JP3080910U - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3080910U
JP3080910U JP2001001956U JP2001001956U JP3080910U JP 3080910 U JP3080910 U JP 3080910U JP 2001001956 U JP2001001956 U JP 2001001956U JP 2001001956 U JP2001001956 U JP 2001001956U JP 3080910 U JP3080910 U JP 3080910U
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movable lever
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locking
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弘彦 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジにインクヘッドカートリッジを装
着する場合に、操作レバーの下向き押込み操作で可動レ
バーを作用位置に固定できるようにする。 【解決手段】 キャリッジ1に、インクペンカートリッ
ジのホルダー13と、インクペンカートリッジを位置決
めするための可動レバー2と、可動レバー2を作用位置
に位置固定するロック手段8とを設ける。可動レバー2
の前壁26に係止爪88を設ける。可動レバー2に操作
レバー81を取り付ける。操作レバー81の立下り壁8
6に係止口部87を設ける。操作レバー81の一端部に
被係合部84を設け、キャリッジ1に係合部85を設け
る。ロック手段8は、係合部85と被係合部84とでな
る可動レバーロック機構91と、係止爪88と係止口部
87とでなる操作レバーロック機構95とによって形成
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、インクジェット記録装置、特に、キャリッジに備わっているホルダ ーに対するインクペンカートリッジの着脱操作を小さい力で容易に行うための工 夫の講じられたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5及び図6にこの種のインクジェット記録の要部であるキャリッジなどの従 来の構成を示してある。これらの図において、1はキャリッジで、水平なガイド シャフト100に往復移動が案内される摺動部11やシャーシ(不図示)に設け られている水平レールに摺動自在に係合して当該キャリッジ1の前倒れを防ぐ補 助摺動部12などを有しているほか、その下部には前側に突き出した形態で箱形 のホルダー13が備わっている。そして、ホルダー13には一転鎖線で示したよ うにインクペンカートリッジ5が搭載されるようになっていて、ホルダー13に 装着されたインクペンカートリッジ7は、そのヘッド71がホルダー13の下方 に印字に備えられる。また、ホルダー13には可動レバー2が横軸41を介して 取り付けられている。すなわち、可動レバー2には下向きに突き出た取付片21 が備わり、この取付片21が横軸41を介して可動レバー2の前端部に横軸41 の周りに回動自在に取り付けられている。また、可動レバー2には、コイルばね 22とこのコイルばね22によって後方に向かって弾発付勢された押圧具23と が取り付けられている。そして、この可動レバー2が横軸41の周りで後方へ回 動されて図1に示した作用位置に達しているときには、ホルダー13に搭載され たインクペンカートリッジ7の上部に備わっている突出部72を上記押圧具23 がコイルばね22の力で後方に押圧してそのインクペンカートリッジ7を位置決 めするようになっていて、こうしてインクペンカートリッジ7が位置決めされる と、インクペンカートリッジ7の背面に設けられている電極(不図示)がキャリ ッジ1の前面に設けられている電極(不図示)に接触し、両電極間で信号が適正 に授受されるようになる。これに対し、可動レバー2が横軸41の周りで前方に 回動されて図示していない前倒れ姿勢の退避位置に達した状態では、ホルダー1 3の上部が開放されてインクペンカートリッジ7をホルダー13に対して着脱す ることができるようになる。
【0003】 さらに、キャリッジ1と可動レバー2とには、可動レバー2を上記した作用位 置に位置固定するためのロック手段3が設けられている。このロック手段3は、 キャリッジの上端部に前向きに突き出して設けられた係合部31と、可動レバー 2の上部後端に設けられたばね性を備える斜め上向きに傾斜した突出片32と、 この突出片32の上面から上方に突出された被係合部33とを備えていて、突出 片32の前端に手の指で押圧するための押圧部34が備わっている。そして、可 動レバー2が上記した退避位置から作用位置に向け横軸41の周りに回動されて 図6のように被係合部33が係合部31に外側から臨んでいる状態から、押圧部 34を手の指で矢印Aのように押し込むと、突出片32の下向き弾性変形を伴っ て被係合部33が係合部31を乗り越えて図5のように係合部31に係合する。 これにより、係合部31が被係合部33の後退を阻止するので、可動レバー2が 作用位置に位置固定され、併せて、インクペンカートリッジ7が適正な状態で位 置決めされる。
【0004】 なお、5はホルダー13側のばね掛け部14と可動レバー2側のばね掛け部2 4との間に張架されたコイルばねでなるばね体であり、このばね体5の作用によ って、可動レバーがその回動位置に応じて作用位置側に向かって付勢されたり、 退避位置側に向かって付勢されたりする。さらに、6は可動レバー2を退避位置 まで回動させたときに、ホルダー13に搭載されているインクペンカートリッジ 7をホルダー13から浮き上がらせるために設けられているカム機構を示してい る。
【0005】 次に、特開平11−348303号公報には、キャリッジに設けられた受入れ 部にインクカートリッジを押し込んだ後、前後に揺動可能なカバーを前側から後 側へ揺動させて閉じるようにしたインクカバー装着機構についての記載がある。
【0006】 特開平10−157162号公報には、キャリッジの後端部に取り付けられた ロックレバーを前側に倒して閉じることによっでキャリッジに搭載したインクカ ートリッジの上部に配備し、それによってロックレバーに設けられている押圧突 起部でインクカートリッジを下方に押し付けるようにしたインクジャンプ記録装 置についての記載がある。
【0007】 特開平11−192719号公報には、キャリッジ1のカートリッジ収容室の 上部を着脱用カバーで塞いたときに、上記カバー収容室にインクカートリッジが 収容されているか否かが検出できるようにしたインクカートリッジ検出装置につ いての記載がある。
【0008】 特開平8−197750号公報や特開平8−132634号公報には、インク ジェット用記録ユニットにおいて、気泡排除が不可能な状態ではインクカートリ ッジを抜き取ることができないようにする技術が開示されている。
【0009】 特開平8−310010号公報には、所定の順序でのみ記録ヘッドとインクタ ンクとをキャリッジに対する取付け取外しができるようにしたインクジェット記 録装置についての記載がある。
【0010】 特開平11−198391号公報には、インクタンクとインクタンクユニット とが結合したことをユーザに認知させることができるようにしたインクジェット 記録装置についての記載がある。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
図5及び図6で説明した従来のインクジェット記録装置では、ロック手段3の 作用によって可動レバー2を作用位置に位置固定する場合に、図6の状態から押 圧部34を手の指で矢印Aのように後方へ押し込むという操作が必要であり、そ の操作によって係合部31を乗り越えた被係合部33を係合部31に係合させて いる。
【0012】 ところが、このように可動レバー2を作用位置に位置固定するために押圧部3 4を後方へ押し込むという操作を行うと、押圧部34を押す力でインクジェット 記録装置のセット全体が後方へ押されて動くことがあり、そのような事態が起こ ると、可動レバー2の位置固定操作が確実に行えなかったり、ユーザにとっての 操作勝手が悪かったりする。また、押圧部34を押す力として、コイルばね22 に付勢力に打ち勝つ大きな力が必要になり、そのことが可動レバー2を位置固定 する際の操作勝手を悪くしている。
【0013】 上掲の各公報によって開示された技術の中には、インクカートリッジを位置決 めする場合の操作として、カバーを下方に押し込むようにしたものがある(特開 平11−192719号公報)けれども、図5や図6で説明したような可動レバ ー2がホルダー13に取り付けられているインクジェット記録装置に対して上掲 の各公報の技術を採用することはできない。
【0014】 本考案は以上の状況のもとでなされたものであり、図5や図6で説明したよう な可動レバー2を備えたものにおいて、下向きに押し込む操作を通じて可動レバ ーを作用位置に固定することができるようにすることにより、その操作によって インクジェット記録装置のセット全体が後方に押されて移動するといった事態が 起こらず、しかも、小さな力で可動レバーを作用位置に位置固定することのでき るインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るインクジェット記録装置は、往復移動可能なキャリッジに、イン クペンカートリッジが搭載されるホルダーと、このホルダーに搭載されたインク ペンカートリッジを位置決めする作用位置とこの作用位置の前方の退避位置との 間で横軸周りに回動自在に上記ホルダーに取り付けられた可動レバーと、可動レ バーを上記作用位置に位置固定するロック手段とを備えている。そして、ロック 手段が、上記可動レバーに取り付けられた操作レバーと、上記可動レバーの作用 位置でこの操作レバーの押下げ操作に連動して互いに係合することにより上記可 動レバーの退避位置側への回動を阻止する可動レバーロック機構と、押下げ操作 された操作レバーをその押下げ位置に位置決めする操作レバーロック機構とを備 えている。
【0016】 これによれば、可動レバーの作用位置で操作レバーを押下げ操作することによ って、その可動レバーが可動レバーロック機構と操作レバーロック機構との作用 によって作用位置に位置固定される。このため、可動レバーを作用位置に位置固 定するための操作を行った際に、インクジェット記録装置のセット全体が後方へ 移動して操作性や操作の確実性が損なわれたりすることがなくなる。また、可動 レバーを押し下げるのに必要な力は、図5で説明した押圧部34を後方へ押し付 けるのに必要な力に比べて感覚的に小さく感じられるので、可動レバーを作用位 置に位置固定する際の操作性が改善される。特に、図5で説明したように可動レ バー2にコイルばね22によって付勢された押圧具23が設けられているような ものでも、本考案のように可動レバーを押下げ操作するようにしておけば、その 押下げに必要な力をコイルばね22の付勢力に打ち勝つ程に大きくする必要がな くなって良好な操作性が確保される。
【0017】 本考案では、上記可動レバーロック機構が、キャリッジに設けられた係合部と 、操作レバーに設けられかつ可動レバーの作用位置で操作レバーの押下げ操作を 通じて上記係合部に係合されかつ操作レバーの引上げ操作を通じて上記係合部か ら離脱される被係合部とを有していることが望ましい。これによれば、梃子の原 理により、可動レバーの長さを調節するだけで押下げ操作に要する力の大きさを 適度に調節することができるという利点がある。特に、操作レバーはその一端部 が可動レバーに横軸周りに上下揺動可能に取り付けられ、可動レバーの作用位置 では、この操作レバーの一端部を始点として操作レバーと反対向きに延設された 被係合部の上側に上記係合部か位置している、という構成を採用しておけば、上 記利点を簡単な構造で得ることができるようになる。
【0018】 本考案では、操作レバーと可動レバーとの間に、操作レバーを引上げ方向に常 時弾発付勢するばね体が介在されていることが望ましい。これによれば、操作レ バーロック機構によるロック作用を解除すると、ばね体の力で可動レバーロック 機構が解除されるので、操作性がさらに改善される。
【0019】 本考案では、操作レバーロック機構が、操作レバーに設けられた被係止部と、 操作レバーの押下げ位置で上記被係止部を係止してその操作レバーを押下げ位置 に位置決めする係止部とを有する、という構成を採用することができる。この場 合、可動レバーにその作用位置でホルダーに搭載されたインクペンカートリッジ の前側に配備される前壁が備わり、操作レバーにその押下げ位置で上記前壁に重 なり合う立下り壁が備わり、可動レバーの上記前壁に係止爪でなる上記係止部が 設けられ、操作レバーの上記立下り壁にその操作レバーの押下げ操作を通じて上 記係止部に嵌合状に係止される係止口部でなる上記被係止部が設けられている、 という構成を採用することが望ましい。これによれば、可動レバー及び操作レバ ー以外に特別な部品を用いることなく、操作レバーロック機構を構成することが 可能になるので、操作レバーロック機構を安価に構成することができる。
【0020】 本考案では、ホルダーと可動レバーとの間に、可動レバーを常時退避位置側に 付勢するばね体が介在されていることが望ましい。これによれば、可動レバーを 退避位置から作用位置まで回動させたときにも、可動レバーがばね体5によって 退避位置側に付勢された状態になるので、可動レバーロック機構がロック状態に なっていない限り、可動レバーが作用位置に保持されたままになるという事態が なくなる。そのため、可動レバーがロックされていないままユーザが当該装置を 誤用することがない。
【0021】 本考案は次の構成を採用することによってより具体化される。すなわち、往復 移動可能なキャリッジに、インクペンカートリッジが搭載されるホルダーと、こ のホルダーに搭載されたインクペンカートリッジを位置決めする作用位置とこの 作用位置の前方の退避位置との間で横軸周りに回動自在に上記ホルダーに取り付 けられた可動レバーと、可動レバーを上記作用位置に位置固定するロック手段と を備えるインクジェット記録装置において、上記可動レバーにその作用位置でホ ルダーに搭載されたインクペンカートリッジの前側に配備される前壁が備わって いると共に、その前壁に係止爪が設けられており、上記可動レバーの上部に横軸 周りに上下揺動可能に一端部が取り付けられた上記操作レバーを常時引上げ方向 に付勢するばね体が可動レバーと操作レバーとの間に介在され、この操作レバー がその押下げ位置で可動レバーの上記前壁に重なり合う立下り壁を具備し、その 立下り壁に、その操作レバーの押下げ操作を通じて上記係止爪に嵌合状に係止し てこの操作レバーを押下げ位置に位置決めする係止口部が設けられていると共に 、この操作レバーの上記一端部にこの操作レバーと反対向きに被係合部が一体に 延設され、上記キャリッジに、上記可動レバーの作用位置で上記被係合部の上側 に位置し、操作レバーの押下げ操作を通じて上動した上記被係合部が係合して可 動レバーの退避位置側への揺動を阻止し、かつ、操作レバーの引上げ操作を通じ て下動した上記被係合部が離脱する係合部が設けられており、上記ロック手段が 、上記係合部と上記被係合部とでなる可動レバーロック機構と、上記係止爪と上 記係止口部とでなる操作レバーロック機構とによって形成されている、という構 成によって具体化されたものになる。
【0022】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係るインクジェット記録装置において、可動レバー2が作用位 置に位置固定されている状態での概略側面図、図2は同装置において、可動レバ ー2が作用位置で位置固定されていない状態での概略側面図、図3は可動レバー ロック機構の概略分解斜視図である。
【0023】 図1及び図2において、図5及び図6で説明した従来のものと異なる点は、ロ ック手段8の構成だけであり、その他の事項は同様であるので同一部分に同一符 号を付してある。
【0024】 この実施形態において、ロック手段8は、操作レバー81と、可動レバーロッ ク機構91と、操作レバーロック機構95とを備えている。
【0025】 図3で判るように、操作レバー81は、その一端部82に突起でなる横軸83 を備え、その横軸83が可動レバー2の後端側上部に一体に設けられた軸受片2 5に嵌合状に取り付けられて上下揺動可能になっている。また、操作レバー81 の一端部82には、その一端部82を始点として操作レバー81とは反対向きに 突出された短いフック形の被係合部84が延設されている。これに対し、キャリ ッジ1の上端部に前向きに突出したフック形の係合部85が設けられていて、図 2のように可動レバー2が作用位置に位置しているときには、被係合部84の上 側に係合部85が位置するようになっている。そして、係合部85と被係合部8 4とによって上記可動レバーロック機構91が形成されている。この可動レバー ロック機構91によると、可動レバー2の作用位置で操作レバー81が押下げ操 作されると、被係合部84が上動してその上方の係合部85に係合する。また、 可動レバー2の作用位置で操作レバー81が引上げ操作されると、被係合部84 が下動して係合部85から離脱する。
【0026】 操作レバー81には立下り壁86が備わり、この立下り壁86に係止口部でな る被係止部87が形成されている。これに対し、可動レバー2には、ホルダー1 3に搭載されたインクペンカートリッジ7の前側に位置する前壁26が備わって いて、この前壁26に係止爪でなる係止部88が形成されている。そして、可動 レバー2が作用位置に位置しているときに、操作レバー81を押下げ操作すると 、操作レバー81の立下り壁86が図1のように可動レバー2の前壁26に重な り合って図1のように被係止部87が係止部88に嵌合状に係止されるようにな っている。そして、係止部88と被係止部87とによって上記操作レバーロック 機構95が形成されている。
【0027】 以上の構成を採用したインクジェット記録装置において、可動レバー2をその 退避位置(不図示)から図2に示した作用位置まで横軸41の周りで回動させる ことによって係合部85の下側に被係合部84を臨ませた後、可動レバー81を 矢印Dのように下方に押圧するという押下げ操作を行うと、可動レバー81と一 体の被係合部84が可動レバー81の押下げ操作に連動して上動し、図1のよう にキャリッジ1側の係合部85に係合する。この係合によって、可動レバー2の 退避位置側への回動が阻止される。また、上記した可動レバー2の押下げ操作に よって、可動レバー2側の被係止部87がホルダー13側の係止部88に嵌合状 に係止するので、押下げ操作された操作レバー2がその押下げ位置に位置決めさ れる。このため、上記した係合部85と被係合部84との係合が外れるような事 態が起こらない。
【0028】 こうして可動レバー2が作用位置でロックされた状態では、コイルばね22の 力で押圧具23がホルダー13に搭載されたインクペンカートリッジ7の突出片 72を後方に押し付けているので、このインクペンカートリッジ7が位置決めさ れている。
