JP3081326B2 - 半導体モジュール装置 - Google Patents

半導体モジュール装置

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JP3081326B2 JP32041191A JP32041191A JP3081326B2 JP 3081326 B2 JP3081326 B2 JP 3081326B2 JP 32041191 A JP32041191 A JP 32041191A JP 32041191 A JP32041191 A JP 32041191A JP 3081326 B2 JP3081326 B2 JP 3081326B2
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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体モジュール装置
に関し、特に、基板に複数個の半導体装置が実装された
放熱構造を有する半導体モジュール装置に適用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1つのモジュール基板に中央演算処理用
半導体装置及びその周辺機器としてのキャッシュメモリ
用半導体装置を実装した半導体モジュール装置の開発が
行われている。この種の半導体モジュール装置はパーソ
ナルコンピュータ、オフィスコンピュータ等、小型汎用
コンピュータに組込まれる。
【0003】前記半導体モジュール装置に実装される中
央演算処理用半導体装置は、バイポーラトランジスタ、
CMOS又はその組合せで論理回路が構成され、高速回
路動作が行えるが、発熱量が高い。キャッシュメモリ用
半導体装置は、高速回路動作が行えるが、中央演算処理
用半導体装置ほどではないが、同様に発熱量が高い。こ
のため、半導体モジュール装置は、プリント配線基板
(PCB)をベースとしたCOB構造で構成され、中央
演算処理用半導体装置、キャッシュメモリ用半導体装置
に個々に放熱フィンを取り付けた放熱構造が採用され
る。また、半導体モジュール装置は基板内部に熱伝導用
金属を埋込んだメタルコア基板を使用する放熱構造が採
用される。
【0004】なお、放熱構造については、例えば、株式
会社 サエンスフォーラム、超LSIデバイスハンド
ブック、昭和58年11月28日発行、第247頁乃至
第251頁に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(1)前述の半導体モ
ジュール装置のうち、前者の半導体モジュール装置は中
央演算処理用半導体装置、キャッシュメモリ用半導体装
置の夫々に個々に設計された放熱フィンが装着される。
中央演算処理用半導体装置に装着される放熱フィンは、
発熱量が高いので放熱フィンの表面積を多く必要とし、
高さ方向に表面積を稼ぐ場合はキャッシュメモリ用半導
体装置に装着される放熱フィンの高さに比べて高くな
る。このため、放熱フィンを含めた合計の中央演算処理
用半導体装置、放熱フィンを含めた合計のキャッシュメ
モリ用半導体装置の夫々の実装高さにばらつきが生じ、
実装高さが高い中央演算処理用半導体装置の実装高さで
半導体モジュール装置の実装高さが決定されるので、半
導体モジュール装置の実装密度が低下する。
【0006】(2)また、中央演算処理用半導体装置に
装着される放熱フィンは、放熱フィンの表面積を平面方
向に稼ぐ場合は中央演算処理用半導体装置の実装面積よ
りも大面積を有するオーバハング形状で構成される。こ
のため、プリント配線基板(モジュール配線基板)にお
いて、放熱フィンを含めた中央演算処理用半導体装置の
占有面積が増大し、半導体モジュール装置の実装密度が
低下する。
【0007】(3)また、前記問題点(2)により、放
熱フィンのオーバハング形状に相当する分、中央演算処
理用半導体装置、キャッシュメモリ用半導体装置の夫々
の間を接続する信号配線、電源配線の夫々の配線長が長
くなる。このため、信号配線の信号伝達速度が遅くな
る、信号配線や電源配線にノイズが発生する確率が高く
なる等、半導体モジュール装置の回路動作速度が遅くな
る。
【0008】(4)また、前述の半導体モジュール装置
のうち、後者の半導体モジュール装置はメタルコア基板
をモジュール基板とするので、このメタルコア基板は製
作が複雑で部品点数が多く、結果的に、半導体モジュー
ル装置が高価になる。
【0009】本発明の目的は、以下のとおりである。 (1)半導体モジュール装置において、実装密度を向上
するとともに、放熱効率を向上する。 (2)半導体モジュール装置において、放熱効率を向上
するとともに、回路動作速度の高速化を図る。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
【0012】(1)半導体モジュール装置において、可
塑性配線基板の表面に第1半導体装置を実装するととも
に、この可塑性配線基板の表面と対向する裏面の前記第
1半導体装置の搭載領域と異なる領域に第2半導体装置
を実装し、前記可塑性配線基板の厚さ方向において、こ
の可塑性配線基板、第1半導体装置及び第2半導体装置
を2枚の放熱板で挟持し、前記第1半導体装置、第2半
導体装置の夫々と放熱板の夫々との間を直接に若しくは
熱伝導材を介在して連結する。
【0013】(2)前記手段(1)の2枚の放熱板はい
ずれも第1半導体装置及び第2半導体装置を被覆できる
程度の面積で構成され、2枚の放熱板のうち少なくとも
一方の放熱板は放熱フィンが構成される。
【0014】(3)半導体モジュール装置において、信
号配線若しくは電源配線が配置される配線層及びほぼ全
域に渡って基準電源配線が配置された配線層を有する可
塑性配線基板の表面に夫々実装高さが異なる第1半導体
装置及び第2半導体装置を実装し、この第1半導体装
置、第2半導体装置の夫々に直接に若しくは熱伝導材を
介在して放熱板を連結する。
【0015】
【作用】上述した手段(1)によれば、以下の作用効果
が得られる。 (A)前記可塑性配線基板の可塑性を利用し、前記可塑
性配線基板の表面に実装される第1半導体装置の実装高
さ、裏面に実装される第2半導体装置の実装高さの夫々
を可塑性配線基板の厚さ方向において重複できるので、
この可塑性配線基板の厚さ方向において半導体モジュー
ル装置の実装密度を向上できる。 (B)前記可塑性配線基板の可塑性を利用し、第1半導
体装置を一方の放熱板に、第2半導体装置を他方の放熱
板に夫々連結できるので、第1半導体装置、第2半導体
装置の夫々の回路動作で発生する熱を放熱板に伝達し、
半導体モジュール装置の放熱効率を向上できる。
【0016】上述した手段(2)によれば、以下の作用
効果が得られる。 (A)前記第1半導体装置に連結される放熱板の面積が
第1半導体装置及び第2半導体装置を被覆する大面積で
構成され、同様に、第2半導体装置に連結される放熱板
の面積が第1半導体装置及び第2半導体装置を被覆する
大面積で構成されるので、第1半導体装置、第2半導体
装置のいずれも放熱効率を高め、半導体モジュール装置
の放熱効率を向上できる。 (B)前記2枚の放熱板のうち、少なくとも一方の放熱
板に放熱フィンを構成したので、第1半導体装置、第2
半導体装置のいずれかの放熱効率を高め、半導体モジュ
ール装置の放熱効率を向上できる。
【0017】上述した手段(3)によれば、以下の作用
効果が得られる。 (A)前記可塑性配線基板の可塑性を利用し、第1半導
体装置、第2半導体装置のいずれも放熱板に連結できる
ので、第1半導体装置、第2半導体装置の夫々の回路動
作で発生する熱を放熱板に伝達し、半導体モジュール装
置の放熱効率を向上できる。 (B)前記可塑性配線基板の信号配線、基準電源配線の
夫々が重なり合い、マイクロストリップ構造を構成する
ので、信号配線間のクロストークノイズを低減し、半導
体モジュール装置の回路動作速度の高速化が図れる。ま
た、前記可塑性配線基板の電源配線、基準電源配線の夫
々が重なり合い、インダクタンスの整合を行えるので、
電源、基準電源のいずれかに発生したノイズを低減し、
半導体モジュール装置の回路動作速度の高速化が図れ
る。
【0018】以下、本発明の構成について、1つのモジ
ュール基板に1個の中央演算処理用半導体装置及び複数
個のキャッシュメモリ用半導体装置を実装する半導体モ
ジュール装置に本発明を適用した実施例とともに説明す
る。
【0019】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0020】
【実施例】(実 施 例 1)本実施例1は、半導体モジ
ュール装置において、放熱効率を向上するとともに回路
動作の高速化を図る、本発明の第1実施例である。
【0021】本発明の実施例1である半導体モジュール
