JP3154586U - 節水具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 十分な節水効果が得られることは勿論のこと、通水時の雑音や振動を低減できると共に、赤錆や水垢等の異物による目詰まりの発生を抑える。【解決手段】 水栓、シャワーヘッド、配管、管継ぎ手又はバルブの内部に組み込まれて水量を抑制する節水具1であって、前記節水具1は、円柱状の節水部1aと、節水部1aの流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部1bと、節水部1aの流入側端面に一体的に形成されて節水部1aの上流側へ突出する突部1cとから成り、前記突部1c及び節水部1aに、突部1cの表面から節水部1aの流出側端面に向けて少なくとも二本の貫通状の通水孔1dを形成する。【選択図】 図1

Description

本考案は、台所や洗面所等の水栓、浴室のシャワーヘッド、給水用の配管、配管の管継ぎ手、トイレのフラッシュバルブ等の内部に組み込まれ、水量を抑制して節水効果を得るようにした節水具の改良に係り、十分な節水効果が得られることは勿論のこと、通水時の雑音や振動を低減できると共に、赤錆や水垢等の異物による目詰まりの発生を抑えられるようにした節水具に関するものである。
従来、この種の節水具としては、水量を抑制するために貫通状の細い通水孔を形成したものがあり、流入側端面を平坦な平面状に形成した節水具(例えば、特許文献1)や流入側端面を凹状に形成した節水具(例えば、特許文献2)が知られている。
即ち、前者の節水具10は、図11に示す如く、円柱状の節水部10aと、節水部10aの流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部10bとから成り、前記節水部10aに流入側から流出側へ貫通する二本の通水孔10cを末広がり状に形成したものである。
又、後者の節水具10は、図12に示す如く、円柱状の節水部10aと、節水部10aの流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部10bとから成り、前記節水部10aの流入側端面と流出側端面とにそれぞれ凹部10dを形成し、流入側の凹部10dと流出側の凹部10dとを二本の通水孔10cで連通させたものである。
そして、前記両節水具10は、何れも水栓やシャワーヘッド等の内部に組み込まれており、水を細い通水孔10cを通過させることによって水量を抑制することができるようになっている。
ところで、前者の節水具10は、流入側端面が平坦な平面状に形成されているため、流れて来た水が節水具10の通水孔10c内へ流入する際に、大部分の水が節水具10の平坦な流入側端面に垂直に衝突し、衝撃音や振動を発生してしまうと云う問題がある。特に、水圧が高い場合には、この衝撃音や振動が大きくなり、通水時の雑音や振動が気になってしまうことがある。
又、前者の節水具10は、節水部10aの平坦な流入側端面に細い通水孔10cの流入側の開口が形成されているため、水が通水孔10c内へスムースに流入し難いと云う問題がある。
一方、後者の節水具10は、節水部10aの流入側端面の凹部10d内に通水孔10cの流入側の開口を形成しているため、流れて来た水が凹部10dを経て通水孔10c内へスムースに流入することができる反面、通水孔10cの内径よりも大きい赤錆や水垢等の異物が流入した場合には、その異物が前記凹部10d内に滞留することになり、通水孔10cを塞いでしまうと云う問題が起こる。この場合には、吐出水量が著しく低下したり、或いは水が出なくなる等のトラブルが発生することになる。
登録実用新案第2562283号公報 登録実用新案第3006850号公報
本考案は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、十分な節水効果が得られることは勿論のこと、通水時の雑音や振動を低減できると共に、赤錆や水垢等の異物による目詰まりの発生を抑えられるようにした節水具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案の請求項1の考案は、水栓、シャワーヘッド、配管、管継ぎ手又はバルブの内部に組み込まれて水量を抑制する節水具であって、前記節水具は、円柱状の節水部と、節水部の流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部と、節水部の流入側端面に一体的に形成されて節水部の上流側へ突出する突部とから成り、前記突部及び節水部に、突部の表面から節水部の流出側端面に向けて少なくとも二本の貫通状の通水孔を形成したことに特徴がある。
本考案の請求項2の考案は、水栓、シャワーヘッド、配管、管継ぎ手又はバルブの内部に組み込まれて水量を抑制する節水具であって、前記節水具は、円柱状の節水部と、節水部の流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部と、節水部の流入側端面に一体的に形成されて節水部の上流側へ突出する突部とから成り、前記突部及び節水部に、突部の頂部から節水部の流出側端面に向けて一本の貫通状の通水孔を形成したことに特徴がある。
本考案の請求項3の考案は、請求項1又は請求項2に記載の考案に於いて、突部の形状を円錐状又は半球状とすると共に、当該突部を節水部の軸線上の位置に形成したことに特徴がある。
本考案の請求項4の考案は、請求項1に記載の考案に於いて、少なくとも二本の通水孔が、節水部の軸線と平行で且つ節水部の軸線の周りに等角度間隔で配設されていることに特徴がある。
本考案の請求項5の考案は、請求項1に記載の考案に於いて、少なくとも二本の通水孔が、節水部の軸線の周りに等角度間隔で且つ末広がりに配設されていることに特徴がある。
本考案の請求項6の考案は、請求項1に記載の考案に於いて、少なくとも二本の通水孔が、節水部の軸線の周りに等角度間隔で且つ末広がりに配設されていると共に、各通水孔の流入側の開口と流出側の開口とが突部及び節水部の円周方向で且つ同じ方向へずれて配置されていることに特徴がある。
本考案の請求項1又は請求項2に係る節水具は、円柱状の節水部の流入側端面に節水部の上流側へ突出する突部を形成し、前記突部及び節水部に、突部の表面から節水部の流出側端面に向けて少なくとも二本の貫通状の通水孔又は突部の頂部から節水部の流出側端面に向けて一本の貫通状の通水孔をそれぞれ形成する構成としているため、当該節水具を水栓やシャワーヘッド等の内部に組み込んで水を流すと、水が節水具の二本の通水孔を通過し、これにより水の流速が上がって従来と変わらない使用感が得られると共に、水量が抑制されて十分な節水効果が得られることになる。
又、本考案の請求項1又は請求項2に係る節水具は、節水部の流入側端面に突部を形成し、当該突部の表面又は頂部に通水孔の流入側の開口を形成しているため、仮に通水孔の内径よりも大きな赤錆や水垢等の異物が流れて来ても、この異物は前記突部に留まらず、突部からずり落ちて突部の基端側に滞留することになる。その結果、本考案の請求項1又は請求項2に係る節水具は、通水孔の流入側の開口が赤錆等の異物で塞がれ難くなり、吐出水量が著しく低下したり、或いは水が出なくなる等のトラブルの発生が少なくなる。
本考案の請求項3乃至請求項6に係る節水具は、上記効果に加えて更に次のような優れた効果を奏することができる。
即ち、本考案の請求項3に係る節水具は、節水部の流入側端面に円錐状又は半球状の突部を形成し、当該突部の表面又は頂部に通水孔の流入側の開口を形成しているため、流れて来た水が通水孔内に流入する際、一部分の水が突部の傾斜した円錐面又は半球面に衝突することで減速され、衝突音や衝撃が小さくなって通水時の雑音や衝撃を低減することができる。
本考案の請求項4に係る節水具は、少なくとも二本の通水孔が、節水部の軸線と平行で且つ節水部の軸線の周りに等角度間隔で配設されているため、十分な流速が得られ、水の威勢を変えずに水量を減らすことができるうえ、仮に一本の通水孔が赤錆等の異物によって閉塞しても、水量がゼロになると云うことがない。
本考案の請求項5に係る節水具は、少なくとも二本の通水孔が、節水部の軸線の周りに等角度間隔で且つ末広がりに配設されているため、各通水孔から吐出された水が広がってスパウト等の内壁面に沿って流れるので、水の流れが乱れることが少なく整流効果があり、雑音や振動が発生しない。又、水量が通水孔によって抑制されているにも拘らず、視覚的にその水量の少なさを感じさせない。
本考案の請求項6に係る節水具は、少なくとも二本の通水孔が、節水部の軸線の周りに等角度間隔で且つ末広がりに配設されていると共に、各通水孔の流入側の開口と流出側の開口とが突部及び節水部の円周方向で且つ同じ方向へずれて配置されているため、各通水孔から吐出された水がねじられて螺旋状の水流となるので、雑音の発生がない。又、水量が通水孔によって抑制されているにも拘らず、水の拡散をスパウト内等で十分に行うことができるので、視覚的にその水量の少なさを感じさせない。
本考案の第1の実施形態に係る節水具を示し、(A)は節水具の拡大正面図、(B)は節水具の拡大側面図、(C)は節水具の拡大平面図、(D)は節水具の拡大底面図である。 図1(C)のイ−イ線断面図である。 図1(C)のロ−ロ線断面図である。 節水具の水栓への組み込み位置を示す分解斜視図である。 本考案の第2の実施形態に係る節水具を示し、(A)は節水具の拡大正面図、(B)は節水具の拡大側面図、(C)は節水具の拡大平面図、(D)は節水具の拡大底面図である。 図5(C)のハ−ハ線断面図である。 本考案の第3の実施形態に係る節水具を示し、(A)は節水具の拡大正面図、(B)は節水具の拡大側面図、(C)は節水具の拡大平面図、(D)は節水具の拡大底面図である。 図7(C)のニ−ニ線断面図である。 本考案の第4の実施形態に係る節水具を示し、(A)は節水具の拡大正面図、(B)は節水具の拡大平面図、(C)は節水具の拡大底面図である。 図9(B)のホ−ホ線断面図である。 従来の節水具の拡大正面図である。 従来の他の例を示す節水具の拡大縦断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図3は本考案の第1の実施形態に係る節水具1を示し、当該節水具1は、真鍮、ステンレス材、青銅等の金属材やポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロピレン等のプラスチック材により一体的に形成されており、円柱状の節水部1aと、節水部1aの流入側外周面(図1(A)に示す節水部1aの上端部外周面)に一体的に形成されたフランジ部1bと、節水部1aの流入側端面(図1(A)に示す節水部1aの上端面)に一体的に形成されて節水部1aの上流側(図1(A)及び(B)の上側)へ突出する突部1cとから成り、前記突部1c及び節水部1aに、突部1cの表面から節水部1aの流出側端面(図1(A)に示す節水部1aの下端面)に向けて二本の貫通状の通水孔1dを形成したものである。
前記フランジ部1bは、水栓やシャワーヘッド等の内部に節水具1を固定できるようにするためのものであり、水栓の内部やシャワーヘッドの根元部分の内部にパッキンを介して取り付けられる。
又、前記突部1cは、節水部1aの外径よりも若干小さめの円錐状に形成されており、節水部1aの流入側端面で且つ節水部1aの軸線a上の位置に形成されている。
更に、前記二本の通水孔1dは、同一の内径に形成されており、節水部1aの軸線aと平行で且つ節水部1aの軸線aの周りに等角度間隔で配設されている。そのため、二本の通水孔1dの流入側の開口は、円錐状の突部1cの表面において同心円状に180°の間隔で配置され、又、二本の通水孔1dの流出側の開口は、節水部1aの流出側端面において同心円状に180°の間隔で且つ前記流入側の開口に対向する状態で配置された格好になっている。
尚、第1の実施形態に於いては、節水部1aの直径は12mmに、フランジ部1bの外径は15.5mmに、各通水孔1dの内径は5mmに、円錐状の突部1cの基端側の外径は9.5mmに、円錐状の突部1cの表面の傾斜角度は20°に、節水部1aの厚みは7mmにそれぞれ設定されている。
このように構成された節水具1を使用する場合には、台所や洗面所等の水栓の内部、浴室のシャワーヘッドの根元部分の内部、給水用の配管の内部等に組み込めば良い。例えば、節水具1を一般的な構造の水栓2に使用する場合には、図4に示す如く、節水具1を水栓2の水栓本体2aとスパウト2bとの接続部に組み込めば良い。
而して、上述した構成の節水具1を組み込んだ水栓2によれば、水栓2を開くと、水が節水具1の二本の通水孔1dを通過し、これにより水の流速が上がって従来と変わらない使用感が得られると共に、水量が抑制されて十分な節水効果が得られることになる。
又、前記節水具1は、節水部1aの流入側端面に円錐状の突部1cを形成し、当該突部1cの表面に通水孔1dの流入側の開口を形成しているため、水が通水孔1d内に流入する際、一部分の水が突部1cの傾斜した円錐面に衝突することで減速され、衝突音や衝撃が小さくなって通水時の雑音や衝撃を低減することができる。
更に、この節水具1は、節水部1aの流入側端面に形成した円錐状の突部1cの表面に通水孔1dの流入側の開口を形成しているため、仮に通水孔1dの内径よりも大きな赤錆や水垢等の異物が流れて来ても、この異物は前記突部1cに留まらず、突部1cからずり落ちて突部1cの基端側に滞留することになる。その結果、この節水具1は、通水孔1dの流入側の開口が赤錆等の異物で塞がれ難くなり、吐出水量が著しく低下したり、或いは水が出なくなる等のトラブルの発生が少なくなる。
図5及び図6は本考案の第2の実施形態に係る節水具1を示し、当該節水具1は、図1に示す節水具1と同じ材質の金属材やプラスチック材により一体的に形成されており、円柱状の節水部1aと、節水部1aの流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部1bと、節水部1aの流入側端面に一体的に形成されて節水部1aの上流側へ突出する突部1cとから成り、前記突部1c及び節水部1aに、突部1cの表面から節水部1aの流出側端面に向けて二本の貫通状の通水孔1dを形成したものである。この節水具1は、二本の通水孔1dを節水部1aの軸線aに対して傾斜させたものであり、節水部1a、フランジ部1b及び突部1cの構成は図1に示す節水具1のものと同様構造に構成されている。
前記二本の通水孔1dは、同一の内径に形成されており、節水部1aの軸線aの周りに等角度間隔で且つ末広がりに配設されている。そのため、二本の通水孔1dの流入側の開口は、円錐状の突部1cの表面において同心円状に180°の間隔で且つ節水部1aの軸線aに近接する状態で配置され、又、二本の通水孔1dの流出側の開口は、節水部1aの流出側端面において同心円状に180°の間隔で且つ節水部1aの軸線aから離間する状態で配置された格好になっている。
尚、第2の実施形態に於いては、節水部1aの直径は11mmに、フランジ部1bの外径は15.5mmに、各通水孔1dの内径は4mmに、円錐状の突部1cの基端側の外径は7.5mmに、円錐状の突部1cの表面の傾斜角度は20°に、節水部1aの厚みは7mmにそれぞれ設定されている。
上述した構成の節水具1は、図1に示す節水具1と同様の作用効果を奏することができる。然も、この節水具1は、二本の通水孔1dが末広がり状に形成されているため、各通水孔1dから吐出された水が広がってスパウト2b等の内壁面に沿って流れるので、水の流れが乱れることが少なく整流効果があり、雑音や振動が発生しない。又、水量が通水孔1dによって抑制されているにも拘らず、視覚的にその水量の少なさを感じさせない。
図7及び図8は本考案の第3の実施形態に係る節水具1を示し、当該節水具1は、図1に示す節水具1と同じ材質の金属材やプラスチック材により一体的に形成されており、円柱状の節水部1aと、節水部1aの流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部1bと、節水部1aの流入側端面に一体的に形成されて節水部1aの上流側へ突出する突部1cとから成り、前記突部1c及び節水部1aに、突部1cの表面から節水部1aの流出側端面に向けて二本の貫通状の通水孔1dを形成したものである。この節水具1は、二本の通水孔1dを節水部1aの軸線aに対して傾斜させると共に、節水部1aの円周方向にねじったものであり、節水部1a、フランジ部1b及び突部1cの構成は図1に示す節水具1のものと同様構造に構成されている。
前記二本の通水孔1dは、同一の内径に形成されており、節水部1aの軸線aの周りに等角度間隔で且つ末広がりに配設されていると共に、各通水孔1dの流入側の開口と流出側の開口とが突部1c及び節水部1aの円周方向で且つ同じ方向へずれて配置されている。そのため、二本の通水孔1dの流入側の開口は、円錐状の突部1cの表面において同心円状に180°の間隔で且つ節水具1の軸線aに近接する状態で配置され、又、二本の通水孔1dの流出側の開口は、節水部1aの流出側端面において同心円状に180°の間隔で且つ節水部1aの軸線aから離間すると共に、節水部1aの円周方向へずれた状態で配置された格好になっている。
尚、第3の実施形態に於いては、節水部1aの直径は11mmに、フランジ部1bの外径は15.5mmに、各通水孔1dの内径は2.8mmに、円錐状の突部1cの基端側の外径は7.5mmに、円錐状の突部1cの表面の傾斜角度は20°に、節水部1aの厚みは7mmに、各通水孔1dのねじれ角度は20°にそれぞれ設定されている。
上述した構成の節水具1は、図1に示す節水具1と同様の作用効果を奏することができる。然も、この節水具1は、二本の通水孔1dが末広がり状で且つ同じ方向へねじられた状態で形成されているため、各通水孔1dから吐出された水がねじられて螺旋状の水流となるので、雑音の発生がない。又、水量が通水孔1dによって抑制されているにも拘らず、水の拡散をスパウト2b内等で十分に行うことができるので、視覚的にその水量の少なさを感じさせない。
図9及び図10は本考案の第4の実施形態に係る節水具1を示し、当該節水具1は、図1に示す節水具1と同じ材質の金属材やプラスチック材により一体的に形成されており、円柱状の節水部1aと、節水部1aの流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部1bと、節水部1aの流入側端面に一体的に形成されて節水部1aの上流側へ突出する突部1cとから成り、前記突部1c及び節水部1aに、突部1cの頂部から節水部1aの流出側端面に向けて一本の貫通状の通水孔1dを形成したものである。この節水具1は、節水部1aの軸線a位置に突部1cの頂部から節水部1aの流出側端面に向けて通水孔1dを一本だけ形成したものであり、節水部1a、フランジ部1b及び突部1cの構成は図1に示す節水具1のものと同様構造に構成されている。
尚、第4の実施形態に於いては、節水部1aの直径は11mmに、フランジ部1bの外径は15.5mmに、通水孔1dの内径は8mmに、円錐状の突部1cの基端側の外径は12mmに、円錐状の突部1cの表面の傾斜角度は20°に、節水部1aの厚みは7mmにそれぞれ設定されている。
上述した構成の節水具1も、図1に示す節水具1と同様の作用効果を奏することができる。
尚、図1乃至図8に示す第1、第2及び第3の実施形態に於いては、何れも突部1c及び節水部1aに、突部1cの表面から節水部1aの流出側端面に向けて二本の貫通状の通水孔1dを形成したが、他の実施形態に於いては、図示していないが、突部1c及び節水部1aに、突部1cの表面から節水部1aの流出側端面に向けて三本又は四本の貫通状の通水孔1dを形成しても良い。この場合、各通水孔1dは、節水部1aの円周方向に等角度間隔で配設されていることは勿論である。
図1乃至図10に示す第1、第2、第3及び第4の実施形態に於いては、突部1cの形状を円錐状としたが、他の実施形態に於いては、図示していないが、突部1cの形状を半球状としても良い。
図1乃至図10に示す第1、第2、第3及び第4の実施形態に於いては、突部1c及び節水部1aに真っ直ぐなストレートの通水孔1dを形成したが、他の実施形態に於いては、図示していないが、流入側から流出側へ向かって内径が漸次大きくなるテーパ状の通水孔1dを形成しても良い。
図5に示す第2の実施形態に於いては、突部1c及び節水部1aに内径が4mmの二本の通水孔1dを形成したが、通水孔1dの内径はこれ限定されるものではない。例えば、突部1c及び節水部1aに内径が3mm又は3.5mmの二本の通水孔1dを形成しても良い。
図7に示す第3の実施形態に於いては、突部1c及び節水部1aに内径が2.8mmの二本の通水孔1dを形成したが、通水孔1dの内径はこれ限定されるものではない。例えば、突部1c及び節水部1aに内径が1.8mm、2.0mm、2.2mm又は2.5mmの二本の通水孔1dを形成しても良い。
図1乃至図10に示す第1、第2、第3及び第4の実施形態に於いては、節水部1aの直径を11mm又は12mmに、フランジ部1bの外径を15.5mmに、円錐状の突部1cの基端側の外径を7.5mm、9.5mm又は12mmに、円錐状の突部1cの表面の傾斜角度を20°に、節水部1aの厚みを7mmにそれぞれ設定したが、節水具1の各寸法はこれらに限定されるものではなく、節水具1の組み込み位置や節水量に応じて適宜に変更しても良いことは勿論である。
1は節水具、1aは節水部、1bはフランジ部、1cは突部、1dは通水孔、aは節水部の軸線。

Claims (6)

  1. 水栓、シャワーヘッド、配管、管継ぎ手又はバルブの内部に組み込まれて水量を抑制する節水具(1)であって、前記節水具(1)は、円柱状の節水部(1a)と、節水部(1a)の流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部(1b)と、節水部(1a)の流入側端面に一体的に形成されて節水部(1a)の上流側へ突出する突部(1c)とから成り、前記突部(1c)及び節水部(1a)に、突部(1c)の表面から節水部(1a)の流出側端面に向けて少なくとも二本の貫通状の通水孔(1d)を形成したことを特徴とする節水具。
  2. 水栓、シャワーヘッド、配管、管継ぎ手又はバルブの内部に組み込まれて水量を抑制する節水具(1)であって、前記節水具(1)は、円柱状の節水部(1a)と、節水部(1a)の流入側外周面に一体的に形成されたフランジ部(1b)と、節水部(1a)の流入側端面に一体的に形成されて節水部(1a)の上流側へ突出する突部(1c)とから成り、前記突部(1c)及び節水部(1a)に、突部(1c)の頂部から節水部(1a)の流出側端面に向けて一本の貫通状の通水孔(1d)を形成したことを特徴とする節水具。
  3. 突部(1c)の形状を円錐状又は半球状とすると共に、当該突部(1c)を節水部(1a)の軸線(a)上の位置に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の節水具。
  4. 少なくとも二本の通水孔(1d)は、節水部(1a)の軸線(a)と平行で且つ節水部(1a)の軸線(A)の周りに等角度間隔で配設されていることを特徴とする請求項1に記載の節水具。
  5. 少なくとも二本の通水孔(1d)は、節水部(1a)の軸線(a)の周りに等角度間隔で且つ末広がりに配設されていることを特徴とする請求項1に記載の節水具。
  6. 少なくとも二本の通水孔(1d)は、節水部(1a)の軸線(a)の周りに等角度間隔で且つ末広がりに配設されていると共に、各通水孔(1d)の流入側の開口と流出側の開口とが突部(1c)及び節水部(1a)の円周方向で且つ同じ方向へずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の節水具。
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