JP3083705U

JP3083705U - 平面用３６０度全方位挟み留め鋲

Info

Publication number: JP3083705U
Application number: JP2001005699U
Authority: JP
Inventors: 仁奎朴
Original assignee: 中原繁
Priority date: 2001-07-27
Filing date: 2001-07-27
Publication date: 2002-02-15
Anticipated expiration: 2007-07-27

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は、壁面等との間に挟み留めることの
できる鋲であり、ガラス面等にも接着でき、３６０度ど
の方向からでも挟むことができる。【解決手段】本考案は、鋲１の裏面の挟み留め部分２
に滑止め用ストッパー４を設けて、紙片等を壁面等との
間に挟み留める。しかも、挟み留め部分２がドーナツ状
になっているので、３６０度どの方向からでも目的物を
挟むことができ、片手で容易に目的物を着脱できる。さ
らに、強力な接着テープ３を円形の鋲１の裏面中央部に
貼付したことによって、ガラスやタイルなどのような平
面にも接着できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、円形の本体裏面と壁面等の表面との間に紙片等を、３６０度どの方向からも容易に挟み留め、確実に保持し、かつ紙片等を容易に取りはずせ、しかもガラスなどの様々な平面に接着可能である汎用性の高い挟み留め鋲に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、鋲は、ピンで紙片などを刺し留めるか、磁石で金属面に押さえ留めるものであった。そのため、紙片などの壁面への着脱には、両手を用いた煩わしい作業が求められ、紙片と壁面の双方にピン跡が残った。そのため、ピンが刺さらず磁石もつかないガラスやタイルなどのような固くて滑らかな平面には、鋲を留めることができず、やむなく吸盤による不安定な接着か、テープ類によって目的物を貼り留めるしかなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

鋲の裏面と壁面等との間に紙片などの目的物を挟み留めることにより、片手でのワンタッチの作業で紙片などの着脱ができるようになる。また、薄くて強力な接着テープを鋲の裏面につけることによって、ピンや磁石の効かないガラス面などにも接着できるようになる。しかも、紙片と壁面の双方ともに傷めることがない。さらに、挟み留め部分がドーナツ状になっているので、本考案の円形鋲では３６０度どの方向からも容易に挟み留めることが可能になる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、薄くて強力な接着テープを円形鋲の裏面中央部につけて、ガラス面などにも接着可能とし、挟み留め部分がドーナツ状になっている裏面外縁部に滑止め用ストッパーをつけることにより、問題点を解決している。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の円形鋲をガラスなどの滑らかな平面に接着し、その挟み留め部分と平面との間に紙片などを平面上を滑らせて挟む。紙片などの着脱は、片手でワンタッチでできる。３６０度どの方向からも容易に挟み留めることができる。浴室の壁面やガラス面など従来鋲が効かないとされていた所にも接着できる。

【０００６】

【実施例】

本考案の鋲を滑らかな平面に接着し、メモや伝言などをその挟み留め部分と平面との間に挟む。一枚だけではなく何枚も一度に或いは次々に挟むことができる。抜き取るときも、片手でワンタッチでできる。３６０度どの方向からも容易に挟み留めることができる。

【０００７】ショーウィンドーなどのガラス面にポスターなどを貼る場合には、本考案の鋲を複数個接着して、ポスターを挟むと極めて安定した状態になる。本件鋲はどの方向からでも目的物を挟み留めることができる。その際、ポスターを外側に向けて貼ると、ガラス越しに外側の人に展示したこととなる。そして、内側すなわちポスターの裏側にはもう一枚の別の物を掲示できる。同様に、掲示板に予め本考案の鋲を掲示物の大きさに合わせて複数個接着させて置けば、掲示物の張替作業が極めて容易になる。

【０００８】従来ピンや磁石が使えなかった所、すなわちガラスやタイル、さらに何らかのコーティングがされている滑らかな平面にも、本考案の鋲は貼ることができる。例えば、浴室の壁面や窓ガラスなどのガラス面、さらに電話・ファックス・テレビ・パソコンなどの平面に本考案の鋲を貼れば、その利便性は計りしれない。鞄や引出の内外に本考案の鋲を貼れば、その使い道は絶大である。

【０００９】

【考案の効果】

上述のように、本考案の鋲は、その裏面と接着対象物たる壁面等との間で、紙片等の目的物を容易に挟み留め、しっかりと保持し、ワンタッチで抜き取れるので、紙片等を傷つけることがなく、目的物の着脱操作が極めて容易である。しかも、３６０度どの方向からも容易に挟むことができる。また、その裏面テープが強力な接着力を有するので、本考案の鋲は、今まで接着できないとされていたガラスやタイルなどの平面にも安定した状態で接着できる。しかも、接着した面を一切傷つけないばかりか、汚すこともないので、接着面を傷つけたくない人は、コーティングされた面ばかりか、布地や紙・木にも接着できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の挟み留め鋲の正面図と断面図である。

【符号の説明】

１鋲本体２挟み留め部分３接着テープ４滑止め用ストッパー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】壁面等に取付ける部材として、円形鋲本
体の裏面中心部に薄型透明で強力な特殊な接着剤を付着
せしめ、鋲の挟み留め部分がドーナツ状となるので、円
形本体のどの方向からも３６０度、その本体裏面と壁面
表面との間に、紙片等を容易に挟み留め、保持し、取り
はずせるように、その裏面のドーナツ状の外縁部分に滑
止めストッパー用の膨らみを持たせ、壁面等にぴったり
と接することができ、その本体表面が滑らかな平面であ
る鋲。