JP3080544U - シール位置調整可能なサイドシール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール位置調整可能なサイドシール装置の提
供。 【解決手段】 取り付け台とされ、若干の横向き軌道を
具え、包装物品及び包装用フィルムを運送して横向き軌
道に沿って横向きに移動可能な輸送装置が連結されて、
包装用フィルムと包装物品の横向き位置を調整可能であ
る上記取り付け台と、サイドシールシートとされ、輸送
装置の一側に設けられ、若干対の案内輪とローラを具
え、輸送装置の伝動手段と連結されて回転し、各対の案
内輪とローラの上下間隙により包装用フィルムの側片を
挟持して包装用フィルムを巻回し、並びに、上方にヒー
トシール手段が設けられて下向きにサイドシールシート
中に延伸されて巻回された包装用フィルム側辺に対して
連続開口シールを行い、該サイト゛シールシートが高度調整シート
に連結されて、該サイト゛シールシートとヒートシール手段の高さ
を調整可能で、包装用フィルムの側辺を、サイドシール
を行う開口シール高さ位置において、物品の厚さの違い
により調整し、サイドシールの横向き位置と高さ位置を
調整可能であるサイドシール装置としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のシール位置調整可能なサイドシール装置に係り、特に、包装機 の包装フィルム側面の開口シール処理、及びサイドシールの横向き及び高さ位置 の調整可能な装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

プラスチック包装用フィルムは広く物品外表の包装、パッケージに使用され、 例えば、食品では、クッキー、レトルト食品、或いはＣＤパッケージソフト、音 楽用ＣＤ、書籍などの物品の外表をパッケージするのに用いられ、物品の新鮮度 や外表の光沢や整った状態を確保する。しかし、実際にこれらの物品のパッケー ジの実行過程では、必ず包装用フィルムのシール機械で包装用フィルムの前後及 び両側にシール処理を施さねばならず、これにより物品を完全に包装用フィルム 中に包装することができる。このため、包装用フィルムの包装の速度と品質は実 際にはこの前後及び両側をシールする設備或いは装置により決定される。

【０００３】 典型的な周知の包装用フィルムシール装置、例えば一般に周知のＬ式シール設 備は、包装用フィルムの前後及び側辺に対して同時にシールできる。しかし、実 際の操作及び応用上、各一つの包装物に対しては、必ず間欠性のシール処理を施 す必要があり、ゆえにその包装の速度が制限され、連続した高速包装の場合には 使用及び符合不能であった。このため、製品の生産包装効率が大幅に低下し、ま た、包装の過程で、包装物品の形状は必ずしも標準及び規則状を呈する矩形ブロ ックではなく、即ち包装される物品の外表の長さと幅、高さ或いは形状は一致せ ず、さらに全ての非包装物の厚さも一致しないため、ときとして比較的厚い被包 装物では、そのシール線Ａの位置が明らかに低く偏り（図１１参照）、厚さが比 較的薄いもののシール線Ａ’の位置は明らかに高く偏り（図１２参照）、これが 製品のパッケージの品質及び外表外観に厳重な影響を与えた。もし該シール線Ａ 及びＡ’の位置が低すぎたり或いは高すぎたりすると、被包装物Ｂとの間に過度 の圧迫或いはゆるみが生じて包装用フィルムが局部的にこれにより破損や亀裂の 現象を発生したり、包装用フィルム材料を浪費する問題を発生し、製品の包装品 質及び効率にさらに影響を与えた。

【０００４】 しかし、包装製品のコンベアベルトの高度調整により、異なる厚さの被包装物 のシール位置（高度）を一致させることは、コンベアベルトが冗長過ぎ重たいた め、正確にその高度位置を調整するのが難しく、並びに、異なる厚さの包装物品 に遭遇するたびにコンベアベルトの高度位置を調整することは時間と手間がかか り容易でないほか、最も主要な問題はコンベアベルトが自動化包装の主要連続一 環設備であり、もしシール部分の高度調整だけ行っても、ただシール設備部分の 製品輸送に適用されるだけであり、製品を順調に次の加工工程に運送することが できなくなり、このため製品の一貫した自動化生産の効果を達成できなくなった 。もし全ての生産ライン上のコンベアベルトを一斉に高度調整しようとしても、 それは不可能で実行し難かった。

