JP3083588B2 - 表面保護フィルム - Google Patents
表面保護フィルムInfo
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- JP3083588B2 JP3083588B2 JP13249891A JP13249891A JP3083588B2 JP 3083588 B2 JP3083588 B2 JP 3083588B2 JP 13249891 A JP13249891 A JP 13249891A JP 13249891 A JP13249891 A JP 13249891A JP 3083588 B2 JP3083588 B2 JP 3083588B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製版等において粘着性を
有するフォトレジストを露光する際に用いる原稿の表面
保護フィルムに関する。
有するフォトレジストを露光する際に用いる原稿の表面
保護フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
りプリント配線基板や樹脂凸版を作製する際に、液状フ
ォトレジスト等の粘着性のあるフォトレジストが使用さ
れる。このような粘着性のあるフォトレジストに密着し
て使用される露光用原稿の表面を、フォトレジストによ
る汚れや基板端部のバリ等による損傷などから保護する
目的で光透過性のポリエチレンテレフタレート等から成
る表面保護フィルムが設けられている。しかし表面保護
フィルム表面にフォトレジストが付着した場合、表面保
護フィルムのクリーニングや張替えを行なわなければな
らない等の問題があり、フォトレジストが付着しないよ
うに保護フィルムに離型層を設けたものが本発明者によ
り提案されている(実願平2−23024号)。さらに
この保護フィルムの離型層に界面活性剤、導電性樹脂又
は金属微粉末を添加し帯電防止を図ることが示されてい
る。
りプリント配線基板や樹脂凸版を作製する際に、液状フ
ォトレジスト等の粘着性のあるフォトレジストが使用さ
れる。このような粘着性のあるフォトレジストに密着し
て使用される露光用原稿の表面を、フォトレジストによ
る汚れや基板端部のバリ等による損傷などから保護する
目的で光透過性のポリエチレンテレフタレート等から成
る表面保護フィルムが設けられている。しかし表面保護
フィルム表面にフォトレジストが付着した場合、表面保
護フィルムのクリーニングや張替えを行なわなければな
らない等の問題があり、フォトレジストが付着しないよ
うに保護フィルムに離型層を設けたものが本発明者によ
り提案されている(実願平2−23024号)。さらに
この保護フィルムの離型層に界面活性剤、導電性樹脂又
は金属微粉末を添加し帯電防止を図ることが示されてい
る。
【0003】このような保護フィルムは一般的な使用方
法では、充分な帯電防止効果を有するが、特に長期にわ
たって使用するもの、又は高透明度を必要とするものに
ついては以下に述べるような難点がある。即ち、界面活
性剤又は導電性樹脂を添加して帯電防止効果を与えた保
護フィルムは、離型層の強度が低下する傾向にあり、長
期使用による露光用紫外線の影響で黄変し、光線透過率
が低下する。又、金属微粉末を添加して帯電防止効果を
与えた保護フィルムは、製造直後より少なからず光線透
過率の低下が認められる。
法では、充分な帯電防止効果を有するが、特に長期にわ
たって使用するもの、又は高透明度を必要とするものに
ついては以下に述べるような難点がある。即ち、界面活
性剤又は導電性樹脂を添加して帯電防止効果を与えた保
護フィルムは、離型層の強度が低下する傾向にあり、長
期使用による露光用紫外線の影響で黄変し、光線透過率
が低下する。又、金属微粉末を添加して帯電防止効果を
与えた保護フィルムは、製造直後より少なからず光線透
過率の低下が認められる。
【0004】本発明は上記の欠点を解消するためになさ
れたものであって、長期にわたって使用しても高透明度
が維持され、帯電防止効果を持った、又粘着性のあるフ
ォトレジストが付着しない保護フィルムを提供すること
を目的とする。
れたものであって、長期にわたって使用しても高透明度
が維持され、帯電防止効果を持った、又粘着性のあるフ
ォトレジストが付着しない保護フィルムを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の表面保護フィルムは、透明支持体の片面に
粘着層を設け、その粘着層の反対面に離型層を積層して
なる表面保護フィルムにおいて、支持体と離型層との間
に透明導電性金属酸化物薄膜を設けたものである。図1
に表面保護フィルム10の構造を示す。ここで透明支持
体1としては、フォトレジストを露光する際に使用され
る紫外線の透過率の高いものが好ましく、例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポチスチレン、ポリカーボネー
ト、トリアセテート、ポリイミド等の透明なプラスチッ
クフィルムが挙げられる。このような透明支持体1は、
粘着層2や透明導電性金属酸化物の薄膜4との接着性を
向上させるために表面処理してあってもよい。透明支持
体1の厚さはフォトレジストの解像度に影響するため薄
いほうがよく、3〜25μm、好ましくは6〜12μm
とする。
め、本発明の表面保護フィルムは、透明支持体の片面に
粘着層を設け、その粘着層の反対面に離型層を積層して
なる表面保護フィルムにおいて、支持体と離型層との間
に透明導電性金属酸化物薄膜を設けたものである。図1
に表面保護フィルム10の構造を示す。ここで透明支持
体1としては、フォトレジストを露光する際に使用され
る紫外線の透過率の高いものが好ましく、例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポチスチレン、ポリカーボネー
ト、トリアセテート、ポリイミド等の透明なプラスチッ
クフィルムが挙げられる。このような透明支持体1は、
粘着層2や透明導電性金属酸化物の薄膜4との接着性を
向上させるために表面処理してあってもよい。透明支持
体1の厚さはフォトレジストの解像度に影響するため薄
いほうがよく、3〜25μm、好ましくは6〜12μm
とする。
【0006】透明支持体1の片面に設けられる粘着層2
は、一般に使用されるアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤
等が使用される。透明支持体1の他方の面に設けられる
離型層3は、樹脂中および離型性付与剤の混合物からな
り、樹脂としては、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、塩化ポリオ
レフィン、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ
系樹脂、メラミン系樹脂等が挙げられ、これらは単独あ
るいは混合して用いられる。離型性付与剤としては、シ
リコン系添加剤が用いられる。樹脂と離型性付与剤の混
合比は樹脂に対する離型性付与剤の割合が2〜15重量
%が好ましい。このような範囲にすることにより、フィ
ルムの透明性を維持してしかも高い離型効果を得ること
ができる。
は、一般に使用されるアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤
等が使用される。透明支持体1の他方の面に設けられる
離型層3は、樹脂中および離型性付与剤の混合物からな
り、樹脂としては、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、塩化ポリオ
レフィン、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ
系樹脂、メラミン系樹脂等が挙げられ、これらは単独あ
るいは混合して用いられる。離型性付与剤としては、シ
リコン系添加剤が用いられる。樹脂と離型性付与剤の混
合比は樹脂に対する離型性付与剤の割合が2〜15重量
%が好ましい。このような範囲にすることにより、フィ
ルムの透明性を維持してしかも高い離型効果を得ること
ができる。
【0007】次に透明支持体1と離型層3との間に設け
られる透明導電性金属酸化物薄膜4は、保護フィルムの
帯電を防止するもので、透明プラスチックフィルムに形
成させた時、光線透過率が75%以上(350nm)で
表面電気抵抗値107Ω以下であればよく、種々の金
属、例えばIn、Ga、Tl、Sn、Ti、V、Cr、
Mo、Wの1種以上の金属の酸化物の薄膜を用いること
ができる。特に、光線透過率、表面電気特性及びその経
時変化の少ないものとして、ITO(インジウム、すず
の酸化物)が優れている。この透明導電性金属酸化物薄
膜4は、透明支持体1上に蒸着法、スパッタリング法又
はイオンプレーティング法によって形成することができ
る。表面電気抵抗値を107Ω以下とするのは、107Ω
以上であると離型層3を積層した時、表面電気抵抗値が
1011Ω以上となり低湿度時の帯電防止能が不足するか
らである。
られる透明導電性金属酸化物薄膜4は、保護フィルムの
帯電を防止するもので、透明プラスチックフィルムに形
成させた時、光線透過率が75%以上(350nm)で
表面電気抵抗値107Ω以下であればよく、種々の金
属、例えばIn、Ga、Tl、Sn、Ti、V、Cr、
Mo、Wの1種以上の金属の酸化物の薄膜を用いること
ができる。特に、光線透過率、表面電気特性及びその経
時変化の少ないものとして、ITO(インジウム、すず
の酸化物)が優れている。この透明導電性金属酸化物薄
膜4は、透明支持体1上に蒸着法、スパッタリング法又
はイオンプレーティング法によって形成することができ
る。表面電気抵抗値を107Ω以下とするのは、107Ω
以上であると離型層3を積層した時、表面電気抵抗値が
1011Ω以上となり低湿度時の帯電防止能が不足するか
らである。
【0008】本発明の表面保護フィルムは、未使用の状
態では粘着層2面に離型性のあるフィルム、プラスチッ
ク板などの離型材5を貼合しておき、図2に示すように
原稿6に貼り合わせるときは、この離型材5から剥が
し、粘着層2面を原稿6に貼り合わせその表面を保護す
る。この際、透明導電性金属酸化物薄膜4の帯電防止効
果により、帯電によるゴミが付着することがない。この
ように表面保護フィルムを貼り合わせた原稿6を用い
て、その離型層3側をフォトレジスト層71に密着させ
て銅貼積層板7等を露光する。露光後、表面保護フィル
ムは離型層3によってフォトレジストの付着もなくフォ
トレジスト層71からきれいに剥離することができる。
態では粘着層2面に離型性のあるフィルム、プラスチッ
ク板などの離型材5を貼合しておき、図2に示すように
原稿6に貼り合わせるときは、この離型材5から剥が
し、粘着層2面を原稿6に貼り合わせその表面を保護す
る。この際、透明導電性金属酸化物薄膜4の帯電防止効
果により、帯電によるゴミが付着することがない。この
ように表面保護フィルムを貼り合わせた原稿6を用い
て、その離型層3側をフォトレジスト層71に密着させ
て銅貼積層板7等を露光する。露光後、表面保護フィル
ムは離型層3によってフォトレジストの付着もなくフォ
トレジスト層71からきれいに剥離することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。厚さ6μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(ルミラー:
東レ(株)社製)の片面が表面電気抵抗106Ωとなる
ようイオンプレーティング法にてITO薄膜を形成し
た。その薄膜上に下記組成の離型層形成液をマイヤーバ
ーにて塗布し、100℃で1分間乾燥して1μmの塗膜
を得た。また他方の面には下記組成の粘着層塗工液を同
様の方法で塗布乾燥し、2μmの粘着層を得た。粘着層
面に厚さ25μmポリエチレンテレフタレート離型フィ
ルム(セラピール:東洋メタライジング(株)製)を貼
合して保護フィルムを作製した。 離型層形成液 アクリルポリオール(固形分濃度50%) (アクリディックA−801:大日本インキ化学工業(株)社製) 16部 イソシアネートプレポリマー(固形分濃度75%) (バーノックD−750:大日本インキ化学工業(株)社製) 1.5部 シリコン添加剤(固形分濃度10%) (ペインタッド53:ダウコーニング(株)社製) 3部 トルエン 15部 メチルエチルケトン 6部 粘着層形成液 アクリル系粘着剤(固形分濃度40%) (アロンタックSCL−200:東亜合成化学(株)社製) 10部 トルエン 10部 酸酸エチル 10部
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(ルミラー:
東レ(株)社製)の片面が表面電気抵抗106Ωとなる
ようイオンプレーティング法にてITO薄膜を形成し
た。その薄膜上に下記組成の離型層形成液をマイヤーバ
ーにて塗布し、100℃で1分間乾燥して1μmの塗膜
を得た。また他方の面には下記組成の粘着層塗工液を同
様の方法で塗布乾燥し、2μmの粘着層を得た。粘着層
面に厚さ25μmポリエチレンテレフタレート離型フィ
ルム(セラピール:東洋メタライジング(株)製)を貼
合して保護フィルムを作製した。 離型層形成液 アクリルポリオール(固形分濃度50%) (アクリディックA−801:大日本インキ化学工業(株)社製) 16部 イソシアネートプレポリマー(固形分濃度75%) (バーノックD−750:大日本インキ化学工業(株)社製) 1.5部 シリコン添加剤(固形分濃度10%) (ペインタッド53:ダウコーニング(株)社製) 3部 トルエン 15部 メチルエチルケトン 6部 粘着層形成液 アクリル系粘着剤(固形分濃度40%) (アロンタックSCL−200:東亜合成化学(株)社製) 10部 トルエン 10部 酸酸エチル 10部
【0010】
【比較例1】厚さ6μポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの片面に以下の組成の離型層形成液を、他方の面に
実施例の粘着層形成液を順次、マイヤーバーにて塗布1
00℃1分間乾燥をして離型層1μ、粘着層2μの塗膜
を形成し、粘着層側に厚さ25μmポリエチレンテレフ
タレート離型フィルムを貼合した。 離型層形成液 飽和ポリエステル樹脂(バイロン 00:東洋紡(株)社製) 12部 シリコン添加剤(ペインタッド53: ダウコーニング(株)社製) 5部 導電性樹脂(エレコンドPQ50B: 綜研化学(株)社製) 2部 トルエン 75部 メチルエチルケトン
ルムの片面に以下の組成の離型層形成液を、他方の面に
実施例の粘着層形成液を順次、マイヤーバーにて塗布1
00℃1分間乾燥をして離型層1μ、粘着層2μの塗膜
を形成し、粘着層側に厚さ25μmポリエチレンテレフ
タレート離型フィルムを貼合した。 離型層形成液 飽和ポリエステル樹脂(バイロン 00:東洋紡(株)社製) 12部 シリコン添加剤(ペインタッド53: ダウコーニング(株)社製) 5部 導電性樹脂(エレコンドPQ50B: 綜研化学(株)社製) 2部 トルエン 75部 メチルエチルケトン
【0011】75部
【比較例2】離型層形成液を下記の組成とした以外は比
較例1に同じ処方および方法で表面保護フィルム試料を
作製した。 離型層形成液 アクリル樹脂 (アクリディックA−190:大日本インキ化学工業(株)社製) 10部 シリコン添加剤(ペインタッド53:ダウコーニング(株)社製) 2.5部 酸化スズ微粉末分散液 (シントロンC−4421:神東塗料(株)社製) 8部 トルエン 32部 メチルエチルケトン 32部 得られた実施例、比較例1、2の3種のフィルムについ
て、離型層強度、光線透過率および表面電気抵抗を測定
した。なお、離型層強度はJISK−5400に従って
離型層鉛筆硬度を測定した。また光線透過率は350n
mにおける値を分光光度計(UV−140(株)島津製
作所製)を使用して測定した。表面電気抵抗は温度20
℃、湿度60%RHにおける値を高抵抗測定機(432
9A横河ヒューレットパッカード(株)社製)で測定し
た。またフェードメータ FAL−3型(スガ試験機
(株)社製)を使用し、200時間紫外線照射を行なっ
た後、光線透過率を測定した。これらの結果を表1に示
す。
較例1に同じ処方および方法で表面保護フィルム試料を
作製した。 離型層形成液 アクリル樹脂 (アクリディックA−190:大日本インキ化学工業(株)社製) 10部 シリコン添加剤(ペインタッド53:ダウコーニング(株)社製) 2.5部 酸化スズ微粉末分散液 (シントロンC−4421:神東塗料(株)社製) 8部 トルエン 32部 メチルエチルケトン 32部 得られた実施例、比較例1、2の3種のフィルムについ
て、離型層強度、光線透過率および表面電気抵抗を測定
した。なお、離型層強度はJISK−5400に従って
離型層鉛筆硬度を測定した。また光線透過率は350n
mにおける値を分光光度計(UV−140(株)島津製
作所製)を使用して測定した。表面電気抵抗は温度20
℃、湿度60%RHにおける値を高抵抗測定機(432
9A横河ヒューレットパッカード(株)社製)で測定し
た。またフェードメータ FAL−3型(スガ試験機
(株)社製)を使用し、200時間紫外線照射を行なっ
た後、光線透過率を測定した。これらの結果を表1に示
す。
【0012】
【表1】
【0013】表1に示したように、実施例の表面保護フ
ィルムは比較例1、2と比べると離型層強度、光線透過
率、あるいは紫外線照射後の光線透過率に優れているこ
とが認められる。
ィルムは比較例1、2と比べると離型層強度、光線透過
率、あるいは紫外線照射後の光線透過率に優れているこ
とが認められる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の表面保護フィルムを使用した露光用原稿はその帯電
防止効果により貼合の際、離型フィルム剥離時の帯電が
なく、ゴミ等を吸いよせることなく貼合することができ
る。また、その際の作業者への不快な放電ショック等も
なくスムーズに貼合作業が可能である。また、本発明の
表面保護フィルムは、離型層に帯電防止剤を添加するの
ではなく、離型層とは別に帯電防止のための透明導電性
金属酸化物薄膜を設けたので、離型層の強度低下、また
長期使用による黄変あるいは光線透過率の低下がなく、
効率よく長期間にわたって露光、複製を行うことができ
る。
明の表面保護フィルムを使用した露光用原稿はその帯電
防止効果により貼合の際、離型フィルム剥離時の帯電が
なく、ゴミ等を吸いよせることなく貼合することができ
る。また、その際の作業者への不快な放電ショック等も
なくスムーズに貼合作業が可能である。また、本発明の
表面保護フィルムは、離型層に帯電防止剤を添加するの
ではなく、離型層とは別に帯電防止のための透明導電性
金属酸化物薄膜を設けたので、離型層の強度低下、また
長期使用による黄変あるいは光線透過率の低下がなく、
効率よく長期間にわたって露光、複製を行うことができ
る。
【図1】本発明の表面保護フィルムの断面図
【図2】本発明の表面保護フィルムの使用状態を示す図
【符号の説明】 1・・・・・・透明支持示体 2・・・・・・粘着層 3・・・・・・離型層 4・・・・・・透明導電性金属酸化物薄膜 6・・・・・・原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16 C09J 7/02
Claims (1)
- 【請求項1】透明支持体の片面に粘着層を設け、その粘
着層の反対面に離型層を積層してなる表面保護フィルム
において、前記支持体と前記離型層との間に透明導電性
金属酸化物薄膜を設けたことを特徴とするフォトレジス
ト露光用原稿の表面保護フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13249891A JP3083588B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 表面保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13249891A JP3083588B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 表面保護フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04355759A JPH04355759A (ja) | 1992-12-09 |
JP3083588B2 true JP3083588B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15082778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13249891A Expired - Fee Related JP3083588B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 表面保護フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3083588B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
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---|---|---|---|---|
JPH0553300A (ja) * | 1991-08-26 | 1993-03-05 | Sekisui Chem Co Ltd | フオトマスク保護用粘着フイルム |
JP2001051403A (ja) * | 1999-06-01 | 2001-02-23 | Kimoto & Co Ltd | フォトマスクの作製方法およびフォトマスク |
JP4716557B2 (ja) * | 2000-12-05 | 2011-07-06 | 株式会社きもと | 表面保護フィルム |
JP2008248135A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | フォトマスク保護テープ用ポリエステルフィルム |
JP2009169186A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Mitsubishi Plastics Inc | フォトマスク保護テープ用ポリエステルフィルム |
JP2009169351A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-07-30 | Mitsubishi Plastics Inc | 液状レジストフォトマスク保護テープ用ポリエステルフィルム |
TWI492373B (zh) * | 2012-08-09 | 2015-07-11 | Au Optronics Corp | 可撓式顯示模組的製作方法 |
JP5538513B2 (ja) * | 2012-12-12 | 2014-07-02 | Hoya株式会社 | 多階調フォトマスク、パターン転写方法及び薄膜トランジスタの製造方法 |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP13249891A patent/JP3083588B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04355759A (ja) | 1992-12-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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