JP3080653U - イカ加工品 - Google Patents
イカ加工品Info
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- JP3080653U JP3080653U JP2001001672U JP2001001672U JP3080653U JP 3080653 U JP3080653 U JP 3080653U JP 2001001672 U JP2001001672 U JP 2001001672U JP 2001001672 U JP2001001672 U JP 2001001672U JP 3080653 U JP3080653 U JP 3080653U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱すると食べやすい形状となり、おでんの
具や焼きイカの材料として好適に使用できるイカ加工品
を提供すること。 【解決手段】 脚部と内蔵と骨を除去したイカの胴体で
あって、その略中央をタテ方向に開いたものを、さらに
タテ方向に略中央をカットした胴体半片からなり、その
胴体半片の略中央にはタテ方向に1本の串を刺してあ
り、その胴体半片の両側縁部には複数個の切れ目を入れ
てあるイカ加工品。特に、イカの胴体半片の両側縁部に
串を中心として対象状に斜め下向きに複数個の略平行な
切れ目を入れるのが好ましい。
具や焼きイカの材料として好適に使用できるイカ加工品
を提供すること。 【解決手段】 脚部と内蔵と骨を除去したイカの胴体で
あって、その略中央をタテ方向に開いたものを、さらに
タテ方向に略中央をカットした胴体半片からなり、その
胴体半片の略中央にはタテ方向に1本の串を刺してあ
り、その胴体半片の両側縁部には複数個の切れ目を入れ
てあるイカ加工品。特に、イカの胴体半片の両側縁部に
串を中心として対象状に斜め下向きに複数個の略平行な
切れ目を入れるのが好ましい。
Description
【0001】
本考案は、イカ(烏賊)の加工品に関する。本考案のイカ加工品は、おでんの 具や焼きイカの材料などとして、そのまま煮たり焼いたりして使用できる。 本考案のイカ加工品は、これを加熱すると、切れ目片(切れ目を入れた部分) が縮んだり捩じれたりして、食べやすい形状に変形し、しかも、全体として木に 花が咲いたようなおもしろい外観を呈する。
【0002】
従来、イカをおでんの具や焼きイカの材料として使用するときは、脚部と内蔵 と骨を除去したイカの胴体を腹部から開いて2枚にカットするか又は開かないで 丸のままの胴体を輪切りにして、これに串を刺すか又は串に刺さないで、用いて いる。しかし、イカは、加熱によって肉質が固くなりまたタテ方向に丸くなりや すいので、このような加工法や形状では、加熱されたイカが収縮し、固くなった り丸くなったりして、食べにくい形状となる。また、せっかくのイカの肉質の特 徴が活かされず、おもしろみに欠ける。現在までに、加熱しても食べやすい形状 のイカ加工品は、未だ開発されていない。
【0003】
上記の状況に鑑み、本考案は、加熱すると食べやすい形状となり、おでんの具 や焼きイカの材料として好適に使用できるイカ加工品を提供することを課題とす る。
【0004】
上記の課題を解決するために、本考案のうち請求項1に記載する考案は、脚部 と内蔵と骨を除去したイカの胴体であって、その略中央をタテ方向に開いたもの を、さらにその略中央をタテ方向にカットした胴体半片からなり、その胴体半片 の略中央にはタテ方向に1本の串を刺してあり、その胴体半片の両側縁部に複数 個の切れ目を入れてあるイカ加工品である。
【0005】 また、本考案のうち請求項2に記載する考案は、脚部と内蔵と骨を除去したイ カの胴体であって、その略中央をタテ方向に開いたものを、さらにその略中央を タテ方向にカットした胴体半片からなり、その胴体半片の略中央にはタテ方向に 1本の串を刺してあり、その胴体半片の両側縁部には斜め方向に複数個の切れ目 を入れてあるイカ加工品である。
【0006】 さらに、本考案のうち請求項3に記載する考案は、脚部と内蔵と骨を除去した イカの胴体であって、その略中央をタテ方向に開いたものを、さらにその略中央 をタテ方向にカットした胴体半片からなり、その胴体半片の略中央にはタテ方向 に1本の串を刺してあり、その胴体半片の両側縁部には串を中心にして対象状に 斜め下向きに複数個の略平行な切れ目を入れてあるイカ加工品である。
