JP3086054B2 - 同期ディジタル信号用伝送装置 - Google Patents

同期ディジタル信号用伝送装置

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JP3086054B2
JP3086054B2 JP04082058A JP8205892A JP3086054B2 JP 3086054 B2 JP3086054 B2 JP 3086054B2 JP 04082058 A JP04082058 A JP 04082058A JP 8205892 A JP8205892 A JP 8205892A JP 3086054 B2 JP3086054 B2 JP 3086054B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/07Synchronising arrangements using pulse stuffing for systems with different or fluctuating information rates or bit rates
    • H04J3/076Bit and byte stuffing, e.g. SDH/PDH desynchronisers, bit-leaking
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    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/062Synchronisation of signals having the same nominal but fluctuating bit rates, e.g. using buffers
    • H04J3/0623Synchronous multiplexing systems, e.g. synchronous digital hierarchy/synchronous optical network (SDH/SONET), synchronisation with a pointer process

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSTM−N信号の位相変
動を補正するための適合化ないし整合回路を有する、同
期ディジタル信号用伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】同期ディジタルハイアラーキに関するそ
のような伝送システム(装置)においては、プレシオク
ロナス信号が多重化によって統合され、そして光伝送路
を伝送される。2つのディジタル信号はそれのビットレ
ートが、所定の許容範囲内で公称値から外れている時
に、プレシオクロナスと呼ばれる。これらの信号は一定
のパターンで統合されて、フレームに従って構造化され
る。このようなフレームは、同期ディジタルハイアラー
キ内の同期トランスポートモジュールSTM−Nと称さ
れ、それは特にCCITT勧告の「勧告G.707,
G.708およびG.709」内で説明されている。
【0003】STM−1フレームの構成は図1−aに概
略的に表わされている。このフレームは270列と9行
から成っている。1つの行の各列には夫々1つのバイト
が含まれている。列1〜9内の行1〜3および5〜9は
制御およびエラー検出情報信号のためのセクションオー
バーヘッド(SOH)と呼ばれるものを収容し、列1〜
9の第4の行はAUポインター(AU−P)と称される
管理ユニットを収容し、そして残りの列と行は「STM
−1ペイロード」(P)と称される本来の有効情報を収
容する。図1−bに示されるように、STM−1ペイロ
ードは、例えば、有効情報領域および制御情報領域PO
H(パスオーバーヘッド)から成る仮想コンテナVC−
4を収容する。ここでは、コンテナとは有効情報の基本
ユニットとして理解されるものである。このようなコン
テナはさらに多くのコンテナを収納することもできる。
【0004】STM−Nフレームに関する現在の技術状
況による多重化構造は図2に示されている。例えば、有
効情報のコンテナC−4データは、140Mbit/s
のビットレートでコンテナ中に挿入される。POHの付
加により上記コンテナC−4から仮想コンテナVC−4
が形成されるスタッフィングバイトとさらに別のバイト
の付加により仮想コンテナVC−4から管理ユニットA
U−4が形成される。コンテナVC−4はまた、いくつ
かのコンテナC−12の統合によっても形成される。有
効信号のデーターは2Mビット/秒のビットレートでそ
のようなコンテナC−12の中に挿入される。POHの
付加により仮想コンテナVC−12が形成される。仮想
コンテナVC−12からはスタッフィングバイトおよび
別のバイトの付加により従属ユニット(Tributa
ry Unit)TU−12が形成される。これらTU
は、それぞれグループTUG−2およびTUG−3にま
とめられる。
【0005】STM−N−信号は所定の間隔をおいて当
該回路を有する伝送区間を介して送信され、上記の当該
回路中では上記のSTM−N−信号から得られたクロッ
クのクロック適合化が、局所的に標準化されたクロック
で行なわれる。送信さるべき種々の信号を1つのSTM
−N−信号に統合する場合(例えば4つのSTM−1−
信号が1つのSTM−4−信号に統合される)クロック
適合化(整合)が行なわれる。伝送システムの受信側で
は光学的伝送区間の終端にてSTM−N−信号が再び比
較的に低いビットレートを以て個々の信号に分解され
る。
【0006】複数のSTM−1−信号を1つのSTM−
4−信号へ統合する際及び再生器回路にてクロック整合
の際クロック整合の問題が生ずることがあり、それは例
えば複数のSTM−1信号が、例えばPKI技報198
9年3月号の31ページから38ページの、M.ロブレ
ドおよびR.ウルバンスキーによる「SDHにおけるプ
レシオクロネル信号伝送内のジッター」と題する論文で
説明されている。位相変動やわずかな周波数偏差(ワン
ダ)の結果として、種々のSTM−1信号の種種のクロ
ックは互いに整合しなくなる。クロック整合はバイトス
タッフィング方式によって実施される。この方法によ
り、前もって決められたポジティブまたはネガティブの
スタッフィング個所は、スタッフィングバイトで満たさ
れる。ポジティブのスタッフィング過程の際には、有効
情報はスタッフィング個所から除かれる。このスタッフ
ィング個所は他には有効情報を含む。ネガティブのスタ
ッフィング過程の際においては、有効情報がスタッフィ
ング個所にて伝達される。このスタッフィング個所は、
他には何の有効情報をも有しないスタッフィング過程は
ポインターアクションとも称される。
【0007】クロック整合の行なわれる複数の適合化回
路の通過後、ポインターアクションの堆積、積重なりが
生じ得る。これにより、伝送システムの受信側にてバッ
ファメモリのオーバーフローが起こり得る(このバッフ
ァメモリが十分に大きくない場合には)。この際データ
損失が生じる。伝送システムの受信側における回路中の
バッファメモリは局所的クロックへのデータの整合に用
いられる。例えば複数の負のスタッフィング個所が相次
いで生起し得、それによりバッファメモリのオーバーフ
ローが生ぜしめられる。そのようなオーバーフローを回
避するためバッファメモリを十分な大きさに選定し得
る。但し、このことは好ましくない、それというのは、
それにより伝送システム全体の回路コストが増大され、
データの通過動作時間が高められるからである。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的ないし課題とするところは
ポインターアクションの堆積、積重なりの場合にもそれ
による難点ないし当該の不都合な不均一性が低減される
ように、冒頭に述べた形式の同期ディジタル信号用伝送
装置を提供することにある。
【0009】
【発明の構成】上記課題の解決のため本発明の第1の解
決手段によれば、一連のコンテナ系列として伝送される
べき同期ディジタル信号用の伝送装置において、− 前
記のコンテナのうちの1つに対する新たに到来したデー
タをライト書込み、そして、前記の1つのコンテナに対
する記憶されたデータをそこからリード読み出すための
バッファを有し、− 書き込まれるべき前記の新たに到
来したデータに対するバッファ個所のライトアドレスを
形成するためのライトアドレスジェネレータおよび読み
出されるべき前記の記憶されたデータに対するバッファ
個所のリードアドレスを形成するためのリードアドレス
ジェネレータを有し前記の新たに到来したデータにおけ
る正及び負のスタッフィング個所の存在を検出し、そし
て、前記の個所の存在の検出に応答してスタッフィング
個所存在信号を形成するための手段を有し、前記のバッ
ファから読み出された前記の記憶されたデータを受取る
出力回路を有し、減算器手段及びLPFフィルタ手段並
びに結合手段を備えたスタッフィング判定回路を有し、
前記減算器手段は、前記のライトアドレスとリードアド
レスとの差を求めるものであり、前記LPFフィルタ手
段は前記のスタッフィング個所存在信号を受取ってLP
Fフィルタリングされたスタッフィング個所存在信号を
生ぜしめるものであり、前記結合手段は前記の差と前記
のLPFフィルタリングされたスタッフィング個所存在
信号を結合し、それに基づき1つのスタッフィング信号
を生成するものであり、前記スタッフィング信号に応答
して、前記出力回路は、スタッフィング個所を、前記の
バッファから読み出された記憶されたデータ内に挿入す
るように構成されているのである。
【0010】更に本発明の第2の解決手段によれば、S
TM−N信号の位相変動を補償するための適合化ないし
整合回路を有する同期的ディジタルハイアラーキ用の伝
送システムにおいて、スタッフィング個所を挿入するた
めの適合化ないし整合回路がSTM−N信号の少なくと
も1つのコンテナに対して下記の構成部分を有する−
コンテナのデータを書き込み、そして読み出すためのバ
ッファ(メモリ)を有し− 書き込まれるべきデータに
対するライトアドレスを形成するためのライトアドレス
ジェネレータおよび読み出されるべきデータに対するリ
ードアドレスを形成するためのリードアドレスジェネレ
ータを有し− 上記のライト−及びリード−アドレスジ
ェネレータのアドレスからLPFフィルタリングされた
差値を形成するためと、LPFフィルタリングされた差
値からスタッフィング信号を形成するためのスタッフィ
ング判定回路を有し信号を形成するためのスタッフィン
