JP3084474B2 - 複合半導体素子及びこれを使用した回路装置 - Google Patents

複合半導体素子及びこれを使用した回路装置

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JP3084474B2
JP3084474B2 JP07119189A JP11918995A JP3084474B2 JP 3084474 B2 JP3084474 B2 JP 3084474B2 JP 07119189 A JP07119189 A JP 07119189A JP 11918995 A JP11918995 A JP 11918995A JP 3084474 B2 JP3084474 B2 JP 3084474B2
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昭夫 岩渕
明彦 松崎
勉 西尾
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Kenwood KK
Sanken Electric Co Ltd
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Kenwood KK
Sanken Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プッシュプル増幅回路
装置及びこの回路装置に好適な複合半導体素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーディオ増幅回路の出力段のSEPP
(Single ended push pull )回路の一対のトランジ
スタ又は一対のダーリントントランジスタのベース間に
バイアス電圧の温度補償をするためのPN接合ダイオー
ドを接続することは公知である。このように形成された
回路において、例えば温度上昇によってトランジスタの
ベース・エミッタ間順方向電圧が低下すると、同時に温
度補償用ダイオードの順方向電圧も低下し、温度上昇に
よるトランジスタの電流増加を抑制することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の温度
補償用ダイオードは個別のPN接合ダイオードであっ
た。このため、回路装置が必然的に大きくなった。ま
た、トランジスタとダイオードとが熱的に結合されるよ
うに配置することが必要になった。この種の問題を解決
するためにトランジスタと同一の半導体基板内に温度補
償用PN接合ダイオードを配設することが考えられる。
しかし、PN接合ダイオードの半導体基板の占有面積が
比較的に大きくなった。即ち、例えば交流入力が無いア
イドリング時において温度補償用ダイオードには、トラ
ンジスタのベース電流に比べて大きな電流が流れるため
にPN接合の面積を比較的大きくすることが必要になっ
た。
【0004】そこで、本願の第1番目の目的は温度補償
用ダイオードの占有面積を下げることが可能なダイオー
ドとトランジスタの複合半導体素子を提供することにあ
る。本願の第2番目の目的は小型化が可能なプッシュプ
ル増幅回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1番目の目的を達
成するための本発明は、実施例を示す図面の符号を参照
して説明すると、半導体基板と、コレクタ電極41と、
エミッタ電極と、ベース電極37と、ショットキバリア
電極38と、オーミック電極37aとを備え、前記半導
体基板は少なくともコレクタ領域21aとコレクタ接続
用半導体領域21bとベース領域25とエミッタ領域2
6とショットキバリアダイオード用半導体領域28とを
有し、前記コレクタ領域21aはその一部が前記半導体
基板の一方の主面に露出するように配置され、前記コレ
クタ接続用半導体領域21bは前記コレクタ領域21a
よりも高い不純物濃度を有し且つ前記コレクタ領域21
aと前記半導体基板の他方の主面との間に配置され、前
記ベース領域25はその一部が前記半導体基板の一方の
主面に露出するように前記コレクタ領域21aの中に島
状に形成され、前記エミッタ領域26はその一部が前記
半導体基板の一方の主面に露出するように前記ベース領
域25の中に島状に形成され、前記ショットキバリアダ
イオード用半導体領域28はその一部が前記半導体基板
の一方の主面に露出するように前記コレクタ領域21a
の中に島状に形成され、前記コレクタ領域21aと前記
コレクタ接続用半導体領域21bと前記エミッタ領域2
6は第1の導電型を有し、前記ベース領域25と前記シ
ョットキバリアダイオード用半導体領域28とは前記第
1導電型と反対の第2導電型を有し、前記コレクタ電極
41は前記半導体基板の他方の主面において前記コレク
タ接続用半導体領域21bに接続され、前記エミッタ電
極は前記半導体基板の一方の主面において前記エミッタ
領域26に接続され、前記ベース電極37は前記半導体
基板の一方の主面において前記ベース領域25に接続さ
れ、前記ショットキバリア電極38は前記半導体基板の
一方の主面において前記ショットキバリアダイオード用
半導体領域28にショットキバリア接触し、前記オーミ
ック電極37aは前記半導体基板の一方の主面において
前記ショットキバリアダイオード用半導体領域28にオ
ーミック接続され、前記ベース電極37と前記オーミッ
ク電極37aとは直接に又は抵抗を介して接続されてい
ことを特徴とする複合半導体素子に係わるものであ
る。なお、請求項2に示すようにダーリントン接続され
た2つのトランジスタとショットキバリアダイオードを
同一半導体基板に設けることが望ましい。また、上記第
2番目の目的を達成するための発明は、第1及び第2の
複合半導体素子1、2を含むプッシュプル増幅回路装置
であって、前記第1の複合半導体素子1は少なくとも第
1の半導体基板と第1のコレクタ電極17と第1及び第
2のエミッタ電極と第1及び第2のベース電極とアノー
ド電極とカソード電極とを備え、前記第1の半導体基板
は、少なくともN型コレクタ領域3aとN型コレクタ接
続用半導体領域3bと第1及び第2のP型のベース領域
4、6と第1及び第2のN型エミッタ領域5、7とP型
ダイオード用半導体領域8とN型ダイオード用半導体領
域9とを有し、前記N型コレクタ領域3aはその一部が
前記第1の半導体基板の一方の主面に露出するように配
置され、前記N型コレクタ接続用半導体領域3bは前記
N型コレクタ領域3aよりも高い不純物濃度を有し且つ
前記N型コレクタ領域3aと前記第1の半導体基板の他
方の主面との間に配置され、前記第1及び第2のP型ベ
ース領域4、6はそれぞれの一部が前記半導体基板の一
方の主面にそれぞれ露出するように前記N型コレクタ領
域3aの中にそれぞれ島状に形成され、前記第1及び第
2のN型エミッタ領域5、7はそれぞれの一部が前記第
1の半導体基板の一方の主面にそれぞれ露出するように
前記第1及び第2のP型ベース領域4、6の中にそれぞ
れ島状に形成され、前記P型ダイオード用半導体領域8
はその一部が前記第1の半導体基板の一方の主面に露出
するように前記N型コレクタ領域3aの中に島状に形成
され、前記N型ダイオード用半導体領域9はその一部が
前記第1の半導体基板の一方の主面に露出するように前
記P型ダイオード用半導体領域8の中に島状に形成さ
れ、前記第1のコレクタ電極17は前記第1の半導体基
板の他方の主面において前記N型コレクタ接続用半導体
領域3bに接続され、前記第1及び第2のエミッタ電極
は前記第1の半導体基板の一方の主面において前記第1
及び第2のN型エミッタ領域5、7に接続され、前記第
1及び第2のベース電極は前記第1の半導体基板の一方
の主面において前記第1及び第2のP型ベース領域4、
6に接続され、前記アノード電極は前記第1の半導体基
板の一方の主面において前記P型ダイオード用半導体領
域8に接続され、前記カソード電極は前記第1の半導体
基板の一方の主面において前記N型 ダイオード用半導体
領域9に接続され、前記第2のベース電極と前記第1の
アノード電極とは互いに接続され、前記第1のベース電
極と前記第2のエミッタ電極とは互いに接続され、前記
第2の複合半導体素子2は、少なくとも第2の半導体基
板と第2のコレクタ電極41と第3及び第4のエミッタ
電極と第3及び第4のベース電極と第1及び第2のショ
ットキバリア電極と第1及び第2のオーミック電極とを
備え、前記第2の半導体基板は、少なくともP型コレク
タ領域21aとP型コレクタ接続用半導体領域21bと
第1及び第2のN型ベース領域22、25と第1及び第
2のP型エミッタ領域23、26と第1及び第2のショ
ットキバリアダイオード用N型半導体領域28、30と
を有し、前記P型コレクタ領域21aはその一部が前記
第2の半導体基板の一方の主面に露出するように配置さ
れ、前記P型コレクタ接続用半導体領域21bは前記P
型コレクタ領域21aよりも高い不純物濃度を有し且つ
前記P型コレクタ領域21aと前記第2の半導体基板の
他方の主面との間に配置され、前記第1及び第2のN型
ベース領域22、25はそれぞれの一部が前記第2の半
導体基板の一方の主面にそれぞれ露出するように前記P
型コレクタ領域21aの中にそれぞれ島状に形成され、
前記第1及び第2のP型エミッタ領域23、26はそれ
ぞれの一部が前記第2の半導体基板の一方の主面にそれ
ぞれ露出するように前記第1及び第2のN型ベース領域
22、25の中にそれぞれ島状に形成され、前記第1及
び第2のショットキバリアダイオード用N型半導体領域
28、30はそれぞれの一部が前記第2の半導体基板の
一方の主面に露出するように前記P型コレクタ領域21
aの中にそれぞれ島状に形成され、前記第2のコレクタ
電極41は前記第2の半導体基板の他方の主面において
前記P型コレクタ接続用半導体領域21bに接続され、
前記第3及び第4のエミッタ電極は前記第2の半導体基
板の一方の主面において前記第1及び第2のP型エミッ
タ領域23、26に接続され、前記第3及び第4のベー
ス電極は前記第2の半導体基板の一方の主面において前
記第1及び第2のN型ベース領域22、25に接続さ
れ、前記第1及び第2のショットキバリア電極は前記第
2の半導体基板の一方の主面において前記第1及び第2
のショットキバリア用N型半導体領域28、30にショ
ットキバリア接触し、前記第1第2及び第3のオーミッ
ク電極は前記第2の半導体基板の一方の主面において前
記第1及び第2のショッ トキバリア用半導体領域28、
30にオーミック接続され、前記第4のベース電極と前
記第1のオーミック電極とは直接に又は抵抗を介して接
続され、前記第3のベース電極は前記第4のエミッタ電
極に接続され、前記第1のショットキバリア電極は前記
第2のオーミック電極に接続され、前記第1の複合半導
体素子1の前記第1のエミッタ電極が前記第2の複合半
導体素子2の前記第3のエミッタ電極に接続され、前記
第1の複合半導体素子の前記第2ベース電極と前記第
2の複合半導体素子2の前記第4のベース電極との間に
少なくとも1つの前記P型ダイオード用半導体領域8及
び前記N型ダイオード用半導体領域9に基づく少なくと
も1つのダイオードD1と少なくとも第1及び第2のシ
ョットキバリアダイオード用N型半導体領域28、30
に基づく少なくとも2つのショットキバリアダイオード
SD1、SD2との直列回路が接続されていることを特
徴とする回路装置に係わるものである。なお、請求項4
及び5に示すように、第1及び第2の複合半導体素子の
エミッタ電極の相互間及び/又はベース電極の相互間に
抵抗を接続することが望ましい。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1及び2の発明によれ
ば、ショットキバリアダイオードはPN接合ダイオード
に比べて同一の電流密度の場合には順方向電圧が低いと
いう特長を有する。従って、バイアス電圧の温度補償回
路に要求されている電圧を得る場合に、ショットキバリ
アダイオードの占有面積を小さくしてこの電流密度をP
N接合ダイオードに比べて大きくすることができる。こ
れにより、複合半導体素子の小型化が達成される。ま
た、ショットキバリアダイオードはトランジスタと同一
の半導体基板に形成されるので、両者の熱結合が密にな
り、温度補償を良好に行うことができる。請求項3〜5
の発明によれば、ショットキバリアダイオードのトラン
ジスタに対する分離をPN接合分離によって容易に達成
することができ、且つN型半導体領域を使用してショッ
トキバリアダイオードを良好に形成できる。また、請求
項3〜5の発明によれば、第1及び第2の複合半導体素
子に温度補償用ダイオードを合理的に分散させ、第1及
び第2の複合半導体素子の大きさのアンバランスを少な
くしてバランスの良い回路装置を提供することができ
る。また、ショットキバリアダイオードを使用するの
で、第2の複合半導体素子が小さくなり、結果として回
路装置全体の小型化も達成される。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図4を参照して本発明の実施例
に係わるSEPP増幅回路及びこれに使用する第1及び
第2の複合半導体素子を説明する。
【0008】SEPP増幅回路装置は、図1に示すよう
に、第1及び第2の複合半導体素子1、2をプッシュプ
ル接続することによって構成されている。第1の複合半
導体素子1は同一のシリコン半導体基板によって形成さ
れており、ダーリントン接続されたNPN型の第1及び
第2のトランジスタQ1 、Q2 と2つのPN接合ダイオ
ードD1 、D2 と1つの抵抗R1 とから成る。第2の複
合半導体素子2も同一のシリコン半導体基板で形成され
ており、ダーリントン接続されたPNP型の第3及び第
4のトランジスタQ3 、Q4 と3つのショットキバリア
ダイオードSD1 、SD2 、SD3 と第2及び第3の抵
抗R2 、R3 とから成る。
【0009】第1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 の
コレクタは共にバイアス電圧源Bの正側端子に接続され
ている。第2のトランジスタQ2 のエミッタは第1のト
ランジスタQ1 のベースに接続されている。第1のトラ
ンジスタQ1 のエミッタは第1及び第2の抵抗R1 、R
2 を介して第3のトランジスタQ3 のエミッタに接続さ
れている。第3及び第4のトランジスタQ3 、Q4 のコ
レクタはバイアス電圧源Bのグランド側端子に接続され
ている。第4のトランジスタQ4 のエミッタは第3のト
ランジスタQ3 のベースに接続されている。スピーカか
ら成る負荷Lの一端はコンデンサCを介して第1及び第
2の抵抗R1 、R2 の接続中点に接続され、他端は第3
のトランジスタQ3 のコレクタに接続されている。
【0010】バイアス電圧の温度補償回路を形成するた
めに第2のトランジスタQ2 のベースと第4のトランジ
スタQ4 のベースとの間に第1及び第2のPN接合ダイ
オードD1 、D2 と第1、第2及び第3のショットキバ
リアダイオードSD1 、SD2 、SD3 と第3の抵抗R
3 の直列回路が接続されている。
【0011】プッシュプル増幅回路を駆動するためにバ
イアス電圧源Bと第2のトランジスタQ2 のベースとの
間に第4の抵抗R4 が接続されている。交流信号を前段
増幅すると共に、バイアス回路を形成するために第5の
トランジスタQ5 が第4のトランジスタQ4 のベースと
バイアス電圧源Bのグランド側端子との間に第5の抵抗
R5 を介して接続されている。また、第6の抵抗R6 の
一端が第1及び第2の抵抗R1 、R2 の接続中点に接続
され、この他端が第5のトランジスタQ5 のベースとの
間に接続されている。また、第5のトランジスタQ5 の
ベースとバイアス電圧源Bのグランド側端子との間に第
7の抵抗R7 が接続されている。
【0012】図1の回路において第1及び第2のトラン
ジスタQ1 、Q2 から成る第1のダーリントントランジ
スタと第3及び第4のトランジスタQ3 、Q4 とから成
