JP3082026U - ひだなし両底ばり紙袋 - Google Patents

ひだなし両底ばり紙袋

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公夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内容物のバルブ口からの漏洩防止が確実で、
袋詰め後投入装置とバルブ口の引き離しが容易なひだな
し両底ばり紙袋を供給することにある。 【解決手段】 袋口の一端に、二重の逆止弁機能を有す
る一枚の紙片7を配してバルブ口10とし、そのバルブ
口は化粧紙の先端を折り曲げて閉鎖できる構造とする。
また、袋口の他端に、補強紙8とその上の閉鎖片3との
間に指先が挿入できるポケット11を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、袋口の一端部に一枚の紙片で二重の逆止弁機能を有するバルブ口を 形成するとともに、そのバルブ口を閉鎖可能とし、他端部に手の指先が挿入可能 なポケットを設けたひだなし両底ばり紙袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来ひだなし両底ばり紙袋の袋口にバルブ口を形成する場合、内容物の漏洩防 止のため種々な方法が考案されているが、接着剤等によるバルブ口の封緘方式や 外弁式に見られるようにその先端を折り曲げて閉鎖する方式を採らない場合には 、筒状に形成したバルブを紙袋本体に接着した後、その内側(袋中央部寄り)に 舌状の逆止弁を設ける方法(特開平8−301304)や、長さの異なる二枚の 紙片の長い方を上部分割片、短い方を下部分割片とし、それぞれ折返片を形成し た後上下分割片の両脇を接着して筒状とし、下部分割片の先端部を第一の、上部 分割片の折返片先端部を第二の逆止弁として2カ所に逆止弁の機能を持たせる方 法(実登3048655)が考案されている。両考案とも漏洩防止には2カ所で 逆止弁機能を持つことが必要であり、そのため前者は筒状の補強バルブと舌片に よって、後者は上下2枚の分割片からなる筒状弁によって対応しており、いずれ も2個の材料を組み合わせることが必要となっている。
【0003】 次に、袋詰後の荷役作業を容易にする目的で、袋口に取手を設けることについ ては特開平11−301697が開示されているが、この発明ではポケットが外 向きに開かれていることを示している。このような構造の紙袋に内容物を袋詰め して時間が経過すると、ポケット紙片の折り目の部分に、内側からあたかも紙を 剥がすような力が働くことになる。紙の性質として、接着した2枚の紙を左右に 引っ張った場合は、分離に対する抵抗が非常に強いが、一方の紙を引き上げて剥 がすようにした場合の抵抗は比較的弱いとされているので、米麦袋のように多段 にはい付けし長期保管をする場合には、その重みで徐々にポケットの部分に内側 からの圧力が加わり、袋に変形を来すことが懸念される。同発明の目的は理解す るが、その構造は流通段階においてトラブルの生じないことを優先して考慮すべ きものと考える。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、次のとおりである。 ひだなし両底ばり紙袋の袋口の一端に、一枚の紙片により二重の逆止弁機能を 持ったバルブ口を形成して内容物の漏洩を防止し、さらにそれを確実にするため バルブ口の外側に配した化粧紙の先端を折り曲げてバルブ口を閉鎖できる構造の ひだなし両底ばり紙袋を提供することにある。 さらに、他端部には、指先を挿入して端部をつまむことが可能な程度のポケッ トを設け、内容物投入後に投入装置からのバルブ口の引き離しを容易にしたひだ なし両底ばり紙袋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるひだなし両底ばり紙袋の袋口は、次のように形成する。 袋口の一端に、袋表裏面から折り曲げられ重合する閉鎖片の内側に配した補強 紙と紙袋本体の三角形部分との間に、逆止弁機能2個所を有する一枚の紙片を配 してバルブ口を形成する。漏洩防上効果をさらに高めるため、前記閉鎖片の上側 に配される化粧紙の先端を延伸し、その部分を折り曲げてバルブ口を閉鎖する機 能を合わせ持つ構造とする。 袋口の他端においては、三角形部分、補強紙、閉鎖片及び化粧紙がそれぞれ他 と重合する部分が接着されるのが通例であるが、そのうち閉鎖片とその内側に配 された補強紙との間に、指が数センチ程度挿入できるようにその部分のみ接着せ ずポケットを設ける構造とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本考案を図1、図2及び図3に基づいて説明する。 直線切りによって形成した筒状本体1の袋口両側面を内側に折り曲げて左右の 三角形部分2、2を形成した後、袋の表裏両面から内側に折り曲げることとなる 両閉鎖片3、3の折曲げ線4、4を設定し、その僅か外側に平行して三角形部分 2、2の底辺5、5から斜辺6、6に至る前までの箇所に切り込みを入れ、その 切り込みより外側の部分の折りを戻して両閉鎖片3、3を形成する。 左右の三角形部分2、2の一方に、袋幅よりも僅かに広幅で二つ折して上側が 下側よりも短い長さのバルブ口用紙片7を、その折り目を両閉鎖片3、3の端と なる位置に揃え、上側と下側の先端を袋中央部に向けて置き、三角形部分2と重 合する部分を接着する。この場合バルブ口用紙片7の上下いずれの側の先端も三 角形部分2の底辺5よりも袋中央部寄りに延伸している長さとする。バルブ口用 紙片7を三角形部分2に接着する場合、後述する化粧紙(以下「アウトパッチ」 と言う。)8の先端を収納するために必要な部分だけ三角形部分2の外側寄りの 部分を接着しないものとする。 バルブ口用紙片7と他方の三角形部分2を連結するように、バルブ口用紙片7 と同幅以上で両閉鎖片3、3と同じ長さの補強紙(以下「インナーパッチ」と言 う。)9を置き、その両脇部分をそれに接する両閉鎖片3、3及びバルブ口用紙 片7の両脇に接着するとともに、他方の三角形部分2と重合する部分を全面的に 接着する。インナーパッチ9を覆うように両閉鎖片3、3を折り曲げ、両閉鎖片 3、3が重合する部分と両閉鎖片3、3とインナーパッチ9が重合する部分をそ れぞれ接着する。その際、バルブ口用紙片7が接着されていない側の端部におい ては、両閉鎖片3、3とインナーパッチ9との間に指が数センチ程度挿入可能と なるよう接着しない部分を設けておくものとする。最後に、両閉鎖片3、3の上 から袋幅より僅かに狭い幅のアウトパッチ8を接着して、一端にバルブ口10、 他端にポケット11が形成された袋口が完成する。 アウトパッチ8は、バルブ口10側ではその先端は2層とし、その部分を折り 曲げてバルブ口用紙片7と三角形部分2との間に収納できる長さとし、ポケット 11側では、袋端線12(三角形部分2の斜辺6が折曲げ線4と交錯する点2カ 所を結んだ線を言う。)に揃えた長さとし、両閉鎖片3、3の端より延伸してい る部分は、その下の三角形部分2と重合していてもポケット11形成のため接着 しないものとする。 なお、インナーパッチ9の長さを両閉鎖片3、3の長さと同じとしているが、 これを両袋端線12、12の長さまで延伸しても差し支えなく、それに伴ってバ ルブ口用紙片7の折り目の位置も袋端線12側に移動する。また、インナーパッ チ9の幅をバルブ口用紙片7と同幅以上としているが、これを袋幅の2倍程度に 広げて、両閉鎖片3、3が折り曲げられた際にインナーパッチ9の両端が重合し インナーパッチ9が2層となるようにした場合には、この層間を全面的に接着す ることになるが、ポケット11形成のため前記した両閉鎖片3、3とインナーパ ッチ9との間に接着しない部分を設ける替わりに、インナーパッチ9の層間を接 着しないとすることでも差し支えない。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような効果が 得られる。 一枚の紙片を上下異なる長さに折り曲げながら紙袋に接着することによって、 他の方法よりも能率的な製造方法で二重の逆止弁機能を確保することが可能であ る。さらに、アウトパッチの先端を折り曲げ収納してバルブ口を閉鎖するので、 漏洩防止は完全と言っても過言ではない。 なお、ユーザーの希望により、バルブ口側におけるアウトパッチの折り曲げ部 分を設けないとすることが可能であることは言うまでもない。 また、バルブ口用紙片の代りに、同様の機能を有するものであれば他の素材を 使用することは差し支えない。 この紙袋に米麦のような粒体を投入する場合には、実登3077703の投入 装置を使用するのが最も効果的であるが、同装置を使用する場合、投入の最終段 階で舌状の投入装置が挿入されたまま紙袋が傾斜台に置かれることになるので、 紙袋を投入装置から引き離すには、バルブ口の反対側の端部をつまんで僅かに持 ち上げながら他方の手で袋をずらすようにすることが有効である。また、内容物 の投入後紙袋が水平に置かれるような場合でも、固定している投入装置から紙袋 を引き離すには前記と同様の手段が有効であり、端部に設けたポケットによって それが可能となり、袋詰作業の効率化に資するところが大きい。なお、このポケ ットは、袋口を持ち上げて紙袋を他所へ移動するためのものではなく、袋詰め後 における紙袋の変形防止を念頭に置いた構造である。 本考案による紙袋の開封は袋底で行うことを原則としており、開封を容易にす るため実登3076144の考案に基づき、袋表裏面から折り曲げられて来る閉 鎖片の幅を狭くして重合させず、インナーパッチの下側に付けた開封テープがそ の境目に位置するようにし、その上にアウトパッチを置くこととしている。その 仕立て方すなわち閉鎖片を挟んでインナーパッチとアウトパッチを配する方法は 、本考案の袋口の仕立て方と共通する部分が多い。したがって、本考案による紙 袋で袋幅を広くすることが可能である場合には、袋口において両閉鎖片を重合さ せず、かつ、その境目に開封テープが位置することができる程度にそれぞれの幅 を狭めても、紙袋の強度にマイナスの影響を与えない(注、閉鎖片の幅を狭める ことに伴って袋両側面三角形部分の底辺と袋端線の間隔が短くなり、バルブ口に おけるバルブ口用紙片及びポケットにおけるインナーパッチとそれぞれの三角形 部分との接着面積が縮小する。)と判断される場合は、袋口に本考案の投入機能 のほかに前記実用新案の開封機能を合わせ持たせた紙袋を製造することが可能と なる。 したがって、既存の片底ばり袋の製造設備に、本考案による袋口形成のための 設備と若干の設備(例えば開封テープ貼着装置)を追加するだけで、袋口に投入 と開封の機能を集中したひだなし両底ばり紙袋の製造が可能となり、既存設備の 有効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のひだなし両底ばり紙袋を組立てる状態
を示す構成図である。
【図2】アウトパッチを接着した後の袋口の断面図であ
る。
【図3】本考案にかかる紙袋を投入装置から引き離す状
態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 筒状本体 2 三角形部分 3 閉鎖片 4 折曲げ線 5 底辺 6 斜辺 7 バルブ口用紙片 8 化粧紙(アウトパッチ) 9 補強紙(インナーパッチ) 10 バルブ口 11 ポケット 12 袋端線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ひだなし両底ばり紙袋の袋口について、
    袋表裏面から折り曲げられて来る閉鎖片の内側に袋口両
    端を連結する補強紙を、前記閉鎖片の外側に袋口両端を
    連結する化粧紙をそれぞれ配し、袋口の一端部には前記
    補強紙の内側に配した二重の逆止弁機能を持つ一枚の紙
    片によってバルブ口を形成するとともに、内容物の投入
    後は前記バルブ口側の前記化粧紙の先端を折り曲げ前記
    紙片と紙袋本体との間に収納することによって前記バル
    ブ口を閉鎖することを特徴とするひだなし両底ばり紙
    袋。
  2. 【請求項2】 袋口の他端部において、前記閉鎖片と前
    記補強紙との間に手の指先が挿入可能な程度のポケット
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のひだなし両底
    ばり紙袋。
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