グ判定回路(24,60)を有し− スタッフィング信
号に依存してコンテナ内のネガティブ又はポジティブス
タッフィング個所を形成するための、そして少なくとも
1つのバッファ内に蓄積されているデータに基づいて出
力信号を形成するための出力回路とを有しているのであ
る。
【0011】上記伝送システムに設けられている適合化
回路は、スタッフィング過程を制御するように構成さ
れ、その中にコンテナのデーターが書き込まれ、そして
そこからデータが読み出されるようなバッファを少なく
とも1つ有している。データが書き込まれる時、それら
はライトアドレスジェネレータによって発生されたライ
トアドレスの下でバッファ内に書き込まれる。リードア
ドレスジェネレータはさらにバッファにリードアドレス
を供給する。リードアドレスのもとでファイルされたデ
ータは次に、バッファから読み出される。
【0012】第1の解決手段では書込まるべきデータか
ら、コンテナに対して正、負、又は無のスタッフィング
個所が存在しているかについての情報が得られる。上記
スタッフィング情報は低域ろ波され、その結果、高周波
ポインターアクション、即ち高頻度のポインターアクシ
ョンの際、当該アクションが時間的に均一に分布される
という作用が得られる。低域ろ波(LPF)作用は大に
選定さるべきである。この種のLPF作用では伝送シス
テムにて先行の整合回路に由来するポインターアクショ
ンのみが考慮される。当該LPF作用の後、低域ろ波さ
れた値は差値に加えられる。当該差値はリード−とライ
ト−アドレス間の減算により形成される。加算の後生じ
る値はスタッフィング信号が生ぜしめられたか否かの判
定のために用いられる。
【0013】上記スタッフィング信号は負又は正のスタ
ッフィング個所の表示のために用いられる。所定の値を
上回るか下回ると上記信号は形成される。出力回路では
バッファメモリ中に記憶されたデータから出力信号(こ
れは負又は正のスタッフィング個所を含み得る)が形成
される。正のスタッフィングが行なわれるべきである場
合にはクロックに対するデータが読出されず、また、負
のスタッフィングが行なわれるべきである場合には、ほ
かには有効情報で占められていないスタッフィング個所
へデータが挿入される。
【0014】第2解決手段ではリード(読出)−及びラ
イト(書込)−アドレス間で差形成がなされる。それに
より生じる差値は低域ろ波される。上記差値中にはコン
テナに対して正、負又は無のスタッフィング個所が生じ
ているかについての情報が含まれている。要するに、一
方ではポインターアクションが先行の整合回路にて行な
われたか否かについての情報が含まれている。他方では
上記差値中には、整合回路の読出側及び書込側における
クロック信号間の位相差についての情報が含まれてい
る。上記差値のLPF作用によっては高周波ポインター
アクションに対して、当該アクションの作用が時間的に
分布されるということが達成される。上記LPFの時定
数は同様に大に選定されるべきである。当該LPF作用
の時定数は複数のフレームを包含しなければならない。
上記LPFフィルタリングでは遅目に(比較的に遅くな
ってから)供給される差値のほうが、早目に(比較的に
早く)供給される差値より大きな影響、作用を、当該L
PFフィルタリング後生じる値に対して及ぼす。上記L
PFフィルタリングとは次のように解さるべきである、
即ち、差値が所定の持続時間に亙って等しく重み付け
(評価)されるような算術的平均値形成ということでは
なく、例えば指数関数的平均値形成、つまり、時間的に
遅目に供給される差値が、−上述のように−当該平均値
形成に対して比較的に大きな影響、作用を及ぼすような
当該平均値形成を意味すると解さるべきである。LPF
フィルタリングの場合、通過域ではほぼ一定の特性経
過、ついで、少なくとも20dB/ディケード(10進
モード)だけの下降が生じる。
【0015】両手段(解決策)ではLPF作用に基づき
次のことが達成される、即ち、ポインターアクションが
データ流中に比較的に均一に分布され、それにより、光
学的伝送区間の受信側における回路中のバッファメモリ
は所定の大きさを越えなくてもよいようになる。
【0016】上記第1手段に対するLPFフィルタリン
グの実施形態は次のようにして実現される、即ち、LP
Fフィルタリングのため、スタッフィング判定回路に
て、到来する値及び帰還される値の加算、4つのフレー
ムの期間に亙っての当該の加算された値の少なくとも1
度の加算、帰還された値の形成のための、第1の係数と
中間記憶された値との乗算、LPFフィルタリングされ
た値の形成のための第2係数との乗算が行なわれるよう
にするのである。当該実施形態に対して離散的(個別)
構成素子が使用される場合、加算器における加算、レジ
スタにおける中間記憶、乗算器におけるそのつどの乗算
が行なわれる。第1の係数は値15/16を有し、第2
係数は値1/16を有し得る。
【0017】第1手段に対するLPFフィルタリングの
ための別の実施形態が次のようにして実現される、即
ち、スタッフィング判定回路にて、LPFフィルタリン
グのためカウント過程が行なわれ、該カウント過程にお
いて当該カウンタ変化が少なくとも1度、2つのフレー
ムの期間に亙って行なわれるのである。上記期間におい
て当該カウント方向は或1つの期間中はスタッフィング
情報に依存し、ひきつづいての期間中はカウンタ状態の
極性符号に依存するようにし、而して更に、カウンタ状
態がLPFフィルタリングされた値を成すようにするの
である。そのようなLPFフィルタリングが個別(離
散)値で行なわれる場合、LPFはカウンタを有し、こ
のカウンタのクロック入力側にはクロックが加わり(こ
のクロックの持続時間はフレームの半分の長さであ
る)、上記カウンタのカウント方向入力側には例えば切
換装置を介して、スタッフィング情報か、それともカウ
ンタ状態の極性符号が加わる。
【0018】第2手段に対するLPFフィルタリングの
ための実施形態は次のようにして生ぜしめられる、即
ち、スタッフィング判定回路にて、LPFフィルタリン
グのため、第3係数と乗算された差値及び帰還された値
の加算が、少なくとも1度、4つのフレームの期間中行
なわれ、読出アドレスの生成(形成)中加算される値の
累算がLPFフィルタリング値の形成がなされ、負の第
3の係数との乗算が、帰還結合された値の形成のためな
されるようにするのである。LPFフィルタリングが個
別素子で実現される場合、差値は値1/16を有する第
3の係数と乗算され、加算器による加算、及びアキュム
レータにおける累算が行なわれる。
【0019】帰還路における乗算はアキュムレータの出
力値を係数−1/16と乗算する乗算器を用いて行なわ
れる。帰還結合された値は4つのフレームの期間中少な
くとも1度加算器に供給される。
【0020】整合回路中では、到来するデータ(STM
−N−信号)から得られたクロックと、局所的クロック
とのクロック整合がなされる。クロック変動の場合、ポ
インターアクションが生ぜしめられる。STM−N−信
号が伝送区間を通過した後、伝送システムの受信側にて
スタッフィングバイトは再び除去されねばならない。そ
れにひきつづいて、有効バイトは均一に分布されて、そ
れにより、有効バイトに対応づけられたクロック信号の
位相特性経過はCCITTによるジッタ要求を充足し得
なければならない。ジッタとはクロック側像と、それの
規定位置との偏差を表わす。データの均一な分布の際、
バッファメモリと、伝送システムの受信側での位相制御
ループとを用いた手段が必要とされる。この場合、ジッ
タにおける殊に高周波スペクトル成分が、位相制御ルー
プのLPF特性により低減され得る。スタッフィング判
定が、正、負、又は全く無のスタッフィングの行なわれ
るかについてのコンパレータ判定を用いてのみのLPF
及び減算により行なわれる場合、受信側で簡単な手段で
は低減され得ない、ジッタ中の低周波スペクトル成分が
生起し得る。従って、次のように措置が講ぜられる、即
ち、スタッフィング判定回路はLPFフィルタリング及
び差形成により得られる値を所定の持続時間に亙って形
成するためと、平均値に依存するスタッフィング信号の
形成のために用いられるようにするのである。所定の持
続時間に亙って、LPFフィルタリング及び差形成の後
得られる値が形成される。それにより得られる平均値は
負、正又は全く無(非)のスタッフィングのなされるか
についての判定のため用いられる。平均値形成は例えば
1つのライン(行)又はフレームの持続期間又はそれの
倍数であり得る。
【0021】本発明の発展形態によれば、スタッフィン
グ判定回路では平均値形成のため所定の時間の周期にわ
たって差形成及びLPFフィルタリングの後当該のLP
Fフィルタリング及び差形成により得られる値の累算並
びに、2つの所定の極値(ピーク値)と平均値との比較
が行なわれ、そしてスタッフィング判定回路は平均値が
下側ピーク値未満であるなら、ネガティブスタッフィン
グ信号を発生するために、そして平均値が上側ピーク値
を越えていれば、ポジティブスタッフィング信号を発生
するように構成されているのである。個別(離散)値が
当該発展形態の実現のため使用される場合、アキュムレ
ータにおける上記差値の累算、及び、コンパレータにお
ける2つの所定の極値と平均値との比較が行なわれる。
上記両極値は次のように選定されている、即ち、用いら
れ得るスタッフィング個所とのクロック整合が十分行な
われ得るように選定されている。ジッタの低周波のスペ
クトル成分の一層の低減が次のようにして達成される、
即ち、スタッフィング判定回路にて、LPFフィルタリ
ング及び差形成により得られる値の累算と共に、周期的
数値列又はランダム列の各値の累算が行なわれるように
して達成される。上記の周期的数値列又はランダム列
が、カウンタを用いて、また、場合によりデコーダを用
いて実現され得る。周期的数値列又はランダム列のその
ような値の累算によって、比較的に高頻度で次のような
作用を有するスタッフィング過程が行なわれる、即ち、
ジッタの低周波スペクトル成分がさらに低減される作用
を有するスタッフィング過程が行なわれる。
【0022】先に述べた実施形に比しての低周波ジッタ
の一層の低減が次のようにして達成される、即ち、所属
バッファが半分満たされたときゼロ差値形成のためネガ
ティブ又はポジティブスタッフィング信号に第4の係数
を乗ずるため、LPFフィルタリング及び差形成により
得られた値と第4係数を乗ぜられた少なくとも1つの値
とを累算するためにスタッフィング判定回路が設けられ
ているのである。負及び正のスタッフィング信号と第4
係数との乗算は個別(離散)素子での実現の際、乗算器
にて行なわれ得る。第4係数は例えばほぼ2の値を有し
