JP3081081B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3081081B2
JP3081081B2 JP05106834A JP10683493A JP3081081B2 JP 3081081 B2 JP3081081 B2 JP 3081081B2 JP 05106834 A JP05106834 A JP 05106834A JP 10683493 A JP10683493 A JP 10683493A JP 3081081 B2 JP3081081 B2 JP 3081081B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分割して読み取った画
像を自動的につなぎ合わせ、一つの画像を形成する例え
ば複写機、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ等の画像
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばサイズが大き過ぎる等の原因によ
り、画像の読み込みを一度に行うことができないような
原稿を縮小して所望サイズの一枚の用紙上に記録する場
合には、原稿を複数の領域に分割して、それぞれを縮小
コピーした後、それらを切り貼りすることにより、つな
ぎ合わせて一枚の原稿を作成し、さらにこの原稿をもう
一度コピーするという方法が用いられている。ところ
が、このような方法を用いると、作業に必要以上の手間
がかかるだけでなく、切り貼りして作成した画像のつな
ぎ目となる部分にズレ等が生じ易く、画質の低下を招来
するという問題もある。
【0003】これに対し、特開平4−331567号公
報には、複写処理可能サイズより大きい原稿の画像を分
割して複写処理するような場合に、分割して読み取った
複数の画像データを原稿と同一の状態に合成編集し、複
写可能なサイズに縮小する機能を備えたデジタル画像形
成装置が開示されている。このようなデジタル画像形成
装置を用いると、分割して縮小した画像を手作業により
つなぎ合わせ、つなぎ合わせた原稿をさらにもう一度コ
ピーするといった手間を省くことができ、原稿台サイズ
より大きな原稿でも、所望のサイズの一枚の用紙に複写
できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
デジタル画像形成装置では、画像メモリに記憶した画像
データを所定の向きで回転させると共に、所定のサイズ
に縮小するという処理を施すだけなので、合成後の画像
において、つなぎ目となる部分に画像のズレが生じる虞
れがあり、画質の低下を招来するという問題を有してい
る。また、画像を分割した原稿が多数枚になる場合に
は、画像読み取り順序や、原稿台にセットする原稿の向
き等についても、十分に考慮する必要があり、作業効率
の低下を招くものとなる。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、作業性の低下を招来する
ことなく、分割して読み取った画像を正確につなぎ合わ
せ、良好な画像を形成できる画像処理装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像処理装置は、上記の課題を解決するために、原稿の画
像を読み取る入力手段と、この入力手段から分割して読
み取った画像をそれぞれ原稿データとして記憶可能な記
憶手段と、記憶手段に分割記憶された各原稿データを検
索し、特徴となるデータ量の多い辺におけるその特徴と
なるデータ量がほぼ一致する辺同士から順次つなぎ目と
なる部分を認識して、原稿データの位置合わせを行うつ
なぎ合わせ処理手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項2の発明に係る画像処理装置
は、上記の課題を解決するために、原稿の画像を読み取
る入力手段と、この入力手段から分割して読み取った画
像をそれぞれ原稿データとして記憶可能な記憶手段と、
入力手段で読み取った画像の色を識別することにより、
各原稿に対応した色データを作成する原稿色識別手段
と、記憶手段に格納された各原稿データに上記原稿色識
別手段で作成された色データを対応させて、各原稿デー
タの色の並びを検索することにより、つなぎ目となる部
分を認識し、原稿データの位置合わせを行うつなぎ合わ
せ処理手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の構成では、記憶手段に分割記憶され
ている各原稿データは、つなぎ合わせ処理手段により、
各原稿データを検索して得られた特徴となるデータ量の
多い辺におけるその特徴となるデータ量がほぼ一致する
辺同士から順次つなぎ目が認識され、原稿データの位置
合わせされるようになっている。
【0009】このように、特徴となるデータ量に応じて
つなぎ合わせ処理を実行する順序が設定されることによ
り、例えば多数枚の原稿や、複雑な画像に対してつなぎ
合わせ処理を実行する場合において、原稿を入力する順
序や、読み取り時の原稿の向き等に特別な配慮を必要と
しなくても、短時間でつなぎ目を認識することができ、
各原稿データの配置を決定することができるので、正
確、かつ迅速につなぎ合わせ処理を実行することが可能
になる。したがって、画像をつなぎ合わせる際の作業性
が向上されると共に、画質の向上を図ることも可能にな
る。
【0010】また、請求項2の構成では、入力手段で読
み取った各原稿の色は、原稿色識別手段で識別されるよ
うになっているので、つなぎ合わせ処理手段は、この原
稿色識別手段で作成された色データを各原稿データに対
応させて検索し、つなぎ目を認識して、原稿データの位
置合わせを行うようになっている。
【0011】したがって、例えば多数枚の原稿や、複雑
な画像に対してつなぎ合わせ処理を実行する場合におい
ても、原稿を入力する順序や、読み取り時の原稿の向き
等に特別な配慮を必要とせず、正確、かつ迅速に複数の
画像をつなぎ合わせることができるので、作業性を向上
することができると共に、画質の向上を図ることも可能
である。
【0012】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図1
6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0013】本実施例の画像処理装置としてのデジタル
複写機は、図2に示すように、複写機本体26の上端部
に硬質の透明ガラス等からなる原稿載置台27を備えて
いる。原稿載置台27の下方には、ランプユニット1、
ミラー2・3・4、レンズユニット5、及びCCD(Cha
rge Coupled Device) センサ6等を有するスキャナユニ
ット(入力手段)22が設けられている。原稿載置台2
7上に載置された原稿(図示せず)をランプユニット1
で照射することによって得られた反射光は、ミラー2・
3・4及びレンズユニット5を介して、CCDセンサ6
の受光面に導かれ、電気信号として取り込まれるように
なっている。
【0014】このスキャナユニット22の下方には、レ
ーザドライバユニット7が設けられている。上記CCD
センサ6により電気信号として取り込まれた原稿データ
は、後述の画像処理系に備えられた画像メモリ(記憶手
段)43に一旦記憶され、この画像処理系において所定
の処理が施された後、このレーザドライバユニット7に
送られるようになっている。レーザドライバユニット7
は、入力された原稿データに応じてレーザ光を出射する
半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミ
ラー、および等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラ
ム10上で等角速度偏向されるように補正するf−θレ
ンズ等を有している。
【0015】レーザドライバユニット7から出射された
レーザ光は、光路上に配設されたミラー8・9により反
射されて、図中矢印A方向に回転可能に設けられた感光
体ドラム10に照射され、感光体ドラム10上に静電潜
像を形成するようになっている。また、感光体ドラム1
0の周囲には、レーザドライバユニット7による露光に
先立って感光体ドラム10表面を所定の電位に帯電させ
る帯電器16が設けられ、さらに、この帯電器16から
感光体ドラム10の回転方向に向かって、感光体ドラム
10上の静電潜像にトナーを供給し、トナー像を形成す
る現像装置28、感光体ドラム10上のトナー像が中間
転写される転写ベルト17、感光体ドラム10に残留し
たトナーを除去するクリーニング装置21、及び次の帯
電に先立って感光体ドラム10の残留電位を除去する除
電ランプ15等がこの順に配置されている。
【0016】上記現像装置28は、ブラック現像槽1
1、イエロー現像槽12、マゼンタ現像槽13、及びシ
アン現像槽14を備えており、各現像槽11〜14に
は、該当する色のトナーがそれぞれ収納されている。転
写ベルト17は、無端ベルト状に形成され、図中矢印B
方向に移動可能に設けられており、その一部が感光体ド
ラム10に圧接されることで、感光体ドラム10上のト
ナー像が転写されるようになっている。
【0017】また、転写ベルト17に対する給紙側に
は、用紙を所定のタイミングで転写ベルト17に供給す
るレジストローラ19、用紙を収納する給紙カセット2
0、及び用紙が載置される給紙トレイ23が設けられ、
これら給紙カセット20及び給紙トレイ23付近には、
用紙を搬送するための給紙ローラ24や、搬送ローラ2
5等が設けられている。転写ベルト17の下方には、レ
ジストローラ19から送られた用紙を転写ベルト17に
圧接し、転写ベルト17上のトナー像を用紙に転写させ
る転写ローラ18が設けられている。
【0018】転写ベルト17に対する出紙側には、トナ
ー転写後の用紙を搬送する搬送ベルト30、トナー像を
用紙に加熱定着する定着装置31、及び定着後の用紙を
機外に排出する排出ローラ32等が設けられている。
【0019】上記の構成において、カラーコピー(3 col
or copy)は、以下の動作手順で行われる。まず、帯電器
16が、感光体ドラム10表面を均一に帯電すると、前
記スキャナユニット22が1回目のスキャンを行い、C
CDセンサ6により読み込まれた原稿データが、前記画
像処理系を経て、レーザドライバユニット7からイエロ
ーデータのレーザ光として出力され、感光体ドラム10
表面を露光し、露光部にイエロー用の静電潜像を形成す
る。次いで、画像領域の静電潜像にイエロー現像槽12
