JP3081030U - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3081030U JP2001002098U JP2001002098U JP3081030U JP 3081030 U JP3081030 U JP 3081030U JP 2001002098 U JP2001002098 U JP 2001002098U JP 2001002098 U JP2001002098 U JP 2001002098U JP 3081030 U JP3081030 U JP 3081030U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのインクカートリッジをキャリッジに横
に並べて搭載するインクジェット記録装置において、イ
ンクカートリッジの相互間隔を狭くしても、インクカー
トリッジの交換操作性が損なわれないようにする。 【解決手段】 ホルダー2にカバー3を横軸32を介し
て取り付ける。ホルダー2にガイド部23を設ける。2
連中折れリンク6の一端部を横軸32に取り付け、その
他端部の摺動部63をガイド部23に嵌合する。2連中
折れリンク6の第2リンク62に、インクカートリッジ
9の下面94に当たってそのインクカートリッジ9を押
し上げるための押上部材5を一体に設ける。カバー3に
係止部38を設け、カートリッジ3を開動させると、係
止部38が2連中折れリンク6を押し上げ、さらに押上
部材5がインクカートリッジ9を押し上げるようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、インクジェット記録装置、特にキャリッジに横に並んで装備された 2つ以上のホルダーに各別にインクカートリッジを着脱するようになっているイ ンクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のインクジェット記録のうち、2つのホルダーを有するものが、特開平 7−246716号公報(第1先行例)、特開2000−127446号公報( 第2先行例)、特開2000−127427号公報(第3先行例)、特開平11 −192719号公報(第4先行例)に記載されている。これらのうち、 第1 先行例のものでは、ホルダーに開閉動可能に取り付けたレバーを開動させると、 レバー側のピニオンとホルダーに装着されているインクカートリッジ側のラック との共働によってインクカートリッジがホルダーから引き上げられるようになっ ている。第2先行例や第3先行例には、ホルダーにヘッドカートリッジ(インク カートリッジ)を装着する際の操作性を向上させるための対策や、ホルダーから ヘッドカートリッジを取り出す際に、レバー操作によってヘッドカートリッジを 前倒し姿勢にすることなどについての記載がある。第4先行例には、ホルダーに カートリッジを装着する際の装着操作を確実にするための対策などについての記 載がある。
【0003】 また、特開2000−218822号公報(第5先行例)には、インクカート リッジを記録ヘッドとサブタンクとに分け、記録ヘッドだけを交換することかて きるようにしたインクジェット記録装置についての記載がある。さらに、特開平 8−197750号公報(第6先行例)には、キャリッジに着脱可能なフレーム (ホルダー)を有するインクジェット記録装置において、フレームをキャリッジ から取り外した状態でのインクカートリッジの着脱をできないようにしたものに ついての記載がある。
【0004】 これらの各先行例のうち、第1〜第4の各先行例に示されているもの、すなわ ち、キャリッジに2つのホルダーが横に並んで装備されているものにおいて、そ れぞれのホルダーに各別に装着されたインクカートリッジの間隔を狭めることは 、印字速度を速くしたり印字品質を高めたりする上で好ましいことである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、横に並んだ2つのホルダーに各別に装着されたインクカートリ ッジが同じ程度の高さを有している場合、2つのインクカートリッジの相互間隔 が狭いと、インクカートリッジを交換するときにそれらのインクカートリッジの 間に手の指が入りにくいためにインクカートリッジを掴みにくくなり、そのこと がインクカートリッジの交換時の操作性(交換操作性)を損ねることになるとい う問題があった。
【0006】 本考案はこの問題に鑑みてなされたものであり、隣合うインクカートリッジの 相互間隔を狭くしても、インクカートリッジの交換操作性が損なわれることのな いインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0007】 また、本考案は、インクカートリッジの交換操作性を良好にして使い勝手のよ いインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、インクカートリッジが着脱される複数のホルダーが、往復移動され るキャリッジに横に並んで装備され、それぞれのホルダーに、インクカートリッ ジを着脱する際のインクカートリッジ着脱経路に対して出退方向に開閉動される カバーが各別に取り付けられているインクジェット記録装置を対象としている。 このようなインクジェット記録装置では、ホルダーにインクカートリッジを搭載 したキャリッジが往復移動することによって印字動作が行われる。また、カバー は、たとえばその閉位置でインクカートリッジを適正な状態に位置決めしたりす る機能を備えている場合がある。
【0009】 本考案に係るインクジェット記録装置は、上記カバーの閉位置からの開動に連 動して下動限である初期位置から上動限である作用位置まで上動することにより 上記ホルダーに装着されているインクカートリッジの下面に当たってそのインク カートリッジを押し上げ、上記カバーの開位置からの閉動に連動して作用位置か ら初期位置まで下動される押上部材を備えている。
【0010】 このインクジェット記録装置によると、カバーを開動させるだけで、インクカ ートリッジが押上部材によって押し上げられ、こうして押し上げられたインクカ ートリッジが、それに隣合って配備されている別のインクカートリッジの上方へ 突き出る。このため、2つの隣合うインクカートリッジの相互間隔の広狭に影響 されずに、上方へ突き出したインクカートリッジの突出部分を手の指で掴んでホ ルダーから容易に引き出すことが可能になる。これにより、インクカートリッジ の交換操作性が向上し、インクジェット記録装置の使い勝手が向上する。
【0011】 本考案では、上記カバーが開動してインクカートリッジ着脱経路の外側へ後退 するタイミングに合わせて上記押上部材が上記インクカートリッジの押上げを開 始するようになっていることが望ましい。こうしておけば、押上部材によって押 し上げられたインクカートリッジが開動途中のカバーに当たって交換操作性が低 下するという事態が起こらない。この作用は、上記カバーが上記ホルダーの前端 部に横軸を介して取り付けられ、上記押上部材の上下動を案内するガイド部がホ ルダーに具備され、一端部が上記横軸に回動自在に取り付けられた揺動リンクの 他端部に上記押上部材が具備されていると共に、カバーが開動する途中で上記揺 動リンクに下側から係止してその揺動リンクを押し上げることにより上記押上部 材を上動させる係止部が上記カバーに備わっている、という構成を採用すること に発揮される。
【0012】 本考案では、上記揺動リンクが、上記横軸に取り付けられている第1リンクと 上記押上部材に連結されている第2リンクとを相対揺動可能に連結した2連中折 れリンクによって形成されていることが望ましく、そうしておくと、押上部材に 連結されている第2リンクが第1リンクに対して揺動可能になるので、第1リン クが横軸を中心とする円弧経路を揺動するとしても、押上部材をその円弧経路に 沿わない上下方向で上下動させてインクカートリッジを無理なく上方へ押し上げ るという動作を行わせることが可能になる。したがって、上記カバーが上記横軸 よりも前側位置で上記ホルダーに取り付けられていると共に、上記ガイド部が略 直線状に形成されて上下方向に延びている、という構成を採用することによって 、押上部材でインクカートリッジを円滑に上方へ押し上げさせることが可能にな る。
【0013】 また、上記揺動リンクの第2リンクは、その第1リンクと第2リンクとの連結 箇所から下向きに延びていることが望ましい。こうしておくと、揺動リンクの第 1リンクがカバー側の上記係止部によって押し上げられたときに、第2リンクが 押上部材を引き上げるという動作が行われるので、押上部材がガイド部によって 円滑に案内されるようになって、押上部材によるインクカートリッジの押上動作 の円滑性が確保される。
【0014】 本考案では、上記押上部材が、インクカートリッジの重心位置の後側でその下 面に当たってそのインクカートリッジを押し上げるようになっていることが望ま しい。これによると、押し上げられたインクカートリッジが隣接する別のインク カートリッジの上方に突き出すだけでなく、押し上げられたインクカートリッジ がその自重で前倒れ姿勢になるので、インクカートリッジの交換操作性がいっそ う向上する。
【0015】 本考案では、上記押上部材が、上記揺動リンクの第2リンクに一体に設けられ ていることが望ましく、これによると、押上部材を第2リンクと別体とした場合 比べて部品点数が削減されて価格が安く抑えられる。
【0016】 本考案では、上記ガイド部がホルダーに設けられたカム溝でなり、上記揺動リ ンクの第2リンクにそのカム溝に嵌合された摺動部が設けられ、上記押上部材は 、その下動限である初期位置が、上記ガイド部の下端に上記摺動部が係止される ことによって規制され、かつ、その上動限である作用位置が、上記ガイド部の上 端に上記摺動部が係止されることによって規制されるようになっていることが望 ましい。これによれば、カバーの開閉動に連動する押上部材の動作信頼性を少な い部品を使用して高めることが可能になる。
【0017】 本考案に係るインクジェット記録装置において、ホルダーの数を2つとし、一 方側のホルダーにモノカラーのインクカートリッジを着脱可能とし、他方側のホ ルダーにカラーのインクカートリッジを着脱可能とすることが可能である。また 、カバーに設けられる係止部は突起状に形成しておくことが可能であり、そうし ておくと、係止部がカバーと一体になるので部品点数の増大が抑えられる。
【0018】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係るインクジェット記録装置の要部を一部破断した示した概略 側面図、図2は他の状態での同装置の要部を示した概略側面図、図3はさらに他 の状態での同装置の要部を示した概略側面図、図4はさらに他の状態での同装置 の要部を示した概略側面図、図5はカバー3と押上部材5とを連動させるための 機構を例示した分解斜視図、図6は作用説明図である。
【0019】 図1〜図4において、1はキャリッジで、水平なガイドシャフト100に往復 移動が案内される輪部11やシャーシ(不図示)に設けられている水平レールに 摺動自在に係合して当該キャリッジ1の前倒れを防ぐ係合部12などを有してい るほか、その下部には前側に突き出した形態で箱形のホルダー2が備わっている 。ホルダー2には一転鎖線で示したようにインクカートリッジ9が搭載されるよ うになっていて、ホルダー2に装着されたインクカートリッジ9のヘッド91が ホルダー2の下端開口を通して下方に突き出ている。このインクカートリッジ9 は、ホルダー2の上方からホルダー2に挿入されることによってそのホルダー2 に装着され、また、ホルダー2に装着されているインクカートリッジ9をホルダ ー2の上方又は斜め上方へ引き抜くことによってホルダー2から取り外される。 このため、インクカートリッジ9をホルダー2に着脱する際のインクカートリッ ジ着脱経路がキャリッジ1の前側部分でホルダー2の上部に形成されている。
【0020】 ホルダー2にはカバー3が取り付けられている。すなわち、カバー3には下向 きに突き出た取付片31が備わり、この取付片31が横軸32を介してホルダー 2の前端部に開閉動可能に取り付けられている。このカバー3は、横軸32を中 心として上方へ閉動されることによりインクカートリッジ着脱経路に突出し、ホ ルダー2に装着されたインクカートリッジ9を覆う閉位置(図1参照)に達し、 また、横軸32を中心とする下方へ揺動されることによりインクカートリッジ着 脱経路の前側へ後退し、ホルダー2の上方を開放する開位置(図4参照)に達し てホルダー2の前側に倒れ込んだ姿勢になる。そして、カバー3が図1のように 閉位置に達しているときには、カバー3に設けられている図示していない押圧具 がインクカートリッジ9の上部に備わっている突出部92を後方に弾圧してイン クカートリッジ9を位置決めするようになっていて、こうしてインクカートリッ ジ9が位置決めされると、インクカートリッジ9の背面に設けられている電極( 不図示)がキャリッジ1の前面に設けられている電極(不図示)に接触し、両電 極間で信号が適正に授受されるようになる。また、カバー3が開位置に達した状 態では、ホルダー2の上部が開放されてインクカートリッジ9を上記したインク カートリッジ着脱経路を経由してホルダー2に対して着脱することができるよう になる。
【0021】 カバー3にはフック34を備えたロックレバー33が取り付けられており、カ バー3が閉位置に達しているときにこのロックレバー33を押し下げてフック3 4をキャリッジ1側の係合部13に係合させると、図1のようにカバー3が閉位 置でロックされるようになっている。なお、ロックレバー33には係合孔部36 が備わっていて、カバー3の閉位置でロックレバー33を押し下げると、その係 合孔部36がカバー3の前面に設けられている係止爪34に係合してロックレバ ー33がその位置に位置決めされる。
【0022】 4はホルダー2側のばね掛け部21とカバー3側のばね掛け部36との間に張 架されたコイルばねでなるばね体であり、このばね体4の作用によって、カバー 3がその回動位置に応じて閉位置側に向かって付勢されたり、開位置側に向かっ て付勢されたりする。
【0023】 次に、図1〜図4及び図5を参照してカバー3と押上部材5とを連動させるた めの機構を説明する。
【0024】 同図で判るように、上記横軸32は、ホルダー2に開設された孔部22に挿通 されていて、その横軸32に、後述する第1リンク61の端部が回動自在に取り 付けられていると共に、既述したようにホルダー3の取付片31が取り付けられ ている。これに対し、図1〜図4のように、ホルダー2の側壁に上下方向に略直 線状に延びるカム溝でなるガイド23が備わっていて、このガイド23に、後述 する第2リンク62に外向きに設けられた突起でなる摺動部63が嵌合されてい る。また、第2リンク62には、ホルダー3の内方に向けて突き出た押上部材5 が片持ち状態で一体に設けられている。そして、第1リンク61と第2リンク6 2とが連結ピン64により相対揺動可能に連結されて2連中折れリンク6を形成 している。さらに、カバー3の取付片31には、内向きに突起状の係止部38が 設けられていて、カバー3が、開位置から閉位置に向けて閉動されたときに、そ の係止部38が第1リンク61に下側から係止するようになっている。
【0025】 以上において、図1のようにカバー3が閉位置でロックされている状態、並び に、図2のようにロックレバー33を操作してカバー3のロック状態を解除した 状態では、カバー3側の係止部38が揺動リンク6の第1リンク61から離れて いる。また、摺動部63が揺動リンク6や押上部材5などの重量によりガイド2 3の下端に係止されることによって押上部材5が初期位置(下動限)に位置規制 されている。
【0026】 図2の状態から、カバー3を横軸32の回りで開動させると、そのカバー3が 上記したカートリッジ着脱経路からその前側へ後退してホルダー2の上方が開放 される。そして、カバー3が開位置に達する手前の位置に達したときに、図3の ように係止部38が第1リンク61にその下側から係止する。このため、カバー 3がさらに開位置側に向けて開動されると、係止部38が第1リンク61を横軸 32を中心に上方へ揺動させる。ここで、第2リンク62は第1リンク61との 連結箇所(連結ピン64の位置)から下方へ延び出ている。すなわち、上記連結 箇所がガイド部23のところに位置する程度に第1リンク61の長さが定められ ていて、第2リンク62がその連結箇所から下方に延び出されている。このため 、上記のように係止部38が第1リンク61を横軸32を中心に上方へ揺動させ ると、第1リンク61によって第2リンク62が引き上げられて摺動部63がガ イド23に案内されて上動し、摺動部63がガイド23の上端に係止されること によって押上部材5が作用位置(上動限)に位置規制され、同時に、カバー3が 開位置に達する。また、第1リンク61によって第2リンク62が引き上げられ ていくときには、押上部材5がホルダー2に装着されているインクカートリッジ 9の下面94に当たってその押上部材5がインクカートリッジ9を押し上げる。 この実施形態において、押上部材5がインクカートリッジ9を押し上げるときに は、その押上部材5がインクカートリッジ9の重心位置の後側でその下面94に 当たるようになっている。そのため、インクカートリッジ9に対するホルダー2 による拘束が解除されたとき、すなわちカバー3が開位置に達したときは、図4 のようにインクカートリッジ9が上方に押し上げられた位置で前倒れ姿勢になる 。
【0027】 ところで、インクジェット記録装置では、ホルダー2がキャリッジ1に横に並 んで2つ装備されている。そして、それぞれのホルダー2に、カバー3、押上部 材5、カバー3と押上部材5とを連動させる機構が設けられている。また、2つ のホルダー2に各別に搭載された2つのインクカートリッジ9の相互間隔、すな わち図6に示した2つのインクカートリッジ9,9の相互間隔Hを狭くしてある 。したがって、図6に実線で示したように、2つのインクカートリッジ9,9が 同一の高さになっている場合には、いずれか一方のインクカートリッジ9を手の 指で掴んで上方へ引き抜くときの操作性、つまりインクカートリッジの交換操作 性がそれほど良好であるあるとはいえない。しかし、この実施形態では、図4で 説明したように、カバー3が開位置に達した時点で押上部座5がインクカートリ ッジ9を上方へ押し上げているので、図6に左側のインクカートリッジ9aにつ いて示したように、押し上げられたインクカートリッジ9aが仮想線のように隣 合うインクカートリッジ9よりも上方に突き出る。このようになっていると、イ ンクカートリッジ9の突き出た部分を手の指で掴みやすくなるので、そのインク カートリッジ9を隣合うインクカートリッジ9にじゃまされずに手の指で掴んで 容易に引き抜くことができるようになり、インクカートリッジの交換作業性が向 上する。
【0028】 この実施形態では、インクカートリッジが着脱される2つのホルダーが、往復 移動されるキャリッジに横に並んで装備されているものについて説明したけれど も、2つより多い複数のホルダーがキャリッジに横に並んで装備されているもの についても同様のことが云える。
【0029】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、隣合うインクカートリッジの相互間隔を狭く しても、インクカートリッジの交換操作性が損なわれることがなくなる。言い換 えると、隣合うインクカートリッジの相互間隔を狭くして印字速度の高速化を図 ったり、印字品質を向上させたりしても、インクカートリッジを手の指で掴んで 交換する操作を容易に行うことができるようになり、それだけ、インクジャンプ 記録装置の使い勝手が向上する。また、部品点数を可及的少なくした安価なイン クジェット記録装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るインクジェット記録装置の要部を
一部破断した示した概略側面図である。
【図2】他の状態での同装置の要部を示した概略側面図
である。
【図3】さらに他の状態での同装置の要部を示した概略
側面図である。
【図4】さらに他の状態での同装置の要部を示した概略
側面図である。
【図5】カバーと押上部材とを連動させるための機構を
例示した分解斜視図である。
【図6】作用説明図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 ホルダー 3 カバー 5 押上部材 6 2連中折れリンク 9 インクカートリッジ 23 ガイド部(カム溝) 32 横軸 38 係止部 61 第1リンク 62 第2リンク 63 摺動部

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクカートリッジが着脱される2つの
    ホルダーが、往復移動されるキャリッジに横に並んで装
    備され、それぞれのホルダーの前端部に、インクカート
    リッジを着脱する際のインクカートリッジ着脱経路に対
    して出退方向に開閉動されるカバーが横軸を介して各別
    に取り付けられているインクジェット記録装置におい
    て、 上記横軸よりも後側位置で、上記ホルダーに、上下方向
    に略直線状に延びるカム溝でなるガイド部が設けられ、
    上記横軸に回動自在に取り付けられた第1リンクと上記
    ガイド部に嵌合された摺動部を有する第2リンクとを連
    結してなる2連中折れリンクを有し、この2連中折れリ
    ンクの第2リンクが第1リンクとの連結箇所から下向き
    に延び出し、その第2リンクに一体に、ホルダーに装着
    されているインクカートリッジの重心位置の後側でその
    下面に当たってそのインクカートリッジを押し上げるた
    めの押上部材が一体に設けられていると共に、この押上
    部材は、その下動限である初期位置が、上記ガイド部の
    下端に上記摺動部が係止されることによって規制され、
    かつ、その上動限である作用位置が、上記ガイド部の上
    端に上記摺動部が係止されることによって規制されるよ
    うになっており、上記カバーに、そのカバーが開動して