装置について、図1(一部を断面にした側面図)、図2
(半導体モジュール装置のモジュール基板の表面レイア
ウト図)及び図3(モジュール基板の裏面レイアウト
図)で示す。
【0022】図1乃至図3に示すように、半導体モジュ
ール装置は、中央演算処理用半導体装置2及びキャッシ
ュメモリ用半導体装置3が実装されたモジュール基板と
しての可塑性(フレキシブル)配線基板1を2枚の放熱
板6及び7で挟持する。
【0023】前記可塑性配線基板1は、この配線層数に
限定されないが、樹脂基板12の表面(図1中、上側表
面)に配線層11、裏面(図1中、下側表面)に配線層
13を有する2層配線層構造で構成される。
【0024】樹脂基板12は、基本的に絶縁性を有し、
かつ可塑性を有する材料、例えばポリイミド系樹脂で形
成される。
【0025】樹脂基板12の表面側の配線層11、裏面
側の配線層13の夫々は例えばCu若しくはCuを主体
とする積層で形成される。樹脂基板12の表面側の配線
層11は、図1及び図2に示すように、外部機器に接続
する外部コネクタ端子11C、中央演算処理用半導体装
置2、キャッシュメモリ用半導体装置3の夫々を実装す
る実装端子11P、実装端子11P間を相互に連結する
信号配線11S、回路の動作電源を供給する電源配線1
1VD 等が配置される。樹脂基板12の裏面側の配線層
13は、図1及び図3に示すように、回路の基準電源を
供給する基準電源配線13VG が配置される。この基準
電源配線13VG は配線層13のほぼ全域に渡って(ベ
たで)形成される。この樹脂基板12の裏面側の基準電
源配線13VG は、図3に示すように裏面側から見て接
続孔13Hを通して、図2に示すように表面側から見て
接続孔11Hを通して、表面側の基準電源配線11VG
に電気的に接続される。
【0026】中央演算処理用半導体装置2は、半導体ペ
レット21の外部端子(ボンディングパッド)22、可
塑性配線基板1の表面側の実装端子11Pの夫々をフェ
ースダウンボンディング法で電気的かつ機械的に接続
し、封止体23で封止される。半導体ペレット21は、
例えば単結晶珪素基板で構成され、その素子形成面にバ
イポーラトランジスタ、相補型MISFET又はそれら
を組合せて構成した中央演算処理回路(CPU)が搭載
される。封止体23は少なくとも半導体ペレット21の
素子形成面、外部端子22と実装端子11Pとの接続領
域の夫々を被覆する。封止体23は例えばポリイミド系
樹脂、エポキシ系樹脂等で形成される。
【0027】キャッシュメモリ用半導体装置3は、封止
体31、この封止体31の内部に封止された半導体ペレ
ット(図示しない)及びこの半導体ペレットの外部端子
に電気的に接続されたリード32を主体に構成される。
半導体ペレットは同様に単結晶珪素基板で構成され、そ
の素子形成面にキャッシュメモリ回路が搭載される。封
止体32は、トランスファモールド法で成型され、例え
ばエポキシ系樹脂で形成される。封止体31の外部に配
列されたリード32は可塑性配線基板1の表面側の実装
端子11Pに電気的かつ機械的に接続される。この実装
数に限定されないが、本実施例の半導体モジュール装置
は可塑性配線基板1の表面側に4個のキャッシュメモリ
用半導体装置3が実装される。
【0028】前記可塑性配線基板1の表面側に実装され
た中央演算処理用半導体装置2、キャッシュメモリ用半
導体装置3の夫々は夫々に共通の放熱板6が連結され
る。つまり、放熱板6は、可塑性配線基板1の相互に異
なる領域に実装された中央演算処理用半導体装置2及び
キャッシュメモリ用半導体装置3を被覆する大面積で構
成され、熱伝導材(例えば、熱伝導グリース)を介在し
て直接的に(熱伝導材を介在しているので間接的とも言
える)連結される。放熱板6は、複数のフィンが構成さ
れ、このフィンの表面積に相当する分、熱放出面積を増
加でき、半導体モジュール装置の放熱効率を向上でき
る。放熱板6は例えばアルミニウム板の表面にアルマイ
ト処理(耐食酸化被膜処理)を施したもの、Cu板の表
面に絶縁被膜処理を施したものが使用される。
【0029】可塑性配線基板1の裏面側は前記放熱板6
と実質的に同一対向面積で構成された放熱板7が連結さ
れる。半導体モジュール装置は、可塑性配線基板1の表
面側に中央演算処理用半導体装置2及びキャッシュメモ
リ用半導体装置3が実装され、この可塑性配線基板1の
表面側での放熱効率を高めたいので、放熱板6にフィン
が構成され、放熱板7にはフィンを設けていない。
【0030】本実施例の半導体モジュール装置は、可塑
性配線基板1に実装された中央演算処理用半導体装置2
の実装高さがキャッシュメモリ用半導体装置3の実装高
さに比べて低いので、放熱板7と封止体23との間に弾
性体5を介在し、可塑性配線基板1の可塑性を利用し、
放熱板6への当接が行われる。可塑性配線基板1の表面
側の放熱板6、裏面側の放熱板7の夫々は、周辺領域に
おいて、挟持部材8で組立てられる。挟持部材8は、本
実施例の場合、ボルト及びナットが使用される。このボ
ルト及びナットが使用される場合、挟持の際に過負荷に
よる中央演算処理用半導体装置2又はキャッシュメモリ
用半導体装置3の損傷や破壊を防止するために、ボルト
頭と放熱板6との間に弾性体9(本実施例の場合、コイ
ルばね)を介在する。
【0031】このように、半導体モジュール装置におい
て、表面に信号配線11S若しくは電源配線11VD
配置される配線層11及びほぼ全域に渡って基準電源配
線13VG が配置された配線層13を有する可塑性配線
基板1の表面に夫々実装高さが異なる中央演算処理用半
導体装置2及びキャッシュメモリ用半導体装置3を実装
し、この中央演算処理用半導体装置2、キャッシュメモ
リ用半導体装置3の夫々に直接に若しくは熱伝導材4を
介在して間接的に放熱板6を連結する。この構成によ
り、以下の作用効果が得られる。(A)前記可塑性配線
基板1の可塑性を利用し、中央演算処理用半導体装置
2、キャッシュメモリ用半導体装置3のいずれも放熱板
6に連結できるので、中央演算処理用半導体装置2、キ
ャッシュメモリ用半導体装置3の夫々の回路動作で発生
する熱を放熱板6に伝達し、半導体モジュール装置の放
熱効率を向上できる。(B)前記可塑性配線基板1の信
号配線11S、基準電源配線13VG の夫々が重なり合
い、マイクロストリップ構造を構成するので、信号配線
11S間のクロストークノイズを低減し、半導体モジュ
ール装置の回路動作速度の高速化が図れる。また、前記
可塑性配線基板1の電源配線11VD 、基準電源配線1
3VG の夫々が重なり合い、インダクタンスの整合を行
えるので、電源、基準電源のいずれかに発生したノイズ
を低減し、半導体モジュール装置の回路動作速度の高速
化が図れる。
【0032】また、前記半導体モジュール装置の放熱板
6は中央演算処理用半導体装置2及びキャッシュメモリ
用半導体装置3を被覆できる程度の面積で構成され、放
熱板6はフィンが構成される。この構成により、以下の
作用効果が得られる。(A)前記中央演算処理用半導体
装置2に連結される放熱板6の面積が中央演算処理用半
導体装置2及びキャッシュメモリ用半導体装置3を被覆
する大面積で構成され、同様にキャッシュメモリ用半導
体装置3に連結される放熱板6の面積が中央演算処理用
半導体装置2及びキャッシュメモリ用半導体装置を被覆
する大面積で構成されるので、中央演算処理用半導体装
置2、キャッシュメモリ用半導体装置3のいずれも放熱
効率を高め、半導体モジュール装置の放熱効率を向上で
きる。(B)前記放熱板6にフィンを構成したので、放
熱面積を増加でき、中央演算処理用半導体装置2、キャ
ッシュメモリ用半導体装置3のいずれかの放熱効率を高
め、半導体モジュール装置の放熱効率を向上できる。
【0033】(実 施 例 2)本実施例2は、半導体モ
ジュール装置において、放熱効率を向上するとともに実
装密度を向上した、本発明の第2実施例である。
【0034】本発明の実施例2である半導体モジュール
装置について、図4(一部を断面にした側面図)で示
す。
【0035】図4に示すように、本実施例2の半導体モ
ジュール装置は、可塑性配線基板1の表面側に中央演算
処理用半導体装置2が実装され、この実装された周囲に
おいて、可塑性配線基板1の裏面側にキャッシュメモリ
用半導体装置3が実装される。中央演算処理用半導体装
置2は熱伝導材4を介在して放熱板6に連結され、キャ
ッシュメモリ用半導体装置3は熱伝導材4を介在して放
熱板7に連結される。
【0036】上下、2枚の放熱板6及び7は、前述の実
施例1の半導体モジュール装置と同様に、可塑性配線基
板1、中央演算処理用半導体装置2及びキャッシュメモ
リ用半導体装置3を挟持する。この挟持の際、可塑性配
線基板1の可塑性が利用され、可塑性配線基板1の厚さ
及びキャッシュメモリ用半導体装置3の実装高さを含む
合計の実装高さの範囲内に中央演算処理用半導体装置2
の実装高さが組込まれる(前者の実装高さの一部に後者
の実装高さが重複する)。
【0037】前記可塑性配線基板1の基本的な構造は前
述の実施例1の半導体モジュール装置と同様であるが、
可塑性配線基板1の表面側の中央演算処理用半導体装置
2の周囲に基準電源配線(VG )が主体に配置され、可
塑性配線基板1の裏面側に信号配線(S)及び電源配線
(VD )が主体に配置される。
【0038】このように、半導体モジュール装置におい
て、可塑性配線基板1の表面に中央演算処理用半導体装
置2を実装するとともに、この可塑性配線基板1の表面
と対向する裏面の前記中央演算処理用半導体装置2の搭
載領域と異なる領域にキャッシュメモリ用半導体装置3
を実装し、前記可塑性配線基板1の厚さ方向において、
この可塑性配線基板1、中央演算処理用半導体装置2及
びキャッシュメモリ用半導体装置3を2枚の放熱板6及
び7で挟持し、前記中央演算処理用半導体装置2、キャ
ッシュメモリ用半導体装置3の夫々と放熱板6及び7の
夫々との間を直接に若しくは熱伝導材4を介在して間接
的に連結する。この構成により、以下の作用効果が得ら
れる。(A)前記可塑性配線基板1の可塑性を利用し、
前記可塑性配線基板1の表面に実装される中央演算処理
用半導体装置2の実装高さ、裏面に実装されるキャッシ
ュメモリ用半導体装置3の実装高さの夫々を可塑性配線
基板1の厚さ方向において重複できるので、この可塑性
配線基板1の厚さ方向において半導体モジュール装置の
実装密度を向上できる。(B)前記可塑性配線基板1の
可塑性を利用し、中央演算処理用半導体装置2を一方の
放熱板6に、キャッシュメモリ用半導体装置3を他方の
放熱板7に夫々連結できるので、中央演算処理用半導体
装置2、キャッシュメモリ用半導体装置3の夫々の回路
動作で発生する熱を放熱板6、7の夫々に効率良く伝達
し、半導体モジュール装置の放熱効率を向上できる。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0040】例えば、本発明は、複数個のメモリ用半導
体装置、その駆動用半導体装置の夫々を実装する半導体
モジュール装置に適用してもよい。
【0041】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)半導体モジュール装置において、実装密度を向上
できるとともに、放熱効率を向上できる。 (2)半導体モジュール装置において、放熱効率を向上
できるとともに、回路動作速度の高速化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1である半導体モジュール装
置の側面図。
【図2】 前記半導体モジュール装置の基板の表面レイ
アウト図。
【図3】 前記基板の裏面レイアウト図。
【図4】 本発明の実施例2である半導体モジュール装
置の側面図。
【符号の説明】
1…可塑性配線基板、11,13…配線層、12…樹脂
基板、2…中央演算処理用半導体装置、3…キャッシュ
メモリ用半導体装置、4…熱伝導材、5,9…弾性体、
6,7…放熱板、8…挟持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 敏宏 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (72)発明者 松永 俊博 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所 デバイス開発センタ内 (72)発明者 小作 浩 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−266898(JP,A) 実開 昭64−22093(JP,U) 実開 昭61−156295(JP,U) 実開 平3−116089(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/20 H01L 23/40

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可塑性配線基板の表面に第1半導体装置
    を実装するとともに、この可塑性配線基板の表面と対向
    する裏面の前記第1半導体装置の搭載領域と異なる領域
    に第2半導体装置を実装し、前記可塑性配線基板の厚さ
    方向において、この可塑性配線基板、第1半導体装置及
    び第2半導体装置を2枚の放熱板で挟持し、前記可塑性
    配線基板の変形によって、当該基板に実装された第1半
    導体装置の実装高さを変えて、前記第1半導体装置、第
    2半導体装置の夫々と放熱板の夫々との間を直接に若し
    くは熱伝導材を介在して連結することを特徴とする半導
    体モジュール装置。
  2. 【請求項2】 前記2枚の放熱板はいずれも第1半導体
    装置及び第2半導体装置を被覆できる程度の面積で構成
    され、2枚の放熱板のうち少なくとも一方の放熱板は放
    熱フィンが構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体モジュール。
  3. 【請求項3】 信号配線若しくは電源配線が配置される
    配線層及びほぼ全域に渡って基準電源配線が配置された
    配線層を有する可塑性配線基板の表面に夫々実装高さが
    異なる第1半導体装置及び第2半導体装置を実装し、
    記可塑性配線基板の変形によって、当該基板に実装され
    た半導体装置の実装高さを変えて、この第1半導体装
    置、第2半導体装置の夫々に直接に若しくは熱伝導材を
    介在して放熱板を連結したことを特徴とする半導体モジ
    ュール装置。
  4. 【請求項4】 可塑性配線基板と、前記可塑性配線基板
    に実装された第1の高さを有する中央演算処理用半導体
    装置及び前記第1の高さと異なる第2の高さを有するキ
    ャッシュメモリ用半導体装置と、前記中央演算処理用半
    導体装置及び前記キャッシュメモリ用半導体装置が発生
    する熱を放熱するための放熱板とを有し、前記可塑性配
    線基板の変形によって前記中央演算処理用半導体装置の
    実装高さを変えることを特徴とする半導体モジュール装
    置。
  5. 【請求項5】 前記放熱板には放熱フィンが設けられて
    いることを特徴とする請求項4に記載の半導体モジュー
    ル装置。
  6. 【請求項6】 前記キャッシュメモリ用半導体装置が複
    数実装されていることを特徴とする請求項4又は請求項
    5に記載の半導体モジュール装置。
  7. 【請求項7】 前記キャッシュメモリ用半導体装置が前
    記中央演算処理用半導体装置の周辺に設けられているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の半導体モジュール装
    置。
  8. 【請求項8】 可塑性配線基板と、前記可塑性配線基板
    の一主面に実装された中央演算処理用半導体装置と、前
    可塑性配線基板の他の主面に実装されたキャッシュメ
    モリ用半導体装置と、前記中央演算処理用半導体装置に
    直接又は熱伝導材を介して連結され、前記キャッシュメ
    モリ用半導体装置の下部領域まで延伸して設けられた第
    1の放熱板と、前記キャッシュメモリ用半導体装置に直
    接又は熱伝導材を介して連結され、前記中央演算処理用
    半導体装置の下部領域まで延伸して設けられた第2の放
    熱板とを有し、前記可塑性配線基板の変形によって前記
    中央演算処理用半導体装置の実装高さを変えることを特
    徴とする半導体モジュール装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の放熱板には放熱フィンが設け
    られていることを特徴とする請求項8に記載の半導体モ
    ジュール装置。
  10. 【請求項10】 可塑性配線基板と、前記可塑性配線基
    板の一主面に実装された中央演算処理用半導体装置と、
    前記中央演算処理装置からの熱を放熱する第1の放熱板
    と、前記可塑性配線基板の他の主面に実装されたキャッ
    シュメモリ用半導体装置と、前記キャッシュメモリ用半
    導体装置からの熱を放熱する第2の放熱板とを有し、前
    記可塑性基板は前記中央演算処理用半導体装置の実装高
    さを低めるように変形されていることを特徴とする半導
    体モジュール装置。
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