得る。
【0023】平均値形成は第2解決手段においてはフィ
ルタリングの際既に使用され、それによりひきつづいて
の累算を省き得る。その場合、アキュムレータはレジス
タにより置換されるとよい。
【0024】LPFフィルタリングはライト−及びリー
ド−アドレスジェネレータを介してスタッフィング判定
に作用を及ぼす(このスタッフィング判定は整合回路に
おけるクロック整合に係わる)。このような作用を低減
するため、スタッフィング判定回路にて、第5係数と乗
算させた負又は正のスタッフィング信号と、差値(第3
係数と乗算されている)及び帰還結合された値との加算
が行なわれる。
【0025】スタッフィング判定回路のこれまで説明し
て来た実施例はプロセッサモジュールを用いて実現する
こともできる。
【0026】VC−4コンテナのスタッフィング動作過
程のために、単に1つのバッファ、1つのライトおよび
リードアドレスジェネレータ、および1つのスタッフィ
ング判定回路のみが必要である。例えば、スタッフィン
グ動作がVC−12コンテナについて実行されるべき場
合は、適合化回路は63のバッファ、63のライトおよ
びリードアドレスジェネレータ、および63のスタッフ
ィング判定回路を有する。もしVC−4コンテナがVC
−12コンテナのみを含んでいる場合は、それらの数は
63である。こうして、バッファメモリの数、ライトお
よびリードアドレスジェネレータの数、およびスタッフ
ィング判定回路の数は、スタッフィング個所のインサー
トに関して設けられるコンテナの数に依存する。VC−
12コンテナのスタッフィング動作の場合は、CCIT
T勧告では、2つの順次連続するスタッフィング動作が
少なくとも16のSTM−1フレームの少なくとも1つ
の間隔を有しなければならない。
【0027】コンテナに割当てられたバッファ内に有効
情報が存在する場合のみ、バッファのためのライトアド
レスが発生されてよい。この目的のために用いられる入
力回路はライトカウンターにより構成される少なくとも
1つのライトアドレスジェネレータのためのSTM−N
信号から得られる入力クロック信号を基にライトクロッ
ク信号を発生するために設けられ、そしてライトアドレ
スジェネレータに割当てられているコンテナのデータが
存在している時のみライトクロックパルスを形成するた
めに設けられるものである。スタッフィング動作がVC
−4コンテナに対してのみ実行されるのであれば、ライ
トカウンターに対するライトクロック信号を発生させる
ことが必要である。しかし、スタッフィング動作がVC
−12コンテナに対して実行されるのであれば、63の
ライトクロック信号が63のライトカウンターに対して
形成されることが必要となる。
【0028】バッファのためのリードアドレスは同様に
コンテナに割当てられたバッファから有効情報が読み出
されるべき場合のみ発生されることになる。このために
出力回路が用いられる。この回路はリードカウンターに
よって形成された少なくとも1つのリードアドレスジェ
ネレータに関する発振器により発生された出力クロック
信号を基にリードクロック信号を発生するために、そし
て割当てられたコンテナのデータ−そのデータはリード
アドレスジェネレータに割当てられたバッファを読取る
ためのデータ−に関してのみリードクロックパルスを形
成するために、設けられている。
【0029】
【実施例】本発明の実施例は図面を参照しながら、さら
に説明される。
【0030】同期ディジタルハイアラーキのための、図
3に描かれている伝送装置は、63の2Mビット/秒信
号を155.52Mビット/秒信号に統合する伝送回路
1を含んでいる。これらの信号は次に、図1により詳細
に表わされているVC−4コンテナに統合される。こう
して伝送回路1はSTM−1信号を発生する。回路2に
おいては、4つのSTM−1信号の全体がSTM−4信
号に統合され、これは光学伝送リンク3を通って回路4
に渡され、回路4はSTM−4信号から4つのSTM−
1信号を形成する。光学伝送区間3には、同様にクロッ
ク整合の行なわれる回路5が挿入されている。1つのS
TM−1信号が受信回路6に加えられこの回路6は15
5.52Mビット/秒信号(STM−1信号)から63
の2Mビット/秒信号を発生させる。
【0031】図4は回路2の部分を表わしている。適合
化回路8からの4つのSTM−1信号がマルチプレクサ
7に加えられる。このマルチプレクサは夫々整合回路8
から供給される4つの155.52Mビット/秒から1
つのSTM−4信号を形成する。簡単化のため図4には
1つの整合回路8のみを示している。この適合化回路8
は位相変動を除去し、そして適合化回路8の入力信号か
ら得られるクロック信号と別個の発振器から得られるク
ロック信号との間に生じる周波数偏差を少なくするため
に使用される。適合化回路8にはマルチプレクサ7を介
して発振器クロック信号が供給される。適合化回路8の
前には、クロック再生エラー検出およびデスクランブル
のために用いられる別の回路10がある。供給されたS
TM−1信号から再生されたクロックは別の線を通して
整合回路8に加えられる。4つのSTM−1信号がマル
チプレクサ7内で統合された後は、それらは回路9の中
でクロックと結合され、スクランブルされ、そしてSO
H挿入(マッピング)が行なわれる。図1の説明から分
かるように、SOHはセクションオーバーヘッドを意味
している。これは制御およびエラー検出情報信号を含
む、STM−1フレームの1部である。
【0032】図5においても、図4におけるのと類似の
回路が使用される。そのような回路を図5に示す。この
回路はクロック再生、誤り評価及びデスクランブリング
のために用いられる回路10を有する。上記回路10は
後置接続の整合回路8にクロック信号を供給し、このク
ロック信号は上記回路10に供給されたデータから形成
される。整合回路8には回路9が後置接続されている。
この回路9は整合回路8に、別個の発振器から取出され
たクロック信号を供給する。整合回路8から供給された
データは回路9においてクロックと結合され、スクラン
ブリングされ、SOH−挿入がなされる。
【0033】整合回路はネガティブまたはポジティブの
スタッフィングバイトを前もって決められたスタッフィ
ング個所に挿入し、位相変動を除去する。どのようにS
TM−1フレームに対してそのようなスタッフィング動
作が作用を及ぼすかは図6を参照しながら以下に説明さ
れる。STM−1フレームにおいては、1つのVC−4
コンテナが複数の前もって決められた個所において有効
情報領域P(STM−1ペイロード)内で開始されるこ
とができる。そのようなVC−4フレームが開始した時
点の情報は管理ユニットAU−Pの2つの第1領域H1
およびH2において含まれている。各VC−4コンテナ
はJ1で参照されるバイトをもって開始される。何のス
タッフィングも行なわれるべきでない場合には管理ユニ
ットAU−Pの第3領域H3が3つの情報なしバイトを
持つ。これは図6における2つのフレームn−2および
n−1の移行を識別する。図6のフレームnに示される
ように、ネガティブスタッフィング過程の場合には、有
効情報は別にH3の3バイトを持つスタッフィング個所
に伝送される。図6のフレームn+2に示されるような
ポジティブスタッフィング過程の場合には、有効情報は
領域H3に続く3バイトから失なわれている。
【0034】図7は整合回路に関する第1の実施例を示
している。入力回路11は第1同期化回路12、第1検
出回路13、第1フレームカウンター14および第2フ
レームカウンター15とを有し、この入力回路には入力
クロック信号T1およびSTM−1信号のデータが供給
される。第1同期化回路12は各STM−1フレームの
先頭に見出される複数のバイトを基にSTM−1フレー
ムの開始を決める。第1同期化回路12が一旦STM−
1フレームの開始を識別すると、第1フレームカウンタ
ー14はそのスタート位置にセットされる。第1フレー
ムカウンター14はSTM−1フレームの各バイト毎に
増加させられる。第1フレームカウンター14は、VC
−4コンテナのデータが存在する際のみライトクロック
信号STを発生させる第2フレームカウンター15をス
タートおよびストップさせる。第1フレームカウンター
14はさらに、領域H1およびH2内のバイトがそこに
供給される第1評価回路13も制御する。第1評価回路
13は領域H1およびH2の内容に基ずきVC−4コン
テナの開始を識別し、そしてそのようなVC−4コンテ
ナの開始時点で第2フレームカウンター15にパルスを
供給し、このパルスはカウンター15をその初期値にセ
ットさせる。領域H1およびH2のバイトも、ネガティ
ブまたはポジティブいずれのスタッフィング個所が生じ
たかの情報を含んでいる。第1評価回路13はネガティ
ブまたはポジティブのスタッフィング個所に関するその
ような情報を第1フレームカウンター14に渡し、カウ
ンター14は第2フレームカウンター15を早目に、ま
たは遅目にスタートさせる。ネガティブスタッフィング
個所の場合には、有効情報がスタッフィング個所に存在
しているので第2フレームカウンター15は早目にスタ
ートされる。ポジティブスタッフィング個所の場合に
は、第2フレームカウンター15は遅目にスタートされ
る。
【0035】第2フレームカウンター15は、それが発
生したライトクロック信号STを、ライトカウンターを
有するライトアドレスジェネレータ16に供給する。各
ライトクロック信号ST毎に、ライトアドレスジェネレ
ータ16はライトアドレスを発生させ、その制御の下
で、所属の(VC−4コンテナ内の)有効情報がバッフ
ァ17内に書き込まれる。バッファ17には、STM−
1信号の有効情報に加えて、ライトクロック信号STも
供給される。バッファ17にはまた、VC−4コンテナ
の開始を識別するための、そして第1評価回路13で発
生された、マーカーが供給される。このマーカーはVC
−4コンテナの第1有効情報を表示識別するアドレスの
もとにファイルされている。
【0036】バッファ17からデータを読み出すため
に、リードアドレスとリードクロック信号LTが発生さ
れる必要がある。リードアドレスは、リードカウント信
号LTが出力回路19から加えられるリードカウンター
により構成されるリードアドレスジェネレータ18によ
り発生される。各リードクロック信号LTの都度、有効
情報がバッファ17から読み出されて、切替えスイッチ
20に加えられる。出力回路19は、第2評価回路2
1、第3フレームカウンター22および第4フレームカ
ウンター23を含んでおり、これら構成素子には図4で
説明したと同様、発振器出力クロック信号T2が加えら
れる。出力クロック信号のクロック継続時間は実質的に
STM−1フレームの1つのバイトの継続時間に対応し
ている。第3フレームカウンター22は、VC−4コン
テナの有効情報がバッファ17から読み出されるべき時
にのみリードクロック信号LTを発生させる第4フレー
ムカウンター23をスタートおよびストップさせる。さ
らに、第3フレームカウンター22は何時STM−1フ
レーム内に領域H1およびH2が生じたかを第2評価回
路21に知らせる。第2評価回路21はまた、VC−4
コンテナが開始された時を示すマーカーをバッファ17
から受取る。領域H1およびH2のバイトは、このマー
カーに従って符号化される。
【0037】更に、STM−1フレーム内にいつネガテ
ィブまたはポジティブのスタッフィング個所が生じたか
を決めるための別のスタッフィング判定回路24があ
る。スタッフィング判定回路24のこの情報は、第2評
価回路21に加えられる。ポジティブまたはネガティブ
のスタッフィング個所の発生は第2評価回路21により
第3フレームカウンター22に通報され、この情報を基
に同様に第4フレームカウンターを早目に、または遅目
にスタートさせる。さらに、第3フレームカウンター2
2は、バッファ17からの有効情報と第2評価回路21
からの領域H1およびH2のバイトを受ける切替スイッ
チ20を制御する。ポジティブスタッフィング個所の場
合には、第2検出回路21は付加的に、何の有効情報も
含まれていない3バイトを発生する。ネガティブスタッ
フィング個所の場合には、バッファ17からの有効情報
は3バイト早目に送出される。第3フレームカウンター
22は、スタッフィング判定回路24に加えられるフレ
ームクロック信号とライン(行)クロック信号とを発生
する。1つのライン(行)クロックの継続時間は1つの
ライン(行)の継続時間に等しく、そして1つのフレー
ムクロックの継続時間はフレームの継続時間に等しい。
スタッフィング判定回路24はさらに、ポジティブ、ネ
ガティブまたは無のスタッフィング個所のいずれが存在
しているかを示すスタッフィング情報を第1評価回路1
3から受取る。
【0038】入力回路11の回路素子12から15と、
出力回路19の回路素子21から23とは、プログラム
を実行するプロセッサーブロックによって構成される。
以下に概略的に示したプログラム説明は、各回路素子1
2から15および21から23のためのものである。
【0039】第1同期化回路12: 1.データに基づいてSTM−1フレームの開始を検出
し; 2.フレームの開始が検出されたら第1フレームカウン
ター14をスタート位置にセットする; 第1フレームカウンター14: 1.カウンターがスタート位置にある時、カウントをゼ
ロにセットし; 2.一単位だけカウントを増加させ; 3.VC−4データまたはネガティブスタッフィング個
所が存在していれば、第2のフレームカウンター15を
スタートさせ; 4.VC−4データが無いかまたはポジティブスタッフ
ィング個所が存在していれば、第2フレームカウンター
15をストップさせ; 5.第1評価回路13に領域H1およびH2の開始を通
知する; 第1評価回路13: 1.H1およびH2が存在していれば、それらの内容を
検出し; 2.ネガティブ、ポジティブまたは無のスタッフィング
個所のいずれが存在しているかを第1フレームカウンタ
ー14およびスタッフィング判定回路24に通知し; 3.VC−4コンテナの開始が到着するまでカウント動
作をスタートさせ; 4.VC−4コンテナの開始が到着したなら、バッファ
15にマーカーを送り、そして第2フレームカウンター
15をスタート位置にセットする; 第2フレームカウンター15: 1.カウンターがスタート位置にある時、カウントをゼ
ロにセットし; 2.第1フレームカウンター14のスタートがトリガさ
れたなら、一単位だけカウントを増加させ;あるいは古
いカウントを維持し; 3.各カウント増加毎にライトクロック信号STのクロ
ックを発生する; 第2評価回路21: 1.バッファ17からのマーカーそしてスタッフィング
判定回路24のスタッフィング判定に基づいて領域H
1、H2、H3および場合によりポジティブスタッフィ
ング個所を形成する; 2.第3フレームカウンター22にスタッフィング情報
を通知し、そして第3フレームカウンター22にマーカ
ーを提供する; 第3フレームカウンター22: 1.STM−1フレームの開始の時にカウントをゼロに
セットし; 2.一単位だけカウントを増加させ; 3.マーカーが生じた時に第4フレームカウンター23
をスタート位置にセットし; 4.VC−4データまたはネガティブスタッフィング個
所が存在する時に、第2フレームカウンター15をスタ
ートさせ; 5.VC−4データが無いか、またはポジティブスタッ
フィング個所が存在すれば、第2フレームカウンター1
5をストップさせ; 6.第2評価回路にエリアH1およびH2の開始を通知
し; 7.VC−4データが存在している時に、バッファスト
ア17の出力を切替スイッチ20の出力に接続し;領域
H1、H2およびH3ならびにポジティブスタッフィン
グ個所が存在する時に、第2評価回路21の出力を切替
スイッチ20の出力に接続し; 8.スタッフィング判定回路24のためのクロック信号
とストップ信号とを発生させる; 第4フレームカウンター23: 1.カウンターがスタート位置にある時、カウントをゼ
ロにセットし; 2.第3フレームカウンター22のスタートがトリガさ
れたなら、一単位だけ増加させ;または古いカウント値
を維持し; 3.各カウント増加毎にリードクロック信号LTの1ク
ロックを発生する。
【0040】以下の記載では、図8を参照しながらスタ
ッフィング判定回路24の第1実施例が説明される。ラ
イトアドレスジェネレータ16のライトアドレスとリー
ドアドレスジェネレータ18のリードアドレスとは、差
値を形成する減算器25に供給される。バッファ17が
半分になった時、減算器25によって発生される差値は
ゼロに等しい。
【0041】当該差値は加算器26の1方の入力側に供
給される。加算器26の他方の入力側にはローパスフィ
ルタ(LPF)27の出力信号が供給される。LPF2
7は第1評価回路13からスタッフィング判定信号量を
受取る。上記スタッフィング判定信号量はLPF27に
設けられている加算器28に供給される。加算器28の
出力側はレジスタ29にて一時記憶され、(このレジス
タにはクロックが供給される;2msの周期期間を以
て)、乗算器30と31に供給される。乗算器31では
レジスタ29の出力が第2係数(その大きさは1/16
である)と乗算と乗算される。乗算器30の出力値は評
価回路13からのスタッフィング情報の低域ろ波された
値を成す。乗算器30,31における第1、第2係数は
LPF27が大きな時定数を有するように選定されてい
る。加算器26にてまとめられた値はスタッフィング判
定回路24の第2回路部分32に供給される。第2回路
部分32により送出されるスタッフィング信号は正又は
負のスタッフィング個所が存在するときのみ生ぜしめら
れる。
【0042】LPF27によってはポインターアクショ
ンの堆積、積重なり(例えば正のスタッフィングアクシ
ョン)の場合、所定の期間に亘ってのスタッフィングア
クションの一層均一な分布が達成される。それにより伝
送システムの受信側でのバッファメモリのオーバーフロ
ー、もって、データ損失が回避され得る。
【0043】他のLPF27が図9に示してある。この
LPFはアップ/ダウンカウンタ33を有し、このカウ
ンタのクロック入力側には例えば第3フレームカウンタ
22から生ぜしめられ得るクロック信号が供給される。
このクロック信号は0.25msの周期期間を有し、よ
って当該周期期間が0.5msであるフレームクロック
信号の2倍の周波数を有する。上記カウンタ33に供給
されるクロック信号は分周器34(これはクロック信号
を半分に分周する)を介して切換装置35に供給され
る。上記切換装置の出力側はカウンタ33のアップダウ
ン入力側に接続されている。切換装置35の一方の入力
側はフレームクロック信号を受取り、それの他方の入力
側はカウンタ33の極性を受取る。当該カウンタ出力側
からは評価回路13の低域ろ波されたスタッフィング情
報信号が送出される。
【0044】図8と図9においてLPF27は先行する
適合化回路8(例えば先行回路5において)のポインタ
ーアクションの低域ろ波を行なわせる。LPFは次のよ
うにスタッフィング判定回路24中に配置されてもよ
い、即ち、リード(読出)クロック信号LTとライト
(書込)クロック信号STとの間の位相差についての情
報をも考慮するように配置されてもよい。
【0045】図10に示す減算器25は差値をLPF3
6に供給し、このLPF36は3つの乗算器37〜3
9、加算器40、アキュムレータ41、クェート回路4
2を有する。減算器25から供給された差値は乗算器3
7において第3の係数(その大きさは1/16に等し
い)と乗算される。乗算器37の出力は加算器40にて
別の回路素子からのほかの出力と加算される。加算器4
0の出力値はアキュムレータ41にて累算される。その
場合アキュムレータ41では比較的値(ウェイト)の高
いほうの出力の方向での11ビットのシフトが行なわれ
る(2048による除算)。要するにアキュムレータ4
1では平均値形成が行なわれる。アキュムレータ41は
リードクロック信号LTでクロック制御される。アキュ
ムレータ41の出力側は乗算器38,39と接続されて
いる。乗算器39では負の第3の係数、即ち−1/16
との乗算がなされる。乗算器39の出力側は4番目でと
のフレーム中でのみ1度ゲート回路42を介して加算器
40に導かれる。ゲート回路42はクロック信号(その
周期期間はフレームクロック信号の4倍の周期期間であ
る)によりトリガされる。乗算器38では同様に第3の
係数とアキュムレータ41の出力値との乗算が行なわれ
る。乗算器38の出力側からは低域ろ波された値が送出
され、この値はスタッフィング判定回路24の第2回路
部分32に供給される。それのスタッフィング判定信号
量に依存して当該信号量は第5係数(それの大きさは−
15/16に等しい)と、乗算器43において乗算さ
れ、加算器40の一方の入力側に帰還される。当該低域
ろ波作用はリード、ライト−アドレスジェネレータ(発
生器)16,18を介してスタッフィング判定機能部
(これは適合化回路8におけるクロック整合に係わる)
に作用する。従って、上記作用を当該フィルタリングし
潤じて低減形成するために、乗算器43における乗算及
び帰還が行なわれる。
【0046】上記第2回路部分は次のようなレジスタの
みを備え得る、即ち、その中において当該入力側に加わ