【０００５】 上述の周知の包装用フィルムシール装置のもう一つの欠点は例えばＬ式シール 設備で、間欠式のシール処理を採用すると、包装速度が制限されるだけでなく、 サイドシールの寸法が有限でありこのためにサイドシールの長さが制限され、こ のため包装物品の長さが制限され、簡単に言うと、もし包装物品の側辺長さが過 長であると、該Ｌ式シール設備を使用してのシール処理が行えなかった。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種のシール位置調整可能なサイドシール装置を提供 することにあり、それは、物品包装のシール位置を包装製品の厚さの変化に応じ て簡単に調整して適当な高さ位置に固定できる装置であるものとする。

【０００７】 本考案のもう一つの目的は、一種のシール位置調整可能なサイドシール装置を 提供することにあり、それは、物品のサイドシールを連続進行でき、包装物品の 包装速度及び生産効率を向上できる装置であるものとする。

【０００８】 本考案のさらにもう一つの目的は、一種のシール位置調整可能なサイドシール 装置を提供することにあり、それは、物品のシール位置の過低或いは過高による 包装用フィルムの破損、亀裂或いは包装用フィルム材料の浪費の不良な因子を完 全に消去できる装置であるものとする。

【０００９】 本考案のさらにまたもう一つの目的は、一種のシール位置調整可能なサイドシ ール装置を提供することにあり、それはサイドシールの処理を連綿と続く不断の 連続動作をもって行え、包装物品の長さに制限されず、任意の長さ寸法の状態下 でサイドシールを進行できる装置であるものとする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、若干の横向き軌道を具えた取り付け台と、 輸送装置とされ、取り付け台の横向き軌道の上に連結され、一つの回転軸でコ ンベアベルトに連結されコンベアベルトに伝動して駆動し、包装用フィルムと包 装物品を輸送する、上記輸送装置と、 サイドシールシートとされ、輸送装置の一側に対応して設けられ、輸送装置と 不連結で、その前端に若干対の案内輪とローラを具え、各対の案内輪とローラ間 が上下に対応し接触し、その間の間隙が包装用フィルムのサイドシール位置の通 過に供され、且つ案内輪間が相互に連結され並びに輸送装置の回転軸と連結され 、案内輪と輸送装置のコンベアベルトが伝動手段の伝動を受けて同期に運転し、 包装用フィルムもまた同期に送られる、上記サイドシールシートと、 高度調整装置とされ、輸送装置の一側に設けられ、上端と下端に上座と下座が 設けられて輸送装置と連結され、上座と下座間がそれぞれ一つのスクリューロッ ドと一対の定向ロッドで連結され、該スクリューロッドの上端に一つの操作手段 が設けられて該スクリューロッドの回転操作に供され、該スクリューロッド及び 定向ロッドが昇降シートと一対の軸座を貫通し、且つ昇降シートと軸座がサイド シールシートに連結され、昇降シートとサイドシールシートが操作手段の回転操 作及びスクリューロッドと定向ロッドの作用により昇降高度調整を行う、高度調 整装置と、 ヒートシール手段とされ、サイドシールシートの上方に設けられ、並びに一つ の昇降駆動手段を透過して高度調整装置の昇降シートに連結され、サイドシール シートと一同に高度調整可能で、並びに昇降駆動手段の制御を受けて、下向きに サイドシールシート中に進入し、該包装用フィルムのサイドシール部分に対して ヒートシール処理を行う、上記ヒートシール手段と、 とを具え、サイドシールシートのローラが連続して包装用フィルムを送り、高 度調整装置が物品の厚さの違いに応じてサイドシールシート及びヒートシール手 段の高度を調整し、包装物品の包装用フィルムの側辺に対して連続シールを行い 及びシール高度を調整することを特徴とする、シール位置調整可能なサイドシー ル装置としている。 請求項２の考案は、前記輸送装置の伝動手段がモータとされたことを特徴とす る、請求項１に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置としている。 請求項３の考案は、前記輸送装置の伝動手段と回転軸間が一つのチェーンで連 結されたことを特徴とする、請求項１に記載のシール位置調整可能なサイドシー ル装置としている。 請求項４の考案は、前記サイドシールシートのローラ間がそれぞれ横向きに一 つのベルトで連結されたことを特徴とする、請求項１に記載のシール位置調整可 能なサイドシール装置としている。 請求項５の考案は、前記サイドシールシートにカッタシートが設けられ、その 上端に一つの入口が設けられてヒートシール手段の挿入に供されることを特徴と する、請求項１に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置としている。 請求項６の考案は、前記カッタシートに一つの溝が横向きに設けられたことを 特徴とする、請求項５に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置としてい るとしている。 請求項７の考案は、前記サイドシールシートの一対のローラの後方に一対の歯 車が設けられて噛み合い、且つそのうちの一つの歯車が外向きに延伸されて小歯 車があり、チェーンで輸送装置の回転軸と連結され、及び、該高度調整装置に一 つの弾性アームが設けられ、その一端に歯車が連結され、小歯車、回転軸間が共 同でチェーンによりかみ合わされたことを特徴とする、請求項１に記載のシール 位置調整可能なサイドシール装置としている。 請求項８の考案は、前記高度調整装置の弾性アームのもう一端が高度調整装置 の軸座に連結されたことを特徴とする、請求項７に記載のシール位置調整可能な サイドシール装置としている。 請求項９の考案は、前記弾性アームの一端と軸座間が圧縮バネで連結されたこ とを特徴とする、請求項８に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置とし ているとしている。 請求項１０の考案は、前記高度調整装置のスクリューロッドに少なくとも一つ の制止手段が設けられて昇降シートの上昇高度を制限することを特徴とする、請 求項１に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置としている。 請求項１１の考案は、前記制止手段がナットとされたことを特徴とする、請求 項１０に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置としている。 請求項１２の考案は、前記ヒートシール手段が連結された昇降駆動手段が一つ の水平アームを透過してヒートシール手段に連結されたことを特徴とする、請求 項１に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置としている。 請求項１３の考案は、前記昇降駆動手段の動作ロッドが一対の定向ロッドと水 平アームにおいて連結されたことを特徴とする、請求項１２に記載のシール位置 調整可能なサイドシール装置としている。 請求項１４の考案は、前記昇降駆動手段が電磁石、気圧シリンダで組成された ことを特徴とする、請求項１、請求項１２、或いは請求項１３に記載のシール位 置調整可能なサイドシール装置としている。 請求項１５の考案は、前記ヒートシール手段が電熱ナイフ形態とされたことを 特徴とする、請求項１に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置としてい るとしている。

【００１１】

【考案の実施の形態】

本考案のシール位置調整可能なサイドシール装置は、取り付け台とされ、若干 の横向き軌道を具え、包装物品及び包装用フィルムを運送して横向き軌道に沿っ て横向きに移動可能な輸送装置が連結されて、包装用フィルムと包装物品の横向 き位置を調整可能である上記取り付け台と、サイドシールシートとされ、輸送装 置の一側に設けられ、若干対の案内輪とローラを具え、輸送装置の伝動手段と連 結されて回転し、各対の案内輪とローラの上下間隙により包装用フィルムの側片 を挟持して包装用フィルムを巻回し、並びに、上方にヒートシール手段が設けら れて下向きにサイドシールシート中に延伸されて巻回された包装用フィルム側辺 に対して連続開口シールを行い、該サイドシールシートが高度調整シートに連結 されて、該サイドシールシートとヒートシール手段の高さを調整可能で、包装用 フィルムの側辺を、サイドシールを行う開口シール高さ位置において、物品の厚 さの違いにより調整し、サイドシールの横向き位置と高さ位置を調整可能である サイドシール装置としている。

