JP3080377B2 - 連結式搬送用機械 - Google Patents

連結式搬送用機械

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JP3080377B2 JP01241770A JP24177089A JP3080377B2 JP 3080377 B2 JP3080377 B2 JP 3080377B2 JP 01241770 A JP01241770 A JP 01241770A JP 24177089 A JP24177089 A JP 24177089A JP 3080377 B2 JP3080377 B2 JP 3080377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、往復路を一体に構成した連結式搬送用機械
に関するもので、歩道橋、屋外作業場、ターミナル、建
築物などにおけるエスカレーター、動く歩道、荷物仕訳
装置などでの利用に適する。
(従来の技術) 従来のエスカレーターを例にとると、ステップ面を水
平に維持する機構として二筋の特殊のガイドレールを用
い、復路はエスカレーターの裏側を逆立ちの姿勢で戻る
構造となっているので、同時に往復行程を行わせるに
は、別々の設備に依らざるを得ない。往復を一体の設備
による連続走行で行うものはない。動く歩道についても
同様である。
(発明が解決しようとする問題点) ステップ基準面を水平に保ちつつ、上昇・下降・水平
走行を通じて、連続した経路を循環する機構と、ステッ
プ台駆動機構が問題である。
(問題を解決するための手段) 往復全行程においてステップ基準面の水平を保つため
に、往路と復路とにおいて、連続しかつ形状の異なった
ステップ台ガイドレールを用いることと、ステップ台を
連結する要素が転回部(往路と復路とを結合する部分)
において、屈折可能なものとすること、およびその場合
に適した駆動機構を選定することを問題解決の主なる手
段とする。
(作用及び実施例) 第1,2図に示すように、階下の往路水平直線走行部
(A)、直線上昇部(B)、階上の往路水平直線走行部
(C)、階上の転回部(D)、階上の復路水平直線走行
部(E)、直線下降部(F)、階下の復路水平直線走行
部(G)、階下の転回部(H)を経て、階下の往路水平
直線走行部(A)に戻るエスカレーターを基本例として
説明する。
第3図に示すように、階下と階上との間を環状に結ぶ
基本ガイドレール01(内側),02(外側、図示省略)に
よって、ステップ台100の基本支持ピン1(内側),2
(外側、図示省略)を案内し、補助ガイドレール03(内
側),04(外側)(いずれも中心線で図示)によって補
助支持ピン3(内側),4(外側)を案内するものとす
る。
各部に対するガイドレール中心の軌跡は下記のように
定められる。
基本支持ピン1の中心をO1、補助支持ピン3の中心を
O3とし、 とし、▲▼がステップ面10と成す角をαとし、
行程傾斜角をとする。O1の軌跡とO3の軌跡との距離hを
求めると、直線上昇部B(第4図)では h=r sin(α+θ) 直線下降部Fでは(第5図) h=r sin(α−θ) 水平走行部では(第6,7図) h=r sinα で表され、水平走行部と傾斜走行部(上昇、下降)との
境界部では、O3の軌跡はO1の軌跡として与えられる緩和
曲線に応じた形状とする。たとえばB部がC部に移る部
分を例にとると、第8図に示すように、直交座標(x,
y)でO1の軌跡を表すと、O3の軌跡(X,Y)は X=x+r cosα,Y=y−r sinα で表される。O2,O4についても同様である。
美観と安全とのため、ガイドレールが各行程において
露出しないように、支持ピンの位置を定めなければなら
ない。
ステップ台を結合する機械要素は特に限定されない
が、傾斜の異なる行程の境界部において水平軸の回り
に、また転回部おいて垂直軸の回りに、それぞれ屈折可
能な構造のものでなければならない。この条件に適する
ものとしては、ワイヤロープ、自在継手で連結したチェ
ーンなどがあるが、第9図(a),(b)に示すよう
に、一端を穴の明いた二股、他端を90゜ねじって穴を空
けた一枚舌としたリンク8を組み合わせた構造のリンク
機構が好適のものの一つで、第3図に示すように、進行
方向に直角な水平ピン80に、この構造のリンク82の二股
部とリンク81の一枚舌部を取り付け、リンク82の一枚舌
部と隣接のステップ台200に取り付けたリンク83の二股
