JP4232909B1 - 節水具 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給側の水圧の高低、送水量の多寡にかかわらず、良好な使用感を得ることができる放水圧、放水量を実現し、なおかつ、単位時間あたりの使用水量を低減できる節水具。
【解決手段】中空筒状体からなり、通水管に接続される節水具。通水管を通る上水の流動方向に直交して第一板体、第二板体が互いに平行に中空筒状体内に配備されている。第一板体と第二板体および、第一板体と第二板体との間における中空筒状体の第二板体が配備されている個所に向けて次第に内径が小さくなる内周壁とによって第一貯留室が形成されている。第一板体は、円周方向に所定の間隔を空けて複数の第一通水孔を備えていると共に、第一板体の第一貯留室側の壁における各第一通水孔が形成されている位置に、各第一通水孔を介して第一貯留室に流入する上水の流れを斜め下方向に向かわせつつ、同一の円周方向に案内する案内部材を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、各家庭における蛇口、店舗などの厨房などにおける蛇口、洗面器の自動手洗い器などに取り付けて使用される節水具に関する。
上水道は、水道局より送水され各家庭や、店舗、等の厨房などにおける蛇口から放水されて使用される。
この際、供給側であるメーン送水口から送水され、蛇口を介して放水されるために必要以上の上水が蛇口から放水されるのが一般的である。
水圧が高い場合には多量の上水が放水され、その状態で使用が継続されると、1カ月、1年の間に累積されて非常に多くの上水が放水されることになる。
水圧の高い地域、多層階のホテル、マンションなどの低層階の場合には、水圧が高いので、更に多くの上水が放出される。
戸建住宅、マンション、寮、スポーツ施設、理美容院も同様で、使用頻度が高くまた規模の大きいものほど上水の放出は増大する。
水圧が低い場合には、蛇口からの上水の出が悪くなる。しかし、上水の出が悪い分、逆に、余分に放水されるのが現状である。
水圧の低い地域、多層階のホテル、マンションの中の高層階のフロアーなどのように水圧が低いときにこのような問題が生じる。
多層階で同一フロアの床面積が大きく、同一系統の給水管の使用者が同時間帯に使用した場合にもこのような問題が発生する。
個人住宅、マンション、寮、スポーツ施設も同様である。
従来の蛇口では供給される水圧、水量が供給側であるメーン送水口より上層の放水口を通して直接放水することになり構造上、必要以上に放水して使用量が大となり、経費が増大する。
このような問題を解決するため、蛇口に取り付けて節水を図る種々の提案がされている。例えば、特許文献1、2記載の発明では、通水管に取り付け、通水管を通過していく上水の流れに強制的な流動を生じさせることによって節水を図る提案がされている。
特開2007−186970号公報 実用新案登録第3014423号公報
本発明は、供給側の水圧が高い場合、低い場合、供給側からの送水量が多い場合、少ない場合のいずれであっても、良好な使用感を得ることができる放水圧、放水量を実現し、なおかつ、単位時間あたりの使用水量を低減できる節水具を提案することを目的にしている。
前記目的を達成するため、この発明が提案する節水具は、以下の通りのものである。
請求項1記載の発明は、
中空筒状体からなり、通水管に接続される節水具であって、
前記通水管に接続される側から下流側に向けて前記通水管を通る上水の流動方向に直交して上側から下側に向かって第一板体、第二板体、第三板体が互いに平行に前記中空筒状体内に配備され、
前記第一板体と前記第二板体および、前記第一板体と前記第二板体との間における前記中空筒状体の前記第二板体が配備されている個所に向けて次第に内径が小さくなる内周壁とによって第一貯留室が形成され、
前記第二板体と前記第三板体および、前記第二板体と前記第三板体との間における、前記中空筒状体の内周壁とによって、前記第一貯留室より体積が小さい、第二貯留室が形成され、
前記第一板体は、円周方向に所定の間隔を空けて複数の第一通水孔を備えていると共に、前記第一板体の前記第一貯留室側の壁における各第一通水孔が形成されている位置に、各第一通水孔を介して前記第一貯留室に流入する上水の流れを斜め下方向に向かわせつつ、同一の円周方向に案内する案内部材を備えており、
前記第二板体は、前記通水管を通る上水の流動方向に斜めに交叉するように傾斜している第一傾斜面を備えていると共に、前記斜め下方向に向かう上水の流れを受け入れて上水を第二貯留室に流入させる複数の第二通水孔であって、当該第二通水孔全体の通水断面積が、前記第一通水孔全体の通水断面積より小さい複数の第二通水孔を当該第一傾斜面に備えており、
前記第三板体は、当該第三板体の径方向外側の部分において、円周方向に延びる複数の第三通水孔であって、当該第三通水孔全体の通水断面積が、前記第二通水孔全体の通水断面積より小さい複数の第三通水孔を備えている
ことを特徴とする節水具である。
請求項3記載の発明は、
中空筒状体からなり、通水管に接続される節水具であって、
前記通水管に接続される側から下流側に向けて前記通水管を通る上水の流動方向に直交して上側から下側に向かって第一板体、第二板体、第三板体が互いに平行に前記中空筒状体内に配備され、
前記第一板体と前記第二板体および、前記第一板体と前記第二板体との間における前記中空筒状体の内周壁とによって第一貯留室が形成され、
前記第二板体と前記第三板体および、前記第二板体と前記第三板体との間における、前記中空筒状体の内周壁とによって第二貯留室が形成され、
前記第一板体は、円周方向に所定の間隔を空けて複数の第一通水孔を備えていると共に、前記第一板体の前記第一貯留室側の壁における各第一通水孔が形成されている位置に、各第一通水孔を介して前記第一貯留室に流入する上水の流れを斜め下方向に向かわせつつ、同一の円周方向に案内する案内部材を備えており、
前記第二板体は、前記通水管を通る上水の流動方向に斜めに交叉するように傾斜している第三傾斜面と、当該第三傾斜面に交叉すると共に前記通水管を通る上水の流動方向に斜めに交叉するように傾斜している第四傾斜面とを備えており、
当該第三傾斜面と、第四傾斜面とにそれぞれ前記斜め下方向に向かう上水の流れを受け入れて上水を第二貯留室に流入させる第四通水孔であって、前記第三傾斜面に形成されている第四通水孔を介して第二貯留室に流入する上水の流動する方向と、前記第四傾斜面に形成されている第四通水孔を介して第二貯留室に流入する上水の流動する方向とが逆方向になる第四通水孔が形成されており、
前記第三傾斜面に形成されている第四通水孔の通水断面積と、前記第四傾斜面に形成されている第四通水孔の通水断面積とを足し合わせた第四通水孔全体の通水断面積が、前記第一通水孔全体の通水断面積より小さく、
前記第三板体は、前記第四通水孔を介して前記第二貯留室に流入した上水を下側方向に向けて吐出する複数の第五通水孔を備えている
ことを特徴とする節水具である。
この発明によれば、供給側の水圧が高い場合、低い場合、供給側からの送水量が多い場合、少ない場合のいずれであっても、良好な使用感を得ることができる放水圧、放水量を実現し、なおかつ、単位時間あたりの使用水量を低減できる節水具を提供できる。
本発明の節水具は、通水管を通過していく上水の流れに強制的な流動、すなわち、上流側から下流側に向けて渦巻き流のように、下側方向に斜めに向かいつつ、円周方向に流動する強制的な流れを生じさせることによって節水を図るものである。更に、前記の強制的に生起された下側方向に斜めに向かいつつ、円周方向に流動する強制的な流れをスムーズに受け入れる、傾斜している開口部の構造によって節水を図るものである。
以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい実施形態に関していくつかの実施例に基づき説明する。
図1は本発明の節水具の好ましい実施形態を説明する一部を省略した断面図である。
本発明の節水具1は図1図示のように中空筒状体2からなるものであり、図1中、上側が上水の通水管(不図示)に接続されて使用される。
中空筒状体2内には、通水管に接続される側(図1中、上側)から下流側(図1中、下側)に向けて第一板体3、第二板体4、第三板体5が互いに平行に配備されている。第一板体3、第二板体4、第三板体5は、いずれも通水管を通る上水の流動方向(矢印100方向)に直交している。
第一板体3の径R1(図2(a))>第二板体4の径R2(図2(b))である。すなわち、第二板体4が配備されている個所における中空筒状体2の内径R2の方が、第一板体3が配備されている個所における中空筒状体2の内径R1のより小さくなっている。
図示の実施形態では、中空筒状体2は第二板体4の周縁に向けて径方向内側に傾斜する傾斜壁10を備えている。これによって、第二板体4が配備されている個所に向けて中空筒状体2の内径が次第に小さくなっている。
第一板体3と第二板体4および、第一板体3と第二板体4との間における中空筒状体2の第二板体4が配備されている個所に向けて次第に内径が小さくなる内周壁とによって第一貯留室6が形成されている。
第二板体4と第三板体5および、第二板体4と第三板体5との間における、中空筒状体2の内周壁とによって、第一貯留室6より体積が小さい、第二貯留室7が形成されている。
第一板体3は、円周方向に所定の間隔を空けて複数の第一通水孔8a、8b、8c、8d(以下、第一通水孔を総称して符号8で表すことがある)を備えている。また、第一板体3は、第一板体3の第一貯留室6側の壁における各第一通水孔8が形成されている位置に案内部材15を備えている。この案内部材15は、各第一通水孔8を介して第一貯留室6に流入する上水の流れを斜め下方向に向かわせつつ、同一の円周方向に案内するものである。
図示の実施形態では、第一板体3の円周方向に90度ずつの間隔を空けて4個の第一通水孔8a、8b、8c、8dが形成されている。第一通水孔8a、8b、8c、8dを介して第一貯留室6に流入する上水の流れは、案内部材15によって、それぞれ、矢印102(図1)で示すように、斜め下方向に向かわせられつつ、矢印9(図2(a))で示すように、同一の円周方向に案内される。
図示していないが、円周方向に180度ずつ、120度ずつ、あるいは60度ずつの間隔を空けて2個、3個、あるいは6個の第一通水孔8が形成されている形態、等にすることができる。
図示の実施形態では、案内部材15は、案内側壁13と、案内底板14とを備えている。
案内側壁13は、図3(a)、(b)に図示するように、第一板体3における第一貯留室側6の壁の、第一通水孔8aの径方向外側の辺及びこれに対向する径方向内側の辺の位置から第一貯留室6側に向かって延びるものである。例えば、案内側壁13は、第一板体3における第一貯留室6側の壁の、第一通水孔8aの径方向外側の辺及びこれに対向する径方向内側の辺の位置から第一貯留室6側に向かって、通水管を通る上水の流動方向(矢印100方向)と平行に延びるようにすることができる。
図1、図2(a)図示の実施形態では、中空筒状体2の内周壁が、第一板体3における第一貯留室6側の壁の、第一通水孔8の径方向外側の辺の位置から第一貯留室6側に向かって延びる案内側壁13の役割を果たしている。
そこで、図1、図2(a)図示の実施形態では、第一板体3における第一貯留室6側の壁の、第一通水孔8の径方向内側の辺の位置から第一貯留室6側に向かって延びる案内側壁13のみが図示されている。
案内底板14は、図3(a)、(b)に図示するように、その径方向外側の辺及びこれに対向する径方向内側の辺がそれぞれ案内側壁13に接続されている。そして、案内底板14は、第一通水孔8aの案内部材15によって案内される上水の円周方向の流れの上流側に位置する辺から、これに対向する上水の円周方向の流れ方向の辺が位置する方向に向かって下り傾斜している。
図示の実施形態では、図1図示のように、第一通水孔8aの位置に配備されている案内部材15の案内底板14は、45度左下がりに傾斜している。これによって、第一通水孔8aの案内部材15によって案内される上水の円周方向の流れの上流側に位置する辺から、これに対向する上水の円周方向の流れ方向の辺が位置する方向に向かって下り傾斜している。
この下り傾斜する角度は、水圧、水量、節水具の大きさ等を考慮して適宜に定めることができる。
図1、図2(a)図示の実施形態では、案内底板14の径方向外側の辺は、案内側壁13の役割を果たす中空筒状体2の内周壁に接続され、案内底板14の径方向内側の辺は案内側壁13の径方向外側の面に接続されている。
これによって、矢印101(図1)のように第一通水孔8aに流入した上水は、案内底板14に案内されて矢印102のように斜め下方に向かって第一貯留室6に流入する。そして、中空筒状体2の内周壁と案内側壁13の径方向外側の面とに案内されて、矢印9(図2(a)で示すように、円周方向に案内される。
第一通水孔8b、8c、8dに配備されている案内部材15も、第一通水孔8aに配備されている案内部材15と同一であるので説明を省略する。
各第一通水孔8で前述したように矢印101(図1)のように流入した上水が、矢印102のように斜め下方に向かって第一貯留室6に流入すると共に、中空筒状体2の内周壁と案内側壁13の径方向外側の面とに案内されて、矢印9(図2(a)で示すように、円周方向に案内される。そこで、第一貯留室6内では、図1に矢印103で示すように、円周方向で下側に向かう上水の流れが生じる。
しかも、節水具1は、図1中、上側が上水の通水管(不図示)に接続されて使用されるものであるので、第一通水孔8の全体の通水断面積は、通水管(不図示)の通水断面積より小さい。そこで、各第一通水孔8を通過する矢印102方向の上水の流れは、通水管(不図示)における矢印100方向の上水の流れよりも速い。
第二板体4は、通水管(不図示)を通る上水の流動方向(矢印100)に斜めに交叉するように傾斜している第一傾斜面11aを備えている。
