JP3085365B2 - 工程手順自動調整方法、工程手順自動調整システムおよび工程手順自動調整プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

工程手順自動調整方法、工程手順自動調整システムおよび工程手順自動調整プログラムを記録した記録媒体

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JP3085365B2
JP3085365B2 JP21176597A JP21176597A JP3085365B2 JP 3085365 B2 JP3085365 B2 JP 3085365B2 JP 21176597 A JP21176597 A JP 21176597A JP 21176597 A JP21176597 A JP 21176597A JP 3085365 B2 JP3085365 B2 JP 3085365B2
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の製造工程手
順を有する多品種変量製造ラインにおける工程手順自動
調整方法およびシステムに関し、特に、あらかじめ準備
された知識を基に不具合な並びを判定するとともに、そ
の不具合な並びを違反と捉え、違反点数の総和である総
違反点数を算出しつつ工程手順の修正・評価を自動的に
繰り返すことで、違反を最大限解消した製造工程手順を
出力する、工程手順自動調整方法およびシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の製造工程を有する多品種変
量製造ラインにおける工程手順チェックシステムが、特
開平9−128447号公報に開示されている。この工
程手順チェックシステムでは、複数の製造工程を有する
多品種変量製造ラインを制御する生産制御システムの基
本データである製造工程手順データについて、工程の並
びやその処理条件に不具合があるか否かをあらかじめ準
備された知識を基に工程手順チェックシステム等を用い
てチェックし、工程の並びやその処理条件に不具合があ
ると判定された場合には、ユーザが工程手順の修正方法
を検討し修正を行った上で、再度、工程手順をチェック
するという繰り返し作業を行なう。
【0003】以下に、上述した従来の工程手順チェック
システムについて、図9を参照して説明する。図9は、
従来の工程手順チェックシステムの一例のブロック図で
ある。
【0004】図9において、製造工程情報作成部101
は、推論対象工程手順データ群を作成する。製造工程情
報入力部102は、推論結果状態データ保存用データベ
ース部106に格納されている、製造過程での半製品の
加工状態を表す推論結果状態データ群の指定および推論
における各種制限値の入力を必要に応じて行う。
【0005】推論制御部103は、製造工程情報入力部
102からの推論対象工程手順データ群および製造工程
情報入力部102から推論における各種制限値が入力さ
れると、推論対象工程手順データ群および制限値群の変
換をして後述する推論部104に渡し、推論の必要な回
数だけ推論部104を起動するとともに推論結果状態デ
ータ群を推論結果状態データ出力部107に渡す。
【0006】知識ベース部105は、推論対象となる知
識をあらかじめ格納しているもので、製造過程における
各工程での半製品の加工状態を判定するための知識を格
納している工程状態判定用知識ベース部151と、半製
品の加工状態が不具合か否かを推論するための知識を格
納している整合性判定用知識ベース部152とで構成さ
れる。
【0007】推論部104は、知識ベース部105の工
程状態判定用知識ベース部151および整合性判定用知
識ベース部152にそれぞれ対応する工程状態判定推論
部141および整合性判定推論部142で構成され、整
合性判定用知識ベース部152に格納されている知識、
整合性判定用知識ベース部152に格納されている知
識、および推論制御部103から受け取った推論対象工
程手順データ群を基に推論を実行し、これにより得られ
る推論結果状態データ群を推論制御部103に渡す。
【0008】推論結果状態データ保存用データベース部
106は、推論制御部103からの格納指令に応じて推
論結果状態データ群を保持するとともに、製造工程情報
入力部102からの要求に応じて既に保存済の推論結果
状態データ群を抽出し製造工程情報入力部102へ送出
する。
【0009】推論結果状態データ出力部107は、推論
結果状態データ群を出力装置へと出力する。
【0010】以下に、図9に示したシステムを用いた工
程手順のチェック方法について、図10を参照しつつ説
明する。
【0011】このシステムが起動されると、どのような
条件で推論を行うか推論条件指定を行う(ステップ11
1)。推論条件の指定が正しいと、推論制御部103は
推論対象工程手順データ群および制限値群を推論部10
4に渡し推論させ(ステップ112)、工程の並びやそ
の処理条件が正しいか否かをチェックする(ステップ1
13)。工程の並びやその処理条件に不具合がなけれ
ば、推論対象工程手順データ群に問題なしとして、推論
結果状態データ出力部107に推論結果データ群を出力
する。不具合があれば、ユーザが工程手順の修正方法を
検討し修正を行い(ステップ115)、不具合がなくな
るまで上記の一連の手順を繰り返す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
工程手順チェックシステムでは、製造過程を記した製造
工程手順データをもとに各製造工程の過程における半製
品の加工状態を判定した結果、工程の並びやその処理条
件に不具合があると判定された時、以下のような問題が
発生する。
【0013】第1に、工程手順を修正する手段が別シス
テムであることと、工程手順を修正するための知誠が人
手によることと、一回の修正では不具合が解決しない場
合が多いため、工程手順を作成した後、チェック結果に
不具合がある場合、人手により工程手順の修正、評価を
繰り返す必要があることである。
【0014】第2に、人手により試行錯誤的に工程手順
の修正、チェックを繰り返すため、その修正、チェック
に時間がかかり、結果的に設計工期が長くなってしま
う。
【0015】第3に、工程手順を作成しながら不具合か
否か判定する手段やその不具合を修正するための手段が
ないため、1工程毎や複数の工程毎を単位として工程手
順を作成している時、不具合があるか否かにかかわから
ず、工程手順の全工程を作成した後にチェックを行わな
ければならない。その結果、不具合があることがわかっ
たときには、工程の並びやその処理条件を再度修正しな
ければならなくなってしまう。
【0016】そこで本発明は、工程手順の不具合箇所を
最大限に解消しつつ、工程手順の修正工数を削減し、製
造工程手順の設計工期を短縮できる、工程手順自動調整
方法、システム等を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の工程手順自動調整方法は、複数の製造工程を有
する多品種変量製造ラインのための工程手順自動調整方
法であって、予め、前記製造工程の組み合せにより表現
される工程手順の並びや処理条件についての不具合の内
容、前記不具合の内容に応じた違反点数、および前記不
具合を解消するための不具合解消方法を設定しておき、
前記工程手順のうち、推論の対象とする工程手順を作成
し、前記作成した工程手順について前記不具合の内容を
推論し、前記推論の結果を基に前記違反点数の総和であ
る総違反点数を算出し、前記推論の結果に応じて、前記
総違反点数が増加するか否かに拘わらず前記不具合に対
して前記不具合解消方法を適用して前記工程手順を修正
し、修正した工程手順に対し、前記不具合の内容の推
論、前記総違反点数の算出、および前記工程手順の修正
の一連の処理を繰り返し、前記修正により得られた工程
手順の中から前記総違反点数が最小の工程手順を選択す
るものである。
【0018】また、前記一連の処理の繰り返し制限回数
を予め決めておき、前記繰り返し制限回数の範囲内で前
記一連の処理を繰り返したり、前記総違反点数の上限を
予め定めておき、前記総違反点数が前記上限を超えた
ら、前記一連の処理を中断し、それまでの修正で得られ
た工程手順の中から前記総違反点数が最小の工程手順を
選択してもよい。さらに、前記推論の対象とする工程手
順について、該工程手順ごとに逐次、前記不具合の内容
を推論し、前記総違反点数を算出し、前記工程手順の修
正を行った後、推論の対象とする全ての工程手順につい
て前記一連の処理を繰り返してもよい。
【0019】本発明の工程手順自動調整システムは、複
数の製造工程を有する多品種変量製造ラインのための工
程手順自動調整システムであって、前記製造工程の組み
合せにより表現される製造工程手順データを複数含んで
構成される推論対象工程手順データ群を作成する製造工
程情報作成部と、前記推論対象工程手順データ群を基
に、製造過程における各工程での半製品の加工状態を表
す知識、該知識を基に前記製造工程手順データの並びや
処理方法に不具合があるか否かを推論するための知識、
前記不具合があるか否かの推論の結果から前記不具合の
内容に応じた違反点数を算出するための知識、および前
記不具合を解消するための知識を格納する知識ベース部
と、色や文字・記号で表現されて作成されるデフォルト
データ、あるいは前記推論対象工程手順データを基に推
論処理を実行して得られる推論結果状態データ群、およ
び前記推論結果状態データ群を修正して得られる制約違
反解消結果データ群から推論のデフォルトデータとして
選択された推論結果状態データである推論デフォルト状
態データを指定あるいは入力する製造工程情報入力部
と、前記推論対象工程手順データ群、前記知識ベース部
に格納された各知識および前記デフォルト状態データを
基に、前記推論対象工程データ群について前記不具合が
あるか否かの推論を実行して前記推論結果状態データ群
を作成し、前記推論結果状態データ群を基に前記違反点
の総和を算出するとともに、前記違反点数の総和が増
加するか否かに拘わらず前記不具合に対して前記不具合
を解消するための知識を適用して前記制約違反解消結果
データ群を作成する推論部と、前記推論結果状態データ
群および前記制約違反解消結果データ群を保存し必要に
応じて送出する推論結果状態データ保存用データベース
部と、前記製造工程情報作成部から前記推論対象工程
手順データ群および前記製造工程情報入力部から前記
推論デフォルト状態データを、推論に適するフォーマッ
トに変換して前記推論部に送出し、前記推論部に前記推
論結果状態データ群および前記制約違反解消結果データ
群を作成させるとともに前記違反点数を算出させ、前記
推論部で作成された推論結果状態データ群および前記制
約違反解消結果データ群を前記推論結果状態データ保存
用データベース部に送出する推論制御部とを有する。
【0020】また、前記製造工程情報入力部には前記推
論部で行う処理の繰り返し制限回数が予め入力され、前
記推論制御部は、前記繰り返し制限回数を超えない回数
だけ、前記推論結果状態データ群の作成、前記違反点数
の算出および前記制約違反解消結果データ群の作成を前
記推論部に繰り返し行わせるものや、前記製造工程情報
入力部には前記違反点数の上限値が予め入力され、前記
推論制御部は、前記違反点数の上限値を超えない回数だ
け、前記推論結果状態データ群の作成、前記違反点数の
算出および前記制約違反解消結果データ群の作成を前記
推論部に繰り返し行わせるものであってもよい。さら
に、前記製造工程情報作成部は、前記製造工程手順デー
タを逐次、前記推論制御部へ出力する手段を有するもの
であってもよい。
【0021】本発明の記録媒体は、コンピュータによっ
て、複数の製造工程を有する多品種変量製造ラインのた
めの工程手順自動調整プログラムを記録した記録媒体で
あって、該工程手順自動調整プログラムはコンピュータ
に、予め、前記製造工程の組み合せにより表現される工
程手順の並びや処理条件についての不具合の内容、前記
不具合の内容に応じた違反点数、および前記不具合を解
消するための不具合解消方法を設定しておき、前記工程
手順のうち、推論の対象とする工程手順を作成し、前記
作成した工程手順について前記不具合の内容を推論し、
前記推論の結果を基に前記違反点数の総和である総違反
点数を算出し、前記推論の結果に応じて前記不具合解消
方法を適用して前記工程手順を修正し、修正した工程手
順に対し、前記不具合の内容の推論、前記総違反点数の
算出、および前記工程手順の修正の一連の処理を繰り返
し、前記修正により得られた工程手順の中から前記総違
反点数が最小の工程手順を選択する手順を実行させるも
のである。
【0022】上記のとおり構成された本発明では、工程
手順の並びやその処理条件についての不具合の内容に応
じた違反点数およびこの不具合を解消する方法を予め設
定しておき、対象となる工程手順について、不具合があ
った場合には、総違反点数の算出と、上記の不具合解消
方法を適用して工程手順の修正を行う。これらの処理を
繰り返し行い、得られた工程手順の中から最も総違反点
数が小さい工程手順を選択することで、不具合箇所を最
大限に解消した工程手順が自動的に得られる。
【0023】特に、上記の処理の繰り返し制限回数を予
め定めておき、その中で総違反点数が最小の工程手順を
得ることで、短い時間内である程度の違反を解消した工
程手順が得られる。また、総違反点数の上限を予め定め
ておき、総違反点数がこの上限を超えたら上記一連の処
理を中断することで、工程手順の修正に要する時間が短
縮される。さらに、推論の対象とする工程手順を作成し
ながら、逐次、不具合の内容の推論、違反点数の算出お
よび工程手順の修正を行い、その後、推論の対象となる
全ての工程手順について上記一連の処理を繰り返すこと
で、ある程度の不具合が解消された工程手順について一
連の処理を行うことになるので、繰り返し回数が少なく
なる。
【0024】なお、本発明で用いる「製造工程手順デー
タ」とは、複数の製造工程を有する多品種変量製造ライ
ンを制御する生産制御システムの基本データであり、製
造工程の組み合わせにより表現され、製品を製造するた
めの一連の処理を表すデータをいう。
【0025】「推論対象工程手順データ群」とは、上記
製造工程手順データを複数含み、これらのデータを基に
推論のためのフォーマット変換を行ったデータ群をい
う。
【0026】「推論結果状態データ」とは、上記推論対
象工程手順データ群を基に推論処理を実行して得られる
複数の有限種類の色や文宇・記号で表現されたデータか
ら構成される、製造過程における各工程での半製品の加
工状態を表す推論結果を表すデータをいい、特に、複数
の推論結果状態データから構成されるデータを「推論結
果状態データ群」という。
【0027】「制約違反解消結果データ群」とは、上記
推論結果状態データ群を基に制約違反を解消するために
上記製造工程手順データを変更したデータをいう。
【0028】「推論デフォルト状態データ」とは、上記
推論結果状態データ群や上記制約違反解消結果データ群
から推論のデフォルトデータとして選択された推論結果
状態データあるいは複数の有限種類の色や文字・記号で
表現されて作成されるデフォルトデータをいう。
【0029】「違反点数」とは、上記推論結果状態デー
タ群において、不具合と判定された内容に応じてあらか
じめ設定された値を用いて算出される値をいう。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は、本発明の工程手順自動調整システ
ムの一実施形態のブロック図である。
【0032】本実施形態の工程手順自動調整システム
は、図1に示すように、製造工程情報作成部1と、製造
工程情報入力部2と、推論制御部3と、推論部4と、知
識ベース部5と、推論結果状態データ保存用データベー
ス部6と、推論結果状態データ出力部7とから構成され
ている。
【0033】また、推論部4は、工程状態判定推論部4
1と、整合性判定推論部42と、制約条件推論部43
と、制約解消推論部44とから構成されている。そし
て、知識ベース部5は、工程状態判定用知識ベース部5
1と、整合性判定用知識ベース部52と、制約条件判定
用知識ベース部53と、制約解消用知識ベース部54と
から構成されている。
【0034】以下に、製品の製造工程手順の整合性を、
図1に示したシステムを利用して操作者との対話形式で
はなくてバッチ形式により、自動的に知識ベースから検
索して判定し、判定結果に応じて、不具合箇所を自動修
正する例を示す。
【0035】まず、製造工程情報作成部1は、複数の製
造工程を有する多品種変量製造ラインにおける製造工程
の手順として、推論対象となる文字列や数値などを含ん
だ複数の有限個のフィールドを持つ推論対象工程手順デ
ータ群を作成している。
【0036】また、製造工程情報入力部2は、制限値群
(例えば、製造工程手順において、ある工程の次にある
工程が記述されていた場合には1回のエラーと数えた時
のエラー許容回数変数名およびエラー許容回数変数名に
対応したエラー許容回数から構成されるデータや、推論
対象工程手順データ群の内で第何工程迄推論を行うか、
および、後述する推論や工程手順の修正を何回まで繰り
返すか等)を入力するとともに、推論結果状態データ保
存用データベース部6に保存されている推論結果状態デ
ータ群や制約違反解消結果データ群の中から、推論する
際のデフォルト(初期値)の状態として設定する推論結
果状態データを選択し、あるいは複数の有限種類の色や
文字・記号等を用いてデフォルトデータを構成し、推論
デフォルト状態データとして入力している。
【0037】そして、推論制御部3は、製造工程情報作
成部1で作成された推論対象工程手順データ群および製
造工程情報入力部2で入力された制限値群および推論デ
フォルト状態データを推論に適するフォーマットに変換
して推論部4に渡し、操作者との対話形式ではなく、バ
ッチ形式により、推論の必要な回数だけ制限値群の何れ
かを超えない限り推論部4を自動的に起動して、推論部
4の実行により得られる推論結果状態データ(例えば、
どの製造工程ではどのようなエラーが発生しているかと
いうことやどのような理由からエラーが発生したかとい
うことやあるいは不具合はないなどの結果から構成され
る製造工程手順の整合性の判定結果)や制約違反解消結
果データ群を推論結果状態データ保存用データベース部
6に渡すとともに推論結果状態データ出力部7に渡し、
アラーム情報(例えば、どの制限値をどの製造工程番号
で超えたか等)が推論部4から渡されると、推論結果状
態データ出力部7にアラーム情報を渡している。
【0038】そして、推論部4は、知識ベース部5内に
保持された知識と、推論制御部3から受け取った推論対
象工程手順データ群および制限値群およびデフォルト状
態データとを基に推論(例えば、製造工程手順の整合性
の推論)を実行し、推論結果状態データを推論制御部3
に渡すとともに、制限値群のいずれかを超えた場合に
は、アラーム情報を推論結果状態データとともに推論制
御部3に渡している。
【0039】また、知識ベース部5は、あらかじめ推論
対象となる知識(例えば、どの工程名の後にどの工程名
があるとエラーとするかなど)を記述している複数の有
限な知識ベースから構成されている。
【0040】工程状態判定推論部41は、知識ベース部
5内に保持された知識である工程状態判定用知識ベース
部51の工程状態判定知識を用いて、推論制御部3から
受け取った推論対象工程手順データ群、制限値群および
推論デフォルト状態データを基に推論を実行し、工程状
態判定を行う。工程状態判定の例として、工程名による
工程状態判定知識の一例を挙げれば、複数の工程名から
構成されている工程手順の第n工程がaという工程であ
り、その次工程、つまり第n+1工程がbでありさらに
その次工程、つまり第n+2工程がcの時、a、b、c
という各工程に対し、レジスト塗布状態と判断しレジス
ト塗布状態フラグをonし、第m工程(m≧n)がxと
いう工程であり、その次工程、つまり第m+1工程がy
でありさらにその次工程、つまり第m+2工程がzなら
ばレジスト塗布状態フラグを第m+1工程でoffする
といった知識による判定を行う。
【0041】同様に整合性判定推論部42は、知識ベー
ス部5内に保持された知識である整合性判定用知識ベー
ス部52と、推論制御部3から受け取った推論対象工程
手順データ群、制限値群および推論デフォルト状態デー
タと、工程状態判定推論部41から受け取った色や文字
・記号で表された工程状態判定結果を基に推論を実行
し、工程の並びやその処理条件に間違いがある等の不具
合を推論判定を行う。推論判定の例として、整合性判定
用知識ベース部52の一例を挙げれば、複数の工程名か
ら構成されている工程手順の第n工程でレジスト塗布状
態フラグがonであり、かつ洗浄状態フラグがonの時
