JPH07202120A - 高放熱型メモリおよび高放熱型メモリモジュール - Google Patents

高放熱型メモリおよび高放熱型メモリモジュール

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JPH07202120A
JPH07202120A JP5338383A JP33838393A JPH07202120A JP H07202120 A JPH07202120 A JP H07202120A JP 5338383 A JP5338383 A JP 5338383A JP 33838393 A JP33838393 A JP 33838393A JP H07202120 A JPH07202120 A JP H07202120A
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JP
Japan
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heat dissipation
high heat
substrate
memory
cpu
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JP5338383A
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Nobusuke Okada
亘右 岡田
Kazuji Yamada
一二 山田
Akira Tanaka
明 田中
Koichi Shinohara
浩一 篠原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータ等からの高速化,小型化,高放
熱化の要求を満たすパッケージ構造を備えた高放熱型メ
モリおよびそれらの高放熱型メモリを組み合わせて構成
した高放熱型メモリモジュールを提供する。 【構成】 放熱性基板3の片面上のほぼ中央部にメモリ
素子2が接着され、放熱性基板3の一辺に外部接続用リ
ードピン5が配設され、メモリ素子2とリードピン5と
がワイヤ6により電気的に接続され、少なくともメモリ
素子2およびワイヤ6による接続部分が樹脂で覆われ、
少なくともメモリ素子2が接着された領域に対応する放
熱性基板3の反対側の面が樹脂で覆われない構造であ
り、基板3がここでは図示しない表面実装用基板に対し
て垂直に接続される高放熱型メモリ。 【効果】 メモリ素子2からの熱を効率的に熱拡散でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ素子の大
容量化並びに高集積化実装に適する高放熱型メモリモジ
ュールに関する。
【0002】
【従来の技術】最近は、半導体メモリ素子を搭載したコ
ンピュータが高速化され、キャッシュメモリの容量も増
大の一途をたどっている。これとは逆に、コンピュータ
の筐体は小型化が要求されている。半導体メモリ素子の
高集積化/大容量化が進むにつれて、半導体メモリ素子
一個当たりの発熱量も増大傾向にある。そこで、半導体
メモリ素子を搭載するパッケージの形態についても、高
速化,小型化,高放熱化への対応の要求が厳しくなって
きている。しかし、従来の半導体メモリ素子構造では、
半導体メモリ素子全体が樹脂でモールドされていたり、
ガラスエポキシ系プリント基板等に搭載されたプラスチ
ック型パッケージの構造を採用していたために、放熱性
の点では問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体メモリモ
ジュールは、図24に示すように、樹脂でモールドされ
た半導体メモリ素子をプリント基板上に直接搭載してい
たので、半導体メモリ素子が熱伝導率の小さいモールド
樹脂で全体が覆われ、放熱性が悪く、高速化および小型
化を追及した結果として高発熱するようになった半導体
メモリ素子を搭載することは、困難であった。
【0004】本発明の目的は、コンピュータ等からの高
速化,小型化,高放熱化の要求を満たすパッケージ構造
を備えた高放熱型メモリモジュールを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
た高放熱型メモリを表面実装基板上に複数個縦型に搭載
した高放熱型メモリモジュールを提案するものである。
【0006】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱性基板上の
メモリ素子とリードピンとを電気的に接続した高放熱型
メモリをCPUを搭載した表面実装基板上のCPU近く
に複数個縦型に搭載した高放熱型メモリモジュールを提
案するものである。
【0007】本発明は、さらに、上記目的を達成するた
めに、放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱性基板上
のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続した高放熱
型メモリをサブボード上に複数個搭載した高放熱型メモ
リモジュールを表面実装基板上に複数個横型に実装しフ
ィン状構造とした高放熱型メモリモジュールを提案する
ものである。
【0008】本発明は、上記目的を達成するために、放
熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱性基板上のメモリ
素子とリードピンとを電気的に接続した高放熱型メモリ
をサブボード上に複数個搭載した高放熱型メモリモジュ
ールをCPUを搭載した表面実装基板上のCPU近くに
複数個横型に実装しフィン状構造とした高放熱型メモリ
モジュールを提案するものである。
【0009】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、放熱性基板上にメモリ素子を搭載した高放熱型メモ
リを複数個所定間隔で平行に積層しスルホールを備えた
複数のスルホールランドにより放熱性基板の表面と裏面
とを電気的に接続するとともにスルホールを介してリー
ドピンで層間を接続した高放熱型メモリモジュールを表
面実装基板上に複数個搭載した高放熱型メモリモジュー
ルを表面実装基板上に複数個縦型に実装しフィン状構造
とした高放熱型メモリモジュールを提案するものであ
る。
【0010】本発明は、さらに、上記目的を達成するた
めに、放熱性基板上にメモリ素子を搭載した高放熱型メ
モリを複数個所定間隔で平行に積層しスルホールを備え
た複数のスルホールランドにより放熱性基板の表面と裏
面とを電気的に接続するとともにスルホールを介してリ
ードピンで層間を接続した高放熱型メモリモジュールを
表面実装基板上に複数個搭載した高放熱型メモリモジュ
ールをCPUを搭載した表面実装基板上のCPU近くに
複数個縦型に実装しフィン状構造とした高放熱型メモリ
モジュールを提案するものである。
【0011】いずれの高放熱型メモリモジュールにおい
ても、放熱型メモリの特性インピーダンスをCPUを搭
載した表面実装基板のインピーダンスに合わせることが
できる。また、本発明は、放熱型メモリがSRAMであ
る場合を想定しており、放熱性基板は、金属基板または
セラミックス基板とする。
【0012】
【作用】本発明による高放熱型半導体メモリモジュール
を表面実装基板上に縦型に搭載すると、高発熱の半導体
メモリ素子を複数個実装できる。
【0013】また、放熱型半導体メモリ素子を複数個搭
載したプリント基板を一ユニットとして、表面実装基板
上に複数個を搭載すると、実装面積が上がり、コンピュ
ータを小型化できる。
【0014】さらに、本発明による高放熱型半導体メモ
リモジュールの放熱型メモリ素子をCPU搭載の表面実
装基板のCPU近くに縦型に搭載すると、CPUとメモ
リとの間の配線長を短くし、しかも最大配線長と最小配
線長との差を少なくできるために、信号線のインピーダ
ンスのバラツキやアクセス時間のバラツキ等の問題が解
決され、CPU搭載の表面実装基板のインピーダンス例
えば50Ωに合わせることが容易になり、電気特性を改
善し、伝播遅延時間を小さくできる。
【0015】従来は、高速伝送に際して半導体装置と実
装基板とのインピーダンスが違っていたため反射型ノイ
ズが発生し、問題になっていた。そこで、本発明では、
ノイズ対策として、メモリのGNDに対する伝送線リー
ドの特性インピーダンスを、CPU搭載の表面実装基板
のインピーダンス例えば50Ωに合わせ、無反射型とす
る。例えば、デジタルICで最も動作が速いECL(Emi
tter Coupled Logic)回路において、GNDと伝送線間
とを無反射型にして、コンピュータの高速動作に対応す
る。すなわち、本発明においては、高放熱型メモリのG
NDと伝送線との間をCPU搭載の表面実装基板のイン
ピーダンス例えば50Ωに調整し、伝播遅延時間を小さ
くした。
【0016】
【実施例】図1は、本発明による高放熱型半導体モジュ
ールのいずれか一種類を表面実装基板上に実装した一例