からのイエロートナーを供給し、同色のトナー像を形成
する。
【0020】次に、上記のイエロートナー像を感光体ド
ラム10に圧接されている転写ベルト17に転写する。
このとき、感光体ドラム10の表面には、転写に寄与し
ない一部のトナーが残留するが、この残留トナーをクリ
ーニング装置21が掻き落とす。また、除電ランプ15
が、感光体ドラム10表面の残留電荷を除電する。上記
の工程を終了すると、帯電器16が再度感光体ドラム1
0表面を均一に帯電し、スキャナユニット22が2回目
のスキャンを行い、得られた原稿データが、上記の画像
処理系を経てマゼンタデータとしてレーザ光により感光
体ドラム10を露光し、マゼンタ用の静電潜像を形成す
る。次いで、マゼンタ現像槽13からマゼンタトナーを
供給し、同色のトナー像を形成する。そして、このトナ
ー像を転写ベルト17に転写し、像重ねを行う。
【0021】その後、クリーニング装置21および除電
ランプ15が、先と同様の処理を行うと、帯電器16
が、感光体ドラム10を均一に帯電して、スキャナユニ
ット22が3回目のスキャンを行い、シアンデータとし
てレーザ光を露光することにより、感光体ドラム10上
にシアン用の静電潜像を形成する。そして、シアン現像
槽14から感光体ドラム10にシアントナーを供給し、
同色のトナー像を形成して、このトナー像を転写ベルト
17に転写することにより、最終的な像重ねを行う。
【0022】次に、像重ねした転写ベルト17上のトナ
ー像を用紙に転写し、定着装置31において、トナー像
を用紙に加熱定着した後、排出ローラ32が用紙を機外
に排出する。
【0023】尚、上記したプロセスは、3色カラーにお
けるプロセスであり、4色カラープロセスの場合は、上
記の工程に、ブラック現像槽11に収納されたブラック
トナーを用いた処理が加えられる。一方、白黒コピー
は、感光体ドラム10の静電潜像に上記ブラック現像槽
11からのブラックトナーが供給され、このトナー像を
転写ベルト17を介して、用紙に転写することにより行
われる。
【0024】次に、上記CCDセンサ6により読み込ま
れた原稿データに所定の処理を施してレーザドライバユ
ニット7に出力する画像処理系の構成および機能等につ
いて図1に基づいて説明する。
【0025】画像処理系は、原稿に応じた色再現を行っ
たり、分割して読み取った画像のつなぎ合わせ処理を実
施するもので、R・G・Bレベル調整部40、A/D変
換器41、シェーディング補正部42、画像メモリ4
3、つなぎ合わせ処理部(つなぎ合わせ処理手段)4
8、γ補正部49、黒原稿検知部50、マスキング部5
1、UCR(Under Color Removal) ・BP(Black Prin
t) 処理部52、シャープネスフィルタ53、変倍処理
部54、濃度処理部55、カラーバランス調整部56、
及び階調処理部57等により構成されている。
【0026】この画像処理系において、CCDセンサ6
から得られたR・G・Bの各原稿データは、まずR・G
・Bレベル調整部40において、R・G・B間のセンサ
ばらつきが補正され、続いてA/D変換器41において
デジタル信号に変換された後、シェーディング補正部4
2において、センサの画素毎の感度バラツキや照明ムラ
等を補正するシェーディング補正を受け、画像メモリ4
3に一旦記憶される。
【0027】ここで、後述のつなぎ合わせモードが指定
されている場合には、画像のつなぎ合わせ処理を行う複
数枚の原稿を順次スキャンさせ、画像メモリ43に記憶
させる。つなぎ合わせ処理を行う原稿データは、画像メ
モリ43からつなぎ合わせ処理部48に送られる。
【0028】上記のつなぎ合わせ処理部48は、つなぎ
目認識部44、データ並べ替え部45、位置合わせ部4
6、及び合成処理部47を備えている。つなぎ合わせ処
理部48に入力された原稿データは、まず、つなぎ目認
識部44において、データの検索が行われることによ
り、原稿のつなぎ目が認識され、データ並べ替え部45
において、つなぎ目同士が向かい合うように並べ替えら
れた後、位置合わせ部46において、つなぎ目の画像が
一致するように位置合わせされ、合成処理部47におい
て合成される。つなぎ合わせ処理部48での処理が終了
した後の原稿データは、再度画像メモリ43に入力され
る。尚、上記つなぎ合わせ処理を行う際のさらに詳しい
動作手順については、後に説明する。
【0029】画像メモリ43から出力された原稿データ
は、白黒コピーかカラーコピーかの判別を行う黒原稿検
知部50からのデータと共に、γ補正部49に入力され
て、コントラストやブライトネスを調整するためのγ補
正が行われ、続いてマスキング処理部51において、所
定の演算を行うことによりR・G・BのデータがC・M
・Y(イエロー・マゼンタ・シアン)のデータに変換さ
れる。次に、C・M・Yの原稿データは、UCR・BP
処理部52において、C・M・Yの3色のトナーからグ
レー成分を取り除き、ブラックトナーと置き換えるUC
R処理と、ブラックトナーを上記3色のトナーに追加す
るBP処理とが行われ、これにより、上記したC・M・
Yの原稿データにBK (ブラック)データが加えられ
る。
【0030】そして、C・M・Y・BK の原稿データ
は、シャープネスフィルタ53により鮮鋭度強調された
後、変倍処理部54および濃度処理部55において、指
定の大きさおよび濃度に変換され、カラーバランス調整
