JP3081638B2 - ヒト72kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用 - Google Patents

ヒト72kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用

Info

Publication number
JP3081638B2
JP3081638B2 JP02308673A JP30867390A JP3081638B2 JP 3081638 B2 JP3081638 B2 JP 3081638B2 JP 02308673 A JP02308673 A JP 02308673A JP 30867390 A JP30867390 A JP 30867390A JP 3081638 B2 JP3081638 B2 JP 3081638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human
mmp
monoclonal antibody
kda
human mmp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02308673A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04183397A (ja
Inventor
太郎 早川
保典 岡田
和士 岩田
昇 藤本
信子 毛利
建 張
優美 香林
佳代子 米沢
智恵 酒井
孝 新谷
Original Assignee
富士薬品工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士薬品工業株式会社 filed Critical 富士薬品工業株式会社
Priority to JP02308673A priority Critical patent/JP3081638B2/ja
Publication of JPH04183397A publication Critical patent/JPH04183397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3081638B2 publication Critical patent/JP3081638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、ヒト72kDaゼラチナーゼ(以下、ヒトMMP−
2と記す)に対するモノクローナル抗体に関するもので
あり、また、このモノクローナル抗体を用いて免疫組織
化学的手法に基づき、組織中あるいは細胞中のヒトMMP
−2(潜在型または活性型)を検出する方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は、抗ヒトMMP−2モノクロー
ナル抗体及びその製造方法および上記モノクローナル抗
体を用いる免疫組織化学的手法により、慢性関節リウマ
チ患者あるいは癌患者の組織中のヒトMMP−2の染色像
と健常人の組織のそれとを対比することにより、慢性関
節リウマチ疾患あるいは癌の診断に利用することができ
る方法に関するものである。
[背景技術] 細胞外マトリックスはコラーゲン、プロテオグリカ
ン、エラスチン、フィブロネクチンおよびラミニンなど
の粘着性糖蛋白質から構成される。これらマトリックス
成分の分解には、マトリックスメタロプロテアーゼ(MM
P)と総称される、間質型コラゲナーゼ(MMP−1)、72
kDaゼラチナーゼ(IV型コラゲナーゼ;MMP−2)、92kDa
ゼラチナーゼ(IV型コラゲナーゼ;MMP−9)およびスト
ロムライシン(トランジン;MMP−3)というそれぞれの
酵素が重要な役割を果たしている。また、炎症時にコラ
ーゲン分解に関与する多形核白血球由来エラスターゼや
カテプシンGに代表されるセリンプロテアーゼが注目さ
れるようになってきた。
MMPの遺伝子ファミリーの代表的なものとしてヒトMMP
−1、ヒトMMP−2、ヒトMMP−3およびヒトMMP−9が
あり、それらの一次構造もすでに決定されている。MMP
−1とMMP−3の一次構造において両者間に55%の相同
性が認められており、いずれもN−末端ドメイン、Zn2+
結合ドメインおよび、ヘモペキシン凝結酵素様C−末端
ドメインの3つのドメインより構成されている。MMP−
2はさらに上記N−末端ドメインおよびZn2+結合ドメイ
ン間に58アミノ酸残基からなる構造が3つ繰り返された
構造をもつフィブロネクチン様コラーゲン結合ドメイン
が付加されているものである。MMP−9がMMP−2と大き
く異なるところは、Zn2+結合ドメインとC−末端ドメイ
ンの間に54アミノ酸残基からなり、プロリンに富むV型
コラーゲンのα2鎖によく似たドメイン、α2(V)鎖
様ドメイン、が挿入されている点である。
次に、各MMPの基質特異性についてみてみると、MMP−
1は基質特異性が高く、間質のI型コラーゲン、II型コ
ラーゲン、III型コラーゲンの他、X型コラーゲンを分
解する。また、弱いながらもゼラチンにも作用する。MM
P−2はゼラチン、IV型コラーゲンおよびV型コラーゲ
ン、さらに弱いながらプロテオグリカンコア蛋白質やフ
ィブロネクチンも分解する。また、活性は弱いが、不溶
性エラスチンも分解する。
一方、MMP−9は、SV−40形質転換ヒト胎児肺線維芽
細胞、ヒト肺マクロファージ、単球性白血病U937細胞、
線維肉腫HT1080細胞およびヒトケラチノサイトなどによ
り産生され、ゼラチンやIV型コラーゲンを分解するが、
その基質特異性については、MMP−2と同様なのかまだ
よく分っていない。
[発明の開示] 本発明者らは、ヒト72kDaゼラチナーゼ(ヒトMMP−
2)に対し、特異的に反応するモノクローナル抗体を製
造することに成功した。また、このモノクローナル抗体
を用いて組織検体中のヒトMMP−2を免疫組織化学的手
法により検出することに成功し、この検出法は、ヒト慢
性リウマチ疾患または癌の診断に利用することができ
る。
したがって、本発明は、ヒト72kDaゼラチナーゼに存
在する抗原決定基のうち、いずれか一つの抗原決定基の
みに免疫反応性を有するモノクローナル抗体であって、
潜在型または活性型72kDaゼラチナーゼに免疫反応性を
有し、ヒト間質型コラゲナーゼ、ヒトストロメライシン
及びヒト92kDaゼラチナーゼに免疫交差反応性を有しな
い抗ヒト72kDaゼラチナーゼモノクローナル抗体を提供
するものであり、また、このモノクローナル抗体を使用
して、組織検体中のヒト72kDaゼラチナーゼを免疫組織
化学的手法により検出する方法を提供するものである。
本発明により提供されるモノクローナル抗体ならびに
それらの製造方法に関しては、後に詳述する。本発明に
係る上記免疫組織化学的な分析としては、後掲の実施例
として一つの例示方法が示されているが、他に例えば、
標識物が付与された抗ヒトMMP−2抗体と検体とを反応
させ、洗浄後検体中に残った標識物を例えばジアミノベ
ンジジンなどの発色剤を用いて分析する、いわゆる直接
法、または、検体と抗ヒトMMP−2抗体とを反応させ、
洗浄後、標識物が付与された抗免疫グロブリンとさらに
反応させ、洗浄後検体中に残った標識物を上記と同様に
分析する、いわゆる間接法があり、これらは、いずれも
本発明に適用される。これらの場合の標識物の例として
は、酵素(ペルオキシダーゼ、アルカリフォスファダー
ゼあるいはβ−D−ガラクトシダーゼなど)、化学物
質、螢光物質あるいは放射性同位元素などがある。一
方、標識物を付与する抗体としては、抗体含有物を硫酸
アンモニウムを加えることにより分画した後、DEAE−セ
ファセルの如き陰イオン交換ゲルによりあるいはProtei
n Aカラムクロマトグラフィーにより精製したIgG画分、
さらには、ペプシン消化後、還元して得られる特異的結
合部分Fab′を用いることもできる。
本発明の方法は、被検試料中のヒトMMP−2の検出を
可能とするものであり、その検出結果は、ヒト慢性リウ
マチ疾患あるいは癌の診断において非常に有用なもので
ある。
以下、実施例により、本発明を具体的に説明する。た
だし、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、本発明の検出方法は、ヒトMMP−1及びヒトMMP
−9に対しても同様に適用されるものであるので、実施
例及び図面には、ヒトMMP−1及びヒトMMP−9について
も合わせて記載している。
実施例1 抗ヒトMMP−1モノクローナル抗体、抗ヒトMMP−2モノ
クローナル抗体および抗ヒトMMP−9モノクローナル抗
体の作製 (a)ヒトMMP−1ポリペプチド、ヒトMMP−2ポリペプ
チドおよびヒトMMP−9ポリペプチドの調製 ヒトMMP−1ポリペプチドは、J.Biol.Chem.,261,6600
−6605(1986)に記載のGoldbergらのアミノ酸配列を、
また、ヒトMMP−2ポリペプチドおよびヒトMMP−9ポリ
ペプチドはそれぞれ、J.Biol.Chem.,263,6579−6587(1
988)に記載のCollierおよびJ.Biol.Chem.,264,17213−
17221(1989)に記載のWilhelmらのアミノ酸配列を用い
た。
第1表に示したヒトMMP−1ポリペプチド(P−1〜
P−3)、ヒトMMP−2ポリペプチド(P−4〜P−
8)およびヒトMMP−9ポリペプチド(P−9〜P−1
1)をそれぞれペプチドシンセサイザー9600(ミリジエ
ン/バイオサーチ)で合成した。なお、各ペプチドC末
端にシステインを導入した。合成ペプチドの純度約70%
以下のものはμBondasphere(5μ、C18−100Å)カラ
ムを用いて高速液体クロマトグラフィーにより精製し
た。
(b)各ポリペプチドと牛血清アルブミンまたは各ポリ
ペプチドとキーホールリンペットへモシアニンの複合体
の調製 2mg牛血清アルブミン(BSA)を1mlの0.1Mリン酸緩衝
液(pH7.0)に溶解したもの、あるいは2mgキーホールリ
ンペットヘモシアニン(KLH)を1mlの0.1Mリン酸緩衝液
(pH7.5)に溶解したものと1.85mgN−(ε−maleimido
−caproyloxy)succinimideを200μのジメチルホルム
アミドに溶解したものとを混合し、30℃、30分間インキ
ュベーションした。次に上記の混合液を0.1Mリン酸緩衝
液(pH7.0)で平衡化したPD−10(ファルマシア)でゲ
ル過した。
マレイミドが結合されたBSAまたはマレイミドが結合
されたKLHを分取し、1.5ml以下に濃縮した。マレイミド
が結合されたBSAまたはマレイミドが結合されたKLHに対
し50倍モル量の前記(a)で合成した各ヒトMMP−1ポ
リペプチド、各ヒトMMP−2ポリペプチドあるいは各ヒ
トMMP−9ポリペプチドを1mlの0.1Mリン酸緩衝液(pH7.
0)に溶解したものと混合した。4℃、20時間インキュ
ベーションし、MMP−1ポリペプチド−BSA複合体または
MMP−1ポリペプチド−KLH複合体、MMP−2ポリペプチ
ドBSA複合体、MMP−9ポリペプチド−BSAおよびMMP−9
ポリペプチド−KLH複合体をそれぞれ調製した。
(c)抗体産生細胞の調製 前記(b)の方法により調製した各複合体250μgを
完全フロイントアジュバントと共に8週令Balb/c雌マウ
スにそれぞれ腹腔内投与し、初回免疫した。15日後に0.
1Mリン酸緩衝液(pH6.0)に溶解した各複合体200μgを
初回免疫したそれぞれのマウスに腹腔内投与し追加免疫
した。さらに、38日後に追加免疫時と同様に各複合体70
μgを静脈内および130μgを腹腔内投与し、最終免疫
とした。その3日後に脾臓を摘出し、脾細胞懸濁液を調
製した。
(d)細胞融合 (1)以下の材料および方法を用いた。
RPMI 1640培地:RPMI 1640(Flow Lab.)に重炭酸ナト
リウム(24mM)、ピルビン酸ナトリウム(1mM)、ペニ
シリンGカリウム(50U/ml)、硫酸ストレプトマイシン
(50μg/ml)および硫酸アミカシン(100μg/ml)を加
え、ドライアイスでpHを7.2にし、0.2μm東洋メンブレ
ンフィルターで除菌過した。
NS−1培地:上記RPMI 1640培地に除菌過した仔牛
胎児血清(M.A.Bioproducts)を15%(v/v)の濃度にな
るように加えた。
PEG 4,000溶液:RPMI 1640培地にポリエチレングリコ
ール4,000(PEG 4,000、Merck &Co.)を50%(w/w)に
なるように加え、無血清溶液を調製した。
8−アザグアニン耐性ミエローマ細胞SP2(SP2/0−Ag
14)との融合は、Selected Method in Cellular Immuno
logy(ed.B.B.Mishell and S.M.Shiigi)、W.H.Freeman
and Company(1980)、351−372に記載のOiらの方法を
若干改変して行った。
(2)前記(c)で調製した有核脾臓細胞(生細胞10
0%)とミエローマ細胞(生細胞率100%)とを5:1の割
合で融合した。脾臓細胞とミエローマ細胞とを別に前記
のRPMI 1640培地で洗浄し、次に同じ培地に懸濁し、融
合させるため上記の割合で混合した。容量250mlのポリ
プロピレン製遠沈管(岩城硝子)を用い、400mlのRPMI
1640培地中400×g、10分間遠心し、上清を完全に吸出
した。沈殿細胞に37℃加温PEG 4,000溶液6.0mlを穏やか
に撹拌しながら1分間で滴下し、さらに1分間撹拌し細
胞を再懸濁、分散させた。次に37℃加温RPMI 1640培地
6.0mlを1分間で滴下した。この操作をさらに1回繰り
返した後、同培地42.0mlを2〜3分間で常に撹拌しなが
ら滴下し細胞を分散させた。これを400×g、10分間遠
心分離し、上清を完全に吸引除去した。次にこの沈殿細
胞に37℃加温NS−1培地60mlを速やかに加え、細胞の大
きい塊を10mlのピペットを用いて注意深くピペッティン
グして分散した。さらに同培地120mlを加えて希釈し、
ポリスチレン製96穴マイクロウエル(岩城硝子)にウエ
ル当り6.0×105個/0.1mlの細胞を加えた。細胞を加えた
上記のマイクロウエルを7%炭酸ガス/93%空気中で温
度37℃、湿度100%下に培養に付した。
(e)選択培地によるハイブリドーマの選択的増殖 (1)使用する培地は以下のとおりである。
HAT培地:前記(d)で述べたNS−1培地にさらにヒ
ポキサンチン(100μM)、アミノプテリン(0.4μM)
およびチミジン(16μM)を加えた。
HT培地:アミノプテリンを除去した以外は上記HAT
培地と同一組成のものである。
(2)前記(d)の培養開始後翌日(1日目)、細胞
にパスツールピペットでHAT培地2滴(約0.1ml)を加え
た。2、3、5、8、11日目に培地の半分(0.1ml)を
新しいHAT培地で置き換え、14日目に培地の半分を新し
いHT培地で置き換えた。以降3〜4日毎に培地の半分を
新しいHT培地で置き換えた。通常約2週間で充分なハイ
ブリドーマの生育が観察される。ハイブリドーマ生育全
ウエルについて次項(f)記載の固相−抗体結合テスト
法(ELISA)により陽性ウエルをチェックした。次にフ
ィーダーとして107個のマウス胸腺細胞を含むHT培地1ml
をポリスチレン製24穴セルウエル(岩城硝子)に加えた
ものを用い、上記で検出された各陽性ハイブリドーマの
全内容物を移した。これを前記(d)におけると同様に
7%炭酸ガス存在下、37℃で約1週間培養に付した。そ
の間1〜2回各ウエルの上清0.5mlを新しいHT培地0.5ml
と交換した。ハイブリドーマの充分生育した時点でELIS
A法により陽性を再確認し、それぞれについて次項
(g)記載の限界希釈法によるクローニングを行った。
なお、クローニングに使用後の残液をポリスチレン製25
cm2組織培養フラスコ(岩城硝子)に移し、凍結保存用
試料を調製した。
(f)ELISA法による抗ヒトMMP−1抗体、抗ヒトMMP−
2抗体または抗ヒトMMP−9抗体産生ハイブリドーマの
検索 Anal.Biochem.104,205〜214(1980)に記載のRennard
らの方法を若干改変した方法を用いた。この方法は、ハ
イブリドーマ抗体の検出に適している。96穴ミクロタイ
トレーションプレート(Flow Lab.)を100ngの各ヒトMM
P−1ポリペプチド、各ヒトMMP−2ポリペプチドあるい
は各ヒトMMP−9ポリペプチドでコートし、次に、未コ
ート部分を1%BSAでブロックした。これに前記(e)
で得られたハイブリドーマ生育ウエルの上清の一部を加
えて室温で約1時間インキュベートした。2次抗体とし
て西洋わさびペルオキシダーゼ標識ヤギ抗マウス免疫グ
ロブリン(Cappel Lab.)を加え、さらに室温で約1時
間インキュベートした。次に基質である過酸化水素とo
−フェニレンジアミンを加え生成した褐色の程度をマイ
クロプレートリーダー(MRP−A4、東洋ソーダ)を用い
て492nmの吸光度を測定し判定した。
(g)クローニング 前記(e)の操作後、各ウエル中には、2種以上のハ
イブリドーマが生育している可能性があるので、限界希
釈法によりクローニングを行い、モノクローナル抗体産
生ハイブリドーマを取得する。NS−1培地1ml当りフィ
ーダーとして107個のマウス胸腺細胞を含むクローニン
グ培地を調製し、96穴マイクロウエルの36ウエル、36ウ
エルおよび24ウエルにウエル当り5個、1個および0.5
個のハイブリドーマを加えた。5日目、12日目に全ウエ
ルに各約0.1mlのNS−1培地を追加した。クローニング
開始後14〜15日で充分なハイブリドーマの生育が認めら
れ、コロニー形成陰性ウエルが50%以上である群につい
てELISA法を行った。テストした全ウエルが陽性でない
場合、抗体陽性ウエル中のコロニー数を確認し、ウエル
中に1コロニーが確認されたウエルを4〜6個選び再ク
ローニングする。最終的に第2、3および4表に示した
ように各ヒトMMP−1ポリペプチド、ヒトMMP−2ポリペ
プチドまたはヒトMMP−9ポリペプチドに対するモノク
ローナル抗体産生ハイブリドーマを得た。
(h)モノクローナル抗体に生体外増殖および生体内増
殖 モノクローナル抗体の増殖は常法による。すなわち、
得られた各ハイブリドーマをNS−1培地などの適当な培
養液で培養(生体外増殖)し、その培養上清から10〜10
0μg/mlの濃度のモノクローナル抗体を得ることができ
た。一方、大量に抗体を得るためには脾細胞とミエロー
マ細胞の由来動物と同系の動物(Balb/cマウス)にマウ
ス1匹当り0.5mlの腫瘍形成促進剤プリスタン(2,6,10,
14−テトラメチルペンタデカン、Aldrich Chem.Co.)を
腹腔内投与した。1〜3週間後に、各ハイブリドーマ1
×107個を同じく腹腔内投与し、さらにその1〜2週間
後に生体内で産生された4〜7mg/mlのモノクローナル抗
体を含む腹水を得ることができた。
(i)モノクローナル抗体の重鎖および軽鎖 前述したELISA法に従って、ヒトMMP−1ポリペプチ
ド、ヒトMMP−2ポリペプチドあるいはヒトMMP−9ポリ
ペプチドをコートしたミクロタイトレーションプレート
に、前記(g)で得られた各モノクローンの培養上清を
加えた。次にPBSにより洗浄した後、アイソタイプ特異
的ウサギ抗マウスIg抗体(Zymed Lab.)を加えた。PBS
による洗浄後、西洋わさびペルオキシダーゼ標識ヤギ抗
ウサギIgG(H+L)抗体を加え、基質として過酸化水
素および2,2′−アジノ−ジ(3−エチルベンゾチアゾ
リン硫酸)を用いてそれぞれの重鎖および軽鎖を判定し
た。その結果をまとめて後、掲の第2、3および4表に
示した。
(j)モノクローナル抗体の精製 前記(h)で得られた各腹水を40%飽和硫酸アンモニ
ウムで分画した後、IgGクラスの抗体について0.5M塩化
ナトリウム含有1.5Mグリシン−NaOH緩衝液(pH8.9)で
平衡化したプロテインAアファゲル(Bio−Rad)カラム
に吸着させ、上記洗浄液で洗浄後0.1Mクエン酸緩衝液
(pH5.0)で溶出することにより精製した。
実施例2 イムノブロッティング (a)材料の調製 DMEM培地:Dulbecco's Modified Eagle Me−dium“Nis
sui"(日水製薬)に重炭酸ナトリウム(31mM)およびL
−グルタミン(5mM)を加え、ドライアイスでpH7.2に調
整し、0.2μm東洋メンブレンで除菌過した。
ヒト歯髄から得た線維芽細胞を15%仔牛胎児血清を含
むDMEM培地で、5%CO2インキュベーター中、37℃、5
日間培養し、500rpm、5分間で遠心して集めた細胞を0.
2%ラクトアルブミン水解物および5units/ml遺伝子組換
えヒトインターロインキ1αを含むDMEM培地中で6〜7
日間同様に培養した。500rpm、5分間で遠心後の上清を
限外過により約140倍に濃縮し、イムノブロッティン
グ用試料とした。
ヒト慢性関節リウマチ(RA)滑膜細胞を、15%仔牛胎
児血清を含むDMEM培地で5%CO2インキュベーター中、3
7℃、6〜7日間培養し、遠心後の細胞を0.2%ラクトア
ルブミン水解物および20units/ml Tumor Necrosis Fact
orα(TNFα)を含むDMEM培地で懸濁し、同様に6〜8
日間培養した。遠心後上清を限外過あるいは3%トリ
クロロ酢酸(TCA)により濃縮し、イムノブロッティン
グ用試料とした American Type Culture Collectionから購入したヒト
線維肉腫細胞HT1080を前記NS−1培地で5%CO2インキ
ュベーター中、37℃、2〜3日間培養し、遠心後の細胞
を2%ラクトアルブミン水解物および100units/ml TNF
αを含むRPMI 1640培地で懸濁し、同様に7〜10日間培
養した。700〜800rpm、3分間の遠心上清を集め、限外
過あるいは3%TCAにより濃縮し、イムノブロッティ
ング用試料とした。
(b)免疫染色 実施例2−(a)で調製した試料をドデシル硫酸ナト
リウムを含むポリアクリルアミドゲル電気泳動に供した
後、細胞工学1&2、1061−1068(1983)に記載の田部
の方法に従ってウエスタンブロッティングを行い、各モ
ノクローンの培養上清と反応後、ペルオキシダーゼ標識
ヤギ抗マウス免疫グロブリン(Cappel Lab.)を用い、
間接法により免疫染色を行った。
抗ヒトMMP−1モノクローナル抗体の免疫反応性:第
2表に掲げられたモノクローナル抗体のうちヒト歯髄線
維芽細胞培養液から調製した試料を用いた場合、41−1E
5、41−16E11、49−6H4、49−9D3、49−10D9、49−14E
3、49−16G9、49−19B9および49−20F1の9つのクロー
ンが陽性として認められた。TNFαで刺激したヒトRA滑
膜細胞培養液から調製した試料を用いた場合、41−1E
5、41−16E11、49−2C2、49−4H5、49−5D7、49−6H4、
49−8F11、49−9D3、49−10D9、49−11F5、49−14E3、4
9−16G9、49−19B9、49−20F1、49−22B1、70−4D9、70
−6G8および70−13F1の18のクローンが陽性として認め
られた。
抗ヒトMMP−2モノクローナル抗体の免疫反応性:第
3表に掲げられたモノクローナル抗体のうち、TNFαで
刺激したヒトRA滑膜細胞培養液から調製した試料を用い
た場合、34−2H11、34−27A5、35−3F2、39−1H9、39−
4E4、39−11D11、39−12B7、39−18F3、42−2H2、42−5
D11、42−14H5、43−3F9、45−2H8、45−6F12、45−14A
8、45−15F9および45−17D8の17モノクローナル抗体が
ヒトMMP−2と反応した。
抗ヒトMMP−9モノクローナル抗体の免疫反応性:第
4表に掲げられたモノクローナル抗体のうち、TNFαで
刺激したHT1080細胞培養液から調製した試料を用いた場
合、56−2A4、56−4F11、56−6D1、57−6G2および57−1
3D8の5つのモノクローナル抗体がヒトMMP−9と反応し
た。
(c)特異性 前記(b)の免疫染色で陽性となった各抗MMPモノク
ローナル抗体が他のMMPまたは他の蛋白質と交差反応す
るかどうかをみるために、TNFαで刺激したヒトRA滑膜
細胞培養液またはHT1080細胞のそれぞれの培養液から調
製した試料を用いてイムノブロッティングにより各抗MM
Pモノクローナル抗体の特異性を調べた。
各ヒトMMPの分子量:TNFαで刺激されたヒトRA滑膜細
胞培養液から調製した試料中には、イムノブロッティン
グにより検出できる量のヒトMMP−1、ヒトMMP−2、お
よびヒトMMP−3が存在しており、各々のヒトMMPの分子
量は、潜在型MMP−1が55kDaおよび52kDa、活性化され
たMMP−1が45kDa、42kDa、28kDaおよび27kDaであり、
潜在型MMP−2が72kDa、活性型MMP−2が67kDa、また潜
在型MMP−3が57kDa、活性型MMP−3が5kDaおよび46kDa
であった。同様にTNFαで刺激されたHT1080細胞培養液
から調製した試料中に検出される潜在型MMP−9は92kDa
で活性型MMP−9は84kDaであった。
抗ヒトMMP−1モノクローナル抗体の特異性:TNFαで
刺激したヒトRA滑膜細胞あるいはHT1080細胞培養液から
調製した試料をイムノブロッティングに供した場合、70
−4D9、70−6G8および70−13F1の各モノクローナル抗体
については、それぞれ、分子量55kDaおよび52kDaのバン
ドのみ検出され、41−1E5、49−2C2、49−6H4、49−9D
3、49−10D9、49−14E3、49−16G9、49−19B9、49−20F
1および49−22B1の各モノクローナル抗体については、
それぞれ、分子量55kDa、52kDa、45kDa、42kDa、28kDa
および27kDaのバンドが検出され、その他のバンドは認
められなかった。また、49−4H5、49−5D7および49−8F
11の各モノクローナル抗体については、分子量55kDa、5
2kDa、45kDaおよび42kDaのバンドが検出され、分子量28
kDaおよび27kDaのバンドは検出されなかった。一方、ヒ
ト潜在型MMP−1とヒト潜在型MMP−3の分子量が近似し
ているため、p−アミノフェニル酢酸第二水銀を試料中
に加えることにより、両者を活性型にした後、イムノブ
ロッティング法により分析した結果、分子量50kDaおよ
び46kDaのバンドは認められなかった。従って、これら
の各抗ヒトMMP−1モノクローナル抗体は、ヒトMMP−
2、ヒトMMP−3、ヒトMMP−9または細胞培養液中の他
の蛋白質と交差反応しないことが示され、ヒトMMP−1
分子に特異的に反応することが示された。
抗ヒトMMP−2モノクローナル抗体の特異性:TNFαで
刺激したヒトRA滑膜細胞あるいはHT1080細胞培養液から
調製した試料をイムノブロッティングに供した場合、前
記(b)の陽性モノクローナル抗体のうち、34−2H11、
39−1H9および42−14H5の各モノクローナル抗体はヒトM
MP−9と交差反応を示し、42−2H2および42−14H5の各
モノクローナル抗体は、ヒトMMP−1およびヒトMMP−3
と交差反応を示した。それ以外のモノクローナル抗体に
ついては、他のヒトMMPまたは細胞培養液中の蛋白質と
反応せず、ヒトMMP−2に対し特異的に反応することが
示された。
抗ヒトMMP−9モノクローナル抗体の特異性:TNFαで
刺激したヒトRA滑膜細胞培養液から調製した試料をイム
ノブロッティングに供した場合、56−2A4、56−4F11、5
6−6D1、57−6G2および57−13D8の5つのモノクローン
から得られた各抗体は、他のヒトMMPまたは培養液中の
他の蛋白質と交差反応せず、ヒトMMP−9に特異的に反
応することが示された。
以上イムノブロッティングによる結果を第5表にまと
めた。
実施例3 免疫組織染色 ヒトRA滑膜組織および横紋筋肉腫を2μMモネンシン
存在下で3時間培養した。この材料をペリオデイト−リ
ジン−パラホルムアルデヒド固定し、パラフィン切片を
作製した。脱パラフィンしたこれらの切片を、内因性ペ
ルオキシダーゼを過酸化水素でブロックした後、実施例
1および2でスクリーニングした抗体のうち、41−1E5
(抗ヒトMMP−1)、42−5D11(抗ヒトMMP−2)または
56−2A4(抗ヒトMMP−9)のモノクローナル抗体を用
い、上記切片と反応させた。次に、この切片を0.14M塩
化ナトリウム含有20mMリン酸緩衝液(pH7.4)で十分洗
浄し、ビオチン化ウマ抗マウスIgG(H+L)と反応
後、さらにアビジン−ビオチン−ペルオキシダーゼ複合
体(Vector Lab.)と反応させた。PBSによる洗浄後、基
質として過酸化水素およびジアミノベンジジンを用いて
発色させた。また、Lab−Tekスライドチャンバー(Mile
s)上で培養したHT1080細胞をTNFαで刺激後、56−2A4
(抗ヒトMMP−9)のモノクローナル抗体を用い、上記
と同様に免疫染色した。
第1図に示したように41−1E5(抗ヒトMMP−1)モノ
クローナル抗体を用いた場合、ヒトRA滑膜表層細胞が強
く染色された。42−5D11(抗ヒトMMP−2)モノクロー
ナル抗体を用いた場合、ヒトRA表層細胞下層の線維芽細
胞が陽性像として認められた。一方、第2図に示したよ
うに56−2A4(抗ヒトMMP−9)モノクローナル抗体を用
いた場合、HT1080細胞および横紋筋肉腫が強く染色され
た。以上のことから、41−1E5、42−5D11または56−2A4
のモノクローナル抗体は、パラフィン切片によるRAある
いは癌患者の免疫組織染色に使用できることが明らかに
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、(a)ヒトRA滑膜組織を抗ヒトMMP−1モノ
クローナル抗体(クローン41−1E5)で染色した時の染
色像(×300)、(b)ヒトRA滑膜組織を抗ヒトMMP−2
モノクローナル抗体(クローン42−5D11)で染色した時
の染色像(×150)を示す図面に代る写真であり、第2
図は、(a)TNFαで刺激したHT1080細胞を抗ヒトMMP−
9モノクローナル抗体(クローン56−2A4)で染色した
時の染色像(×300)、(b)横紋筋肉腫を抗ヒトMMP−
9モノクローナル抗体(クローン56−2A4)で染色した
時の染色像(×300)を示す図面に代る写真である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 33/574 G01N 33/577 B 33/577 A61K 39/395 P // A61K 39/395 C12N 15/00 C C12N 5/10 5/00 B (72)発明者 毛利 信子 富山県富山市吉作445番地2 (72)発明者 張 建 富山県高岡市波岡555番地4号 長慶寺 コーポ13号 (72)発明者 香林 優美 石川県河北郡高松町フ―134 (72)発明者 米沢 佳代子 富山県西砺波郡福岡町一歩二歩405番地 (72)発明者 酒井 智恵 富山県射水郡小杉町戸破3799番地6 (72)発明者 新谷 孝 富山県高岡市野村1297番地14号 (56)参考文献 Journal of Biolog ical Chemistry,261, (14),p.6600−6605 Journal of Biolog ical Chemistry,263, (14),p.6579−6587 Journal of Biolog ical Chemistry,264, (29),p.17213−17221 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/00 BIOSIS(DIALOG) DDBJ/pir WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒト72kDaゼラチナーゼに存在する抗原決
    定基のうち、いずれか一つの抗原決定基のみに免疫反応
    性を有するモノクローナル抗体であって、潜在型または
    活性型72kDaゼラチナーゼに免疫反応性を有し、ヒト間
    質型コラゲナーゼ、ヒトストロメライシン及びヒト92kD
    aゼラチナーゼに免疫交差反応性を有しない抗ヒト72kDa
    ゼラチナーゼモノクローナル抗体。
  2. 【請求項2】組織検体中の、72kDaゼラチナーゼを免疫
    組織化学的に分析することにおいて、請求項1記載のモ
    ノクローナル抗体を使用することを特徴とする、ヒト72
    kDaゼラチナーゼの検出方法。
  3. 【請求項3】組織検体が、ヒト慢性関節リウマチ疾患ま
    たは癌から摘出した組織であることを特徴とする請求項
    2記載の検出方法。
JP02308673A 1990-11-16 1990-11-16 ヒト72kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用 Expired - Lifetime JP3081638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02308673A JP3081638B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 ヒト72kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02308673A JP3081638B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 ヒト72kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11251105A Division JP3124008B2 (ja) 1999-09-06 1999-09-06 ヒト92kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04183397A JPH04183397A (ja) 1992-06-30
JP3081638B2 true JP3081638B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=17983910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02308673A Expired - Lifetime JP3081638B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 ヒト72kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3081638B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994010208A1 (en) * 1992-10-29 1994-05-11 Miles Inc. Diagnostic assay for latent matrix metalloproteinase no. 9
JP2673929B2 (ja) * 1993-04-12 1997-11-05 富士薬品工業株式会社 ヒト間質型コラゲナーゼと阻害剤との複合体の免疫学的定量法および臨床診断への応用
JP2864219B2 (ja) * 1995-02-20 1999-03-03 富士薬品工業株式会社 遊離の活性型マトリックスメタロプロテアーゼ類の分別定量法
KR20000029575A (ko) * 1996-08-01 2000-05-25 다께다 가즈히꼬 장기이식후의만성거부반응의검사방법및뇨중성분의측정방법
US7041787B2 (en) 2000-12-29 2006-05-09 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Design and use of advanced zinc chelating peptides to regulate matrix metalloproteinases

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Journal of Biological Chemistry,261,(14),p.6600−6605
Journal of Biological Chemistry,263,(14),p.6579−6587
Journal of Biological Chemistry,264,(29),p.17213−17221

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04183397A (ja) 1992-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2673929B2 (ja) ヒト間質型コラゲナーゼと阻害剤との複合体の免疫学的定量法および臨床診断への応用
EP0522169B1 (en) Antihuman stromelysin monoclonal antibody and diagnosis of rheumatoid arthritis by enzyme immunoassay
JP3081638B2 (ja) ヒト72kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用
JP3098640B2 (ja) ヒト72−kDaゼラチナーゼ/IV型コラゲナーゼの免疫学的定量法
US5425942A (en) Polyfunctinal protease
EP0401370B1 (en) Enzyme immunoassay according to sandwich method of human iv-type collagen
KR950008573B1 (ko) 인간 췌장 포스포리파제 a₂에 대해 특이성을 갖는 단클론성 항체
JP3076640B2 (ja) ヒト92kDaゼラチナーゼの免疫学的定量法
JPWO2002041000A1 (ja) 膜結合型マトリックスメタロプロテアーゼの免疫学的測定法
JP3184828B2 (ja) ヒト間質型コラゲナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用
JP3124008B2 (ja) ヒト92kDaゼラチナーゼに対するモノクローナル抗体およびその利用
JPH09235300A (ja) ヒトtimp−3及び抗ヒトtimp−3モノクローナル抗体並びにその用途
JP2609858B2 (ja) コラゲナーゼインヒビターの酵素免疫学的定量法
JP3017591B2 (ja) 抗ヒトtimp−2モノクローナル抗体の製法およびその利用
Kobayashi et al. Monoclonal antibodies to human polymorphonuclear leukocyte gelatinase (type IV collagenase) are cross-reactive with fibroblast gelatinase
JPH0677017B2 (ja) ヒト▲iv▼型コラーゲンのサンドイツチ酵素免疫学的定量法
JP5840274B2 (ja) ストロムライシン1と特異的に反応するモノクローナル抗体
JP2610808B2 (ja) 人正常細胞由来の組織型プラスミノーゲンアクチベーターに対するモノクロナル抗体を用いる免疫学的測定試薬
JP2779193B2 (ja) 抗ヒト組織因子モノクローナル抗体
JP2742886B2 (ja) 好中球コラゲナーゼの免疫学的定量法
Waritani et al. Development and characterization of monoclonal antibodies against canine trypsin
JPS60204727A (ja) 抗ヒトv型コラ−ゲン抗体
JPS61186399A (ja) 抗ヒトアンジオテンシン変換酵素抗体
JP2609908B2 (ja) 慢性関節リウマチ疾患の診断用試薬
KR0140365B1 (ko) 콜레스테롤 에스터라제를 특이적으로 인지하는 단세포군 항체와 이를 분비하는 융합세포주

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 11