ここで、第一傾斜面11aが傾斜する角度は、案内部材15によって案内されて第一貯留室6に流入する上水の斜め下方向に向かう流れに対応する傾斜角度にすることができる。例えば、第一傾斜面11aの傾斜角度を、案内部材15における案内底板14の傾斜角度と同一にするものである。図示の実施形態では、案内部材15の案内底板14が、水平面に対して45度左下がりに傾斜しているので、第一傾斜面11aも水平面に対して45度傾斜している形態にしている。
第二板体4においては、図1、図2(b)図示のように、各第一傾斜面11aの頂辺から下り傾斜する第二傾斜面11bが連続している。そこで図1図示のように、第二板体4は、断面凹凸状の板状体になっている。図示の実施形態では、第一傾斜面11aが図1、図2(b)図示のように二面形成されているが、第一傾斜面11aの数はこれに限られない。
そして、第一傾斜面11aには、案内部材15によって案内されて第一貯留室6に流入する上水の斜め下方向に向かう流れを受け入れて上水を第二貯留室7に流入させる一または複数の第二通水孔12が形成されている。
ここで、第一傾斜面11aに形成される一または複数の第二通水孔12が、案内部材15によって案内されて第一貯留室6に流入する上水の斜め下方向に向かう流れを受け入れて上水を第二貯留室7に流入させる機能を効果的に発揮する形態としては、図1図示のように、第一傾斜面11aに直交する方向で第二通水孔12が第一傾斜面11aに穿設される形態を採用することができる。
例えば、図1図示のように、案内部材15における案内底板14の傾斜方向及び傾斜角度と同一の傾斜方向、傾斜角度に第一傾斜面11aを配置する。そして、第二通水孔12の傾斜方向及び傾斜角度を、案内底板14及び第一傾斜面11aの傾斜方向、傾斜角度と直交するものにすることができる。
前述し、図1に図示しているように、第一板体3、第二板体4、第三板体5は、互いに平行に配置されることによって、例えば、いずれも水平に配置されている。そこで、第二板体4に形成されている第二通水孔12が通水管(不図示)を通る上水の流動方向(矢印100)と平行である場合には、前述したように、図1に矢印103で示すように第一貯留室6内で生起される円周方向で下側に向かう上水の流れは、スムーズに第二通水孔12を通過して、第二貯留室7に流入していくことができない。
本発明の節水具においては、第二板体4が、通水管(不図示)を通る上水の流動方向(矢印100)に斜めに交叉するように傾斜している第一傾斜面11aを有している。そして、第二通水孔12は、案内部材15によって案内されて第一貯留室6に流入する上水の斜め下方向に向かう流れを受け入れて上水を第二貯留室7に流入させるように、第一傾斜面11aに形成されている。例えば、第二通水孔12は第一傾斜面11aに直交する方向で第一傾斜面11aに穿設されている。
そこで、図1に矢印103で示すように第一貯留室6内で生起される円周方向で下側に向かう上水の流れは、流動の勢い、速度を減じることなく、第二通水孔12を通過して、第二貯留室7に流入していく。
図示の実施形態では、図2(b)図示のように、二面の第一傾斜面11aのそれぞれに一本ずつ細長のスリット状になっている第二通水孔12が形成されている。
第二通水孔12全体の通水断面積、すなわち、図示の実施形態では2個の細長スリット状の第二通水孔12の通水断面積は、第一通水孔8a〜8d全体の通水断面積より小さくなっている。
本発明の節水具1においては、前述したように、第一通水孔8全体の通水断面積が通水管(不図示)より小さいことにより、上水は、通水管(不図示)を流動していた時よりも流速が速められて第一通水孔8を通過する。そして、案内部材15によって斜め下方向(矢印102)に向かわせられつつ、同一の円周方向(矢印9)に案内される。
更に、前述したように、第一板体3と、第二板体4との間の中空筒状体2の内径は、第一板体3の径R1(図2(a))>第二板体4の径R2(図2(b))であって、第二板体4が配備されている個所における中空筒状体2の内径R2の方が、第一板体3が配備されている個所における中空筒状体2の内径R1のより小さくなっている。
すなわち、第二板体4が配備されている個所に向けて中空筒状体2の内径が次第に小さくなるように、中空筒状体2は第二板体4の周縁に向けて径方向内側に傾斜する傾斜壁10を備えている。
そこで、上水は、第一通水孔8を矢印102のように通過した際よりも、勢いをつけ、第一通水孔8に流入した際よりも速い流速で第二板体4に形成されている第二通水孔12に矢印104で示すように流入する。
第二通水孔12が形成されている第一傾斜面11aは前述したように傾斜しており、第二通水孔12は、案内部材15によって案内されて第一貯留室6に流入する上水の斜め下方向に向かう流れを受け入れて上水を第二貯留室7に流入させるように第一傾斜面11aに形成されている。そこで、上水は流動の勢い、速度を大きく低減させることなく、矢印104、105で示されるように流動する。
また、この際、第二通水孔12全体の通水断面積は、第一通水孔8全体の通水断面積より小さいので、第二通水孔12を矢印105のように通過して第二貯留室7に流入する上水の流れは、上水が第一通水孔8を矢印102方向に通過して第一貯留室6に流入する際の流れよりも、更に、速くなる。
本発明の節水具1の特徴は、第一板体3の第一通水孔8を介して第一貯留室6に流入する上水が、案内部材15によって、斜め下方向(矢印102方向)に向かいつつ、同一の円周方向(矢印9方向)に流動するように案内される点にある。また、第二板体4が配備されている個所に向けて中空筒状体2の内径が次第に小さくなるように、中空筒状体2が第二板体4の周縁に向けて径方向内側に傾斜する傾斜壁10を備えている点にある。
これによって、第一貯留室6に流入する時点で、斜め下方向(矢印102方向)に向かいつつ、同一の円周方向(矢印9方向)に流動するように案内された上水の流れは、その勢いを持続させ、なおかつ、第二板体4に向かうに従って径が小さくなる中空筒状体2の傾斜壁10に案内されて、一層、勢いを強めて、第二通水孔12に矢印104のように向かう。
そして、本発明の節水具1の更なる特徴は、第二板体4に配備されている第一傾斜面11aが前述したように傾斜していて、前記上水の斜め下方向に向かう流れを受け入れて上水を第二貯留室7に流入させる第二通水孔12がこの第一傾斜面11aに形成されている点にある。
これによって、前述したように、一層、勢いを強めて、第二通水孔12に矢印104のように向かってきた上水は、更に、勢いを増して、第二通水孔12を矢印105のように通過し、第二貯留室7に流入する。
前述した案内部材15は、図3(a)、(b)図示のように、案内側壁13及び案内底板14を含む筒状体からなり、第一通水孔8aを入口20aとし、筒状体の第一貯留室6内に延びる先端に出口20bを有する案内通路を構成し、入口20a側から出口20b側に向かって当該案内通路の通水断面積が次第に小さくなっている形態にすることができる。
案内部材15がこのように構成されている場合について、図3を参照して説明する。
この場合には、案内底板14に対向して案内上板14aが配備され、案内底板14、径方向外側の案内側壁13(あるいは、径方向外側の案内側壁13の役割を果たす中空筒状体2の内周壁)、案内上板14a、径方向内側の案内側壁13で囲まれて案内通路が形成される。案内上板14aは案内底板14に対して平行ではなく、図3(a)図示のように、左側の端の方が案内底板14に対し接近するように傾いていることにより、入口20a側から出口20b側に向かって案内通路の通水断面積が次第に小さくなっている。
図3(b)は、入口20aの通水断面積の方が、出口20bの通水断面積より大きくなっていることを説明する図である。
前述した案内部材15を図3図示のように構成することによって、第一通水孔8a(入口20a)に流入した上水は、出口20bから、第一通水孔8a(入口20a)に流入した際よりも速い速度で流出することになる。そこで、上水の流れを第一貯留室6内に向けて、斜め下方向(矢印102)に向かわせつつ、同一の円周方向(矢印9)に流動させる案内部材15の役割を一層効果的に発揮させることができる。
なお、前述したような、案内底板14に対向する案内上板14aを使用せず、案内底板14、径方向外側の案内側壁13(あるいは、径方向外側の案内側壁13の役割を果たす中空筒状体2の内周壁)、第一板体3の第一貯留室6に向かう面、径方向内側の案内側壁13で囲んで案内通路を形成することもできる。この場合も、案内底板14や、径方向内側の案内側壁13の設置角度を調整することによって、案内通路の通水断面積を入口20aから出口20bに向かうに従って次第に小さくなるようにすることができる。
また、第一通水孔8、案内部材15を、実施例2に採用されている構造、形態のものにすることもできる。すなわち、案内部材15を、第一板体3において各第一通水孔8が形成される位置で、各第一通水孔8形成用の三角形状部分62を第一貯留室6側に向けて下り傾斜に折り曲げ、中空筒状体2の内周壁側の面と、当該折り曲げられた三角形状部分62の表面との間により、上水の流れを斜め下方向(矢印102方向)に向かわせつつ、同一の円周方向(矢印9方向)に案内するものである。これは、第一板体3において第一通水孔8を形成する位置の、図7(a)、図9で説明されているように、符号59、60で示されている箇所に切断線を設け、符号61で示されている破線の位置を折り曲げ線部として、三角形状部分62の頂点部63を第一貯留室6側に向けて下り傾斜に折り曲げるものである。
これによって、筒状体2の内周壁側の面と、前記のように折り曲げられた三角形状部分62の表面との間により、上水を斜め下方向(矢印102方向)に向かわせつつ、同一の円周方向(矢印9方向)に案内するものである。
この場合、三角形状部分62の大きさは、水圧、水量、節水具の大きさ等を考慮して適宜に定めることができる。また、三角形状部分62を、破線61を折り線部として斜め下方に向かって折り曲げる角度も、水圧、水量、節水具の大きさ等を考慮して適宜に定めることができる。
第三板体5は、図2(c)図示のように、その径方向外側に、円周方向に延び、それぞれ所定の間隔を空けて形成されている内側第三通水孔17a、17b、17c、17d(明細書、図面中において符号17で総称することがある)を備えている。また、第三板体5は、同じく、その径方向外側に、内側第三通水孔17よりも径方向外側において円周方向に延び、それぞれ所定の間隔を空けて形成されている外側第三通水孔18a、18b、18c、18d(明細書、図面中において符号18で総称することがある)を備えている。
この内側第三通水孔17と、外側第三通水孔18とによって、第三板体5の径方向外側の部分において、円周方向に延びる複数の第三通水孔が形成されている。
なお、第三板体5の径方向外側の部分において、円周方向に延びる複数の第三通水孔を、内側第三通水孔17のみ、あるいは、外側第三通水孔18のみによって形成することもできる。
第三通水孔全体の通水断面積(図示の実施形態では、内側第三通水孔17全体の通水断面積と、外側第三通水孔18全体の通水断面積とを合わせた通水断面積)は、第二通水孔12全体の通水断面積より小さくなっている。
前述したように、第二貯留室7の体積は、第一貯留室6の体積より小さく、更に、第三通水孔全体の通水断面積が第二通水孔12全体の通水断面積より小さいので、第三通水孔を通過して、矢印106(図1)のように、本発明の節水具から下流に向けて吐出される上水の速度は一層大きいものになる。
また、第三板体5の径方向外側の部分において、円周方向に延びる複数の第三通水孔が形成されていることにより、単位時間当たりの矢印106方向への吐出量を少なくしつつ、良好な使用感を得ることができる。
図4、図5は、この実施例で説明している節水具1の他の形態・構造を説明するものである。図1、図2を用いて説明した節水具1と共通する部分には共通する符号を付けてその説明を省略する。
図4、図5図示の本発明の節水具1は、図1、図2を用いて説明した本発明の節水具を小型化したものである。案内部材15における、第一板体3の第一貯留室6側の壁の第一通水孔8の径方向外側の辺の位置から第一貯留室6側に向かって延びる案内側壁として中空筒状体2の内周壁が利用されていない。すなわち、第一板体3の第一貯留室6側の壁の第一通水孔8の径方向外側の辺の位置から第一貯留室6側に向かって延びる案内側壁13も図示されている点が図1、図2を用いて説明した本発明の節水具と相違している。
また、洗面器の自動手洗い器に取り付けて使用することができるように、通水管に接続される上端側にねじ山が設けられている点が図1、図2を用いて説明した本発明の節水具と相違している。図4図示の実施形態では、中空筒状体2の上端側内周にねじ山を形成している。
その他の点は図1、図2を用いて説明した本発明の節水具と同一であるので説明を省略する。
本発明の節水具1によれば、節水具1を通過する上水は、第一貯留室6、第二貯留室7が満杯の状態に保たれた上で矢印106のように放水される。
しかも、通水管から第一貯留室6に上水が流入するにあたっては、第一通水孔8を介することによって通水断面積が狭くなるだけではなく、案内部材15によって、強制的に斜め下方向に向かいつつ、円周方向に向かう流動が上水に与えられる。そして、これが、下側に向かうに従って内径が小さくなる第一貯留室6内で抵抗を受けることなく流動し、流速を速める。更に、第二板体4の、通水管を流れる上水の流動方向に交叉するように傾斜している第一傾斜面11a及び、この第一傾斜面11aに形成されている、第一通水孔8より通水断面積が小さい第二通水孔12を介して、第一貯留室側6より体積が小さい第二貯留室側7内に上水が流入する。そして、第二通水孔12より通水断面積が小さい第三通水孔17、18を介して放水される。
この結果、供給側の水圧が高い場合、低い場合、供給側からの送水量が多い場合、少ない場合のいずれであっても、良好な使用感を得ることができる放水圧、放水量を実現し、なおかつ、単位時間当たりの使用水量を低減でき、高い省エネルギー効果を上げることができる。
本発明の図1、図2図示の節水具を店舗の厨房の蛇口に取り付けて使用した。
通水管(不図示)の通水断面積:132mm、第一通水孔8の全通水断面積:28mm、第二通水孔12の全通水断面積:18mm、第三通水孔12の全通水断面積:12mmであった。また、第二貯留室7の体積と、第一貯留室6の体積との比はほぼ1:2であった。
本発明の節水具を取り付ける前は36リットル/分の使用量であったものが、本発明の節水具を取り付けた後は15リットル/分の使用量となり、58%の節水、省エネルギー化を実現できることを確認できた。
そして、この場合に、使用感に変動が生じることはなく、また、使用後の食器等を洗浄することに要する時間、洗浄能力などにも特に変動は生じなかった。
なお、この実施例の節水具1において、第二板体4、第二通水孔12の構造、形態を後述する実施例2に採用されている構造、形態のものにすることもできる。
すなわち、平坦な板状体からなる円板状の第二板体4の中央部において下側方向に突出するよう折り曲げて第一傾斜面11a、第二傾斜面11bを形成する。そして、第一傾斜面11aに形成されている第二通水孔12を介して第二貯留室7に流入する上水の流動する方向と、第二傾斜面11bに形成されている第二通水孔12を介して第二貯留室7に流入する上水の流動する方向とが逆方向になるように第二通水孔12を第一傾斜面11a、第二傾斜面11bにそれぞれ形成する。
このようにすれば、実施例2で説明するように、第一板体3に形成されている第一通水孔8、案内部材15の構造、形態とあいまって、第一貯留室6から第二貯留室7に第二通水孔12を介して流入する上水の流速、勢いを非常に強めることができる。これによって節水効率をより高めることができる。
そしてこの場合には、実施例2で説明しているように、第一貯留室6の内径が次第に小さくなる構造・形態を採用しない、第一貯留室6の体積と第二貯留室7の体積との関係を問題にしない、第三板体5に形成されている複数の第三通水孔17、18の配置位置・形状を問題にしないようにしても節水効率を高めることができる。
図6〜図9を用いて本発明の他の実施例を説明する。
図1〜図5を用いて説明した実施例1における構成要素と共通する部分には共通する符号を付け、その説明を省略する。
この実施例の節水具51が実施例1の節水具1と相違している点の一つは、実施例1の節水具1においては、第一貯留室6の内径が次第に小さくなっていたが、この実施例2の節水具51においてはそのようになっていないことである。
実施例2の節水具51においては、第一貯留室6の内径は、図6図示のように、第一板体3の位置から第二板体4の位置まで不変にすることができる。ただし、実施例1で説明したように、第一貯留室6の内径が次第に小さくなるものであってもよい。いずれの場合であっても、節水具としての機能を十分発揮しえる。
次に、実施例1の節水具1においては、第二貯留室7の体積が第一貯留室6の体積より小さくなっていたが、この実施例2の節水具51においてはそのようになっていない。
実施例2の節水具51においては、第二貯留室7の体積が、第一貯留室6の体積と同一であっても、第一貯留室6の体積より大きい、あるいは小さい場合のいずれであっても、節水具としての機能を十分発揮しえる。
また、実施例1の節水具1においては、第三板体5に形成されている複数の第三通水孔17、18は、第三板体5の径方向外側の部分において、円周方向に延びるものであって、第三通水孔17、18全体の通水断面積が、第二通水孔12全体の通水断面積より小さくなっていた。この実施例2の節水具51においてはそのような条件を必要としていない。
実施例2の節水具51においては、第三板体5に形成されている複数の第五通水孔は、第一貯留室6から第二貯留室7に流入した上水を下側方向(矢印106)に向けて吐出するものであれば、それが形成されている箇所、通水断面積の大きさを問わずに、節水具としての機能を発揮することができる。
実施例2の節水具51と、実施例1の節水具1とが相違している最も大きな点は、第一貯留室6に流入した上水を第二貯留室7に流入させるべく第二板体4に形成されている通水孔の構造、形態である。
実施例2の節水具51では、第二板体4は、通水管を通る上水の流動方向(矢印100)に斜めに交叉するように傾斜している第三傾斜面52と、第四傾斜面53とを備えている。
第三傾斜面52、第四傾斜面53は、それぞれが、通水管を通る上水の流動方向(矢印100)に斜めに交叉するように傾斜しているだけでなく、第三傾斜面52と第四傾斜面53とが互いに交叉するように傾斜している(図6、図8)。
第三傾斜面52、第四傾斜面53には、それぞれ、第四通水孔54a、54bが形成されている。第四通水孔54a、54bは、矢印102、103で示すように、第一貯留室6内で斜め下方向に向かう上水の流れを受け入れて、上水を第二貯留室7に流入させるものである。
この実施例2においても、第四通水孔54aの通水断面積と、第四通水孔54bの通水断面積とを足し合わせた第四通水孔全体の通水断面積は、第一板体3に形成されている第一通水孔8全体の通水断面積より小さくなっている。
この実施例2においては、第三傾斜面52に形成されている第四通水孔54aを介して第二貯留室7に流入する上水の流動する方向(矢印55a)と、第四傾斜面53に形成されている第四通水孔54bを介して第二貯留室7に流入する上水の流動する方向(矢印55b)とが図6、図8図示のように逆方向になる点に特徴を有する。
これは実施例1の節水具1について第二板体4及び第二通水孔12の構造、形態を検討する中で本願発明者が発見したものである。
実施例1の節水具1において、上水の流動方向(矢印100)に斜めに交叉するように傾斜して第二板体4に形成され、第一貯留室6から第二貯留室7に上水を流入させる通水孔を複数個とした。そして、一方のグループの通水孔(単数又は複数)を介して第一貯留室6から第二貯留室7に流入する上水の流動方向と、他方のグループの通水孔(単数又は複数)を介して第一貯留室6から第二貯留室7に流入する上水の流動方向とが逆になるようにした。これによって、第一貯留室6から第二貯留室7に流入する上水の流速を急速に高め得ることを見出した。
この構造を採用することによって、前記で指摘した点の相違が実施例1の節水具1の構造・形態との間に存在したり、前記で指摘した実施例1の構造・形態に要求されていた条件が満たされていなくても、実施例1の節水具1より一層優れた節水効果を発揮できることを見出したのである。
実施例2の節水具51も図6図示のように中空筒状体2からなり、図6中、上側が上水の通水管(不図示)に接続されて使用される。
図示の実施形態では、中空筒状体2の上側から平坦な円板状の第三板体5が装入され、中空筒状体2の内周壁の段部58に装着された後、第一の円筒状のスペーサ57、平坦な円板状の第二板体4、第二の円筒状のスペーサ56、平坦な円板状の第一板体3が順に中空筒状体2内に上側から装入されている。
第一板体3、第二板体4、第三板体5の径は同一であり、円筒状のスペーサ56、57を使用していることにより、第一貯留室6、第二貯留室7は上下方向で同一の径になっている。
平坦な円板状である第一板体3に、円周方向に所定の間隔を空けて複数の第一通水孔8a、8b、8c、8d(以下、第一通水孔を総称して符号8で表すことがある)と、案内部材15とが配備されている点は実施例1の場合と同様である。また、これによって、第一通水孔8を介して第一貯留室6に流入する上水の流れが、案内部材15によって、それぞれ、矢印102(図6)で示すように、斜め下方向に向かわせられ、矢印9(図7(a))で示すように、同一の円周方向に案内される点も実施例1の場合と同様である。
実施例2の節水具51における案内部材15は、第一板体3において各第一通水孔8が形成される位置で、各第一通水孔8形成用の三角形状部分62を第一貯留室6側に向けて下り傾斜に折り曲げ、中空筒状体2の内周壁側の面と、当該折り曲げられた三角形状部分62の表面との間により、上水の流れを斜め下方向(矢印102方向)に向かわせつつ、同一の円周方向(矢印9方向)に案内するものになっている。
実施例2の節水具51では案内部材15は第一板体3において実線59、実線60、破線61で囲まれている三角形状部分62を図8中、下側方向に折り曲げて形成している。第一板体3において、実線59、実線60の部分に切断線を入れる。そして、破線61を折れ線部とし、実線59と実線60とが交差する三角形状部分62の先端63を図6、図8中、下側方向に向けて折り曲げる。例えば、三角形状部分62が折れ線部にあたる破線61から水平な第一板体3に対して45度斜め下方向に傾斜するように折り曲げる。
このようにして第一通水孔8を形成すると、矢印100、101のように第一板体3に向かってきた上水の流れは、円筒状のスペーサ56の内周に沿って矢印9のように円周方向に向かいつつ、矢印102(図6)で示すように、斜め下方向に向かわせられる。
通水管(不図示)から矢印100(図6)で示すように圧送されてきた上水は各第一通水孔8を介して、斜め下方向に向かって傾斜する三角形状部分62に沿って、矢印102で示すように斜め下方に向かって第一貯留室6に流入する。同時に、スペーサ56の内周壁と、傾斜する三角形状部分62の表面との間に案内されて、矢印9で示すように円周方向に案内される。そこで、第一貯留室6内では、図6に矢印103で示すように、円周方向で下側に向かう上水の流れが生起される。
しかも、節水具51は、図6中、上側が上水の通水管(不図示)に接続されて使用されるものであるので、第一通水孔8の全体の通水断面積は、通水管(不図示)の通水断面積より小さい。そこで、各第一通水孔8を通過する矢印102方向の上水の流れは、通水管(不図示)における矢印100方向の上水の流れよりも速い。
前記において、第一板体3で実線59、実線60、破線61で囲まれている三角形状部分62の大きさは、水圧、水量、節水具の大きさ等を考慮して適宜に定めることができる。また、三角形状部分62を、破線61を折り線部として斜め下方に向かって折り曲げる角度も、水圧、水量、節水具の大きさ等を考慮して適宜に定めることができる。
第二板体4は、通水管(不図示)を通る上水の流動方向(矢印100)に斜めに交叉するように傾斜している第三傾斜面52と、第四傾斜面53とを備えている(図6、図7(b)、図8)。
第三傾斜面52、第四傾斜面53は、それぞれが、通水管(不図示)を通る上水の流動方向(矢印100)に斜めに交叉するように傾斜しているだけでなく、第三傾斜面52と第四傾斜面53とが互いに交叉するように傾斜している(図6)。図示の実施形態では、円板状で平坦な第二板体4が中央部において下側方向に突出するように折り曲げられて第三傾斜面52、第四傾斜面53が形成されている。
第三傾斜面52、第四傾斜面53には、それぞれ、第四通水孔54a、54bが形成されている。第四通水孔54a、54bは、第一貯留室6内で斜め下方向(矢印102、103)に向かう上水の流れを受け入れて、上水を矢印55a、55bで示すように第二貯留室7に流入させるものである。
この実施例2においても、第三傾斜面52に形成されている第四通水孔54aの通水断面積と、第四傾斜面53に形成されている第四通水孔54bの通水断面積とを足し合わせた第四通水孔全体の通水断面積は、第一板体3に形成されている第一通水孔全体の通水断面積より小さくなっている。
第三傾斜面52に形成されている第四通水孔54aを介して第二貯留室7に流入する上水の流動する方向(矢印55a)と、第四傾斜面53に形成されている第四通水孔54bを介して第二貯留室7に流入する上水の流動する方向(矢印55b)とは図6図示のように逆方向になる。
なお、第三傾斜面52、第四傾斜面53の傾斜角度は、第一板体3に第一通水孔8、案内部材15が形成される際の三角形部分62の傾斜角度に対応させることができる。例えば、前記のように、三角形部分62が水平になっている平坦な第一板体3に対して斜め下方向に向かって45度傾斜しているときに、第三傾斜面52、第四傾斜面53は水平になっている平坦な第二板体4に対して斜め下方向に向かって45度傾斜するようにできる。
第四通水孔54a、54bは、実施例1で説明した第二通水孔12と同じように、第三傾斜面52、第四傾斜面53に対して図6図示のように直交させて形成すればよい。
図示の実施形態では、第三傾斜面52、第四傾斜面53に対してそれぞれ一個ずつの第四通水孔54a、54bを形成しているが、複数個ずつ形成することもできる。
ただし、一個ずつ形成する場合であっても、複数個ずつ形成する場合であっても、矢印55a、55bで示すように第四通水孔54a、54bを介して第二貯留室7に流入する上水の逆方向の流れのバランスがとれていることが望ましい。そこで、第三傾斜面52、第四傾斜面53に形成される第四通水孔全体の通水断面積が、第一板体3に形成されている第一通水孔全体の通水断面積より小さくなることに配慮しつつ、矢印55a、55bで示すように第四通水孔を介して第二貯留室7に流入する上水の逆方向の流れのバランスがとれるように第四通水孔を形成する位置、第四通水孔の数、大きさを調整する。
図7(b)図示の実施形態では同一の大きさの第四通水孔54a、54bを、円板状の第二板体4の中心に対して対象の位置になるように配置している。
なお、図示していないが、円板状で平坦な第二板体4が中央部において上側方向に突出するよう折り曲げて第三傾斜面52、第四傾斜面53を形成し、ここにそれぞれ第四通水孔を形成する形態にすることもできる。
この場合も、例えば、図7(b)図示のように、第四通水孔54a、54bを、円板状の第二板体4の中心に対して対象の位置になるように配置することによって、第四通水孔を介して第二貯留室7に流入する上水の逆方向の流れのバランスがとれるようにすることができる。
なお、この実施例の節水具51では、第一貯留室6の内径が下流に向かって次第に小さくなることによる流動速度上昇がないことを考慮し、円板状の第二板体4は図示しているように平坦であることが望ましい。
節水具51においては、前述したように、第一通水孔8全体の通水断面積が通水管(不図示)より小さいことにより、上水は、通水管(不図示)を流動していた時よりも流速が速められて第一通水孔8を通過する。そして、案内部材15によって斜め下方向(矢印102)に向かわせられつつ、同一の円周方向(矢印9)に案内される。
第四通水孔54a、54bが形成されている第三傾斜面52、第四傾斜面53は前述したように傾斜しており、第四通水孔54a、54bは、案内部材15によって案内されて第一貯留室6に流入する上水の斜め下方向に向かう流れを受け入れて上水を第二貯留室7に流入させるように第三傾斜面52、第四傾斜面53に形成されている。そこで、上水は流動の勢い、速度を大きく低減させることなく、矢印55a、55bで示されるように流動する。
この際、第四通水孔54a、54b全体の通水断面積は、第一通水孔8全体の通水断面積より小さいので、第四通水孔54a、54bを矢印55a、55bのように通過して第二貯留室7に流入する上水の流れは、上水が第一通水孔8を矢印102方向に通過して第一貯留室6に流入する際の流れよりも、更に、速くなる。
そして、第四通水孔54a、54bを介して第二貯留室7に流入する上水は矢印55a、矢印55bで示すようにバランスを保ってそれぞれ逆方向に向かって流入する。
これによって、前述したように、第四通水孔54a、54bに矢印103のように向かってきた上水は、更に、勢いを増して、第四通水孔54a、54bを矢印55a、55bのように通過し、第二貯留室7に流入する。
この実施例において第三板体5に形成されている複数の第五通水孔70は、第四通水孔54a、54bを介して第二貯留室7に流入した上水を下側方向(矢印106)に向けて吐出するものであれば、それが形成されている箇所、通水断面積の大きさを問わない。
これは、前述した第一板体3、第一通水孔8、案内部材15、第二板体4、第三傾斜面52、第四傾斜面53、第四通水孔54a、54bの形態、構造によって、矢印55a、55bのように互いに逆向きに第二貯留室7に流入する上水の勢いが非常に強く、流速が非常に速いためである。
このため、第一貯留室6の体積の大きさと、第二貯留室7の体積の大きさとの関係、第四通水孔54a、54b全体の通水断面積の大きさと、第五通水孔70全体の通水断面積の大きさとの関係を調整する必要はない。
むしろ、第四通水孔54a、54bを介して矢印55a、矢印55bで示すように第二貯留室7に流入する上水の流速、勢いが大きいので、第三板体5とこれに形成されている複数の第五通水孔70は、節水具51が取り付けられている上水設備の用途に適した流速にまで上水の流速、勢いを抑える役割を果たすものになる。
たとえば、図7(c)図示のように、平板な円板状の第三板体5に複数の小径の第五通水孔70が形成されている形態にすることができる。これは、洗面器の自動手洗い器に取り付けて使用することに適している。
図7(d)図示のように、平板な円板状の第三板体5の円周方向に所定の間隔を開けて円周方向に延びる複数個の第五通水孔71が形成されている形態にすることもできる。これは、図7(c)図示の形態よりも矢印106方向に吐出する勢いが強くなるので、厨房などで使用されている上水の蛇口に用いることができる。
図7(c)、図7(d)のいずれの形態を採用した場合でも、洗面器の自動手洗い器で手や指先を洗い流す、厨房などで食器などを洗浄する、等々の使用に適した勢いで上水を吐出させ、単位時間あたりの矢印106方向への吐出量を少なくしつつ、良好な使用感を得ることができる。
図7(c)図示の形態の第三板体5を備えているこの実施例の節水具51を洗面器の自動手洗い器に取り付けた場合と、節水具51を取り付けていない場合とで比較実験を行った。通水管の径:13mm(通水断面積=132.77mm)、4個の第一通水孔全体の通水断面積=14.08mm、2個の第四通水孔全体の通水断面積=12.00mm、29個の第五通水孔全体の通水断面積=11.15mm
節水具51を取り付けていない場合に比較して上水吐出量を80%削減することができた。その一方、この洗面器の自動手洗い器で手や指先を洗い流す使用者からは良好な使用感であったとの感想を得ることができた。
また、図7(d)図示の形態の第三板体5を備えているこの実施例の節水具51をホテルの厨房の蛇口に取り付けた場合と、節水具51を取り付けていない場合とで比較実験を行った。通水管の径:13mm(通水断面積=132.77mm)、4個の第一通水孔全体の通水断面積=14.08mm、2個の第四通水孔全体の通水断面積=12.00mm、4個の第五通水孔全体の通水断面積=12.00mm
節水具51を取り付けていない場合に比較して上水吐出量を80%削減できた。そして、食器などを洗浄する能力、使用感に関しては、節水具51を取り付けていない場合と同等以上であるとの感想を得ることができた。
このように、この実施例の節水具51でも、供給側の水圧が高い場合、低い場合、供給側からの送水量が多い場合、少ない場合のいずれであっても、良好な使用感を得ることができる放水圧、放水量を実現し、なおかつ、単位時間当たりの使用水量を低減でき、高い省エネルギー効果を上げることができる。
なお、実施例2の節水具51においても、実施例1の節水具1の場合と同じように、第一貯留室6の内径を第二板体4の位置に向けて次第に小さくしたり、第二貯留室7の体積を第一貯留室6の体積より小さくすることにより、第三板体5の第五通水孔70、71から吐出される上水の勢い、流速を強め、節水効率を高めることが可能である。
また、この実施例の節水具51では、洗面器の自動手洗い器に取り付けて使用することができるように、通水管に接続される上端側(中空筒状体2の上端側内周)にねじ山が設けられている構造で説明した。しかし、実施例1の図1、図2を用いて説明した節水具1のように、上端側にねじ山が設けられていない構造にすることもできる。
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態、実施例を説明したが、本発明はかかる実施形態、実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
本発明の節水具の内部を上水が流動する状況を説明する一部を省略した縦断面図。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ、図1図示の実施形態における、第一板体、第二板体、第三板体の平面図。 案内部材が案内通路として構成されている例を説明する図であって、(a)は側面図、(b)は案内通路入口と出口の断面積の大きさを説明する図。 本発明の他の節水具の内部を上水が流動する状況を説明する一部を省略した縦断面図。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ、図4図示の実施形態における、第一板体、第二板体、第三板体の平面図。 本発明の更に他の節水具の内部を上水が流動する状況を説明する一部を省略した縦断面図。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ、図6図示の実施形態における、第一板体、第二板体の平面図及び、第三板体の底面図、(d)は第三板体の他の実施形態を説明する底面図。 図6の一部拡大図。 図7(a)の一部拡大図。
符号の説明
1 節水具
2 中空筒状体
3 第一板体
4 第二板体
5 第三板体
6 第一貯留室
7 第二貯留室
8、8a、8b、8c、8d 第一通水孔
10 傾斜壁
11a 第一傾斜面
11b 第二傾斜面
12 第二通水孔
13 案内側壁
14 案内底板
15 案内部材
17、17a、17b、17c、17d 内側第三通水孔
18、18a、18b、18c、18d 外側第三通水孔
51 節水具
52 第三傾斜面
53 第四傾斜面
54a、54b 第四通水孔
58 中空筒状体の内周壁の段部
56、57 円筒状のスペーサ
62 三角形状部分
63 三角形状部分の先端
70、71 第五通水孔

Claims (6)

  1. 中空筒状体からなり、通水管に接続される節水具であって、
    前記通水管に接続される側から下流側に向けて前記通水管を通る上水の流動方向に直交して上側から下側に向かって第一板体、第二板体、第三板体が互いに平行に前記中空筒状体内に配備され、
    前記第一板体と前記第二板体および、前記第一板体と前記第二板体との間における前記中空筒状体の前記第二板体が配備されている個所に向けて次第に内径が小さくなる内周壁とによって第一貯留室が形成され、
    前記第二板体と前記第三板体および、前記第二板体と前記第三板体との間における、前記中空筒状体の内周壁とによって、前記第一貯留室より体積が小さい、第二貯留室が形成され、
    前記第一板体は、円周方向に所定の間隔を空けて複数の第一通水孔を備えていると共に、前記第一板体の前記第一貯留室側の壁における各第一通水孔が形成されている位置に、各第一通水孔を介して前記第一貯留室に流入する上水の流れを斜め下方向に向かわせつつ、同一の円周方向に案内する案内部材を備えており、
    前記第二板体は、前記通水管を通る上水の流動方向に斜めに交叉するように傾斜している第一傾斜面を備えていると共に、前記斜め下方向に向かう上水の流れを受け入れて上水を第二貯留室に流入させる複数の第二通水孔であって、当該第二通水孔全体の通水断面積が、前記第一通水孔全体の通水断面積より小さい複数の第二通水孔を当該第一傾斜面に備えており、
    前記第三板体は、当該第三板体の径方向外側の部分において、円周方向に延びる複数の第三通水孔であって、当該第三通水孔全体の通水断面積が、前記第二通水孔全体の通水断面積より小さい複数の第三通水孔を備えている
    ことを特徴とする節水具。
  2. 前記案内部材は、前記第一板体において各第一通水孔が形成される位置で、各第一通水孔形成用の三角形状部分を第一貯留室側に向けて下り傾斜に折り曲げ、前記中空筒状体の内周壁側の面と、当該折り曲げられた三角形状部分の表面との間により、上水の流れを斜め下方向に向かわせつつ、同一の円周方向に案内するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の節水具。
  3. 中空筒状体からなり、通水管に接続される節水具であって、
    前記通水管に接続される側から下流側に向けて前記通水管を通る上水の流動方向に直交して上側から下側に向かって第一板体、第二板体、第三板体が互いに平行に前記中空筒状体内に配備され、
    前記第一板体と前記第二板体および、前記第一板体と前記第二板体との間における前記中空筒状体の内周壁とによって第一貯留室が形成され、
    前記第二板体と前記第三板体および、前記第二板体と前記第三板体との間における、前記中空筒状体の内周壁とによって第二貯留室が形成され、
    前記第一板体は、円周方向に所定の間隔を空けて複数の第一通水孔を備えていると共に、前記第一板体の前記第一貯留室側の壁における各第一通水孔が形成されている位置に、各第一通水孔を介して前記第一貯留室に流入する上水の流れを斜め下方向に向かわせつつ、同一の円周方向に案内する案内部材を備えており、
    前記第二板体は、前記通水管を通る上水の流動方向に斜めに交叉するように傾斜している第三傾斜面と、当該第三傾斜面に交叉すると共に前記通水管を通る上水の流動方向に斜めに交叉するように傾斜している第四傾斜面とを備えており、
    当該第三傾斜面と、第四傾斜面とにそれぞれ前記斜め下方向に向かう上水の流れを受け入れて上水を第二貯留室に流入させる第四通水孔であって、前記第三傾斜面に形成されている第四通水孔を介して第二貯留室に流入する上水の流動する方向と、前記第四傾斜面に形成されている第四通水孔を介して第二貯留室に流入する上水の流動する方向とが逆方向になる第四通水孔が形成されており、
    前記第三傾斜面に形成されている第四通水孔の通水断面積と、前記第四傾斜面に形成されている第四通水孔の通水断面積とを足し合わせた第四通水孔全体の通水断面積が、前記第一通水孔全体の通水断面積より小さく、
    前記第三板体は、前記第四通水孔を介して前記第二貯留室に流入した上水を下側方向に向けて吐出する複数の第五通水孔を備えている
    ことを特徴とする節水具。
  4. 前記案内部材は、前記第一板体において各第一通水孔が形成される位置で、各第一通水孔形成用の三角形状部分を第一貯留室側に向けて下り傾斜に折り曲げ、前記中空筒状体の内周壁側の面と、当該折り曲げられた三角形状部分の表面との間により、上水の流れを斜め下方向に向かわせつつ、同一の円周方向に案内するものである
    ことを特徴とする請求項3記載の節水具。
  5. 前記第三傾斜面及び前記第四傾斜面は、円板状で平坦な前記第二板体が中央部において下側方または上側方向に向けて突出するように折り曲げられて形成されている
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の節水具。
  6. 前記中空筒状体の上側から平坦な円板状の前記第三板体が装入され、前記中空筒状体の内周壁の段部に装着された後、第一の円筒状のスペーサ、平坦な円板状の前記第二板体、第二の円筒状のスペーサ、平坦な円板状の前記第一板体が順に前記中空筒状体内に上側から装入されている
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項記載の節水具。
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