【0029】 この実施形態では、操作レバー81の横軸83にねじりコイルばねでなるばね 体92を嵌合状に取り付け、そのばね体92の一端を操作レバー81側のばね受 け突起94に、ばね体92の他端92bを可動レバー8側のばね受け突起95に 掛止させることによって、操作レバー81を常時引上げ方向に弾発付勢してある 。こうしておけば、図1のように可動レバー2が作用位置にロックされている状 態から、操作レバー81の立下り壁86をその弾性を利用して少し前側へ撓ませ ることにより被係止部87を係止部88から離脱させて操作レバーロック機構9 5をロック解除状態にすると、ばね体92の力で操作レバー81が横軸83周り に回動して引き上げられるので、被係合部84が下動して係合部85から外れ、 図2に示したように可動レバーロック機構91がロック解除状態になる。したが って、操作レバー81を手で持ち上げるという操作を行わなくても可動レバーロ ック機構91のロック状態が解除される。
【0030】 ところで、図1や図2で説明した事例では、ホルダー13側のばね掛け部14 と可動レバー2側のばね掛け部24との間にコイルばねでなるばね体5をまっす ぐに張架してあり、しかも、可動レバー2が作用位置と退避位置との間で回動さ れたときには、そのばね体5の力線が横軸41の軸線を挟む両側で移動するよう になっている。このため、可動レバー2を退避位置から作用位置まで回動させた ときには、可動レバーロック機構91がロック状態になっていなくても、ばね体 5のトグル作用によって可動レバー2が作用位置に保持されたままになる。その ため、ユーザの錯誤により可動レバーロック機構91をロック状態にすることな く放置されるというおそれがある。この点を改善するための事例を図4に示した ある。
【0031】 すなわち、図4の事例では、横軸41を可動レバー2の取付片22の外側にま で延ばし、そこにばね体5の中間部を掛け回してある。こうしておけば、可動レ バー2を退避位置から作用位置まで回動させたときにも、可動レバー2がばね体 5によって退避位置側に付勢された状態になるので、可動レバーロック機構91 がロック状態になっていない限り、可動レバー2が作用位置に保持されたままに なるという事態がなくなる。
【0032】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、操作レバーを下向きに押し込む操作を通じて 可動レバーを作用位置に固定することができるので、作用位置に可動レバーを固 定させる際にセット全体が後方へ押されて移動したりして操作性や操作の確実性 が損なわれたりすることがなくなり、従来に比べて操作性が改善される。また、 操作レバーを押下げ操作することによって可動レバーが作用位置にロックされる ので、小さな力で可動レバーを作用位置に位置固定することができるようになる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るインクジェット記録装置の概略側
面図である。
【図2】本考案に係るインクジェット記録装置の他の状
態での概略側面図である。
【図3】可動レバーロック機構の概略分解斜視図であ
る。
【図4】本考案に係るインクジェット記録装置の変形例
の概略側面図である。
【図5】従来のインクジェット記録装置の概略側面図で
ある。
【図6】従来のインクジェット記録装置の他の状態での
概略側面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 可動レバー 5 ばね体 7 インクペンカートリッジ 8 ロック手段 13 ホルダー 26 前壁 81 操作レバー 82 操作レバーの一端部 83 横軸 84 被係合部 85 係合部 86 立下り壁 87 被係止部(係止口部) 88 係止部(係止爪) 91 可動レバーロック機構 92 ばね体 95 操作レバーロック機構

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復移動可能なキャリッジに、インクペ
    ンカートリッジが搭載されるホルダーと、このホルダー
    に搭載されたインクペンカートリッジを位置決めする作
    用位置とこの作用位置の前方の退避位置との間で横軸周
    りに回動自在に上記ホルダーに取り付けられた可動レバ
    ーと、可動レバーを上記作用位置に位置固定するロック
    手段とを備えるインクジェット記録装置において、 上記可動レバーにその作用位置でホルダーに搭載された
    インクペンカートリッジの前側に配備される前壁が備わ
    っていると共に、その前壁に係止爪が設けられており、 上記可動レバーの上部に横軸周りに上下揺動可能に一端
    部が取り付けられた上記操作レバーを常時引上げ方向に