部56および階調処理部57において、各色のバランス
調整及び階調処理が行われた後、レーザドライバユニッ
ト7に出力される。
【0031】次に、上記した原稿データのつなぎ合わせ
処理を行う際の処理手順について、図3のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0032】まず、図示しない操作パネルからつなぎ合
わせモードが選択されると(S1)、分割された画像の
原稿をスキャンし(S2)、CCDセンサ6から読み込
んだ原稿データを画像メモリ43に記憶する(S3)。
このような原稿のスキャン及び原稿データの記憶は(S
2・S3)、S4において、原稿の読み込み終了を判定
するまで、枚数分繰り返し行うものである。
【0033】原稿の読み込みが終了し、つなぎ合わせ処
理の実行が指示されると(S5)、記憶された原稿デー
タのすべての辺について、各端部から所定のライン分の
データを検索し、特徴的な線分や、記号、またはデータ
の変化量等を認識することにより、原稿の特徴を抽出す
る(S6)。
【0034】そして、全原稿データにおける各辺の特徴
を抽出した後、各辺におけるデータの変化量等を比較す
ることにより、特徴となるデータ量の比較を行い、デー
タ量の多い辺から順次つなぎ合わせ処理を実行する。す
なわち、データ量の多い辺から順次抽出した特徴を比較
することにより、つなぎ目となるデータの一致を判定し
(S7)、つなぎ目が存在する各原稿データの端部同士
が向かい合うように、原稿データを並べ替え(S8)、
画像がスムーズにつながるように位置合わせを行う。こ
のようなデータの一致の判定(S7)、原稿データの並
べ替え(S8)、及び位置合わせは、S9において、全
データの処理の完了を判定するまで、上記した順序に従
って繰り返し行う。一方、S7において、NOと判定し
た場合には、原稿データの並べ替えは行わず、S9に移
行する。尚、上記の処理の中で、つなぎ合わせを行えな
い辺があれば、不一致のフラグをセットし、残りの辺に
ついてつなぎ合わせ処理を行うようになっている。
【0035】全データの処理が完了すると、不一致のフ
ラグがセットされた辺についてデータの欠落補正を行う
(S10)。そして、S11において、欠落補正が完了
しているか否かを判定し、欠落補正が完了していれば、
続いて、記憶された全ての原稿データが、一枚の画像に
合成されているか否かを判定するつなぎ合わせ処理完了
の判定を行う(S13)。一方、S11・S13におい
て、欠落補正の完了、あるいはつなぎ合わせ処理の完了
をNOと判定した場合には、つなぎ合わせ処理が実行で
きないことを警告表示し(S12)、動作を中止する。
【0036】S13において、つなぎ合わせ処理の完了
を判定すると、次に、合成した画像を形成する用紙サイ
ズが指定されているか否かを判定する(S14)。ここ
で、用紙サイズが指定されていない場合には、デジタル
複写機にセットされている中で最大サイズの用紙を選択
し(S15)、この最大サイズの用紙に応じて、原稿デ
ータを変倍する(S16)。一方、予め用紙サイズが指
定されている場合には、指定されたサイズに応じて、変
倍処理を行う。また、用紙の送り方向に応じて、変倍し
た原稿データの座標変換を行い(S17)、処理後の原
稿データがレーザドライバユニット7に出力されること
により、用紙に合成した画像がコピーされる(S1
8)。
【0037】次に、上記のつなぎ合わせ処理における原
稿の特徴抽出について、図4のフローチャートに基づい
て詳細に説明する。
【0038】まず、読み込まれた原稿データから、特徴
の抽出対象となる辺を任意に選択し(S21)、選択し
た辺の端部から、所定のライン、例えば画像端部から数
十ライン内側までのエリアを指定する(S22)。そし
て、特徴的な線分や、記号、データの並び、パターン、
変化量等により最も特徴が明らかになる方法を画像に応
じて選択し、上記エリア内に存在する特徴を抽出し(S
23)、抽出した特徴を数値化して記憶する(S2
4)。
【0039】このような抽出対象となる辺の選択(S2
1)、エリアの指定(S22)、特徴の抽出(S2
3)、及び特徴の記憶(S24)は、S25において全
データの特徴抽出の完了が判定されるまで、すなわち読
み込まれた全原稿データの対象となる辺すべてについて
行われる。全原稿データの特徴抽出が完了すると、次
に、特徴を抽出した各辺について、特徴を数値化して記
憶したデータ量が比較され、存在するデータ量の多い順
に従って、つなぎ合わせ順序が設定される(S26)。
【0040】つまり、特徴となるデータの量がほぼ一致
する辺同士は、画像が一致する可能性が高いので、各辺
に存在するデータ量に応じて、データ量の多い辺から順
次組み合わせて、つなぎ目を認識する。このように、存
在するデータ量の多い辺から、順次つなぎ合わせ処理を
実行していくことにより、短時間でつなぎ目を認識する
ことが可能となり、原稿データの配置が決定される。し
たがって、つなぎ目が認識しにくいデータ量の少ない辺
についても、短時間で画像が一致する辺を見つけること
ができる。
【0041】尚、前記の画像メモリ43では、通常の画
像読み取り、記憶、コピー等の制御に合わせて、原稿の
読み取りサイズを検知した後、メモリ上のアドレス空間
が設定されるようになっており、図5に示すように、1
ページに1画像の割合で、原稿データが記憶されてい
る。したがって、図6に示すように、各画像の端部(例
えば、図中斜線で示す領域)は、メモリ上のアドレスで
明確になっており、このアドレスを基にして、上記の特
徴抽出を実施するエリアが指定されるようになってい
る。
【0042】上記のようにして、特徴抽出を行い、特徴
となるデータ量を比較すると、各辺のデータ量に応じ
て、特徴の多い辺から、図7のフローチャートに示すよ
うな処理手順でデータの一致・不一致を順次判定する。
【0043】始めに、つなぎ合わせを行う辺同士の特徴
をラフに比較し(S31)、続いて、比較した特徴同士
が、近似の範囲で一致しているか否かを判定する(S3
2)。特徴がほぼ一致していれば、つなぎ目同士が向か
い合うように原稿データを並び替えて、さらにデータの
並び、パターン、色合い等が合うように、位置合わせを
行う。すなわち、画像を上下方向および左右方向に移動
させることにより(S33・S35)、読み取り時の画
像のズレを補正し、画像を数度回転させることにより
(S37)、読み取り時の原稿の傾きを補正する。
【0044】また、始めに特徴をラフに比較したとき、
画像を上下方向および左右方向に移動させたとき、ある
いは画像を回転させたときに、特徴が一致しないと判定
した場合には(S32・S34・S36・S38)、画
像を180度回転させて(S39)、再度特徴が近似の
範囲で一致するか否かを判定する(S40)。S40に
おいて、特徴が一致しないと判定した場合には、画像を
数度回転させ(S41)、ここでも特徴が一致しないと
判定した場合には(S42)、不一致のフラグをセット
する(S43)。
【0045】つまり、原稿の形状は、ほとんどの場合長
方形であり、上下の方向を逆にして画像を読み取ること
もあり得るので、記憶された状態で画像が一致しなくて
も、画像メモリ43上で、一方の原稿データを180度
回転させて、再度確認するようになっている。さらに、
読み取り時に原稿が若干傾いた状態でセットされた場合
を考慮して、180度回転させた状態で、特徴の一致が
判定されなかった場合でも、さらに、画像を数度回転さ
せて、特徴の比較を行うようになっている。
【0046】一方、S40・S42において、特徴が近
似の範囲で一致すると判定した場合には、これをつなぎ
目と認識してS33に移行し、上記と同様に、データの
並び、パターン等が合うように、上下方向および左右方
向への画像の移動、回転等を行い、画像の位置合わせを
行う。
【0047】次に、全データの処理完了の判定を図8の
フローチャートに基づいて説明する。
【0048】画像の読み取り時等に、つなぎ合わせの手
順が、予め何らかの方法により入力されている場合に
は、S51において入力手順有と判定し、この場合に
は、画像の端部となる辺がわかっており、画像の端部に
相当する辺のつなぎ合わせ処理は実施されないので、そ
れ以外の各辺のつなぎ合わせ処理が実施されているかを
チェックすることにより(S53)、全データの処理が
完了しているか否かを判定する(S54)。
【0049】一方、原稿データがランダムに入力され
て、つなぎ合わせを行う手順が指定されていない場合に
は、S51においてNOと判定するので、各データにお
ける四辺のつなぎ合わせ処理の実施をチェックすること
により(S52)、全データの処理が完了しているか否
かを判定する(S54)。尚、このように、ランダムに
原稿データが入力された場合には、特徴の不一致が判定
された辺を一応画像の端部に相当するものと判断し、続
けて、他の辺についてつなぎ合わせ処理を実行する。
【0050】図9を用いて具体的に説明すると、例えば
4枚の画像a〜dが、ランダムに入力されている場合に
は、各画像a〜dの四辺について特徴が抽出され、全デ
ータの処理が完了した時点では、上述のように特徴の量
に応じて設定された順序に従って、a4 とb3 、b2
1 、a2 とc1 、c4 とd3 について、それぞれつな
ぎ合わせ処理が実行され、画像の端部に相当する8辺
(a1 ・a3 ・b1 ・b4 ・c2 ・c3 ・d2 ・d4
については、不一致のフラグがセットされる。上記のよ
うにして、全データの処理の完了した時点で、画像の端
部以外で、不一致のフラグがセットされている場合に
は、データの欠落補正を実施する。この欠落補正につい
て、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0051】まず、不一致のフラグの有無を判定し(S
61)、不一致のフラグがセットされていない場合に
は、欠落補正は行わず、つなぎ合わせ処理完了の判定に
移行する。一方、不一致のフラグがセットされている場
合には、続いて、他の辺のつなぎ合わせ処理が完了して
いるか否かをチェックする(S62)。つまり、何らか
の不具合が生じ、つなぎ合わせ処理が行えない場合に、
不一致のフラグがセットされるようになっているので、
その原因が、原稿セット時の誤りにより画像が最終的に
1枚にまとまらないことによるものなのか、あるいは原
稿読み取り時の画像の欠落によるものなのかを判断する
ため、他の辺のつなぎ合わせ処理が完了しているか否か
をチェックする。
【0052】そして、S63において、他の辺のつなぎ
合わせが完了していないと判定した場合には、上記のフ
ラグのセットは、原稿セット時の誤りによるものと判断
し、つなぎ合わせ処理ができない旨を警告表示する。一
方、S63において、他の辺のつなぎ合わせが完了して
いると判定した場合には、フラグのセットは画像の欠落
によるものと判断し、欠落補正を行うために、まず欠落
領域の判定を開始する。
【0053】つまり、画像が欠落していると判断された
辺以外の残りの辺のつなぎ合わせ処理により、周りの画
像に対して、欠落部が生じた画像の位置は決定されてい
るものとして、欠落領域の判定を行う。まず、欠落部が
生じている辺につなぎ合わされる辺を最初のラインとし
て、主走査方向について1ラインずつ、データの変化が
表れるまで、副走査を走査し(S64)、最初のライン
をa、データに変化の表れたラインをbとして、欠落領
域を決定する(S65)。
【0054】したがって、例えば図11に示すような画
像が原稿データとして前記画像メモリ43に格納されて
おり、欠落部を有する原稿データ60が、欠落部を生じ
ていない辺60a・60bにより、周りの原稿データ6
1・62に対して位置合わせされ、原稿データ63に対
する位置も決定している場合には、走査の開始ラインが
a(原稿データ63の端部)、データの変化が表れたラ
インがbとなり、a−b間を画像の欠落領域と判定す
る。
【0055】次に、上記のようにして判定した画像の欠
落領域を補完する補正データの作成処理について、図1
2のフローチャートに基づいて説明する。
【0056】まず、主走査カウンタをクリアし(S7
1)、先に判定した領域に基づいて、どちらか一方の原
稿データにおいてデータが存在するところまで、主走査
カウンタをカウントアップし(S72)、所定のライ
ン、例えば数十ライン分のデータを検索し、その傾きを
確認する(S73)。続いて、傾きを確認したデータの
延長線上近辺に、他方の原稿データのデータが存在する
かを確認し(S74)、データが存在しなければ、ター
ゲットが不明であると判断して(S75)、つなぎ合わ
せ処理を行うことができない旨を警告表示する。
【0057】一方、延長線上近辺にデータが存在すれ
ば、S75においてNOと判定し、両原稿データのデー
タ間を結ぶように欠落領域の補正データを作成する(S
76)。上記の処理(S72〜S76)を主走査方向の
1ライン分について行い、S77において、主走査方向
の1ライン全てについてデータ作成が終了したと判定す
れば、つなぎ合わせ処理の完了判定に移行する。
【0058】つなぎ合わせ処理の完了判定では、図13
のフローチャートに示すように、予めつなぎ合わせの手
順が入力されている場合には、S81において入力手順
有りと判定し、入力手順に従って、指定された通りに全
データが一枚の画像につながっているかをチエックする
(S82)。一方、入力手順が指定されていない場合に
は、全データがつながっているかをチェックする(S8
3)。そして、S84において、つなぎ合わせ処理の完
了が判定されなかった場合には、処理を実行できないこ
とを警告表示する一方、つなぎ合わせ処理の完了が判定
された場合には、用紙サイズの指定有無の判別に移行
し、この後は、前記した変倍処理、座標変換等を行っ
て、合成した画像をコピーする。
【0059】次に、例えば図14(a)〜(f)に示す
ような6枚の原稿65〜70に対して、特徴となるデー
タ量に応じた順序でつなぎ合わせ処理を行う場合につい
て、具体的に説明する。
【0060】まず、各原稿65〜70の画像を順次読み
取り、各原稿データの特徴抽出後、各辺に存在するデー
タ量の比較を行うと、この場合には、原稿66の辺A1
と原稿69の辺A2 、原稿66の辺B1 と原稿67の辺
2 、原稿69の辺C1 と原稿70の辺C2 、原稿67
の辺D1 と原稿70の辺D2 、原稿65の辺E1 と原稿
66の辺E2 、原稿65の辺F1 と原稿68の辺F2
原稿68の辺G1 と原稿69の辺G2 の順に上記のつな
ぎ合わせ処理が実行されることになる。
【0061】すなわち、まず始めに、原稿66の辺A1
と原稿69の辺A2 との各特徴を示すデータが一致する
か否かを判定し、データが一致すれば、つなぎ合わせ可
能と判断して、上記各辺A1 とA2 とが対向するように
原稿データを並び替える。そして、図15に示すよう
に、例えば原稿データ66aを固定して、原稿データ6
9bを図中二点鎖線で示すように、主走査方向、あるい
は副走査方向にずらしながら、データの一致を見ること
により、画像が最も滑らかにつながるように位置合わせ
を行う。
【0062】そして、このような処理を上記のように設
定された順序に従って、各辺について順次行うことによ
り、全原稿データをつなぎ合わせ、分割して読み込まれ
た複数の原稿65〜70から一枚の画像を合成する。そ
して、合成した画像に対して変倍処理、座標変換等の所
定の処理を行い、レーザドライバユニット7に出力する
ことにより、図16に示すようなコピー71を得ること
ができる。
【0063】以上のように、本実施例のデジタル複写機
では、分割された画像をつなぎ合わせて一つの画像に合
成する際に、特徴となるデータが多い辺におけるその特
徴となるデータ量がほぼ一致する辺同士から順に処理さ
れるようになっている。ところで、原稿枚数が多くなっ
たり、画像が複雑になると、原稿の各辺について、特徴
を示すデータの一致する辺を探すのに多大な時間を要す