る信号フレームクロックを以て当該レジスタ内に中間記
憶されそれにひきつづいて判定がコンパレータにて可能
なスタッフィング過程についてなされるようなレジスタ
のみを備え得る。低周波ジッタ(これは殊に伝送システ
ムの受信側に作用を及ぼす)の回避のための、第2回路
部分32に対する第1実施例が図11中に示されてい
る。アキュムレータ44は累積される入力値を受取る。
図8及び図9の実施例に対しては所定持続時間に亘って
の累積が行なわれる(平均値形成)。図10の実現構成
ではアキュムレータ44は省かれ得る。それというのは
平均値形成はLPF36において既に行なわれるからで
ある。累積はリードクロック信号LTの各クロックごと
に行なわれる。所定の持続時間は1つのライン(行)の
大きさである。1つのライン(行)の後、アキュムレー
タ44はライン(行)クロック信号により零にリセット
される。1つのライン(行)に亘っての累積結果は1つ
のフレームの終りにてレジスタ45により受け継がれ
る。このレジスタ45にはフレームクロック信号が供給
される。平均値形成の持続時間は1つのライン(行)の
持続時間に等しい。ただし平均値形成のためにはフレー
ムの最後のライン(行)しか必要でない。そのような平
均値の転送(受け継ぎ)は1つのフレームの終りにてレ
ジスタ45内へ行なわれる。後置接続のコンパレータ4
6においてはレジスタ45内に記憶された結果が低い及
び高い極値と比較される。低い極値を下回ると負のスタ
ッフィングが生ぜしめられ、高い極値を下回ると、正の
スタッフィング信号が生ぜしめられる。上記両極値は次
のよにう選定されている、即ち、位相変動の生起が起こ
り得る場合であってスタッフィング個所が利用可能状態
におかれている場合、リードクロック信号への信号の十
分な整合、整合が行なわれる得る(CCITT勧告G7
83参照)ように選定されている。
【0047】図12には第2回路部分32の別の実施例
が示してある。第2回路部分32の入力値は加算器47
に供給される。この加算器47は計数器48(これはフ
レームクロック信号によりクロック制御される)からも
値を受取る。従って、複数のフレームクロックを介して
カウンター48の出力信号値ののこぎり波状の特性経過
が得られる。加算器47の出力値はアキュムレータ44
に供給される。このアキュムレータ44は1つのライン
(行)に亘って出力値を累算する。図10のスタッフィ
ング判定回路24にはアキュムレータ44は必要でな
い。累算結果はフレームの終りにてフレームクロック信
号によりレジスタ45中に転送される。後続のコンパレ
ータ46では図11に示すように、負又は正のスタッフ
ィング信号が生ぜしめられるかが判定される。第2実施
例によってはジッタにおける低周波スペクトル成分のさ
らなる低減が達成される。
【0048】ジッタにおける低周波スペクトル成分が図
13を用いて説明する回路装置により最も広汎に低減で
きる。第2回路部分32の入力値は加算器49に供給さ
れ、この加算器49は各入力値を乗算器50から到来す
る別の出力値に加算する。乗算器50においては正又は
負のスタッフィング信号(これはコンパレータ46から
送出される)が一定の係数と乗算される。当該係数によ
っては整合回路8の安定化が行なわれ、この係数は次の
ように選定されるべきである、即ち、スタッフィング過
程(これはスタッフィング信号により行なわれる)の
後、加算器49の出力値が、第2回路部分32の入力値
に対して1倍から2倍変化するように選定されるべきで
ある。例えば、その値は2倍であってよい。それにひき
つづいて、図11及び図22の2つの回路部分における
ようにアキュムレータ44(これは図10では省かれ得
る)における累算、及びレジスタ45における記憶が行
なわれる。図13の上記実施例ではコンパレータ46の
2つの極値が1バイトの間隔を有するべきである。
【0049】図7を参照しながら説明した整合回路8
(図4及び図5)に関する実施例では、VC−4コンテ
ナに関するスタッフィング動作が論じられた。さらに、
VC−12コンテナに関するスタッフィング動作を行う
ための整合回路の説明が行なわれる。図14−aから図
14−dには、VC−4コンテナ内のVC−12コンテ
ナのネスティングが示されている。図14−aは3つの
TUG−3コンテナを運ぶVC−4コンテナを示してい
る。VC−4コンテナの第1フレームはPOHを持って
いる。フレーム2とフレーム3とは情報なしのバイトで
あり、そして次のフレームは逆に3つのTUG−3コン
テナのフレームを持っている。例えば、VC−4コンテ
ナの第4フレームは第1のTUG−3コンテナの第1フ
レームを持ち、第5フレームは第2のTUG−3コンテ
ナの第1フレームを持ち、そして第6フレームは第3の
TUG−3コンテナの第1フレームを持つ。
【0050】図14−bに示すように、TUG−3コン
テナは7つのフレーム化されたTUG−2コンテナから
構成される。TUG−3コンテナにおいては、最初の2
つのフレームは情報なしバイトで満たされ、そして7つ
のTUG−3コンテナのフレームは引き続くフレーム内
に挿入されている。1つのTUG−2コンテナは3つの
TU−12コンテナを有している。3つのTU−12コ
ンテナのフレームは逆に、TUG−2コンテナ内に挿入
されている。VC−12コンテナと比較すると、1つの
TU−12コンテナは付加的なポインターバイトによっ
て補完されている。図14−dに示すように、TU−1
2コンテナは各々36バイトからなる4つのサブユニッ
トを含み、1つのサブユニットは1つのポインターバイ
トと35のさらなるバイトを持っている。1つのSTM
−1フレームにおいては、最初に第1サブユニットが挿
入され、次のフレームには第2サブユニットが、第3フ
レームには第3サブユニットが、そして第4フレームに
は第4サブユニットが挿入される。TU−12コンテナ
内のポジティブスタッフィング個所は35として参照さ
れる場所である。ネガティブスタッフィング個所はポイ
ンターバイトV3である。1つのVC−12コンテナ
は、V5として参照されるバイトでスタートする。この
バイトは例えば、“0”として参照される場所で見出す
ことができる。
【0051】VC−12コンテナをスタッフィングする
のに適当な整合回路8(図4及び図5)が図15に示さ
れている。63のVC−12コンテナが1つのVC−4
コンテナ内に含まれるので、バッファ51は各VC−1
2コンテナに利用される。各バッファ51の各書き込み
動作は入力回路52とライトアドレスジェネレータ53
によって制御される。入力回路52は、第2同期化回路
54、第3評価回路55第5フレームカウンター56、
第6フレームカウンター57,63の第1サブ評価回路
58および63の第1サブフレームカウンター59を有
している。入力回路52における総ての回路54から5
9は入力クロック信号T1を受けている。第2同期化回
路54においては、フレームの開始はSTM−1フレー
ムの開始における複数のバイトを基に検出される。次に
第5フレームカウンター56が第2同期化回路54によ
ってスタートされる。第3評価回路55において、VC
−4コンテナのスタートポイントがどこにあるかを、領
域H1およびH2の評価により検出する。この目的のた
め、第3評価回路55は第5フレームカウンター56に
より領域H1、H2の位置の情報を受ける。領域H1お
よびH2の評価が、ネガティブまたはポジティブのスタ
ッフィング個所のあることを示すならば、第5フレーム
カウンター56はこの事実を第3評価回路55によって
知らされる。第5フレームカウンター56は第6フレー
ムカウンター57をスタートおよびストップさせる。第
6フレームカウンター57は第1サブフレームカウンタ
ー59のためのクロック信号を発生する。VC−4コン
テナのデータが存在するとはじめて、第6フレームカウ
ンター57はクロック信号を発生させる。第6フレーム
カウンター57は、さらにVC−12コンテナのバイト
V1からV4の時間における位置およびVC−4コンテ
ナのPOHにおけるH4バイトの時間における位置とを
第1サブ評価回路58に通知する。
【0052】H4バイトは、バイトV1からV4のいず
れが存在しているかを表わし、そしてポインターバイト
V1およびV2はVC−12コンテナ内のV5バイトの
位置を表わしている。
【0053】第一サブ評価回路58は、VC−12コン
テナの開始を、所属の第1サブフレームカウンター59
に通知する。さらにまた、ポインターバイトV1および
V2を評価することによって、VC−12コンテナ内に
はネガティブまたはポジティブのいずれのスタッフィン
グ個所が存在しているのかが、決められる。VC−12
コンテナの開始は、所属の第一サブ評価回路58のマー
カーによって、所属の各バッファ51において表示識別
される。
【0054】第1サブフレームカウンター59は、所属
のバッファ51と各割当てられているライトアドレスジ
ェネレータ53のためのライトクロック信号STを発生
する。有効情報は、ライトアドレスジェネレータ53に
より発生されたライトアドレスの下でバッファ51に書
き込まれる。各ライトアドレスジェネレータ53のライ
トアドレス出力はスタッフィング判定回路60に接続さ
れている。
【0055】バッファ53からの読み出し動作のための
リードアドレスを発生するリードアドレスジェネレータ
53は各バッファ51と各スタッフィング判定回路60
に割当てられている。リードアドレスジェネレータ53
は、出力回路61からのリードクロック信号LTによっ
て制御されている。
【0056】出力回路54は、第7フレームカウンター
63、第4評価回路64、第8フレームカウンター6
5,63の第2サブ評価回路16および63の第2サブ
フレームカウンター67を含んでいる。出力回路45の
これらの回路の各々は、出力クロック信号T2を受けて
いる。
【0057】第7フレームカウンター63は、VC−4
コンテナのデータが読み出されるべき時にクロック信号
を発生する第8フレームカウンター65をスタートおよ
びストップさせる。さらに、第7フレームカウンター6
3は領域H1およびH2の位置を表わしている。第7フ
レームカウンター63はスタッフィング判定回路60
に、フレームクロック信号とストップ信号とを与える。
スタッフィング判定回路60は1つのSTM−1フレー
ムのみに関して能動であり、15のSTM−1フレーム
の後のストップ信号によってストップされる。さらに付
言すべきは所属のスタッフィング判定回路60の各第1
のサブ評価回路58から場合によりスタッフィング情報
が供給されこの情報は図8のLPF27にてLPFフィ
リタリングされる。ストップ信号によっては第2サブ評
