JP2019044516A - 泡沫水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターの空気流入孔からずれたとしても、連結アダプターの空気流入孔から流入した空気をアスピレーターの空気導入孔に流入させることができ、水道水に気泡を混入させることができる泡沫水栓を提供する。【解決手段】泡沫水栓10は、水道管に着脱可能に連結される連結アダプター11と、連結アダプター11に挿脱可能に挿入されるアスピレーター12と、連結アダプター11に着脱可能に連結されて連結アダプター11に挿入されたアスピレーター12を支持するプラグスリーブ13とから形成されている。泡沫水栓10では、空気が第2空間28から連結アダプター11の空気流入孔26に流入し、空気流入孔26から第1空間25に流入するとともに、第1空間25からアスピレーター12の空気導入孔36に流入しつつ、アスピレーター12の第2流路35に流入し、第2流路35を流動する水道水に混入され、水道水に多数の気泡が作られる。【選択図】図7

Description

本発明は、水道管から流入した水道水に気泡を混入する泡沫水栓に関する。
単水栓や混合栓、シャワーヘッドに着脱可能に取り付けられる各種の泡沫水栓が利用されている。泡沫水栓は、水道水に多数の気泡を混入させ、気泡入りの水道水を作ることで、水道水の水跳ねを防止し、肌に当たる水流の感触を良好にすることができるとともに、水流の流量を少なくして節水を図ることができる。そのような泡沫水栓が特開2005−205326号公報(特許文献1)や特開2008−237601号公報(特許文献2)に開示されている。
特開2005−205326号公報 特開2008−237601号公報
泡沫水栓は、アスピレーターの空気導入孔から空気を取り入れ、断面積が次第に縮小するアスピレーターの第1流路において水道水の水圧を増加させつつ、第1流路の出口において水道水を噴射させ、第1流路につながるアスピレーターの第2流路において水道水に空気を混入し、多数の気泡を含む水道水を作る。泡沫水栓は、それを単水栓や混合栓、シャワーヘッドに取り付ける連結アダプターを備え、アスピレーターが連結アダプターの内部に収容されるが、アスピレーターが連結アダプターの内部において時計回り方向または反時計回り方向へ回転し、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターの空気流入孔からずれると、空気が空気流入孔から空気導入孔に流入せず、水道水に気泡を混入することができない。
本発明の目的は、アスピレーターが連結アダプターの内部において時計回り方向や反時計回り方向へ回転し、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターの空気流入孔からずれたとしても、連結アダプターの空気流入孔から流入した空気をアスピレーターの空気導入孔に流入させることができ、水道水に気泡を混入させることができる泡沫水栓を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、水道管に着脱可能に連結されて水道管から流入した水道水に気泡を混入する泡沫水栓である。
前記前提における本発明の特徴は、泡沫水栓が、水道管に着脱可能に連結される連結アダプターと、連結アダプターに挿脱可能に挿入されるアスピレーターと、連結アダプターに着脱可能に連結されて連結アダプターに挿入されたアスピレーターを支持するプラグスリーブとから形成され、連結アダプターが、アスピレーターを挿入する挿入スペースと、連結アダプターの内周面に形成されて連結アダプターの径方向外方へ向かって凹み、連結アダプターの内周面の全周に延びていて連結アダプターの内周面と挿入スペースに挿入されたアスピレーターの外周面との間に第1空間を作る円環凹部と、連結アダプターの外周面から内周面に向かって径方向へ延びていて円環凹部につながる空気流入孔と、連結アダプターの外周面であって空気流入孔を含むその周囲に形成され、連結アダプターの外周面と連結アダプターに連結されたプラグスリーブの内周面との間に第2空間を作る第1扁平面域とを有し、アスピレーターが、その上方から下方に向かうにつれて断面積が次第に縮小する第1流路と、第1流路につながって断面積が一定の上下方向へ延びる第2流路と、アスピレーターの径方向へ延びていてアスピレーターの外周面から第2流路につながり、アスピレーターを連結アダプターの挿入スペースに挿入したときに第1空間に位置する空気導入孔とを有し、プラグスリーブが、その内周面から径方向内方へ延びていて挿入スペースに挿入されたアスピレーターを支持する支持フランジを有することにある。
本発明の一例としては、円環凹部によって作られた第1空間が、連結アダプターの周り方向の全周に形成され、気泡を作る空気が、第2空間から空気流入孔に流入しつつ空気流入孔から第1空間に流入するとともに第1空間から空気導入孔に流入する。
本発明の他の一例としては、アスピレーターが、第1流路が形成された上筒部と、第2流路と空気導入孔とが形成されて径方向の長さ寸法が上筒部のそれよりも大きい中間筒部と、第2流路が形成されて径方向の長さ寸法が中間筒部それよりも小さい下筒部とを有し、連結アダプターが、水道管の接続部に着脱可能に螺着される上方螺着筒部と、上方螺着筒部の直下に形成されて連結アダプターの径方向外方へ張り出す円環フランジと、円環フランジの直下に形成されてプラグスリーブが着脱可能に螺着される下方螺着筒部と、上方螺着筒部の内周面に囲繞されて水道管から流出した水道水が流入する流入スペースとを有し、連結アダプターの挿入スペースが、上方螺着筒部の内周面に囲繞されて流入スペースの直下に位置し、アスピレーターの上筒部を挿脱可能に挿入する第1挿入スペースと、下方螺着筒部の内周面に囲繞されて第1挿入スペースの直下に位置し、アスピレーターの中間筒部を挿脱可能に挿入する第2挿入スペースとから形成され、泡沫水栓では、連結アダプターの空気流入孔と第1扁平面域とが連結アダプターの下方螺着筒部に形成され、連結アダプターの円環凹部が連結アダプターの下方螺着筒部の内周面に形成され、プラグスリーブを連結アダプターの下方螺着筒部に螺着したときにプラグスリーブの支持フランジがアスピレーターの中間筒部を支持する。
本発明の他の一例としては、アスピレーターが、その各筒部を軸として連結アダプターの挿入スペースに時計回り方向と反時計回り方向とへ回転可能に挿入され、アスピレーターの空気導入孔が、連結アダプターの挿入スペースにおけるアスピレーターの回転によって円環凹部において時計回り方向と反時計回り方向とへ移動する。
本発明の他の一例として、連結アダプターに形成された円環フランジと下部螺着パイプに螺着されたプラグスリーブの上端との間には、第1扁平面域によって作られた第2空間につながる第3空間が形成される。
本発明の他の一例としては、第3空間が、円環フランジの周り方向の全周に形成され、気泡を作る空気が、第3空間から第2空間に流入する。
本発明の他の一例としては、プラグスリーブが、その上端と支持フランジとの間に形成されて連結アダプターの下方螺着筒部を螺着する上方螺着部を有し、プラグスリーブの径方向の厚み寸法が小さい肉薄部が、プラグスリーブの上端を含むその近傍であってプラグスリーブの周り方向の全周に形成され、第2空間が、連結アダプターの第1扁平面域とプラグスリーブの肉薄部との間に画成されている。
本発明の他の一例としては、泡沫水栓が、アスピレーターの空気導入孔に挿脱可能に挿入された逆止弁を有し、アスピレーターが、中間筒部の外周面であって空気導入孔を含むその周囲に形成された第2扁平面域を有する。
本発明に係る泡沫水栓によれば、泡沫水栓が連結アダプターと連結アダプターに挿入されるアスピレーターと備え、連結アダプターがその内周面に形成されて内周面の全周に延びる円環凹部と円環凹部につながる空気流入孔とその外周面であって空気流入孔を含むその周囲に形成された第1扁平面域とを有し、アスピレーターが連結アダプターの円環凹部によって作られた第1空間に位置する空気導入孔を有し、アスピレーターの空気導入孔が第1空間に位置するから、連結アダプターに挿入されたアスピレーターが連結アダプターの内部において時計回り方向や反時計回り方向へ回転し、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターの空気流入孔からずれたとしても、空気を連結アダプターの空気流入孔から第1空間に流入させつつ第1空間から空気導入孔に流入させることができ、連結アダプターの空気流入孔から流入した空気をアスピレーターの空気導入孔に流入させることができる。泡沫水栓は、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターのどの位置にあったとしても、水道水に気泡を確実に混入させることができ、多数の気泡が混入された水道水を作ることができる。泡沫水栓は、アスピレーターの空気導入孔から空気を取り入れ、断面積が次第に縮小するアスピレーターの第1流路において水道水の水圧を増加させつつ、第1流路の出口において水道水を噴射させ、第1流路につながるアスピレーターの第2流路において水道水に空気を混入し、多数の気泡が混入した水道水を作ることができるから、水道水の水跳ねを防止し、肌に当たる水流の感触を良好にすることができるとともに、水流の流量を少なくして節水をすることができる。
円環凹部によって作られた第1空間が連結アダプターの周り方向の全周に形成され、空気が第1扁平面域によって作られた第2空間から空気流入孔に流入しつつ空気流入孔から第1空間に流入するとともに第1空間から空気導入孔に流入する泡沫水栓は、連結アダプターに挿入されたアスピレーターが連結アダプターの内部において時計回り方向や反時計回り方向へ回転し、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターの空気流入孔からずれたとしても、空気が第2空間から連結アダプターの空気流入孔に流入しつつ空気流入孔から第1空間に流入するとともに第1空間からアスピレーターの空気導入孔に流入するから、連結アダプターの周り方向の全周に形成された第1空間を利用して空気をアスピレーターの空気導入孔に流入させることができ、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターのどの位置にあったとしても、水道水に気泡を確実に混入させることができ、多数の気泡が混入された水道水を作ることができる。
アスピレーターが上筒部と径方向の長さ寸法が上筒部のそれよりも大きい中間筒部と径方向の長さ寸法が中間筒部それよりも小さい下筒部とを有し、連結アダプターが水道管の接続部に着脱可能に螺着される上方螺着筒部と上方螺着筒部の直下に形成されて連結アダプターの径方向外方へ張り出す円環フランジと円環フランジの直下に形成されてプラグスリーブが着脱可能に螺着される下方螺着筒部と上方螺着筒部の内周面に囲繞されて水道管から流入した水道水が流入する流入スペースとを有し、連結アダプターの挿入スペースがアスピレーターの上筒部を挿脱可能に挿入する第1挿入スペースとアスピレーターの中間筒部を挿脱可能に挿入する第2挿入スペースとから形成され、連結アダプターの空気流入孔と第1扁平面域とが連結アダプターの下方螺着筒部に形成され、連結アダプターの円環凹部が連結アダプターの下方螺着筒部の内周面に形成され、プラグスリーブを連結アダプターの下方螺着筒部に螺着したときにプラグスリーブの支持フランジがアスピレーターの中間筒部を支持する泡沫水栓は、連結アダプターの第1および第2挿入スペースに挿入されたアスピレーターの上筒部および中間筒部が連結アダプターの内部において時計回り方向や反時計回り方向へ回転し、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターの空気流入孔からずれたとしても、空気が第1扁平面域によって作られた第2空間から連結アダプターの空気流入孔に流入しつつ空気流入孔から円環凹部によって作られた第1空間に流入するとともに第1空間からアスピレーターの空気導入孔に流入するから、連結アダプターの周り方向の全周に形成された第1空間を利用して空気をアスピレーターの空気導入孔に流入させることができ、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターのどの位置にあったとしても、水道水に気泡を確実に混入させることができ、多数の気泡が混入された水道水を作ることができる。
アスピレーターがその各筒部を軸として連結アダプターの挿入スペースに時計回り方向と反時計回り方向とへ回転可能に挿入され、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターの挿入スペースにおけるアスピレーターの回転によって円環凹部において時計回り方向と反時計回り方向とへ移動する泡沫水栓は、連結アダプターの第1および第2挿入スペースにアスピレーターの上筒部や中間筒部を挿入する場合、連結アダプターに対するアスピレーターの位置決めを行う必要はなく、アスピレーターを連結アダプターの挿入スペースに回転可能に挿入することができ、手間を要することなく、泡沫水栓を容易に組み立てることができる。泡沫水栓は、アスピレーターの空気導入孔が円環凹部において時計回り方向と反時計回り方向とへ移動したとしても、連結アダプターの周り方向の全周に形成された第1空間を利用して空気をアスピレーターの空気導入孔に流入させることができ、アスピレーターの空気導入孔が連結アダプターのどの位置にあったとしても、水道水に気泡を確実に混入させることができ、多数の気泡が混入された水道水を作ることができる。
第1扁平面域によって作られた第2空間につながる第3空間が連結アダプターに形成された円環フランジと下部螺着パイプに螺着されたプラグスリーブの上端との間に形成される泡沫水栓は、第2空間につながる第3空間が連結アダプターに形成された円環フランジと下部螺着パイプに螺着されたプラグスリーブの上端との間に形成されることで、プラグスリーブによって連結アダプターの第2空間が塞がれることはなく、空気を第3空間から第2空間に流入させつつ第2空間から第1空間に流入させることができ、連結アダプターの周り方向の全周に形成された第1空間を利用して空気をアスピレーターの空気導入孔に流入させることができる。
連結アダプターに形成された円環フランジと下部螺着パイプに螺着されたプラグスリーブの上端との間の第3空間が円環フランジの周り方向の全周に形成され、気泡を作る空気が第3空間から第2空間に流入する泡沫水栓は、第3空間が円環フランジの周り方向の全周に形成されることで、連結アダプターにプラグスリーブを連結したときに連結アダプターの第2空間がプラグスリーブの周り方向のどの位置にあったとしても第2空間が第3空間につながるから、空気を第3空間から第2空間に流入させつつ第2空間から第1空間に流入させることができ、連結アダプターの周り方向の全周に形成された第1空間を利用して空気をアスピレーターの空気導入孔に流入させることができる。
プラグスリーブがその上端と支持フランジとの間に形成されて連結アダプターの下方螺着筒部を螺着する上方螺着部を有し、プラグスリーブの径方向の厚み寸法が小さい肉薄部がプラグスリーブの上端を含むその近傍であってプラグスリーブの周り方向の全周に形成され、第2空間が連結アダプターの第1扁平面域とプラグスリーブの肉薄部との間に画成されている泡沫水栓は、肉薄部がプラグスリーブの上端を含むその近傍であってプラグスリーブの周り方向の全周に形成されることで、肉薄部を介して第3空間と第2空間とが確実につながり、連結アダプターにプラグスリーブを連結したときに連結アダプターの第2空間がプラグスリーブの周り方向のどの位置にあったとしても第2空間が第3空間につながるから、空気を第3空間から第2空間に流入させつつ第2空間から第1空間に流入させることができ、連結アダプターの周り方向の全周に形成された第1空間を利用して空気をアスピレーターの空気導入孔に確実に流入させることができる。
アスピレーターの空気導入孔に挿脱可能に挿入された逆止弁を有し、アスピレーターが中間筒部の外周面であって空気導入孔を含むその周囲に形成された第2扁平面域を有する泡沫水栓は、アスピレーターの空気導入孔に逆止弁が設置されることで、アスピレーターの空気導入孔に水道水が逆流することはなく、アスピレーターを利用して水道水に気泡を確実に混入させることができ、多数の気泡が混入された水道水を作ることができる。泡沫水栓は、第2扁平面域がアスピレーターの中間筒部の外周面であって空気導入孔を含むその周囲に形成されているから、空気導入孔に逆止弁を容易に挿入することができ、空気導入孔から逆止弁を容易に取り出すことができ、劣化した逆止弁を容易に交換することができる。
一例として示す泡沫水栓の正面図。 泡沫水栓の斜視図。 泡沫水栓の上面図。 泡沫水栓の底面図。 泡沫水栓の分解正面図。 泡沫水栓の分解斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 図5のB−B線矢視断面図。 図8の斜視図。 アスピレーターを連結アダプターに挿入したときの斜視図。 図1のC−C線矢視断面図。 図11の部分拡大図。 他の一例として示す図11と同様の断面図。 図13の部分拡大図。
一例として示す泡沫水栓10の正面図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る泡沫水栓の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、泡沫水栓10の斜視図であり、図3は、泡沫水栓10の上面図である。図4は、泡沫水栓10の底面図であり、図5は、泡沫水栓10の分解正面図である。図6は、泡沫水栓10の分解斜視図であり、図7は、図1のA−A線矢視断面図である。図8は、図5のB−B線矢視断面図であり、図9は、図8の斜視図である。図10は、アスピレーター12を連結アダプター11に挿入したときの斜視図である。図10では、パッキンリング23(シール)の図示を省略している。図2では、上下方向を矢印X、径方向を矢印Yで示し、周り方向を矢印Zで示す。
泡沫水栓10は、水道管に着脱可能に連結されるとともに、単水栓や混合栓、シャワーヘッド等の各種の水栓に着脱可能に取り付けられる。泡沫水栓10は、水道管から流入した水道水に気泡を混入し、多数の気泡を含む水道水を単水栓や混合栓、シャワーヘッド等の水栓から流出させる。泡沫水栓10は、多数の気泡を含む水道水を作ることで、水道水の水跳ねを防止することができ、肌に当たる水流の感触を良好にすることができるとともに、水流の流量を少なくして節水を図ることができる。
泡沫水栓10は、水道管に着脱可能に連結される連結アダプター11と、連結アダプター11に挿脱可能に挿入されるアスピレーター12と、連結アダプター11に着脱可能に連結されるプラグスリーブ13とから形成されている。泡沫水栓10では、図5,6に示すように、上下方向上方から下方に向かって連結アダプター11、アスピレーター12、プラグスリーブ13の順で並んでいる。
連結アダプター11は、ステンレス鋼や合金鋼等の金属から作られ、上方螺着筒部14と円環フランジ15と下方螺着筒部16とを有する。連結アダプター11では、図8,9に示すように、上方螺着筒部14が連結アダプター11の上下方向上方に位置し、円環フランジ15が連結アダプター11の中間に位置しているとともに、下方螺着筒部16が連結アダプター11の下方に位置している。上方螺着筒部14や円環フランジ15、下方螺着筒部16は、一体に成形されている。上方螺着筒部14は、円筒状に成形されている。上方螺着筒部14の外側には、ネジ17(雄ネジ)が作られている。連結アダプター11では、上方螺着筒部14のネジ17(雄ネジ)が水道管の接続部(雌ネジ)に着脱可能に螺着されることで、泡沫水栓10が水道管に連結される。
円環フランジ15は、リング状に成形され、上方螺着筒部14の下方(直下)につながり、上方螺着筒部14と下方螺着筒部16との間に形成されている。円環フランジ15は、連結アダプター11の外周面から径方向外方へ張り出し、連結アダプター11の周り方向へ延びている。円環フランジ15は、その直径(径方向の長さ寸法)が上方螺着筒部14や下方螺着筒部16のそれよりも大きい。下方螺着筒部16は、円筒状に成形され、円環フランジ15の下方(直下)につながっている。下方螺着筒部16の外側には、ネジ18(雄ネジ)が作られている。下方螺着筒部16には、プラグスリーブ13が着脱可能に螺着される。
上方螺着筒部14の内側には、上方螺着筒部14の内周面に囲繞された流入スペース19が作られている。流入スペース19には、水道管から流出した水道水が流入する。連結アダプター11の内側には、アスピレーター12を挿入する円筒状の挿入スペース20が作られている。挿入スペース20は、上方螺着筒部14の内周面に囲繞された第1挿入スペース21と、下方螺着筒部16の内周面に囲繞された第2挿入スペース22とから形成されている。上方螺着筒部14には、パッキンリング23(シール)が嵌め込まれる。パッキンリング23は、上方螺着筒部14と円環フランジ15とに密着する。
第1挿入スペース21は、円筒状に成形され、流入スペース19の直下に位置している。第2挿入スペース22は、円筒状に成形され、第1挿入スペース21の直下に位置している。第2挿入スペース22は、その直径(径方向の長さ寸法)が第1挿入スペース21のそれよりも大きい。第1挿入スペース21には、アスピレーター12の後記する上筒部29が挿脱可能に挿入される。第2挿入スペース22には、アスピレーター12の後記する中間筒部30が挿脱可能に挿入される。
下方螺着筒部16の内側には、リング状の円環凹部24が作られている。円環凹部24は、連結アダプター11の下方螺着筒部16の内周面に形成され、連結アダプター11の径方向外方へ向かって凹んでいる。円環凹部24は、連結アダプター11の周り方向であって連結アダプター11の内周面の全周に延びている。円環凹部24は、連結アダプター11の内周面と挿入スペース20に挿入されたアスピレーター12の中間筒部30の外周面との間にリング状(円環状)の第1空間25を画成する(作る)。第1空間25は、連結アダプター11の内周面の全周に形成される。
連結アダプター11の下方螺着筒部16には、下方螺着筒部16を貫通する空気流入孔26が穿孔(形成)されている。空気流入孔26は、連結アダプター11の外周面から内周面に向かって径方向へ延びている。空気流入孔26は、円環凹部24につながり、第1空間25に空気(外気)を流入させる。連結アダプター11の下方螺着筒部16の外周面には、第1扁平面域27が形成されている。第1扁平面域27は、上下方向へ延びる扁平な面であり、下方螺着筒部16に作られたネジ18(雄ネジ)を削る(面取り)ことから作られている。
第1扁平面域27は、空気流入孔26を含むその周囲に形成され、円環フランジ15の直下と下方螺着筒部16の下端との間に作られている。第1扁平面域27は、連結アダプター11の下方螺着筒部16の外周面と連結アダプター11に連結されたプラグスリーブ13の内周面との間に第2空間28(隙間)を画成する(作る)。第2空間28は、連結アダプター11の下方螺着筒部16の空気流入孔26に空気(外気)を流入させる。
アスピレーター12は、ステンレス鋼や合金鋼等の金属から作られ、上筒部29と中間筒部30と下筒部31とを有し、連結アダプター11の挿入スペース20に挿脱可能に挿入される。上筒部29や中間筒部30、下筒部31は、一体に成形されている。上筒部29は、円筒状に成形され、連結アダプター11の第1挿入スペース21に挿入される。上筒部28は、図7に示すように、アスピレーター12が連結アダプター11の挿入スペース20に挿入されてときに、連結アダプター11の上方螺着筒部14の流入スペース19の直下に位置する。上筒部29には、パッキンリング32(シール)が嵌め込まれる。パッキンリング32は、連結アダプター11の上方螺着筒部14とアスピレーター12の上筒部29とに密着する。
中間筒部30は、円筒状に成形され、上筒部29の上下方向下方につながっている。中間筒部30は、連結アダプター11の第2挿入スペース22に挿入される。中間筒部30は、その直径(径方向の長さ寸法)が上筒部29のそれよりも大きい。中間筒部30には、パッキンリング33(シール)が嵌め込まれる。パッキンリング33は、中間筒部30とプラグスリーブ13の後記する支持フランジとに密着する。
下筒部31は、円筒状に成形され、中間筒部30の上下方向下方につながっている。下筒部31は、その直径(径方向の長さ寸法)が中間筒部30のそれよりも小さい。下筒部31は、アスピレーター12が連結アダプター11の挿入スペース20に挿入されてときに、連結アダプター11の下方螺着筒部17から下方へ露出する。連結アダプター11の挿入スペース20に挿入されたアスピレーター12は、上筒部29や中間筒部30、下筒部31を軸として連結アダプター11の挿入スペース20において時計回り方向と反時計回り方向とへ回転可能である。
アスピレーター12の上筒部29には、上下方向へ直状に延びる第1流路33が作られている。第1流路33は、アスピレーター12の上方から下方に向かうにつれて断面積が次第に縮小する。第1流路33は、逆円錐状に成形された水道水の流路である。第1流路33は、アスピレーター12が連結アダプター11の挿入スペース20に挿入されてときに、連結アダプター11の上方螺着筒部14の流入スペース19につながる。
アスピレーター12の中間筒部30と下筒部31とには、上下方向へ直状に延びる第2流路35が作られている。第2流路35は、断面積が一定の円筒状に成形された水道水の流路であり、第1流路34につながっている。アスピレーター12の中間筒部30には、アスピレーター12の径方向へ延びる空気導入孔36(空気導入路)が穿孔(形成)されている。空気導入孔36は、アスピレーター12の中間筒部30を貫通し、アスピレーター12の外周面から第2流路35につながっている。
空気導入孔36は、断面積が一定の円筒状に成形された空気(外気)の流路である。空気導入孔36は、アスピレーター12を連結アダプター11の挿入スペース20に挿入したときに、連結アダプター11の下方螺着筒部16に形成された第1空間25に位置する。アスピレーター12の空気導入孔36は、連結アダプター11の挿入スペース20におけるアスピレーター12の回転によって円環凹部24(第1空間25)において時計回り方向と反時計回り方向とへ移動する。
アスピレーター12の中間筒部30の外周面には、第2扁平面域37が形成されている。第2扁平面域37は、上下方向へ延びる扁平な面であり、アスピレーター12の中間筒部30の外周面を削る(面取り)ことから作られている。第2扁平面域37は、空気導入孔36を含むその周囲に形成され、アスピレーター12の中間筒部30の上端と下端との間に作られている。アスピレーター12の空気導入孔36には、アスピレーター12の径方向へ延びる逆止弁38(サクションバルブ)が挿脱可能に挿入されている。逆止弁38は、アスピレーター12の第2流路35から空気導入孔36への水道水の逆流を防止する。
プラグスリーブ13は、ステンレス鋼や合金鋼等の金属から作られ、連結アダプター11に挿入されたアスピレーター12を支持する。プラグスリーブ13は、上方螺着部39と支持フランジ40と下方螺着部41とを有する。プラグスリーブ13では、上方螺着部39がプラグスリーブ13の上下方向上方に位置し、支持フランジ40がプラグスリーブ13の中間に位置しているとともに、下方螺着部41がプラグスリーブ13の下方に位置している。上方螺着部39や支持フランジ40、下方螺着部41は、一体に成形されている。
上方螺着部39は、プラグスリーブ13の上端45と支持フランジ40との間に形成され、円筒状に成形されている。上方螺着部39の内側には、ネジ42(雌ネジ)が作られている。上方螺着部39には、連結アダプター11の下方螺着筒部16のネジ18(雄ネジ)が螺着される。支持フランジ40は、リング状に成形され、上方螺着部39の直下であって上方螺着部39と下方螺着部41との間に形成されている。支持フランジ40は、プラグスリーブ13の内周面から径方向内方へ延出し、プラグスリーブ13の周り方向へ延びている。支持フランジ40は、第2挿入スペース22に挿入されたアスピレーター12の中間筒部30を支持する。
プラグスリーブ13の上端45を含むその近傍には、プラグスリーブ13の径方向の厚み寸法が小さい肉薄部46が形成されている。肉薄部46には、ネジ42(雌ネジ)が形成されていない。肉薄部46は、プラグスリーブ13の上端45を含むその近傍以外の箇所の径方向の厚み寸法よりも小さく、プラグスリーブ13の周り方向の全周に形成されている。泡沫水栓10では、第2空間28が連結アダプター11の第1扁平面域27とプラグスリーブ13の肉薄部46との間に画成されている。
下方螺着部41は、円筒状に成形され、支持フランジ40の直下につながって支持フランジ40から下方へ延びている。下方螺着部41の内側には、ネジ43(雌ネジ)が作られている。下方螺着部41には、単水栓や混合栓、シャワーヘッド等の水栓が着脱可能に螺着される。プラグスリーブ13では、下方螺着部41のネジ43(雌ネジ)が単水栓や混合栓、シャワーヘッド等の水栓の接続部(雄ネジ)に着脱可能に螺着されることで、泡沫水栓10が単水栓や混合栓、シャワーヘッド等の水栓に連結される。
図5の分解正面図から泡沫水栓10を組み立てるには、図6の分解斜視図に示すように、アスピレーター12の上筒部29にパッキンリング32(シール)を嵌め込み、アスピレーター12の上筒部29を連結アダプター11の第1挿入スペース21に挿入し、アスピレーター12の中間筒部30を連結アダプター11の第2挿入スペース22に挿入する。アスピレーター12を連結アダプター11の挿入スペース20に挿入すると、連結アダプター11の内周面に形成された円環凹部24と挿入スペース20に挿入されたアスピレーター12の中間筒部30の外周面との間に第1空間25が画成される。アスピレーター12の空気導入孔36は、第1空間25に位置し、第1空間25に連通する(つながる)。
パッキンリング32が連結アダプター11の上方螺着筒部14とアスピレーター12の上筒部29とに密着し、連結アダプター11とアスピレーター12との間の間隙がパッキンリング32によって塞がれる。なお、アスピレーター12を連結アダプター11の挿入スペース20に挿入する際に、アスピレーター12の空気導入孔36と連結アダプター11の空気流入孔26とを一致させる必要はない。
次に、アスピレーター12の下筒部31にパッキンリング33(シール)を嵌め込み、連結アダプター11の下方螺着筒部16に形成されたネジ18(雄ネジ)をプラグスリーブ11の上方螺着部39に形成されたネジ42(雌ネジ)に螺着し、連結アダプター11とプラグスリーブ13とを連結する。連結アダプター11とプラグスリーブ13とを連結すると、プラグスリーブ13の支持フランジ40がアスピレーター12の中間筒部30を支持し、アスピレーター12が連結アダプター11の上方螺着筒部14とプラグスリーブ13の支持フランジ40とに挟まれた状態で、アスピレーター12が連結アダプター11の挿入スペース20に固定される。
パッキンリング33がアスピレーター12の中間筒部30とプラグスリーブ13の支持フランジ40とに密着し、アスピレーター12とプラグスリーブ13との間の間隙がパッキンリング33によって塞がれる。また、プラグスリーブ13に螺着された連結アダプター11のプラグスリーブ13から下方への移動がパッキンリング33によって阻止される。連結アダプター11とプラグスリーブ13とを連結すると、連結アダプター11に形成された円環フランジ24と下方螺着筒部16に螺着されたプラグスリーブ13の上方螺着部39の上端45との間に第3空間44(隙間)が形成される。第3空間44は、円環フランジ15の周り方向の全周に形成され、第1扁平面域27によって作られた第2空間28に連通する(つながる)。
図11は、図1のC−C線矢視断面図であり、図12は、図11の部分拡大図である。図13は、他の一例として示す図11と同様の断面図であり、図14は、図13の部分拡大図である。泡沫水栓10では、図11,12に示すように、連結アダプター11に形成された円環フランジ24と連結アダプター11の下方螺着筒部16に螺着されたプラグスリーブ13の上端45との間に形成された第3空間44が第1扁平面域27と肉薄部46とによって作られた第2空間28に連通し(つながり)、第1扁平面域27によって作られた第2空間28が連結アダプター11の空気流入孔26に連通している(つながっている)とともに、連結アダプター11の空気流入孔26が第1空間25に連通し(つながり)、アスピレーター12の空気導入孔36が第1空間25に連通している(つながっている)。
水道の蛇口を開け、水道水が水道管から泡沫水栓10の連結アダプター11の流入スペース19に流入した後、水道水がアスピレーター12の第1流路34に流入する。断面積が次第に縮小するアスピレーター12の第1流路34において水道水の水圧が次第に増加し、第1流路34の出口において水道水が噴射しつつアスピレーター12の第2流路35に流入する。アスピレーター12の空気導入孔36からアスピレーター12の第2流路35に流入した空気(外気)が第2流路35において水道水に混入し、多数の気泡を含む水道水が作られる。多数の気泡を含む水道水は、単水栓や混合栓、シャワーヘッド等の水栓から流出する。
水道水に多数の気泡を作る空気は、図7に矢印L1で示すように、連結アダプター11の円環フランジ24とプラグスリーブ13の上端45との間に形成された第3空間44から第1扁平面域27によって作られた連結アダプター11の下方螺着筒部16の外周面とプラグスリーブ13の内周面との間の第2空間28に流入する。空気は、図11に矢印L2で示すように、第2空間28から連結アダプター11の空気流入孔26に流入し、空気流入孔26から第1空間25に流入するとともに、第1空間25からアスピレーター12の空気導入孔36に流入し、アスピレーター12の第2流路35に流入する。
泡沫水栓10では、アスピレーター12がその各筒部29〜31を軸として連結アダプター11の挿入スペース20において時計回り方向と反時計回り方向とへ回転し、アスピレーター12の空気導入孔36が連結アダプター11の挿入スペース20におけるアスピレーター12の回転によって円環凹部24(第1空間25)において時計回り方向と反時計回り方向とへ移動すると、図13,14に示すように、アスピレーター12の空気導入孔36が連結アダプター11の空気流入孔26の位置から外れ、空気導入孔36と空気流入孔26とが一致せず、空気導入孔36と空気流入孔26とが直接に連通しない。
泡沫水栓10では、空気導入孔36と空気流入孔26とが一致せず、空気導入孔36と空気流入孔26とが直接的に連通しない場合でも、空気は、図13に矢印L3で示すように、第2空間28から連結アダプター11の空気流入孔26に流入し、空気流入孔26から第1空間25に流入するとともに、第1空間25を回り方向へ流動して第1空間25からアスピレーター12の空気導入孔36に流入しつつ、アスピレーター12の第2流路35に流入し、第2流路35を流動する水道水に混入される。空気導入孔36と空気流入孔26とが一致しない場合でも、水道水に多数の気泡が作られる。
