JP3080573B2 - 多層シート及び多層容器 - Google Patents

多層シート及び多層容器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層シート及び多
層容器に関し、さらに詳しくは、透明性、ガスバリア
性、耐熱性、紫外線遮断性、保香性などに優れた多層シ
ート及び多層容器に関する。本発明の多層シートは、耐
レトルト性を有する食品容器などの包装材料として好適
である。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンナフタレート樹脂(PE
N)は、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の
テレフタル酸の代わりに、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸を用いて、同様に重合されたものである。該PEN
は、通常、エチレングリコールと2,6−ナフタレンジ
カルボン酸ジメチルエステルとを縮合反応させて合成さ
れている。PENは、PETに比べて、ガラス転移温度
が高く、モジュラスや引張強さ等の機械的特性にも優れ
ている。PENの二軸延伸フィルムやシート(未延伸フ
ィルム)は、耐熱性、ガスバリア性、水蒸気バリア性、
耐放射線性、低オリゴマー性、透明性、紫外線遮断性、
保香性などに優れている。
【0003】PENシート(フィルムを含む)は、この
ように優れた諸特性を有するため、食品容器等の包装材
料としての用途が期待されている。しかしながら、PE
Nシートから形成した容器は、食品充填後に100℃以
下の水中で保持するボイル殺菌は可能であるものの、耐
レトルト性に劣るため、レトルト食品包装には適してい
ないという問題点があった。
【0004】そのため、PENを他の樹脂材料と組み合
わせて多層容器とすることが考えられる。しかし、従
来、PENを用いた多層容器については、例えば、PE
T/PEN/PETまたはPEN/PET/PENの積
層構成を有するブロー成形多層ボトル(特開平4−39
024号公報、特開平4−39025号公報)、PEN
/ポリオレフィン樹脂の少なくとも2層からなるブロー
成形多層プラスチック容器(特開平4−64440号公
報)等が提案されている程度であり、耐レトルト性に優
れた多層容器や包装材料については、いまだ提案されて
いない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、PE
N層を含み、耐熱性、透明性、ガスバリア性、紫外線遮
断性、保香性などに優れた多層シートを提供することに
ある。また、本発明の目的は、PENの諸特性を生かし
つつ、耐熱性が顕著に改善され、耐レトルト性を有する
包装容器に適した多層容器を提供することにある。本発
明者らは、前記従来技術の問題点を克服するために鋭意
研究した結果、ポリカーボネート樹脂(PC)を芯層と
し、その両面にPEN層を配置した多層シートが前記目
的を達成できることを見いだした。本発明の多層シート
は、PENが本来有する透明性、ガスバリア性、紫外線
遮断性、保香性等に優れると共に、該多層シートを容器
とした場合、「中心部の温度120℃、4分間加熱、ま
たはこれと同等以上の効力を有する方法」(食品衛生
法)による殺菌というレトルト殺菌の条件を十分に満足
する耐熱性を示す。本発明は、これらの知見に基づいて
完成するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ポリエ
チレンナフタレート樹脂層(A)、ポリカーボネート樹
脂層(B)、及びポリエチレンナフタレート樹脂層
(C)がこの順に積層された多層構造を有し、 (1) ポリエチレンナフタレート樹脂が、ジカルボン酸成
分とジオール成分とから誘導される構成単位からなり、
該構成単位中のエチレン−2,6−ナフタレート単位の
割合が90モル%以上の熱可塑性ポリエステル樹脂であ
り、 (2) 各層の厚み比(A/B/C)が、1/2/1〜1/
10/1であり、かつ、 (3) 各層が、接着剤層なしに直接積層されている ことを
特徴とする多層シートが提供される。また、本発明によ
れば、ポリエチレンナフタレート樹脂層(A)、ポリカ
ーボネート樹脂層(B)、及びポリエチレンナフタレー
ト樹脂層(C)がこの順に積層された多層構造を有し、 (1) ポリエチレンナフタレート樹脂が、ジカルボン酸成
分とジオール成分とから誘導される構成単位からなり、
該構成単位中のエチレン−2,6−ナフタレート単位の
割合が90モル%以上の熱可塑性ポリエステル樹脂であ
り、 (2) 各層の厚み比(A/B/C)が、1/2/1〜1/
10/1であり、かつ、 (3) 各層が、接着剤層なしに直接積層されている ことを
特徴とする多層容器が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用するポリエチレンナ
フタレート樹脂(PEN)は、エチレングリコールと
2,6−ナフタレンジカルボン酸とから導かれるエチレ
ン−2,6−ナフタレート単位を90モル%以上の割合
で含有する熱可塑性ポリエステル樹脂である。エチレン
−2,6−ナフタレート単位以外の構成単位としては、
テレフタル酸、イソフタル酸、2,7−ナフタレンジカ
ルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸などの芳香
族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン
酸などの脂肪族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸、シクロプロパンジカルボン酸などの脂環
族ジカルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロ
キシエトキシ安息香酸などのヒドロキシジカルボン酸等
のジカルボン酸成分と、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ビスフェノールA、ポリアルキレングリ
コール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール、ブタンジオール−1,4、ネオペンチ
ルグリコール等のジオール成分とから誘導される構成単
位を挙げることができる。これらの中でも、テレフタル
酸とエチレングリコールとから誘導されるエチレンテレ
フタレート単位が好ましい。
【0008】また、本発明で使用するPENは、トリメ
シン酸、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン等の単官能化合物、あるいはベンゾイル安息香酸、ジ
フェニルスルホンモノカルボン酸、ステアリン酸などの
単官能化合物から誘導される構成単位を少量、例えば、
2モル%以下の割合で含んでいてもよい。本発明で使用
するPENは、o−クロロフェノール中で25℃で測定
した極限粘度〔η〕が、通常、0.2〜1.1dl/
g、好ましくは0.3〜0.9dl/g、より好ましく
は0.4〜0.8dl/gである。
【0009】本発明で使用するPENは、耐レトルト性
などの本発明の目的を損なわない範囲内において、PE
T等の他の熱可塑性ポリエステル樹脂を少量、例えば、
50重量%以下、好ましくは30重量%以下、より好ま
しくは10重量%以下の割合で含んでいてもよい。本発
明で使用するポリカーボネート樹脂(PC)は、分子構
造中に炭酸エステルを持つポリマーであり、通常、ビス
フェノールAを原料とする芳香族ポリカーボネートであ
る。
【0010】本発明の多層シートは、図1に示すよう
に、PC層2を芯層とし、その両面にPEN層1とPE
N層3が積層された構造を有する。各層間には、必要に
応じて接着剤層を設けてもよいが、通常は、接着剤層な
しに各層を直接積層する。特に共押出法によれば、接着
剤層なしに、PEN/PC間の界面密着性に優れた多層
シートを得ることができる。接着剤層なしに多層シート
を作成すれば、製造工程が簡単で経済的であるだけでは
なく、多層シートをレトルト包装容器に使用する場合、
接着剤の耐レトルト性を考慮しなくてもよいという利点
がある。
【0011】本発明の多層シートにおいて、PEN層
は、酸素や炭酸ガスなどに対するガスバリア性、水蒸気
バリア性、紫外線遮断性、保香性などを付与する役割を
担っている。一方、PC層は、耐熱性、強靭性、保香性
などを付与する役割を担っている。ところで、PCシー
トは、機械的強度が高く、無色透明で、剛性、耐熱性、
低温特性、耐吸水性、耐衝撃性、香気遮断性、寸法安定
性などに優れているが、酸素透過性及び水蒸気透過性が
比較的大きく、また、熱水で加水分解されやすいという
欠点を持っている。そこで、本発明では、PC層を芯層
に配置し、これらの欠点が現れるのを防いでいる。
【0012】各層の厚み比(PEN/PC/PEN)
は、通常、1/2/1〜1/10/1であり、好ましく
は1/3/1〜1/8/1である。PEN層の厚み比が
小さ過ぎると、ガスバリア性、水蒸気バリア性、紫外線
遮断性などが低下する。これらのバリア性が低下する
と、多層シートを食品包装容器とした場合、酸素、水
分、紫外線などにより食品の劣化が生じやすくなる。P
EN層の厚み比が大き過ぎると、PC層の厚み比が小さ
くなり過ぎて、耐レトルト性などの耐熱性や低温特性な
どが低下する。また、多層シートの各PEN層の厚み
は、ほぼ同じとすることが、カールを防止する上で好ま
しいが、必要に応じて、変化させてもよい。本発明の多
層シートの全体厚みは、通常、0.2〜1.5mmであ
り、好ましくは0.3〜1.0mmである。この厚みが
小さ過ぎると、耐熱性が低下し、逆に、大き過ぎると、
圧空成形や真空成形などの熱成形が困難になるので、い
ずれも好ましくない。
【0013】本発明の多層シートは、例えば、Tダイ
法、インフレーション法などにより、共押出成形するこ
とにより得ることができるが、Tダイ法による共押出成
形法が好ましい。Tダイ法では、2つもしくは3つの押
出機を用いて、ダイ内密着させて、3層構造のシートに
する。ダイ内で合流させるマルチマニホールドダイを用
いる方法が好ましい。この他に、ブラックボックスの中
で3種の溶融ポリマーを合流させ、そのまま単層ダイに
供給して薄いフィルムに広げるフィードブロック法など
も適用できる。Tダイ法では、PCの場合、ポリマー中
の水分を200ppm以下に乾燥したペレットを、L/
D=24以上、圧縮比が2.4程度のスクリュー押出機
で、シリンダー温度270〜350℃で溶融混練し、T
ダイから溶融膜を押し出す。PENの場合には、同様
に、スクリュー押出機で、シリンダー温度300〜38
0℃で溶融混練し、Tダイから溶融膜を押し出す。Tダ
イから共押出された溶融膜は、冷却ロールに接触させ
て、冷却固化させる。冷却ロールの温度は、通常、30
〜120℃、好ましくは30〜100℃、より好ましく
は30〜70℃程度にする。
【0014】PENシート(単層シート)の使用温度範
囲は、通常、−10℃〜95℃程度であるが、本発明の
多層シートの使用温度範囲は、通常、−30℃から12
0℃程度であり、低温領域及び高温領域ともに広がって
いる。したがって、本発明の多層シートから形成した容
器は、低温特性に優れると共に、耐レトルト性を有して
いる。しかも、本発明の多層シートは、ガスバリア性及
び水蒸気透過性については、PEN単層に比べてやや低
下するものの、高度の水準を保持している。また、本発
明の多層シートは、透明性に優れており、容器とした場
合に内容物を外から確認することができる。一方、本発
明の多層シートは、紫外線遮断性に優れているので、紫
外線による内容物の劣化を防ぐことができる。
【0015】本発明の多層シートは、例えば、圧空成形
や真空成形などの熱成形法により、トレーや深絞りカッ
プなどの容器に形成することができる。本発明の多層シ
ートから形成した多層容器は、各種物品の収納に使用す
ることができるが、レトルト殺菌の条件下でも、破損、
変形、変色、着色などを生じないので、レトルト食品包
装容器としても好適である。
【0016】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明に
ついてより具体的に説明する。なお、物性の測定方法
は、次のとおりである。 (1)酸素透過率 ASTM D−3985に従い、Modern Con
trol社製の酸素透過試験器OX−TRAN 2/2
0型を用い、25℃、絶乾状態で測定した。 (2)水蒸気透過率 JIS Z−0208に従い、40℃、90%RHの条
件で測定した。 (3)使用温度範囲 シート材料を圧空成形して容器(70×70×高さ30
の角型)を作成し、以下の条件で、使用温度範囲を決定
した。
【0017】低温特性 容器に水を充填し、トップシール材をヒートシールした
後、100℃以上の温度で30分間の加熱処理(熱水
中)を行い、次いで、0℃以下の低温で24時間保存
後、落下試験を行い、割れの有無を測定した。落下試験
は、充填容器を底面または側面方向から、120cmの
高さからコンクリート床面に落下させて行った。試験個
数は10個であり、それぞれ容器の底面2回、側面1回
の落下試験を行い、割れの生じない温度を測定した。
【0018】高温特性 容器に水を充填し、トップシール材をヒートシールした
後、100℃以上の温度で30分間の加熱処理(熱水
中)を行い、加熱処理前後の容積変化の割合を測定し
た。先ず、23℃、50%RHの雰囲気下で、容器天面
に、中央に穴の開いたガラス板をのせ、ガラス板の穴よ
り、ビュレットを用いて水を充填し、ガラス面にエアー
が残らなくなった時の容量(x0)を測定した。次に、
充填した水を捨てて空容器の状態としてから、加熱処理
を行った後、23℃、50%RHの雰囲気下で、前記と
同様にして容量(x1)を測定した。そして、次式によ
り容積変化の割合(y)を算出した。試験個数は、10
個である。 y=x1/x0 容器は、加熱処理により収縮するので、y≧0.98で
あれば可とし、この割合を満足する加熱処理温度を測定
した。
【0019】これらの試験において、例えば、120℃
で30分間の加熱処理を行った後、−30℃の低温下で
の落下試験において、容器に割れが生ぜず、かつ、12
0℃で30分間の加熱処理の前後での容積変化の割合
(y)が0.98以上の場合(y≧0.98)には、使
用温度範囲は−30℃〜120℃であり、十分な耐レト
ルト性を有すると判定される。なお、PEN単層の場合
については、耐熱性が不十分であるため、加熱処理温度
を100℃未満に低下させて測定した。
【0020】[実施例1]PENとして、極限粘度
〔η〕0.7dl/gのPENを用い、PCとして、G
E社製の商品名LEXAN144を用い、2つの押出機
からTダイを通して共押出して、PEN/PC/PEN
=1/4/1の厚み比の3層積層シート(厚み0.6m
m)を作成した。結果を表1に示す。
【0021】[実施例2]PEN/PC/PENの厚み
比を1/6/1としたこと以外は、実施例1と同様にし
て積層シート(厚み0.6mm)を作成した。結果を表
1に示す。
【0022】[比較例1]実施例1で用いたのと同じP
ENを使用して、押出機からTダイを通して単層のPE
Nシート(厚み0.6mm)を作成した。結果を表1に
示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1に示す結果から、本発明の多層シート
は、PENが本来有するガスバリア性及び水蒸気バリア
性を高水準で保持しつつ、低温特性及び高温特性が顕著
に改善されていることが分かる。特に、実施例1及び2
の多層シートから作成された容器は、120℃で30分
間のレトルト殺菌条件に充分に耐え、前記の容積変化の
割合y=0.988であり、−30℃から120℃まで
の幅広い使用温度範囲を有することが分かった。
【0025】<透明性>実施例1で得られたPEN/P
C/PEN=1/4/1の厚み比の3層積層シート(厚
み0.6mm)を圧空成形して容器(70×70×高さ
30の角型)を作成し、得られた容器に水を充填して、
トップシール材をヒートシールした後、120℃で30
分間の加熱処理(レトルト殺菌)を行った。そして、レ
トルト殺菌前後のヘイズ値(JIS K−6714)を
測定した。その結果、レトルト殺菌前のヘイズ値は1.
2%であり、レトルト殺菌後のヘイズ値は3.7%であ
った。したがって、本発明の多層シート及び多層容器
は、優れた透明性を示し、かつ、レトルト殺菌後にも透
明性を高水準で保持していることが分かる。
【0026】<紫外線遮断性>比較例1のPEN単層シ
ート(厚み0.6mm)の紫外線(波長380nm)吸
収率は、99.97%であった。これに対して、実施例
1で得られたPEN/PC/PEN=1/4/1の厚み
比の3層積層シート(厚み0.6mm)の紫外線(波長
380nm)吸収率は、99.81%であり、PENが
本来有している紫外線遮断性を高水準で保持しているこ
とが分かる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、透明性、ガスバリア
性、耐熱性、紫外線遮断性、保香性などに優れた多層シ
ート及び多層容器が提供される。本発明の多層シート及
び多層容器は、耐レトルト性を有する食品包装容器など
の包装材料として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層シートの積層構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1:PEN層 2:PC層 3:PEN層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−24433(JP,A) 特開 平5−212841(JP,A) 特開 平6−41330(JP,A) 特開 平4−77521(JP,A) 特開 平5−177797(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B65D 1/00 - 1/48 B29C 51/00 - 51/46 B65D 65/00 - 65/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンナフタレート樹脂層
    (A)、ポリカーボネート樹脂層(B)、及びポリエチ
    レンナフタレート樹脂層(C)がこの順に積層された多
    層構造を有し、 (1) ポリエチレンナフタレート樹脂が、ジカルボン酸成
    分とジオール成分とから誘導される構成単位からなり、
    該構成単位中のエチレン−2,6−ナフタレート単位の
    割合が90モル%以上の熱可塑性ポリエステル樹脂であ
    り、 (2) 各層の厚み比(A/B/C)が、1/2/1〜1/
    10/1であり、かつ、 (3) 各層が、接着剤層なしに直接積層されている ことを
    特徴とする多層シート。
  2. 【請求項2】 ポリエチレンナフタレート樹脂層
    (A)、ポリカーボネート樹脂層(B)、及びポリエチ
    レンナフタレート樹脂層(C)がこの順に積層された多
    層構造を有し、 (1) ポリエチレンナフタレート樹脂が、ジカルボン酸成
    分とジオール成分とから誘導される構成単位からなり、
    該構成単位中のエチレン−2,6−ナフタレート単位の
    割合が90モル%以上の熱可塑性ポリエステル樹脂であ
    り、 (2) 各層の厚み比(A/B/C)が、1/2/1〜1/
    10/1であり、かつ、 (3) 各層が、接着剤層なしに直接積層されている ことを
    特徴とする多層容器。
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