【００１２】

【実施例】

図１、図２、図３及び図４に示されるように、本考案のシール位置調整可能な サイドシール装置は、以下にサイドシール装置と称し、並びに関係図中で符号１ ００を以て表示する。そのうち、該サイドシール装置１００は、一つの取り付け 台１０（図２、図３、及び図４に示されるとおり）を具え、若干の横向き軌道１ １が設けられて、一つの輸送装置２０が横向き軌道１１の間に結合されている。 該輸送装置２０の形態は不問であるが、本実施例では往復式のコンベアベルトで 構成され、該輸送装置２０に一つの伝動手段２１が設けられ、それはモータで構 成され、一つのチェーン２１１で一つの回転軸２２に連結されてコンベアベルト ２３を駆動して往復の回動輸送動作を行い、包装用フィルム２００と包装物品３ ００をコンベアベルト２３の上に置いて縦向きに輸送することができる。該輸送 装置２０は輸送する包装用フィルム２００と包装物品３００の幅の違いに応じて 、横向き軌道１１に沿って移動し（図４に示されるとおり）、異なる幅の包装用 フィルム２００及び包装物品３００に組み合わされ、その輸送位置が取り付け台 １０の中心位置付近に確保され、一つのサイドシールシート３０のサイドシール 動作に組み合わされる。その詳細なサイドシール操作状況については後で説明す る。

【００１３】 図５、図６、図７に示されるように、上述のサイドシールシート３０は輸送装 置２０の一側に設けられるが、しかし輸送装置２０と連結されておらず、そのう ち、該前端に若干対の案内輪３１とローラ３２が設けられ、各対の案内輪３１と ローラ３２間が上下対偶の方式で構成され、包装用フィルム２００の一側辺縁の シール口を通過し、該案内輪３１間は横向きに若干条のベルト３１１で連結され 、連動の状態をなし、且つそのうちの一対の案内輪３１の後端が同軸の関係で一 対の歯車３１２に連結されて、相互に上下にかみ合い連動する状態を呈し、その うち一つの歯車３１２が外向きに延伸されて一つの小歯車３１３があり、輸送装 置２０の回転軸２２の一側と一つのチェーン３１４により連結され、該輸送装置 ２０の伝動手段２１の同期伝動を受けて、該案内輪３１と輸送装置２０が同期運 転を保持し、並びにベルト３１１、ローラ３２間の摩擦力が組み合わされて、包 装用フィルム２００のシール部分が前向きに移動させられ、包装用フィルム２０ ０と輸送装置２０のコンベアベルト２３が同期の運転を行い、一つのカッタシー ト３３が案内輪３１とベルト３１１の間に設けられ（図５参照）、それは中空状 を呈し、且つその上端に一つの入口３３１が設けられ、並びに前端に横向きに一 つの溝３３２が設けられて、該案内輪３１間に連結されたベルト３１１及び包装 用フィルム２００が側辺を通過させられる。

【００１４】 本考案のサイドシール装置１００はさらに一つの高度調整装置４０を具え、そ れはサイドシールシート３０の後方に設けられ、並びに一つの昇降シート４１が 該サイドシールシート３０の後端に連結され、並びに昇降シート４１の両側それ ぞれに軸座４１１、４１２が設けられてサイドシールシート３０と連結され、並 びに、該高度調整装置４０の上下端にそれぞれ一つの上座４２と下座４３が設け られ、該下座４３は輸送装置２０と相互に連結固定され、並びに上座４２と下座 ４３の間がそれぞれ一つのスクリューロッド４４と二つの定向ロッド４５、４６ で相互に連結され、該スクリューロッド４４の上端に一つの操作手段４４１が設 けられて、スクリューロッド４４の回転操作に供され、且つ中段部分に少なくと も一つの制止手段４４２が設けられ、その形態は不問であるが、本実施例ではナ ット形態とされている。該スクリューロッド４４の中段部分に昇降シート４１が 組み合わされ、定向ロッド４５、４６はそれぞれ軸座４１１及び４１２を通過し て昇降シート４１を操作手段４４１の回転操作により上昇或いは下降の高度調整 可能とし、並びに該サイドシールシート３０の高度もこれにより調整され、上昇 の高度の極限はスクリューロッド４４に組み合わされた制止手段４４２により制 限される。

【００１５】 さらに図８に示されるように、上述の高度調整装置４０は、弾性アーム４７を 具え、それは軸座４１１に連結され、その一端は軸座４１１との間に圧縮バネ４ ７１が連結され、もう一端は少なくとも一つの歯車４７２に連結され、該歯車４ ７２はチェーン３１４とかみ合い、該チェーン３１４が、輸送装置２０の回転軸 ２２、サイドシールシート３０の小歯車３１１及び弾性アーム４７の歯車４７２ 間のかみ合いにより三角形の三頂点の連結を形成し、これにより高度調整装置４ ０がサイドシールシート３０に対して高度調整する時、弾性アーム４７の圧縮バ ネ４７１の弾性作用により、随時該歯車４７２がチェーン３１４に対して一定の 拡張力を保持し、チェーン３１４が、サイドシールシート３０の高度調整がどこ までであっても、いずれも輸送装置２０の回転軸２２、サイドシールシート３０ の小歯車３１１及び弾性アーム４７の歯車４７２との間に緊密な噛み合いを保持 し、その間の動力伝動の安定を確保でき、特に、サイドシールシート３０の案内 輪３１の動力伝動に対して、サイドシールシート３０に取り付けられた案内輪３ １が、サイドシールシート３０がどのような高さに調整されるのであっても、そ の包装用フィルム２００の駆動の速度とトルクの安定を確保できる。

【００１６】 このほか、一つのヒートシール手段５０は、その形態が不問とされ、本実施例 では電熱ナイフで組成され、それは、サイドシールシート３０のカッタシート３ ３の入口３３１の上方に対応し、一側端に水平アーム５１が連結され（図１参照 ）、該水平アーム５１に下向きに一対の定向ロッド５２と一つの昇降駆動手段５ ３の動作ロッド５３１が連結されている。そのうち、昇降駆動手段５３は昇降シ ート４１の底部に連結されて、ヒートシール手段５０をサイドシールシート３０ と共に高度調整させ、且つ該昇降駆動手段５３の形態は不問で、電磁石或いは気 圧シリンダで構成され、該ヒートシール手段５０が昇降駆動手段５３の動作ロッ ド５３１の縮回及び定向ロッド５２の垂直定向により、カッタシート３３の入口 ３３１内に進入して包装用フィルム２００の側辺に対してヒートシールの処理を 行う。反対に、昇降駆動手段５３の動作ロッド５３１が上向きに伸張する時、ヒ ートシール手段５０がカッタシート３３の入口３３１より退出して包装用フィル ム２００のサイドシール動作を停止する。

【００１７】 さらに図９と図１０に示されるように、図１から図８に示される本考案のサイ ドシール装置１００は、実際の操作及び応用上、該サイドシールシート３０の各 案内輪３１及びローラ３２と各ヒートシール手段５０の組み合わせにより、該包 装用フィルム２００の側辺に対して連続サイドシール動作を行い（図９参照）、 並びに輸送装置２０と取り付け台１０の横向き軌道１１間の横向き移動調整によ り、異なる幅の包装物品３００を包装でき、並びに、高度調整装置４０の操作手 段４４１の操作によりサイドシールシート３０及びヒートシール手段５０の高度 を調整して、該包装用フィルム２００の包装物品３００におけるサイドシールの 位置を、包装物品３００の厚さの違いにより適宜位置に整列させることができる 。図１０に示されるように、異なる厚さの包装物品３００のシール線Ｃ、シール 線Ｃ’はいずれも包装物品３００の厚さの中央の理想位置にあり、これにより本 考案のサイドシール装置１００は異なる厚さの包装物品３００を包装する場合に 応用でき、並びにそのシール位置を最も適当な理想位置に整合させることができ 、製品包装品質と効率を向上する目的を達する。

【００１８】 このほか、本考案のサイドシール装置１００は、自動化装置と組み合わせた応 用上にあって、その包装用フィルム２００に対する高速連続サイドシールの処理 動作により製品包装の効率を高め、並びに包装物品３００の長さに制限されず、 任意の長さの包装物品３００をいずれも本考案のサイドシール装置１００により 連続サイドシールすることができ、これによりその応用範囲と産業上の利用価値 を増進している。

【００１９】 さらに、図１〜図１０に示される本考案のサイドシール装置１００は、その関 連部品及び装置の組成が本考案の図面と説明に限定されるわけではなく、例えば サイドシールシート３０に独立した駆動手段を増設して案内輪３１を駆動したり 、或いは該サイドシールシート３０のカッタシート３３を省略するか、或いは電 動モータを高度調整装置４０の操作手段４４１の代りに使用するか、或いはサイ ドシールシート３０の案内輪３１及びローラ３２を省略し、直接ヒートシール手 段５０或いはその他の同じ効果を有するヒートシールカッタを直接包装用フィル ム２００に接触させて連続サイドシールする形態に代えることができ、これはい ずれも本考案の技術範疇に属する。

【００２０】 本考案の創作精神は、最も簡単な部品構造及び簡単便利な調整操作方式により 、包装用フィルムのサイドシールの高さ位置を、包装物品の厚さの違いに応じて 適宜調整できるようにすると同時に、連続して一貫した自動化サイドシールの機 能を提供し、高速のパッケージ動作を行えるようにし、製品のパッケージ上にあ って、製品包装速度、品質及び効率を向上する産業上の利用価値を有するように することにある。

【００２１】 上述の図１〜図１０に示される本考案のシール位置調整可能なサイドシール装 置に記載の関連説明及び図面は本考案の技術内容及び技術手段を説明するために 示したものであり、好ましい実施例の一隅に過ぎず、本考案の請求範囲を限定す るものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本 考案の請求範囲に属するものとする。

【００２２】

【考案の効果】

本考案のシール位置調整可能なサイドシール装置は、物品包装のシール位置を 包装製品の厚さの変化に応じて簡単に調整して適当な高さ位置に固定できる装置 である。

【００２３】 本考案のシール位置調整可能なサイドシール装置は、物品のサイドシールを連 続進行でき、包装物品の包装速度及び生産効率を向上できる装置である。

【００２４】 本考案のシール位置調整可能なサイドシール装置は、物品のシール位置の過低 或いは過高による包装用フィルムの破損、亀裂或いは包装用フィルム材料の浪費 の不良な因子を完全に消去できる装置である。 本考案のさらにまたもう一つの目的は、一種のシール位置調整可能なサイドシ ール装置を提供することにあり、それはサイドシールの処理を連綿と続く不断の 連続動作をもって行え、包装物品の長さに制限されず、任意の長さ寸法の状態下 でサイドシールを進行できる装置であるものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案中のサイドシールシート及びその高度調
整装置がコンベアベルトの一側に設けられた状態を示す
側面図である。

【図３】本考案中のコンベアベルトが取り付け台の横向
き軌道に連結された状態を示す平面図である。

【図４】本考案中のコンベアベルトが横向き軌道に沿っ
て横向きに移動する状態を示す平面図である。

【図５】本考案中のサイドシールシートの斜視図であ
る。

【図６】本考案のサイドシールシートの各案内輪間の連
結構造を示す正面図である。

【図７】本考案の背面図であり、本考案中の高度調整装
置のサイドシールシートに対する高度調整構造を表示す
る。

【図８】本考案の局部拡大図であり、本考案の高度調整
装置の弾性アームとサイドシールシートの案内輪及び輸
送装置の伝動手段の連結関係を示す。

【図９】本考案の平面図であり、本考案のサイドシール
シートの包装用フィルムに対するサイドシールの動作を
示す。

【図１０】本考案の側面図であり、本考案のサイドシー
ルシートの異なった包装用フィルムによるシール高度調
整動作を示す。

【図１１】周知の包装物品のシール線が低く偏った状態
表示図である。

【図１２】周知の包装物品のシール線が高く偏った状態
表示図である。ムによるシール高度調整動作を示す。

【符号の説明】

１００ サイドシール装置 １０ 取り付
け台 １１ 横向き軌道 ２０ 輸送装
置 ２１ 伝動手段 ２１１ チェ
ーン ２２ 回転軸 ２３ コンベ
アベルト ３０ サイドシールシート ３１ 案内輪 ３１１ ベルト ３１２ 歯車 ３１３ 小歯車 ３１４ チェ
ーン ３２ ローラ ３３ カッタ
シート ３３１ 入口 ３３２ 溝 ４０ 高度調整装置 ４１ 昇降シ
ート ４１１ 軸座 ４１２ 軸座 ４２ 上座 ４３ 下座 ４４ スクリューロッド ４４１ 操作
手段 ４４２ 制止手段 ４５ 定向ロ
ッド ４６ 定向ロッド ４７ 弾性ア
ーム ４７１ 圧縮バネ ４７２ 歯車 ５０ ヒートシール手段 ５１ 水平ア
ーム ５２ 定向ロッド ５３ 昇降駆
動手段 ５３１ 動作ロッド ２００ 包装
用フィルム ３００ 包装物品 Ｘ 間隙 Ｙ 間隙 Ｃ シール線 Ｃ’ シール線 Ａ シール線 Ａ’ シール
線 Ｂ 包装物

Claims (15)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 若干の横向き軌道を具えた取り付け台
   と、 輸送装置とされ、取り付け台の横向き軌道の上に連結さ
   れ、一つの回転軸でコンベアベルトに連結されコンベア
   ベルトに伝動して駆動し、包装用フィルムと包装物品を
   輸送する、上記輸送装置と、 サイドシールシートとされ、輸送装置の一側に対応して
   設けられ、輸送装置と不連結で、その前端に若干対の案
   内輪とローラを具え、各対の案内輪とローラ間が上下に
   対応し接触し、その間の間隙が包装用フィルムのサイド
   シール位置の通過に供され、且つ案内輪間が相互に連結
   され並びに輸送装置の回転軸と連結され、案内輪と輸送
   装置のコンベアベルトが伝動手段の伝動を受けて同期に
   運転し、包装用フィルムもまた同期に送られる、上記サ
   イドシールシートと、 高度調整装置とされ、輸送装置の一側に設けられ、上端
   と下端に上座と下座が設けられて輸送装置と連結され、
   上座と下座間がそれぞれ一つのスクリューロッドと一対
   の定向ロッドで連結され、該スクリューロッドの上端に
   一つの操作手段が設けられて該スクリューロッドの回転
   操作に供され、該スクリューロッド及び定向ロッドが昇
   降シートと一対の軸座を貫通し、且つ昇降シートと軸座
   がサイドシールシートに連結され、昇降シートとサイド
   シールシートが操作手段の回転操作及びスクリューロッ
   ドと定向ロッドの作用により昇降高度調整を行う、高度
   調整装置と、 ヒートシール手段とされ、サイドシールシートの上方に
   設けられ、並びに一つの昇降駆動手段を透過して高度調
   整装置の昇降シートに連結され、サイドシールシートと
   一同に高度調整可能で、並びに昇降駆動手段の制御を受
   けて、下向きにサイドシールシート中に進入し、該包装
   用フィルムのサイドシール部分に対してヒートシール処
   理を行う、上記ヒートシール手段と、 とを具え、サイドシールシートのローラが連続して包装
   用フィルムを送り、高度調整装置が物品の厚さの違いに
   応じてサイドシールシート及びヒートシール手段の高度
   を調整し、包装物品の包装用フィルムの側辺に対して連
   続シールを行い及びシール高度を調整することを特徴と
   する、シール位置調整可能なサイドシール装置。
2. 【請求項２】 前記輸送装置の伝動手段がモータとされ
   たことを特徴とする、請求項１に記載のシール位置調整
   可能なサイドシール装置。
3. 【請求項３】 前記輸送装置の伝動手段と回転軸間が一
   つのチェーンで連結されたことを特徴とする、請求項１
   に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置。
4. 【請求項４】 前記サイドシールシートのローラ間がそ
   れぞれ横向きに一つのベルトで連結されたことを特徴と
   する、請求項１に記載のシール位置調整可能なサイドシ
   ール装置。
5. 【請求項５】 前記サイドシールシートにカッタシート
   が設けられ、その上端に一つの入口が設けられてヒート
   シール手段の挿入に供されることを特徴とする、請求項
   １に記載のシール位置調整可能なサイドシール装置。
6. 【請求項６】 前記カッタシートに一つの溝が横向きに
   設けられたことを特徴とする、請求項５に記載のシール
   位置調整可能なサイドシール装置。
7. 【請求項７】 前記サイドシールシートの一対のローラ
   の後方に一対の歯車が設けられて噛み合い、且つそのう
   ちの一つの歯車が外向きに延伸されて小歯車があり、チ
   ェーンで輸送装置の回転軸と連結され、及び、該高度調
   整装置に一つの弾性アームが設けられ、その一端に歯車
   が連結され、小歯車、回転軸間が共同でチェーンにより
   かみ合わされたことを特徴とする、請求項１に記載のシ
   ール位置調整可能なサイドシール装置。
8. 【請求項８】 前記高度調整装置の弾性アームのもう一
   端が高度調整装置の軸座に連結されたことを特徴とす
   る、請求項７に記載のシール位置調整可能なサイドシー
   ル装置。
9. 【請求項９】 前記弾性アームの一端と軸座間が圧縮バ
   ネで連結されたことを特徴とする、請求項８に記載のシ
   ール位置調整可能なサイドシール装置。
10. 【請求項１０】 前記高度調整装置のスクリューロッド
    に少なくとも一つの制止手段が設けられて昇降シートの
    上昇高度を制限することを特徴とする、請求項１に記載
    のシール位置調整可能なサイドシール装置。
11. 【請求項１１】 前記制止手段がナットとされたことを
    特徴とする、請求項１０に記載のシール位置調整可能な
    サイドシール装置。
12. 【請求項１２】 前記ヒートシール手段が連結された昇
    降駆動手段が一つの水平アームを透過してヒートシール
    手段に連結されたことを特徴とする、請求項１に記載の
    シール位置調整可能なサイドシール装置。
13. 【請求項１３】 前記昇降駆動手段の動作ロッドが一対
    の定向ロッドと水平アームにおいて連結されたことを特
    徴とする、請求項１２に記載のシール位置調整可能なサ
    イドシール装置。
14. 【請求項１４】 前記昇降駆動手段が電磁石、気圧シリ
    ンダで組成されたことを特徴とする、請求項１、請求項
    １２、或いは請求項１３に記載のシール位置調整可能な
    サイドシール装置。
15. 【請求項１５】 前記ヒートシール手段が電熱ナイフ形
    態とされたことを特徴とする、請求項１に記載のシール
    位置調整可能なサイドシール装置。