部とをピン812で屈折自在に結合する。
上述のようなリンク機構により、ピン80(水平軸)の
回りと、ピン812(垂直軸)のまわりに屈折可能な連結
要素が得られたことになる。ただしこのリンク機構が支
持ピンと干渉を起こさぬよう、第10図(水平直進部にあ
る場合を示す)のように、基本支持ピン1,2をステップ
台の下部に設けた場合、補助支持ピン3,4をステップ台
側板15,16の外側に設け、リンク機構を側板の内側に設
ける。こうすることは、駆動力がステップ台の中心に近
いという点でも有利である。
結合要素としてワイヤロープを用いた場合は、ワイヤ
ロープにフレキシブルな歯を取り付けて、歯車で駆動す
るのがよく、自在継手で連結したチェーンを用いた場合
は、それに適合する鎖歯車で駆動するのがよい。上述の
リンク機構を用いた場合は、傾斜走行部分B,Fにおい
て、隣接ステップ台100と200とが互いに押し合うように
するため、第11図(B部の場合のみを示す)のように、
上部突起161,261と下部突起162,262を設けておき、上昇
と下降とのいずれの場合にも、一方の上部突起と相手の
下部突起とが接触を保つようにする。
水平直線走行部A,C,E,Gにおいては、隣接するステッ
プ板13と23とが接触するようにする。転回部D,Hにおい
ては隣接するステップ板13,23の内側の角が干渉しない
ように、第13図(ステップ板の輪郭を細線で示す)のよ
うに、内側の角の部分を斜めに除去して、その斜めの部
分132,231が接触してステップ台が正しい姿勢をとるよ
うにする。
第3及び13図に示すように、各ステップ板(13で代表
する)に、転回部Hに設けたステップ台駆動用ピン歯車
5にかみ合う二本のピン状歯61,62を設ける。ここにr1
はピン歯車5のピッチ円半径、αは同じく歯の角ピッ
チである。搭乗者がいない場合は、ステップ台列の重量
は上昇部と下降部とでつり合っており、僅かな動力で駆
動でき、搭乗者がいても上昇側と下降側との搭乗者重量
の差に比例した動力が余分に必要であるが、その大きさ
は比較的小さい。第12図に示すように、歯車軸50は、電
動機6、減速機61を経て、傘歯車装置7によって駆動さ
れる。
移動手すりとしては、第14,15,16図に示すように手す
りユニット9を自在継手で接続したものを用いるのがよ
い。図はそれぞれ平面図及びアーア断面正面図を示し、
90は手すりユニット本体、91はT字片(十字片に代わる
物)、92はT字片縦軸、端面921,922でT字片91の水平
移動を抑制する。93は凹球面、94は凸球面で、隣接する
手すりユニットの凸球面と凹球面とが互いに接触する。
95(4個)はガイドローラ、96,97はピン状歯である。
全行程に対して連続した移動手すりを内側レールの内側
のみに設けるものとし、ステップ台用内側ガイドレール
の内側に平行して設けた移動手すりガイドレール98がガ
イドローラ95を案内して走行させる。第17図に示すよう
に、手すりユニット9(概略の輪郭を細線で示す)を駆
動するには、転回部Hに設けたピン歯車99をピン状歯9
6,97に噛み合わせる。移動手すり駆動用ビン歯車99のピ
ッチ円直径は、ステップ台駆動用ピン歯車5のピッチ円
直径より小さいので、移動手すりのステップ台とを等速
にするため、第12図に示すように、移動手すり駆動用ピ
ン歯車99の軸990は増速装置991で増速する。
ステップ台も移動手すりユニットもそれぞれ個数は整
数であり、しかもそれぞれ寸法誤差は避けられないの
で、成るべく全ステップ台あるいは手すりユニットが常
に互いに押し合う状態にあるように、それぞれレール全
長を調節可能な構造にしておくことが必要である。
屈曲自在に連結されているので、隣接するステップ台
およぴ移動手すりユニットがそれぞれ相互干渉を生じな
いような措置(干渉を起こすような部分を除去するな
ど)を講ずれば、曲線エスカレーターに適用できる。本
発明は動く歩道や類似のものにも適用でき、特に坂や曲
がりのある歩道や、ターミナルの荷物仕訳装置にも適用
できる。
従来のエスカレーターに比べて垂直方向の深さが浅
く、重量も軽いので、在来の階段に僅かな改造を加えた
簡単な工事で設置できる。また傾斜部が長い場合、中間
に設けた踊り場に沿ってレールを設置できるので、搭乗
者の恐怖感を軽減する。
行程が長い場合は駆動機構を二か所以上設けて同期運
転をすることがある。上昇行程と下降行程とが遠く離れ
ている場合も別々の電動機を同期運転をすることがあ
る。各ステップ台の前部と後部に裾が引っ込み勝手のス