には、第n工程に対する整合性判定結果は不具合1であ
るといった知識による判定を行う。さらに、整合性判定
推論部42は、推論判定の結果である推論結果状態デー
タ(例えば、第n+1工程のデータの不具合判定フィー
ルドに、不具合1と記述されているようなデータ)を推
論制御部3に渡す。
【0042】そして、推論結果状態データ保存用データ
ベース部6は、推論制御部3から渡される推論結果状態
データ群や制約違反解消結果データ群を保存しておき、
製造工程入力部2からの要求に応じて、推論デフォルト
状態として、製造工程入力部2に推論結果状態データ群
や制約違反解消結果データ群を送出する。
【0043】そして、推論結果状態データ出力部7は、
推論制御部3から渡される推論結果状態データ群や制約
違反解消結果データ群やアラーム情報を出力装置に出力
している。
【0044】次に、図2を参照しつつ、本システムの動
作について説明する。
【0045】予め、工程の並びやその処理条件について
の不具合の内容、その不具合の内容に対応する違反点
数、および不具合を解消するための方法を、それぞれ知
識ベース部5の整合性判定用知識ベース部51、制約条
件判定用知識ベース部53および制約解消用知識ベース
部54に設定しておく。
【0046】本システムが起動されると、対象とする製
造工程手順データの指定により推論対象工程手順データ
群を作成したり、推論の繰り返し回数は何回とするか
等、どのような条件で推論をおこなうか推論条件指定を
行う(ステップ11)。
【0047】推論条件の指定が正しいと、推論制御部3
は、推論対象工程手順データ群、制限値群および推論デ
フォルト状態データを推論部4に渡し推論させ、工程の
並びやその処理条件が正しいか否かをチェックする(ス
テップ12、S13)。
【0048】チェック結果から、制約条件推論部43に
おいて、制約条件判定用知識ベース53をもとに、工程
の並びやその処理条件の不具合の種類に応じて制約評価
式により違反点数Xを算出する(ステップ14)。
【0049】違反点数Xを算出したら、違反点数Xがゼ
ロか否かを判断する(ステップ15)。違反点数X=0
点ならば、推論対象工程手順データ群に問題なしとし
て、推論結果状態データ出力部7に推論結果データ群を
出力する。違反点数X=0点でない時(実際には、違反
点数Xは加算されるだけであるのでX>0となる)に
は、推論対象工程手順データ群に問題ありとして、さら
に、繰り返し制限回数Yを超えているかを判断する(ス
テップ16)。
【0050】推論の繰り返し回数が、繰り返し制限回数
Yを超えていないならば、工程の並びやその処理条件の
不具合という制約違反に対し、制約解消推論部44にお
いて制約解消用知識ベース部54をもとにどの制約違反
を解消するか、その制約違反の解消方法としてどの解消
方法を選択するか決定し(ステップ17)、推論対象工
程手順データ群を修正し(ステップ18)、修正された
推論対象工程手順データ群が、推論結果状態データ出力
部7に渡される。そして修正した推論対象工程手順デー
タ群をもとに、再度、工程状態判定および整合性判定に
よって工程の並びやその処理条件が正しいか否かをチェ
ックする(ステップ13)。
【0051】以上のように推論制御部3は、修正された
推論対象工程手順データ群をもとに、違反点数X=0点
となるか、または、製造工程情報入力部2で指定された
繰り返し回数制限値を超えるまで、推論部4,知識ベー
ス部5をもとに、工程状態判定、整合性判定、制約条件
判定、制約解消といった一連の処理を制御し、工程の並
びやその処理条件の不具合を最大限解消した工程手順を
生成する。
【0052】一方、繰り返し制限回数Yを超えている場
合には、それまでに修正した工程手順のうち違反点数が
最小の工程手順を選択し、処理を終了する(ステップ1
9)。
【0053】ここで、工程手順の修正例について、図3
を参照しつつ説明する。
【0054】図3(a)に示すように、初期状態の工程
手順として「工程A→工程B→工程C→工程D」(以
下、工程と→を省略し、ABCDのように記述する)を
考える。このとき、整合性判定用知識ベース部52が
「ABは“不具合”」というルールを持ち、制約条件判
定用知識ベース部53が「ABは“不具合”というルー
ルについては違反点数10点」というルールを持ってい
るとする。
【0055】まず、図2の推論(ステップ13)におい
て、「AB」という箇所に対して「“不具合”判定」が
行われる。次に、図2の違反点数算出(ステップ14)
において違反点数X=10点と算出される。
【0056】一方、制約解消用知識ベース部54には、
図3(b)〜(i)に示す修正方法が保持されていると
する。すなわち、図3(b)、(c)のように、工程B
または工程Aを削除する方法、図3(d)、(e)のよ
うに、工程Bまたは工程Aを移動する方法、図3
(f)、(g)のように、工程Bまたは工程Aを他の工
程と位置交換する方法、図3(h)のように、工程Bを
他の工程と交換する方法、あるいは、図3(i)のよう
に、工程Aと工程Bとの間に他の工程を挿入する方法で
ある。
【0057】これらの修正方法のいずれかを制約解消推
論部44で選択して(図2のステップ17)、工程手順
を修正する(図2のステップ18)。これにより、「A
B」という違反箇所を工程手順からなくし、この違反を
解消する。
【0058】なお、制約解消用知識ベース部54は、制
約違反の選択(ステップ17)および工程手順の修正
(ステップ18)において、総違反点数が増加する可能
性のある違反解消ルールも、修正の繰り返しの中で総違
反点数が局所的に最小となってしまう局所最適解の現象
が発生する場合に備え、その局所最適解脱出のために有
している。
【0059】次に、本発明における違反解消例につい
て、特に改悪を許した解消例に関し詳しく説明する。
【0060】工程手順として「AZB」を考える。ここ
で、工程状態判定用知識ベース部51には、図4に示す
2つの工程状態判定知識が格納され、整合性判定用知識
ベース部52には、図5に示す4つの整合性判定知識が
格納され、制約条件判定用知識ベース部53には、図6
に示す5つの制約条件知識が格納され、制約解消用知識
ベース部54には、図7に示す5つの制約解消知識が格
納されているとする。
【0061】このとき、推論制御部3において、工程状
態判定知識および整合性判定知識により、「AZB」は
“不具合1”であると判定され、制約条件知識に基づ
き、この不具合については総違反点数が100点である
と算出される。
【0062】この違反の解消方法として、図7に示した
制約解消知識がある。このうち、知識番号401〜40
3について、以下の適用例を考える。 適用例1:工程Aと工程Zの間に工程Bを追加(知識4
01に基づく適用例) 適用例2:工程Aと工程Zの間に工程Bを移動(知識4
01に基づく適用例) 適用例3:工程Aを削除(知識402に基づく適用例) 適用例4:工程Bの後に工程Zを移動(知識403に基
づく適用例) 適用例5:工程Aの前に工程Zを移動(知識403に基
づく適用例) 表1に、上記の適用例1〜5について、修正後の工程手
順および総違反点数をまとめる。
【0063】
【表1】 表1から明らかなように、これらの適用例はいずれも、
初期の総違反点数100点よりも違反点数が増えてしま
うという、改悪の状態となる。
【0064】この改悪を許さなければ、工程手順は「A
ZB」のまま、総違反点数が100点で収束して処理が
終了する。ここで、改悪を許して適用例4を適用し、次
の修正において知識番号404または405に基づき工
程Cを追加することにより、工程手順「ABZC」また
は「CABZ」が得られ、総違反点数を0点とすること
ができる。
【0065】本発明は、上述した手順をコンピュータに
実行させるための工程手順自動調整プログラムを記録し
た記録媒体の形態とすることもできる。
【0066】この場合は、図8に示すように、例えばワ
ークステーションやパーソナルコンピュータといったデ
ータ処理装置61に、記録媒体64に記録された上記工
程手順自動調整プログラムを読み込ませ、このプログラ
ムに従ってデータ処理装置61の動作を制御する。記録
媒体64は、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録
媒体であってよい。
【0067】記録媒体64に工程手順自動調整プログラ
ムを読み込ませた後、操作者が推論条件指定のためのデ
ータを入力装置62から入力すると、データ処理装置6
1は、記録媒体64から読み込まれた工程手順自動調整
プログラムの制御により、図2を参照して説明した一連
の処理を実行し、その結果を出力装置63に出力する。
【0068】上述した実施形態では、繰り返し制限回数
Yを定めておき、この繰り返し制限回数Yの範囲内で総
違反点数の算出、工程手順の修正等の一連の処理を繰り
返す例を示したが、繰り返し制限回数Yの他に、総違反
点数の上限を予め定めておき、上記の一連の処理の中で
この上限を超えたら、上記一連の処理を中断し、それま
での修正で得られた工程手順の中から総違反点数が最小
の工程手順を選択してもよい。これにより、効果的な工
程手順の修正が見つからないような場合には、チェック
時間を短縮でき、修正までの時間を短縮することができ
る。このように総違反点数の上限を定めて工程手順の修
正を繰り返す場合には、この上限の値は、繰り返し制限
回数Yと同様に、制限値の一部を構成するデータとして
製造工程情報入力部2に入力される。
【0069】さらに、上述した実施形態では、製造工程
情報作成部2は、推論対象工程手順データ群を作成した
後、作成した推論対象工程手順データ群を一括して推論
制御部3に送り、推論制御部3では、推論の対象とする
全ての工程手順について、不具合の内容の推論、違反点
数の算出および工程手順の修正を推論部4に行わせてい
た。本発明では、これに限らず、製造工程情報作成部2
で推論対象工程手順データ群を作成しながら、推論対象
工程手順データを逐次、推論制御部3に出力し、工程手
順ごとに不具合の内容の推論、違反点数の算出および工
程手順の修正を行うようにしてもよい。これにより、製
造工程情報作成部2で推論対象工程手順データ群が作成
された時点では、工程手順がある程度修正されて推論制
御部3に送られるので、製造工程情報作成部2で作成さ
れた推論対象工程手順データ群に対する不具合の内容の
推論、違反点数の算出および工程手順の修正といった一
連の処理の繰り返しサイクルを短縮し、不具合を最大限
に解消した工程手順をより効率的に得ることができる。
このように推論対象工程手順データを逐次、推論制御部
3に出力するには、製造工程情報作成部2が推論対象工
程手順データを逐次、推論制御部3に出力する手段を含
む構成とすればよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果を奏する。
【0071】工程手順の並びやその処理条件についての
不具合の内容に応じた違反点数およびこの不具合を解消
する方法を予め設定しておき、対象となる工程手順につ
いて、不具合があった場合には、総違反点数の算出およ
び工程手順の修正といった処理を繰り返し行い、得られ
た工程手順の中から最も総違反点数が小さい工程手順を
選択することで、不具合箇所を最大限に解消した工程手
順を自動的に得ることができる。その結果、工程手順の
修正工数が削減され、工程手順の設計工期を短縮するこ
とができる。
【0072】特に、上記の処理の繰り返し制限回数を予
め定めておき、その中で総違反点数が最小の工程手順を
得ることで、短い時間内である程度の違反を解消した工
程手順を得ることができる。また、総違反点数の上限を
予め定めておき、総違反点数がこの上限を超えたら上記
一連の処理を中断することで、工程手順の修正に要する
時間を短縮することができる。さらに、推論の対象とな
る工程手順を作成しながら、逐次、不具合の内容の推
論、違反点数の算出および工程手順の修正を行い、その
後、対象としている工程手順全体について上記一連の処
理を繰り返すことで、不具合を最大限に解消した工程手
順をより効率的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程手順自動調整システムの一実施形
態のブロック図である。
【図2】図1に示したシステムの動作を説明するための
フローチャートである。
【図3】工程手順の修正例を示す図である。
【図4】工程状態判定用知識ベース部に格納された知識
ベースの例を示す図である。
【図5】整合性判定用知識ベース部に格納された知識ベ
ースの例を示す図である。
【図6】制約条件態判定用知識ベース部に格納された知
識ベースの例を示す図である。
【図7】制約解消用知識ベース部に格納された知識ベー
スの例を示す図である。
【図8】本発明の他の実施形態のブロック図である。
【図9】従来の工程手順チェックシステムのブロック図
である。
【図10】図9に示したシステムを用いた工程手順チェ
ック方法のフローチャートである。
【符号の説明】
1 製造工程情報作成部 2 製造工程情報入力部 3 推論制御部 4 推論部 5 知識ベース部 6 推論結果状態データ保存用データベース部 7 推論結果状態データ出力部 41 工程状態判定推論部 42 整合性判定推論部 43 制約条件推論部 44 制約解消推論部 51 工程状態判定用知識ベース部 52 整合性判定用知識ベース部 53 制約条件判定用知識ベース部 54 制約解消用知識ベース部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/418 B23Q 41/08 G05B 15/02 G06F 15/21

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の製造工程を有する多品種変量製造
    ラインのための工程手順自動調整方法であって、 予め、前記製造工程の組み合せにより表現される工程手
    順の並びや処理条件についての不具合の内容、前記不具
    合の内容に応じた違反点数、および前記不具合を解消す
    るための不具合解消方法を設定しておき、 前記工程手順のうち、推論の対象とする工程手順を作成
    し、 前記作成した工程手順について前記不具合の内容を推論
    し、 前記推論の結果を基に前記違反点数の総和である総違反
    点数を算出し、 前記推論の結果に応じて、前記総違反点数が増加するか
    否かに拘わらず前記不具合に対して前記不具合解消方法
    を適用して前記工程手順を修正し、 修正した工程手順に対し、前記不具合の内容の推論、前
    記総違反点数の算出、および前記工程手順の修正の一連
    の処理を繰り返し、 前記修正により得られた工程手順の中から前記総違反点
    数が最小の工程手順を選択する、工程手順自動調整方
    法。
  2. 【請求項2】 前記一連の処理の繰り返し制限回数を予
    め決めておき、前記繰り返し制限回数の範囲内で前記一
    連の処理を繰り返す請求項1に記載の工程手順自動調整
    方法。
  3. 【請求項3】 前記総違反点数の上限を予め定めてお
    き、前記総違反点数が前記上限を超えたら、前記一連の
    処理を中断し、それまでの修正で得られた工程手順の中
    から前記総違反点数が最小の工程手順を選択する請求項
    1または2に記載の工程手順自動調整方法。
  4. 【請求項4】 前記推論の対象とする工程手順を作成し
    ながら、逐次、前記不具合の内容を推論し、前記総違反
    点数を算出し、前記工程手順の修正を行った後、対象と
    している工程手順全体について前記一連の処理を繰り返
    す請求項1、2または3に記載の工程手順自動調整方
    法。
  5. 【請求項5】 複数の製造工程を有する多品種変量製造
    ラインのための工程手順自動調整システムであって、 前記製造工程の組み合せにより表現される製造工程手順
    データを複数含んで構成される推論対象工程手順データ
    群を作成する製造工程情報作成部と、 前記推論対象工程手順データ群を基に、製造過程におけ
    る各工程での半製品の加工状態を表す知識、該知識を基
    に前記製造工程手順データの並びや処理方法に不具合が
    あるか否かを推論するための知識、前記不具合があるか
    否かの推論の結果から前記不具合の内容に応じた違反点
    数を算出するための知識、および前記不具合を解消する
    ための知識を格納する知識ベース部と、 色や文字・記号で表現されて作成されるデフォルトデー
    タ、あるいは前記推論対象工程手順データを基に推論
    処理を実行して得られる推論結果状態データ群、および
    前記推論結果状態データ群を修正して得られる制約違反
    解消結果データ群から推論のデフォルトデータとして選
    択された推論結果状態データである推論デフォルト状態
    データを指定あるいは入力する製造工程情報入力部と、 前記推論対象工程手順データ群、前記知識ベース部に格
    納された各知識および前記デフォルト状態データを基
    に、前記推論対象工程データ群について前記不具合があ
    るか否かの推論を実行して前記推論結果状態データ群を
    作成し、前記推論結果状態データ群を基に前記違反点数
    の総和を算出するとともに、前記違反点数の総和が増加
    するか否かに拘わらず前記不具合に対して前記不具合を
    解消するための知識を適用して前記制約違反解消結果デ
    ータ群を作成する推論部と、 前記推論結果状態データ群および前記制約違反解消結果
    データ群を保存し必要に応じて送出する推論結果状態デ
    ータ保存用データベース部と、 前記製造工程情報作成部から前記推論対象工程手順デ
    ータ群および前記製造工程情報入力部から前記推論デ
    フォルト状態データを、推論に適するフォーマットに変
    換して前記推論部に送出し、前記推論部に前記推論結果
    状態データ群および前記制約違反解消結果データ群を作
    成させるとともに前記違反点数を算出させ、前記推論部
    で作成された推論結果状態データ群および前記制約違反
    解消結果データ群を前記推論結果状態データ保存用デー
    タベース部に送出する推論制御部とを有する工程手順自
    動調整システム。
  6. 【請求項6】 前記製造工程情報入力部には、前記推論
    部で行う処理の繰り返し制限回数が予め入力され、前記
    推論制御部は、前記繰り返し制限回数を超えない回数だ
    け、前記推論結果状態データ群の作成、前記違反点数の
    算出および前記制約違反解消結果データ群の作成を前記
    推論部に繰り返し行わせる請求項5に記載の工程手順自
    動調整システム。
  7. 【請求項7】 前記製造工程情報入力部には、前記違反
    点数の上限値が予め入力され、前記推論制御部は、前記
    違反点数の上限値を超えない回数だけ、前記推論結果状
    態データ群の作成、前記違反点数の算出および前記制約
    違反解消結果データ群の作成を前記推論部に繰り返し行
    わせる請求項5または6に記載の工程手順自動調整シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記製造工程情報作成部は、前記製造工
    程手順データを逐次、前記推論制御部へ出力する手段を
    有する請求項5、6または7に記載の工程手順自動調整
    システム。
  9. 【請求項9】 コンピュータによって、複数の製造工程
    を有する多品種変量製造ラインのための工程手順自動調
    整プログラムを記録した記録媒体であって、該工程手順
    自動調整プログラムはコンピュータに、 予め、前記製造工程の組み合せにより表現される工程手
    順の並びや処理条件についての不具合の内容、前記不具
    合の内容に応じた違反点数、および前記不具合を解消す
    るための不具合解消方法を設定しておき、 前記工程手順のうち、推論の対象とする工程手順を作成
    し、 前記作成した工程手順について前記不具合の内容を推論
    し、 前記推論の結果を基に前記違反点数の総和である総違反
    点数を算出し、 前記推論の結果に応じて、前記総違反点数が増加するか
    否かに拘わらず前記不具合に対して前記不具合解消方法
    を適用して前記工程手順を修正し、 修正した工程手順に対し、前記不具合の内容の推論、前
    記総違反点数の算出、および前記工程手順の修正の一連
    の処理を繰り返し、 前記修正により得られた工程手順の中から前記総違反点
    数が最小の工程手順を選択する手順を実行させる、工程
    手順自動調整プログラムを記録した記録媒体。
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