価回路66にスタッフィング信号の供給されるのが阻止
される。
【0058】第4評価回路64は領域H1およびH2の
バイトを切替スイッチ51に加え、そしてVC−4コン
テナの開始を表示する。第4評価回路64は第8フレー
ムカウンター65に、VC−4コンテナの開始を通知
し、TU−12コンテナは単にスタッフィング個所を含
むだけなので、VC−4コンテナは常に同じ個所に位置
している。
【0059】第8フレームカウンター65はクロック信
号を、リードアドレスジェネレータ61のためのリード
クロック信号STを発生する第2サブフレームカウンタ
ー67に加える。さらに、第8フレームカウンター65
は第2サブ評価回路66に、ポインターバイトV1から
V4の時間的な位置を通知する。図8から図13に表わ
されているスタッフィング判定回路60はスタッフィン
グ信号を第2サブ評価回路66に加える。平均化持続時
間の周期、すなわち集積化の時間の周期、はSTM−1
フレームの時間の周期に対応しているということが理解
される。スタッフィング信号を基に、第2サブ評価回路
66は、TU−12コンテナ内にネガティブまたはポジ
ティブいずれのスタッフィング個所が存在しているかを
決める。そのようなスタッフィング個所は次に、早目
の、または遅目の瞬間にリードクロック信号LTの発生
をスタートさせる第2サブフレームカウンター67に通
知される。第2サブ評価回路66はポインターバイトV
1からV4を切替えスイッチ68に加える。さらに、切
替スイッチ68は有効情報またはデータそれぞれをバッ
ファ51から受ける。切替スイッチ68は第7フレーム
カウンター63によって制御される。
【0060】図15で示されるような整合回路8の実施
例においても、入力回路52の回路素子54から59お
よび出力回路62の回路素子63から67は、固定的に
蓄積されるプログラムを実行するプロセッサー組立てブ
ロックを含んでいる。
【0061】以下に概略的に示されるプログラムルーチ
ンは各回路素子54から59および63から67のため
に示されている。
【0062】第2同期化回路54: 1.データに基づいてSTM−1の開始を検出し; 2.フレームの開始が識別された時に第5フレームカウ
ンター56をスタート位置にセットする; 第5フレームカウンター56: 1.カウンターがスタート位置にある時、カウントをゼ
ロにセットし; 2.一単位だけカウントを増加させ; 3.VC−4データまたはネガティブスタッフィング個
所(VC−4コンテナ)が存在する時、第6フレームカ
ウンター57をスタートさせ; 4.VC−4データが無く、またはポジティブスタッフ
ィング個所(VC−4コンテナ)が存在するなら、第6
フレームカウンター39をストップさせ; 5.第3評価回路55に領域H1およびH2の開始を通
知する; 第3評価回路55: 1.もし領域H1およびH2が存在するなら、それらの
内容を求め; 2.第5フレームカウンター56に、スタッフィング個
所の有無とどの個所に存在(VC−4コンテナ)するか
の事実を通知し; 3.VC−4コンテナの開始が到着するまでカウント動
作を開始し; 4.VC−4コンテナの開始が到着したなら、第5フレ
ームカウンター56をスタート位置にセットする; 第6フレームカウンター57: 1.カウンターがスタート位置にある時、カウントをゼ
ロにセットし; 2.第5フレームカウンター56のスタートが解放され
た時、一単位だけカウントを増加させ;あるいは古いカ
ウントを維持し; 3.各カウントの増加に伴い、第1サブフレームカウン
ター59にクロック信号を供給し; 4.第1サブ評価回路58に、VC−12コンテナのポ
インターバイトV1からV4の、そしてVC−4コンテ
ナのPOHにおけるバイトH4の、時間的な位置を通知
し; 5.第1サブ評価回路58に、割当てられているVC−
12コンテナのデータが存在しているかどうかの事実を
通知する; 第1サブ評価回路58: 1.ポインターバイトV1およびV2の内容を求め; 2.所属の第1サブフレームカウンター59に、VC−
12コンテナの開始を通知し;所属の第1サブフレーム
カウンター59のカウントをスタート位置にセットし; 3.VC−12コンテナの開始が到着したなら、割当て
られているバッファ51にマーカーを送り; 4.割当てられているVC−12コンテナのデータが、
またはネガティブスタッフィング個所が、存在するな
ら、割当てられている第1サブフレームカウンター59
をスタートさせ; 5.割当てられているVC−12コンテナにデータが無
いか、またはポジティブスタッフィング個所が存在する
なら、割当てられている第1サブフレームカウンター5
9をストップさせる; 負か正か無のスタッフィング個所が存在しているか否か
を場合により、所属のスタッフィング判定回路68に通
知する 第1サブフレームカウンター59: 1.カウンターがスタート位置にある時、カウントをゼ
ロにセットし; 2.割当てられている第1サブ評価回路58のスタート
がトリガされたなら、一単位だけカウントを増加させ;
あるいは古いカウントを維持し; 3.各カウント増加に伴い、ライトクロック信号STの
クロックを発生する; 第7フレームカウンター58: 1.STM−1フレームの開始において、カウントをゼ
ロにセットし; 2.一単位だけカウントを増加させ; 3.VC−4フレームの開始において第8フレームカウ
ンター65をスタート位置にセットし、そしてこの事実
を第4評価回路64に通知し; 4.VC−4コンテナのデータが存在するなら、第8フ
レームカウンター65をスタートさせ; 5.VC−4コンテナのデータが存在しないなら、第8
フレームカウンター65をストップさせ; 6.第4評価回路64に、領域H1およびH2の開始を
通知し; 7.割当てられているVC−12コンテナのデータが存
在するなら、バッファ51の出力を切替スイッチ68の
出力に接続し;領域H1、H2およびH3が存在するな
ら、第4評価回路64の出力を切替スイッチ68の出力
に接続し;ポインターバイトV1からV4および領域H
4が存在するなら、第2サブ評価回路66の出力を切替
スイッチ66の出力に接続し; 8.スタッフィング判定回路60のためにフレームクロ
ックとライン(行)クロック信号とを発生する; 第4評価回路64: 1.VC−4フレームの開始に関する、第7フレームカ
ウンター58の情報に基づき、領域H1、H2およびH
3を形成する; 第8フレームカウンター65: 1.カウンターがスタート位置にない時、カウントをゼ
ロにセットし; 2.第7フレームカウンター58のスタートがトリガさ
れた時、一単位だけカウントを増加させ;あるいは古い
カウントを維持し; 3.各カウントの増加に伴い、クロック信号のクロック
を第2サブフレームカウンター67に加え; 4.第2評価回路67に、VC−12コンテナのポイン
ターバイトV1からV4の、そしてVC−4コンテナの
POHにおけるバイトH4の、時間的な位置を通知し; 5.第2サブ評価回路66に、割当てられているVC−
12コンテナのデータが存在するかどうかの事実を通知
する; 第2サブ評価回路66: 1.割当てられているバッファ51からのマーカーと、
割当てられているスタッフィング判定回路60からのス
タッフィング判定とに基づいて、ポインターバイトV1
からV4の内容と場合によりポジティブスタッフィング
個所とを形成し; 2.割当てられている第2サブフレームカウンター67
に、マーカーを通知し; 3.割当てられているVC−12コンテナのデータが読
み出されるべきものであるか、またはネガティブスタッ
フィング個所が存在していれば、割当てられている第2
サブフレームカウンター67をスタートさせ; 4.割当てられているVC−12コンテナのデータに読
み出されるべきものが無く、またはポジティブスタッフ
ィング個所が存在しているなら、割当てられている第2
サブフレームカウンター67をストップさせる; 第2サブフレームカウンター67: 1.マーカーが存在(カウンタースタート位置)するな
ら、カウントをゼロにセットし; 2.第2サブ評価回路66のスタートがトリガされた
時、一単位だけカウントを増加させ;あるいは古いカウ
ントを維持し; 3.各カウント増加に伴い、リードクロック信号STの
クロックを発生する; 明確化のために、複数の線が部分的には1つの線で表わ
されていることが理解される。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、ポインタアクションの
堆積、積重なりの場合にも、それによる難点ないし不都
合な不均一性が低減されるように冒頭に述べた形式の同
期デジタルハイアラーキ用の伝送システムを実現できる
という効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】VC−4コンテナを含むSTM−1フレームを
表わす概略図である。
【図2】同期ディジタルハイアラーキにおける多重構造
を示す図である。
【図3】同期ディジタルハイアラーキ用の伝送システム
のブロック図である。
【図4】図3の伝送システムの部分のブロック図であ
る。
【図5】図3の伝送システムのフレーム構成を示すブロ
ック図である。
【図6】VC−4コンテナのためのネガティブおよびポ
ジティブスタッフィング過程の行なわれる複数のSTM
−1フレームを示す図である。
【図7】図4又は図5において使用される整合回路の第
1の実施例を示す図である。
【図8】図7において使用されるスタッフィング判定回
路を示す図である。
【図9】図7において使用されるスタッフィング判定回
路の一部を示す図である。
【図10】図7において使用されるスタッフィング判定
回路の別の部分を示す図である。
【図11】図7において使用されるスタッフィング判定
回路のさらに別の部分を示す図である。
【図12】図7において使用されるスタッフィング判定
回路のさらに別の部分を示す図である。
【図13】図7において使用されるスタッフィング判定
回路のさらに別の部分を示す図である。
【図14】VC−4コンテナ内のVC−12コンテナの
構造を示す図である。
【図15】図4又は図5に示した適合化回路の別の実施
例を示す図である。
【符号の説明】
1 伝送回路 2 マルチプレクサ 3 光伝送区間(リンク) 4 デマルチプレクサ 5 リジェネレータ 6 受信回路 7 マルチプレクサ 8 適合化回路 9 スクランブル回路他 10 デスクランブル回路他 11 入力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 597084238 600 Mountain Drive, Murray Hill,NJ,U. S.A. (56)参考文献 特開 平2−81527(JP,A) 特開 平2−146834(JP,A) 特開 昭64−20745(JP,A) 特開 昭61−158228(JP,A) 特開 平4−196932(JP,A) 特開 平4−132345(JP,A) 特開 平4−288742(JP,A) 特開 平5−91076(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 7/00 - 7/10

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連のコンテナ系列として伝送されるべ
    き同期ディジタル信号用の伝送装置において、 − 前記のコンテナのうちの1つに対する新たに到来し
    たデータをライト書き込み、そして、前記の1つのコン
    テナに対する記憶されたデータをそこからリード読み出
    すためのバッファを有し、 − 書き込まれるべき前記の新たに到来したデータに対
    するバッファ個所のライトアドレスを形成するためのラ
    イトアドレスジェネレータおよび読み出されるべき前記
    の記憶されたデータに対するバッファ個所のリードアド
    レスを形成するためのリードアドレスジェネレータを有
    し前記の新たに到来したデータにおける正及び負のスタ
    ッフィング個所の存在を検出し、そして、前記の個所の
    存在の検出に応答してスタッフィング個所存在信号を形
    成するための手段を有し、 前記のバッファから読み出された前記の記憶されたデー
    タを受取る出力回路を有し、 減算器手段及びLPFフィルタ手段並びに結合手段を備
    えたスタッフィング判定回路を有し、前記減算器手段
    は、前記のライトアドレスとリードアドレスとの差を求
    めるものであり、前記LPFフィルタ手段は前記のスタ
    ッフィング個所存在信号を受取ってLPFフィルタリン
    グされたスタッフィング個所存在信号を生ぜしめるもの
    であり、前記結合手段は前記の差と前記のLPFフィル
    タリングされたスタッフィング個所存在信号を結合し、
    それに基づき1つのスタッフィング信号を生成するもの
    であり、 前記スタッフィング信号に応答して、前記出力回路は、
    スタッフィング個所を、前記のバッファから読み出され
    た記憶されたデータ内に挿入するように構成されている
    ことを特徴とする同期ディジタル信号用伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記の1つのコンテナが、1つのフレー
    ム時間インターバルに亘って伝送される少なくとも1つ
    のフレームを有している伝送装置において、 前記のLPFフィルタ手段は加算器と、4フレームの時
    間インターバルごとに少なくとも1度前記加算器からの
    加算された1つの信号をバッファリングし、1つのバッ
    ファリングされた出力を形成するための手段と、前記の
    バッファリングされた出力を受取る第1、第2乗算器を
    有し、前記の加算器は、前記のスタッフィング個所存在
    信号と前記の第1乗算器の1つの出力を加えて、前記の
    加算された信号を形成するものであり;前記の第2の乗
    算器は前記のLPFフィルタリングされた値を生ぜしめ
    るものである請求項1記載の伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記の結合する手段は、前記のLPFフ
    ィルタリングされた値と前記の差値を所定の時間に亘っ
    て累算し、1つの平均値を計算する手段と、前記の平均
    値を1つの上方のピーク値及び1つの下方のピーク値と
    比較しスタッフィング信号は平均値が下側ピーク値未満
    であるなら、ネガティブスタッフィング個所を形成する
    ために、負の値をとり、そして平均値が上側ピーク値を
    越えていれば、ポジティブスタッフィング個所を形成す
    るため正の値をとるように構成されている請求項2記載
    の伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記の1つのコンテナは、1つのフレー
    ム時間インターバルに亘って伝送される少なくとも1つ
    のフレームを有している伝送装置において、前記LPF
    フィルタは、1つのアップダウンカウンタを有し該1つ
    のアップダウンカウンタは少なくとも2フレーム時間イ
    ンターバルごとに1度カウントをし、ここで、一方の時
    間インターバル期間中のカウント方向は前記のスタッフ
    ィング個所存在信号に依存し、他方の時間インターバル
    期間中のカウント方向は前記のカウンタ出力の極性符号
    に依存し、前記カウンタ出力は、前記のLPFフィルタ
    リングされた値である請求項1記載の伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記の結合する手段は、前記のLPFフ
    ィルタリングされた値と前記の差値を所定の時間に亘っ
    て累算し、1つの平均値を計算する手段と、前記の平均
    値を1つの上方のピーク値及び1つの下方のピーク値と
    比較しスタッフィング信号は平均値が下側ピーク値未満
    であるなら、ネガティブスタッフィング個所を形成する
    ために、負の値をとり、そして平均値が上側ピーク値を
    越えていれば、ポジティブスタッフィング個所を形成す
    るため正の値をとるように構成されている請求項4記載
    の伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記の結合する手段は、前記のLPFフ
    ィルタリングされた値と前記の差値を所定の時間に亘っ
    て累算し、1つの平均値を計算する手段と、前記の平均
    値を1つの上方のピーク値及び1つの下方のピーク値と
    比較しスタッフィング信号は平均値が下側ピーク値未満
    であるなら、ネガティブスタッフィング個所を形成する
    ために、負の値をとり、そして平均値が上側ピーク値を
    越えていれば、ポジティブスタッフィング個所を形成す
    るため正の値をとるように構成されている請求項1記載
    の伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記の累算をするための手段は、付加的
    に、サイクリックな数シーケンス又はランダムシーケン
    スを累積するものである請求項6記載の伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記減算器は、割当てられているバッフ
    ァが半分満たされた時、ゼロの差の結果を形成するよう
    に構成され、前記スタッフィング識別回路は、さらにネ
    ガティブまたはポジティブスタッフィング信号を或係数
    と乗算する手段を有し、前記の累算をするための手段
    は、付加的に前記の係数と乗算された少なくとも1つの
    値を累算するように配置構成されている請求項6記載の
    伝送装置。
  9. 【請求項9】 各コンテナが1つの行インターバルを規
    定する複数の行で配列されている当該の伝送装置におい
    て、前記の所定の時間は、1つの行又はフレームインタ
    ーバルの整数倍であり、前記の整数は0より大きな値を
    有する請求項6記載の伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記のバッファ、ライト及びリードジ
    ェネレータ並びにスタッフィング判定回路を複数個有
    し、前記の複数個の数は、スタッフィング個所を挿入す
    るために設けられた前記の一連のコンテナ系列における
    前記コンテナの数に等しい請求項1記載の伝送装置。
  11. 【請求項11】 前記同期ディジタル信号は、STM−
    N信号であるようにし、更に前記の新たに到来したデー
    タを受取るための入力回路を有している当該の伝送装置
    において、前記入力回路は、ライトアドレスジェネレー
    タに対する入力クロック信号を基にしてライトクロック
    信号を発生するように構成され、前記入力クロック信号
    は前記STM−N信号から得られるものであり、ライト
    アドレスジェネレータに割当てられているコンテナの新
    たに到来したデータが存在する時にのみライトクロック
    信号を発生するものである請求項1記載の伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記のリードアドレスジェネレータに
    対する発振器を有する当該の伝送装置において、 前記出力回路は、前記発振器によって発生された出力ク
    ロック信号を基にリードクロック信号を発生するように
    構成され、リードアドレスジェネレータに割当てられた
    前記バッファ内に前記の記憶されたデータの存在すると
    きのみリードクロックパルスを形成するように構成され
    ている請求項1記載の伝送装置。
  13. 【請求項13】 上記出力回路は、ネガティブスタッフ
    ィング信号の場合には前記の記憶されたデータを読み出
    すための付加的なリードクロック信号を発生するように
    構成され、ポジティブスタッフィング信号の場合には前
    記のリードクロック信号の発生を中断するように構成さ
    れている請求項12記載の伝送装置。
  14. 【請求項14】 一連のコンテナ系列として伝送される
    べき同期ディジタル信号用の伝送装置において、 − 前記のコンテナのうちの1つに対する新たに到来し
    たデータをライト書き込み、そして、前記の1つのコン
    テナに対する記憶されたデータをそこからリード読み出
    すためのバッファを有し、 − 書き込まれるべき前記の新たに到来したデータに対
    するバッファ個所のライトアドレスを形成するためのラ
    イトアドレスジェネレータおよび読み出されるべき前記
    の記憶されたデータに対するバッファ個所のリードアド
    レスを形成するためのリードアドレスジェネレータを有
    し、 前記バッファから読み出された前記の記憶されたデータ
    を受取る出力回路を有し、 減算器手段及びLPFフィルタ手段並びにスタッフィン