【0007】 以下、本考案についてさらに詳細に説明する。 イカには、剣先イカ、アオリイカ、スルメイカ、甲イカ、ヤリイカ、ホタルイ カなど種類が多いが、本考案のイカ加工品の原料としては、種類を問わず使用で きる。また、生イカでも冷凍品を解凍したものでも使用して差し支えない。
【0008】 本考案のイカ加工品は、原料のイカから脚部と内蔵と骨を除去した丸のままの 胴体(業界ではこれを「抜きいか」と称している。)を、タテ方向に略中央から 開いて、さらにその略中央部を2つにカットして略対象形状のイカ胴体の半片2 枚を作り、このそれぞれの胴体半片を使用する。 尚、本考案の全説明において、タテ方向又はヨコ方向とは、イカの胴体先端を 上方に、胴体下端を下方に置いたときの上下方向又は左右方向のことである。
【0009】
本考案のイカ加工品及びその製造方法について、図面に基づいて説明する。図 1〜図4は、それぞれ、本考案のイカ加工品の製造工程の説明図である。 まず、図1に示すように、原料のイカから脚部と内蔵を骨を除去して胴体だけ とし、さらに、その胴体腹部の略中央をタテ方向に開いたものを洗浄する。次い で、図1中に点線で示すように、このイカの開いた胴体を略等しい大きさにタテ 方向にカットする。そうすると、図2に示すように、略対称形の胴体の半片が2 枚得られる。このイカの胴体半片に、それぞれ、図3に示すように、両側縁部に 複数個の切れ目1・1・・を入れる。切れ目1・1・・の大きさは、イカの種類 や大きさによっても異なるが、長さは2〜4cm程度とするのがよい。また、1 枚の胴体半片について左右併せて8〜16箇所くらいの切れ目を入れるとよい。 尚、この切れ目1・1・・を入れる角度は任意であり、ランダムに入れて差し支 えないが、ヨコ方向に略平行に複数個の切れ目を入れると、切れ目が入りやすい ので好ましい。さらに、斜め方向に切れ目を入れると、加熱したとき、全体とし て木に花が咲いたような形状を呈するので、ボリューム感が大きく、きわめて好 ましい。特に、図3に示すように、イカの胴体半片の両側縁部に、タテ方向に対 して斜め下向きに略平行な複数個の切れ目入れると(図4に示すように、串を刺 したとき、串に対して略対象形状となるように斜め下向きに切れ目を入れるのが 好ましい。)、加熱した後、クリスマスツリーのようなおもしろい外観を呈する ので、きわめて食欲をそそる。
【0010】 切れ目1・1・・を入れたイカの半片には、図4に示すように、その略中央部 にタテ方向に1本の串2を刺し通す。尚、串を刺してから切れ目1・1・・を入 れてもよいことは言うまでもない。本考案のイカ加工品は、これで出来上がりで ある。
【0011】 本考案のイカ加工品は、上記のようにして製了した後、ただちに焼いたり煮た り茹でたりして使用して差し支えない。また、冷蔵庫又は冷凍庫に入れて保存し た後、適宜に取り出し、所要によって解凍して使用して差し支えない。
【0012】 本考案に係るイカ加工品は、これを加熱すると、切れ目片3・3・・(切れ目 を入れた部分)が不規則な方向に縮んだり捩じれたりして、食べやすい状態とな る。また、イカ加工品全体として、木に花が咲いたようなおもしろい形状を呈す る。
【0013】 すなわち、イカの胴体は、加熱されると、タテ方向に丸くなるのが普通である が、本考案のイカ加工品は、胴体半片の両側縁部に複数個の切れ目1・1・・を 入れてあるので、イカ本来の加熱によって丸くなったり縮んだりする力が弱めら れて、加熱によって各切れ目片3・3・・がそれぞれ勝手な方向へ縮んだり捩じ れたりする。そして、このように切れ目片3・3・・が縮んだり捩じれたりして も、胴体半片の中央部に串2を刺してあるので、イカ加工品全体の形状が縮んだ り崩れたりすることはない。
【0014】 本考案では、複数個の切れ目1・1・・を斜め方向に入れると、加熱した際に それぞれの切れ目1・1・・がランダムに縮んだり捩れたりして突起し、食べや すい形状を呈する。また、複数個の切れ目1・1・・を斜め方向に入れると、加 熱によって、木に花が咲いたような形状を呈するイカ加工品ができる。さらに、 図4に示すように、複数個の切れ目1・1・・を串を中心にして対象状になるよ うに斜め下向きに略平行に入れると、加熱によって、切れ目片3・3・・がクリ スマスツリーのようなおもしろい形状を呈するイカ加工品ができる。
