JP3086278U - 背面投写型プロジェクター装置 - Google Patents
背面投写型プロジェクター装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 背面投写型プロジェクター装置を限
られた空間においても設置することを可能とするため、
装置全体を薄型化し提供する。 【解決手段】 入力信号に応じて画像を投射する画
像投写部と、画像光線を反射する平面鏡、前記画像投写
部によって投写された画像を映すように設けられた透過
型スクリーンとを具備し、平面鏡、スクリーンをひとつ
のフレームにそれらの間の距離を定めて配置し、透過型
スクリーンの表示領域をある特定方向に長く表示するよ
う制限を加えることで装置全体を薄型化することを特徴
とした背面投写型プロジェクター装置を提供することで
課題を解決する。
られた空間においても設置することを可能とするため、
装置全体を薄型化し提供する。 【解決手段】 入力信号に応じて画像を投射する画
像投写部と、画像光線を反射する平面鏡、前記画像投写
部によって投写された画像を映すように設けられた透過
型スクリーンとを具備し、平面鏡、スクリーンをひとつ
のフレームにそれらの間の距離を定めて配置し、透過型
スクリーンの表示領域をある特定方向に長く表示するよ
う制限を加えることで装置全体を薄型化することを特徴
とした背面投写型プロジェクター装置を提供することで
課題を解決する。
Description
【0001】
本考案は、背面投写型プロジェクター装置に関するものである。
【0002】
プロジェクター装置の分野は、液晶プロジェクター、透過型スクリーン、レン ズ等の開発により、ひとつの画像表示システムとして地位を確立した背面投写型 プロジェクター装置が近年多く提案されている。
【0003】 プロジェクターでは、特に背面投写型プロジェクターの開発が盛んであるが、 プロジェクター表示装置は、画像を投射する投射手段と受像するスクリーンとの 間に一定の距離が必要であるため、大きな画像表示ができる反面、小型化、薄型 化が容易でないという課題があり、装置全体を設置できる場所は余地の多くある 箇所に限定される。
【0004】 薄型化の手段のひとつは、拡大レンズであるコンバージョンレンズを用いる方 法で、プロジェクターの画像投写部と前方透過型スクリーンまでの間に該コンバ ージョンレンズを備え、画像の拡大する割合をより大きくし、プロジェクターと 透過型スクリーンの間隔を短くすることで薄型化しようとするものである。
【0005】 他に、プロジェクターと透過型スクリーン間に平面鏡を配置し、画像光線を平 面鏡によって反射させることにより、プロジェクターと透過型スクリーンの間の 直線距離を短くする手段がある。
【0006】 さらには、平面鏡ではなく凸面鏡を用い反射させることにより、短距離でより 大きく画像を拡大し、プロジェクターと透過型スクリーンの間隔を短くする手段 がある。
【0007】 また、コンバージョンレンズや平面鏡、もしくは凸面鏡、またはそれぞれの手 段を併用し組み合わせて使用することで、より効果の高い薄型化を実現しようと する手段も考えられる。
【0008】
しかしながら、コンバージョンレンズを用いる場合には、プロジェクターより 投射した画像光線が拡大し拡散していく中途に介されるため、必然的に大きなレ ンズが必要となり、それに伴うコンバージョンレンズの大型化及び高価格化が課 題となる。即ち、装置全体の薄型化を阻害する要因にもなり、さらにシステム全 体が高価な装置となるため、コンバージョンレンズのみで薄型化を達成するのは 容易でないといえる。
【0009】 また、平面鏡を用い画像を反射させ薄型化を実現する場合では、システム全体 が高価になるという課題は解消し、短距離で大きく拡大し表示することにおいて は有効な手段であるが、さらなる薄型化が必要である。
【0010】 さらに、凸面鏡を用い画像を反射させ薄型化を実現する場合では、システム全 体が高価になるという課題は解消するものの、凸面鏡の曲率を求め、画像を投射 する投射手段と受像する透過型スクリーンと該凸面鏡の位置を正確に定め、焦点 を合わせることが難しく、保守等の維持管理が容易ならざるという課題がある。 精密な凸面鏡の製作が容易でないことも課題といえる。
【0011】 そこで本考案の目的は、上述の点に鑑みて、限られた空間においても設置する ことを可能とするため、背面投写型プロジェクター装置の透過型スクリーンの表 示領域をある特定方向に長く表示するよう制限を加えることで装置全体を薄型化 し提供することにある。
【0012】
上記の問題点を解決するために、入力信号に応じて画像を投射する画像投写部 と、画像光線を反射する平面鏡、前記画像投写部によって投写された画像を映す ように設けられた透過型スクリーンとを具備し、平面鏡、スクリーンをひとつの フレームにそれらの間の距離を定めて配置し、透過型スクリーンの表示領域をあ る特定方向に長く表示するよう制限を加えることで装置全体を薄型化することを 特徴とした背面投写型プロジェクター装置とすることで課題を解決する。
【0013】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】 図1は、本考案を適用した背面投写型プロジェクター装置のシステム構成を示 す。本実施の形態は背面投写型プロジェクター装置であり、投射手段1,平面鏡 2及び透過型スクリーン3がひとつのフレーム4に、それらの間の距離を定めて 配置してある。
【0015】 平面鏡2は、フレーム4に取り付けられた透過型スクリーン3と、投射手段1 による画像光線の投射方向との位置関係を考慮し、予め計算された傾斜角度を持 って配置されている。
【0016】 投射手段1はプロジェクターとして必要な全ての機器が装備されている。例え ば、主要な構成部として3個のR、G、BのLCD(液晶表示部)を組み合わせ て高画質化した映像を投射する投射レンズ、及びこの投射レンズを含む光学系の 映像機器が配設され、光源部が装備されている。投射手段1は、小型かつプロジ ェクターの役割を果たせば形式を問わないことはいうまでもない。
