JP3080481B2 - 多段圧延機 - Google Patents

多段圧延機

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JP3080481B2
JP3080481B2 JP04203986A JP20398692A JP3080481B2 JP 3080481 B2 JP3080481 B2 JP 3080481B2 JP 04203986 A JP04203986 A JP 04203986A JP 20398692 A JP20398692 A JP 20398692A JP 3080481 B2 JP3080481 B2 JP 3080481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール冷却及び洗浄を
行なうクーラント噴射装置を備えた多段圧延機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多段圧延機においては、圧延速度
の高速化に伴なう圧延熱発生量の増大、ロールへの異物
付着に対処すべくロールの冷却、洗浄が行なわれている
(実開昭59−162108号公報参照)。図4,図5
は従来のクーラント噴射装置を示し、1 はハウジング、
2 は上下一対のワークロール、3 は上下各2対の中間ロ
ール、4 は上下各3対の支持ロール、5,6 は夫々上下1
対のストリップガイド、7 は駆動側ロールカバー、8 は
作業側ロールカバーである。9,10,11 及び12はワークロ
ール2 と接する中間ロール3の夫々のストリップSに面
する側に配置された各一対のクーラント噴射ノズル、13
はワークロール2 と中間ロール3 間に位置する面に配置
された上下一対のクーラント噴射ノズルである。前記ノ
ズル9 〜13は作業側ロールカバー8 に設けられ、図5に
示すように駆動側ロールカバー7 に向けてクーラント油
が噴射され、また、ストリップガイド5,6 の先端からも
クーラント油が噴射されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、ストリップから発生する異物がロールと噛み合
うのを防止でき、ロール系の冷却効果を向上させること
ができるという利点を有している。しかしながら、スト
リップ商品の高品質を要求する場合、支持ロール4 が分
割形であるために生じるストリップ表面の光沢差をなく
す必要がある。この表面光沢差の原因は、支持ロール4
と中間ロール3 の間における金属接触によるコーティン
グ差であるが、本願発明者は、種々調査研究の結果、図
6に示すように下側の中間ロール3 と支持ロール4 で囲
まれたスペース14,15 に有効な油膜が安定して形成され
ていないことに起因していることが判明した。
【0005】図6に斜線で示すのがクーラント油滞留で
あり、ストリップSを左から右に圧延する場合、右(ス
トリップSの出側)の下中間ロール3 とこれに接する支
持ロール4 の間には、クーラント油の滞留がなく油膜が
安定して形成され難く、この不安定な油膜がロール間の
金属移着によるコーティング差を生起させていることが
明らかになった。
【0006】本発明は、上述のような実状並びに発見に
基づきなされたもので、その目的とするところは、少く
とも出側の中間ロールとこれに接触する下支持ロール間
におけるロール表面の油膜形成を安定化させ、ストリッ
プ表面の光沢差をなくし高品質化を図りうる多段圧延機
のクーラント噴射装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、ワークロールと、このワークロールを背面支持す
る2つの中間ロールと、この中間ロールを背面支持する
3つの支持ロールと、これらのロールを冷却・洗浄する
クーラント油を噴射する手段とを有する多段圧延機にお
いて、中間ロールと支持ロールに囲まれたスペースのう
ち少くともストリップの出側のスペースに向けてクーラ
ント油を噴射する手段を、前記支持ロールの下部に配設
したことを特徴としている。また、前記中間ロールと支
持ロールに囲まれたスペースのうち、ストリップの入り
側のスペースに向けてクーラント油を噴射する手段を、
前記支持ロールの下部に配設することができる。
【0008】
【作用】本発明によれば、ワークロールと接する各中間
ロールの上側及び中間ロールと支持ロールの上側は勿論
のこと、中間ロールと支持ロールで囲まれたスペースの
各ロール表面にも安定した油膜が形成され、金属接触に
よるコーティング差が消失する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1に示すものは比較例であり、図2〜図3は本発
明の実施例を示し、圧延機の基本構成及び従来のクーラ
ント装置と共通する部分には、図4〜図6と同符号を付
すと共に同名称を用い、本発明の特徴部分につき詳述す
る。
【0010】図1は本発明の比較例を示し、図4に示す
従来のクーラント装置に、下側中間ロール3 とこれに接
する支持ロール4 で囲まれるスペース14,15 に、駆動側
から作業側に延びるクーラント油を噴射する手段16,17
を付加した点に特徴がある。該第1実施例によれば、図
6に示すクーラント油の滞留に加え、下側のロール3,4
間スペース14,15 にクーラント油が満され、下側の前記
ロール3,4 表面に安定した油膜が形成される。
【0011】図2及び図3は本発明の実施例を示し、
較例と異なるところはクーラント噴射手段16,17 が、中