    付勢するばね体が可動レバーと操作レバーとの間に介在
    され、この操作レバーがその押下げ位置で可動レバーの
    上記前壁に重なり合う立下り壁を具備し、その立下り壁
    に、その操作レバーの押下げ操作を通じて上記係止爪に
    嵌合状に係止してこの操作レバーを押下げ位置に位置決
    めする係止口部が設けられていると共に、この操作レバ
    ーの上記一端部にこの操作レバーと反対向きに被係合部
    が一体に延設され、 上記キャリッジに、上記可動レバーの作用位置で上記被
    係合部の上側に位置し、操作レバーの押下げ操作を通じ
    て上動した上記被係合部が係合して可動レバーの退避位
    置側への揺動を阻止し、かつ、操作レバーの引上げ操作
    を通じて下動した上記被係合部が離脱する係合部が設け
    られており、 上記ロック手段が、上記係合部と上記被係合部とでなる
    可動レバーロック機構と、上記係止爪と上記係止口部と
    でなる操作レバーロック機構とによって形成されている
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 往復移動可能なキャリッジに、インクペ
    ンカートリッジが搭載されるホルダーと、このホルダー
    に搭載されたインクペンカートリッジを位置決めする作
    用位置とこの作用位置の前方の退避位置との間で横軸周
    りに回動自在に上記ホルダーに取り付けられた可動レバ
    ーと、可動レバーを上記作用位置に位置固定するロック
    手段とを備えるインクジェット記録装置において、 ロック手段が、上記可動レバーに取り付けられた操作レ
    バーと、上記可動レバーの作用位置でこの操作レバーの
    押下げ操作に連動して互いに係合することにより上記可
    動レバーの退避位置側への回動を阻止する可動レバーロ
    ック機構と、押下げ操作された操作レバーをその押下げ
    位置に位置決めする操作レバーロック機構とを備えるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 上記可動レバーロック機構が、キャリッ
    ジに設けられた係合部と、操作レバーに設けられかつ可
    動レバーの作用位置で操作レバーの押下げ操作を通じて
    上記係合部に係合されかつ操作レバーの引上げ操作を通
    じて上記係合部から離脱される被係合部とを有する請求
    項2に記載したインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 操作レバーはその一端部が可動レバーに
    横軸周りに上下揺動可能に取り付けられ、可動レバーの
    作用位置では、この操作レバーの一端部を始点として操
    作レバーと反対向きに延設された被係合部の上側に上記
    係合部か位置している請求項3に記載したインクジェッ
    ト記録装置。
  5. 【請求項5】 操作レバーと可動レバーとの間に、操作
    レバーを引上げ方向に常時弾発付勢するばね体が介在さ
    れている請求項2ないし請求項4のいずれかに記載した
    インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 操作レバーロック機構が、操作レバーに
    設けられた被係止部と、操作レバーの押下げ位置で上記
    被係止部を係止してその操作レバーを押下げ位置に位置
    決めする係止部とを有する請求項1ないし請求項5のい
    ずれかに記載したインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 可動レバーにその作用位置でホルダーに
    搭載されたインクペンカートリッジの前側に配備される
    前壁が備わり、操作レバーにその押下げ位置で上記前壁
    に重なり合う立下り壁が備わり、可動レバーの上記前壁
    に係止爪でなる上記係止部が設けられ、操作レバーの上
    記立下り壁にその操作レバーの押下げ操作を通じて上記
    係止部に嵌合状に係止される係止口部でなる上記被係止
    部が設けられている請求項6に記載したインクジェット
    記録装置。
  8. 【請求項8】 ホルダーと可動レバーとの間に、可動レ
    バーを常時退避位置側に付勢するばね体が介在されてい
    る請求項1ないし請求項7のいずれかに記載したインク
    ジェット記録装置。
JP2001001956U 2001-04-06 2001-04-06 インクジェット記録装置 Expired - Lifetime JP3080910U (ja)

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