変移モードを組み合わせて設定す
ることも可能である。このように、複数ページを同時に
指定し、それらの指定ページに対して同一のモード設定
ができるようにしたことによって、複数ページを対象と
したモード設定時の手間を削減できる利点がある。
【0042】以上のようにして種々のモードを設定する
ことができ、その設定時には、液晶パネル38上に設定
されたモードによってコピーがどのような状態になるか
が表示される。このため、誤った入力設定を行った場合
にはコピー処理を実行する前にそれに気づくことがで
き、訂正することが可能になる。
【0043】以上のようにモード設定を行った後、プリ
ントスイッチを操作するとコピー処理が実行される(n
2〜n6)。コピー処理は、一枚のコピー処理ごとに片
面/両面モード,給紙すべき用紙トレイ等の各種条件を
読み出してコピー処理を実行する(n3→n4→n
5)。これを全てのコピー処理が終了するまで繰り返す
(n6)。このコピー処理中、図17に示すようにコピ
ー処理の経過状態が液晶パネル38上に表示される。経
過状態は、コピー処理済の原稿およびコピーのページの
表示パターンが変えられ、また、コピー処理の進行度合
い(%)も表示される。このように、コピー処理の経過
状態が表示されるようにしたことにより、ジャム等のト
ラブルが発生した場合、どの段階からコピー処理を再開
すればよいかが容易に分かり、トラブル後のコピー処理
再開の処理を簡単にすることができる。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、コピー処理の実行前
に原稿の順番とコピーの順番とを対応付けた表示に、設
定されているコピー処理に応じてコピーの枚数や各コピ
ーの用紙種類が表示されるようにした。したがって、
ピー処理の実行前にコピー結果を認識することができ、
設定間違いがあった場合にはコピー処理の実行前にそれ
を訂正することが可能となる。また、不慣れなオペレー
タの場合でもコピー結果が表示されるために操作者の入
力の仕方の正誤が分かり、入力ミスを防止することがで
きる。
【0045】また、各コピーごとに選択されている用紙
トレイが表示されるため、用紙トレイが正確に選択され
ているかどうかをコピー処理の実行前に確認することが
でき、給紙ミスの発生を防止できる。
【0046】また、各コピーごとに選択されている用紙
の種類,色等の情報が表示されるため、表示のみを確認
するだけでコピー全体のイメージを把握することがで
き、確認作業が非常に簡単になる利点がある。
【0047】さらに、コピー処理中にジャム等のトラブ
ルが発生してコピー処理が中断してしまった場合、その
時点でコピー処理がどの段階まで終了しているかを表示
によって簡単に認識することができるため、コピー処理
再開時の原稿セット処理等において、混乱が生じてしま
うことがなく、ミスコピーの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である複写機の要部ブロック
図である。
【図2】同複写機の要部処理手順を示したフローチャー
トである。
【図3】同複写機の要部処理手順を示したフローチャー
トである。
【図4】同複写機の要部処理手順を示したフローチャー
トである。
【図5】同複写機の要部処理手順を示したフローチャー
トである。
【図6】同複写機の表示パネルの表示例であり、画面ス
クロール状態を示している。
【図7】同複写機の表示パネルの表示例であり、片面→
両面モード時の表示例を示している。
【図8】同複写機の表示パネルの表示例であり、選択メ
ッセージの表示例を示している。
【図9】同複写機における表示例であり、表紙モードが
設定されたときの表示例を示している。
【図10】同複写機における表示例であり、合紙ページ
が選択されたときの表示例を示している。
【図11】同複写機における表示例であり、合紙モード
が設定されたときの表示例を示している。
【図12】同複写機における表示例であり、合紙モード
が設定されたときの他の表示例を示している。
【図13】同複写機における表示例であり、合紙モード
が設定されたときの他の表示例を示している。
【図14】同複写機の表示パネルの表示例であり、挿入
モード設定時の表示例を示している。
【図15】同複写機の表紙パネルの表示例であり、範囲
指定モードにて合紙モードを設定したときの表示例を示
している。
【図16】同複写機の表示パネルの表示例であり、範囲
指定モードにて挿入モードを設定したときの表示例を示
している。
【図17】同複写機の表示パネルの表示例であり、コピ
ー処理実行中の進捗状態の表示例を示している。
フロントページの続き (72)発明者 片本 浩司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 檜垣 力 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−277847(JP,A) 特開 昭59−214032(JP,A) 特開 昭61−65359(JP,A) 特開 平4−30181(JP,A) 特開 平5−105309(JP,A) 特開 平4−118769(JP,A) 特開 平5−292268(JP,A) 特開 平2−121559(JP,A) 特開 平4−298765(JP,A) 特開 平4−305482(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 396 G03G 21/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の原稿について、原稿枚数とコピ
    ー枚数とが異なるコピー処理、複数種類の用紙を使用す
    るコピー処理や、原稿の順番とコピーの順番とが異なる
    コピー処理の少なくともいずれか1つが実行できる複写
    機において、 上記コピー処理の設定および原稿枚数の入力が行える入
    力手段と、 コピー処理開始前に、入力された枚数の原稿について設
    定されたコピー処理後におけるコピーの順番を原稿の順
    番と対応づけて表示するとともに、上記設定されたコピ
    ー処理に応じてコピーの枚数や各コピーの用紙種類を表
    示する表示手段と、を備えた 複写機。
  2. 【請求項2】 上記表示手段は、各コピーに対して用紙
    トレイを表示することで上記用紙種類を表示する請求項
    1に記載の複写機。
  3. 【請求項3】 用紙トレイに収容された用紙の種類
    示す用紙情報を入力する手段と、上記表示手段は、 上記入力された用紙情報を用いて各コ
    ピーの用紙種類を表示する請求項1に記載の複写機。
  4. 【請求項4】 コピー処理の実行開始後、コピー処理済
    の原稿またはコピーと、未処理の原稿またはコピーとを
    区別して表示する手段を設けた請求項1〜3のいずれか
    に記載の複写機。
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