るものとなり、また、エラーの発生も増加することにな
るが、上記のように、特徴の多い辺におけるその特徴と
なるデータ量がほぼ一致する辺同士から順次つなぎ合わ
せ処理を行うことにより、つなぎ目の認識に要する時間
が大幅に短縮され、処理時間を大幅に短縮できると共
に、正確に画像をつなぎ合わせることが可能になる。
【0064】したがって、分割された画像をつなぎ合わ
せる際の作業性が向上すると共に、画質の向上を図るこ
とも可能になる。
【0065】〔実施例2〕次に、本発明の他の実施例を
図2、図17ないし図20に基づいて説明すれば、以下
の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施例の図面
に示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符
号を付記し、その説明を省略する。
【0066】本実施例の画像処理装置としてのデジタル
複写機は、前記実施例1におけるデジタル複写機と同様
に図2に示すような構成を有しており、図17に示すよ
うな構成の画像処理系を備えている。この画像処理系に
は、CCDセンサ6で読み取った原稿の色を識別する原
稿色識別部(原稿色識別手段)80が設けられており、
それ以外の構成については、前記実施例1に係るデジタ
ル複写機が備えている画像処理系(図1参照)と同様で
ある。
【0067】CCDセンサ6で読み取られた原稿データ
は、R・G・Bレベル調整部40、A/D変換器41、
及びシェーディング補正部42を介して画像メモリ43
に入力される一方、CCDセンサ6から上記原稿色識別
部80に入力されることにより、原稿の色がそれぞれ識
別される。この原稿色識別部80で得られた色データ
は、画像メモリ43からの原稿データが入力されるつな
ぎ合わせ処理部48のつなぎ目認識部44に入力され
る。
【0068】上記の構成において、つなぎ合わせ処理の
実行が指定されると、前記実施例1と同様に、複数枚の
原稿を順次スキャンすることにより読み取られた原稿デ
ータは、所定の処理が施された後、画像メモリ43にそ
れぞれ一旦記憶され、さらにつなぎ目認識部44に送ら
れる。このつなぎ目認識部44では、上記原稿色識別部
80からの色データを各原稿データに対応させ、各原稿
データの端部から所定のライン分のデータを検索して、
画像端部付近の色の並びを認識することにより、画像端
部の色の並びが一致する辺同士をつなぎ目として認識す
る。
【0069】このようにして、原稿データの色を基につ
なぎ目を認識した後は、前記実施例1と同様に、原稿デ
ータの並び替え、位置合わせ、合成、変倍等の各処理が
順次行われることにより、複数に分割して読み取られた
画像がつなぎ合わされ、一枚の画像に合成される。
【0070】例えば、図18(a)及び(b)に示すよ
うな原稿81・82が順次スキャンされ、原稿データと
して読み込まれた場合には、原稿上の色の並びがほぼ同
一であるか否か判定することにより、つなぎ目を認識す
る。尚、図においては、原稿上の色の違いをハッチング
の向きで示している。したがって、原稿81における辺
1 および原稿82における辺H2 の各上部付近の色
と、各下部付近の色とが互いに同色であることを検知す
ることにより、これらの辺H1 ・H2 がつなぎ合わせ可
能であることが認識される。
【0071】そして、図19に示すように、画像メモリ
43上において、一方の原稿データ81aを固定し、他
方の原稿データ82aを図中二点鎖線で示すように、主
走査方向、あるいは副走査方向に移動させることによ
り、色データを一致させ位置合わせする。そして、この
後は、上記したように、所定の処理を施し、必要に応じ
て変倍処理、座標変換等を行って、レーザドライバユニ
ット7に出力することにより、図20に示すような一枚
のコピー84を得ることができる。
【0072】以上のように、本実施例のデジタル複写機
では、画像処理系に原稿色識別部80が備えられ、これ
により識別した原稿の色データを基に、つなぎ合わせ処
理が行われるようになっているので、処理に要する時間
を短縮できると共に、エラーを防ぎ、正確につなぎ合わ
せを行うことが可能になる。したがって、作業性の向上
を図ることができると共に、画質が向上する。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明に係る画像処理装置は、
以上のように、原稿の画像を読み取る入力手段と、この
入力手段から分割して読み取った画像をそれぞれ原稿デ
ータとして記憶可能な記憶手段と、記憶手段に分割記憶
された各原稿データを検索し、特徴となるデータ量の多
い辺におけるその特徴となるデータ量がほぼ一致する辺
同士から順次つなぎ目となる部分を認識して、原稿デー
タの位置合わせを行うつなぎ合わせ処理手段とを備えて
いる構成である。
【0074】それゆえ、特徴となるデータ量の多い辺
おけるその特徴となるデータ量がほぼ一致する辺同士
ら順に処理することにより、正確、かつ迅速に複数の画
像をつなぎ合わせて一つの画像を形成することができる
ので、作業性を向上できると共に、画質の向上を図るこ
とも可能になるという効果を奏する。
【0075】請求項2の発明に係る画像処理装置は、以
上のように、原稿の画像を読み取る入力手段と、この入
