JP3082888B2 - 取付け組合せ体 - Google Patents

取付け組合せ体

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JP3082888B2
JP3082888B2 JP05214152A JP21415293A JP3082888B2 JP 3082888 B2 JP3082888 B2 JP 3082888B2 JP 05214152 A JP05214152 A JP 05214152A JP 21415293 A JP21415293 A JP 21415293A JP 3082888 B2 JP3082888 B2 JP 3082888B2
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秀隆 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取付けの容易性を享受
しつつ、脱落の防止及び取付けの無方向性化を図る部材
を用いる取付け組合せ体に関する。
【0002】通信機器などの設備機器には、その設置場
所に保守要員を配置するか否かを問わず、取付け板等に
取り付け固定して設置するものがある。このような場合
に設置した機器が、長期に亘る振動や、地震等でも脱落
しないことが要求される。特に、無保守、無人の設置場
所ではその要請が強い。
【0003】又、通信機器は、設置場所において、例え
ば、上下の2方向のうちのいずれの方向でも容易に設置
方向を変更できることへの要請もある。しかるに、通信
機器に設けられる従来の取付け組合せ体は通信ケーブル
の導入方向に依存していたため、その導入方向への依存
が高い。このような依存性を排除したいという要求が
通信ケーブルの通信機器への取付けにはある。
【0004】
【従来の技術】従来の取付け組合せ体の1つの例を図
に示す。図10において、50,52は通信機器54
に設けられた取付け金具である。上側の取付け金具50
と下側の取付け金具52とは、そこに設けられた刳り抜
き部56,58の形状が図示のように異なる。上側の刳
り抜き部56は達磨型に、下側の刳り抜き部58は溝型
に形成されている。このように構成された上側の取付け
金具50と下側の取付け金具52とは、次のようにして
取付け板70に取り付けられる。
【0005】取付け板70に螺設された雌ねじ72に取
付け金具50の板厚より浮かした状態に螺入(以下「仮
締め」という。)されている雄ねじ(以下、止めね
という。)74に上側の取付け金具50を引っ掛け
る。一方で、取付け板に螺設された雌ねじ(図示せず)
仮締めされている止めねじ76に沿って下側の取付け
金具52の刳り抜き部58を下向きに移動させる。
【0006】そして、達磨型の刳り抜き部56の小径部
に止めねじ74が達したとき、止めねじ74,76を締
め付けて取り付け金具50,52を取付け板70に固定
することで、通信機器54を取付け板70に取り付け
る。
【0007】他の例を図11に示す。この例は、図10
に示した取付け組合せ体と次の点において異なる。図
では、引掛け機能と、取付け金具の固定とを1本のね
じで行うように構成しているが、図11の例では引掛け
機能と固定機能とを別の素子で行うように構成したもの
である。即ち、引掛け機能は、取付け板に突設された引
掛け金具80に、又固定機能は、止めねじ82及び雌ね
じ84で行うようにしたものである。その他の点は、図
10に示した取付け組合せ体とほぼ同じである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す従来の取
付け組合せ体では、予め止めねじ74を仮締めさせた状
態において、通信機器54を保持して達磨型の刳り抜き
部56を止めねじ74に引掛けて刳り抜き部56の溝部
に止めねじ56のねじ部を入れて止めねじ56を螺入さ
せ、強く締め付けることにより、通信機器54を取付け
板70に固定することができる。通信機器54の奥行き
がある場合でも、取付け板70に通信機器54を取り付
けることが容易である。
【0009】しかし、止めねじ56が、振動、地震など
で緩むと、その振動などで止めねじ56から引掛け金具
50が外れ易い。又、引掛け金具50には達磨型の刳り
抜き部56が、引掛け金具52には、溝型の刳り抜き部
58が形成されているので、通信機器54を上下を反対
にして取り付けることはできない。
【0010】又、図11に示す取付け組合せ体でも、取
付けの容易性は得られるが、通信機器54に奥行きがあ
る場合でも、止めねじ82をドライバで雌ねじ84に螺
入させなければならないので、その取付けが困難とな
る。従って、作業性が悪い。
【0011】本発明は、斯かる技術的課題に鑑みて創作
されたもので、取付けの容易性を享受しつつ、脱落防止
及び取付けの無方向性化を達成し得る取付け組合せ体を
提供することをその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
取付け組合せ体を、取付け体1の平面部に設けられた雌
ねじ2及び該雌ねじ2から所定間隔だけ隔てて前記取付
け体1に設けられた回り止め穴3と、前記雌ねじ2に螺
入される止めねじ4と、該止めねじ4のねじ部を挿通さ
せるに充分な径の穴5を形成した座板部6、該座板部6
の周辺から前記回り止め穴3に嵌合可能に立設された回
り止め案内部7、及び前記座板部6の穴5の中心に対し
該回り止め案内部7からほぼ180度変位した位置に形
成された係止部8を有する係止部材9と、被取付け体1
0から前記取り付け体1の平面部と平行して延設され、
前記係止金具9を挿通させるに充分な大きさの穴部11
及び該穴部11のうちの前記係止部8に対応する穴部分
12の縁部から所定距離だけ隔てられた位置に形成され
た係止穴13を有する引掛け平板材14とで構成したこ
とを特徴とする。請求項1に係る発明の中に示す参照番
号は、図1乃至図4に示す実施例の中の参照番号の後に
括弧して示す。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
取付け組合せ体において、引掛け部材14を固定位置に
移動させたときに該引掛け部材14の係止穴13の位置
と対応する取付け体1の位置に、係止部8を挿通させる
に充分な大きさの穴15を設けたことを特徴とする。請
求項2に係る発明の特徴部分に示す参照番号は、図5に
示す実施例の中の参照番号の後に括弧して示すと共に、
請求項1に係る発明において用いる参照番号であって、
請求項1に係る発明においても使用している参照番号
は、図1乃至図4に示す実施例の参照番号の後に括弧し
て示す。
【0014】請求項3に係る発明は、取付け組合せ体
を、取付け体1の平面部に設けられた雌ねじ2と、該雌
ねじ2から所定間隔だけ隔てて前記取付け体1に設けら
れた穴16と、前記雌ねじ2に螺入される止めねじ4
と、該止めねじ4の頭部を挿通させるに充分な大きさの
穴部17と、前記雌ねじ2に仮締めされた状態にある前
記止めねじ4の頭部を前記穴部17に挿通した状態で当
止めねじ4のねじ部18を少なくとも前記所定間隔移
動可能とする溝部19とを有するものであって、前記ね
じ部18が前記溝部19内を前記所定間隔移動した状態
において、前記穴16に挿入可能となる所定長(L1)
係止部21前記穴16に向けて立設されている引掛
け平板材22とで構成したことを特徴とする。請求項3
に係る発明の特徴部分に示す参照番号は、図6,図7
示す実施例の中の参照番号の後に括弧して示すと共に、
請求項1及び請求項2に係る発明において用いる参照番
号であって、請求項3に係る発明においても使用してい
る参照番号は、図1及び図2に示す実施例の参照番号の
後に括弧して示す。
【0015】請求項4に係る発明は、取付け組合せ体
を、取付け体1の平面部に設けられた雌ねじ2と、該雌
ねじ2から所定間隔だけ隔てた位置で前記取付け体1か
ら立設された所定長L11の第1の部材23と、前記雌
ねじ2に螺入される止めねじ4と、該止めねじ4の頭部
を挿通させるに充分な大きさの穴部17と、前記雌ねじ
4に仮締めされた状態にある前記止めねじ4の頭部を前
記穴部17に挿通した状態で当該止めねじ4のねじ部1
を少なくとも前記所定間隔移動可能とする溝部19
を有する引掛け平板材24とで構成したことを特徴とす
る。請求項4に係る発明の特徴部分に示す参照番号は、
8,図9に示す実施例の中の参照番号の後に括弧して
示すと共に、請求項1及び請求項2に係る発明において
用いる参照番号であって、請求項4に係る発明において
も使用している参照番号は、図1及び図2に示す実施例
の参照番号の後に括弧して示す。
【0016】
【作用】請求項1に係る発明は、図1乃至図4に示すよ
うに、止めねじ4を雌ねじ2に所定量だけ螺入させて仮
締めした後に、係止金具9を被取付け体の引掛け部材1
4の穴部11内を通り抜けさせる。そして係止部材9の
回り止め案内部7を取付け体1の回り止め穴3に挿入し
て被取付け体10を取付け板1に仮止めする。
【0017】然る後に、引掛け部材14を下方に引き下
げて引掛け部材14の係止穴13に係止部8を挿入し、
止めねじ4を締め付けて被取付け体を取付けに固定す
る。被取付け体の奥行きが大きくても、止めねじ4を予
め螺入させて置けるので、被取付け体の取付け容易
なると共に、止めねじ4が、振動によって緩んだ場合で
あっても、係止部材9の係止部8が、係止穴13から抜
けでるまで、被取付け体10は、取付け状態となってい
るから、被取付け体10の脱落防止に役立つ。
【0018】請求項2に係る発明は、図5並びに図1及
び図2に示すように、請求項1に係る発明において、引
掛け部材14の厚さが、係止部材9の係止部8の長さよ
りも薄いとき、係止部8を逃がす機能を穴15に奏させ
るようにしたことに、その特徴部分がある。その他の作
用効果は、請求項1に係る発明と同一である。
【0019】請求項3に係る発明は、図6並びに図1及
び図2に示すように、請求項1に係る発明の係止部材9
を用いる代わりに、その脱落防止機能を取付け体1の穴
16と引掛け部材22の係止部21とに持たせるように
した点に、その特徴部分がある。取付け容易性は、雌ね
じ2と、止めねじ4とによって得られる。
【0020】請求項4に係る発明は、図並びに図1及
び図2に示すように、請求項1に係る発明の係止部材9
を用いる代わりに、その脱落防止機能を取付け体1に立
設された第1の部材23に持たせるようにした点に、そ
の特徴部分がある。取付け容易性は、雌ねじ2と、止め
ねじ4とによって得られる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す。図1にお
いて、通信機器30を取付け板32に取り付ける様子を
示す斜視図である。34,36は、通信機器などの本体
34に設けられた引掛け金具を示す。引掛け金具34,
36には、それぞれ達磨型の刳り抜き部38,40が設
けられている。42,44は止めねじである。止めねじ
42は、取付け板32に設けられた雌ねじ46に螺入さ
れる。止めねじ44も同様であるが、図面を簡単にする
ため、止めねじ44に対応する雌ねじは図に示してな
い。
【0022】図2は、図1に示す取付け組合せ体の詳細
図を示す。図2において、図1と同一の構成要素には同
一の参照番号を付してその説明を省略する。図2におい
て、48はストッパー金具であり、ストッパー金具48
には、座板部481 、回り止めガイド482 、及びスト
ッパー483 が設けられている。ストッパー金具48の
座板部481 の大きさ(半径)は、刳り抜き部38の大
径部38Lよりも小さく形成されている。つまり、スト
ッパー金具48は、刳り抜き部38を経て通り抜けるよ
うな寸法に形成されている。尚、ストッパー48は、引
掛け金具34,36の何れか一方に配置される。この実
施例では、引掛け金具34側に配置されている。
【0023】このように構成される取付け組合せ体を用
いて通信機器30を取付け板32へ取り付ける方法を以
下に説明する。止めねじ42を、ストッパー金具48を
挿通させた状態で、取付け板32の雌ねじ46に、引掛
け金具34の板厚よりも取付け板32の板面から隔てた
状態に仮締めさせる。止めねじ44については、スト
ッパー金具48は用いられない。又、止めねじ44につ
いては、この時点で仮締めされるが、この仮締めを行わ
ずに、通信機器30を固定する際に直接本締めをしても
よい。
【0024】然る後に、その止めねじ42及びストッパ
ー金具48を上側の引掛け金具34の刳り抜き部38内
通過させ、ストッパー金具48の回り止めガイド48
2 を取り付け板32の回り止め穴50に挿入させる。
トッパー金具48が配置されていない下側の引掛け金具
36に関しても、仮締めされた止めねじ44が、当該刳
り抜き部40内に通過される。このとき、ストッパー金
具48は、図3に示すように、引掛け金具34よりも取
付け板32から離隔した状態に保持されている(仮締め
状態)。引掛け作業を首尾よく行うためである。これに
より、通信機器30は、上側の引掛け金具34及び下側
の引掛け金具36を介して取付け板32へ仮止めされ
る。
【0025】このようにして通信機器30の仮止めを行
うことができるので、周囲に設置作業に十分なスペース
が無かったり、通信機器30の奥行きが大きい場合にお
いても、取付け作業性が向上し、通信機器30の取付け
板32への取付けが容易になる。
【0026】通信機器30の仮止めの状態において、通
信機器30全体を下方に移動させる。この状態からスト
ッパー金具48を取付け板32の方へ押すと、ストッパ
ー金具48のストッパー483 は、引掛け金具34のス
トッパー穴52内へ挿入される。
【0027】この状態において、仮締めされている止め
ねじ42,44を、更にねじ込めば、ストッパー48 3
がストッパー穴52内に固定され(止めねじ42,44
の「 本締め」)、通信機器30、取付け板32に完全
に固定される(図4参照)。このように固定された通信
機器30は止めねじ42,44が振動などによ
でも、止めねじ42が引掛け金具34の板厚分よりも大
きく緩まない限り、ストッパー483 がストッパー穴5
2から抜け出し、且つ回り止めガイド482が回り止め
穴50から抜け出さないから、取付け板32から脱落す
ることは無
【0028】又、引掛け金具44の刳り抜き部40及び
ストッパー穴53の形状は、前記した引掛け金具34の
刳り抜き部38及びストッパー穴52と同じである。即
ち、通信機器30に対して、引掛け金具34,刳り抜き
部38、ストッパー穴52と引掛け金具44,刳り抜き
部40、ストッパー穴53とは、上下対象となってい
。従って、通信機器30をひっくり返しても、同様
に、その通信機器30を取付け板32へ取り付けること
がてきる。
【0029】図5は、請求項2に係る発明の一実施例
で、引掛け金具34の板厚が薄い場合の実施例を示す。
この実施例では、取付け板32にストッパー483 の逃
げ穴60設けられている
【0030】この実施例によれば、引掛け金具34の板
厚がストッパー48 3 の長さより薄い場合でも、止めね
じ42を本締めした場合にストッパー48 3 の先端部分
逃げ穴60内に挿通されるから、通信機器30の取付
け板32への取付けには、支障はない。他の作用効果
、前記請求項1に係る発明の一実施例と同様である。
【0031】図6は、請求項3に係る発明の一実施例を
示す。この実施例は、ストッパー機能を引掛け金具35
に設けた実施例である。従って、図1乃至図4に示す発
明の実施例とは異なってストッパー金具48を用いな
い。この図6は、上側の引掛け金具35による取付部分
のみを示している。
【0032】図6において、62は引掛け金具35の上
端に設けられたストッパーである。64はストッパー6
2を受け入れるストッパー挿入穴である。ストッパー挿
入穴64及びストッパー62は、多少下向きであっても
よい。通信機器30の脱落防止の向上になるからであ
る。49は刳り抜き部であり、49Sはその上側に形成
された溝部である。溝部49Sの縁部とストッパー62
との間隔は、ほぼ雌穴46の上端とストッパー挿入穴6
4の下端との間隔である。その他の参照番号は、図1乃
至図4に示す構成要素と同一の構成要素には同一の参照
番号を付してその逐一の説明は省略する。但し、刳り抜
き部49の大きな刳り抜き部分は、止めねじ42が通り
抜けるのに十分な大きさに形成される。尚、下側の引掛
け金具35(図6では省略されている)に関しては、上
側の引掛け金具35の刳り抜き部49と同じく溝部が上
側(図中、上向き)に刳り抜き部49が形成されてい
る。
【0033】このように構成される取付け組合せ体を用
いて通信機器30を取付け板32へ取り付ける方法を、
図7を用いて説明する。 止めねじ42を、取付け板32
の雌ねじ46に、引掛け金具34の板厚よりも取付け板
32の板面から隔てた状態に仮締めさせる。又、止めね
じ44(図6では省略されている)も、この時点で仮締
めされる。 そして、止めねじ42、44を、上下の引掛
け金具35,35の刳り抜き部49,49内に通過させ
る。これにより、通信機器30は、上側の引掛け金具3
4及び下側の引掛け金具36を介して取付け板32へ仮
止めされる。ここまでの状態を図7(a)に示す。 この
仮止めの状態において、通信機器30全体を下方に移動
させる(図7(b))。 この状態から引掛け金具35,
35を通信機器30と共に、取付け板32の方へ押す
と、ストッパー62がストッパー挿入穴64内に挿入さ
れる。 この状態で、仮締めされている止めねじ42,4
4を更にねじ込めば、ストッパー62がストッパー挿入
穴64に固定され(止めねじ42,44の「本締
め」)、通信機器30が、取付け板32に完全に固定さ
れる。ここまでの状態を図7(c)に示す。 このように
固定された通信機器30は、止めねじ42,44が振動
などにより緩んでも、止めねじ42が、ストッパー62
の長さL1以上に緩まない限り(少なくとも図7(b)
の状態まで)、引掛け金具35がストッパー62に抑え
られるので、取付け板32から脱落することは無い。
【0034】図は、請求項4に係る発明の一実施例を
示す。この実施例は、ストッパー機能を有するストッパ
ー66を取付け板32に設けたものである。尚、図示例
では、ストッパー66は、取付け板32から垂直に設け
られているが、必ずしも垂直でなくてもよい多少下向き
であってもよい。ストッパー66は、ストッパー機能を
果たし得る構造であれば、その形状は、図示例のものに
限られないここで、35は引掛け金具である。刳り抜
き部51の大きな刳り抜き部分は、止めねじ42が通り
抜けるのに十分な大きさに形成される。51Sは溝部で
ある。溝部51Sの上端と引掛け金具35の上端との間
隔は、ほぼ雌ねじ46の上端とストッパー66の下面と
の間隔である。その他の参照番号は、図1乃至図4に示
す構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し
てその逐一の説明は省略する。
【0035】このように構成される取付け組合せ体を用
いて通信機器30を取付け板32へ取り付ける方法を図
9を用いて以下に説明する。 先ず、止めねじ42を、取
付け板32の雌ねじ46に、引掛け金具34の板厚より
も取付け板32の板面から隔てた状態に仮締めさせる。
止めねじ44(図8,図9では省略されている)も、こ
の時点で仮締めされる。この仮締め状態では、止めねじ
42,44のねじ部43,43の長さL10は、ストッ
パー66の長さL11より、少なくとも板厚分長い。
して、止めねじ42、44を、上下の引掛け金具35,
35の刳り抜き部49,49内に挿通させる(図9
(a))。 然る後、通信機器30全体を下方に移動させ
る(図9(b))。
【0036】この状態から引掛け金具35,35を通信
機器30と共に、取付け板32の方へ押すと、引掛け金
具35の上端部が、ストッパー66に押さえ込まれる。
この仮止めの状態において、止めねじ42,44を更に
ねじ込めば(本締め)、通信機器30が、取付け板32
に完全に固定される。ここまでの状態を図9(c)に示
す。 このように固定された通信機器30は、止めねじ4
2,44が振動などにより緩んでも、止めねじ42が、
ストッパー66の長さL11以上に緩まない限り(少な
くとも図9(b)の状態まで)、引掛け金具35が上方
よりストッパー66に抑えられるので、取付け板32か
ら脱落することは無い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、取
付け体に被取付け体を取り付け可能なだけ止めねじを
締めさせた状態で、被取付け体の引掛け部材の係止部材
を介して、又は引掛け部材自体を取付け体に係止させて
止めねじを固定(本締め)するようにしたので、取付け
容易性を享受しつつ、脱落防止性を向上させることがで
きる。従って、被取付け体に奥行きがある場合でも、取
付けが容易であると共に、振動などで被取付け体が脱落
するのを防止することができる。
【0038】又、引掛け部材を上下対称に構成してある
ので、取付けの無方向化を達成することがてきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の一実施例を示す図であ
る。
【図2】図1の発明要部を拡大して示す図である。
【図3】図1の実施例の引掛け中の状態を示す図であ
る。
【図4】図1の実施例において取付け板へ通信機器を固
定した状態を示す図である。
【図5】請求項2に係る発明の一実施例を示す図であ
る。
【図6】請求項3に係る発明の一実施例を示す図であ
る。
【図7】請求項4に係る発明の一実施例において取付け
板へ通信機器を固定する方法を示す図である。
【図8】請求項4に係る発明の一実施例を示す図であ
る。
【図9】 請求項4に係る発明の一実施例において取付け
板へ通信機器を固定する方法を示す図である。
【図10】 従来の1つの取付け組合せ体を示す図であ
る。
【図11】 従来の他の取付け組合せ体を示す図である。
【符号の説明】
30 通信機器 32 取付け板 34 引掛け金具 38 刳り抜き部 38L 大径部 38S 溝部 42 止めねじ 46 雌ねじ 48 ストッパー金具 481 座板部 482 回り止めガイド 483 ストッパー 50 回り止め穴 62 ストッパー 64 ストッパー挿入穴 66 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 5/02 H05K 7/12 H05K 7/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け体(1)の平面部に設けられた雌
    ねじ(2)と、 該雌ねじ(2)から所定間隔だけ隔てて前記取付け体
    (1)に設けられた回り止め穴(3)と、 前記雌ねじ(2)に螺入される止めねじ(4)と、 該止めねじ(4)のねじ部を挿通させるに充分な径の穴
    (5)を形成した座板部(6)、該座板部(6)の周辺
    から前記回り止め穴(3)に嵌合可能に立設された回り
    止め案内部(7)、及び前記座板部(6)の穴(5)の
    中心に対し該回り止め案内部(7)からほぼ180度変
    位した位置に形成された係止部(8)を有する係止金具
    (9)と、 被取付け体(10)から前記取付け体(1)の平面部に
    平行して延設され、前記係止金具(9)を挿通させるに
    充分な大きさの穴部(11)及び該穴部(11)のうち
    の前記係止部(8)に対応する穴部分(12)の縁部か
    ら所定距離だけ隔てられた位置に形成された係止穴(1
    3)を有する引掛け平板材(14)とから成る取付け組
    合わせ体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の取付け組合せ体におい
    て、 引掛け部材(14)を固定位置に移動させたときに該引
    掛け部材(14)の係止穴(13)の位置と対応する取
    付け体(1)の位置に、係止部(8)を挿通させるに充
    分な大きさの穴(15)を設けたことを特徴とする取付
    け組合せ体。
  3. 【請求項3】 取付け体(1)の平面部に設けられた雌
    ねじ(2)と、 該雌ねじ(2)から所定間隔だけ隔てて前記取付け体
    (1)に設けられた穴(16)と、 前記雌ねじ(2)に螺入される止めねじ(4)と、 該止めねじ(4)の頭部を挿通させるに充分な大きさの
    穴部(17)と、前記雌ねじ(2)に仮締めされた状態
    にある前記止めねじ(4)の頭部を前記穴部(17)に
    挿通した状態で当該止めねじ(4)のねじ部(18)
    少なくとも前記所定間隔移動可能とする溝部(19)
    を有し、前記ねじ部(18)が前記溝部(19)内を前
    記所定間隔移動した状態において、前記穴(16)に挿
    入可能となる所定長(L1)の係止部(21)前記穴
    (16)に向けて立設されている引掛け平板材(22)
    とから成る取付け組合せ体。
  4. 【請求項4】 取付け体(1)の平面部に設けられた雌
    ねじ(2)と、 該雌ねじ(2)から所定間隔だけ隔てた位置で前記取付
    け体(1)から立設された所定長(L11)の第1の部
    材(23)と、 前記雌ねじ(2)に螺入される止めねじ(4)と、 該止めねじ(4)の頭部を挿通させるに充分な大きさの
    穴部(17)と、前記雌ねじ(4)に仮締めされた状態
    にある前記止めねじ(4)の頭部を前記穴部(17)に
    挿通した状態で当該止めねじ(4)のねじ部(18)
    少なくとも前記所定間隔移動可能とする溝部(19)
    を有する引掛け平板材(24)とから成る取付け組合せ
    体。
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