JP3083535U - 透水性天然石敷石と透水性舗装構造 - Google Patents

透水性天然石敷石と透水性舗装構造

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JP3083535U JP2001004773U JP2001004773U JP3083535U JP 3083535 U JP3083535 U JP 3083535U JP 2001004773 U JP2001004773 U JP 2001004773U JP 2001004773 U JP2001004773 U JP 2001004773U JP 3083535 U JP3083535 U JP 3083535U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本考案は、耐久力や重厚な自然美を有する天
然石敷石に透水機能を持たせて、天然石敷石による透水
性舗装を可能にし、環境上も問題もない透水性舗装を可
能にする、加工性、定着性に優れた透水性天然石敷石お
よび透水性舗装構造を提供する。 【解決手段】 天然石を切断して得た天然石ブロック
に、表裏に貫通し幅が1〜5mmの船形スリット5sか
らなる透水孔5を複数条形成し、側面に、隣接する透水
性天然石敷石の目地キープ6とインターロックされ隣接
する透水性天然石敷石間の横ずれを防止する目地キープ
を一体に形成した透水性天然石敷石で、側面には縦溝8
を、裏面には定着用の凹凸(溝や窪み)を形成して、結
合性、定着性を安定確保することを考慮するものであ
り、この透水性天然石敷石により透水性舗装構造を可能
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、人、乳母車や車椅子が通行する歩道や公園、広場、あるいは車道等 を敷設する場合において、例えば乾式工法によって砕石路盤上に敷設した砂層上 に敷設される、透水性天然石敷石および透水性舗装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、歩道、公園、広場、車道、橋梁や建造物の外構を舗装する場合には、主 にコンクリートブロック、レンガ、タイルなどの舗装材が使用されていたが、近 年、耐久力に優れ重厚な自然美を有する大理石や御影石(花崗岩)で代表される 天然石ブロックが敷石として使用されるようになってきた。(特開平5−339 903号公報、特開平8−209604号公報、実用新案第3043903号公 報等参照) このような天然石敷石を野外舗装に用いる場合では、排水性を考慮した舗装構 造とする必要があり、例えば図20(a)、(b)に示すように、路盤上に敷設 したコンクリート1上に、砂:セメント=3:1のバサモルタル2を敷き、その 上に複数の天然石敷石3a、3b・・・3n並設して隣接する天然石敷石間に目 地幅cを取り、100%モルタルなどの目地材4を目地幅cの目地間隙に充填・ 浸透させる舗装構造が知られている。 しかし、近年は、治水、地下水の管理の観点から、雨水等を、路盤や路床に浸 透・保水させることにより、雨水を地中に還元させる透水性舗装が要望されるよ うになり、上記のような排水性舗装ではこの要望に応えることができなない。
【0003】 透水性舗装については、例えば、レンガやセラミックブロックに貫通孔(スリ ットや縦貫孔)を1本以上設け、雨水等が貫通孔を通じて、短時間に地中に吸水 されるようにした透水性レンガや透水性セラミックブロックおよびこれらを用い た透水性舗装構造(特開平9−158104号公報、実用新案登録第30385 30号公報、実開平2−80107号公報、実開平4−1907号公報等参照) などが知られている。 しかし、天然石敷石の場合には、レンガやセラミックスブロックのように貫通 孔(スリットや縦貫孔)を設ける加工が容易ではなく、加工コスト、加工工数の 問題があり、実用性の高い透水性天然石敷石および透水性舗装構造は見当たらな い。 また、天然石敷石を乾式工法で敷設する場合、現在多角形、L型、円形等の目 地キープ(主に合成樹脂材料)が接着剤により固着され使用されているが、これ が砂層上に剥離して散らばることにより、半永久的に残り、環境上の問題を生じ ることがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、耐久力や重厚な自然美を有する天然石敷石に透水機能を持たせて、 天然石敷石による透水性舗装を可能にし、環境上も問題もない透水性舗装を可能 にする、加工性、定着性に優れた透水性天然石敷石および透水性舗装構造を提供 することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、以下の(1)〜(8)の考案を要旨 とするものである。 (1).天然石を切断して得た天然石ブロックに、表裏に貫通し幅が1〜5mm の船形スリットからなる透水孔を複数条形成し、側面に、隣接する天然石敷石間 に目地間隙を形成・保持する目地キープを一体に形成したことを特徴とする透水 性天然石敷石。 (2).(1)において、目地キープが、隣接する天然石敷石の目地キープとの 間でインターロックされ、隣接する天然石敷石間の横ずれを防止可能に形成され ていることを特徴とする透水性天然石敷石。 (3).(1)または(2)において、透水孔になる船形スリットが、透水性天 然石敷石の厚み方向で幅が傾斜的に変化するように形成されたものであることを 特徴とする透水性天然石敷石。 (4).(1)または(3)のいずれかにおいて、側面に、複数条の縦溝を形成 したことを特徴とする透水性天然石敷石。 (5).(1)〜(4)のいずれかにおいて、裏面に、定着用の凹凸を形成した ことを特徴とする透水性天然石敷石。
【0006】 (6).(1)〜(4)のいずれかにおいて、透水孔になる船形スリットが、回 転軌跡が円形または長円形である超硬回転刃を備えたカッターで形成されたもの であることを特徴とする透水性天然石敷石。 (7).(3)において、側面の縦溝が、回転軌跡が円形または長円形である超 硬回転刃を備えたカッターで形成されたものであることを特徴とする透水性天然 石敷石。 (8).(1)〜(7)のいずれかに記載の透水性天然石敷石を、砕石路盤上に 敷設した砂層上に複数並設し、隣接する透水性天然石敷石の目地キープにインタ ーロックして横ずれ防止が可能な目地キープで5〜10mmの目地間隙を保持し 、この目地間隙に砂や硅砂などからなる目地材を充填して結合したことを特徴と する乾式工法による透水性天然石敷石による舗装構造。 (9).(8)において、砂層が、砕石路盤に敷設した透水アスコン層上に透水 シートを介して敷設したものであることを特徴とする乾式工法による透水性天然 石敷石による舗装構造。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の透水性天然石敷石は、主として、人、乳母車や車椅子が通行する歩道 や公園、広場等、降雨や降雪にさらされる野外舗装において用いられるものであ り、基本形としては、大理石や御影石などで代表される天然石を切断して得た、 例えば一辺が200〜400mm程度、厚みが50〜70mm程度の平板状の天 然石ブロックに、表裏に貫通する幅が0.5〜5mm程度の船形スリット(スリ ットの長さ方向の端壁面が円弧状傾斜面または傾斜面に形成された船形または逆 船形のスリットを意味する、以下「船形スリット」という。)からなる透水孔を 複数条形成したことを特徴とするものでありる。
【0008】 この透水性天然石敷石は、主として乾式工法によって砕石路盤または路床上に 敷設された砂層上に複数並べて敷設されるものであり、通常の場合、側面に目地 キープ(目地間隙を形成・保持する突条部を意味する、以下「目地キープ」とい う。)を一体に形成し、隣接する透水性天然石敷石の目地キープとインターロッ クさせて隣接する透水性天然石敷石間の横ずれを防止しながら隣接する透水性天 然石敷石間に5〜10mmの目地間隙を安定確保し、この目地間隙に砂や硅砂な どからなる目地材を充填して隣接する透水性天然石敷石間を結合し透水性舗装構 造を得るものであり、雨水等を路盤や路床に浸透・保水させ地中に還元可能にす るものである。 なお、透水性天然石敷石は、透水性天然石敷石を敷設する下層構造が剛性の大 きいものであって透水性を有する場合には、車道にも用いることもできる。 また、このような下層構造の場合には、乾式工法のみではなく湿式工法によっ て敷設することも可能である。
【0009】 また、目地キープは、透水性天然石敷石に一体形成した場合には強固であり、 この目地キープを隣接する透水性天然石敷石の目地キープとインターロックする ように形成した場合には、安定した敷設を可能にし、敷設した透水性天然石敷石 の敷設精度を長期間にわたって安定確保することができる。ただし、インターロ ックすることは絶対条件ではなく、より好ましい条件である。 なお、透水性天然石敷石側面に縦溝を形成した場合には、透水性天然石敷石を 敷設する際に、透水性を阻害することなく、目地間隙に充填した目地材との結合 力をより強化することができる。 また、裏面には凹凸を形成した場合には、透水性天然石敷石を敷設する際に、 砂層に対する透水性天然石敷石の定着性を高め結合力をより確かなものにするこ とができる。
【0010】 本考案の透水性天然石敷石は、船形スリットによる透水孔、側面の目地や縦溝 、あるいは裏面の凹凸を有するものであるが、これらは、超硬回転刃を有するカ ッターを用いて直接に形成することができ、加工性に優れ低コストで得られるも のであり、例えば簡易な乾式工法で敷設して、歩道や公園、広場、あるいは車道 等を舗装する場合に、側面の目地や縦溝効果と裏面の凹凸効果によって、各天然 石敷石間を確実に結合、定着させて耐久性に優れ透水性に優れ、雨水等を路盤や 路床に浸透・保水させ地中に還元可能にし、環境上も問題ない実現性の高い透水 性舗装を可能にするものである。 以下に本考案の透水性天然石敷石と、この透水性天然石敷石による透水性舗装 構造について、より具体的に説明する。 本考案の透水性天然石敷石は、基本形は平面が正方形や長方形などの平板であ るが、平面が三角形や六角形などの平板であってもよく、ハンドリングや敷設の 際に隣接する天然石敷石の上縁同士の衝突や他の外力で上縁が破損し景観や目地 部の安定形成を阻害しないように、上縁の角を取ったり上縁部に段差面を形成す るなどの加工を施すことが有効である。
【0011】 本考案の透水性天然石敷石に設けられる、表裏に貫通する透水孔を形成する船 形スリットは、例えば、回転軌跡が円形または長円形である超硬回転刃を備えた カッターで切削加工して容易に得られるものであり、超硬回転刃を同軸に複数装 着すれば、複数の平行な船形スリットを同時に形成することができ、加工性を高 めることができる。 超硬回転刃としては、回転軌跡が円形である超硬回転刃(例えば丸鋸状のもの で、外周部に超硬刃を植設したもの)や、回転軌跡が長円形である超硬回転刃( 例えば小型のチェーンソーなどで、チェーン部に超硬刃を多数装着したものなど )のカッターを用いることができ、船形スリットの形状は、回転刃条件(回転径 、厚さ、切削深さなど)によって選択することができる。 回転軌跡が長円形である超硬回転刃を用いる場合には、回転径を小さくするこ とができ、回船形スリットの長さを短くして船形スリットの形成パターン(向き 、配置、数など)の選択幅を広くできる。 また、回転軌跡が円形の超硬回転刃に比較して超硬回転刃の強度低下を抑える ことができ、よりい狭い幅の船形スリットを形成可能である。
【0012】 船形スリットの長さは、基本的には超硬回転刃の回転径、切削深さによって任 意に選択することができる。 この船形スリットは、基本的にはスリットの長さ方向の端壁面が円弧状傾斜面 または傾斜面になり、スリットの長さが使用した超硬回転刃の刃先側に短くなる ように形成される。 透水性天然石敷石を敷設する際には、スリットの長さが上面側で長くなるよう な状態で敷設してもよいし、下面側で長くなるような状態で敷設してもよいが、 目詰まり防止、砂層に対する定着効果の観点では後者の方が有利であるが、船形 スリット形成部の強度確保の観点では前者の方が有利である。 また、船形スリットの幅は、回転刃の厚みによって決まり、回転刃の厚みを一 定にすれば、幅が一定の船形スリットを形成することができ、回転刃の厚みを先 細のテーパ状にすれば、幅が先細のテーパ状の船形スリットを形成することがで きる。
【0013】 船形スリットの幅を先細のテーパ状に形成した場合、敷設する際には先細側が 上面側になるように敷設してもよいし、先細側が下面側になるように敷設しても よいが、目詰まり防止、砂層に対する定着効果の観点では前者の方が有利である 。 船形スリットの幅は、1〜5mm程度であることが好ましい。1mm未満の場 合には、透水性が不十分であること、スリット加工が困難であることなどの問題 を生じる。5mm以上では、強度が低下すること、例えばハイヒールの踵が嵌ま り込んで円滑な歩行性や走行性を阻害することなどの問題を生じる。 船形スリットは、向き、長さ、幅がすべて同じになるように形成することは絶 対条件ではなく任意に選択することができる。 なお、各船形スリットは透水孔を形成して透水性を付与するものであるが、上 面側では滑り止めの効果があり、裏面側では砂層に対する定着性を向上する効果 もある。
【0014】 側面に形成する目地キープは、不可欠なものではないが、透水性天然石敷石を 敷設する場合の施工性、隣接する透水性天然石敷石間の結合性を安定確保するた めに重要な役割を果たすものであり、隣接する透水性天然石敷石間に一定の目地 間隙(5〜10mm)を形成し、この目地間隙に目地材を充填して透水性天然石 敷石間の結合力を安定確保することができる。 この目地キープは、天然石ブロックをカッターで切断する際にカッターで切断 加工して形成するものであり、目地間隔に対応する高さで幅が5〜10mm程度 の突条からなり、上面側の目地部を安定形成し表面に露出して景観が損なわれな いように、上端の位置が透水性天然石敷石の上面より5〜10mm程度下位にな るように形成することが好ましい。 この目地キープは、隣接する透水性天然石敷石の間に一定の目地間隙を安定形 成するために、2箇所以上形成し隣接する透水性天然石敷石の目地キープとイン ターロックして隣接する透水性天然石敷石間で横ずれを生じないようにすること がより好ましい。そのために、透水性天然石敷石の貼り方(張り方)に応じて、 隣接する透水性天然石敷石間の目地キープのインターロック構造と、インターロ ック構造に応じた目地キープの形成パターンを設定するものである。
【0015】 側面に形成する縦溝は、断面形状がU字、V字、円弧状またはこれらに類似し た形状で、表面幅5〜10mm程度、深さ1〜5mm程度のものであり、3〜1 0mm程度のピッチ(間隔)で形成することが好ましい。 この縦溝によって、目地間隙に目地材が充填される場合において透水性を損な うことなく目地材との結合力をより強化することができる。 ここで、縦溝以外の凹凸によっても類似の効果が得られるが、縦溝は、例えば 、回転軌跡が円形で、縦溝の深さ以上の回転半径を有する超硬回転刃を備えたカ ッターで切削加工して容易に得られるものであり、回転刃を同軸に複数装着する ことにより、複数の平行な縦溝を同時に形成することができ、加工性を高めるこ とができることから、他の凹凸より有利である。 裏面に形成する凹凸は、例えば上記のカッターにより容易に形成可能な各種の 溝や窪みが好適であり、深さは1〜5mm程度あれば、透水性天然石敷石を砂層 上に敷設した場合に、砂層に対する透水性天然石敷石の定着性を高め結合力をよ り確かなものにすることができる。
【0016】 上記のように形成した本考案の透水性天然石敷石を、例えば乾式工法で敷設し て歩道等を形成する場合には、複数個の透水性天然石敷石を目地キープで一定間 隔を保持した状態で、例えば層厚が50〜70mm程度の砕石路盤上に敷設した 層厚が20〜40mm程度の砂層上に並設し、隣接する透水性天然石敷石間でイ ンターロックされた目地キープで5〜10mmの目地間隙を安定形成し、この目 地間隙に砂や硅砂などからなる目地材を充填して結合することにより、透水性天 然石敷石による透水性舗装構造を得ることができる。 砕石路盤上に砂層を敷設する場合には、砂の流失を抑制してより安定した砂層 を確保するために、砕石路盤上に層厚が30〜50mm程度の透水性アスコン層 (透水性アスファルト混合物の層)を敷設し、その上に不織布などからなる透水 性、弾力性に優れた透水シートを敷設してから砂層を敷設することがより有効で ある。ここで、透水性アスコン層は、砕石などに比べて軟質で弾力性があり、透 水性を損なうことなく砂の流失抑制に有効に機能する。
【0017】 この本考案の透水性天然石敷石を用いた透水性舗装構造は、十分な耐久性を有 し、コンクリートブロック等の人工ブロックと異なった自然で重厚感のある透水 性舗装を安定的に実現することができ、降雨や降雪があったときには、透水孔( 土砂等で目詰まりがあるとしても)から雨水や雪解水などの水を、例えば、砂層 、(透水シート、透水性アスコン層)、砕石路盤、路床経由で地中に容易に還元 させることができる。 なお、透水性天然石敷石を複数枚並べて敷設する場合の張り方(貼り方)とし ては、イモ目地(4つ目)張り、ウマ目地張り網代張り、方形乱張りなどがある が、いずれの貼り方にするかは使用場所に応じて選択する。
【0018】 この透水性天然石敷石を敷設して得られた、例えば歩道や公園、広場等では、 透水性天然石敷石自体および透水性天然石敷石間に幅の狭い複数条の溝が形成さ れ、表面に適度のノンスリップ状態が形成される。 したがって、雨の日でも歩行者や車椅子使用者にとって滑りにくく、また水溜 まりができにくいので、バリアフリーの観点からも快適な歩行が約束される。 また、透水性天然石敷石は、側面から裏面にまで伸びる縦溝によって隣接する 透水性天然石敷石間に充填される目地材に対して適度な噛み合わせ効果が生じ、 天然石敷石の均一で安定的な結合力が確保される。また、裏面の定着用の凹凸に よって敷砂層との定着力も十分に確保されるものである。 また、目地キープは、透水性天然石敷石に一体形成したものであり、破損しに くく、仮に破損したとしても、天然石の破片であるがゆえに砕石となり透水性天 然石敷石間に目地層に混在した状態になるため、環境上の問題となることはない 。また、例えば解体した際に、透水性天然石敷石の目地キープの破損があった場 合には、透水性天然石敷石のサイズを小さくし目地キープを加工することにより 再使用が容易に可能である。
【0019】
【実施例1】 以下に本考案の透水性天然石敷石例とその敷設例について図1〜図15に基づ いて説明する。 この実施例は、乾式工法で敷設する歩道用の透水性天然石敷石の例で示してい る。 図1〜図4において、Aは本考案の透水性天然石敷石で、300mm×300 mmの正方形で、厚みが60mm程度の平板状のものであり、天然石から切断し て得られた、上縁部に段差面dfを形成した天然石ブロックbに、表裏に貫通し 幅が1〜5mmで長さが200mm程度の船形スリット5sからなる透水孔5が 平行に5条形成されている。 この船形スリット5sは、例えば図8に示すように、軸10s中心に回転する 回転軌跡が円形の超硬回転刃10aを備えたカッター10により切削加工して得 られたものであり、図6に示すように幅が一定であるが、図7に示すように上面 側の長さLaが下面側の長さLbより長く、スリットの長さ方向の端壁面10e が円弧状に形成されるものであり、例えば図9に示すように、5枚の超硬回転刃 10a、10b、10c、10d、10eを軸10sに同軸に装着したカッター 10を用いて5条同時に切削加工して得られるものである。
【0020】 また、この透水性天然石敷石Aの各側面には、隣接する透水性天然石敷石間に 目地間隙を形成する、高さが5mm程度、長さが40mm程度の直方体状の目地 キープ6、7a、7bが一体に形成されている。 ここで、目地キープ6は、例えば図10に示すように、隣接する天然石敷石A 1の目地キープ7aと7b間にインターロックされ、目地キープ7aと7bは、 隣接する透水性天然石敷石A1の目地キープ6をインターロックして、隣接する 透水性天然石敷石A1との間に目地間隙ca、cbを確保することができる。 なお、この目地キープのインターロック構造は、透水性天然石敷石を敷設する 場合の貼り方に応じて形成パターンを選択するものであり、すべての透水性天然 石敷石の各側面に目地キープを同じ条件で形成することは必要条件ではない。 例えば、図11(a)に示すように、透水性天然石敷石Aと隣接する透水性天 然石敷石A1に目地キープ6と目地キープ7aの2条の目地キープを形成し、敷 設する場合には、透水性天然石敷石Aの目地キープ6と目地キープ7aの外側面 を隣接する透水性天然石敷石A1の目地キープ6と7aの内側面に係止したり、 図11(b)に示すように、透水性天然石敷石Aの目地キープ6と目地キープ7 aの内側面を隣接する透水性天然石敷石A1の目地キープ6と7aの外側面に係 止するようにしてもよい。 あるいは、図11(c)に示すように、透水性天然石敷石Aの目地キープ6と 目地キープ7aの内側面を隣接する透水性天然石敷石A2および隣接する透水性 天然石敷石A3の目地キープ7aの内側面に係止してインターロックできるよう にしてもよい。 本考案の透水性天然石敷石Aの各側面には、目地キープ6、7aと7bの他に 、透水性を損なうことなく目地材との結合力をより強化するため、幅が5mm程 度で、深さ2mm程度のU字形の縦溝8が複数条形成されている。
【0021】 この縦溝8は、例えば図12(a)、(b)に示すように、軸11s中心に回 転する回転軌跡が円形の超硬回転刃11aを備えたカッター11により切削加工 して得られたものであり、例えば図13に示すように、複数枚の超硬回転刃11 a、11b、11c、11d・・・11nを軸11sに同軸に装着したカッター 11を用いて複数条同時に切削加工して得られるものである。 また、この透水性天然石敷石Aの裏面には、敷設する場合に砂層に対する定着 性を安定確保するために、例えば図4〜図7に示すように、船形スリット5sと 直交する4条の定着用の溝9が形成されている。 この定着用の溝9は、幅が5mm程度で、深さ2mm程度のU字形で、例えば 縦溝8と概ね同様のカッターを用いて複数条同時に切削加工して得られるもので ある。
【0022】 なお、図14は、他の船形スリット12sによる透水孔12の形成例を示した ものであり、スリット長さは、図7に示すように、上面側の長さLaが下面側の 長さLbより長く、スリットの長さ方向の端壁面が円弧状に形成されるものであ るが、スリット幅を透水性天然石敷石Aaの厚み方向で傾斜させて形成したもの である。 このような船形スリット12sは、例えば図15に示すように、軸13sを中 心に回転し回転軌跡が円形で厚みを先細に形成した超硬回転刃13aを備えたカ ッター13により切削加工して得られるものである。 なお、この実施例1では、船形スリット5s(図14の場合では12s)は、 上面側のスリット長さが下面側のスリット長さより大きくなるように形成してい るが、その逆になるように形成してもよい。この場合下面側からスリットの切削 加工が行うことになる。 また、図14の場合では、船形スリット12sの幅は、上面側のスリット幅が 下面側のスリット幅より大きくなるように形成しているが、その逆になるように 形成してもよい。 この場合、下面側からスリットの切削加工を行うことになる。
【0023】
【実施例2】 以下に本考案の透水性天然石敷石の他の実施例2について、図16〜図17に 基づいて説明する。 この実施例2は、船形スリットの形成パターンと形成手段において、実施例1 の透水性天然石敷石と異なり、船形スリットの長さを短くして船形スリットの形 成条数を多くできるようにしたものである。実施例1と共通部分については、一 部説明を省略する。 図16(a)、(b)、(c)において、Abは本考案の透水性天然石敷石で 、300mm×300mmの正方形で、厚みが60mm程度の平板状のものであ り、天然石から切断して得られた、上縁部に段差面dfを形成した天然石ブロッ クbに、表裏に貫通し幅が1〜5mmで長さが150mm程度の5条×2列の平 行な船形スリット14sからなる透水孔14が形成されている。 この船形スリット14sは、図17(b)に示すような軸15s中心に回転す る回転軌跡が長円形で回転半径が小さくしスリットの長さを小さくできる超硬回 転刃15aを備えたチェーンソー15により切削加工して得られたものであり、 図17(a)に示すように幅が一定であるが、図17(b)に示すように上面側 の長さLaが下面側の長さLbより長く、スリットの長さ方向の端壁面14eが 傾斜状に形成されるものである。
【0024】 また、この透水性天然石敷石Aの各側面には、隣接する透水性天然石敷石の目地 キープとインターロックされ横ずれを防止する、高さが5mm程度、長さが40 mm程度の直方体状の目地キープ6、7a、7bが一体に形成されている。 ここで目地キープ6は、隣接する透水性天然石敷石の目地キープ7aと7b間 にインターロックされ、目地キープ7aと7bは、隣接する透水性天然石敷石の 目地キープ6をインターロックすることができる。 さらに、この透水性天然石敷石Abの各側面には、目地キープ6、7aと7b の他に複数条の縦溝8が形成されている。 また、この透水性天然石敷石Abの裏面には、船形スリット14sと直交する 5条の定着用の溝9が形成されている。
【0025】 この実施例2では、船形スリット14sの長さを小さくできるので、透水性天 然石敷石Abの厚さにあまり左右されずに船形スリット14sの形成ができるの で、実施例1の場合に比較して、船形スリット14sの向き、配置数などの船形 スリット14sの形成パターンの選択幅を広げることができる。 この実施例では、船形スリット14sは、上面側のスリット長さが下面側のス リット長さより大きくなるように形成しているが、その逆になるように形成して もよい。この場合下面側からスリットの切削加工が行うことになる。
【0026】
【実施例3】 本考案の透水性天然石敷石の敷設例について、図18(a)、(b)に基づい て説明する。この実施例3では、実施例1で示したような透水孔を有する透水性 天然石敷石A(ただし、ここでは目地キープの形成位置が異なるものも使用)を 、乾式工法で敷設して歩道を舗装する場合の例を示している。 図18(a)、(b)において、16は路床で、その上に層厚が100mm程 度の砕石路盤17を敷設し、この砕石路盤17上に厚みが30mm程度の砂層1 8を形成し、この砂層18の上に本考案の透水性天然石敷石Aを複数並設して、 各透水性天然石敷石Aの裏面を定着用の溝9効果で砂層19に食い込ませるとと もに、隣接する透水性天然石敷石間で相対する目地キープ6と7a、7bをイン ターロックすることにより適度な間隔を保持して、隣接透水性天然石敷石側面の 縦溝8を含む目地間隙を形成し、上方から硅砂や砂などの砂類からなる目地材1 9を充填して結合させる。
【0027】 このようにして、多数の透水性天然石敷石Aを、乾式工法で敷設して舗装した 歩道においては、透水性天然石敷石A自体および目地材19層、砂層18、砕石 路盤17が十分に透水性を有するので、雨水や雪解水などの水を地中に容易に還 元させることができ、透水性舗装の要請に十分に応えることができる。 また、裏面に形成した溝9効果で、透水性天然石敷石の裏面と砂層18との接 触面積を大きくして砂層18に食い込ませた状態で安定的に定着させるので、定 着性を強化できる。 また、隣接する透水性天然石敷石A間では、側面の目地キープのインターロッ ク効果で、目地間隔を容易にかつ安定的に確保することができ、施工性を向上さ せるとともに透水性天然石敷石A間を目地間隙に目地材を充填して強固に結合す ることができ、耐久性を向上させることができる。
【0028】
【実施例4】 本考案の透水性天然石敷石の他の敷設例について、図19に基づいて説明する 。この実施例4では、実施例1で示したような透水孔を有する透水性天然石敷石 Aを用い乾式工法で敷設して歩道を舗装する場合の例を示しており、実施例3の 敷設例とは、砕石路盤17と砂層18との間に、透水性アスコン層20と透水シ ート21を敷設した点において異なるものである。実施例3と共通部分について は、一部説明を省略する。 図19において、16は路床で、その上に層厚が100mm程度の砕石路盤1 7を敷設し、この砕石路盤17上に層厚が50mm程度の透水性アスコン層20 を敷設し、この透水性アスコン層20の上に、不織布からなる透水シート21を 介して砂層18を敷設し、この砂層18の上に本考案の透水性天然石敷石Aを複 数並設して、各透水性天然石敷石Aの裏面を定着用の溝9効果で砂層19に食い 込ませるとともに、隣接する透水性天然石敷石間で相対する目地キープ6と7a 、7bをインターロックすることにより適度な間隔を保持して、隣接する透水性 天然石敷石間に側面の縦溝8を含む目地間隙を形成し、上方から硅砂や砂などの 砂類からなる目地材19を充填して結合させる。 このようにして、多数の本考案の透水性天然石敷石Aを、乾式工法で敷設して 舗装した歩道においては、実施例3と同様の効果に加え、透水性アスコン層20 と透水シート21の効果で、砂層18の砂の流失を防止して砂層18を長期にわ たって安定的に維持し、より安定した舗装構造を可能にする効果が得られる。
【0029】 なお、本考案の透水性天然石敷石による舗装構造は、上記の実施例に限定され るものではない。 本考案の透水性天然石敷石については、形状、サイズ、船形スリットの形状、 サイズ、形成パターン(向き、条数、配置など)、縦溝および定着用の溝の形状 、サイズ、形成パターン(向き、条数、配置など)、目地キープの形状、サイズ 、形成パターン(向き、条数、配置など)、インターロック構造、船形スリット や縦溝や定着用の溝の切削加工に用いるカッター(チェーンソーを含む)の構造 など、また、透水性天然石敷石による舗装構造については、砂層および下層を形 成する各種層の組み合わせ、砂層および各種層の形成材の種類、層厚、透水性天 然石敷石の貼り方(張り方)、目地材の種類等については、舗装対象、敷設スペ ース、荷重負荷条件等に応じて、上記の請求項を満足する範囲内で変更があるも のである。
【0030】
【考案の効果】
本考案の透水性天然石敷石は、加工性に優れた複数の船形スリットからなる透 水孔を形成して透水性に優れ、例えば野外の歩道や公園、広場等、比較的荷重負 荷の小さい人や乳母車、車椅子等の通行するところの舗装に用いて、雨水等を容 易に浸透させ地下水として還元させることができ、また、表面に雨水の水溜まり ができないこと、複数の透水孔がノンスリップ機能を果たすため滑り難いことか ら、歩行者、乳母車や車椅子使用者の通行に適し、バリアフリーな舗装構造の実 現も容易である。 また、本考案の透水性天然石敷石は、側面にインターロック構造の目地キープ を有し、隣接する透水性天然石敷石間での目地材を介在させた結合を安定的に確 保でき、また、側面の複数条の縦溝を形成した場合には、目地材を介在させた結 合をより安定的に確保し、さらに、裏面に複数条の定着用の凹凸(溝や窪み)を 形成した場合には、砂層に対する透水性天然石敷石の定着性をより安定されるな どの効果が得られる。 また、本考案の透水性天然石敷石を敷設する場合に、砂層と砕石路盤間に透水 性アスコン層と透水シートを介在させた場合には、砂層の砂の流失を防止して砂 層を長期にわたって安定的に維持し、より安定した舗装構造の維持が可能になる などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の透水性天然石敷石の実施例1を示す立
体説明図。
【図2】図1の透水性天然石敷石の平面説明図。
【図3】図1の本考案の透水性天然石敷石の正面説明
図。
【図4】図1の本考案の透水性天然石敷石の側面説明
図。
【図5】図1の本考案の透水性天然石敷石の裏面説明
図。
【図6】図2のAa−Ab矢視断面説明図。
【図7】図2のBa−Bb矢視断面説明図。
【図8】(a)図は、図1の本考案の透水性天然石敷石
の船形スリットを切削加工するカッター例を示す正面説
明図、(b)図は、(a)図のカッターの側面説明図。
【図9】図8のカッターの配置構造例を示す側面説明
図。
【図10】図1の透水性天然石敷石の目地キープのイン
ターロック構造例を示す平面説明図。
【図11】(a)〜(c)図は、透水性天然石敷石の目
地キープのインターロック構造の他の構造例を示す平面
説明図。
【図12】(a)図は、図1の本考案の透水性天然石敷
石の縦溝の切削加工例とカッター例を示す正面説明図、
(b)図は、(a)図のカッターの側面説明図。
【図13】図11のカッターの配置構造例を示す平面説
明図。
【図14】本考案の透水性天然石敷石の船形スリットの
幅形状例を示す断面説明図。
【図15】図13の船形スリットを切削加工するカッタ
ー例を示す側面説明図。
【図16】(a)図は、本考案の透水性天然石敷石の実
施例2を示す立体説明図、(b)図は、(a)図の透水
性天然石敷石の平面説明図、(c)図は、(b)図の裏
面説明図。
【図17】(a)図は、図16(b)図のDa−Db矢
視断面説明図、(b)図は、図16(b)図のCa−C
b矢視断面説明図と、船形スリットを切削加工するチェ
ーンソーの一例を示す側面説明図。
【図18】(a)図は、図1の本考案の透水性天然石敷
石による透水性舗装構造の実施例を示す側断面説明図、
(b)図は、(a)図の平面説明図。
【図19】図1の本考案の透水性天然石敷石による透水
性舗装構造の他の実施例を示す側断面説明図。
【図20】(a)図は、従来の天然石敷石と、天然石敷
石による排水性舗装構造例を示す側断面説明図、(b)
図は、(a)図の平面説明図。
【符号の説明】
(従来) 1 砕石路盤 2 砂層 3a,3b,3c,3d 天然石敷石 4 目地材 (本考案) A,A1,A2,A3,Aa,Ab 本考案の天然石
敷石 b 天然石ブロック df 段差面 5 透水孔 5s 船形スリット 5e 船形スリット端壁面 6 目地キープ 7a,7b 目地キープ 8 縦溝 9 定着用の溝 10 カッター 10a〜10e 超硬回転刃 10s 軸 11 カッター 11a〜11d 超硬回転刃 11s 軸 12 透水孔 12s 船形スリット 13 カッター 13a 超硬回転刃 13s 軸 14 透水孔 14s 船形スリット 14e 船形スリット端壁面 15 チェーンソー 15a チェーン(超硬回転刃装着) 15e 船形スリット端壁面 16 路床 17 砕石路盤 18 砂層 19 目地材 20 透水性アスコン層 21 透水シート

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然石を切断して得た天然石ブロック
    に、表裏に貫通し幅が1〜5mmの船形スリットからな
    る透水孔を複数条形成し、側面に、隣接する天然石敷石
    間に目地間隙を形成・保持する目地キープを一体に形成
    したことを特徴とする透水性天然石敷石。
  2. 【請求項2】 目地キープが、隣接する天然石敷石の目
    地キープとの間でインターロックされ、隣接する天然石
    敷石間の横ずれを防止可能に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の透水性天然石敷石。
  3. 【請求項3】 透水孔になる船形スリットが、透水性天
    然石敷石の厚み方向で幅が傾斜的に変化するように形成
    されたものであることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の透水性天然石敷石。
  4. 【請求項4】 側面に、複数条の縦溝を形成したことを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の透水
    性天然石敷石。
  5. 【請求項5】 裏面に、定着用の凹凸を形成したことを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の透水
    性天然石敷石。
  6. 【請求項6】 透水孔になる船形スリットが、回転軌跡
    が円形または長円形である超硬回転刃を備えたカッター
    で形成されたものであることを特徴とする請求項1〜請
    求項5のいずれかに記載の透水性天然石敷石。
  7. 【請求項7】 側面の縦溝が、回転軌跡が円形または長
    円形である超硬回転刃を備えたカッターで形成されたも
    のであることを特徴とする請求項4に記載の透水性天然
    石敷石。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    透水性天然石敷石を、砕石路盤上に敷設した砂層上に複
    数並設し、隣接する透水性天然石敷石の目地キープにイ
    ンターロックして横ずれ防止が可能な目地キープで5〜
    10mmの目地間隙を保持し、この目地間隙に砂や硅砂
    などからなる目地材を充填して結合したことを特徴とす
    る乾式工法による透水性天然石敷石による舗装構造。
  9. 【請求項9】 砂層が、砕石路盤に敷設した透水性アス
    コン層上に透水シートを介して敷設したものであること
    を特徴とする請求項8に記載の乾式工法による透水性天
    然石敷石による舗装構造。
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