央の支持ロール4 の両側(図2では左側のみを示してい
るが、右側にもある)に位置してハウジング1 に固着さ
れたサドルフオロア18上に、取付けられている点であ
る。具体的には、前記サドルフオロア18上に取付金具19
により固着されたノズルを備えたクーラント噴射管20
と、該噴射管20へのクーラント供給配管21とからなって
おり、クーラント噴射管20は作業側から駆動側にまで延
びかつストリップガイド5,6 の幅以上の長さを有してい
る。なお、クーラント噴射管20に形成したノズルは、ス
トリップガイド5,6 の幅以上の長さとされている。
【0012】上記実施例において、圧延中に噴射手段1
6,17 から図2に矢印イで示す方向(中間ロール3 に向
けて) にクーラント油を噴射することにより、図6に示
すクーラント油の滞留(図中斜線で示す)に加えて、ロ
ール3,4 間スペース14,15 にクーラント油が満たさ
れ、下側中間ロール3 と支持ロール4 の表面に安定した
油膜が形成され、ロール間の金属移着によるコーティン
グ差がなくなり、ストリップ表面の光沢差が消失する。
【0013】上記実施例によれば、クーラント噴射管20
を支持ロール4 の下側部へ配設したので、各中間ロール
3 及び支持ロール4 を作業側から交換する際にも前記噴
射管20が邪魔にならず、操作性、作業性を害することは
ない。なお、上記実施例においては、中央支持ロール4
の両側からクーラント油を噴射する場合について述べた
が、クーラント油の滞留状態から、ストリップSが左か
ら右へ圧延される場合は、ストリップ出側即ち右側のク
ーラント噴射手段17のみから噴射し、逆に、ストリップ
Sが右から左へ圧延される場合は、左側のクーラント噴
射手段16のみから噴射してもよい。したがって、リバー
スしない圧延機では、ストリップ出側の中間ロール3 と
支持ロール4 のスペースに噴射するクーラント噴射手段
のみを設けることができる。また、上側のロール群の方
に設けることもできる。
【0014】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計変更することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、ワークロールと、このワーク
ロールを背面支持する2つの中間ロールと、この中間ロ
ールを背面支持する3つの支持ロールと、これらのロー
ルを冷却・洗浄するクーラント油を噴射する手段とを有
する多段圧延機において、中間ロールと支持ロールに囲
まれたスペースのうち少くともストリップの出側のスペ
ースに向けてクーラント油を噴射する手段を、前記支持
ロールの下部に配設したことを特徴とするものであるか
ら、従来のクーラント効果に加えて、中間ロールと支持
ロールに囲まれたスペースのロール表面にも安定した油
膜が形成され、コーティング差が起り難く、したがっ
て、ストリップ表面の光沢差を消失させて高品質のスト
リップを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の比較例の要部を示す概略縦断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例の要部拡大正面図である。
【図3】図2のロール等一部を省略した側面図である。
【図4】従来例の中央縦断概略図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】クーラント油の滞留状態説明図である。
【符号の説明】
2 ワークロール 3 中間ロール 4 支持ロール 9〜13 クーラント噴射ノズル 14,15 下側中間ロールと支持ロールで囲まれたスペー
ス 16,17 クーラント噴射手段 S ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−108107(JP,A) 特開 昭60−108106(JP,A) 特開 平5−277524(JP,A) 実開 昭62−96903(JP,U) 実開 昭58−170108(JP,U) 実開 昭57−204813(JP,U) 実開 昭63−25202(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 27/10 B21B 13/14 B21B 28/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークロールと、このワークロールを背
    面支持する2つの中間ロールと、この中間ロールを背面
    支持する3つの支持ロールと、これらのロールを冷却・
    洗浄するクーラント油を噴射する手段とを有する多段圧
    延機において、中間ロールと支持ロールに囲まれたスペ
    ースのうち少くともストリップの出側のスペースに向け
    てクーラント油を噴射する手段を、前記支持ロールの下
    部に配設したことを特徴とする多段圧延機。
  2. 【請求項2】 前記中間ロールと支持ロールに囲まれた
    スペースのうち、ストリップの入り側のスペースに向け
    てクーラント油を噴射する手段を、前記支持ロールの下
    部に配設したことを特徴とする請求項1記載の多段圧延
    機。
JP04203986A 1992-07-30 1992-07-30 多段圧延機 Expired - Lifetime JP3080481B2 (ja)

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