JP3086320U - フライ珍味製品 - Google Patents
フライ珍味製品Info
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- JP3086320U JP3086320U JP2001007740U JP2001007740U JP3086320U JP 3086320 U JP3086320 U JP 3086320U JP 2001007740 U JP2001007740 U JP 2001007740U JP 2001007740 U JP2001007740 U JP 2001007740U JP 3086320 U JP3086320 U JP 3086320U
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- fried
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外気からの水分吸収を可及的に阻止しサクサ
クとした食感のまま、一定品質下での長期保存を可能な
らしめるフライ珍味製品を提供する。 【解決手段】 魚介、畜肉、乾燥海藻類などで形成した
芯材に、小麦粉や澱粉を主成分とするフライ用バッター
液を付着させ、フライヤーで揚げて凡そ0.5重量%〜
7重量%の水分含有率を有するものとなし、且つこの芯
材の外表面に一定量の可食性コーティング材を被覆して
コーティング層を形成するのであり、この際、芯材を干
したするめいかを焙焼、圧延して凡そ0.5mm〜2.
0mmの肉厚の板状体になしたり、可食性コーティング
材をチョコレートになして、コーティング層を完成製品
に対し凡そ75重量%〜85重量%の含有率になしたり
する。
クとした食感のまま、一定品質下での長期保存を可能な
らしめるフライ珍味製品を提供する。 【解決手段】 魚介、畜肉、乾燥海藻類などで形成した
芯材に、小麦粉や澱粉を主成分とするフライ用バッター
液を付着させ、フライヤーで揚げて凡そ0.5重量%〜
7重量%の水分含有率を有するものとなし、且つこの芯
材の外表面に一定量の可食性コーティング材を被覆して
コーティング層を形成するのであり、この際、芯材を干
したするめいかを焙焼、圧延して凡そ0.5mm〜2.
0mmの肉厚の板状体になしたり、可食性コーティング
材をチョコレートになして、コーティング層を完成製品
に対し凡そ75重量%〜85重量%の含有率になしたり
する。
Description
【0001】
本考案はおやつ、おつまみなどの嗜好食品に関し、詳しくは、サクサクとした 食感を維持したまま長期に亘って保存できる日持ちのよいフライ珍味製品に関す るものである。
【0002】
フライ珍味製品として知られるいかフライは、一般に、のしいかを原料として 、水に小麦粉、砂糖、食塩、調味料、香辛料などを加えて作成したバッター液を 付着させて揚げることにより製造される。このいかフライには、大別して、パリ ッと硬く揚げたものと、柔らかく揚げたものとがある。
【0003】 一方、これらは油ものであることから、光や空気により容易に酸化されて、風 味や風合いが低下してしまうため、包装時に光を遮断できるようになしたり、脱 酸剤を投入したり、或いはN2ガスを封入したりする。しかしながら、このよう にして包装した場合も、包装袋を一旦開封してしまうと、特に油脂を含有する衣 部分の品質は著しく劣化するため日持ちの悪いものであった。
【0004】 また、パリッと硬く揚げたものは水分含量が少ないため、空気中に含まれる水 分が移行し易く、これによりサクサクとした食感が失われたり、将又、空気中の 浮遊菌が付着増殖しカビを発生し易いという問題があった。
【0005】
本考案は、上記問題点を解決せんとするものであり、外気からの水分吸収を可 及的に阻止しサクサクとした食感のまま、一定品質下での長期保存を可能ならし めるフライ珍味製品を市販に供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案品は、魚介、畜肉、乾燥海藻類などで形成した芯材に、小麦粉や澱粉を 主成分とするフライ用バッター液を付着させ、この芯材をフライヤーで揚げて凡 そ0.5重量%〜7重量%の水分含有率を有するものとなし、且つこの芯材の外 表面に一定量の可食性コーティング材を被覆しコーティング層を形成して製造し たことを特徴とする。 この際、芯材を、干したするめいかを焙焼、圧延し、凡そ0.5mm〜2.0 mmの肉厚の板状体になしたものとなしたり、可食性コーティング材をチョコレ ートになし、このコーティング層を完成製品に対し凡そ75重量%〜85重量% の含有率になしたりする。また、このチョコレートに甘味のないビターチョコレ ートを使用して、フライ珍味製品自身の風味を維持できるようになしたりする。
【0007】
図1は本考案に係る一実施態様を示すフライ珍味製品1の斜視図であって、図 2は該フライ珍味製品1の縦断面図である。フライ珍味製品1は、芯材2である いかフライと、該いかフライ2の全表面に被覆形成された可食性コーティング材 からなるコーティング層3とで形成される。
【0008】 上記いかフライ2は任意に作成されるが、干したするめいかを焙焼し、圧延機 で圧延して凡そ0.5mm〜2.0mm程度の肉厚の板状体になし、該いかの表 裏面にフライ用バッター液を適宜薄目に付着させて揚げることにより作成される 。ここに、該バッター液は小麦粉又は澱粉に食塩、砂糖その他の調味料を混ぜ、 適当量の水を加えて攪拌したものである。
【0009】 衣を付着させたいかは、油温150℃〜200℃となしたフライヤー内に1分 〜5分間浸漬するようになしてパリッと硬めに揚げられ、適宜放冷される。この 際、いかフライ2の水分含有率は凡そ0.5重量%〜7重量%になされるのであ り、これによりサクサクとした食感を与えるものとなる。
【0010】 次に、このようにして常温まで冷却したいかフライ2は、その全表面を可食性 コーティング材で均一に被覆される。この際、可食性コーティング材としては、 芯材2となるいかフライを覆って、形態の安定化が図れるものであれば、何れの 可食性素材も使用可能であり、例えば、チョコレート、食用油脂、クリームやシ ェラックなどが挙げられる。
【0011】 本考案においては、このような可食性コーティング材としては、取り扱いの簡 便さ及び保存状態の安定度からチョコレートであることが好ましい。尚、このチ ョコレートには、ホワイトチョコレート、スウィートチョコレート、ミルクチョ コレート、ビターチョコレートなどのような公知ないし市場において入手可能な 各種コーティング用チョコレートが含まれる。また、これらは単独で使用しても よいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。とりわけビターチョコレート のように甘味のないものは、芯材2である珍味フライ本来の風味をそのまま維持 できる上で好ましい。
【0012】 而して、コーティング層3は、上記チョコレートを湯煎などで溶融状態になし 、その中に上記いかフライ2を一定時間浸漬させて取り出し、これを冷風などで 冷却固化することにより形成される。通常、チョコレートの溶融温度は20℃〜 60℃、そして浸漬時間は1秒〜2秒間程度である。この際、本考案者らの数多 実験結果より、コーティング層3を完成製品に対して75重量%〜85重量%の 含有比率になしたものは、芯材2であるいかフライのサクサクとした食感及びそ の素材風味を好適に維持できるものであった。
【0013】 上記実施例では、珍味フライの珍味素材として干しするめいかを用いた場合に ついて説明したが、この他に、魚肉のすり身や畜肉のミンチなどを薄く伸ばし加 熱して板状になしたものや、畳鰯や焼き海苔などのようにシート状になした乾燥 海産物を用いて同様に芯材を作成し、これにチョコレート層を形成するようにな してもよい。
【0014】
【考案の効果】 以上の如く構成される本考案品は、珍味フライの外表面を安定した形態で維持 可能なコーティング層によって被覆されていることから、空気中に含まれる水分 が衣部分へ移行しないため、フライ珍味製品はサクサクとした食感を維持したま まで保存できる。また、油脂が含まれる衣部分が外気や光から完全に遮断される ので、油脂成分の酸化が阻止され、素材本来の風味は安定的に維持できるのであ る。また、空気中の浮遊菌が付着繁殖しないため、長期間保存した場合でもカビ は発生し難いものとなる。
【0015】 また、上記コーティング層は、可食性コーティング材であるチョコレートを使 用し、珍味フライに溶融状態になしたチョコレートを適宜付着させ、これを冷却 固化して形成できることから、芯材の衣部分にチョコレートが適当に浸透して固 着形成されるものとなる。従って、このコーティング層は芯材から剥がれ難く、 フライ珍味製品は安定した状態で保存可能となる。また、このコーティング層の 形成作業は、溶融温度20℃〜60℃という比較的低温で、且つ浸漬時間1秒〜 2秒間という短時間で行えるので、極めて効率よく完成品を製造し異色珍味製品 を市販に供することができるものとなる。
【図1】本考案に係る一実施形態を示すフライ珍味製品
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】上記フライ珍味製品の縦断面図である。
1 フライ珍味製品 2 芯材(いかフライ) 3 コーティング層
Claims (4)
- 【請求項1】 魚介、畜肉、乾燥海藻類などで形成した
芯材に、小麦粉や澱粉を主成分とするフライ用バッター
液を付着させ、該芯材をフライヤーで揚げて凡そ0.5
重量%〜7重量%の水分含有率を有するものとなし、且
つ該芯材の外表面に一定量の可食性コーティング材を被
覆しコーティング層を形成して製造したことを特徴とす
るフライ珍味製品。 - 【請求項2】 芯材は、干したするめいかを焙焼、圧延
し、凡そ0.5mm〜2.0mmの肉厚の板状体になし
たことを特徴とする請求項1記載のフライ珍味製品。 - 【請求項3】 可食性コーティング材はチョコレートで
あり、コーティング層を完成製品に対し凡そ75重量%
〜85重量%の含有率になしたことを特徴とする請求項
1又は2記載のフライ珍味製品。 - 【請求項4】 チョコレートは甘味のないビターチョコ
レートであることを特徴とする特徴とする請求項3記載
のフライ珍味製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007740U JP3086320U (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | フライ珍味製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007740U JP3086320U (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | フライ珍味製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3086320U true JP3086320U (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=43237727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001007740U Expired - Fee Related JP3086320U (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | フライ珍味製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086320U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006262764A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Ajinomoto Co Inc | セラック樹脂含有加熱食品およびその製造方法 |
JP2017012105A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-01-19 | 株式会社賀門 | 菓子 |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001007740U patent/JP3086320U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006262764A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Ajinomoto Co Inc | セラック樹脂含有加熱食品およびその製造方法 |
JP2017012105A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-01-19 | 株式会社賀門 | 菓子 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |