JP3083835U - 回転可能な座板を有する腰掛け収納箱 - Google Patents

回転可能な座板を有する腰掛け収納箱

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大柳和子
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大柳 和子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】履き物や着替えを入れるための収納箱であっ
て、老齢者が、そこに腰掛まま、極めて楽な姿勢で、か
つ安全に、靴や肌着等の着脱できる腰掛け可能な収納箱
の提供。 【解決手段】収納箱本体1の天板2上に回転可能な座板
6を設け、更に、天板2の縁部に沿って手摺10を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、腰掛けたまま、靴や靴下を着脱したり、下着類を着替えたりするこ とが可能な腰掛け収納箱に関し、より具体的には、靴や着替えを収納しておくた めの収納箱本体の天板上面に回転可能な座板を設けるとともに、該天板上面の側 縁部に沿って手摺を設けてなる腰掛け収納箱に関する。
【0002】 本考案の収納箱は、腰掛け可能な収納箱であり、小型かつポータブルなので、 身の回りの日常生活用品を収納するための収納箱、例えば、靴等の履き物入れ、 あるいは、着替え用の小物衣料品入れとして有用である。また、本考案の収納箱 は、腰掛けた状態で、靴や衣服等の着脱が可能であるばかりか、上部に回転可能 な座板を有するので、着脱時の身体の自由度が大きく、楽な姿勢で、快適に、か つ安全に靴を履いたり、着替えたりすることができる。さらには、手摺を設けて あるので、収納箱に座ったり、収納箱から立ち上がる際にも、よろけたりするこ とがなく、老齢者にとって、極めて安全である。
【0003】
【従来の技術】
靴等の履き物の着脱、下駄箱への出し入れは、通常、玄関の土間部分で立位の 姿勢で、またはしゃがんだ姿勢で、あるいは、玄関床の框部(かまち部;上がり 部)に腰掛けた状態で行われる。このような動作は、健康な者にとっては、ごく 普通のことであり、何ら苦痛や不便を伴うものではない。しかし、老齢者や、足 腰の不自由な者にとっては、立位の姿勢は、それ自体極めて不安定であり、この ような姿勢で靴等を着脱したり、あるいは下駄箱に出し入れすることは決して楽 なものではなく、多くの場合苦痛を伴い、時には転倒等の思わぬ事故の原因とな ることさえあった。しゃがんだとしても、立ち眩み等による転倒の恐れは拭い去 ることはできず、また、框部に腰掛けたとしても、体は玄関正面方向に向いてお り、玄関側面にある下駄箱から履き物を出し入れするためには、体を横方向に捩 じらなければならず、苦痛を伴うばかりか、時には、腰痛、筋違い、転倒等の大 きな原因ともなった。このようなことは、履き物の着脱に限らず、靴下や下着の 着替え時においても同様のことが言える。しかしながら、このような問題を満足 に解決し得る生活用品は未だ知られていなかった。
【0004】 なお、特開平11−342029号公報には、出し入れ可能な椅子機能を備え た下駄箱が、また特開平10−99146号公報には椅子付きの下駄箱が記載さ れているが、これらは備え付けの下駄箱であって、簡便性の点では満足し得るも のではなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、足腰の弱った老齢者等が、楽な姿勢で、かつ安全に、履き物 、靴下、下着等を着脱することができるような腰掛けを兼ねた生活用品(収納箱 )を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、着脱すべき履き物、靴下、下着等を収納するための収納箱本体の天 板上面に回転可能な座板を設け、さらに、その天板縁部に手摺を設けることによ って、従来の問題点を克服し得たものであり、より詳しくは以下のとおりである 。
【0007】 (1)天板、底板、対向する2枚の側板、及び背板からなる収納箱本体の天板 上に座板を回転可能に取り付けるとともに、該天板上面の側縁部に沿って手摺を 設けてなる腰掛け収納箱。
【0008】 (2)履き物入れ、または衣料品入れである上記(1)に記載の腰掛け収納箱 。
【0009】 ここで、「収納箱本体」とは、天板、底板、対向する2枚の側板、及び背板か ら構成される、開口を有する箱状体を意味する。側板は、足としての機能を付与 する目的で、底板底部より若干下方に突出させてもよい。素材は、特に限定され るものではないが、例えば、木材、プラスチック、金属、陶磁器等を挙げること ができる。好適には、木材またはプラスチックである。
【0010】 サイズ的には、小型で、簡単に持ち運びできる程度の大きさが望ましく、高さ は、腰掛けに適した高さ、即ち20乃至60センチメートル、好ましくは30乃 至50センチメートルであり、奥行きは、20乃至50センチメートル、好まし くは20乃至40センチメートルであり、横幅は、25乃至60センチメートル 、好ましくは30乃至50センチメートルである。しかし、これに限定される訳 ではない。また、輸送や収納の観点からすると、該箱体は、木ネジ等の止め具に よって組み立て可能な構造のものが好ましい。
【0011】 必要なら、底板または側板底部の4隅に、高さを調節するための高さ調整ネジ 部材を設けてもよいし、移動のためのキャリアーを付けてもよい。天板、側板、 底板で囲まれる開口部には、扉を設けてもよい。扉は、スライド式でも、片側開 き式でも、あるいは観音開き式であってもよい。また、収納箱本体内に棚を設け てもよい。
【0012】 「座板」は、直径15乃至40センチメートル、好ましくは20乃至35セン チメートルの円形板状体である。また、天板との関係で言えば、座板は、天板の 短辺の長さと略一致する直径を有するものが、箱体からはみ出すこともなく、好 適である。素材は、特に限定されるものではないが、木材やプラスチックが好ま しい。
【0013】 「回転可能」とは、時計回り方向および逆方向に自由に回転できることを意味 する。座板を回転可能にならしめるための手段は、公知の如何なる手段を採用し てもよい。具体的には、座板の下面中央部に回転の為の軸を該座板に対して垂直 方向に取り付け、他方、天板側には筒状の軸受けを設ければよい。軸および軸受 けは、座板に固定するためのフランジを有すものが好ましい。座板が、回転椅子 のように自在に回転するので、使用者は、体を無理に捻ることなく、自己に最も 適した体勢で靴等の着脱ができ、身体への負担が低減される。
【0014】 「手摺」は、棒状の手摺部とその両端に設けた支持部から構成される。パイプ の両端近傍部を折り曲げて、手摺部と両端の支持部を一体的に形成してもよい。 素材は、特に限定されるものではないが、木材、金属、プラスチックが好ましい 。この手摺は、本収納箱に腰掛けたり、あるいは収納箱から立ち上がる際の支え となって、安全上極めて有効である。取り付け位置は、座板上面の背板側の縁部 に沿って、および/または側板側の縁部に沿って設けるのが好ましい。該手摺の 高さは、座板から5乃至15センチメートル、好ましくは8乃至12センチメー トルである。
【0015】 キットとは、本収納箱を組み立てるための主要部材(天板、側板、底板、背板 、座板、扉板、手摺)、および組み立てに必要な部品(軸、軸受け、木ネジ等) の一式を言い、本考案の一形態である。
【0016】
【作用】
本考案の収納箱は、腰掛けを兼ねているので、老齢者らは、その収納箱に腰掛 けて、腰を僅かに屈めるだけで、必要な履き物や着替えの出し入れが可能である ばかりか、天板上に回転可能な座板を有しているので、該座板があたかも回転椅 子の如き機能を発揮し、履き物や衣服の着脱時は勿論、その出し入れ動作の際に も、体を無理に捻ったりすることがなく、極めて自然かつ楽な姿勢で、安全に、 靴や下着の着脱ができる。加えて、手摺が設けられているので、安全性はさらに 保証される。履き物入れとして使用する時は、玄関の土間の置いておけばよく、 また、衣料品入れとして使用する時は、風呂場の脱衣場に置いておけばよい。
【0017】
【実施例】
図1は、本考案の1実施例である収納箱の斜視図である。収納箱本体1は、天 板2と、対向する2枚の側板3a、3bと、底板4と背板5から構成される。材 質は、いずれも木材であり、木ネジによって夫々の板を固定する。高さは、座板 6を含めて35乃至50センチメートルである。
【0018】 座板6は、天板2からはみ出さない程度の直径を有する円盤状の木板であり、 その底面中央部には、該座板を天板に対して回転可能ならしめるための、図示し ないフランジ付きの軸が設けられている。該軸はフランジを介して座板6の裏面 に木ネジをもって固定されている。
【0019】 また、天板2の中央部には、座板に取り付けられた軸に勘合する、図示しない フランジ付き軸受けが設けられている。該軸受けは、フランジを介して天板2に 木ネジをもって固定されている。これにより、座板6は、天板2に対して回転自 在となる。 必要に応じて、座板の回転を一時的に阻止する為のフック等からなるストッパ ー機構を設けてもよい。
【0020】 収納箱本体1の開口部には、扉7が設けられている。扉の形態は特に制限され るものでなく、スライド式、片開き式、両開き(観音開き)式であってもよい。 図1のものは、片開き式である。
【0021】 天板2の上面、背板5側の縁部に沿って、および、側板3aまたは3bの縁部 に沿って手摺8が設けられている。手摺8は、棒状の手摺部9とその両端に設け た支持部10から構成される。パイプの両端近傍部を同一方向に折り曲げて、手 摺部と両端の支持部を一体に形成してもよい。天板への取り付け手段は、周知の 如何なる方法を採用してもよい。
【0022】 また、収納箱本体1の収納部には、収納物の整理のため、棚11が設けられて いる。
【0023】 本考案の収納箱を履き物入れとして用いる場合には、靴等の履き物を収納箱に 収納しておき、これを玄関の土間に置いて使用すればよい。使用者は、玄関の床 から土間に下りて、または外から玄関の土間に入って、該収納箱に腰掛けて、靴 の着脱や出し入れをすればよく、これら行為の全てを腰掛けたままの状態で行な うことができる。また、座板が回転可能なので、下駄箱に手を伸ばしたり、土間 でしゃがみ込んだりして、無理な姿勢を取る必要がなく、それぞれの使用者にと って最適な楽な姿勢で靴の着脱、出し入れができるので、極めて快適かつ安全で ある。また、該収納箱に腰掛けたり、該収納箱から立ち上がったりする際には、 手摺に捉まることができるので、転倒等の恐れがなく、この点でも更なる安全性 が確保される。
【0024】 また、本収納箱は、履き物入れ以外にも、衣料品収納箱、特に靴下や下着等の 小物衣料品の収納箱としても大いに役立つものである。とりわけ、風呂上がりの 着替えに最適である。着替え等を入れた本収納箱を風呂場の脱衣場に置いておけ ば、前記靴箱として利用する場合と同様、極めて楽な姿勢で、かつ安全に着替え をすることができる。
【0025】 このように、本収納箱は、身体に無理な姿勢を強いることなく、極めて楽な姿 勢で靴や下着等の着脱ができ、しかも転倒の恐れがなく、安全性に優れているこ とから、老齢者や足腰の弱い者にとって極めて有益な収納箱である。
【0026】
【考案の効果】
上記のとおり、本考案の腰掛け収納箱は、履き物入れ、あるいは下着等の小物 衣料品入れとして特に有用である。履き物や下着等の着脱をしようとする者は、 本収納箱に腰掛け、座った状態で、腰をほんの少し屈めるだけで、履き物や衣服 の出し入れができるばかりか、座位という極めて楽な姿勢で、履き物や下着等の 着脱ができる。
【0027】 加えて、回転可能な座板の効果により、各個人のコンディションに応じた、自 分に最も適した楽な姿勢でこれら着脱動作ができ、しかも、手摺があるので、収 納箱へ座ったり、立ったりする際にも、よろけたり転倒したりする恐れがなく、 安全である。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】収納箱の斜視図である。
【符号の説明】
1 収納箱本体 2 天板 3a 側版 3b 側版 4 底板 5 背板 6 座板 7 扉 8 手摺 9 手摺部 10 支持部 11 棚

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板、底板、対向する2枚の側板、及び背
    板からなる収納箱本体の天板上に座板を回転可能に取り
    付けるとともに、該天板上面の側縁部に沿って手摺を設
    けてなる腰掛け収納箱。
  2. 【請求項2】履き物入れ、または衣料品入れである請求
    項1記載の腰掛け収納箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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