    インクカートリッジ着脱経路の外側へ後退するタイミン
    グに合わせて上記揺動リンクの第1リンクに下側から係
    止してその第1リンクを上記横軸を中心に上方へ揺動さ
    せる突起状の係止部が備わっていることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクカートリッジが着脱される複数の
    ホルダーが、往復移動されるキャリッジに横に並んで装
    備され、それぞれのホルダーに、インクカートリッジを
    着脱する際のインクカートリッジ着脱経路に対して出退
    方向に開閉動されるカバーが各別に取り付けられている
    インクジェット記録装置において、 上記カバーの閉位置からの開動に連動して下動限である
    初期位置から上動限である作用位置まで上動することに
    より上記ホルダーに装着されているインクカートリッジ
    の下面に当たってそのインクカートリッジを押し上げ、
    上記カバーの開位置からの閉動に連動して作用位置から
    初期位置まで下動される押上部材を備えている特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 上記カバーが開動してインクカートリッ
    ジ着脱経路の外側へ後退するタイミングに合わせて上記
    押上部材が上記インクカートリッジの押上げを開始する
    ようになっている請求項2に記載したインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 上記カバーが上記ホルダーの前端部に横
    軸を介して取り付けられ、上記押上部材の上下動を案内
    するガイド部がホルダーに具備され、一端部が上記横軸
    に回動自在に取り付けられた揺動リンクの他端部に上記
    押上部材が具備されていると共に、カバーが開動する途
    中で上記揺動リンクに下側から係止してその揺動リンク
    を押し上げることにより上記押上部材を上動させる係止
    部が上記カバーに備わっている請求項2又は請求項3に
    記載したインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 上記揺動リンクが、上記横軸に取り付け
    られている第1リンクと上記押上部材に連結されている
    第2リンクとを相対揺動可能に連結した2連中折れリン
    クによって形成されている請求項4に記載したインクジ
    ェット記録装置。
  6. 【請求項6】 上記カバーが上記横軸よりも前側位置で
    上記ホルダーに取り付けられていると共に、上記ガイド
    部が略直線状に形成されて上下方向に延びている請求項
    5に記載したインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 上記揺動リンクの第2リンクは、その第
    1リンクと第2リンクとの連結箇所から下向きに延びて
    いる請求項6に記載したインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 上記押上部材が、インクカートリッジの
    重心位置の後側でその下面に当たってそのインクカート
    リッジを押し上げるようになっている請求項6又は請求
    項7に記載したインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 上記押上部材が、上記揺動リンクの第2
    リンクに一体に設けられている請求項5ないし請求項8
    のいずれかに記載したインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 上記ガイド部がホルダーに設けられた
    カム溝でなり、上記揺動リンクの第2リンクにそのカム
    溝に嵌合された摺動部が設けられ、上記押上部材は、そ
    の下動限である初期位置が、上記ガイド部の下端に上記
    摺動部が係止されることによって規制され、かつ、その
    上動限である作用位置が、上記ガイド部の上端に上記摺
    動部が係止されることによって規制されるようになって
    いる請求項5ないし請求項9のいずれかに記載したイン
    クジェット記録装置。
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