    グ信号形成手段を備えたスタッフィング判定回路を有
    し、前記減算器手段は、前記のライトアドレスとリード
    アドレスとの差を形成するものであり、前記LPFフィ
    ルタ手段は前記の差を受取って前記ライトアドレスとリ
    ードアドレスとの差に基づくLPFフィルタリングされ
    た差値を生ぜしめるものであり、ここで比較的遅い時点
    で求められた差は比較的早い時点で求められた差より大
    きな影響を前記のLPFフィルタリングされた差に及ぼ
    すものであり、前記スタッフィング信号形成手段は、前
    記のLPFフィルタリングされた差値に基づき、スタッ
    フィング信号を生成するものであり、 前記スタッフィング信号に応答して、前記出力回路は、
    スタッフィング個所を、前記のバッファから読み出され
    た前記の記憶されたデータ間にスタッフィング個所を挿
    入するように構成されていることを特徴とする同期ディ
    ジタル信号用伝送装置。
  15. 【請求項15】 一連のコンテナ系列として伝送される
    べき同期ディジタル信号用の伝送装置において、 − 前記のコンテナのうちの1つに対する新たに到来し
    たデータをライト書き込み、そして、前記の1つのコン
    テナに対する記憶されたデータをそこからリード読み出
    すためのバッファを有し、 − 書き込まれるべき前記の新たに到来したデータに対
    するバッファ個所のライトアドレスを形成するためのラ
    イトアドレスジェネレータ(16,53)および読み出
    されるべき前記の記憶されたデータに対するバッファ個
    所のリードアドレスを形成するためのリードアドレスジ
    ェネレータ(18,61)を有し、 前記バッファから読み出された前記の記憶されたデータ
    を受取る出力回路を有し、 前記のライトアドレスとリードアドレスとの差を求める
    ための減算器手段を備えたスタッフィング判定回路を有
    する当該の伝送装置において、前記スタッフィング判定
    回路はLPFフィルタ手段を有し、前記LPFフィルタ
    手段は前記差を受取るものであり、そして1つのアキュ
    ムレータ出力側を有するアキュムレータ及び加算器並び
    に第1、第2乗算器を有し、LPFフィルタリングされ
    た差値を生ぜしめるものであり、更に、前記スタッフィ
    ング判定回路は、LPFフィルタリングされた差値に基
    づきスタッフィング信号を生成するものであり、前記の
    第1乗算器は前記の差を受取って第1係数だけ乗算して
    第1の乗算された信号を形成し、前記の第2乗算器は、
    前記のアキュムレータ出力を前記第1の係数の負の値と
    乗算して、帰還信号を前記の加算器に、1つのリードア
    ドレスの形成の際4フレーム時間インターバルごとに少
    なくとも1度加え、 前記の加算器は、前記の帰還信号及び前記の第1、第2
    の乗算された信号を受取って加算して、加算器出力を形
    成し、該加算器出力は前記アキュムレータに供給される
    ものであり、 前記のスタッフィング信号に応答して、前記出力回路は
    前記のバッファから読み出された記憶されたデータ間に
    スタッフィング個所を挿入するように構成されているこ
    とを特徴とする、同期ディジタル信号用の伝送装置。
  16. 【請求項16】 前記スタッフィング判定回路はさら
    に、第3の乗算器を含む帰還回路を有し、前記第3の乗
    算器は、前記のスタッフィング信号を受取り、前記スタ
    ッフィング信号を第3の係数だけ乗算して、帰還信号を
    形成し、前記帰還信号を前記加算器に加える請求項15
    記載の伝送装置。
  17. 【請求項17】 一連のコンテナ系列として伝送される
    べき同期ディジタル信号用の伝送装置において、 − 前記のコンテナのうちの1つに対する新たに到来し
    たデータをライト書き込み、そして、前記の1つのコン
    テナに対する記憶されたデータをそこからリード読み出
    すためのバッファを有し、 − 書き込まれるべき前記の新たに到来したデータに対
    するバッファ個所のライトアドレスを形成するためのラ
    イトアドレスジェネレータ(16,53)および読み出
    されるべき前記の記憶されたデータに対するバッファ個
    所のリードアドレスを形成するためのリードアドレスジ
    ェネレータ(18,61)を有し、 前記バッファから読み出された前記の記憶されたデータ
    を受取る出力回路を有し、 前記のライトアドレスとリードアドレスとの差を求める
    ための減算器手段を備えたスタッフィング判定回路を有
    する当該の伝送装置において、前記スタッフィング判定
    回路は、さらにLPF手段を有し、前記LPF手段は、
    前記差を受取り、前記のライトアドレスと前記のリード
    アドレスとの前記の差に直接的に基づいてLPFスタッ
    フィングされた差を形成し、そして、前記のLPFスタ
    ッフィングされた差に基づきスタッフィング信号を生成
    するための手段が設けられており、前記のスタッフィン
    グ信号を生成するための手段は、前記のLPFスタッフ
    ィングされた差値及び前記の差の値を所定の時間に亘り
    累算して、平均値を計算するものであり、前記の平均値
    を上方及び下方のピーク値と比較する手段が設けられて
    おり;スタッフィング信号は平均値が下側ピーク値未満
    であるなら、ネガティブスタッフィング個所を形成する
    ために、負の値をとり、そして平均値が上側ピーク値を
    越えていれば、ポジティブスタッフィング個所を形成す
    るための正の値をとるものであり、前記のスタッフィン
    グ信号に応答して前記出力回路は前記バッファから読み
    出された前記の記憶されたデータ間にスタッフィング個
    所を挿入するように構成されていることを特徴とする同
    期ディジタル信号用伝送装置。
  18. 【請求項18】 前記の付加的に累算をするための手段
    は、サイクリックな数シーケンス又はランダムシーケン
    スの値を累算する請求項17記載の伝送装置。
  19. 【請求項19】 前記減算器は、前記バッファがフルの
    半分の状態のとき0の減算結果を生じさせるものであ
    り;前記スタッフィング判定回路は更に負及び正のスタ
    ッフィング信号を或1つの係数だけ乗算するための手段
    を有し;前記の付加的に累算する手段は、前記の係数で
    乗算された少なくとも1つの値を累算するものである請
    求項17記載の伝送装置。
  20. 【請求項20】 前記のコンテナは1つのフレーム時間
    インターバルに亘って伝送される少なくとも1つのフレ
    ームを有している当該の伝送装置において、前記LPF
    フィルタ手段はさらに加算器、第1、第2第3乗算器及
    びスタッフィング命令手段を有し、前記の第3乗算器
    は、前記のアキュムレータの出力を第1の係数だけ乗算
    して、乗算された信号を前記のスタッフィング命令手段
    に供給するものであり、 前記の新たに到来した正又は負のスタッフィング個所が
    存在すると前記のスタッフィング命令手段は前記のスタ
    ッフィング信号を形成するものであり、 前記の第2の乗算器は、前記の第1係数の負の値だけ前
    記のアキュムレータ出力を乗算し、帰還信号を前記加算
    器に4フレーム時間インターバルごとに少なくとも1度
    供給するものであり、前記の第1乗算器は、前記の差を
    受取り、第1係数だけ乗算して第1の乗算された信号を
    生成するものであり、前記の負及び正のスタッフィング
    信号を乗算するための手段は前記のスタッフィング信号
    を第2の係数で乗算して、第2の乗算された信号を形成
    するものであり、前記の加算器は前記の帰還信号及び前
    記の第1、第2の乗算された信号を受取り加算して加算
    器出力を形成し、該加算器出力は前記の累算のための手
    段に供給されるものである請求項19記載の伝送装置。
  21. 【請求項21】 各コンテナにおけるデータは、1つの
    行インターバルを規定する複数行にて配列されている当
    該の伝送装置において、前記の所定時間は1つの行又は
    フレームインターバルの整数倍であり、前記整数は0よ
    り大の値を有している請求項17記載の伝送装置。
  22. 【請求項22】 前記のバッファ、ライト及びリードジ
    ェネレータ並びにスタッフィング判定回路を複数個有
    し、前記の複数個の数は、スタッフィング個所を挿入す
    るために設けられた前記の一連のコンテナ系列における
    前記コンテナの数に等しい請求項17記載の伝送装置。
  23. 【請求項23】 前記同期ディジタル信号は、STM−
    N信号であるようにし、更に前記の新たに到来したデー
    タを受取るための入力回路を有している当該の伝送装置
    において、前記入力回路は、ライトアドレスジェネレー
    タに対する入力クロック信号を基にしてライトクロック
    信号を発生するように構成され、前記入力クロック信号
    は前記STM−N信号から得られるものであり、ライト
    アドレスジェネレータに割当てられているコンテナの新
    たに到来したデータが存在する時にのみライトクロック
    信号を形成するものである請求項17記載の伝送装置。
  24. 【請求項24】 前記のリードアドレスジェネレータに
    対する発振器を有する当該の伝送装置において、 前記出力回路は、前記発振器によって発生された出力ク
    ロック信号を基にリードクロック信号を発生するように
    構成され、リードアドレスジェネレータに割当てられた
    前記バッファ内に前記の記憶されたデータの存在すると
    きのみリードクロックパルスを形成するように構成され
    ている請求項17記載の伝送装置。
  25. 【請求項25】 上記出力回路は、ネガティブスタッフ
    ィング信号の場合には前記の記憶されたデータを読み出
    すための付加的なリードクロック信号を発生するように
    構成され、ポジティブスタッフィング信号の場合には前
    記のリードクロック信号の発生を中断するように構成さ
    れている請求項24記載の伝送装置。
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