を示す斜視図であり、図2は、図1の実施例の平面図で
ある。本実施例は、CPU(Central Processing Unit)
23を搭載した表面実装基板25のCPUの近くに、詳
しくは後述する放熱型メモリ1を縦型に実装してある。
なお、CPU23には、放熱フィン24を取り付けてあ
り、表面実装基板25には、チップ部品12等も実装し
てある。
【0017】このように、放熱型メモリ1をCPU搭載
表面実装基板25のCPUの近くに実装すると、高密度
に実装でき、小型化が可能である。また、放熱型メモリ
1を縦型に実装すると、半導体メモリ素子からの熱を効
率的に放熱し拡散できる。放熱型メモリ1をCPU23
の近くに配置すると、配線長が短くなり、インダクタン
スが小さくなる。放熱型メモリ1の伝送線リード(詳し
くはリード9として後述)の特性インピーダンスをCP
U搭載表面実装基板25のインピーダンス例えば50Ω
に合わせると、反射が無くなり、信号線にノイズが乗ら
なくなる。
【0018】図3は、本発明による高放熱型半導体モジ
ュールのいずれか一種類を表面実装基板の両面に実装し
た一例を示す斜視図である。本実施例は、CPU23を
搭載した表面実装基板25のCPUの近くの両面に、放
熱型メモリ1を縦型に実装してある。なお、CPU23
には、放熱フィン24を取り付けてあり、表面実装基板
25には、チップ部品12等も実装してある。
【0019】このように、放熱型メモリ1をCPU搭載
表面実装基板25のCPUの近くの両面に実装すると、
高密度に実装でき、小型化が可能である。また、放熱型
メモリ1を縦型に実装すると、半導体メモリ素子からの
熱を効率的に放熱し拡散できる。さらに、放熱型メモリ
1をCPU23の近くに配置すると、配線長が短くな
り、インダクタンスが小さくなる。放熱型メモリ1の伝
送線リードの特性インピーダンスをCPU搭載表面実装
基板25のインピーダンス例えば50Ωに合わせると、
反射が無くなり、信号線にノイズが乗らなくなる。
【0020】図4は、本発明による高放熱型半導体モジ
ュールのいずれか一種類をサブボード上に複数個高密度
に実装したものを一ユニットの放熱型メモリモジュール
としてモジュール化し、これをさらに複数個表面実装基
板上に実装した一例を示す斜視図であり、図5は、図4
に示した実施例の平面図である。本実施例は、放熱型メ
モリ1をサブボード13上に複数個高密度に実装したも
のを一ユニットの放熱型メモリモジュール14としてモ
ジュール化し、これをさらに複数個CPU搭載表面実装
基板25上のCPU近くに実装する。
【0021】このようにすると、放熱型メモリ1と放熱
型メモリ1との間がフィン構造となり、半導体メモリ素
子からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱型メモリ
1をモジュール化してさらにこれらを縦型に実装する
と、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大距離と
最小距離を短くできるため信号線のバラツキやアクセス
時間のバラツキ等の問題が解決され、インダクタンスや
インピーダンスなどの電気特性のバラツキを改善し、伝
播遅延時間等を小さくできる。本実施例のように、放熱
型メモリ1の伝送線リード9の特性インピーダンスをC
PU搭載の表面実装基板のインピーダンス例えば50Ω
に合わせると、反射が無くなり、信号線にノイズが乗ら
なくなる。
【0022】図6は、本発明による高放熱型半導体モジ
ュールのいずれか一種類をサブボード上に複数個高密度
に実装したものを一ユニットの放熱型メモリモジュール
としてモジュール化し、これをさらに複数個表面実装基
板の両面に実装した一例を示す斜視図である。本実施例
は、放熱型メモリ1をサブボード上に複数個高密度に実
装したものを一ユニットの放熱型メモリモジュールとし
てモジュール化し、これをさらに複数個CPUを搭載し
た表面実装基板上のCPU近くに実装する。
【0023】このようにすると、放熱型メモリ1と放熱
型メモリ1との間がフィン構造となり、半導体メモリ素
子からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱型メモリ
1をモジュール化してさらにこれらを縦型に実装する
と、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大距離と
最小距離との差を短くできるため、信号線のバラツキや
アクセス時間のバラツキ等の問題が解決され、インダク
タンスやインピーダンスなどの電気特性のバラツキを改
善し、伝播遅延時間等を小さくできる。本実施例のよう
に、放熱型メモリ1の伝送線リード9の特性インピーダ
ンスをCPU搭載の表面実装基板のインピーダンス例え
ば50Ωに合わせると、反射が無くなり、信号線にノイ
ズが乗らなくなる。
【0024】図7は、放熱性基板上に半導体メモリ素子
を搭載し樹脂でモールドした放熱型メモリをCPU搭載
の表面実装基板のCPU近くに縦型に実装した一例を示
す斜視図である。本実施例は、放熱性基板28例えば金
属板またはセラミックス基板上に、後述の図12または
図15のように、半導体メモリ素子を搭載して樹脂でモ
ールドしたモールドメモリ15を放熱型メモリ26とし
てここでは図示していないCPU搭載表面実装基板25
のCPU近くに縦型に実装してある。ガイド板27は、
放熱型メモリ26の転倒防止および位置決めのためにあ
る。
【0025】このように、放熱性基板28を採用する
と、半導体メモリ素子からの熱を効率的に放熱し拡散で
きる。また、放熱型メモリ26をCPUの近くに縦型に
実装すると、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最
大距離と最小距離との差を短くできるため信号線のバラ
ツキやアクセス時間のバラツキ等の問題が解決され、イ
ンダクタンスやインピーダンスなどの電気特性のバラツ
キを改善し、伝播遅延時間等を小さくできる。
【0026】図8は、半導体メモリ素子を放熱性基板例
えばセラミックス基板上に搭載し、それを複数個所定間
隔で平行に積層し、スルホールを備えた複数のスルホー
ルランドにより基板の表面と裏面とをリードピンで電気
的に接続した高放熱型積層メモリモジュールの一例を示
す斜視図である。本実施例は、半導体メモリ素子を放熱
性基板28例えばセラミックス基板上に搭載し、それを
複数個所定間隔で平行に積層し、スルホールを備えた複
数のスルホールランドにより基板の表面と裏面とをリー
ドピン21で電気的に接続した高放熱型積層メモリモジ
ュールである。
【0027】こうすると、放熱型メモリ26と放熱型メ
モリ26との間がフィン構造となり、半導体メモリ素子
からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱型メモリ1
をモジュール化してさらにこれらを縦型に実装すると、
CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大距離と最小
距離との差を短くできるため、信号線のバラツキやアク
セス時間のバラツキ等の問題が解決され、インダクタン
スやインピーダンスなどの電気特性のバラツキを改善
し、伝播遅延時間等を小さくできる。本実施例のよう
に、放熱型メモリ1の伝送線リード9の特性インピーダ
ンスをCPU搭載の表面実装基板のインピーダンス例え
ば50Ωに合わせると、反射が無くなり、信号線にノイ
ズが乗らなくなる。
【0028】図9は、図8の高放熱型積層メモリモジュ
ールをCPU搭載の表面実装基板のCPU近くに縦型に
実装した一例を示す斜視図である。
【0029】このように実装すると、放熱型メモリ26
と放熱型メモリ26との間がフィン構造となり、半導体
メモリ素子からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱
型メモリ1をモジュール化してさらにこれらを縦型に実
装すると、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大
距離と最小距離との差を短くできるため、信号線のバラ
ツキやアクセス時間のバラツキ等の問題が解決され、イ
ンダクタンスやインピーダンスなどの電気特性のバラツ
キを改善し、伝播遅延時間等を小さくできる。本実施例
のように、放熱型メモリ1の伝送線リードの特性インピ
ーダンスをCPU搭載の表面実装基板のインピーダンス
例えば50Ωに合わせると、反射が無くなり、信号線に
ノイズが乗らなくなる。
【0030】図10は、図8の高放熱型積層メモリモジ
ュールをCPU搭載の表面実装基板の両面に実装した一
例を示す斜視図である。
【0031】このように実装すると、放熱型メモリ26
と放熱型メモリ26との間がフィン構造となり、半導体
メモリ素子からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱
型メモリ1をモジュール化してさらにこれらを縦型に実
装すると、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大
距離と最小距離との差を短くできるため、信号線のバラ
ツキやアクセス時間のバラツキ等の問題が解決され、イ
ンダクタンスやインピーダンスなどの電気特性のバラツ
キを改善し、伝播遅延時間等を小さくできる。本実施例
のように、放熱型メモリ1の伝送線リード9の特性イン
ピーダンスをCPU搭載の表面実装基板のインピーダン
ス例えば50Ωに合わせると、反射が無くなり、信号線
にノイズが乗らなくなる。
【0032】図11は、ガラスエポキシ系モールド樹脂
基板,セラミックス基板,金属製基板に発熱する半導体
メモリ素子を搭載し、風速2.0m/secにおける熱抵抗
を測定した結果を示す図である。図において、上段の曲
線は、ガラスエポキシ系モールド樹脂基板の特性を示
し、中段の曲線は、セラミックス基板の特性を示し、下
段の曲線は、金属製基板の特性を示している。
【0033】この測定の結果、ガラスエポキシ系モール
ド樹脂基板に比べ、本発明で用いるセラミックス基板お
よび金属基板等の放熱効果が高いことが確認できた。例
えば、メモリチップサイズ8×14mm,基板サイズ1
0×20mm,基板厚さ0.4mm,風速2.0m/sec
の条件で熱抵抗を測定したところ、熱伝導率Kが10W
/mK(ワット/メータ・ケルビン)のアルミナ基板で
は、30℃/W以下の特性を実現可能である。これに対
して、K=0.1W/mKのプリント基板では、熱抵抗
50℃/W以下を得ることができない。
【0034】次に、この測定結果の知見に基づいて構成
した本発明による放熱型メモリの実施例の構造をいくつ
か説明する。図12は、本発明による放熱型メモリの一
実施例の構造を模式的に示す斜視図であり、図13は、
図12の放熱型メモリの実施例の断面図であり、図14
は、図12の放熱型メモリの実施例のリードピン5の加
工状況を示す平面図である。金属製の熱拡散板3上に絶
縁膜8を張り、その上にCu薄板7を張り合わせた後、
はんだまたは接着剤等により半導体メモリ素子2を搭載
する。リードピン5は、図14のように、Cu薄板7か
らエッチング法またはパンチング法で形成した後、熱拡
散板3上にダイボンディングし、タイバー10を切断
し、リード9を折り曲げ、形成される。リード9をL型
またはJ型に折り曲げ加工した後に、タイバー10を切
断するようにしてもよい。半導体メモリ素子2とリード
ピン5とは、ワイヤボンディング方式で接続し、熱拡散
板3の半導体メモリ素子2を搭載した側のみを樹脂4で
モールドする。
【0035】リードピン5は、ここでは図示していない
CPU搭載の表面実装基板の表面上にはんだ等で接続さ
れる。したがって、熱拡散板3は、表面実装基板と垂直
になり、フィンの役割も果たすことになる。熱拡散板3
は、アルミニウムまたはCuまたはTi等の金属からな
り、半導体メモリ素子2からの発熱を効果的に熱拡散し
放熱できる。
【0036】なお、図12〜図14の実施例では、熱拡
散板3は平板として図示してあるが、半導体メモリ素子
2が接合された側と反対の面は、できるかぎり表面積を
大きくして放熱性を高めるため、波状や円筒状の突起を
形成することも有効である。
【0037】図15は、本発明による放熱型メモリの他
の実施例の構造を模式的に示す斜視図であり、図16
は、図15の放熱型メモリの実施例の断面図であり、図
17は、図15の放熱型メモリの実施例におけるリード
ピン5の加工状況を示す平面図である。セラミックス製
の熱拡散板3の片面または両面にCu薄板7を張り合わ
せた後、はんだまたは接着剤等により半導体メモリ素子
2を搭載する。図17のように、Cu薄板7からエッチ
ング法またはパンチング法で形成した後、熱拡散板3上
にダイボンディングし、タイバー10を切断し、リード
9を折り曲げ、リードピン5を形成する。リード9をL
型またはJ型に折り曲げ加工した後に、タイバー10を
切断するようにしてもよい。半導体メモリ素子2とリー
ドピン5とは、ワイヤボンディング方式で接続し、熱拡
散板3の半導体メモリ素子2を搭載した側のみを樹脂4
でモールドする。
【0038】リードピン5は、ここでは図示していない
CPU搭載の表面実装基板の表面上にはんだ等で接続さ
れる。したがって、熱拡散板3は、表面実装基板と垂直
になり、フィンの役割も果たすことになる。熱拡散板3
は、アルミナまたは窒化アルミニウム等のセラミックス
からなり、半導体メモリ素子2からの発熱を効果的に熱
拡散し放熱できる。
【0039】なお、図15〜図17の実施例では、熱拡
散板3は平板として図示してあるが、半導体メモリ素子
2が接合された側と反対の面は、できるかぎり表面積を
大きくして放熱性を高めるため、波状や円筒状の突起を
形成することも有効である。
【0040】図18は、本発明による放熱型メモリの別
の実施例の構造を模式的に示す断面図である。本実施例
においては、熱拡散板3上に半導体メモリ素子2を搭載
し、半導体メモリ素子2とリードピン5とはCOL(Chi
p On Lead)方式で接着し、半導体メモリ素子2とリード
ピン5はワイヤ6で接続し、熱拡散板3の半導体メモリ
素子2搭載側を樹脂4でモールドする。熱拡散板3は、
金属例えばアルミニウム,Cu,Ti等からなり、半導
体メモリ素子2からの発熱を効率的に放熱し拡散でき
る。熱拡散板3として金属板を用いるときは,熱拡散板
3とリードピン5との間に絶縁膜20を設ける。
【0041】図19は、図18の実施例の変形例を示す
図である。熱拡散板3上に半導体メモリ素子2を搭載
し、半導体メモリ素子2とリードピン5はCOL方式で
接着し、半導体メモリ素子2とリードピン5はワイヤ6
で接続し、熱拡散板3の半導体メモリ素子2搭載側を樹
脂4でモールドする。熱拡散板3は、セラミックス例え
ばアルミナまたは窒化アルミニウム等からなり、半導体
メモリ素子2からの発熱を効率的に放熱し拡散できる。
熱拡散板3としてセラミックスを用いるときは、熱拡散
板3とリードピン5との間に配線パターン17の層を設
けることができる。
【0042】図20は、本発明による放熱型メモリのさ
らに他の実施例の構造を模式的に示す断面図である。熱
拡散板3上に半導体メモリ素子2を搭載し、半導体メモ
リ素子2とリードピン5はLOC方式で接着し、半導体
メモリ素子2とリードピン5はワイヤ6で接続し、熱拡
散板3の半導体メモリ素子2搭載側を樹脂4でモールド
する。半導体メモリ素子2とリードピン5は、CCB(C
ontrolled CollapsedBonding)方式で接続することも可
能である。熱拡散板3は、アルミナまたは窒化アルミニ
ウム等のセラミックス、または、アルミニウム,Cu,
Ti等の金属のいずれでもよく、半導体メモリ素子2か
らの発熱を効率的に放熱し拡散できる。
【0043】図21は、本発明による放熱型メモリのさ
らに別の実施例の構造を模式的に示す断面図である。熱
拡散板3上に半導体メモリ素子2を搭載し、半導体メモ
リ素子2と信号線18,GND線19とはLOC方式で
接着し、半導体メモリ素子2と信号線18,GND線1
9とはワイヤで接続し、熱拡散板3の半導体メモリ素子
2の搭載側を樹脂4でモールドする。リードピン5とし
ての信号線18とGND線19との間には、耐熱性のあ
る絶縁膜20例えばPIQ(P0lyimide IsoindoQuinazol
ine Dione)膜等を挟んで張り合わせる。
【0044】熱拡散板3は、アルミナまたは窒化アルミ
ニウム等のセラミックス、または、アルミニウム,C
u,Ti等の金属のいずれでもよく、半導体メモリ素子
2からの発熱を効率的に放熱し拡散できる。信号線18
とGND線19とを絶縁膜例えば耐熱性のあるポリイミ
ドフイルム(PIQ膜)を挟んで張り合わせると、クロス
トークが小さくなる。
【0045】図22は、上記図13から図21の放熱型
メモリ1のいずれかひとつのモールド樹脂4側同士を張
り合わせた高密度実装型放熱型メモリの断面図である。
こうすると、実装密度が上がる。
【0046】熱拡散板3は、アルミナまたは窒化アルミ
ニウム等のセラミックス、または、アルミニウム,C
u,Ti等の金属のいずれでもよく、半導体メモリ素子
2からの発熱を効率的に放熱し拡散できる。
【0047】図23は、GND板となる金属板を介在さ
せて、上記図13から図21の放熱型メモリ1のいずれ
かひとつのモールド樹脂4側同士を張り合わせた高密度
実装型放熱型メモリの断面図である。こうすると、実装
密度が上がる。
【0048】熱拡散板3は、アルミナまたは窒化アルミ
ニウム等のセラミックス、または、アルミニウム,C
u,Ti等の金属のいずれでもよく、半導体メモリ素子
2からの発熱を効率的に放熱し拡散できる。
【0049】コンピュータのメモリに用いられているD
RAMやSRAMは、ますます大容量化高速化が求めら
れている。本発明の高放熱型メモリモジュールは、特
に、大容量高速のSRAMを主な適用対象としており、
SRAMを構成する半導体メモリ素子からの発熱を効率
的に放熱し拡散できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、表面実装基板上に放熱
型メモリ素子を複数個縦型に実装した高放熱型メモリモ
ジュールをCPU搭載の表面実装基板のCPU近くに実
装でき、または、放熱型メモリ素子を複数個搭載した基
板を一ユニットの放熱型メモリモジュールとして複数の
ユニットを型に実装したモジュールをCPU搭載の表面
実装基板のCPU近くに実装できるので、コンピュータ
内部の熱拡散および放熱が効率的になされ、コンピュー
タを小型化することが可能となる。
【0051】メモリ素子間の配線長を短くし、しかも最
大配線長と最小配線長との差を少なくできるため、イン
ダクタンスなどの電気特性のバラツキを改善し、伝播遅
延時間を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高放熱型半導体モジュールのいず
れか一種類を表面実装基板上に実装した一例を示す斜視
図である。
【図2】図1の実施例の平面図である。
【図3】本発明による高放熱型半導体モジュールのいず
れか一種類を表面実装基板の両面に実装した一例を示す
斜視図である。
【図4】本発明による高放熱型半導体モジュールのいず
れか一種類をサブボード上に複数個高密度に実装したも
のを一ユニットの放熱型メモリモジュールとしてモジュ
ール化し、これをさらに複数個表面実装基板上に実装し
た一例を示す斜視図である。
【図5】図4に示した実施例の平面図である。
【図6】本発明による高放熱型半導体モジュールのいず
れか一種類をサブボード上に複数個高密度に実装したも
のを一ユニットの放熱型メモリモジュールとしてモジュ
ール化し、これをさらに複数個表面実装基板の両面に実
装した一例を示す斜視図である。
【図7】放熱性基板上に半導体メモリ素子を搭載し樹脂
でモールドした放熱型メモリをCPU搭載の表面実装基
板のCPU近くに縦型に実装した一例を示す斜視図であ
る。
【図8】半導体メモリ素子を放熱性基板例えばセラミッ
クス基板上に搭載し、それを複数個所定間隔で平行に積
層し、スルホールを備えた複数のスルホールランドによ
り基板の表面と裏面とをリードピンで電気的に接続した
高放熱型積層メモリモジュールの一例を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の高放熱型積層メモリモジュールをCPU
搭載の表面実装基板のCPU近くに縦型に実装した一例
を示す斜視図である。
【図10】図8の高放熱型積層メモリモジュールをCP
U搭載の表面実装基板の両面に実装した一例を示す斜視
図である。
【図11】ガラスエポキシ系モールド樹脂基板,セラミ
ックス基板,金属製基板に発熱する半導体メモリ素子を
搭載し、風速2.0m/secにおける熱抵抗を測定した結
果を示す図である。
【図12】本発明による放熱型メモリの一実施例の構造
を模式的に示す斜視図である。
【図13】図12の放熱型メモリの実施例の断面図であ
る。
【図14】図12の放熱型メモリにおける実施例のリー
ドピンの加工状況を示す平面図である。
【図15】本発明による放熱型メモリの他の実施例の構
造を模式的に示す斜視図である。
【図16】図15の放熱型メモリの実施例の断面図であ
る。
【図17】図15の放熱型メモリの実施例のリードピン
の加工状況を示す平面図である。
【図18】本発明による放熱型メモリの別の実施例の構
造を模式的に示す断面図である。
【図19】図18の実施例の変形例を示す図である。
【図20】本発明による放熱型メモリのさらに他の実施
例の構造を模式的に示す断面図である。
【図21】本発明による放熱型メモリのさらに別の実施
例の構造を模式的に示す断面図である。
【図22】上記図13から図21の放熱型メモリのいず
れかひとつのモールド樹脂側同士を張り合わせた高密度
実装型放熱型メモリの断面図である。
【図23】GND板となる金属板を介在させて、上記図
13から図21の放熱型メモリのいずれかひとつのモー
ルド樹脂側同士を張り合わせた高密度実装型放熱型メモ
リの断面図である。
【図24】従来のプラスチックモールドパッケージ型メ
モリの斜視図である。
【符号の説明】
1 放熱型メモリ 2 半導体メモリ素子 3 熱拡散板 4 モールド樹脂 5 リードピン 6 ワイヤ 7 Cu薄板 8 絶縁膜 9 リード 10 タイバー 11 メモリ素子 12 チップ部品 13 サブボード 14 放熱型メモリモジュール 15 モールドメモリ 16 絶縁層 17 配線パターン 18 信号線 19 GND線 20 絶縁膜 21 リードピン 22 金属板 23 CPU 24 放熱フィン 25 CPU搭載の表面実装基板 26 放熱型メモリ 27 ガイド板 28 放熱性基板
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図8】
【図13】
【図16】
【図24】
【図4】
【図6】
【図7】
【図9】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図10】
【図11】
【図12】
【図14】
【図15】
【図21】
【図22】
【図23】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 高放熱型メモリおよび高放熱型メモ
リモジュール
【特許請求の範囲】
【請求項】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
た高放熱型メモリを表面実装基板上に複数個縦型に搭載
した高放熱型メモリモジュール。
【請求項】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
た高放熱型メモリをCPUを搭載した表面実装基板上の
前記CPU近くに複数個縦型に搭載した高放熱型メモリ
モジュール。
【請求項】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
た高放熱型メモリをサブボード上に複数個搭載した高放
熱型メモリモジュールを表面実装基板上に複数個横型に
実装しフィン状構造とした高放熱型メモリモジュール。
【請求項】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
た高放熱型メモリをサブボード上に複数個搭載した高放
熱型メモリモジュールをCPUを搭載した表面実装基板
上の前記CPU近くに複数個横型に実装しフィン状構造
とした高放熱型メモリモジュール。
【請求項】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載した高
放熱型メモリを複数個所定間隔で平行に積層しスルホー
ルを備えた複数のスルホールランドにより前記放熱性基
板の表面と裏面とを電気的に接続するとともに前記スル
ホールを介してリードピンで層間を接続した高放熱型メ
モリモジュールを表面実装基板上に複数個搭載した高放
熱型メモリモジュールを表面実装基板上に複数個縦型に
実装しフィン状構造とした高放熱型メモリモジュール。
【請求項10】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載した
高放熱型メモリを複数個所定間隔で平行に積層しスルホ
ールを備えた複数のスルホールランドにより前記放熱性
基板の表面と裏面とを電気的に接続するとともに前記ス
ルホールを介してリードピンで層間を接続した高放熱型
メモリモジュールを表面実装基板上に複数個搭載した高
放熱型メモリモジュールをCPUを搭載した表面実装基
板上の前記CPU近くに複数個縦型に実装しフィン状構
造とした高放熱型メモリモジュール。
【請求項11請求項5,7,9のいずれか一項に記
載の高放熱型メモリモジュールにおいて、 前記放熱型メモリの特性インピーダンスを前記CPUを
搭載した表面実装基板のインピーダンスに合わせたこと
を特徴とする高放熱型メモリモジュール。
【請求項12請求項4〜11のいずれか一項に記載
の高放熱型メモリモジュールにおいて、 前記放熱型メモリが、SRAMであることを特徴とする
高放熱型メモリモジュール。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ素子の大
容量化並びに高集積化実装に適する高放熱型メモリおよ
高放熱型メモリモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】最近は、半導体メモリ素子を搭載したコ
ンピュータが高速化され、キャッシュメモリの容量も増
大の一途をたどっている。これとは逆に、コンピュータ
の筐体は小型化が要求されている。半導体メモリ素子の
高集積化/大容量化が進むにつれて、半導体メモリ素子
一個当たりの発熱量も増大傾向にある。そこで、半導体
メモリ素子を搭載するパッケージの形態についても、高
速化,小型化,高放熱化への対応の要求が厳しくなって
