JP3084931U - 耐熱容器 - Google Patents

耐熱容器

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JP3084931U
JP3084931U JP2001006356U JP2001006356U JP3084931U JP 3084931 U JP3084931 U JP 3084931U JP 2001006356 U JP2001006356 U JP 2001006356U JP 2001006356 U JP2001006356 U JP 2001006356U JP 3084931 U JP3084931 U JP 3084931U
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JP
Japan
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shoulder
heat
neck
container
resistant container
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Application number
JP2001006356U
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English (en)
Inventor
暢之 宇佐美
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Nissei ASB Machine Co Ltd
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Nissei ASB Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肩部の座屈強度を向上させた耐熱容器を提供
する。 【解決手段】 上端に開口を有する首部12と、この首
部12に連なる肩部14と、この肩部14に連なる胴部
16と、この胴部16に連なる底部18とを有し、二軸
延伸ブロー成形によって成形される耐熱容器10に関す
る。肩部14は、多角錐形状とされ、首部12の下から
肩部14の傾斜面32に、その各稜線S位置に容器外方
に突出する複数のリブ30を放射状に配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、耐熱容器に関し、特に、肩部の構造に特徴を有する耐熱容器に関す る。
【0002】
【背景技術及び考案が解決しようとする課題】
周知のように、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いて2軸 延伸ブロー成形された容器は、耐ガスバリヤ性、透明度、強靱性、衛生面等に多 くの利点を有する。
【0003】 ところで、2軸延伸ブロー成形によって得られた容器の1つに耐熱容器と称さ れるものがある。
【0004】 この耐熱容器は、殺菌のために高温にされたジュース等の内容物を充填するこ とができる容器である。
【0005】 このような耐熱容器において、容器の軸方向荷重による座屈、特に、肩部にお ける座屈が問題となる。
【0006】 すなわち、胴部は、円筒状もしくは多角柱形状なので、上方からの圧力に対し て、比較的強いが、肩部は、首部を頂点として胴部へと広がる円錐形状もしくは 多角錐形状なので、壁面は傾斜しており、上方からの圧力を受けると変形しやす く、肩部から座屈が生じやすくなる。
【0007】 特に、最近の2L耐熱容器は、首部の径が細く、胴部の径が大きいため、肩部 はますます座屈強度が弱くなっている。
【0008】 本発明の目的は、肩部の座屈強度を向上させた耐熱容器を提供することにある 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の耐熱容器は、上端に開口を有する首部と、 この首部に連なる肩部と、この肩部に連なる胴部と、この胴部に連なる底部とを 有し、2軸延伸ブロー成形によって成形される耐熱容器において、 前記肩部は、多角錐形状とされ、前記首部下から前記肩部の傾斜面に、その各 稜線位置に容器外方に突出する複数のリブを放射状に配置したことを特徴とする 。
【0010】 また、本考案の他の耐熱容器は、上端に開口を有する首部と、この首部に連な る肩部と、この肩部に連なる胴部と、この胴部に連なる底部とを有し、2軸延伸 ブロー成形によって成形される耐熱容器において、 前記肩部は、多角錐形状とされ、前記首部下から前記肩部の傾斜面に、その各 稜線の両側位置に容器内方に凹む複数のリブを放射状に配置したことを特徴とす る。
【0011】 これらの考案によれば、多角錐形状の肩部における首部下から肩部の傾斜面に その各稜線に沿って複数のリブを放射状に配置することで、複数のリブがあたか も傘の骨のように広がり、肩部の座屈強度を飛躍的に向上させることができる。
【0012】 従って、たとえ角形の容器であっても、肩部の座屈強度を格段に向上させるこ とができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0014】 図1〜図4は、本考案の一実施の形態に係る耐熱容器を示す図である。
【0015】 図1には、耐熱容器10の正面図が示されている。
【0016】 この耐熱容器10は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)を用いて 二軸延伸ブロー成形により成形されたもので、上端の開口を含む首部12と、こ の首部12から下方に連なる肩部14と、この肩部14から下方に連なる胴部1 6と、この胴部16に連なる底部18とを有している。
【0017】 胴部16は、図2の平面図で示すように、それぞれ対向させて配置した2つの 幅狭側壁面20及び幅広側壁面22を有する横断面ほぼ長方形状に形成されてい る。
【0018】 この胴部16には、幅狭側壁面20と幅広側壁面22との交差部4個所にそれ ぞれ面取り部24が高さ方向にわたって形成され、交差部の補強をなすようにな っている。
【0019】 また、胴部16の上下方向ほぼ中央位置に、内方に窪む補強周溝26が形成さ れている。
【0020】 この補強周溝26は、幅狭、幅広側壁面20、22及び面取り部24にわたり 周方向に連続して設けられるようになっており、この補強周溝26を境に、胴部 16が上下に区分けされるようになっている。
【0021】 また、幅狭及び幅広側壁面20、22には、補強周溝26を挟んで上下位置に それぞれ内容物の減容減圧時に減圧変形可能な減圧変形部34や補強横溝28が 形成されている。
【0022】 肩部14は、多角錐形状、例えば、本実施の形態では、図3に示すように、1 2角錐形状とされている。
【0023】 そして、首部12の下から肩部14の傾斜面32に、その各稜線S位置に容器 外方に突出する複数のリブ30を放射状に配置した状態となっている。
【0024】 従って、肩部14の稜線S位置に放射状の複数のリブ30があたかも傘の骨の ように広がり、肩部の座屈強度を飛躍的に向上させる状態となっている。
【0025】 その結果、角形の容器の肩部においても座屈を確実に防止することが可能とな る。
【0026】 また、この複数のリブ30は、図4に示すように、その幅が3〜4mm程度、 高さが0.13mm程度になる半径3〜4mmの円弧で形成されている。
【0027】 このようなリブ形状は、成形性を考慮しており、幅が狭すぎると形状が出にく くなり、高さが高くなっても形状がでにくくなるため、成形時の温度状態を確認 しながら、任意に追加工できるよう最初は浅く細いリブとし、座屈強度が足りな い場合には、徐々にリブが深く広くなるように金型を追加工するようにしている 。
【0028】 なお、図3及び図4では、容器の肉厚を省略して示している。
【0029】 図5〜図7は、本考案の他の実施の形態に係る耐熱容器を示す図である。
【0030】 図5は、本実施の形態に係る耐熱容器40の正面図を示している。
【0031】 この耐熱容器40は、前記実施の形態と同様に、肩部42が多角錐形状、例え ば本実施の形態では、図6及び図7に示すように、12角錐形状とされている。
【0032】 なお、図7では、容器の肉厚を省略して示している。
【0033】 そして、首部12の下から肩部42の傾斜面32に、その各稜線Sの両側位置 に容器内方に凹む複数のリブ44を放射状に配置した状態となっている。
【0034】 このように、肩部42の稜線Sの両側位置に容器内方に凹む複数のリブ44を 放射状に配置することで、複数のリブ44があたかも傘の骨のような状態となり 、肩部42の座屈強度を飛躍的に向上させることができるようになっている。
【0035】 これら複数のリブ44はも首部12に近いところは、プリフォームに近いため 形状が出しやすいので、胴部から首部へ向かうに従い稜線Sに近づくように形成 されている。
【0036】 稜線Sとリブ44の間隔は、胴部付近で4mm程度、首部下付近で2.5mm 程度となっている。
【0037】 また、この複数のリブ44の深さDは、図7に示すように、0.52mmとし ているが、形成状態を確認して、0.2mm程度までリブを浅くすることもでき る。
【0038】 他の構成及び作用は、前記実施の形態と同様につき説明を省略する。
【0039】 本考案は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内 において種々の形態に変形可能である。
【0040】 例えば、図1〜図4の実施の形態における複数のリブを容器外方に突出するも のではなく、容器内方に凹むものとし、図5〜図7に示す複数のリブを容器内方 に凹むものではなく、容器外方に突出するものとすることも可能である。
【0041】 また、前記実施の形態では、容器の肩部を例えば12角錐形状としているが、 12角錐形状に限らず、種々の多角錐形状とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態に係る耐熱容器を示す正
面図である。
【図2】図1の耐熱容器の平面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図3のIV部の拡大図である。
【図5】本考案の他の実施の形態に係る耐熱容器の正面
図である。
【図6】図5の耐熱容器の平面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
10、40 耐熱容器 12 首部 14、42 肩部 16 胴部 18 底部 30、44 リブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に開口を有する首部と、この首部に
    連なる肩部と、この肩部に連なる胴部と、この胴部に連
    なる底部とを有し、2軸延伸ブロー成形によって成形さ
    れる耐熱容器において、 前記肩部は、多角錐形状とされ、前記首部下から前記肩
    部の傾斜面に、その各稜線位置に容器外方に突出する複
    数のリブを放射状に配置したことを特徴とする耐熱容
    器。
  2. 【請求項2】 上端に開口を有する首部と、この首部に
    連なる肩部と、この肩部に連なる胴部と、この胴部に連
    なる底部とを有し、2軸延伸ブロー成形によって成形さ
    れる耐熱容器において、 前記肩部は、多角錐形状とされ、前記首部下から前記肩
    部の傾斜面に、その各稜線の両側位置に容器内方に凹む
    複数のリブを放射状に配置したことを特徴とする耐熱容
    器。
JP2001006356U 2001-09-28 2001-09-28 耐熱容器 Expired - Lifetime JP3084931U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124573A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社吉野工業所 合成樹脂製丸形壜体
WO2017019127A1 (en) * 2015-07-24 2017-02-02 Carl Ring Large format pet container

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