る第2のダーリントントランジスタは第5のトランジス
タQ5 のベースの交流信号の正の半波及び負の半波に対
応して交互にオンになる。SEPP回路の動作は周知で
あるので、詳しい説明は省略する。
【0013】2個のPN接合ダイオードD1 、D2 と3
個のショットキバリアダイオードSD1 、SD2 、SD
3 はバイアス電圧を安定化するためのものであり、交流
的には短絡されていると見なせるものである。第1及び
第2のトランジスタQ1 、Q2 から成る第1のダーリン
トントランジスタ及び第3及び第4のトランジスタQ3
、Q4 から成る第2のダーリントントランジスタのベ
ース・エミッタ間電圧が例えば温度上昇で低くなると、
温度補償回路のPN接合ダイオードD1 、D2 とショッ
トキバリアダイオードSD1 、SD2 、SD3 の順方向
電圧の低下も生じ、アイドリング時即ち交流信号の無い
時のトランジスタのベース電流及びコレクタ電流(バイ
アス電流)の増加を抑制する。なお、トランジスタQ1
〜Q4 の1個のベース・エミッタ間電圧の温度による変
化分は約−2.0〜−2.5mV/℃である。従って、
PN接合ダイオードD1 、D2 及びショットキバリアダ
イオードSD1 〜SD3 は上述の温度による電圧変化に
相当する温度特性を有するように設定する。
【0014】図1の回路装置は、図2に示すように基板
50の上に第1及び第2の複合半導体素子1、2を配置
すると共に、その他の回路部分(図示せず)も基板50
上に設けることによって完成させる。第1及び第2の複
合半導体素子1、2は互いに異なるタイプのNPN型ト
ランジスタとPNP型トランジスタとを含むので、同一
の半導体基板に両方を形成することは困難である。従っ
て、第1及び第2の複合半導体素子1、2は図3及び図
4に示すように別々に形成されている。
【0015】図3に示す第1の複合半導体素子1は、同
一のシリコン半導体基板内にN型コレクタ領域(基体半
導体領域)3aと、これよりも不純物濃度の高いN
コレクタ領域3bと、第1のトランジスタQ1のための
第1のP型ベース領域4と、第1のN型エミッタ領域
5と、第2のトランジスタQ2のための第2のP型ベー
ス領域6と、第2の 型エミッタ領域7と、第1及び
第2のダイオードD1、D2のための第1及び第2のP
型半導体領域8、10と、N型半導体領域9、11とを
有する。各P型ベース領域4、6及びダイオード用P型
半導体領域8、10は基板の表面側を除いてN型コレク
タ領域3aにそれぞれ隣接している。各N型エミッタ
領域5、7及びダイオード用N型半導体領域9、11は
基板の表面側を除いてP型ベース領域4、6及びダイオ
ード用P型半導体領域8、10にそれぞれ隣接してい
る。なお、図3から明らかなように領域4、6、8、1
0は領域3aの中に島状に形成され、また領域5、7、
9、11は領域4、6、8、10の中に島状に形成され
ている。
【0016】基板の表面には絶縁膜が設けられ、ここに
は電気的接続のための開口が設けられている。第1のN
型エミッタ領域5にはエミッタ電極13が接続されて
いる。第1のP型ベース領域4と第2のN型エミッタ
領域7は第1の接続導体12によって接続されている。
なお、第1の接続導体12は第1のトランジスタQ1の
ベース電極及び第2のトランジスタQ2のエミッタ電極
としても機能している。第2のP型ベース領域6にはベ
ース電極14が接続されている。このベース電極14と
第1のダイオード用P型半導体領域8は第2の接続導体
14aによって接続されている。なお接続導体14aは
ダイオードD1のアノード電極としても機能している。
第1のダイオード用N型半導体領域9と第2のダイオー
ド用P型半導体領域10は第3の接続導体15によって
接続されている。なお、接続導体15は第1のダイオー
ドD1のカソード電極及び第2のダイオードD2のアノ
ード電極としても機能している。第2のダイオード用N
型半導体領域11にはカソード電極16が接続されてい
る。N型コレクタ領域3bにはコレクタ電極17が接
続されている。なお、図3で説明的に示す抵抗R1は、
絶縁膜の上にポリシリコンで形成されたものであり、エ
ミッタ電極13と外部接続エミッタ端子Eとの間に設け
られている。
【0017】図4に示す第2の複合半導体素子2は、同
一のシリコン半導体基板内にP型コレクタ領域(半導体
基体領域又は第1の半導体領域)21aと、これよりも
不純物濃度の高いP型コレクタ領域21bと、PNP
型の第3のトランジスタQ3のための第1のN型ベース
領域(第2の半導体領域)22と、第1のP型エミッタ
領域(第3の半導体領域)23と、領域22よりも不純
物濃度の高い第1のN型ベース接続領域24と、PN
P型の第4のトランジスタQ4のための第2のN型ベー
ス領域25と、第2のP型エミッタ領域26と、領域2
5よりも不純物濃度の高い第2のN型ベース接続領域
27と、第1、第2及び第3のショットキバリアダイオ
ードSD1、SD2、SD3のための第1、第2及び第
3のショットキバリアダイオード用N型半導体領域
(第4の半導体領域)28、30、32と、これ等の領
域28、30、32よりも不純物濃度の高いN型カソ
ード接続用半導体領域(第5の半導体領域)29、3
1、33とから成る。N型の領域22、25、28、3
0、32は基板表面側を除いてP型コレクタ領域21a
に隣接している。各P型エミッタ領域23、26は基板
表面側を除いてN型ベース領域22、25に隣接してい
る。各N型領域24、27、29、31、33は基板
表面側を除いてN型領域22、25、28、30、32
に隣接している。なお、図4から明らかなように領域2
2、25、28、30、32は領域21aの中に島状に
形成され、また領域23、26、29、31、33は領
域22、25、28、30、32の中に島状に形成され
ている。
【0018】半導体基板の表面には絶縁膜34が設けら
れ、ここには電気的接続のための開口が設けられてい
る。第1のP型エミッタ領域23にはエミッタ電極35
が接続されている。第1のN型ベース接続領域24と
第2のP型エミッタ領域26とは第1の接続導体36に
よって接続されている。なお、接続導体36は第3のト
ランジスタQ3のベース電極及び第4のトランジスタQ
4のエミッタ電極としても機能している。第2のN
ベース接続領域27にはベース電極37が接続されてい
る。このベース電極37とN型ショットキバリアダイ
オードオーミック接続領域29との間は抵抗R3を介し
て第2の接続導体37aで接続されている。なお、接続
導体37aはNカソード接続用半導体領域29にオ
ーミック接触してカソード電極としても機能している。
各N型ショットキバリアダイオード領域28、30、3
2の表面にはショットキバリアを生じさせることができ
る金属から成るショットキバリア電極38、39、40
が設けられている。3つのショットキバリアダイオード
SD1、SD2、SD3を直列に接続するためにショッ
トキバリア電極38、39とN型領域31、33とが
接続導体38a、39aで接続されている。なお、接続
導体38a、39aはショットキバリアダイオードSD
2、SD3のカソード電極としても機能する。P型コ
レクタ領域21bにはコレクタ電極41が接続されてい
る。図4で説明的に示す抵抗R2、R3は絶縁膜34の
上に形成したポリシリコンから成る。抵抗R2はエミッ
タ電極35と外部接続エミッタ端子Eとの間に接続さ
れ、抵抗R3はベース電極37と第2の接続導体37a
との間に接続されている。なお、図3及び図4の各電極
及び接続導体層は金属膜から成る。
【0019】図1のB級プッシュプル回路では、ひずみ
をなくすためにベース・エミッタ間にあらかじめカット
オフ点までのバイアスを加えておく必要がある。このた
めには、D1、D2、SD1、SD2、SD3の順方向
電圧及び抵抗R3での電圧降下の和V1をQ1〜Q4の
ベース・エミッタ間順方向電圧の和V2とほぼ等しくす
る必要がある。また、温度上昇によるトランジスタの電
流増加を抑制するためには、温度上昇によるトランジス
タQ1〜Q4の順方向電圧降下の総和がD1、D2、S
D1、SD2、SD3の温度上昇による順方向電圧降下
の総和よりも小さいことが望まれる。このことを満足す
るために、全ての温度補償ダイオードをPN接合ダイオ
ードで構成すると、温度補償ダイオードに流れる電流は
トランジスタQ1〜Q2のベース・エミッタ間電流の約
FE倍であるから、上記の様にV1とV2とをほぼ等
しくするためには温度補償ダイオードの面積をトランジ
スタのベースエミッタ間PN接合面積の約hFE倍とし
なければならず現実的ではない。ところが、本実施例で
は、PN接合ダイオードによる順方向電圧の増大をショ
トキバリアダイオードで制限しつつトランジスタの温
度上昇による電流増加も抑制している。即ち、PN接合
ダイオードの順方向電圧VFは約0.6Vであり、ショ
ットキバリアダイオードの順方向電圧VFは約0.3V
である。従って、ショットキバリアダイオードは順方向
電流増大させてもPN接合ダイオードに比べて順方向
電圧が高く成らない。このため、ショットキバリアダイ
オード1個あたりが占めるチップ上の面積は、PN接合
のそれに比べて十分小さい。本実施例では、第1の複合
半導体素子1中のPN接合ダイオードの面積は第2の複
合半導体素子2中のショットキバリアダイオードが占め
る面積と同程度としている。このため、PN接合ダイオ
ード2つ分の順方向電圧はトランジスタQ1、Q2のベ
ース・エミッタ間順方向電圧和よりも大きくなってい
る。しかしながら、第2の複合半導体素子2中のショッ
トキバリアダイオードSD1〜SD3の順方向電圧はP
N接合ダイオードの順方向電圧よりも小さいので、シヨ
ットキバリアダイオードを3個入れて温度補償機能を十
分に発揮させてトータルの温度補償ダイオードD1、D
2、SBD1、SBD2、SBD3の順方向電圧和V1
をQ1〜Q4のベース・エミッタ間順方向電圧和V2と
ほぼ一致させている。結果として第1と第2の複合半導
体素子1、2を小さいサイズでほぼ同一の大きさとして
歪防止と温度補償が良好に達成でき且つ放熱性のバラン
スを良くし且つコスト低減をはかれる。また、第1と第
2の複合半導体素子1、2のそれぞれに温度補償ダイオ
ードが内蔵されているので、各素子の温度補償が良好に
達成される。
【0020】
【別の実施例】次に、図5に示す別の実施例のSEPP
回路装置を説明する。但し、図5において図1と実質的
に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。図5の回路装置の第1及び第2の複合半導体素子1
a、2aは図1の第1及び第2の複合半導体素子1、2
から第2及び第4のトランジスタQ2 、Q4 を省き、且
つ1つのPN接合ダイオードD2 と1つのショットキバ
リアダイオードSD3 を省いた他は図1の第1及び第2
の複合半導体素子1、2と同一に構成されている。ま
た、図5の回路装置は、第1及び第2の複合半導体素子
1a、1bの周辺回路として図1には示されていない抵
抗R8 〜R12、コンデンサC1 〜C5 、及びトランジス
タQ6 を有する。
【0021】図5の回路装置は基本的構成において図1
と同一であるので、図1の回路装置と同一の作用効果を
有する。
【0022】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図1において第1の複合半導体素子1から第2
のダイオードD2 を省き、この代りに第2の複合半導体
素子2に第4のショットキバリアダイオードを追加し、
PN接合ダイオードとショットキバリアダイオードの個
数の比を1対4にすることができる。また、第1の複合
半導体素子1のPN接合ダイオードを全て省き、第2の
複合半導体素子2に4〜8個程度のショットキバリアダ
イオードを設け、これ等を直列に接続して温度補償回路
としてもよい。 (2) 図1及び図5の回路に限ることなく、これに類
似した種々の回路に第1及び第2の複合半導体素子1、
1a、2、2aを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係わるSEPP回路装置を示す回路図
である。
【図2】図1の回路装置における第1及び第2の複合半
導体素子の配置を示す平面図である。
【図3】図1の第1の複合半導体素子を示す断面図であ
る。
【図4】図1の第2の複合半導体素子を示す断面図であ
る。
【図5】別の実施例のSEPP回路装置を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1、2 第1及び第2の複合半導体素子 D1 、D2 PN接合ダイオード SD1 、SD2 、SD3 ショットキバリアダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 勉 埼玉県新座市北野三丁目6番3号 サン ケン電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−308957(JP,A) 特開 昭49−75057(JP,A) 特開 昭50−74976(JP,A) 実開 昭60−137453(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8222 H01L 27/06 H01L 27/08 H01L 29/72

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、コレクタ電極(41)
    と、エミッタ電極と、ベース電極(37)と、ショット
    キバリア電極(38)と、オーミック電極(37a)と
    を備え、 前記半導体基板は少なくともコレクタ領域(21a)と
    コレクタ接続用半導体領域(21b)とベース領域(2
    5)とエミッタ領域(26)とショットキバリアダイオ
    ード用半導体領域(28)とを有し、 前記コレクタ領域(21a)はその一部が前記半導体基
    板の一方の主面に露出するように配置され、 前記コレクタ接続用半導体領域(21b)は前記コレク
    タ領域(21a)よりも高い不純物濃度を有し且つ前記
    コレクタ領域(21a)と前記半導体基板の他方の主面
    との間に配置され、 前記ベース領域(25)はその一部が前記半導体基板の
    一方の主面に露出するように前記コレクタ領域(21
    a)の中に島状に形成され、 前記エミッタ領域(26)はその一部が前記半導体基板
    の一方の主面に露出するように前記ベース領域(25)
    の中に島状に形成され、 前記ショットキバリアダイオード用半導体領域(28)
    はその一部が前記半導体基板の一方の主面に露出するよ
    うに前記コレクタ領域(21a)の中に島状に形成さ
    れ、 前記コレクタ領域(21a)と前記コレクタ接続用半導
    体領域(21b)と前記エミッタ領域(26)は第1の
    導電型を有し、 前記ベース領域(25)と前記ショットキバリアダイオ
    ード用半導体領域( 28)とは前記第1導電型と反対の
    第2導電型を有し、 前記コレクタ電極(41)は前記半導体基板の他方の主
    面において前記コレクタ接続用半導体領域(21b)に
    接続され、 前記エミッタ電極は前記半導体基板の一方の主面におい
    て前記エミッタ領域(26)に接続され、 前記ベース電極(37)は前記半導体基板の一方の主面
    において前記ベース領域(25)に 接続され、前記ショットキバリア電極(38)は前記半導体基板の
    一方の主面において前記ショットキバリアダイオード用
    半導体領域(28)にショットキバリア接触し、 前記オーミック電極(37a)は前記半導体基板の一方
    の主面において前記ショットキバリアダイオード用半導
    体領域(28)にオーミック接続され、 前記ベース電極(37)と前記オーミック電極(37
    a)とは直接に又は抵抗を介して接続されている ことを
    特徴とする複合半導体素子。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、コレクタ電極(41)
    と、第1及び第2のエミッタ電極と、第1及び第2のベ
    ース電極と、少なくとも1つのショットキバリア電極
    (38)と、少なくとも1つのオーミック電極(37
    a)とを備え、 前記半導体板は少なくともコレクタ領域(21a)と
    コレクタ接続用半導体領域(21b)と第1及び第2の
    ベース領域(22、25)と第1及び第2のエミッタ領
    域(23、26)とショットキバリアダイオード用半導
    体領域(28)とを有し、 前記コレクタ領域(21a)はその一部が前記半導体基
    板の一方の主面に露出するように配置され、 前記コレクタ接続用半導体領域(21b)は前記コレク
    タ領域(21a)よりも高い不純物濃度を有し且つ前記
    コレクタ領域(21a)と前記半導体基板の他方の主面
    との間に配置され、 前記第1及び第2のベース領域(22、25)はそれぞ
    れの一部が前記半導体基板の一方の主面にそれぞれ露出
    するように前記コレクタ領域(21a)の中にそれぞれ
    島状に形成され、 前記第1及び第2のエミッタ領域(23、26)はそれ
    ぞれの一部が前記半導体基板の一方の主面にそれぞれ露
    出するように前記第1及び第2のベース領域(22、2
    5)の中にそれぞれ島状に形成され、 前記ショットキバリアダイオード用半導体領域(28)
    はその一部が前記半導体基板の一方の主面に露出するよ
    うに前記コレクタ領域(21a)の中に島状に形成さ
    れ、 前記コレクタ領域(21a)と前記コレクタ接続用半導
    体領域(21b)と前 記第1及び第2のエミッタ領域
    (23、26)は第1の導電型を有し、 前記第1及び第2のベース領域(22、25)と前記シ
    ョットキバリアダイオード用半導体領域(28)とは前
    記第1導電型と反対の第2導電型を有し、 前記コレクタ電極(41)は前記半導体基板の他方の主
    面において前記コレクタ接続用半導体領域(21b)に
    接続され、 前記第1及び第2のエミッタ電極は前記半導体基板の一
    方の主面において前記第1及び第2のエミッタ領域(2
    3、26)に接続され、 前記第1及び第2のベース電極は前記半導体基板の一方
    の主面において前記第1及び第2のベース領域(22、
    25)に接続され、 前記シヨットキバリア電極(38)は前記半導体基板の
    一方の主面において前記シヨットキバリアダイオード用
    半導体領域(28)にショットキバリア接触し、記オーミック電極(37a)は前記半導体基板の一方
    の主面において前記シヨットキバリアダイオード用半導
    体領域(28)にオーミック接続され、 前記第2のベース電極と前記オーミック電極(37a)
    とは直接に又は抵抗を介して接続され、 前記第1のベース電極は前記第2のエミッタ電極に接続
    されていることを特徴とする 複合半導体素子。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の複合半導体素子(1、
    2)を含むプッシュプル増幅回路装置であって、 前記第1の複合半導体素子(1)は少なくとも第1の半
    導体基板と第1のコレクタ電極(17)と第1及び第2
    のエミッタ電極と第1及び第2のベース電極とアノード
    電極とカソード電極とを備え、 前記第1の半導体基板は、少なくともN型コレクタ領域
    (3a)とN型コレクタ接続用半導体領域(3b)と第
    1及び第2のP型のベース領域(4、6)と第1及び第
    2のN型エミッタ領域(5、7)とP型ダイオード用半
    導体領域(8)とN型ダイオード用半導体領域(9)と
    を有し、 前記N型コレクタ領域(3a)はその一部が前記第1の
    半導体基板の一方の主面に露出するように配置され、 前記N型コレクタ接続用半導体領域(3b)は前記N型
    コレクタ領域(3a)よりも高い不純物濃度を有し且つ
    前記N型コレクタ領域(3a)と前記第1の半導体基板
    の他方の主面との間に配置され、 前記第1及び第2のP型ベース領域(4、6)はそれぞ
    れの一部が前記第1の半導体基板の一方の主面にそれぞ
    れ露出するように前記N型コレクタ領域(3a)の中に
    それぞれ島状に形成され、 前記第1及び第2のN型エミッタ領域(5、7)はそれ
    ぞれの一部が前記第1の半導体基板の一方の主面にそれ
    ぞれ露出するように前記第1及び第2のP型ベース領域
    (4、6)の中にそれぞれ島状に形成され、 前記P型ダイオード用半導体領域(8)はその一部が前
    記第1の半導体基板の一方の主面に露出するように前記
    N型コレクタ領域(3a)の中に島状に形成され、 前記N型ダイオード用半導体領域(9)はその一部が前
    記第1の半導体基板の一方の主面に露出するように前記
    P型ダイオード用半導体領域(8)の中に島状に形成さ
    れ、 前記第1のコレクタ電極(17)は前記第1の半導体基
    板の他方の主面において前記N型コレクタ接続用半導体
    領域(3b)に接続され、 前記第1及び第2のエミッタ電極は前記第1の半導体基
    板の一方の主面において前記第1及び第2のN型エミッ
    タ領域(5、7)に接続され、 前記第1及び第2のベース電極は前記第1の半導体基板
    の一方の主面において前記第1及び第2のP型ベース領
    域(4、6)に接続され、 前記アノード電極は前記第1の半導体基板の一方の主面
    において前記P型ダイオード用半導体領域(8)に接続
    され、 前記カソード電極は前記第1の半導体基板の一方の主面
    において前記N型ダイオード用半導体領域(9)に接続
    され、 前記第2のベース電極と前記アノード電極とは互いに接
    続され、 前記第1のベース電極と前記第2のエミッタ電極とは互
    いに接続され、 前記第2の複合半導体素子(2)は、少なくとも第2の
    半導体基板と第2のコレクタ電極(41)と第3及び第
    4のエミッタ電極と第3及び第4のベース電極 と第1及
    び第2のショットキバリア電極と第1及び第2及のオー
    ミック電極とを備え、 前記第2の半導体基板は、少なくともP型コレクタ領域
    (21a)とP型コレクタ接続用半導体領域(21b)
    と第1及び第2のN型ベース領域(22、25)と第1
    及び第2のP型エミッタ領域(23、26)と第1及び
    第2のショットキバリアダイオード用N型半導体領域
    (28、30)とを有し、 前記P型コレクタ領域(21a)はその一部が前記第2
    の半導体基板の一方の主面に露出するように配置され、 前記P型コレクタ接続用半導体領域(21b)は前記P
    型コレクタ領域(21a)よりも高い不純物濃度を有し
    且つ前記P型コレクタ領域(21a)と前記第2の半導
    体基板の他方の主面との間に配置され、 前記第1及び第2のN型ベース領域(22、25)はそ
    れぞれの一部が前記第2の半導体基板の一方の主面にそ
    れぞれ露出するように前記P型コレクタ領域(21a)
    の中にそれぞれ島状に形成され、 前記第1及び第2のP型エミッタ領域(23、26)は
    それぞれの一部が前記第2の半導体基板の一方の主面に
    それぞれ露出するように前記第1及び第2のN型ベース
    領域(22、25)の中にそれぞれ島状に形成され、 前記第1及び第2のショットキバリアダイオード用N型
    半導体領域(28、30)はそれぞれの一部が前記第2
    の半導体基板の一方の主面に露出するように前記P型コ
    レクタ領域(21a)の中にそれぞれ島状に形成され、 前記第2のコレクタ電極(41)は前記第2の半導体基
    板の他方の主面において前記P型コレクタ接続用半導体
    領域(21b)に接続され、 前記第3及び第4のエミッタ電極は前記第2の半導体基
    板の一方の主面において前記第1及び第2のP型エミッ
    タ領域(23、26)に接続され、 前記第3及び第4のベース電極は前記第2の半導体基板
    の一方の主面において前記第1及び第2のN型ベース領
    域(22、25)に接続され、 前記第1及び第2のショットキバリア電極は前記第2の
    半導体基板の一方の主面において前記第1及び第2のシ
    ョットキバリア用N型半導体領域(28、30)にショ
    ットキバリア接触し、 前記第1及び第2のオーミック電極は前記第2の半導体
    基板の一方の主面において前記第1及び第2のショット
    キバリア用半導体領域(28、30)にオーミック接続
    され、 前記第4のベース電極と前記第1のオーミック電極とは
    直接に又は抵抗を介して接続され、 前記第3のベース電極は前記第4のエミッタ電極に接続
    され、 前記第1のショットキバリア電極は前記第2のオーミッ
    ク電極に接続され、 前記第1の複合半導体素子(1)の前記第1のエミッタ
    電極が前記第2の複合半導体素子(2)の前記第3のエ
    ミッタ電極に接続され、 前記第1の複合半導体素子(1)の前記第2ベース電極
    と前記第2の複合半導体素子(2)の前記第4のベース
    電極との間に少なくとも1つの前記P型ダイオード用半
    導体領域(8)及び前記N型ダイオード用半導体領域
    (9)に基づく少なくとも1つのダイオード(D1)と
    少なくとも第1及び第2のショットキバリアダイオード
    用N型半導体領域(28、30)に基づく少なくとも2
    つのショットキバリアダイオード(SD1、SD2)と
    の直列回路が接続されている ことを特徴とする回路装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の複合半導体素子(1)の前記
    第1のエミッタ電極と前記第2の複合半導体素子(2)
    の前記第3のエミッタ電極との間抵抗(R1、R2)
    が接続されていることを特徴とする請求項3記載の回路
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の複合半導体素子(2)の前記
    第4のベース電極と前記第1のオーミック電極との間に
    抵抗(R3)が接続されていることを特徴とする請求項
    3又は4記載の回路装置。
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