JP3082361B2 - 車両のウインドシールドガラスの位置決め装置 - Google Patents

車両のウインドシールドガラスの位置決め装置

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JP3082361B2
JP3082361B2 JP03289444A JP28944491A JP3082361B2 JP 3082361 B2 JP3082361 B2 JP 3082361B2 JP 03289444 A JP03289444 A JP 03289444A JP 28944491 A JP28944491 A JP 28944491A JP 3082361 B2 JP3082361 B2 JP 3082361B2
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windshield glass
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positioning device
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和広 深澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の開口部にウイン
ドシールドガラスを配置する際、ウインドシールドガラ
スの位置決めをする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、車体のウインドシー
ルドガラス取付け用の開口部10の上縁に固定される基
部11および係止部12を有するストッパ13と、開口
部10に配置されるウインドシールドガラス14の下側
面に固定される、つめ部16を有するスペーサ15とを
備えるウインドシールドガラスの位置決め装置が提案さ
れている(実開平3-42411 号公報)。
【0003】前記位置決め装置では、スペーサ15のつ
め部16は、ウインドシールドガラス14がその面に直
交する上下方向へ動くとき、ストッパ13の係止部12
に設けた穴17内を移動する。そして、つめ部16が穴
端に突き当ったとき、ウインドシールドガラス14の上
下方向への所定以上の動きを阻止する。また、スペーサ
15のつめ部16が設けられている当接面18は、ウイ
ンドシールドガラス14がその面に沿って下方向へ動く
とき、係止部12に接触して所定以上の動きを阻止す
る。これにより、ウインドシールドガラスは位置決めさ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ウインドシールドガラ
ス14のその面に直交する下方向への動き量は、つめ部
16が係止部12の穴17の下穴端に突き当ることによ
り、または、穴17を基部11まで伸ばしても、スペー
サ15のつめ部16が基部11に突き当ることにより規
制され、ウインドシールドガラスの設計レベル値からの
下方向への許容動き量が少ない。そのため、ウレタン接
着剤19が硬化する前に、たとえばウインドモールを装
着すべく、ウインドシールドガラス14にその面に直交
する方向の力を加えると、局部的な応力が発生してウイ
ンドシールドガラス14に割れが生ずる可能性がある。
【0005】したがって、本発明の目的は、ウインドシ
ールドガラスの設計レベル値からの下方向への動き量を
大きくすることができる、車両のウインドシールドガラ
スの位置決め装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体のウイン
ドシールドガラス取付け用の開口部の上縁に固定される
基部および係止部を有するストッパと、前記開口部に配
置されるウインドシールドガラスの下側面に固定される
スペーサとを備えるウインドシールドガラスの位置決め
装置である。前記スペーサは、前記ウインドシールドガ
ラスがその面に直交する上方向へ動くとき、前記ストッ
パの係止部に係合して所定以上の動きを阻止するつめ部
を有する。前記ストッパの基部は、前記ウインドシール
ドガラスがその面に直交する下方向へ動くとき、前記ス
ペーサのつめ部が進入可能な被進入口を有する。
【0007】
【作用および効果】ウインドシールドガラスにその面に
直交する下方向の寸法のばらつきが生ずると、スペーサ
のつめ部がストッパの基部の被進入口に進入し、前記ば
らつきを吸収する。
【0008】ウインドシールドガラスの設計レベル値か
ら下方向への許容動き量が増した結果、ウインドシール
ドガラスにその面に直交する下方向の寸法のばらつきが
生じても、スペーサとストッパとが接触するのを実質的
に避けることができる。これによって、ウインドシール
ドガラスが局部的な応力状態になるのを防止でき、ウイ
ンドシールドガラスに割れが生ずるのを防ぐことができ
る。
【0009】ウインドシールドガラスが局部的な応力状
態になるのを防止できることから、ウインドシールドガ
ラスを位置決めした後のウインドモールの組付け作業
を、特に熟練を要することなく行うことができ、作業性
を向上できる。
【0010】
【実施例】ウインドシールドガラスの位置決め装置は、
図1および図4に示すように、車体20のウインドシー
ルドガラス22の取付け用の開口部24の上縁に固定さ
れるストッパ26と、ウインドシールドガラスの下側面
に固定されるスペーサ28とを備える。
【0011】ストッパ26は、図2に詳細に示すよう
に、基部30および係止部31を有する。図示の実施例
では、ストッパ26は、熱硬化性の耐熱樹脂によって成
形されており、基部30は、平面形状が台形状となるよ
うに平坦に形成されている。他方、係止部31は、基部
30の両端部から立ち上がった一対の連結部分31a
と、連結部分31a間に設けられた溝部分31bと、溝
部分31bから突出され、基部30と平行になったつめ
部分31cとを有する。
【0012】車体20の開口部24の上縁21のエッジ
部には、図1および図4に示すように、左右2箇所で上
向きに湾曲した挿入部分21aが形成されている。スト
ッパ26の基部30の下側面に、熱硬化性の接着剤から
なる粘着面を有する両面テープ34の一面を接着し、両
面テープ34の他面を開口部24の上縁21に接着する
と共に、溝部分31bに挿入部分21aを差し込んで、
ストッパ26が上縁21に固定されている。車体20が
塗装工程の乾燥炉を通過するときの高温で、両面テープ
の粘着面が硬化し、ストッパ26は強固に固定される。
【0013】この実施例のように、車体の開口部24の
上縁21に形成した、上向きに湾曲した挿入部分21a
をストッパ26の溝部分31bに差し込むようにすれ
ば、車体に対するストッパの位置決めを正確にでき、ま
たストッパ26にウインドシールドガラス22の面に沿
う下方向Aの荷重が加わっても、ストッパ26を堅固に
固定できる。
【0014】スペーサ28は合成樹脂で成形されたもの
で、基部36と、つめ部37とを有し、断面形状がクラ
ンク状を呈するように形成されている。基部36を両面
テープ38の一面に接着し、両面テープ38の他面をウ
インドシールドガラス22の下側面に接着して、スペー
サ28は、ウインドシールドガラス22の下側面に固定
されている。
【0015】スペーサ28のつめ部37は、スペーサ2
8をウインドシールドガラス22の下側面の正規の位置
に取り付けた状態では、ウインドシールドガラス22が
その面に直交する上方向Bへ動くとき、ストッパ26の
係止部31のつめ部分31cに係合して所定以上の動き
を阻止する。
【0016】ストッパ26の基部30は、ウインドシー
ルドガラス22がその面に直交する下方向Cへ動くと
き、スペーサ28のつめ部37が進入可能な被進入口4
0を有する。図2に示した実施例では、被進入口40
は、平面形状が四角形の貫通した穴である。図3に詳細
に示すように、スペーサ28のつめ部37は被進入口4
0に進入し、ストッパの基部30の厚みD1と、基部30
に接着した両面テープ34の厚みD2に相当するだけ、下
方向Cへ移動できる。換言すれば、スペーサ28の下方
向Cへの許容動き量が、前記厚み(D1+D2)に相当するだ
け、増している。
【0017】ウインドシールドガラス22の位置決め
は、次のように行う。ストッパ26を開口部24の上縁
21に取り付ける。一方、ウインドシールドガラス22
の車体への取付け状態で下側となる面を上向きとし、ス
ペーサ28を両面テープ38でウインドシールドガラス
22に接着する。さらに、ダム42を接着し、ウレタン
接着剤44を塗布した後、ウインドシールドガラス22
を反転し、作業者は、スペーサ28のつめ部37とスト
ッパ26の係止部31が引っ掛るように、開口部24に
おく。この状態で、スペーサ28のつめ部37は、スト
ッパ26の係止部31に係合可能となり、ウインドシー
ルドガラス22の浮き上がりが防止される。
【0018】ウレタン接着剤44が固まる前に、ウイン
ドシールドガラス22を上縁21に向けて押し付けた
り、ウインドモール46を組み付けたりする。このと
き、ウインドシールドガラス22にその面に直交する下
方向Cの寸法のばらつきがあっても、スペーサ28のつ
め部37がストッパ26の被進入口40に進入可能であ
ることから、スペーサ28とストッパ26とが接触する
ことによる局部的な応力は発生しない。そのため、ウイ
ンドシールドガラス22の押付けや、ウインドモール4
6の組付けの際、ウインドシールドガラス22に割れが
生ずるおそれは実質的にない。
【0019】ウインドシールドガラス22を所定位置に
取り付けた後、内装トリム50を配置し、開口部24を
車室側で覆う。
【0020】なお、前記実施例では、ストッパの基部3
0に設ける被進入口40は、貫通した穴であるが、これ
に代え、切欠きとすることもでき、またストッパの基部
30の厚みが十分にある場合には、凹みとすることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のウインドシールドガラスの
位置決め装置の使用状態を示す断面図で、図4の1−1
線に沿って切断したものである。
【図2】本発明に係る車両のウインドシールドガラスの
位置決め装置の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る車両のウインドシールドガラスの
位置決め装置の作用を示す図1と同様な断面図である。
【図4】車両の一部を示す斜視図である。
【図5】従来の位置決め装置の断面図である。
【符号の説明】
20 車体 21 上縁 22 ウインドシールドガラス 24 開口部 26 ストッパ 28 スペーサ 30 基部 31 係止部 37 ストッパ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のウインドシールドガラス取付け用
    の開口部の上縁に固定される基部および係止部を有する
    ストッパと、前記開口部に配置されるウインドシールド
    ガラスの下側面に固定されるスペーサとを備え、該スペ
    ーサが、前記ウインドシールドガラスがその面に直交す
    る上方向へ動くとき、前記ストッパの係止部に係合して
    所定以上の動きを阻止するつめ部を有する、ウインドシ
    ールドガラスの位置決め装置であって、前記ストッパの
    基部は、前記ウインドシールドガラスがその面に直交す
    る下方向へ動くとき、前記スペーサのつめ部が進入可能
    な被進入口を有する、車両のウインドシールドガラスの
    位置決め装置。
JP03289444A 1991-10-09 1991-10-09 車両のウインドシールドガラスの位置決め装置 Expired - Lifetime JP3082361B2 (ja)

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