カート17を設けるが、転回部では外周側でギャップを生
ずる。しかしその部分は床下に隠されているので、美観
や安全上の問題はない。
なお、駆動を確実あるいは強力にするため、異種の駆
動機構を併用することは妨げないものとする。
(発明の効果) 本発明によれば、簡単軽量な構造によって、上昇・下
降を含む全行程を単一のシステムの形で走行する連結式
搬送用機械が得られ、既存の階段に僅少な改造で往復エ
スカレーターを設置することが可能になる。駅などの公
共施設の階段では、老人や病人にとって上昇に労苦が大
きいばかりでなく、下降の際に転落の危険が大きいの
で、本発明によってこれらの労苦と危険が一挙に除去さ
れる。また歩道橋に応用すれば、敬遠され勝ちな歩道橋
の利用率を著しく高めることができる。
さらに曲線エスカレーターにも応用できるので、適用
場所の制限が緩和されると共に、優雅な曲線を用いてビ
ルディングや観光施設の景観を向上させる効果があり、
曲線路を設定できることはターミナルの荷物仕訳所の作
業効率向上に利用でき、坂や曲がりのある動く歩道にも
応用でき応用面が拡大する。
【図面の簡単な説明】
第1図はエスカレーターのステップ台と移動手すりとの
各レール路線と床面との関係を示す側面図、第2図は同
平面図、第3図は上昇行程におけるステップ台の側面
図、第4図は上昇行程におけるステップ台とガイドレー
ルとの関係説明図、第5図は下降行程における同上図、
第6図は往路水平走行行程における同上図、第7図は復
路水平走行行程における同上図、第8図は上昇行程が水
平走行行程に移る部分における同上図、第9図はステッ
プ台を結合するリンク要素の図で、(a)は平面図、
(b)は側面図、第10図は水平行程におけるステップ台
の正面図、第10a及び10b図はそれぞれ内側及び外側側板
下部の断面側面図、第11図は上昇行程における外側側板
の側面図、第12図は駆動機構の説明図、第13図は転回部
におけるステップ台駆動用ピン歯車のかみ合いを示す平
面図、第14〜16図は手すりユニットを示し、第14図は平
面図、第15図はアーア断面正面図、第16図は継手部分の
断面側面図、第17図は移動手すり駆動用ピン歯車のかみ
合いを示す平面図で、主なる記号は下記の通りである。 01,02……基本ガイドレール、03,04……補助ガイドレー
ル、100,200……ステップ台、1,2……基本支持ピン、3,
4……補助支持ピン、15,25……ステップ台の内側側板、
16,26……ステップ台の外側側板、161,261……ステップ
台の外側側板の上部突起、162,262……同上下部突起、1
7……ステップ台のスカート、5……ステップ台駆動用
ピン歯車、50……同上歯車軸、51,52……ステップ台の
ピン状歯、6……電動機、61……減速機、7……傘歯
車、8……ステップ台結合用リンク、9……移動手すり
ユニット、96,97……移動手すりユニットのピン状歯、9
9……移動手すりユニット駆動用ピン歯車、991……同上
の増速装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】往路と復路とを一体に連結した環状のガイ
    ドレール上に、内側においてステップ面に垂直なコラム
    の垂直軸線上にピン線点をもつ単列のリンクを以てステ
    ップ台を連結し、該連結リンクはコラム中央部の水平ピ
    ン軸に直角な軸線の回りに屈曲可能な構造とし、各ステ
    ップ面を水平に保持するローラ及びそれを案内する別の
    環状のガイドレールを設け、各ステップ台にステップ面
    に垂直な円筒状ピンを複数備えて歯とし、転回部に立軸
    の歯車を設け、連結リンクの屈折によってかみ合う底部
    に凹円弧をもつ歯形によってステップ台列を駆動する機
    構を備えたことを特徴とする連結式搬送用機械。
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JPS54144689A (en) * 1978-04-28 1979-11-12 Murakami Seiki Kousakushiyo Kk Threeedimensional transportation escalator
JP3080376B2 (ja) * 1989-09-07 2000-08-28 雅男 窪田 連結式搬送機械

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