【0017】 投射手段1の前部に投影レンズが設けてあり、投射手段1から発した画像光線 は投影レンズで画像光線の画角がある程度拡げられ、平面鏡2により画像光線が 反射され、透過型スクリーン3に投写される。透過型スクリーン3は背面から画 像光線を受け、透過型スクリーン3に映し出された画像を前面から観賞する。投 射手段1,平面鏡2及び透過型スクリーン3は、フレーム4に、それらの間の距 離を定めて、固定して取り付けてあり、透過型スクリーン3上に正確に像を投射 するものである。
【0018】 投射手段1から投射された画像光線は、平面鏡2で反射されて画像が反転しそ の反転画像が透過型スクリーン3に背面から投射されることにより、したがって 投写型スクリーンの前面から画像を見た際には画像が反転せず正しい画像を得る こととなる。
【0019】 上述の手段により得られた画面表示領域は、縦:横の比が4:5、かつ57イ ンチ相当の表示領域を実現するために、装置全体で600mmの奥行きが必要で あった。
【0020】 本実施の形態はこのように構成し上述の手段のみであっても、装置全体を薄型 化することに間違いなく寄与するものであるが、画像表示の縦と横の比が3対4 から、現在では9対16というように時代の変遷により画像表示領域の主流が移 り変わり、従来と比較して求められる画像は横長化している。そのような状況も 考慮して、顧客の需要を裏切らず、かつ薄型化を実現する手段を次に示す。
【0021】 投射手段1から発した画像光線は、平面鏡2により反射され、透過型スクリー ン3に投写されるが、図2aのように、投射手段11から投射される画像光線の うち下側の画像を従前に省き投写することを前提とすると、透過型スクリーン1 3に表示される画像は本来の画像と比して横長の画像として得られる。
【0022】 同時に、省略した画像を表示する必要がなくなるため、平面鏡12と透過型ス クリーン13の間隔を狭めることに寄与する。
【0023】 一方、図2bのように、平面鏡22の縦方向を短くし、平面鏡22の段階で投 射手段21から投射された画像光線の反射を省くこととする。本実施の形態では 、平面鏡22が小型化されただけ装置全体をさらに薄型化する効果が期待できる 。
【0024】 上述の手段により得られた画面表示領域は、縦:横の比が9:16、かつ57 インチ相当の表示領域を実現するために、装置全体で450mmの奥行きで実現 できた。
【0025】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果 を奏する。
【0026】 平面鏡を用いて画像を反射することとしたため、画像を短距離で大きく拡大す ることができ、プロジェクター装置全体を小型化し薄型化することができる。し たがって、本背面投写型プロジェクター装置を設置する場所の範囲が拡大するこ とが期待できる。
【0027】 また、平面鏡を用いて画像領域を制限することで短距離で画像を大きく拡大で きる原理を利用しているため、安価かつ簡単に装置を構築することが可能となる 。
【図1】本考案を適用した背面投写型プロジェクター装
置のシステム構成を示す斜視図である。
置のシステム構成を示す斜視図である。
【図2】画像光線のうち下側の画像を省き横長の画像と
して得られるリア型プロジェクター装置の概念説明図で
あり、同図(a)は透過型スクリーンで表示領域を制限
する場合、同図(b)は平面鏡で画像光線の反射を制限
する場合である。
して得られるリア型プロジェクター装置の概念説明図で
あり、同図(a)は透過型スクリーンで表示領域を制限
する場合、同図(b)は平面鏡で画像光線の反射を制限
する場合である。
1、11、21 投射手段 2、12、22 平面鏡 3、12、23 透過型スクリーン 4 フレーム
Claims (1)
- 【請求項1】 入力信号に応じて画像を投射する画
像投写部と、画像光線を反射する平面鏡、前記画像投写
部によって投写された画像を映すように設けられた透過
型スクリーンとを具備し、平面鏡、スクリーンをひとつ
のフレームにそれらの間の距離を定めて配置し、透過型
スクリーンの表示領域をある特定方向に長く表示するよ
う制限を加えることで装置全体を薄型化することを特徴
とした背面投写型プロジェクター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008550U JP3086278U (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 背面投写型プロジェクター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008550U JP3086278U (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 背面投写型プロジェクター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3086278U true JP3086278U (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=43237687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001008550U Expired - Fee Related JP3086278U (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 背面投写型プロジェクター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086278U (ja) |
-
2001
- 2001-11-26 JP JP2001008550U patent/JP3086278U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |