JP3083693B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機Info
- Publication number
- JP3083693B2 JP3083693B2 JP05240991A JP24099193A JP3083693B2 JP 3083693 B2 JP3083693 B2 JP 3083693B2 JP 05240991 A JP05240991 A JP 05240991A JP 24099193 A JP24099193 A JP 24099193A JP 3083693 B2 JP3083693 B2 JP 3083693B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- water
- water supply
- washing
- detected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯対策を講じた食器洗
浄機に関する。
浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器洗浄機においては、洗浄
室の外面部に温度センサを設け、その温度センサによ
り、洗浄室内の洗浄水の温度を洗浄室の室壁を介しての
熱伝動により検知し、その検知温度に応じて運転を制御
するようにしたものが供されている。
室の外面部に温度センサを設け、その温度センサによ
り、洗浄室内の洗浄水の温度を洗浄室の室壁を介しての
熱伝動により検知し、その検知温度に応じて運転を制御
するようにしたものが供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のものの場
合、温度センサを洗浄室の外面部に設けるのは、主とし
て、その配線処理が洗浄室内からの水洩れ対策等に苦慮
することなくできるからである。
合、温度センサを洗浄室の外面部に設けるのは、主とし
て、その配線処理が洗浄室内からの水洩れ対策等に苦慮
することなくできるからである。
【0004】しかしながら、そのものの場合、洗浄室内
の洗浄水の温度を直接ではなく、洗浄室の室壁を介して
の熱伝導により検知するため、正確な検知結果が出るま
でに時間がかかるという欠点を有していた。
の洗浄水の温度を直接ではなく、洗浄室の室壁を介して
の熱伝導により検知するため、正確な検知結果が出るま
でに時間がかかるという欠点を有していた。
【0005】特に、食器洗浄機では、80[℃]以上程
度の高温の湯が供給されると、洗浄室内の各部に耐熱上
の問題を発生する。又、60[℃]以上程度の湯でも、
食器の汚れがたんぱく質のものであると、それが凝固し
て落ちにくくなるものであり、従来のものでは、これら
に対する働きが遅れがちであった。
度の高温の湯が供給されると、洗浄室内の各部に耐熱上
の問題を発生する。又、60[℃]以上程度の湯でも、
食器の汚れがたんぱく質のものであると、それが凝固し
て落ちにくくなるものであり、従来のものでは、これら
に対する働きが遅れがちであった。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、洗浄室の外面部に温度セン
サを設け、その温度センサにより、洗浄室内の洗浄水の
温度を洗浄室の室壁を介しての熱伝動により検知するよ
うにしたものにおいて、その洗浄室内の洗浄水の正確な
温度を速やかに検出することのできる食器洗浄機を提供
し、又、その検知温度が異常に高い場合には、耐熱上問
題のある部分を損じたり、食器のたんぱく質汚れを凝固
させたりすることを避けて、且つ、その異常を速やかに
使用者に知らしめることのできる食器洗浄機を提供し、
更に、その場合に、無理のない水温で運転を進めること
もできる食器洗浄機を提供するにある。
であり、従ってその目的は、洗浄室の外面部に温度セン
サを設け、その温度センサにより、洗浄室内の洗浄水の
温度を洗浄室の室壁を介しての熱伝動により検知するよ
うにしたものにおいて、その洗浄室内の洗浄水の正確な
温度を速やかに検出することのできる食器洗浄機を提供
し、又、その検知温度が異常に高い場合には、耐熱上問
題のある部分を損じたり、食器のたんぱく質汚れを凝固
させたりすることを避けて、且つ、その異常を速やかに
使用者に知らしめることのできる食器洗浄機を提供し、
更に、その場合に、無理のない水温で運転を進めること
もできる食器洗浄機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の食器洗浄機においては、洗浄室の外面部に
設けた温度センサからの温度検知信号を、洗浄室に対す
る給水の直前と給水の開始後とに受けて、その検知温度
差から給水温度を推定するようにしたことを特徴とす
る。
に、本発明の食器洗浄機においては、洗浄室の外面部に
設けた温度センサからの温度検知信号を、洗浄室に対す
る給水の直前と給水の開始後とに受けて、その検知温度
差から給水温度を推定するようにしたことを特徴とす
る。
【0008】この場合、推定した給水温度が異常レベル
であるときには運転を中断して異常報知をするようにす
ると良い。
であるときには運転を中断して異常報知をするようにす
ると良い。
【0009】又、推定した給水温度が異常レベルである
ときには給水を終了した状態で所定時間待機し、待機後
の検知温度が安全レベルであると判断されたときに運転
を進めるようにしても良い。
ときには給水を終了した状態で所定時間待機し、待機後
の検知温度が安全レベルであると判断されたときに運転
を進めるようにしても良い。
【0010】
【作用】上記手段によれば、給水の開始後早々に洗浄室
内の洗浄水の温度を推定により検出することができる。
内の洗浄水の温度を推定により検出することができる。
【0011】又、その場合、推定した給水温度が異常レ
ベルであるときに運転を中断して異常報知をするように
したものでは、異常高温の水が耐熱上問題のある部分や
食器にかかることを避けることができ、又、その異常の
報知により、異常の発生を使用者が速やかに知ることが
できる。
ベルであるときに運転を中断して異常報知をするように
したものでは、異常高温の水が耐熱上問題のある部分や
食器にかかることを避けることができ、又、その異常の
報知により、異常の発生を使用者が速やかに知ることが
できる。
【0012】更に、推定した給水温度が異常レベルであ
るときには給水を終了した状態で所定時間待機し、待機
後の検知温度が安全レベルであると判断されたときに運
転を進めるようにしたものでは、高温で運転することを
避け、無理のない水温で運転をすることができる。
るときには給水を終了した状態で所定時間待機し、待機
後の検知温度が安全レベルであると判断されたときに運
転を進めるようにしたものでは、高温で運転することを
避け、無理のない水温で運転をすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図4を参照して説明する。まず図2には食器洗浄機全
体の外箱1を示しており、内部に板厚が例えば0.5
[mm]のステンレス鋼板等から成る内箱2によって洗
浄室3を形成し、洗浄室3前面の開口部(食器出入口)
4には扉5を開閉可能に枢設している。
し図4を参照して説明する。まず図2には食器洗浄機全
体の外箱1を示しており、内部に板厚が例えば0.5
[mm]のステンレス鋼板等から成る内箱2によって洗
浄室3を形成し、洗浄室3前面の開口部(食器出入口)
4には扉5を開閉可能に枢設している。
【0014】洗浄室3内には、図示しない被洗浄食器を
配置する食器かご6,7を上記開口部4から収納して上
下に配設すると共に、その上方の食器かご6に向けて洗
浄水を噴射する噴水ノズル8、及び下方の食器かご7に
向けて洗浄水を噴射する噴水アーム9を配設している。
配置する食器かご6,7を上記開口部4から収納して上
下に配設すると共に、その上方の食器かご6に向けて洗
浄水を噴射する噴水ノズル8、及び下方の食器かご7に
向けて洗浄水を噴射する噴水アーム9を配設している。
【0015】又、洗浄室3の上方部には、洗浄室3内の
空気を機外に導く排気ダクト10や、機外の空気を導入
する吸気ダクト11を設けており、後部に、その導入し
た機外の空気を洗浄室3内に供給するファン12と、図
示しない水道の蛇口や給湯器の出口部から給水ホース1
3を通じて供給される水を洗浄室3内に給水する給水弁
14とを配設している。
空気を機外に導く排気ダクト10や、機外の空気を導入
する吸気ダクト11を設けており、後部に、その導入し
た機外の空気を洗浄室3内に供給するファン12と、図
示しない水道の蛇口や給湯器の出口部から給水ホース1
3を通じて供給される水を洗浄室3内に給水する給水弁
14とを配設している。
【0016】一方、洗浄室3内の底部には、例えばシー
ズ線から成るヒータ15を配設し、その外下方部に、洗
浄水を洗浄室3内の底部から吸って送水管16を通じ上
記噴水ノズル8及び噴水アーム9に圧送する洗浄ポンプ
17と、洗浄水(廃水)を同じく洗浄室3内の底部から
吸って排水ホース18を通じ機外に排出する排水ポンプ
19とを配設している。又、洗浄室3内の外面部である
外下面部には、洗浄室3内の洗浄水の温度を洗浄室3の
室壁を介しての熱伝動により検知する温度センサ20
を、前記給水弁14から給水流路下に位置させて配設し
ている。この温度センサ20は例えばサーミスタから成
り、周囲部を電気絶縁用の塩化ビニル等によって覆って
いる。
ズ線から成るヒータ15を配設し、その外下方部に、洗
浄水を洗浄室3内の底部から吸って送水管16を通じ上
記噴水ノズル8及び噴水アーム9に圧送する洗浄ポンプ
17と、洗浄水(廃水)を同じく洗浄室3内の底部から
吸って排水ホース18を通じ機外に排出する排水ポンプ
19とを配設している。又、洗浄室3内の外面部である
外下面部には、洗浄室3内の洗浄水の温度を洗浄室3の
室壁を介しての熱伝動により検知する温度センサ20
を、前記給水弁14から給水流路下に位置させて配設し
ている。この温度センサ20は例えばサーミスタから成
り、周囲部を電気絶縁用の塩化ビニル等によって覆って
いる。
【0017】そして、図2のほか、図3には給水温度推
定手段として機能すると共に制御手段として機能するマ
イクロコンピュータ21を示しており、これに、コース
選択スイッチやスタートスイッチその他の各種操作スイ
ッチから成る操作部22より操作信号が入力されると共
に、前記洗浄室3の扉4の開閉を検知するドアスイッチ
23から扉開閉検知信号が、又、前記洗浄室3内底部の
洗浄水の水位を検知するように設けた水位スイッチ24
より水位検知信号が入力され、更に、前記温度センサ2
0からは温度検知信号がそれぞれ入力されるようになっ
ている。
定手段として機能すると共に制御手段として機能するマ
イクロコンピュータ21を示しており、これに、コース
選択スイッチやスタートスイッチその他の各種操作スイ
ッチから成る操作部22より操作信号が入力されると共
に、前記洗浄室3の扉4の開閉を検知するドアスイッチ
23から扉開閉検知信号が、又、前記洗浄室3内底部の
洗浄水の水位を検知するように設けた水位スイッチ24
より水位検知信号が入力され、更に、前記温度センサ2
0からは温度検知信号がそれぞれ入力されるようになっ
ている。
【0018】加えて、それらの入力並びにあらかじめ記
憶された制御プログラムに基づき、マイクロコンピュー
タ21は、前記給水弁14と、洗浄ポンプ17、排水ポ
ンプ18、ヒータ15、及び異常報知用の報知手段であ
るブザー25を駆動するための駆動回路26に駆動制御
信号を与えるようになっている。
憶された制御プログラムに基づき、マイクロコンピュー
タ21は、前記給水弁14と、洗浄ポンプ17、排水ポ
ンプ18、ヒータ15、及び異常報知用の報知手段であ
るブザー25を駆動するための駆動回路26に駆動制御
信号を与えるようになっている。
【0019】そこで、以下には上記マイクロコンピュー
タ21の機能に基づく作用について述べる。マイクロコ
ンピュータ21は、操作部22のコース選択スイッチに
より「標準」コースが選択され、スタートスイッチが操
作されると、図1に示すように、給水時間のカウント値
tを「0」にする(ステップS1)。次いで、温度セン
サ20による温度T1 の検知を行ない(ステップS
2)、その後に、給水弁14を開放させて洗浄室3内へ
の給水(給湯)を開始する(ステップS3)。
タ21の機能に基づく作用について述べる。マイクロコ
ンピュータ21は、操作部22のコース選択スイッチに
より「標準」コースが選択され、スタートスイッチが操
作されると、図1に示すように、給水時間のカウント値
tを「0」にする(ステップS1)。次いで、温度セン
サ20による温度T1 の検知を行ない(ステップS
2)、その後に、給水弁14を開放させて洗浄室3内へ
の給水(給湯)を開始する(ステップS3)。
【0020】そして、再び温度センサ20による温度T
2 の検知を行ない(ステップS4)、その検知温度T2
と先の給水直前の検知温度T1 との差Td(Td=T2
−T1 )を算出して(ステップS5)、その算出結果か
ら給水温度Taの推定をする(ステップS6)。
2 の検知を行ない(ステップS4)、その検知温度T2
と先の給水直前の検知温度T1 との差Td(Td=T2
−T1 )を算出して(ステップS5)、その算出結果か
ら給水温度Taの推定をする(ステップS6)。
【0021】ここで、図4は、上記検知温度差Tdから
推定される給水温度Taを示しており、横軸に示す給水
直前の検知温度T1 が例えば10[℃]で、縦軸に示す
検知温度差Tdが13[℃]であった(給水後の検知温
度T2 が23[℃]であった)場合、給水温度Taは4
0℃であると推定されるものであり、又、給水直前の検
知温度T1 が例えば17[℃]で、検知温度差Tdが2
5[℃]であった(給水後の検知温度T2 が42[℃]
であった)場合、給水温度Taは60℃であると推定さ
れ、更に、給水直前の検知温度T1 が例えば25[℃]
で、検知温度差Tdが40[℃]であった(給水後の検
知温度T2 が65[℃]であった)場合、給水温度Ta
は80℃であると推定されることを示している。
推定される給水温度Taを示しており、横軸に示す給水
直前の検知温度T1 が例えば10[℃]で、縦軸に示す
検知温度差Tdが13[℃]であった(給水後の検知温
度T2 が23[℃]であった)場合、給水温度Taは4
0℃であると推定されるものであり、又、給水直前の検
知温度T1 が例えば17[℃]で、検知温度差Tdが2
5[℃]であった(給水後の検知温度T2 が42[℃]
であった)場合、給水温度Taは60℃であると推定さ
れ、更に、給水直前の検知温度T1 が例えば25[℃]
で、検知温度差Tdが40[℃]であった(給水後の検
知温度T2 が65[℃]であった)場合、給水温度Ta
は80℃であると推定されることを示している。
【0022】しかして、このような給水温度Taの推定
をした後、マイクロコンピュータ21は、その推定温度
Taが異常レベルの例えば80[℃]以上であるか否か
の判断をする(ステップS7)。このステップS7で、
推定温度Taが80[℃]以上であると判断されれば、
給水弁14を閉塞させて洗浄室3内への給水(給湯)を
停止し(ステップS8)、更に全運転を中断してブザー
25を作動させることにより異常報知をする(ステップ
S9)。
をした後、マイクロコンピュータ21は、その推定温度
Taが異常レベルの例えば80[℃]以上であるか否か
の判断をする(ステップS7)。このステップS7で、
推定温度Taが80[℃]以上であると判断されれば、
給水弁14を閉塞させて洗浄室3内への給水(給湯)を
停止し(ステップS8)、更に全運転を中断してブザー
25を作動させることにより異常報知をする(ステップ
S9)。
【0023】なお、上記ステップS7で、推定温度Ta
が80[℃]以上ではないと判断されれば、水位スイッ
チ24による水位検知結果から洗浄室3内底部の洗浄水
の水位が定水位になったか否かの判断をし(ステップS
10)、定水位になっていないと判断されるうちは、給
水時間のカウント値tが「3分」に達したか否かの判断
をし(ステップS11)、その「3分」にも達していな
いと判断されるうちは、ステップS3に戻り、給水を続
行する。
が80[℃]以上ではないと判断されれば、水位スイッ
チ24による水位検知結果から洗浄室3内底部の洗浄水
の水位が定水位になったか否かの判断をし(ステップS
10)、定水位になっていないと判断されるうちは、給
水時間のカウント値tが「3分」に達したか否かの判断
をし(ステップS11)、その「3分」にも達していな
いと判断されるうちは、ステップS3に戻り、給水を続
行する。
【0024】又、上記ステップS11で、給水時間のカ
ウント値tが「3分」に達していないと判断されるうち
に、ステップS10で、洗浄室3内底部の洗浄水の水位
が定水位になったと判断されれば、ステップS8同様に
して洗浄室3内への給水(給湯)を停止し(ステップS
12)、洗浄ポンプ17を作動させることにより洗い行
程を実行して(ステップS13)、次行程へと進む。
ウント値tが「3分」に達していないと判断されるうち
に、ステップS10で、洗浄室3内底部の洗浄水の水位
が定水位になったと判断されれば、ステップS8同様に
して洗浄室3内への給水(給湯)を停止し(ステップS
12)、洗浄ポンプ17を作動させることにより洗い行
程を実行して(ステップS13)、次行程へと進む。
【0025】更に、ステップS10で、洗浄室3内底部
の洗浄水の水位が定水位になっていないと判断されるう
ちに、ステップS11で、給水時間のカウント値tが
「3分」に達したと判断されれば、やはりステップS8
同様にして洗浄室3内への給水(給湯)を停止し(ステ
ップS14)、更にステップS9同様に全運転を中断し
て異常報知をする(ステップS15)。
の洗浄水の水位が定水位になっていないと判断されるう
ちに、ステップS11で、給水時間のカウント値tが
「3分」に達したと判断されれば、やはりステップS8
同様にして洗浄室3内への給水(給湯)を停止し(ステ
ップS14)、更にステップS9同様に全運転を中断し
て異常報知をする(ステップS15)。
【0026】このように本構成のものでは、洗浄室3の
外面部に温度センサ20を設け、この温度センサ20に
より、洗浄室3内の洗浄水の温度を洗浄室3の室壁を介
しての熱伝動により検知するものでありながら、その洗
浄水の温度を給水の開始後早々に推定により検出できる
もので、すなわち、洗浄室3内の洗浄水の温度を推定と
はいえ正確且つ速やかに検出することができる。
外面部に温度センサ20を設け、この温度センサ20に
より、洗浄室3内の洗浄水の温度を洗浄室3の室壁を介
しての熱伝動により検知するものでありながら、その洗
浄水の温度を給水の開始後早々に推定により検出できる
もので、すなわち、洗浄室3内の洗浄水の温度を推定と
はいえ正確且つ速やかに検出することができる。
【0027】又、その場合、推定した給水温度が例えば
80[℃]以上の異常レベルであるときには、運転を中
断して異常報知をするようにしたことにより、異常高温
の水が耐熱上問題のある部分にかかることを避けること
ができる。更に、推定した給水温度が80[℃]以下の
中でも80[℃]に近い例えば79[℃]であった場
合、洗い運転を行なうことになるが、このときの水温は
給水直後の状況での水温であるから、洗い運転が行なわ
れれば、洗浄室3の全体で熱が吸収されることにより、
数秒程度のかなり短い時間で、水温は50[℃]程度に
なるものであり、よって、食器に付着したたんぱく質汚
れの凝固などといった問題を生じることもない。そし
て、この場合の異常の報知により、異常の発生を使用者
に速やかに知らせることができる。
80[℃]以上の異常レベルであるときには、運転を中
断して異常報知をするようにしたことにより、異常高温
の水が耐熱上問題のある部分にかかることを避けること
ができる。更に、推定した給水温度が80[℃]以下の
中でも80[℃]に近い例えば79[℃]であった場
合、洗い運転を行なうことになるが、このときの水温は
給水直後の状況での水温であるから、洗い運転が行なわ
れれば、洗浄室3の全体で熱が吸収されることにより、
数秒程度のかなり短い時間で、水温は50[℃]程度に
なるものであり、よって、食器に付着したたんぱく質汚
れの凝固などといった問題を生じることもない。そし
て、この場合の異常の報知により、異常の発生を使用者
に速やかに知らせることができる。
【0028】以上に対して、図5は本発明の第2実施例
を示すもので、ステップS7で推定温度Taが80
[℃]以上であると判断されたときに、洗浄室3内への
給水(給湯)を停止した(ステップS8)後、所定時間
例えば5分間待機し(ステップS16)、待機後、温度
センサ20による温度T3 の検知を行なって(ステップ
S17)、その検知温度T3 が安全レベルの例えば58
[℃]以下まで降下したか否かの判断をし(ステップS
18)、降下したと判断されたところで、ステップと1
3へと進むようにしたものを示している。
を示すもので、ステップS7で推定温度Taが80
[℃]以上であると判断されたときに、洗浄室3内への
給水(給湯)を停止した(ステップS8)後、所定時間
例えば5分間待機し(ステップS16)、待機後、温度
センサ20による温度T3 の検知を行なって(ステップ
S17)、その検知温度T3 が安全レベルの例えば58
[℃]以下まで降下したか否かの判断をし(ステップS
18)、降下したと判断されたところで、ステップと1
3へと進むようにしたものを示している。
【0029】この場合、ステップS16での例えば5分
間の待機により、温度センサ20の検知温度は平衡状態
となるので、その後のステップS17で検知した温度T
3 をそのままステップS18での判断に供するようにし
て差支えない。又、洗浄室3の大きさにもよるが、検知
温度T3 が例えば58[℃]以下のとき、洗浄室3内の
底部に貯留されている洗浄水の温度は65[℃]以下で
あり、この状態で、洗浄ポンプ17を作動させることに
よる洗い運転を行なうと、洗浄室3の全体で熱が吸収さ
れるため、洗浄水の温度は一瞬のうちに50[℃]以下
となる。
間の待機により、温度センサ20の検知温度は平衡状態
となるので、その後のステップS17で検知した温度T
3 をそのままステップS18での判断に供するようにし
て差支えない。又、洗浄室3の大きさにもよるが、検知
温度T3 が例えば58[℃]以下のとき、洗浄室3内の
底部に貯留されている洗浄水の温度は65[℃]以下で
あり、この状態で、洗浄ポンプ17を作動させることに
よる洗い運転を行なうと、洗浄室3の全体で熱が吸収さ
れるため、洗浄水の温度は一瞬のうちに50[℃]以下
となる。
【0030】従って、ステップS18で58[℃]以下
まで降下したと判断されたところで、洗い運転を行なう
ことにより、無理のない、すなわち、耐熱上問題のある
部分を損じたり、食器のたんぱく質汚れを凝固させたり
することのない水温で運転を進めることができる。
まで降下したと判断されたところで、洗い運転を行なう
ことにより、無理のない、すなわち、耐熱上問題のある
部分を損じたり、食器のたんぱく質汚れを凝固させたり
することのない水温で運転を進めることができる。
【0031】なお、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、特に各温度レベル
や時間の具体的数値その他の点につき、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変更して実施し得る。
施例にのみ限定されるものではなく、特に各温度レベル
や時間の具体的数値その他の点につき、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0032】
【発明の効果】本発明の食器洗浄機は以上説明したとお
りのもので、下記の効果を奏する。第1に、洗浄室の外
面部に温度センサを設け、その温度センサにより、洗浄
室内の洗浄水の温度を洗浄室の室壁を介しての熱伝動に
より検知するようにしたものにおいて、その温度センサ
からの温度検知信号を上記洗浄室内に対する給水の直前
と給水の開始後とに受けてその検知温度差から給水温度
を推定するようにしたことにより、洗浄室内の洗浄水の
正確な温度を給水の開始後早々速やかに洗浄室外から検
出することができる。
りのもので、下記の効果を奏する。第1に、洗浄室の外
面部に温度センサを設け、その温度センサにより、洗浄
室内の洗浄水の温度を洗浄室の室壁を介しての熱伝動に
より検知するようにしたものにおいて、その温度センサ
からの温度検知信号を上記洗浄室内に対する給水の直前
と給水の開始後とに受けてその検知温度差から給水温度
を推定するようにしたことにより、洗浄室内の洗浄水の
正確な温度を給水の開始後早々速やかに洗浄室外から検
出することができる。
【0033】第2に、上述の推定した給水温度が給水温
度が異常レベルであるときに運転を中断して異常報知を
するようにしたことにより、異常高温の水が耐熱上問題
のある部分や食器にかかることを避けることができ、
又、その異常の報知により、異常の発生を使用者に速や
かに知らせることができる。
度が異常レベルであるときに運転を中断して異常報知を
するようにしたことにより、異常高温の水が耐熱上問題
のある部分や食器にかかることを避けることができ、
又、その異常の報知により、異常の発生を使用者に速や
かに知らせることができる。
【0034】第3に、上述の推定した給水温度が異常レ
ベルであるときに給水を終了した状態で所定時間待機
し、待機後の検知温度が安全レベルであると判断された
ときに運転を進めるようにしたことにより、無理な水温
で運転することを避け、問題のない水温で運転をするこ
とができる。
ベルであるときに給水を終了した状態で所定時間待機
し、待機後の検知温度が安全レベルであると判断された
ときに運転を進めるようにしたことにより、無理な水温
で運転することを避け、問題のない水温で運転をするこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す作用説明用のフロー
チャート
チャート
【図2】食器洗浄機全体の縦断側面図
【図3】概略電気構成図
【図4】特性図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
3は洗浄室、20は温度センサ、21はマイクロコンピ
ュータ(給水温度推定手段、制御手段)、25はブザー
を示す。
ュータ(給水温度推定手段、制御手段)、25はブザー
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−168428(JP,A) 特開 昭63−311924(JP,A) 特開 昭62−270129(JP,A) 実開 昭63−95569(JP,U) 実開 昭56−131164(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42 A47L 15/46
Claims (3)
- 【請求項1】 洗浄室の外面部に温度センサを設け、そ
の温度センサにより、洗浄室内の洗浄水の温度を洗浄室
の室壁を介しての熱伝動により検知するようにしたもの
において、その温度センサからの温度検知信号を前記洗
浄室内に対する給水の直前と給水の開始後とに受けてそ
の検知温度差から給水温度を推定する給水温度推定手段
を具えたことを特徴とする食器洗浄機。 - 【請求項2】 推定した給水温度が異常レベルであると
きには運転を中断して異常報知をする制御をする制御手
段を具えたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄
機。 - 【請求項3】 推定した給水温度が異常レベルであると
きには給水を終了した状態で所定時間待機し、待機後の
検知温度が安全レベルであると判断されたときに運転を
進める制御をする制御手段を具えたことを特徴とする請
求項1記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05240991A JP3083693B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05240991A JP3083693B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0788069A JPH0788069A (ja) | 1995-04-04 |
JP3083693B2 true JP3083693B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=17067702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05240991A Expired - Fee Related JP3083693B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3083693B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107468191B (zh) * | 2017-08-21 | 2021-05-25 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 洗碗机进水检测方法和洗碗机 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP05240991A patent/JP3083693B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0788069A (ja) | 1995-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5449884A (en) | Overheating prevention apparatus of a boiling clothes washing machine and method thereof | |
JP3083693B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2017080011A (ja) | 洗濯機 | |
JP3197800B2 (ja) | 洗浄機の稼働方法 | |
JP3500092B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JPH07102614A (ja) | 便 器 | |
JP2736582B2 (ja) | 食器洗浄機のための電気制御装置 | |
JP2972946B2 (ja) | 食器洗浄機又は食器乾燥機に於ける食器乾燥方法 | |
JP3469781B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JP3005366B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JP3276714B2 (ja) | 食器洗い機の稼働方法 | |
JP3066268B2 (ja) | 洗浄機 | |
KR960010939B1 (ko) | 식기세척기의 가열에러 감지 방법 | |
JPH08140919A (ja) | 洗浄機 | |
JPH0819504A (ja) | 食器洗い機 | |
JP2602321Y2 (ja) | 食器洗浄機の凍結防止装置 | |
JP3858874B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JPH0646455Y2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2577448B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP3269006B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JP3030207B2 (ja) | ドライクリーナ | |
KR19980045266A (ko) | 식기세척기의 부압발생방지장치 및 제어방법 | |
JP2000185009A (ja) | 食器洗い機 | |
JPH0819501A (ja) | 食器洗い機 | |
JP2001321318A (ja) | 食器洗い機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |