JP3082303U - 流量抑制用コマ - Google Patents
流量抑制用コマInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、水栓を無意識に全開にしても、ある
程度以上の水量が流出しないように最大水量を抑制でき
る流量抑制用コマを、更に改善することを目的としてな
されたものである。 【解決手段】流量抑制用コマ1は、4本の貫通孔14,
15,16,17は、各貫通孔は管の中心軸の周りに同
じ方向にねじれた状態で斜めに配設されている。
程度以上の水量が流出しないように最大水量を抑制でき
る流量抑制用コマを、更に改善することを目的としてな
されたものである。 【解決手段】流量抑制用コマ1は、4本の貫通孔14,
15,16,17は、各貫通孔は管の中心軸の周りに同
じ方向にねじれた状態で斜めに配設されている。
Description
【0001】
本考案は、洗面台等の水栓における水量を抑制するために、配管内及び水栓器 具に装着する水量抑制コマに関するものである。
【0002】
従来より、洗面台等の水栓を開くと、その開度に応じて流量が増大するように 構成されている。例えば、図5のグラフに示したように、流量は開度に応じて増 大する。
【0003】
ところが、実際に必要な水量は、図5のグラフにおける最大水量の半分程度で 充分な場合が多い。即ち、水栓の開度としては12%程度で充分である。しかし 、更に、50〜100%と開けてしまうので、余分の水が出て無駄になっていた のである。 かといって、全開にせずに、開度が12%程度になるように常時心掛けること は、殆ど期待できるものではない。特に、不特定多数の人が使用する場合には、 節水を期待することすら困難である。 水量を絞るために元栓を絞ってしまうと、その系統の全ての水圧が下がり、不 便であるという問題がある。
【0004】 そこで、出願人は、無意識に全開にしても、ある程度以上の水量が流出しない ように最大水量を抑制できる流量抑制用コマを、実用新案登録第3006850号、301 40894号において既に提案している。 本考案は、前記考案の流量抑制用コマを更に改善することを目的としてなされ たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案にかかる請求項1の流量抑制用コマは、筒状の管に内装する基本形状が 柱状であって内部に流入側から流出側へ貫通する貫通孔が設けられた流量抑制用 コマにおいて、貫通孔は2本以上設けられているとともに、各貫通孔は管の中心 軸の周りに同じ方向にねじれた状態で斜めに配設されていることを特徴としてい る。 そして、請求項2の流量抑制用コマは、筒状の管に内装する基本形状が柱状で あって内部に流入側から流出側へ貫通する貫通孔が設けられた流量抑制用コマに おいて、貫通孔は少なくとも2本設けられているとともに、各貫通孔は管の中心 軸の周りに流れ方向に向かって反時計廻り方向に、管の中心軸に対して1度以上 45度以下の角度でねじれた状態で斜めに配設されている。 そして、請求項3では、貫通孔を4本とした。 そして、請求項4では、流入側面は凹面状に構成して、この凹面部分に貫通孔 の流入口が開口している構成とした。
【0006】
本考案においては、柱状の流量抑制用コマを筒状の管の内断面に内装したとき 、複数の貫通孔は管の中心軸に対して時計廻り方向にねじれた状態で配設されて いるので、各貫通孔の開口から流出する水は、管の中心軸に対してねじれた水流 となって流出する。 従って、筒状の管の中をらせん状の水流となって流れるので、異音の発生も少 なく、最小水量から最大水量まで流れやすくなる。 なお、貫通孔の大きさと、ねじれの角度や、貫通孔の本数等の条件によって、 所望の最大流量に設定することができる。 また、貫通孔を4本とすれば、十分な水量まで通過させることができる。 また、流量抑制用コマは青銅鋳物,真鍮,もしくはステンレススチールで形成 すると、強度的に優れ、腐食しにくい。 また、流量抑制用コマは樹脂で形成すると、製造が容易であり、腐食しにくい 。
【0007】
以下に、本考案にかかる流量抑制用コマを、その実施形態を示した図面に基づ いて詳細に説明する。 図1は前記実施形態の流量抑制用コマを流入側から見た斜視図、図2は同流量 抑制用コマを流入側から見た平面図、図3は図2のX−X線断面図である。
【0008】 各図において、1は本考案による流量抑制用コマである。この流量抑制用コマ 1は、基本形状が円柱状の青銅鋳物製であり、鍔11と、流入側の凹部12と、 4本の貫通孔14,15,16,17とが形成されている。 4本の貫通孔14,15,16,17は、管の中心軸の周りに、流れ方向を向 いて反時計廻り方向にねじれた状態で対象に配設されている。 なお、流れの方 向に向かって時計周り方向にねじれていてもよい。
【0009】 各貫通孔のねじれ角度は20°未満程度が好ましい。1度未満ではねじれの効果 が得られず、45度以上では抵抗が増えすぎるので、1度から45度とする。 また、貫通孔は直線状の孔が加工性がよいが、らせん状にねじれた孔としても よい。また、貫通孔の本数は2本以上であれば何本でもよい。また、設置する管 の状態によっては、鍔の無いタイプのものでも止め金具等を用いて固定すること ができる。さらに、流出側の面を平面にせずに凸面状にしてもよく、流入側の面 を凹面にせずに平面状にしてもよい。さらには、側面にも開口を設けてもよい。
【0010】 以上のようにして、4本の貫通孔を通った水はねじれてらせん状の水流となっ て4つの開口から流出するので、異音の発生もなく、最小水量から抑制された最 大水量まで十分な水量を通過させることができる。 水圧1.7kg/cm2において、穴径を1.9mmとした場合には吐出量2.6リットル/ 分、穴径を4.3mmとした場合には吐出量10.8〜11.2リットル/分にそれぞれ節水す ることができた。
【0011】 なお、材質は青銅鋳物に限らず、真鍮,ステンレススチール等のように、耐蝕 性と強度の高い材質とすることによって、優れた耐久性が得られ、上記節水効果 が長期間得られるようになる。
【0012】 図4は本考案の流量抑制用コマの種々の使用形態を説明する図である。図の( A)は一般的な水栓に流量抑制用コマ1を装着する位置を説明する分解説明図で ある。図の(B)は混合水栓に流量抑制用コマ1bを装着する位置を説明する分 解説明図である。図の(C)は洗面所用立水栓に流量抑制用コマ1cを装着する 場合の分解説明図であり、図1、2、3に示したような径が大きく全長が短いタ イプの使用が適している。図の(D)はシャワーヘッドに流量抑制用コマ1dを 装着する場合と、シャワーホースの元に流量抑制用コマ1d’を装着する場合の 分解説明図である。 以上の各流量抑制用コマは、それぞれ装着部位に応じた寸法とすることは言う までもない。
【0013】 いずれの場合にも、本考案の流量抑制用コマを装着することにより、無意識に 水栓を全開にしても、ある程度以上の水量が流出しないように最大水量を抑制す ることができ、節水効果が得られるとともに、水流にねじれを加えてらせん状の 流れとするので、異音の発生も少なく、最小水量から抑制された最大水量まで効 率よく流すことができるのである。
【0014】 また、各流量抑制用コマの貫通孔の径や傾きを変えたり、貫通孔の本数を増や してもよい。
【0015】
本考案によれば、柱状の流量抑制用コマを筒状の管に内装し、ねじれた複数の 貫通孔を設けたので、節水効果が得られるとともに、異音の発生も少なく、最小 水量から抑制された最大水量まで効率よく流すことができるのである。
【図1】本考案にかかる一実施例の流量抑制用コマの斜
視図である。
視図である。
【図2】流量抑制用コマの平面図である。
【図3】流量抑制用コマの断面図である。
【図4】流量抑制用コマを用いた別の実施例の構成図で
ある。
ある。
【図5】流量抑制用コマを用いない場合の流量のグラフ
である。
である。
1 流量抑制用コマ 11 鍔 13 流出側の凸部 14,15,16,17 貫通孔
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月25日(2001.6.2
5)
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (4)
- 【請求項1】筒状の管に内装する基本形状が柱状であっ
て内部に流入側から流出側へ貫通する貫通孔が設けられ
た流量抑制用コマにおいて、貫通孔は少なくとも2本設
けられているとともに、各貫通孔は管の中心軸の周りに
流れ方向に向かって時計廻り方向に、管の中心軸に対し
て1度以上45度以下の角度でねじれた状態で斜めに配
設され、ていることを特徴とする請求項1に記載の流量
抑制用コマ。 - 【請求項2】筒状の管に内装する基本形状が柱状であっ
て内部に流入側から流出側へ貫通する貫通孔が設けられ
た流量抑制用コマにおいて、貫通孔は少なくとも2本設
けられているとともに、各貫通孔は管の中心軸の周りに
流れ方向に向かって反時計廻り方向に、管の中心軸に対
して1度以上45度以下の角度でねじれた状態で斜めに
配設され、ていることを特徴とする請求項1に記載の流
量抑制用コマ。 - 【請求項3】貫通孔を4本としたことを特徴とする請求
項1または2の何れか1項に記載の流量抑制用コマ。 - 【請求項4】流入側面は凹面状に構成して、この凹面部
分に貫通孔の流入口が開口していることを特徴とする請
求項1、2、3の何れか1項に記載の流量抑制用コマ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001770U JP3082303U (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 流量抑制用コマ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001770U JP3082303U (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 流量抑制用コマ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3082303U true JP3082303U (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=43215019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001770U Expired - Fee Related JP3082303U (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 流量抑制用コマ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082303U (ja) |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001001770U patent/JP3082303U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
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R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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R250 | Receipt of annual fees |
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