きている。しかし、従来の半導体メモリ素子構造では、
半導体メモリ素子全体が樹脂でモールドされていたり、
ガラスエポキシ系プリント基板等に搭載されたプラスチ
ック型パッケージの構造を採用していたために、放熱性
の点では問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体メモリモ
ジュールは、図25に示すように、樹脂でモールドされ
た半導体メモリ素子をプリント基板上に直接搭載してい
たので、半導体メモリ素子が熱伝導率の小さいモールド
樹脂で全体が覆われ、放熱性が悪く、高速化および小型
化を追及した結果として高発熱するようになった半導体
メモリ素子を搭載することは、困難であった。
【0004】本発明の目的は、コンピュータ等からの高
速化,小型化,高放熱化の要求を満たすパッケージ構造
を備えた高放熱型メモリおよびそれらの高放熱型メモリ
を組み合わせて構成した高放熱型メモリモジュールを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、放熱性基板の片面上のほぼ中央部にメモ
リ素子が接着され、放熱性基板の一辺に外部接続用電気
リードが配設され、メモリ素子とリードとが電気的に接
続され、少なくともメモリ素子および前記接続部分が樹
脂で覆われ、少なくともメモリ素子が接着された領域に
対応する放熱性基板の反対側の面が樹脂で覆われない構
造であり、基板が表面実装用基板に対して垂直に接続さ
れる高放熱型メモリを提案するものである。
【0006】2つの高放熱型メモリのメモリ素子および
接続部分を覆っている樹脂同士を貼り合わせて高放熱型
メモリとしてもよい。
【0007】また、2つの高放熱型メモリのメモリ素子
および接続部分を覆っている樹脂同士を、GND板とな
る金属板を介在させ、貼り合わせて、高放熱型メモリを
実現することもできる。
【0008】前記いずれかの高放熱型メモリを表面基板
上に複数個所定間隔で実装し、高放熱型メモリの共通端
子を表面実装基板の配線により接続すると、高放熱型メ
モリモジュールが得られる。
【0009】本発明は、上記目的を達成するために、放
熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱性基板上のメモリ
素子とリードピンとを電気的に接続した高放熱型メモリ
を表面実装基板上に複数個縦型に搭載した高放熱型メモ
リモジュールを提案するものである。
【0010】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱性基板上の
メモリ素子とリードピンとを電気的に接続した高放熱型
メモリをCPUを搭載した表面実装基板上のCPU近く
に複数個縦型に搭載した高放熱型メモリモジュールを提
案するものである。
【0011】本発明は、さらに、上記目的を達成するた
めに、放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱性基板上
のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続した高放熱
型メモリをサブボード上に複数個搭載した高放熱型メモ
リモジュールを表面実装基板上に複数個横型に実装しフ
ィン状構造とした高放熱型メモリモジュールを提案する
ものである。
【0012】本発明は、上記目的を達成するために、放
熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱性基板上のメモリ
素子とリードピンとを電気的に接続した高放熱型メモリ
をサブボード上に複数個搭載した高放熱型メモリモジュ
ールをCPUを搭載した表面実装基板上のCPU近くに
複数個横型に実装しフィン状構造とした高放熱型メモリ
モジュールを提案するものである。
【0013】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、放熱性基板上にメモリ素子を搭載した高放熱型メモ
リを複数個所定間隔で平行に積層しスルホールを備えた
複数のスルホールランドにより放熱性基板の表面と裏面
とを電気的に接続するとともにスルホールを介してリー
ドピンで層間を接続した高放熱型メモリモジュールを表
面実装基板上に複数個搭載した高放熱型メモリモジュー
ルを表面実装基板上に複数個縦型に実装しフィン状構造
とした高放熱型メモリモジュールを提案するものであ
る。
【0014】本発明は、さらに、上記目的を達成するた
めに、放熱性基板上にメモリ素子を搭載した高放熱型メ
モリを複数個所定間隔で平行に積層しスルホールを備え
た複数のスルホールランドにより放熱性基板の表面と裏
面とを電気的に接続するとともにスルホールを介してリ
ードピンで層間を接続した高放熱型メモリモジュールを
表面実装基板上に複数個搭載した高放熱型メモリモジュ
ールをCPUを搭載した表面実装基板上のCPU近くに
複数個縦型に実装しフィン状構造とした高放熱型メモリ
モジュールを提案するものである。
【0015】いずれの高放熱型メモリモジュールにおい
ても、高放熱型メモリの特性インピーダンスをCPUを
搭載した表面実装基板のインピーダンスに合わせること
ができる。また、本発明は、高放熱型メモリがSRAM
である場合を想定しており、放熱性基板は、金属基板ま
たはセラミックス基板とする。
【0016】
【作用】本発明においては、放熱性基板の片面上のほぼ
中央部にメモリ素子が接着され、放熱性基板の一辺に外
部接続用電気リードが配設され、メモリ素子とリードと
が電気的に接続され、少なくともメモリ素子および前記
接続部分が樹脂で覆われ、少なくともメモリ素子が接着
された領域に対応する放熱性基板の反対側の面が樹脂で
覆われない構造を採用してあるので、放熱性に極めて優
れた高放熱型メモリが得られる。
【0017】これらの高放熱型メモリのモールド樹脂側
同士を直接にまたはGND板となる金属板を介在させて
貼り合わせると、スペースファクタが良くなる。
【0018】本発明による高放熱型半導体メモリモジュ
ールを表面実装基板上に縦型に搭載すると、高発熱の半
導体メモリ素子を複数個実装できる。
【0019】また、高放熱型半導体メモリ素子を複数個
搭載したプリント基板を一ユニットとして、表面実装基
板上に複数個を搭載すると、実装面積が上がり、コンピ
ュータを小型化できる。
【0020】さらに、本発明による高放熱型半導体メモ
リモジュールの高放熱型メモリ素子をCPU搭載の表面
実装基板のCPU近くに縦型に搭載すると、CPUとメ
モリとの間の配線長を短くし、しかも最大配線長と最小
配線長との差を少なくできるために、信号線のインピー
ダンスのバラツキやアクセス時間のバラツキ等の問題が
解決され、CPU搭載の表面実装基板のインピーダンス
例えば50Ωに合わせることが容易になり、電気特性を
改善し、伝播遅延時間を小さくできる。
【0021】従来は、高速伝送に際して半導体装置と実
装基板とのインピーダンスが違っていたため反射型ノイ
ズが発生し、問題になっていた。そこで、本発明では、
ノイズ対策として、メモリのGNDに対する伝送線リー
ドの特性インピーダンスを、CPU搭載の表面実装基板
のインピーダンス例えば50Ωに合わせ、無反射型とす
る。例えば、デジタルICで最も動作が速いECL(Emi
tter Coupled Logic)回路において、GNDと伝送線間
とを無反射型にして、コンピュータの高速動作に対応す
る。すなわち、本発明においては、高放熱型メモリのG
NDと伝送線との間をCPU搭載の表面実装基板のイン
ピーダンス例えば50Ωに調整し、伝播遅延時間を小さ
くした。
【0022】図24は、ガラスエポキシ系モールド樹脂
基板,セラミックス基板,金属製基板に発熱する半導体
メモリ素子を搭載し、風速2.0m/secにおける熱抵抗
を測定した結果を示す図である。図24において、上段
の曲線は、ガラスエポキシ系モールド樹脂基板の特性を
示し、中段の曲線は、セラミックス基板の特性を示し、
下段の曲線は、金属製基板の特性を示している。
【0023】この測定の結果、ガラスエポキシ系モール
ド樹脂基板に比べ、本発明で用いるセラミックス基板お
よび金属基板等の放熱効果が高いことが確認できた。例
えば、メモリチップサイズ8×14mm,基板サイズ1
0×20mm,基板厚さ0.4mm,風速2.0m/sec
の条件で熱抵抗を測定したところ、熱伝導率Kが10W
/mK(ワット/メータ・ケルビン)のアルミナ基板で
は、30℃/W以下の特性を実現可能である。これに対
して、K=0.1W/mKのプリント基板では、熱抵抗
50℃/W以下を得ることができない。
【0024】
【実施例】次に、上記知見に基づいて構成した本発明に
よる高放熱型メモリの実施例の構造をいくつか説明す
る。図1は、本発明による高放熱型メモリの一実施例の
構造を模式的に示す斜視図であり、図2は、図1の高放
熱型メモリの実施例の断面図であり、図3は、図1の高
放熱型メモリの実施例のリードピン5の加工状況を示す
平面図である。金属製の熱拡散板3上に絶縁膜8を張
り、その上にCu薄板7を貼り合わせた後、はんだまた
は接着剤等により半導体メモリ素子2を搭載する。リー
ドピン5は、図3のように、Cu薄板7からエッチング
法またはパンチング法で形成した後、熱拡散板3上にダ
イボンディングし、タイバー10を切断し、リード9を
折り曲げ、形成される。リード9をL型またはJ型に折
り曲げ加工した後に、タイバー10を切断するようにし
てもよい。半導体メモリ素子2とリードピン5とは、ワ
イヤボンディング方式で接続し、熱拡散板3の半導体メ
モリ素子2を搭載した側のみを樹脂4でモールドする。
【0025】リードピン5は、ここでは図示していない
CPU搭載の表面実装基板の表面上にはんだ等で接続さ
れる。したがって、熱拡散板3は、表面実装基板と垂直
になり、フィンの役割も果たすことになる。熱拡散板3
は、アルミニウムまたはCuまたはTi等の金属からな
り、半導体メモリ素子2からの発熱を効果的に熱拡散し
放熱できる。
【0026】なお、図1〜図3の実施例では、熱拡散板
3は平板として図示してあるが、半導体メモリ素子2が
接合された側と反対の面は、できるかぎり表面積を大き
くして放熱性を高めるため、波状や円筒状の突起を形成
することも有効である。
【0027】図4は、本発明による高放熱型メモリの他
の実施例の構造を模式的に示す斜視図であり、図5は、
図4の高放熱型メモリの実施例の断面図であり、図6
は、図4の高放熱型メモリの実施例におけるリードピン
5の加工の状況を示す平面図である。セラミックス製の
熱拡散板3の片面または両面にCu薄板7を貼り合わせ
た後に、はんだまたは接着剤等により半導体メモリ素子
2を搭載する。図6のように、Cu薄板7からエッチン
グ法またはパンチング法で形成した後、熱拡散板3上に
ダイボンディングし、タイバー10を切断し、リード9
を折り曲げ、リードピン5を形成する。リード9をL型
またはJ型に折り曲げ加工した後に、タイバー10を切
断するようにしてもよい。半導体メモリ素子2とリード
ピン5とは、ワイヤボンディング方式で接続し、熱拡散
板3の半導体メモリ素子2を搭載した側のみを樹脂4で
モールドする。
【0028】リードピン5は、ここでは図示していない
CPU搭載の表面実装基板の表面上にはんだ等で接続さ
れる。したがって、熱拡散板3は、表面実装基板と垂直
になり、フィンの役割も果たすことになる。熱拡散板3
は、アルミナまたは窒化アルミニウム等のセラミックス
からなり、半導体メモリ素子2からの発熱を効果的に熱
拡散し放熱できる。
【0029】なお、図4〜図6の実施例では、熱拡散板
3は平板として図示してあるが、半導体メモリ素子2が
接合された側と反対の面は、できるかぎり表面積を大き
くして放熱性を高めるため、波状や円筒状の突起を形成
することも有効である。
【0030】図7は、本発明による高放熱型メモリの別
の実施例の構造を模式的に示す断面図である。本実施例
においては、熱拡散板3上に半導体メモリ素子2を搭載
し、半導体メモリ素子2とリードピン5とはCOL(Chi
p On Lead)方式で接着し、半導体メモリ素子2とリード
ピン5はワイヤ6で接続し、熱拡散板3の半導体メモリ
素子2搭載側を樹脂4でモールドする。熱拡散板3は、
金属例えばアルミニウム,Cu,Ti等からなり、半導
体メモリ素子2からの発熱を効率的に放熱し拡散でき
る。熱拡散板3として金属板を用いるときは,熱拡散板
3とリードピン5との間に絶縁膜20を設ける。
【0031】図8は、図7の実施例の変形例を示す図で
ある。本変形例においても、熱拡散板3上に半導体メモ
リ素子2を搭載し、半導体メモリ素子2とリードピン5
はCOL方式で接着し、半導体メモリ素子2とリードピ
ン5はワイヤ6で接続し、熱拡散板3の半導体メモリ素
子2搭載側を樹脂4でモールドする。この場合は、半導
体メモリ素子2の搭載部分を除く熱拡散板3の反対側も
樹脂4でモールドしてある。熱拡散板3は、セラミック
ス例えばアルミナまたは窒化アルミニウム等からなり、
半導体メモリ素子2からの発熱を効率的に放熱し拡散で
きる。
【0032】図9も、図7の実施例の変形例を示す図で
ある。本変形例においても、熱拡散板3上に半導体メモ
リ素子2を搭載し、半導体メモリ素子2とリードピン5
はCOL方式で接着し、半導体メモリ素子2とリードピ
ン5はワイヤ6で接続し、熱拡散板3の半導体メモリ素
子2搭載側を樹脂4でモールドする。熱拡散板3は、セ
ラミックス例えばアルミナまたは窒化アルミニウム等か
らなり、半導体メモリ素子2からの発熱を効率的に放熱
し拡散できる。熱拡散板3としてセラミックスを用いる
ときは、熱拡散板3とリードピン5との間に配線パター
ン17の層を設けることができる。
【0033】図10は、本発明による高放熱型メモリの
更に他の実施例の構造を模式的に示す断面図である。熱
拡散板3上に半導体メモリ素子2を搭載し、半導体メモ
リ素子2とリードピン5はLOC方式で接着し、半導体
メモリ素子2とリードピン5はワイヤ6で接続し、熱拡
散板3の半導体メモリ素子2搭載側を樹脂4でモールド
する。半導体メモリ素子2とリードピン5は、CCB(C
ontrolled CollapsedBonding)方式で接続することも可
能である。熱拡散板3は、アルミナまたは窒化アルミニ
ウム等のセラミックス、または、アルミニウム,Cu,
Ti等の金属のいずれでもよく、半導体メモリ素子2か
らの発熱を効率的に放熱し拡散できる。
【0034】図11は、本発明による高放熱型メモリの
さらに別の実施例の構造を模式的に示す断面図である。
熱拡散板3上に半導体メモリ素子2を搭載し、半導体メ
モリ素子2と信号線18,GND線19とはLOC方式
で接着し、半導体メモリ素子2と信号線18,GND線
19とはワイヤで接続し、熱拡散板3の半導体メモリ素
子2の搭載側を樹脂4でモールドする。リードピン5と
しての信号線18とGND線19との間には、耐熱性の
ある絶縁膜20例えばPIQ(P0lyimide Isoindo Quina
zoline Dione)膜等を挟んで貼り合わせる。
【0035】熱拡散板3は、アルミナまたは窒化アルミ
ニウム等のセラミックス、または、アルミニウム,C
u,Ti等の金属のいずれでもよく、半導体メモリ素子
2からの発熱を効率的に放熱し拡散できる。信号線18
とGND線19とを絶縁膜例えば耐熱性のあるポリイミ
ドフイルム(PIQ膜)を挟んで貼り合わせると、クロス
トークが小さくなる。
【0036】図12は、上記図1から図11の高放熱型
メモリ1のいずれかひとつのモールド樹脂4側同士を貼
り合わせた高密度実装型放熱型メモリの断面図である。
こうすると、実装密度が上がる。
【0037】熱拡散板3は、アルミナまたは窒化アルミ
ニウム等のセラミックス、または、アルミニウム,C
u,Ti等の金属のいずれでもよく、半導体メモリ素子
2からの発熱を効率的に放熱し拡散できる。
【0038】図13は、GND板となる金属板を介在さ
せて、上記図1から図11の高放熱型メモリ1のいずれ
かひとつのモールド樹脂4側同士を貼り合わせた高密度
実装型放熱型メモリの断面図である。こうすると、実装
密度が上がる。
【0039】熱拡散板3は、アルミナまたは窒化アルミ
ニウム等のセラミックス、または、アルミニウム,C
u,Ti等の金属のいずれでもよく、半導体メモリ素子
2からの発熱を効率的に放熱し拡散できる。
【0040】コンピュータのメモリに用いられているD
RAMやSRAMは、ますます大容量化高速化が求めら
れている。本発明の高放熱型メモリおよび高放熱型メモ
リモジュールは、特に、大容量高速のSRAMを主な適
用対象としており、SRAMを構成する半導体メモリ素
子からの発熱を効率的に放熱し拡散できる。
【0041】図14は、本発明による高放熱型半導体モ
ジュールのいずれか一種類を表面実装基板上に実装した
一例を示す斜視図であり、図15は、図14の実施例の
平面図である。本実施例は、CPU(Central Processin
g Unit)23を搭載した表面実装基板25のCPUの近
くに、上述の放熱型メモリ1を縦型に実装してある。な
お、CPU23には、放熱フィン24を取り付けてあ
り、表面実装基板25には、チップ部品12等も実装し
てある。
【0042】このように、放熱型メモリ1をCPU搭載
表面実装基板25のCPUの近くに実装すると、高密度
に実装できて、小型化が可能である。また、放熱型メモ
リ1を縦型に実装すると、半導体メモリ素子からの熱を
効率的に放熱し拡散できる。放熱型メモリ1をCPU2
3の近くに配置すると、配線長が短くなり、インダクタ
ンスが小さくなる。放熱型メモリ1の伝送線リード9の
特性インピーダンスをCPU搭載表面実装基板25のイ
ンピーダンス例えば50Ωに合わせると、反射が無くな
り、信号線にノイズが乗らなくなる。
【0043】図16は、本発明による高放熱型半導体モ
ジュールのいずれか一種類を表面実装基板の両面に実装
した一例を示す斜視図である。本実施例は、CPU23
を搭載した表面実装基板25のCPUの近くの両面に、
放熱型メモリ1を縦型に実装してある。なお、CPU2
3には、放熱フィン24を取り付けてあり、表面実装基
板25には、チップ部品12等も実装してある。
【0044】このように、放熱型メモリ1をCPU搭載
表面実装基板25のCPUの近くの両面に実装すると、
高密度に実装でき、小型化が可能である。また、放熱型
メモリ1を縦型に実装すると、半導体メモリ素子からの
熱を効率的に放熱し拡散できる。さらに、放熱型メモリ
1をCPU23の近くに配置すると、配線長が短くな
り、インダクタンスが小さくなる。放熱型メモリ1の伝
送線リードの特性インピーダンスをCPU搭載表面実装
基板25のインピーダンス例えば50Ωに合わせると、
反射が無くなり、信号線にノイズが乗らなくなる。
【0045】図17は、本発明による高放熱型半導体モ
ジュールのいずれか一種類をサブボード上に複数個高密
度に実装したものを一ユニットの放熱型メモリモジュー
ルとしてモジュール化し、これをさらに複数個表面実装
基板上に実装した一例を示す斜視図であり、図18は、
図17に示した実施例の平面図である。本実施例は、放
熱型メモリ1をサブボード13上に複数個高密度に実装
したものを一ユニットの放熱型メモリモジュール14と
してモジュール化し、これをさらに複数個CPU搭載表
面実装基板25上のCPU近くに実装する。
【0046】このようにすると、放熱型メモリ1と放熱
型メモリ1との間がフィン構造となり、半導体メモリ素
子からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱型メモリ
1をモジュール化してさらにこれらを縦型に実装する
と、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大距離と
最小距離を短くできるため信号線のバラツキやアクセス
時間のバラツキ等の問題が解決され、インダクタンスや
インピーダンスなどの電気特性のバラツキを改善し、伝
播遅延時間等を小さくできる。本実施例のように、放熱
型メモリ1の伝送線リード9の特性インピーダンスをC
PU搭載の表面実装基板のインピーダンス例えば50Ω
に合わせると、反射が無くなり、信号線にノイズが乗ら
なくなる。
【0047】図19は、本発明による高放熱型半導体モ
ジュールのいずれか一種類をサブボード上に複数個高密
度に実装したものを一ユニットの放熱型メモリモジュー
ルとしてモジュール化し、これをさらに複数個表面実装
基板の両面に実装した一例を示す斜視図である。本実施
例は、放熱型メモリ1をサブボード上に複数個高密度に
実装したものを一ユニットの放熱型メモリモジュールと
してモジュール化し、これをさらに複数個CPUを搭載
した表面実装基板上のCPU近くに実装する。
【0048】このようにすると、放熱型メモリ1と放熱
型メモリ1との間がフィン構造となり、半導体メモリ素
子からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱型メモリ
1をモジュール化してさらにこれらを縦型に実装する
と、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大距離と
最小距離との差を短くできるため、信号線のバラツキや
アクセス時間のバラツキ等の問題が解決され、インダク
タンスやインピーダンスなどの電気特性のバラツキを改
善し、伝播遅延時間等を小さくできる。本実施例のよう
に、放熱型メモリ1の伝送線リード9の特性インピーダ
ンスをCPU搭載の表面実装基板のインピーダンス例え
ば50Ωに合わせると、反射が無くなり、信号線にノイ
ズが乗らなくなる。
【0049】図20は、放熱性基板上に半導体メモリ素
子を搭載し樹脂でモールドした放熱型メモリをCPU搭
載の表面実装基板のCPU近くに縦型に実装した一例を
示す斜視図である。本実施例は、放熱性基板28例えば
金属板またはセラミックス基板上に、上述の図1または
図4のように、半導体メモリ素子を搭載して樹脂でモー
ルドしたモールドメモリ15を放熱型メモリ26として
ここでは図示していないCPU搭載表面実装基板25の
CPU近くに縦型に実装してある。ガイド板27は、放
熱型メモリ26の転倒防止および位置決めのためにあ
る。
【0050】このように、放熱性基板28を採用する
と、半導体メモリ素子からの熱を効率的に放熱し拡散で
きる。また、放熱型メモリ26をCPUの近くに縦型に
実装すると、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最
大距離と最小距離との差を短くできるため信号線のバラ
ツキやアクセス時間のバラツキ等の問題が解決され、イ
ンダクタンスやインピーダンスなどの電気特性のバラツ
キを改善し、伝播遅延時間等を小さくできる。
【0051】図21は、半導体メモリ素子を放熱性基板
例えばセラミックス基板上に搭載し、それを複数個所定
間隔で平行に積層し、スルホールを備えた複数のスルホ
ールランドにより基板の表面と裏面とをリードピンで電
気的に接続した高放熱型積層メモリモジュールの一例を
示す斜視図である。本実施例は、半導体メモリ素子を放
熱性基板28例えばセラミックス基板上に搭載し、それ
を複数個所定間隔で平行に積層し、スルホールを備えた
複数のスルホールランドにより基板の表面と裏面とをリ
ードピン21で電気的に接続した高放熱型積層メモリモ
ジュールである。
【0052】こうすると、放熱型メモリ26と放熱型メ
モリ26との間がフィン構造となり、半導体メモリ素子
からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱型メモリ1
をモジュール化してさらにこれらを縦型に実装すると、
CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大距離と最小
距離との差を短くできるため、信号線のバラツキやアク
セス時間のバラツキ等の問題が解決され、インダクタン
スやインピーダンスなどの電気特性のバラツキを改善
し、伝播遅延時間等を小さくできる。本実施例のよう
に、放熱型メモリ1の伝送線リード9の特性インピーダ
ンスをCPU搭載の表面実装基板のインピーダンス例え
ば50Ωに合わせると、反射が無くなり、信号線にノイ
ズが乗らなくなる。
【0053】図22は、図21の高放熱型積層メモリモ
ジュールをCPU搭載の表面実装基板のCPU近くに縦
型に実装した一例を示す斜視図である。
【0054】このように実装すると、放熱型メモリ26
と放熱型メモリ26との間がフィン構造となり、半導体
メモリ素子からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱
型メモリ1をモジュール化してさらにこれらを縦型に実
装すると、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大
距離と最小距離との差を短くできるため、信号線のバラ
ツキやアクセス時間のバラツキ等の問題が解決され、イ
ンダクタンスやインピーダンスなどの電気特性のバラツ
キを改善し、伝播遅延時間等を小さくできる。本実施例
のように、放熱型メモリ1の伝送線リードの特性インピ
ーダンスをCPU搭載の表面実装基板のインピーダンス
例えば50Ωに合わせると、反射が無くなり、信号線に
ノイズが乗らなくなる。
【0055】図23は、図21の高放熱型積層メモリモ
ジュールをCPU搭載の表面実装基板の両面に実装した
一例を示す斜視図である。
【0056】このように実装すると、放熱型メモリ26
と放熱型メモリ26との間がフィン構造となり、半導体
メモリ素子からの熱を効率的に放熱し拡散できる。放熱
型メモリ1をモジュール化してさらにこれらを縦型に実
装すると、CPUとメモリとの配線長を短くでき、最大
距離と最小距離との差を短くできるため、信号線のバラ
ツキやアクセス時間のバラツキ等の問題が解決され、イ
ンダクタンスやインピーダンスなどの電気特性のバラツ
キを改善し、伝播遅延時間等を小さくできる。本実施例
のように、放熱型メモリ1の伝送線リード9の特性イン
ピーダンスをCPU搭載の表面実装基板のインピーダン
ス例えば50Ωに合わせると、反射が無くなり、信号線
にノイズが乗らなくなる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、放熱性基板の片面上の
ほぼ中央部にメモリ素子が接着され、放熱性基板の一辺
に外部接続用電気リードが配設され、メモリ素子とリー
ドとが電気的に接続され、少なくともメモリ素子および
前記接続部分が樹脂で覆われ、少なくともメモリ素子が
接着された領域に対応する放熱性基板の反対側の面が樹
脂で覆われない構造を採用してあるので、放熱性に極め
て優れた高放熱型メモリが得られる。
【0058】これらの高放熱型メモリのモールド樹脂側
同士を直接にまたはGND板となる金属板を介在させて
貼り合わせると、スペースファクタが良くなる。
【0059】本発明によれば、さらに、表面実装基板上
に放熱型メモリ素子を複数個縦型に実装した高放熱型メ
モリモジュールをCPU搭載の表面実装基板のCPU近
くに実装でき、または、放熱型メモリ素子を複数個搭載
した基板を一ユニットの放熱型メモリモジュールとして
複数のユニットを型に実装したモジュールをCPU搭載
の表面実装基板のCPU近くに実装できるので、コンピ
ュータ内部の熱拡散および放熱が効率的になされ、コン
ピュータを小型化することが可能となる。
【0060】メモリ素子間の配線長を短くし、しかも最
大配線長と最小配線長との差を少なくできるため、イン
ダクタンスなどの電気特性のバラツキを改善し、伝播遅
延時間を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放熱型メモリの一実施例の構造を
模式的に示す斜視図である。
【図2】図1の放熱型メモリの実施例の断面図である。
【図3】図1の放熱型メモリにおける実施例のリードピ
ンの加工状況を示す平面図である。
【図4】本発明による放熱型メモリの他の実施例の構造
を模式的に示す斜視図である。
【図5】図4の放熱型メモリの実施例の断面図である。
【図6】図4の放熱型メモリの実施例のリードピンの加
工状況を示す平面図である。
【図7】本発明による放熱型メモリの別の実施例の構造
を模式的に示す断面図である。
【図8】図7の実施例の変形例を示す図である。
【図9】図7の実施例の変形例を示す図である。
【図10】本発明による放熱型メモリのさらに他の実施
例の構造を模式的に示す断面図である。
【図11】本発明による放熱型メモリのさらに別の実施
例の構造を模式的に示す断面図である。
【図12】上記図1から図11の放熱型メモリのいずれ
かひとつのモールド樹脂側同士を貼り合わせた高密度実
装型放熱型メモリの断面図である。
【図13】GND板となる金属板を介在させて、上記図
1から図11の放熱型メモリのいずれかひとつのモール
ド樹脂側同士を貼り合わせた高密度実装型放熱型メモリ
の断面図である。
【図14】本発明による高放熱型半導体モジュールのい
ずれか一種類を表面実装基板上に実装した一例を示す斜
視図である。
【図15】図14の実施例の平面図である。
【図16】本発明による高放熱型半導体モジュールのい
ずれか一種類を表面実装基板の両面に実装した一例を示
す斜視図である。
【図17】本発明による高放熱型半導体モジュールのい
ずれか一種類をサブボード上に複数個高密度に実装した
ものを一ユニットの放熱型メモリモジュールとしてモジ
ュール化し、これをさらに複数個表面実装基板上に実装
した一例を示す斜視図である。
【図18】図17に示した実施例の平面図である。
【図19】本発明による高放熱型半導体モジュールのい
ずれか一種類をサブボード上に複数個高密度に実装した
ものを一ユニットの放熱型メモリモジュールとしてモジ
ュール化し、これをさらに複数個表面実装基板の両面に
実装した一例を示す斜視図である。
【図20】放熱性基板上に半導体メモリ素子を搭載し樹
脂でモールドした放熱型メモリをCPU搭載の表面実装
基板のCPU近くに縦型に実装した一例を示す斜視図で
ある。
【図21】半導体メモリ素子を放熱性基板例えばセラミ
ックス基板上に搭載し、それを複数個所定間隔で平行に
積層し、スルホールを備えた複数のスルホールランドに
より基板の表面と裏面とをリードピンで電気的に接続し
た高放熱型積層メモリモジュールの一例を示す斜視図で
ある。
【図22】図21の高放熱型積層メモリモジュールをC
PU搭載の表面実装基板のCPU近くに縦型に実装した
一例を示す斜視図である。
【図23】図21の高放熱型積層メモリモジュールをC
PU搭載の表面実装基板の両面に実装した一例を示す斜
視図である。
【図24】ガラスエポキシ系モールド樹脂基板,セラミ
ックス基板,金属製基板に発熱する半導体メモリ素子を
搭載し、風速2.0m/secにおける熱抵抗を測定した結
果を示す図である。
【図25】従来のプラスチックモールドパッケージ型メ
モリの斜視図である。
【符号の説明】 1 放熱型メモリ 2 半導体メモリ素子 3 熱拡散板 4 モールド樹脂 5 リードピン 6 ワイヤ 7 Cu薄板 8 絶縁膜 9 リード 10 タイバー 11 メモリ素子 12 チップ部品 13 サブボード 14 放熱型メモリモジュール 15 モールドメモリ 16 絶縁層 17 配線パターン 18 信号線 19 GND線 20 絶縁膜 21 リードピン 22 金属板 23 CPU 24 放熱フィン 25 CPU搭載の表面実装基板 26 放熱型メモリ 27 ガイド板 28 放熱性基板
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図18】
【図6】
【図8】
【図9】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図25】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 25/00 A (72)発明者 篠原 浩一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
    性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
    た高放熱型メモリを表面実装基板上に複数個縦型に搭載
    した高放熱型メモリモジュール。
  2. 【請求項2】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
    性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
    た高放熱型メモリをCPUを搭載した表面実装基板上の
    前記CPU近くに複数個縦型に搭載した高放熱型メモリ
    モジュール。
  3. 【請求項3】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
    性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
    た高放熱型メモリをサブボード上に複数個搭載した高放
    熱型メモリモジュールを表面実装基板上に複数個横型に
    実装しフィン状構造とした高放熱型メモリモジュール。
  4. 【請求項4】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載し放熱
    性基板上のメモリ素子とリードピンとを電気的に接続し
    た高放熱型メモリをサブボード上に複数個搭載した高放
    熱型メモリモジュールをCPUを搭載した表面実装基板
    上の前記CPU近くに複数個横型に実装しフィン状構造
    とした高放熱型メモリモジュール。
  5. 【請求項5】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載した高
    放熱型メモリを複数個所定間隔で平行に積層しスルホー
    ルを備えた複数のスルホールランドにより前記放熱性基
    板の表面と裏面とを電気的に接続するとともに前記スル
    ホールを介してリードピンで層間を接続した高放熱型メ
    モリモジュールを表面実装基板上に複数個搭載した高放
    熱型メモリモジュールを表面実装基板上に複数個縦型に
    実装しフィン状構造とした高放熱型メモリモジュール。
  6. 【請求項6】 放熱性基板上にメモリ素子を搭載した高
    放熱型メモリを複数個所定間隔で平行に積層しスルホー
    ルを備えた複数のスルホールランドにより前記放熱性基
    板の表面と裏面とを電気的に接続するとともに前記スル
    ホールを介してリードピンで層間を接続した高放熱型メ
    モリモジュールを表面実装基板上に複数個搭載した高放
    熱型メモリモジュールをCPUを搭載した表面実装基板
    上の前記CPU近くに複数個縦型に実装しフィン状構造
    とした高放熱型メモリモジュール。
  7. 【請求項7】 請求項2,4,6のいずれか一項に記載
    の高放熱型メモリモジュールにおいて、 前記放熱型メモリの特性インピーダンスを前記CPUを
    搭載した表面実装基板のインピーダンスに合わせたこと
    を特徴とする高放熱型メモリモジュール。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の高
    放熱型メモリモジュールにおいて、 前記放熱型メモリが、SRAMであることを特徴とする
    高放熱型メモリモジュール。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項に記載の高
    放熱型メモリモジュールにおいて、 前記放熱性基板が、金属基板またはセラミックス基板で
    あることを特徴とする高放熱型メモリモジュール。
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