【0015】
本考案のイカ加工品は、加熱すると、切れ目片3・3・・が不規則な方向に縮 んだり捩じれたりして中央部よりも突起するので、串の部分を手に持って、その 切れ目片3・3・・ごとにかじることができて、きわめて食べやすい。また、お でんや焼きイカとして加熱したものを店先に並べると、身が弾けたようで、ボリ ューム感があり、美味しそうな外観を呈し、食欲をそそる。また、イカ加工品全 体として、木に花が咲いたような、ないしはクリスマスツリーのようなおもしろ い外観を呈し、購買者をひきつける。 このように、本考案に係るイカ加工品は、おでんの具や焼きイカの材料として 商品価値が高いものである。
【図1】本考案のイカ加工品の製造工程の説明図(カッ
トする前のイカの開いた胴体)。
トする前のイカの開いた胴体)。
【図2】本考案のイカ加工品の製造工程の説明図(カッ
トしたイカの胴体半片)。
トしたイカの胴体半片)。
【図3】本考案のイカ加工品の製造工程の説明図(切れ
目を入れたイカの胴体半片)。
目を入れたイカの胴体半片)。
【図4】本考案のイカ加工品の製造工程の説明図(串を
刺したイカの胴体半片)。
刺したイカの胴体半片)。
1 切れ目、 2 串、 3 切れ目片
Claims (3)
- 【請求項1】 脚部と内蔵と骨を除去したイカの胴体で
あって、その略中央をタテ方向に開いたものを、さらに
その略中央をタテ方向にカットした胴体半片からなり、
その胴体半片の略中央にはタテ方向に1本の串を刺して
あり、その胴体半片の両側縁部に複数個の切れ目を入れ
てあるイカ加工品。 - 【請求項2】 脚部と内蔵と骨を除去したイカの胴体で
あって、その略中央をタテ方向に開いたものを、さらに
その略中央をタテ方向にカットした胴体半片からなり、
その胴体半片の略中央にはタテ方向に1本の串を刺して
あり、その胴体半片の両側縁部には斜め方向に複数個の
切れ目を入れてあるイカ加工品。 - 【請求項3】 脚部と内蔵と骨を除去したイカの胴体で
あって、その略中央をタテ方向に開いたものを、さらに
その略中央をタテ方向にカットした胴体半片からなり、
その胴体半片の略中央にはタテ方向に1本の串を刺して
あり、その胴体半片の両側縁部には串を中心にして対象
状に斜め下向きに複数個の略平行な切れ目を入れてある
イカ加工品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001672U JP3080653U (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | イカ加工品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001672U JP3080653U (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | イカ加工品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3080653U true JP3080653U (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=43213471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001672U Expired - Fee Related JP3080653U (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | イカ加工品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3080653U (ja) |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001001672U patent/JP3080653U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |