JPH06334837A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH06334837A
JPH06334837A JP5121680A JP12168093A JPH06334837A JP H06334837 A JPH06334837 A JP H06334837A JP 5121680 A JP5121680 A JP 5121680A JP 12168093 A JP12168093 A JP 12168093A JP H06334837 A JPH06334837 A JP H06334837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
image
data
enlarged
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5121680A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayanori Miyoshi
文徳 三好
Tsutomu Taniguchi
努 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5121680A priority Critical patent/JPH06334837A/ja
Publication of JPH06334837A publication Critical patent/JPH06334837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformation in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof
    • G06T3/403Edge-driven scaling

Abstract

(57)【要約】 【構成】 原稿画像中、拡大したいエリアAと、拡大し
た画像を書込むエリアBとが設定されて(S2・S
3)、原稿がスキャンされ(S4)、画像メモリに画像
データが記憶されると(S5)、エリアAの画像データ
が拡大処理されて(S8)、拡大データがエリアBに書
込まれて合成が行われる(S10)。そして、合成処理
後の画像データがレーザドライバユニットに出力される
ことにより、必要な部分が拡大処理されて、全体の画像
と合成された画像が一枚の用紙に形成される(S1
5)。 【効果】 複数回にわたる複写作業や、複写して得た画
像の切り貼り等の手作業を必要とすることなく、領域の
設定と、一回の複写作業のみで、部分的に拡大した画像
と全体の画像とを合成して一枚の用紙に画像を形成する
ことが可能となり、作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力手段にて読み込ん
だ原稿の所定領域のみを拡大し、原稿の画像データに合
成する機能を備えた複写機、ファクシミリ、スキャナ、
プリンタ等の画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の画像データにおける所定の
位置に、他の画像を書込んで一枚の用紙上に合成した画
像を形成できる画像処理装置としては、例えば特開昭6
3−214070号公報に開示されているものがある。
この画像処理装置においては、原稿から読み取った画像
データの任意の位置に、文字、数字、記号等の特定のパ
ターンを合成して出力することができる。
【0003】しかしながら、上記の画像処理装置では、
原稿上におけるデータの合成位置を任意の位置に指定す
ることは可能であるが、合成するデータは、予め登録さ
れている特定のパターン情報に限られているので、例え
ば地図等の図面において、全体図と部分的に拡大した詳
細な図とが必要な場合に、地図等から読み取った画像デ
ータのうち、必要な部分のみを拡大処理し、拡大した画
像を読み取った全体の画像と合成することはできない。
【0004】したがって、全体図と部分的な拡大図とが
それぞれ必要な場合には、まず所望の倍率で全体図のコ
ピーをとり、さらに拡大したい部分のみを所望の倍率で
コピーするという2回の複写作業が行われている。ま
た、上記全体図と部分的な拡大図とを一枚の用紙にまと
めて形成したい場合には、さらに上記の複写作業により
得られたコピーを切り貼りするという作業が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な複数回にわたる複写作業や、これらを一枚の用紙にま
とめるために切り貼りするという手作業は、非常に面倒
であり、作業効率を著しく低下させるものとなってい
る。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、面倒な作業を要すること
なく、全体の画像と部分的に拡大した画像とを合成して
一枚の用紙に形成できる画像処理装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像処理装置は、上記の課題を解決するために、原稿の画
像を読み取る入力手段と、この入力手段にて読み取られ
た画像データを記憶する記憶手段と、原稿画像中におけ
る任意の領域を拡大領域として設定する拡大領域設定手
段と、この拡大領域設定手段により設定された拡大領域
の画像データを変倍処理して拡大データを作成するとと
もに、この拡大データを上記の記憶手段に記憶されてい
る画像データに合成する部分拡大合成手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0008】また、請求項2の発明に係る画像処理装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像
処理装置において、上記部分拡大合成手段により拡大領
域の画像データを変倍処理して作成される拡大データを
書込むための原稿画像中における書込領域を設定する書
込領域設定手段を備えていることを特徴としている。
【0009】また、請求項3の発明に係る画像処理装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像
処理装置において、上記部分拡大合成手段は、記憶手段
に記憶された画像データから空き領域を探索し、拡大領
域の画像データを変倍処理して作成した拡大データを上
記の空き領域に書込むことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の構成によれば、拡大領域設定手
段により原稿画像中における拡大領域が設定されると、
部分拡大合成手段は、この拡大領域における画像データ
を変倍処理して拡大データを作成し、入力手段により読
み取られて記憶手段に記憶されている画像データと上記
拡大データとを合成して出力するようになっている。
【0011】したがって、原稿全体の画像と、部分的に
拡大した画像との両方が必要な場合に、複数回にわたる
複写動作や、複写して得た画像を切り貼りするといった
面倒な作業が不要となり、入力手段により原稿の画像を
読み取り、拡大領域を設定するだけで、必要な部分のみ
を拡大した画像と、全体の画像とを合成した画像が形成
できるので、作業性の向上を図ることが可能になる。
【0012】また、請求項2記載の構成によれば、書込
領域設定手段により設定された領域に、拡大した画像が
合成されるようになっている。したがって、上記請求項
1記載の構成による作用に加えて、原稿画像における不
要な画像が存在する領域等を書込領域として設定するこ
とにより、目的に応じた有用性の高い画像を提供するこ
とが可能になる。
【0013】また、請求項3記載の構成によれば、上記
部分拡大合成手段は、画像データから空き領域を探索
し、この空き領域に作成した拡大データを書込むように
なっている。したがって、拡大した画像を書込む領域を
設定する操作も不要となり、上記請求項1記載の構成に
よる作用に加えて、さらに作業を簡略化できる。
【0014】
【実施例】〔実施例1〕本発明の一実施例について図1
ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本実施例の画像処理装置としてのデジタル
複写機は、図2に示すように、複写機本体26の上端部
に硬質の透明ガラス等からなる原稿載置台(図示せず)
を備えている。また、複写機本体26の上面には、後述
のエリア入力部(拡大領域設定手段、書込領域設定手
段)44を備えた原稿台カバー27が設けられている。
このエリア入力部44は、後述の部分指定合成モード時
において、画像を拡大するエリアA(図4参照)や、拡
大したデータを書込むエリアBを設定するために用いら
れるものであり、例えばタブレット及びタッチペン等を
用いて、座標入力や、枠指定を行うことにより、原稿画
像上の任意の領域を設定できるようになっている。
【0016】この原稿台カバーの下方には、ランプユニ
ット1、ミラー2・3・4、レンズユニット5、CCD
(Charge Coupled Device) センサ6等を有するスキャナ
ユニット(入力手段)22が設けられている。原稿載置
台27上に載置された原稿(図示せず)をランプユニッ
ト1で照射することによって得られた反射光は、ミラー
2・3・4、レンズユニット5を介して、CCDセンサ
6の受光面に導かれることにより、電気信号として取り
込まれるようになっている。
【0017】このスキャナユニット22の下方には、レ
ーザドライバユニット7が設けられており、上記CCD
センサ6により電気信号として取り込まれた画像データ
は、後述の画像処理系に備えられた画像メモリ(記憶手
段)43に一旦記憶され、所定の処理が施された後、レ
ーザドライバユニット7に送られるようになっている。
レーザドライバユニット7は、入力された画像データに
応じてレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を等
角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレ
ーザ光が感光体ドラム10上で等角速度偏向されるよう
に補正するf−θレンズ等を有している。
【0018】レーザドライバユニット7から出射された
レーザ光は、光路上に配設されたミラー8・9により反
射されて、図中矢印A方向に回転可能に設けられた感光
体ドラム10に露光され、感光体ドラム10上に静電潜
像を形成するようになっている。また、感光体ドラム1
0の周囲には、露光に先立って感光体ドラム10表面を
所定の電位に均一に帯電させる帯電器16が設けられ、
さらに、この帯電器16から感光体ドラム10の回転方
向に向かって、感光体ドラム10上の静電潜像にトナー
を供給し、トナー像を形成する現像装置28、感光体ド
ラム10上のトナー像が中間転写される転写ベルト1
7、感光体ドラム10に残留したトナーを除去するクリ
ーニング装置21、及び次の帯電に先立って感光体ドラ
ム10の残留電位を除去する除電ランプ15等がこの順
に配置されている。
【0019】上記現像装置28は、ブラック現像槽1
1、イエロー現像槽12、マゼンタ現像槽13、及びシ
アン現像槽14を備えており、各現像槽11〜14に
は、それぞれ該当する色のトナーが収納されている。転
写ベルト17は、無端ベルト状に形成され、図中矢印B
方向に移動可能に設けられており、その一部が感光体ド
ラム10に圧接されることで、感光体ドラム10のトナ
ー像が転写されるようになっている。
【0020】また、転写ベルト17に対する給紙側に
は、用紙を所定のタイミングで転写ベルト17に供給す
るレジストローラ19、用紙を収納する給紙カセット2
0、及び給紙トレイ23が設けられ、これら給紙カセッ
ト20及び給紙トレイ23付近には、用紙を搬送するた
めの給紙ローラ24や、搬送ローラ25等が設けられて
いる。転写ベルト17の下方には、レジストローラ19
から送られる用紙を転写ベルト17に圧接し、転写ベル
ト17上のトナー像を用紙に転写するための転写ローラ
18が設けられている。
【0021】転写ベルト17に対する出紙側には、トナ
ー像転写後の用紙を搬送する搬送ベルト30、トナー像
を用紙に加熱定着する定着装置31、定着後の用紙を機
外に排出する排出ローラ32が設けられている。
【0022】上記の構成において、カラーコピー(3 col
or copy)は、以下の動作手順で行われる。まず、帯電器
16により、感光体ドラム10表面が均一に帯電される
と、前記スキャナユニット22により1回目のスキャン
が行われ、CCDセンサ6より取り込まれた画像データ
が、前記画像処理系を経て、イエローデータとなり、、
レーザドライバユニット7よりレーザ光として出力され
て、感光体ドラム10表面が露光され、露光部にイエロ
ー用の静電潜像が形成される。次いで、画像領域の静電
潜像にイエロー現像槽12からのイエロートナーが供給
され、同色のトナー像が形成される。
【0023】次に、上記のイエロートナー像が、感光体
ドラム10に圧接されている転写ベルト17に転写され
る。このとき、感光体ドラム10の表面には、転写に寄
与しない一部のトナーが残留するが、この残留トナー
は、クリーニング装置21によって掻き落とされる。ま
た、除電ランプ15により、感光体ドラム10表面の残
留電荷が除電される。
【0024】上記の工程を終了すると、帯電器16によ
り再度感光体ドラム10表面が均一に帯電され、スキャ
ナユニット22によって2回目のスキャンが行われ、得
られた画像データが、上記の画像処理系を経てレーザ光
により感光体ドラム10に露光され、マゼンタ用の静電
潜像が形成される。次いでマゼンタ現像槽13からマゼ
ンタトナーが供給され、同色のトナー像が形成される。
そして、このマゼンタトナー像が転写ベルト17に転写
されて像重ねが行われる。その後、クリーニング装置2
1および除電ランプ15による先と同様の処理が行われ
ると、帯電器16により、感光体ドラム10が均一に帯
電されて、3回目のスキャンが行われ、感光体ドラム1
0上にシアン用の静電潜像が形成される。そして、シア
ン現像槽14から感光体ドラム10にシアントナーが供
給されて、同色のトナー像が形成され、このシアントナ
ー像が転写ベルト17に転写されることにより、最終的
な像重ねが行われる。
【0025】その後、像重ねされた転写ベルト17上の
トナー像が、転写ローラ18により圧接された用紙に転
写され、定着装置31において、トナー像が加熱定着さ
れた後、排出ローラ32により用紙が機外に排出され
る。
【0026】尚、上記したプロセスは、3色カラーにお
けるプロセスであり、4色カラープロセスの場合は、ブ
ラック現像槽11に収納されたブラックトナーを用いた
処理が上記の処理に加えられる。一方、白黒コピーは、
感光体ドラム10の静電潜像にブラック現像槽11から
のブラックトナーが供給され、このトナー像を転写ベル
ト17を介して、用紙に転写することにより行われる。
【0027】次に、上記CCDセンサ6により読み込ま
れた画像データに所定の処理を施してレーザドライバユ
ニット7に出力する画像処理系の構成および機能等を図
3に基づいて説明する。
【0028】画像処理系は、原稿の色に応じて色再現を
行ったり、部分指定合成モードが設定された際の部分拡
大合成処理を実施するもので、図3に示すように、R・
G・Bレベル調整部40、A/D変換器41、シェーデ
ィング補正部42、画像メモリ43、画像処理部(部分
拡大合成手段)48、γ補正部49、黒原稿検知部5
0、マスキング部51、UCR(Under Color Removal)
・BP(Black Print) 処理部52、シャープネスフィル
タ53、変倍処理部54、濃度処理部55、カラーバラ
ンス調整部56、及び階調処理部57等により構成され
ている。
【0029】この画像処理系において、CCDセンサ6
から得られたR・G・Bの各画像データは、まずR・G
・Bレベル調整部40において、R・G・B間のセンサ
ばらつきが補正され、続いてA/D変換器41において
デジタル信号に変換された後、シェーディング補正部4
2において、センサの画素毎の感度バラツキや照明ムラ
等を補正するシェーディング補正を受け、画像メモリ4
3に一旦記憶される。
【0030】上記の部分指定合成モードが設定されてい
る場合には、ここで、画像データが画像メモリ43から
画像処理部48に送られる。上記の画像処理部48は、
エッジ補正部45、拡大処理部46、及び合成処理部4
7を備えている。画像処理部48に入力された画像デー
タは、まず、エッジ補正部44において、CCDセンサ
6による原稿読み取り時の欠落部の補完および原稿のエ
ッジが線として読み取られた場合の線の消去等が行われ
る。
【0031】また、拡大処理部46では、上記エリア入
力部44により設定されたエリアAおよびエリアBの各
面積からエリアAを拡大する倍率が算出され、この倍率
に応じてエリアAに相当する画像データの拡大処理が行
われることにより、拡大データが作成される。合成処理
部47では、上記エリアBに相当する画像データが消去
されるとともに、上記拡大処理部46にて作成したエリ
アAの拡大データがエリアBに書込まれて合成される。
【0032】上記画像処理部48での処理が終了した後
の画像データは、再度画像メモリ43に入力される。
尚、上記部分指定合成モードを実行する際のさらに詳し
い処理手順については、後に説明する。
【0033】画像メモリ43から出力された画像データ
は、白黒コピーかカラーコピーかの判別を行う黒原稿検
知部50からのデータと共に、γ補正部49に入力され
て、コントラストやブライトネスを調整するためのγ補
正が行われ、続いてマスキング処理部51において、所
定の演算を行うことによりR・G・BのデータがC・M
・Y(シアン・マゼンタ・イエロー)のデータに変換さ
れる。次に、C・M・Yの画像データは、UCR・BP
処理部52において、C・M・Yの3色のトナーからグ
レー成分を取り除き、ブラックトナーと置き換えるUC
R処理と、ブラックトナーを上記3色のトナーに追加す
るBP処理とが行われ、これにより、上記したC・M・
Yの画像データにBK (ブラック)データが加えられ
る。
【0034】そして、C・M・Y・BK の画像データ
は、シャープネスフィルタ53により鮮鋭度強調された
後、変倍処理部54および濃度処理部55において、指
定された大きさおよび濃度に変換され、カラーバランス
調整部56および階調処理部57において、各色のバラ
ンス調整及び階調処理が行われた後、レーザドライバユ
ニット7に出力される。
【0035】次に、上記の部分指定合成モードを実行す
る際の処理手順について、図1のフローチャートに基づ
いて説明する。
【0036】例えば図4(a)に示す原稿に対して部分
拡大合成処理を行う場合、図示しない操作パネルから部
分指定合成モードが設定されると(S1)、原稿台カバ
ー27上に上記の原稿が上向きにセットされ、エリア入
力部44により、拡大したいエリアAが設定される(S
2)。続いて、エリアAを拡大したデータを書込むエリ
アBが上記エリア入力部44により設定される(S
3)。
【0037】次いで、原稿載置台上に原稿が下向きにセ
ットされ、画像を形成する用紙サイズを指定する場合に
は、ここで用紙サイズが選択される。上記の各設定が行
われると、スキャナユニット22により原稿がスキャン
される(S4)。そして、これによりCCDセンサ6か
ら得られた画像データに対して、上記R・G・Bレベル
調整部40、A/D変換器41、およびシェーディング
補正部42において各種処理が施された後、処理後の画
像データが画像メモリ43に記憶される(S5)。画像
メモリ43に記憶された画像データは、画像処理部48
のエッジ補正部45に出力され、ここで、原稿端部付近
の画像の欠落部の補完、余分な画像データの削除等が行
われる(S6)。
【0038】次に、原稿の読み込み終了が判定されると
(S7)、エッジ補正後の画像データは、拡大処理部4
6に出力され、この拡大処理部46において、エリアA
及びエリアBの面積がそれぞれ算出され、これらの面積
から、エリアAの画像をエリアBに拡大して書込むため
の倍率が算出される。そして、算出した倍率でエリアA
の画像データが変倍処理され、拡大データが作成される
(S8)。続いて、合成処理部47において、エリアB
内に存在する元の画像データが消去され(S9)、エリ
アAの拡大データがエリアBに書き込まれて、合成され
る(S10)。
【0039】合成後の画像データは、画像メモリ43に
記憶され、さらに、γ補正部49、マスキング部51、
UCR・BP処理部52、シャープネスフィルタ53に
よる各種処理が実行される。
【0040】そして、S11において、画像を形成する
用紙のサイズが指定されているか否かが判定される。こ
こで、用紙サイズの指定がない場合には、S11におい
てNOと判定され、デジタル複写機にセットされている
中で最大サイズの用紙が選択されて(S12)、変倍処
理部54により、この最大サイズの用紙に応じて、合成
した画像データが変倍処理される(S13)。一方、用
紙サイズが予め指定されている場合には、S11におい
てYESと判定され、指定された用紙サイズに合わせて
画像データの変倍処理が行われる(S13)。また、用
紙が縦送りか横送りかに応じて、用紙の長手方向と画像
の長手方向とが対応するように、画像データの座標が変
換され(S14)、さらに、濃度処理部55、カラーバ
ランス調整部56、および階調処理部57での前述した
各種処理が実行された後、処理完了後の画像データがレ
ーザドライバユニット7に出力されることにより、合成
した画像のコピーが行われる(S15)。
【0041】これにより、本実施例においては、同図
(a)に示す原稿におけるエリアAの画像が、同図
(b)に示すように、拡大されてエリアBに書込まれ一
つの画像として合成されて、一枚の用紙上に形成され
る。したがって、エリアA・Bの設定と、一回の複写動
作のみで、必要な部分のみを拡大して、原稿全体の画像
と共に一枚の用紙にコピーすることができるので、複数
回にわたる複写作業や、画像の切り貼り等が不要にな
り、作業性が著しく向上できる。
【0042】また、エリアAを拡大した画像を書込むエ
リアBとしては、原稿画像中における余白となっている
領域や、不要な画像が存在する領域等を自由に選択する
ことができるので、目的に応じた有用性の高い画像を提
供できる。
【0043】〔実施例2〕次に、本発明の他の実施例を
図2ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した部
材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記
し、その説明を省略する。また、本実施例の画像処理装
置としてのデジタル複写機は、前記実施例におけるデジ
タル複写機と同様に、図2に示すような構成を有してお
り、図3に示すような構成の画像処理系を備えている。
【0044】尚、本実施例においては、エリア入力部4
4により設定するのは、原稿画像中における拡大領域と
してのエリアAのみとなっている。また、エリアAの画
像データの拡大処理等を行う拡大処理部46が、原稿を
読み取って記憶した画像データから空きエリア(空き領
域)Cを探索するようになっており、この空きエリアC
に、拡大したエリアAの画像データが書込まれるように
なっている。
【0045】すなわち、図5及び図6のフローチャート
に示すように、まず始めに、部分指定合成モードが設定
され(S21)、続いて、拡大したいエリアAの設定
(S22)、及びこのエリアAの画像データを拡大する
ための倍率の設定(S23)が順次行われる。この後、
原稿がスキャンされ(S24)、前記実施例1と同様に
各種処理が実行されて、読み取った画像データが画像メ
モリ43に記憶される(S25)。
【0046】そして、エッジ補正部45において、画像
の欠落部の補完、余分なデータの消去等、原稿のエッジ
補正を行った後(S26)、画像データは、拡大処理部
46に出力される。この拡大処理部46では、まず、画
像データから空きエリアCを探索する。すなわち、図4
(a)に示す原稿では、線等のデータの存在しない領域
が空きエリアCとして探索される。
【0047】空きエリアCが探索されると、この空きエ
リアCの面積と、予め設定された倍率でエリアAの画像
データを拡大処理した場合の面積とが求められ、拡大し
たエリアAの面積が空きエリアCの面積以下であるか否
か、すなわち合成可能か否かが判定される(S28)。
ここで、拡大したエリアAの面積が、空きエリアCの面
積以下であれば、合成可能であると判断して、エリアA
の画像データが予め設定された倍率で拡大処理され、拡
大データが作成される(S29)。
【0048】一方、拡大したエリアAの面積が、空きエ
リアCの面積を超えている場合には、合成不可能である
と判断され、S30に移行して、空きエリアCの面積お
よび原稿画像上でのエリアAの面積から、空きエリアC
に書込可能となるように倍率が算出される。次いで、算
出した倍率が、本デジタル複写機で実施可能な最小倍率
と比較され(S31)、算出倍率が最小倍率以上であれ
ば、算出した倍率でエリアAの画像データが拡大され、
拡大データが作成される(S32)。
【0049】また、算出倍率が最小倍率未満であれば、
上記設定倍率でエリアAの画像データが拡大される(S
29)。尚、この場合には、エリアAの拡大データは、
空きエリアCには収まりきらないので、空きエリアCの
周辺部の画像データが必要に応じて消去される。
【0050】設定倍率、あるいは算出倍率での拡大処理
が行われた後は、エリアAの拡大データが空きエリアC
に合成され(S33)、前記実施例1と同様に合成後の
画像データに各種処理が実行される。そして、用紙サイ
ズ指定の有無が判定され(S34)、指定がなければ、
最大用紙サイズが選択されて(S35)、この最大用紙
サイズに応じて画像データが変倍される(S36)。一
方、用紙サイズが予め指定されている場合には、その用
紙サイズに応じて画像データが変倍される(S36)。
【0051】さらに、各処理部において各種処理が実行
された後、用紙の送り方向に応じて、必要であれば座標
変換が行われ(S37)、画像データがレーザドライバ
ユニット7に出力されてコピーが行われ(S38)、例
えば同図(b)に示すような画像を得ることができる。
【0052】このように、本実施例では、複数回にわた
る複写動作や、複写して得た用紙の切り貼り作業等を必
要とすることなく、一枚の用紙に、必要な部分のみを拡
大した画像と全体の画像とを形成することが可能にな
る。また、本実施例では、拡大したい領域のみを設定す
るだけで、原稿画像の中から自動的に空きエリアCが探
索されて、予め設定したエリアAの画像が探索された空
きエリアCに拡大して書込まれる。したがって、拡大し
た画像を書込む領域を設定する操作も不要となり、さら
に作業が簡略化される。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明に係る画像処理装置は、
以上のように、原稿の画像を読み取る入力手段と、この
入力手段にて読み取られた画像データを記憶する記憶手
段と、原稿画像中における任意の領域を拡大領域として
設定する拡大領域設定手段と、この拡大領域設定手段に
より設定された拡大領域の画像データを変倍処理して拡
大データを作成するとともに、この拡大データを上記の
記憶手段に記憶されている画像データに合成する部分拡
大合成手段とを備えている構成である。
【0054】それゆえ、複数回にわたる複写動作や、複
写して得た画像を切り貼りするといった面倒な作業が不
要となり、入力手段により原稿の画像を読み取り、拡大
領域を設定するだけで、必要な部分のみを拡大した画像
と、全体の画像とが合成されて出力されるので、作業性
の向上を図ることが可能になるという効果を奏する。
【0055】また、請求項2の発明に係る画像処理装置
は、以上のように、上記部分拡大合成手段により拡大領
域の画像データを変倍処理して作成される拡大データを
書込むための原稿画像中における書込領域を設定する書
込領域設定手段を備えている構成である。
【0056】それゆえ、上記請求項1記載の発明の効果
に加えて、原稿画像における不要な画像が存在する領域
等を書込領域として設定することにより、目的に応じた
有用性の高い画像を提供することが可能になるという効
果を奏する。
【0057】また、請求項3の発明に係る画像処理装置
は、以上のように、上記部分拡大合成手段は、記憶手段
に記憶された画像データから空き領域を探索し、拡大領
域の画像データを変倍処理して作成した拡大データをこ
の空き領域に書込む構成である。
【0058】それゆえ、上記請求項1記載の発明の効果
に加えて、空き領域が探索されて、この空き領域に拡大
した画像が合成されるようになっているので、拡大した
画像を書込む領域を設定するという操作が不要となり、
上記請求項1記載の構成による作用に加えて、さらに作
業を簡略化できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデジタル複写機にお
いて、部分指定合成モードを実行するときの処理手順を
示すフローチャートである。
【図2】上記デジタル複写機の概略の構成を示す模式図
である。
【図3】上記デジタル複写機に備えられている画像処理
系の構成を示すブロック図である。
【図4】(a)は上記デジタル複写機にて部分拡大処理
される原稿を示す平面図、(b)は、上記部分拡大処理
によって形成された画像を示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施例におけるデジタル複写機に
おいて、部分指定合成モードを実行するときの処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】上記デジタル複写機において、部分指定合成モ
ードを実行するときの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
22 スキャナユニット(入力手段) 43 画像メモリ(記憶手段) 44 エリア入力部(拡大領域入力手段、書込領域入
力手段) 46 拡大処理部 47 合成処理部 48 画像処理部(部分拡大合成手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を読み取る入力手段と、 この入力手段にて読み取られた画像データを記憶する記
    憶手段と、 原稿画像中における任意の領域を拡大領域として設定す
    る拡大領域設定手段と、 この拡大領域設定手段により設定された拡大領域の画像
    データを変倍処理して拡大データを作成するとともに、
    この拡大データを上記の記憶手段に記憶されている画像
    データに合成する部分拡大合成手段とを備えていること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】上記部分拡大合成手段により拡大領域の画
    像データを変倍処理して作成される拡大データを書込む
    ための原稿画像中における書込領域を設定する書込領域
    設定手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】上記部分拡大合成手段は、記憶手段に記憶
    された画像データから空き領域を探索し、拡大領域の画
    像データを変倍処理して作成した拡大データを上記の空
    き領域に書込むことを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
JP5121680A 1993-05-24 1993-05-24 画像処理装置 Pending JPH06334837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5121680A JPH06334837A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5121680A JPH06334837A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06334837A true JPH06334837A (ja) 1994-12-02

Family

ID=14817222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5121680A Pending JPH06334837A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06334837A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011035591A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Brother Industries Ltd 印刷装置、印刷システム、印刷データ生成装置及び印刷データ生成プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011035591A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Brother Industries Ltd 印刷装置、印刷システム、印刷データ生成装置及び印刷データ生成プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4929064B2 (ja) 秘匿処理装置および画像形成装置
JP6701735B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム
JP2002185767A (ja) 画像処理装置及び方法
JPH06284270A (ja) 画像形成装置
JPH08289132A (ja) 画像処理装置
JP2891835B2 (ja) 画像処理装置
JP2905655B2 (ja) 画像処理装置
JPH06334837A (ja) 画像処理装置
JP3083671B2 (ja) 画像処理装置
JP3081083B2 (ja) 画像処理装置
JP2859509B2 (ja) 画像処理装置
JPH11266366A (ja) 画像複写装置
JP3083667B2 (ja) 画像処理装置
JP3081081B2 (ja) 画像処理装置
JP3151729B2 (ja) 画像読取り装置および画像形成装置
JP2919149B2 (ja) 画像形成装置
JPH07154584A (ja) 画像編集装置
JP2006060291A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JPH06334852A (ja) 色変換入力装置及び色変換入力装置を有する画像処理装置
JPH0774927A (ja) 画像編集装置
JPH05103184A (ja) デジタル複写機
JPH08289133A (ja) 画像処理装置
JP2004080415A (ja) 画像形成装置
JPH1084479A (ja) 画像処理装置
JPH07295324A (ja) デジタル複写機