泡沫水栓10は、それが連結アダプター11と連結アダプター11に挿入されるアスピレーター12と備え、連結アダプター11がその内周面に形成されて内周面の全周に延びる円環凹部24と円環凹部24につながる空気流入孔26とその外周面であって空気流入孔26を含むその周囲に形成された第1扁平面域27とを有し、アスピレーター12が連結アダプター11の円環凹部24によって作られた第1空間25に位置する空気導入孔36を有し、アスピレーター12の空気導入孔36が常に第1空間36に位置するから、連結アダプター11の第1および第2挿入スペース21,22に挿入されたアスピレーター12の上筒部29および中間筒部30が連結アダプター11の内部において時計回り方向や反時計回り方向へ回転し、アスピレーター12の空気導入孔36が連結アダプター11の空気流入孔26からずれたとしても、空気が第1扁平面域27によって作られた第2空間28から連結アダプター11の空気流入孔26に流入しつつ空気流入孔26から円環凹部24によって作られた第1空間25に流入するとともに第1空間25からアスピレーター12の空気導入孔36に流入する。泡沫水栓10は、アスピレーター12の空気導入孔36と連結アダプター11の空気流入孔26とが直接的に連通しなくても(直線的に並ばなくても)、連結アダプター11の周り方向の全周に形成された第1空間25を利用して空気をアスピレーター12の空気導入孔36に流入させることができ、連結アダプター11の空気流入孔26から流入した空気をアスピレーター12の空気導入孔36に流入させることができる。
泡沫水栓10は、アスピレーター12の空気導入孔36が連結アダプター11のどの位置にあったとしても、空気導入孔36が第1空間25に連通するから、水道水に気泡を確実に混入させることができ、多数の気泡が混入された気泡を含む水道水を作ることができる。泡沫水栓10は、アスピレーター12の空気導入孔36から空気を取り入れ、断面積が次第に縮小するアスピレーター12の第1流路34において水道水の水圧を増加させつつ、第1流路34の出口において水道水を噴射させ、第1流路34につながるアスピレーター12の第2流路35において水道水に空気を混入し、多数の気泡が混入した水道水を作ることができるから、水道水の水跳ねを防止することができ、肌に当たる水流の感触を良好にすることができるとともに、水流の流量を少なくして節水を図ることができる。
泡沫水栓10は、第1扁平面域27によって作られた第2空間28につながる第3空間44が連結アダプター11に形成された円環フランジ15と連結アダプター11の下方螺着筒部16に螺着されたプラグスリーブ13の上端45との間に形成されるから、プラグスリーブ13によって連結アダプター11の第2空間28が塞がれることはなく、空気を第3空間44から第2空間28に流入させつつ第2空間28から第1空間25に流入させることができ、連結アダプター11の周り方向の全周に形成された第1空間25を利用して空気をアスピレーター12の空気導入孔36に流入させることができる。
泡沫水栓10は、連結アダプター11に形成された円環フランジ15と下方螺着筒部16に螺着されたプラグスリーブ13の上端45との間の第3空間44が円環フランジ15の周り方向の全周に形成されるから、連結アダプター11にプラグスリーブ13を連結したときに連結アダプター11の第2空間28がプラグスリーブ13の周り方向のどの位置にあったとしても第2空間28が第3空間44につながり、円環フランジ15の周り方向の全周に形成された第3空間44から空気を第2空間28に流入させつつ第2空間28から第1空間25に流入させることができ、連結アダプター11の周り方向の全周に形成された第1空間25を利用して空気をアスピレーター12の空気導入孔36に流入させることができる。
泡沫水栓10は、肉薄部46がプラグスリーブ13の上方螺着部39の上端45を含むその近傍であってプラグスリーブ13の周り方向の全周に形成されることで、肉薄部46を介して第3空間44と第2空間28とが確実につながり、連結アダプター11にプラグスリーブ13を連結したときに連結アダプター11の第2空間28がプラグスリーブ13の周り方向のどの位置にあったとしても第2空間28が第3空間44につながるから、空気を第3空間44から第2空間28に流入させつつ第2空間28から第1空間25に流入させることができ、連結アダプター11の周り方向の全周に形成された第1空間25を利用して空気をアスピレーター12の空気導入孔36に確実に流入させることができる。
泡沫水栓10は、アスピレーター12の空気導入孔36に逆止弁38が設置されることで、アスピレーター12の第2流路35から空気導入孔36に水道水が逆流することはなく、アスピレーター12を利用して水道水に気泡を確実に混入させることができ、多数の気泡が混入された水道水を作ることができる。泡沫水栓10は、第2扁平面域37がアスピレーター12の中間筒部30の外周面であって空気導入孔36を含むその周囲に形成されているから、空気導入孔36に逆止弁38を容易に挿入することができ、空気導入孔36から逆止弁38を容易に取り出すことができ、劣化した逆止弁38を容易に交換することができる。
泡沫水栓10は、連結アダプター11の第1および第2挿入スペース21,22にアスピレーター12の上筒部29や中間筒部30を挿入する場合、連結アダプター11に対するアスピレーター12の位置決めを行う必要はなく、アスピレーター12を連結アダプター11の挿入スペース20に回転可能に挿入することができ、手間を要することなく、泡沫水栓10を容易に組み立てることができる。
10 泡沫水栓
11 連結アダプター
12 アスピレーター
13 プラグスリーブ
14 上方螺着筒部
15 円環フランジ
16 下方螺着筒部
17 ネジ(雄ネジ)
18 ネジ(雄ネジ)
19 流入スペース
20 挿入スペース
21 第1挿入スペース
22 第2挿入スペース
23 パッキンリング
24 円環凹部
25 第1空間
26 空気流入孔
27 第1扁平面域
28 第2空間
29 上筒部
30 中間筒部
31 下筒部
32 パッキンリング
33 パッキンリング
34 第1流路
35 第2流路
36 空気導入孔
37 第2扁平面域
38 逆止弁
39 上方螺着部
40 支持フランジ
41 下方螺着部
42 ネジ(雌ネジ)
43 ネジ(雌ネジ)
44 第3空間
45 上端
46 肉薄部

Claims (8)

  1. 水道管に着脱可能に連結されて前記水道管から流入した水道水に気泡を混入する泡沫水栓において、
    前記泡沫水栓が、前記水道管に着脱可能に連結される連結アダプターと、前記連結アダプターに挿脱可能に挿入されるアスピレーターと、前記連結アダプターに着脱可能に連結されて該連結アダプターに挿入された前記アスピレーターを支持するプラグスリーブとから形成され、
    前記連結アダプターが、前記アスピレーターを挿入する挿入スペースと、前記連結アダプターの内周面に形成されて該連結アダプターの径方向外方へ向かって凹み、前記連結アダプターの内周面の全周に延びていて該連結アダプターの内周面と前記挿入スペースに挿入された前記アスピレーターの外周面との間に第1空間を作る円環凹部と、前記連結アダプターの外周面から内周面に向かって径方向へ延びていて前記円環凹部につながる空気流入孔と、前記連結アダプターの外周面であって前記空気流入孔を含むその周囲に形成され、前記連結アダプターの外周面と該連結アダプターに連結された前記プラグスリーブの内周面との間に第2空間を作る第1扁平面域とを有し、
    前記アスピレーターが、その上方から下方に向かうにつれて断面積が次第に縮小する第1流路と、前記第1流路につながって断面積が一定の上下方向へ延びる第2流路と、前記アスピレーターの径方向へ延びていて該アスピレーターの外周面から前記第2流路につながり、前記アスピレーターを前記連結アダプターの挿入スペースに挿入したときに前記第1空間に位置する空気導入孔とを有し、
    前記プラグスリーブが、その内周面から径方向内方へ延びていて前記挿入スペースに挿入された前記アスピレーターを支持する支持フランジを有することを特徴とする泡沫水栓。
  2. 前記円環凹部によって作られた第1空間が、前記連結アダプターの周り方向の全周に形成され、前記気泡を作る空気が、前記第2空間から前記空気流入孔に流入しつつ該空気流入孔から前記第1空間に流入するとともに該第1空間から前記空気導入孔に流入する請求項1に記載の泡沫水栓。
  3. 前記アスピレーターが、前記第1流路が形成された上筒部と、前記第2流路と前記空気導入孔とが形成されて径方向の長さ寸法が前記上筒部のそれよりも大きい中間筒部と、前記第2流路が形成されて径方向の長さ寸法が前記中間筒部それよりも小さい下筒部とを有し、
    前記連結アダプターが、前記水道管の接続部に着脱可能に螺着される上方螺着筒部と、前記上方螺着筒部の直下に形成されて前記連結アダプターの径方向外方へ張り出す円環フランジと、前記円環フランジの直下に形成されて前記プラグスリーブが着脱可能に螺着される下方螺着筒部と、前記上方螺着筒部の内周面に囲繞されて前記水道管から流出した水道水が流入する流入スペースとを有し、
    前記連結アダプターの挿入スペースが、前記上方螺着筒部の内周面に囲繞されて前記流入スペースの直下に位置し、前記アスピレーターの上筒部を挿脱可能に挿入する第1挿入スペースと、前記下方螺着筒部の内周面に囲繞されて前記第1挿入スペースの直下に位置し、前記アスピレーターの中間筒部を挿脱可能に挿入する第2挿入スペースとから形成され、
    前記泡沫水栓では、前記連結アダプターの空気流入孔と第1扁平面域とが該連結アダプターの下方螺着筒部に形成され、前記連結アダプターの円環凹部が該連結アダプターの下方螺着筒部の内周面に形成され、前記プラグスリーブを前記連結アダプターの下方螺着筒部に螺着したときに前記プラグスリーブの支持フランジが前記アスピレーターの中間筒部を支持する請求項1または請求項2に記載の泡沫水栓。
  4. 前記アスピレーターが、その各筒部を軸として前記連結アダプターの挿入スペースに時計回り方向と反時計回り方向とへ回転可能に挿入され、前記アスピレーターの空気導入孔が、前記連結アダプターの挿入スペースにおける該アスピレーターの回転によって前記円環凹部において時計回り方向と反時計回り方向とへ移動する請求項3に記載の泡沫水栓。
  5. 前記連結アダプターに形成された円環フランジと前記下部螺着パイプに螺着された前記プラグスリーブの上端との間には、前記第1扁平面域によって作られた第2空間につながる第3空間が形成される請求項3に記載の泡沫水栓。
  6. 前記第3空間が、前記円環フランジの周り方向の全周に形成され、前記気泡を作る空気が、前記第3空間から前記第2空間に流入する請求項5に記載の泡沫水栓。
  7. 前記プラグスリーブが、その上端と前記支持フランジとの間に形成されて前記連結アダプターの下方螺着筒部を螺着する上方螺着部を有し、前記プラグスリーブの径方向の厚み寸法が小さい肉薄部が、前記プラグスリーブの上端を含むその近傍であって該プラグスリーブの周り方向の全周に形成され、前記第2空間が、前記連結アダプターの第1扁平面域と前記プラグスリーブの肉薄部との間に画成されている請求項6に記載の泡沫水栓。
  8. 前記泡沫水栓が、前記アスピレーターの空気導入孔に挿脱可能に挿入された逆止弁を有し、前記アスピレーターが、前記中間筒部の外周面であって前記空気導入孔を含むその周囲に形成された第2扁平面域を有する請求項3ないし請求項7いずれかに記載の泡沫水栓。
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