力手段から分割して読み取った画像をそれぞれ原稿デー
タとして記憶可能な記憶手段と、入力手段で読み取った
画像の色を識別することにより、各原稿に対応した色デ
ータを作成する原稿色識別手段と、記憶手段に格納され
た各原稿データに上記原稿色識別手段で作成された色デ
ータを対応させて、各原稿データの色の並びを検索する
ことにより、つなぎ目となる部分を認識し、原稿データ
の位置合わせを行うつなぎ合わせ処理手段とを備えてい
る構成である。
【0076】それゆえ、識別した原稿の色から、つなぎ
目を認識することにより、正確、かつ迅速につなぎ合わ
せ処理を実行することが可能になるので、作業性を向上
できると共に、画質の向上を図ることも可能になるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデジタル複写機に備
えられている画像処理系の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】上記のデジタル複写機の概略の構成を示す模式
図である。
【図3】上記のデジタル複写機において、原稿データの
つなぎ合わせ処理を行う際の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】上記のつなぎ合わせ処理において、原稿の特徴
抽出を行う際の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】上記のデジタル複写機に備えられている画像メ
モリ上における原稿データの配置状態を示す模式図であ
る。
【図6】上記の画像メモリに格納された原稿データの検
索領域を示す模式図である。
【図7】上記のつなぎ合わせ処理において、原稿データ
の一致・不一致の判定を行う際の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図8】上記のつなぎ合わせ処理において、全データの
処理完了判定を行う際の処理手順を示すフローチャート
である。
【図9】上記のつなぎ合わせ処理を行う4枚の画像の配
置状態を示す模式図である。
【図10】上記のつなぎ合わせ処理において、データの
欠落補正を行う際の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】上記データの欠落補正の対象となる原稿デー
タを示す模式図である。
【図12】上記のつなぎ合わせ処理において、データの
欠落補正を行う際の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】上記のつなぎ合わせ処理において、つなぎ合
わせ処理完了判定を行う際の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】上記デジタル複写機において、つなぎ合わせ
処理を実施する原稿を示す平面図である。
【図15】上記デジタル複写機に読み込まれた原稿デー
タの位置合わせを説明するための模式図である。
【図16】上記つなぎ合わせ処理を行うことにより得ら
れたコピーを示す平面図である。
【図17】本発明の他の実施例におけるデジタル複写機
に備えられている画像処理系の構成を示すブロック図で
ある。
【図18】上記デジタル複写機において、つなぎ合わせ
処理を実施する原稿を示す平面図である。
【図19】上記デジタル複写機に読み込まれた原稿デー
タの位置合わせを説明するための模式図である。
【図20】上記つなぎ合わせ処理を行うことにより得ら
れたコピーを示す平面図である。
【符号の説明】
22 スキャナユニット(入力手段) 43 画像メモリ(記憶手段) 48 つなぎ合わせ処理部(つなぎ合わせ処
理手段) 65〜70 原稿 66a・69b 原稿データ 80 原稿色識別部(原稿色識別手段) 81・82 原稿 81a・82a 原稿データ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を読み取る入力手段と、 この入力手段から分割して読み取った画像をそれぞれ原
    稿データとして記憶可能な記憶手段と、 記憶手段に分割記憶された各原稿データを検索し、特徴
    となるデータ量の多い辺におけるその特徴となるデータ
    量がほぼ一致する辺同士から順次つなぎ目となる部分を
    認識して、原稿データの位置合わせを行うつなぎ合わせ
    処理手段とを備えていることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】原稿の画像を読み取る入力手段と、 この入力手段から分割して読み取った画像をそれぞれ原
    稿データとして記憶可能な記憶手段と、 入力手段で読み取った画像の色を識別することにより、
    各原稿に対応した色データを作成する原稿色識別手段
    と、 記憶手段に格納された各原稿データに上記原稿色識別手
    段で作成された色データを対応させて、各原稿データの
    色の並びを検索することにより、つなぎ目となる部分を
    認識し、原稿データの位置合わせを行うつなぎ合わせ処
    理手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
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